JP5382121B2 - デジタル放送送信装置、デジタル放送受信装置及びデジタル放送伝送システム - Google Patents

デジタル放送送信装置、デジタル放送受信装置及びデジタル放送伝送システム Download PDF

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Description

本発明は、蓄積型放送サービスにおけるデータの欠落を補完するデジタル放送送信装置(以下、「送信装置」と略記する)、デジタル放送受信装置(以下、「受信装置」と略記する)、およびデジタル放送伝送システム(以下、「伝送システム」と略記する)に関する。
近年、放送と通信の融合が進み、テレビジョン放送サービス(以下、「放送型サービス」と略記する)の高度化も進んでいる。従来の放送型サービスは多数の視聴者に同時に同一の内容を伝送できるメリットがある反面、放送局の放送スケジュールに従って視聴または録画をする必要がある。したがって、放送型サービスには、時間的な制約の問題や見逃し等の課題があった。
一方、インターネットなどの通信路からコンテンツを取得するサーバー型オンデマンド放送サービス(以下、「サーバー型放送サービス」と略記する)が普及し始めている。サーバー型放送サービスでは、視聴者は放送スケジュールに縛られずに好きなときに好きな番組を選択し、視聴できるメリットがある。しかしながら、視聴者は通信路経由で放送サービスを受信するため、高品質な放送サービスを実現するためには、高品質な回線を確保する必要がある。また、多人数の同時接続を実現するためにはサーバーに非常に高い処理能力が要求され、結果として費用が大きくなるという課題がある。
そのような中で、放送型サービスとサーバー型放送サービスの中間的な放送サービスである蓄積型放送サービスが注目されている。蓄積型放送サービスでは、放送網を利用して多数の視聴者に同時に同一のコンテンツを配信し、配信された番組などのコンテンツは各端末内の記憶装置(HDDなど)内に蓄積される。視聴者は蓄積されたコンテンツのうち、好きなコンテンツを好きなときに選択し、視聴することが可能となる。すなわち、蓄積型放送サービスは、放送型サービスとサーバー型放送サービスのメリットを併せ持つ放送サービスである。そのため、近年の記憶装置の低廉化によって、蓄積型放送サービスの普及が期待されている。また、新しい蓄積型放送サービスの伝送規格としてTLV(Type Length Value)伝送方式が提案されている。
ところで、提案されているTLV伝送方式では、希望波の搬送波電力と等価雑音電力との比が、所要C/Nを満たすことを条件としている。したがって、悪天候下での放送品質悪化などによって受信端末で正常受信できない(受信エラー)場合に、蓄積されるコンテンツに誤った情報が記録される、または情報が欠落してしまうという課題がある(例えば、非特許文献1参照)。
このような課題に対して、従来の代表的な解決策は以下のようなものである。例えば、放送網経由で取得したデータの欠落分をインターネットなどの通信回線経由で取得する方法がある(例えば、特許文献1参照)。また、受信データにエラーが発生した際には、自動的に同一番組の再放送を検索し、再取得する方法がある(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、特許文献1の構成では、悪天候などにより多数の家庭で受信不良が発生した際には、サーバーへのアクセスが集中してしまうためサーバー型放送サービスと同様に十分な放送サービスを提供するためには、サーバー及び通信回線の品質確保に多くの費用が必要となるという課題を有していた。また、特許文献2の構成では、エラーの発生した番組によっては再放送がなく、データ補完が不可能な場合がある。また、補完を目的にすべての番組の再放送を行うと、放送のための帯域を無駄に消費してしまうという課題を有していた。
特開2005−065232号公報 特開2001−268503号公報
情報通信審議会 諮問2023号 「放送システムに関する技術的条件」のうち「衛星デジタル放送の高度化に関する技術的条件」答申書 総務省 平成20年7月29日 1頁
本発明の送信装置は、蓄積型放送サービスにおける受信エラーによる蓄積データの欠落を補完する送信装置であって、記憶部とコンテナ生成部とフレーム構成部とネットワークアダプタとエラーマップ処理部と再送信制御部とTMCC信号生成部と変調部とを備える。記憶部は、ストリームを蓄積する。コンテナ生成部は、放送するストリームを記憶部から読み出し、コンテナ単位に加工し出力する。フレーム構成部は、コンテナが割付けられたフレーム信号を構成する。ネットワークアダプタは、通信路を経由して受信装置からのエラーマップ信号を受信する。エラーマップ処理部は、エラーマップ信号を演算処理してエラーマップテーブルを作成する。再送信制御部は、エラーマップテーブルを元に再送信するコンテナを決定し、コンテナ生成部に再送信するコンテナを記憶部から読み出して生成させる制御を行う。TMCC信号生成部は、再送信制御部からの再送信制御情報をTMCC信号の拡張領域に割当てる。変調部は、フレーム構成部が構成したフレーム信号と、TMCC信号生成部が生成したTMCC信号とを変調し、送信アンテナへ出力する。
このような構成によって、受信装置のエラーマップ情報に基づいて、受信エラーが多く発生したストリームを、送信装置は再送信することができる。
また、本発明の受信装置は、蓄積型放送サービスにおける受信エラーによる蓄積データの欠落を補完する受信装置であって、チューナと復調部と誤り訂正部とコンテナ処理部と蓄積部とエラーマップ作成部とネットワークアダプタとを備える。チューナは、送信装置からの送信信号を受信する。復調部は、チューナが出力した信号を復号し、主信号とTMCC信号を出力する。誤り訂正部は、復調部で出力された主信号の誤り訂正を行ってフレーム信号に復号し、フレーム信号と誤り訂正を行ったエラーフラグとを出力する。コンテナ処理部は、誤り訂正部で出力されたフレーム信号をコンテナ単位に切り出してデコンテナ化することでストリームを抽出する。蓄積部は、コンテナ処理部からコンテナ単位で出力されるストリームを順次蓄積する。エラーマップ作成部は、誤り訂正部で出力されたエラーフラグを元にエラーマップを作成する。ネットワークアダプタは、エラーマップ作成部で作成したエラーマップを、通信路を経由して出力する。
また、本発明の伝送システムは、蓄積型放送サービスにおける受信エラーによる蓄積データの欠落を補完する伝送システムであって、送信装置と受信装置とを有する。
送信装置は、記憶部とコンテナ生成部とフレーム構成部とネットワークアダプタとエラーマップ処理部と再送信制御部とTMCC信号生成部と変調部とを備える。記憶部は、ストリームを蓄積する。コンテナ生成部は、放送するストリームを記憶部から読み出し、コンテナ単位に加工し出力する。フレーム構成部は、コンテナが割付けられたフレーム信号を構成する。ネットワークアダプタは、通信路を経由して受信装置からのエラーマップ信号を受信する。エラーマップ処理部は、エラーマップ信号を演算処理してエラーマップテーブルを作成する。再送信制御部は、エラーマップテーブルを元に再送信するコンテナを決定し、コンテナ生成部に再送信するコンテナを記憶部から読み出して生成させる制御を行う。TMCC信号生成部は、再送信制御部からの再送信制御情報をTMCC信号の拡張領域に割当てる。変調部は、フレーム構成部が構成したフレーム信号と、TMCC信号生成部が生成したTMCC信号とを変調し、送信アンテナへ出力する。
受信装置は、チューナと復調部と誤り訂正部とコンテナ処理部と蓄積部とエラーマップ作成部とネットワークアダプタとを備える。チューナは、送信装置からの送信信号を受信する。復調部は、チューナが出力した信号を復号し、主信号とTMCC信号を出力する。誤り訂正部は、復調部で出力された主信号の誤り訂正を行ってフレーム信号に復号し、フレーム信号と誤り訂正を行ったエラーフラグとを出力する。コンテナ処理部は、誤り訂正部で出力されたフレーム信号をコンテナ単位に切り出してデコンテナ化することでストリームを抽出する。蓄積部は、コンテナ処理部からコンテナ単位で出力されるストリームを順次蓄積する。エラーマップ作成部は、誤り訂正部で出力されたエラーフラグを元にエラーマップを作成する。ネットワークアダプタは、エラーマップ作成部で作成したエラーマップを、通信路を経由して出力する。
図1Aは、本発明の実施の形態における伝送システムの構成を示すブロック図である。 図1Bは、本発明の実施の形態における送信装置の構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施の形態におけるTLVコンテナの構成を示す図である。 図3は、本発明の実施の形態におけるフレーム構成の一例を示す図である。 図4は、本発明の実施の形態における受信装置の構成を示すブロック図である。 図5は、本発明の実施の形態における誤り訂正部の出力信号の構成を示す図である。 図6は、本発明の実施の形態におけるエラーマップの構成を示す図である。 図7は、本発明の実施の形態におけるエラーマップ作成部に図5の信号を入力した時のエラーマップの構成を示す図である。 図8は、本発明の実施の形態におけるエラーマップテーブル作成のフローチャートである。 図9は、本発明の実施の形態におけるエラーマップテーブルの初期値の構成を示す図である。 図10は、本発明の実施の形態における図7のエラーマップを受信した後のエラーマップテーブルの構成を示す図である。 図11は、本発明の実施の形態におけるエラーマップテーブルの構成を示す図である。 図12は、本発明の実施の形態における受信エラーの規模を判断するための条件を示す図である。 図13は、本発明の実施の形態における放送スケジュールの一例の構成を示す図である。 図14は、本発明の実施の形態における再送信時のフレーム構成の一例を示す図である。
(実施の形態)
以下、この蓄積型放送サービスにおいて、受信エラーによる情報の欠落を補完する伝送システムを具体的に説明する。
図1Aは、本発明の実施の形態における伝送システム50の構成を示すブロック図である。図1Aに示すように、本実施の形態における伝送システム50は、蓄積型放送サービスにおける受信エラーによる蓄積データの欠落を補完する伝送システム50であって、送信装置100と複数の受信装置500とを有する。図1Aでは、4台の受信装置500を示しているが、受信装置500の台数は、これに限るものではない。送信装置100は、送信アンテナ192から電波を用いて蓄積型放送ストリームを送信し、放送する。
なお、本実施の発明では、送信アンテナ192は、放送衛星(図示せず)に向けて、電波を送信し、放送衛星からの電波を受信装置500が受信することを想定している。通常、衛星放送サービスでは、1つのビームにより広範な地域を放送エリアとして確保できるため、衛星は1つのビームのみを送信する。しかし、送信される電波は、衛星においてマルチビームにて送信され、地域ごとに異なるビームを受信する方式の衛星放送サービスも想定される。このような場合、地域ごとに番組、データ、コマーシャルメッセージなどからなる異なるコンテンツが放送される場合も有れば、同一のコンテンツが放送される場合も有りうる。
また、本実施の形態は、衛星放送サービスに限るものではなく、地上波放送サービスにも適用できる。この場合、送信アンテナ192からの電波は、直接、受信装置500が受信する場合もある。また、一旦、送信アンテナ192からの電波が、中継局により、中継された後に再送信され、受信装置500が再送信された電波を受信する場合もある。したがって、受信する地域により、異なるコンテンツが放送される場合が想定される。
複数の受信装置500は、それぞれ受信アンテナ594から、蓄積型放送ストリームを受信する。そして、複数の受信装置500は、受信ストリームを復号しモニタに出力する。また、図示していないが音声信号も出力する。したがって、視聴者は蓄積型放送サービスを視聴することができる。また、複数の受信装置500は、受信エラーを検出する。そして、複数の受信装置500は、受信エラーを検出した場合、エラー情報を元にエラーマップを生成し、通信路190を経由して送信装置100へ受信エラーのフィードバックを行う。通信路190は、例えば、インターネットや公衆回線などから構成されていてもよい。
複数の受信装置500からのエラーマップのフィードバックを演算処理した結果に基づいて、送信装置100は再送信するコンテナを決定する。次に、送信装置100は、再送信時間枠と再送信するための伝送路とを決定する。そして、送信装置100はストリームの再送信を行う。一方、複数の受信装置500は、再送信されたストリームに基づいて、欠落した情報を補完する。以下では、送信装置100及び受信装置500の詳細な構成と動作について説明する。
図1Bは、本発明の実施の形態における送信装置100の構成を示すブロック図である。本実施の形態における送信装置100は、記憶部110と、コンテナ生成部120と、フレーム構成部130と、TMCC信号生成部140と、変調部150と、ネットワークアダプタ160と、エラーマップ処理部170と、再送信制御部180とを備える。
ここで、送信装置100が、蓄積型放送信号を送信アンテナ192へ出力するまでの動作について説明する。受信エラーに応じてコンテンツを再送信する動作については後述する。
はじめに、送信装置100は、外部機器より入力されるAVファイルを記憶部110に蓄積する。すなわち、記憶部110は、ストリームとしてのAVファイルを蓄積する。次に、コンテナ生成部120は、記憶部110から蓄積されたAVファイルを読み出しながら、AVファイルをある長さで区切ってAVストリームとする。そして、コンテナ生成部120は、このAVストリームをコンテナと呼ばれる形式に割り付ける。すなわち、コンテナ生成部120は、放送するストリームを記憶部110から読み出し、コンテナ単位に加工し出力する。
TLVコンテナは、例えば、図2のような形式で定義される。図2は本発明の実施の形態におけるTLVコンテナ(以下、「コンテナ」と略記する)の構成を示す図である。コンテナは、先頭からヘッダ210(1byte)、タイプ220(1byte)、レングス230(2byte)、ペイロード240といった具合に割り当てられている。ペイロード240のペイロード長は、レングス230のフィールドで指定したbyte数を取ることができる。レングス230のフィールドは、2byteである。したがって、レングス230によって、0から65535byteのペイロード長を指定できる。ペイロード長はすべてのコンテナで固定の値(固定長)でも、コンテナ毎に異なって(可変長)もかまわない。しかし、ここでは簡単のため、1508byteの固定長として説明する。このとき、コンテナ全体の長さは1508+1+1+2=1512byteとなる。
また、ペイロード240には先頭から8byteにコンテナID241、残りの1500byteにAVストリーム242を割り付けるものとする。コンテナID241は、コンテナを識別するためのIDでありAVストリームの先頭の1500byte分のデータが割付けられたコンテナのコンテナIDを0、次の1500byte分のデータが割付けられたコンテナのコンテナIDを1、以下、2、3と順次割り当てていくものとする。
例えば、10Mbyteの情報量のAVファイルであれば、1500byteずつのAVストリームに区切ってコンテナ化していくと、10M÷1500=6666.66・・・となることから6667個のコンテナに割付けられることになり、コンテナIDは0〜6666まで使用される。ここで、コンテナIDが0のコンテナをコンテナ0、コンテナIDが1のコンテナをコンテナ1、以下同様にコンテナ2、コンテナ3、・・・、コンテナ6666と呼ぶ。なお、コンテナ6666に1000byteのAVストリーム242を割付けた時点でAVファイルをすべてAVストリームとして割付けを完了する。したがって、コンテナの固定長を維持するため、残りの500byteにはダミーデータ243を挿入して、コンテナ長が1512byteとなるように調整する。
コンテナ生成部120でコンテナ化されたAVストリームのデータを、フレーム構成部130はフレーム信号と呼ばれるデータ構造に割付ける。すなわちフレーム構成部130は、コンテナが割付けられたフレーム信号を構成する。例えば、高度化ISDB−S(Integrated Services Digital Broadcasting−Satellite)伝送方式では、1フレームを120個のスロットと呼ばれる単位に分割して定義している。図3は本発明の実施の形態におけるフレーム構成の一例を示す図である。ここでは簡単のため、図3のように1フレームを5スロットとし、スロット長も5000byteの固定長とし、誤り訂正の単位も1スロット単位とする。1フレーム内の先頭のスロットをスロット1、以下スロット2、スロット3、スロット4、スロット5と呼ぶ。
フレーム構成部130では、このスロットに先頭から順にコンテナを割付けていく。1スロットの長さが5000byteなので、1スロットにおける1512byteのコンテナ数は5000÷1512=3.3068・・・である。したがって、コンテナ0〜コンテナ2をスロット1に割付けると、スロット1の残りは5000−1512×3=464byteとなる。ここにコンテナ3を先頭から割付け、スロット1の割付けを完了する。
次にコンテナ3の続きのbyteから(465byte目から)スロット2に割付けていき、スロット5まででコンテナ15までとコンテナ16の途中までが割付けられ、ここでフレームの割付けを完了する。フレームに収まらなかったコンテナ16のデータはフレームをまたいで、次のフレームのスロット1から割付けられる。
フレーム構成部130が構成したフレーム信号と、TMCC信号生成部140が生成した伝送多重制御信号(TMCC信号;Transmission and Multiplexing Configuration Control)とは、共に変調部150へ送られる。そして、変調部150がフレーム信号とTMCC信号と変調し、送信アンテナ192へ出力する。
送信アンテナ192に送られた変調信号は、例えば、放送衛星を介して各家庭へ放送される。受信側では、この信号を受信アンテナ594で受信し、受信装置500へと伝送する。
次に、受信装置500における、蓄積型放送信号の受信動作について説明する。受信エラー時の再受信動作については後述する。図4は本発明の実施の形態における受信装置500の構成を示すブロック図である。本実施の形態における受信装置500は、チューナ510と、主信号復号化部520と、TMCC信号復号化部530と、コンテナ処理部540と、蓄積部550と、ストリーム処理部560と、エラーマップ作成部570と、ネットワークアダプタ580と、再受信制御部590とを備える。
はじめに、チューナ510は、リモコン592などによる視聴者の選択に基づいて、所定のチャンネルを選局し、送信装置100からの送信信号を、受信アンテナ594を介して受信する。
主信号復号化部520は、復調部521と誤り訂正部522とを含む。主信号復号化部520は、チューナ510から出力した信号を、図3で示されるフレーム信号に復元する。具体的には、復調部521は、チューナ510から出力した信号をデジタル復号し、主信号の部分を誤り訂正部522に出力する。また、復調部521は、TMCC信号の部分をTMCC信号復号化部530に出力する。
誤り訂正部522は、復調部521で出力された主信号の誤り訂正を行い、フレーム信号に復号する。そして、誤り訂正部522は、フレーム信号と誤り訂正を行ったエラーフラグとをコンテナ処理部540とエラーマップ作成部570とにそれぞれ出力する。この際、誤り訂正部522は、エラーフラグと呼ばれる1bitの識別信号をフレーム信号に同期させて出力する。エラーフラグは誤り訂正符号によって、完全に誤りが訂正された場合はエラー無しとして2進数の0を、誤りが残留した場合はエラー有りとして2進数の1を割り当てるものとする。
コンテナ処理部540は、誤り訂正部522で出力されたフレーム信号をコンテナ分離部541でコンテナ単位に切り出す処理を行い、コンテナの先頭を示す信号と共にデコンテナ化部542へ出力する。デコンテナ化部542は、フレーム信号に含まれるストリームを抽出するデコンテナ化処理を行う。デコンテナ化とは、コンテナ内のペイロードを抽出する処理で、ヘッダ210の情報とタイプ220の情報、およびレングス230の情報を用いて、ペイロード部分を抽出する。今回の例では、さらにペイロード部分からコンテナID241を取り除き、ストリームとしてのAVストリーム242を抽出する。なお、今回の例では、コンテナの先頭から13byte目からがAVストリーム242となるので、13byte目から1512byteまでを蓄積部550へと出力する。
蓄積部550は、コンテナ処理部540からコンテナ単位で出力されるAVストリーム242を順次蓄積していく。このとき、コンテナ0のAVストリーム242から順次蓄積し、次のコンテナのAVストリーム242を一つ前のAVストリーム242の直後に結合していく。こうして、番組の最後のコンテナのAVストリーム242を結合し、蓄積すれば、番組のAVファイルとなり、蓄積が完了する。
ストリーム処理部560は、視聴者がリモコン592の操作で蓄積完了したコンテンツの中から特定のコンテンツを選択し、視聴を指示すると、蓄積部550に蓄積されたAVファイルの中から所望のAVファイルを読み出し、デコード処理を行い、ベースバンドの映像音声信号としてモニタおよびスピーカ(図示せず)へ出力する。
この一連の処理にて受信装置500は、コンテンツを受信し、蓄積する。そして、受信装置500は、視聴者の視聴要望に応じてコンテンツを再生する。しかし、一連の処理だけでは、受信時の天候不良などにより受信エラーが発生した際には、蓄積されるコンテンツに誤りデータが含まれる。その結果、視聴の際に映像にブロックノイズが発生するなどの不具合を生ずる。
本実施の形態における受信装置500は受信エラー情報からエラーマップを作成し、送信装置100へ通信路190を経由して転送する。このようにして、受信装置500は、送信装置100へ必要なデータの再送信を促す。そして、受信装置500は、送信装置100が送信する再送信情報をもって欠落情報を補完する。ここで、その動作について説明する。
前述のように、誤り訂正部522において受信信号の誤りを完全に訂正することが出来ないときには、受信エラーとしてエラーフラグとして1を付加して、エラーマップ作成部570へと出力される。図5は本発明の実施の形態における誤り訂正部522の出力信号の構成を示す図で、スロット2にエラーが残存した場合の誤り訂正部522の出力信号を示す。誤り訂正がスロット単位でなされるため、エラーフラグ信号はスロット単位で変化する。この例では、エラーフラグ信号は、スロット1では0、スロット2で1、スロット3で0となる。そして、エラーマップ作成部570は、図5に示す誤り訂正部522で出力されたエラーフラグを元にエラーマップを生成する。
図6は本発明の実施の形態におけるエラーマップの構成を示す図である。エラーマップは、ヘッダ710(8byte)、番組ID720(8byte)、エラーコンテナID730(n×8byte)からなる。ヘッダ710は、エラーマップの始まりを特定する同期パターンと、例えば、受信装置500を特定する受信装置IDや受信された地域を示す情報などを含む。ここで、受信装置IDは、例えばデジタル放送サービスで使用されるB−CASカードのID番号を用いてもよい。また、受信装置IDは、受信装置500を特定できればよく、例えば受信装置500に固有の製造番号などを用いてもよい。受信された地域を示す情報は、衛星放送サービスでは、例えば地域ごとに異なるビームを特定する固有の番号などを用いてもよい。また、地上波放送サービスでは、例えば地域識別コードなどを用いてもよい。
番組ID720は、どの番組(コンテンツ)に関するエラーマップであるかを識別するためのIDで、例えばデジタル放送サービスで用いられるイベントIDを用いてもよい。エラーコンテナID730は、図2のコンテナID241のうち、エラーの含まれるコンテナのコンテナID241のみを順に並べたものである。ここで、誤りのあるコンテナのコンテナID241を特定する方法を説明する。
図5の例であれば、エラーが含まれるコンテナはコンテナ3、コンテナ4、コンテナ5、コンテナ6になる。しかし、単純にコンテナ3〜コンテナ6のコンテナID部分を抽出すると、コンテナに含まれるビット誤りがコンテナIDに含まれていた場合に、エラーマップを作成する処理において不具合が生ずる。そこで、誤りを含むコンテナの前後のスロットのコンテナのコンテナIDからエラーが含まれるコンテナを推定する。まず、エラーが含まれるスロットの直前のスロット内で完結する最後のコンテナのコンテナID241を抽出する。
図5の例ではスロット2にエラーが含まれるのでエラーが含まれるスロットの直前のスロットはスロット1となり、そのスロット内で完結する最後のコンテナはコンテナ2となり、そのコンテナIDは2となる。次に、エラーが含まれるスロットの直後のスロット内で開始する最初のコンテナのコンテナID241を抽出する。図5の例では、エラーが含まれるスロットの直後のスロットはスロット3で、そのスロット内で開始する最初のコンテナはコンテナ7となり、そのコンテナID241は7となる。エラーが含まれるコンテナは際ほど抽出したコンテナIDの2と7の間のコンテナIDなので、3、4、5、6がエラーの含まれるコンテナのコンテナIDとなり、エラーマップは図7のようになる。図7は、本発明の実施の形態におけるエラーマップ作成部570に図5の信号を入力した時のエラーマップの構成を示す図である。
ネットワークアダプタ580は、エラーマップ作成部570で作成したエラーマップを、通信路190を経由して、送信装置100に出力する。また、エラーマップは再受信時に利用するので蓄積部550に出力し、保存しておく。
次に、送信装置100が受信装置500から送信されるエラーマップを受信し、エラー情報を処理した上で、再送信を行う動作について説明する。
ネットワークアダプタ160は、通信路190を経由して複数の受信装置500からのエラーマップを受信し、エラーマップ処理部170へ出力する。エラーマップ処理部170は、複数の受信装置500から送られてくるエラーマップ情報を統計処理し、エラーマップテーブルを作成する。
ここで、エラーマップテーブルを作成する手順について図8のフローチャートを用いて説明する。図8は本発明の実施の形態におけるエラーマップテーブル作成のフローチャートである。
送信装置100は、放送の開始と同時にエラーマップテーブル作成処理を開始し、該当番組の番組IDを記憶し、エラーマップテーブルを記憶するメモリ領域を確保する(ステップS901)。図9は本発明の実施の形態におけるエラーマップテーブルの初期値の構成を示す図である。ここでは、番組IDが501で送信の際に6667個のコンテナで送出した番組を例に取る。この場合、送信装置100は、エラーマップテーブルの初期値として、図9に示すように番組IDとして501を保存し、エラーマップテーブルとして0〜6666の各コンテナのエラー数の合計を保存するテーブルの初期テーブルを作成し、それらをメモリに保存する。エラー数の合計は初期値では0を保存しておく。
次に、エラーマップテーブルの作成を終了するかどうかの判断をおこなう。エラーマップテーブルの作成は一定時間経過したところで、受信装置500からのエラーマップの受信を打ち切り、終了とする。ここでは放送終了から一定時間、例えば、1時間が経過したかどうかを確認する(ステップS902)。
ステップS902において一定時間が経過した場合は(ステップS902の「Yes」)、エラーマップテーブルの処理を終了する。また、ステップS902において、一定時間が経過していない場合は(ステップS902の「No」)、エラーマップ処理部170がデータを受信したかどうかの判定を行う(ステップS903)。
ステップS903においてデータを受信していれば(ステップS903の「Yes」)、受信したデータから番組ID部分を抜き出し、該当の番組に関するエラーマップデータであるかどうかを番組IDが一致しているかどうかで判定する(ステップS904)。この処理において、すでにエラーマップテーブル作成を終了した番組や、他の送信装置(放送局)から送出された番組、または、不正なヘッダ710を持つなどの、無効なデータは廃棄され、該当の番組のデータのみを選択する。すなわち、番組IDがステップS901の処理で保存したものと一致すれば有効なデータとする。
ステップS904において番組IDが一致していれば(ステップS904の「Yes」)、データからエラーコンテナID部分を抽出し、エラーマップテーブルに追加していく(ステップS905)。具体的には抽出したエラーコンテナIDに該当するテーブルのエラー合計数に1を加算する。例えば、図10に本発明の実施の形態における図7で示されるエラーコンテナを受信した後のエラーマップテーブルの構成を示す図を示す。この場合、エラーコンテナID3、4、5、6を受信することになるので、図10のようにTLV IDの3、4、5、6の値が0から1となる。そして、ステップS902に戻る。
また、ステップS903においてデータを受信していない場合(ステップS903の「No」)、ステップS904において番組IDが一致していない場合は(ステップS904の「No」)、ステップS902に戻る。
この一連の動作をステップS902で一定時間経過を判定するまで繰り返すと、例えば図11のようなエラーマップテーブルが完成する。図11は本発明の本発明の実施の形態におけるエラーマップテーブルの構成を示す図である。
上記したように、再送信制御部180は、エラーマップテーブルを元に再送信するコンテナを決定し、エラーマップ処理部170が作成したエラーマップテーブルを元に再送信の制御を行う。再送信制御部180は、緊急度に応じて、再送信するための伝送路および再送信時間枠の選択を行う。選択する際の判断基準として、エラーマップテーブルで示されるエラー数の合計の値の最大値を利用する(図11の例では4003)。このエラー数の合計の値の最大値を用いて、受信エラーの発生規模を判定する。放送システムの規模に応じて閾値を設定しておき、エラー数の合計の値の最大値がある第1の閾値よりも大きければ大規模範囲での受信エラーと判断できる。また、エラー数の合計の値の最大値が第1の閾値よりも小さい第2の閾値よりも小さければ局地的な受信エラーと判断できる。エラー数の合計の値の最大値が第1の閾値と第2の閾値の間であれば中規模な受信エラーと判断できる。また、エラー数の合計の値の最大値が極小数である第3の閾値以下であれば、受信エラーはたとえば、受信アンテナ594の据付不良などの個別のエラーであると判断することも可能である。
例えば、図12に本発明の本発明の実施の形態における受信エラーの規模を判断するための条件を示す。図12では第1の閾値に3000、第2の閾値に1000、第3の閾値に100であると判断する表である。図11の例のように、TLV IDが2のエラー数の合計の最大値が4003の場合はエラー数の合計の最大値が第1の閾値(3000)以上に該当するため、大規模の範囲で受信エラーが発生していると判断する。また、TLV IDが1、3、4、5、6は第2の閾値よりも小さいので局地的な受信エラーと判断する。そして、その他のTLV IDのときは第3の閾値以下である。
再送信制御部180はこの手順において推定した受信エラーの規模に応じて、再送信の緊急度を決定する。例えば、大規模エラーであれば緊急性が高く、中規模エラーであれば緊急性が低い、といったように決定する。
再送信制御部180は、次に、再送信に必要な時間を次の計算式にて算出する。まず、再送信するデータの量は再送信するコンテナのbyte数の総和となる。今回の例では、すべてのコンテナの長さを等しくしているので、再送信するコンテナの数×コンテナ長で算出できる。図11の例では再送信するコンテナはTLV IDが1、2、3、4、5、6、7のコンテナなので再送信するコンテナの数は7となる。コンテナ長が1512byteであるから、再送信するデータの量は7×1512=10584byteとなる。このデータの量を伝送容量で除算することで、転送に必要な時間を算出できる。ここでは簡単のため、高階層であれば1/2時間で、低階層であれば2時間で再送信可能であるとする。
図13にある日の放送スケジュールの例を示す。図13は本発明の実施の形態におけるある放送局での14:00〜翌3:00までの放送スケジュールの一例の構成を示す図である。この例では、図13に示すように高階層で放送サービスの本来の番組を伝送し、低階層でデータの再送信を行っている。高階層では翌1:00まで放送枠が埋まっており、低階層では14:00〜16:00および20:00〜0:00までの再送信枠が埋まっている状態である。ここで、番組1の再送信を例に取ると、番組1は14:00〜16:00まで高階層にて蓄積型放送信号を伝送する。次に伝送終了した16:00〜17:00の間に受信装置500からのエラーマップデータの受付処理を行い、エラーマップテーブルを作成する。
この作業により図11のエラーマップテーブルが得られたとすると、図12の条件から、再送信の緊急性が高いと判断される。高階層で再送信すれば1/2時間で再送信が完了するが、図13の放送スケジュールによると、高階層の放送スケジュールは0:00まで埋まっており、空き1は深夜1:00となるため再送信が完了するのは1:30となってしまう。一方、低階層では2時間で再送信が可能であるため、17:00以降の低階層の空き帯域のうち、空き4と空き5が条件に合致する。そこで、空き4と空き5を用いて再送信を行うものと決定する。このようにして、再送信制御部180は、再送信するための伝送路(すなわち、低階層、あるいは高階層)および再送信時間枠の選択を行う。すなわち、エラー数の合計の値の最大値と、再送信データの高階層、低階層それぞれでの再送信時間を用いることで、本実施の形態における送信装置100は、最適な再送信スケジュールを決定し帯域を有効に利用することが可能である。
次に、再送信制御部180は受信装置500に決定した再送信スケジュールの通知を行う。受信装置500への通知は、TMCC信号生成部140は、再送信制御部180からの再送信制御情報である再送信スケジュールをTMCCの拡張領域に割り当てて、TMCC信号で通知してもよい。また、TMCC信号生成部140は、再送信制御情報である再送信スケジュールを電子番組ガイドであるEPG(Electric Program Guide)データやECG(Electric Content Guide)データとして通知してもよい。ここではTMCC信号で通知するものとし、再送信制御部180は空き4と空き5で再送信するという再送信時間情報をTMCC信号生成部140へ出力する。TMCC信号生成部140は番組IDが501の番組の再送信を空き4と空き5で行うというスケジュール情報をTMCCの拡張領域に割り当てて変調部150へと出力する。
次に、再送信制御部180は番組IDが501の番組の再送信を空き4と空き5で行うというスケジュール情報および低階層を用いて再送信するという情報をコンテナ生成部120へと出力する。コンテナ生成部120は再送信制御部180から送られた再送信情報を元に、空き4および空き5の時間になると、記憶部110から該当する番組IDのエラーマップテーブルから再送信するべきコンテナを読み出し、フレーム構成部130へと出力する。フレーム構成部130では、高階層に番組3を割り付け、低階層に番組1の再送信コンテナを割り付ける。
図14に本発明の実施の形態における再送信時のフレーム構成の一例を示す図、高階層に番組3を、低階層に番組1を割り付けたときのフレーム構成を示す。ここでは簡単のため、1フレームを5スロットとし、スロット1〜4に高階層を、スロット5に低階層を割り付けるものとする。そして、スロット1の先頭から番組3のコンテナ0、コンテナ1、コンテナ2と割り付けていき、スロット4までで、コンテナ13の途中まで割り付ける。そして、スロット4に収まらなかったコンテナ13のデータは、フレームをまたいで、次のフレームのスロット1から割付けられる。スロット5の先頭からは番組1の再送信コンテナが割り付けられる。再送信コンテナはコンテナ1〜7なので、スロット5の先頭からコンテナ1、2と割り付け、コンテナ4の途中までが割り付けられる。そして、スロット5に収まらなかったコンテナ4のデータは、フレームをまたいで、次のフレームのスロット5の先頭から割付けられる。
このように割り付けたフレームを変調部150から送信アンテナ192へ出力することで、送信装置100は再送信処理を完了する。
次に、受信装置500での再送信データの再受信動作について説明する。
受信装置500は、TMCCデコーダ532において、受信した信号から、再送信のスケジュール情報を抽出する。この例では、図13の空き4と空き5、すなわち17:00〜19:00に低階層で再送信されるという情報を受信し、再受信制御部590へ出力する。
再受信制御部590は再受信に関する制御を行うブロックであり、以下のように動作する。はじめに、再受信制御部590は再送信のスケジュールを監視し、再送信時間(17:00)になるとチューナ510に所定のチャンネルを選局させる信号を出力する。また、低階層を用いて再送信されるという情報をコンテナ処理部540に出力する。
再受信時においても、コンテナ処理部540で行うコンテナ分離、デコンテナ化処理の手順は通常受信と同様であるが、通常受信時は全コンテナが処理されるのに対して、再受信時には対象となるデータのみを処理される。具体的には、コンテナ分離部541は再送信データが低階層で送信されているので、図14で示されるフレームのスロット5のみを対象にコンテナ分離処理を行い、デコンテナ化部542へ出力する。
デコンテナ化部542は、蓄積部550に保存されたエラーマップの中から、再受信制御部590から送られてきた番組IDが一致するエラーマップを読み出す。そして、デコンテナ化部542は、コンテナ分離部541から入力されるコンテナのコンテナID241と、エラーマップに含まれるエラーマップIDが一致するコンテナのみをデコンテナ化する。そして、デコンテナ化部542は、AVストリームを抽出し、蓄積部550の所定の位置に書き込む。このようにして、受信装置500は、通常受信での受信エラーによるデータ欠落を補完する。今回の例では図7のエラーマップから、再受信の対象コンテナは、TLV IDが3、4、5、6のコンテナとなるので、再送信されたコンテナの中から、TLV IDが3、4、5、6のコンテナのみをデコンテナ化し、蓄積部550に保存する。
上記したように、本実施の形態における受信装置500は、復調部521で出力されたTMCC信号を復号するTMCC信号復号化部530と、TMCC信号に再送信制御情報が入っているとき、コンテナ処理部540に対象であるコンテナをコンテナ処理させる再受信制御を行う再受信制御部590と、を備えている。
そして、本実施の形態における蓄積型放送サービスにおける受信エラーによる蓄積データの欠落を補完する伝送システム50は、送信装置100と、複数の受信装置500と、を備えている。送信装置100から送信された蓄積型放送ストリームが受信装置500で受信エラーとなった場合、複数の受信装置500はエラー情報を元にエラーマップを生成し、通信路190を経由して送信装置100へ受信エラーのフィードバックを行う。また、複数の受信装置500からのエラーマップのフィードバックを演算処理した結果を元に、送信装置100は再送信スケジュールと再送信の伝送路を決定し、ストリームの再送信を行う。そして、複数の受信装置500は、ストリームの再送信を受信し、欠落した情報を補完する。
以上のように、本実施の形態における受信装置500及び伝送システム50によれば、受信エラーが発生したとき、受信装置500から送信装置100に受信エラーのコンテナIDを連絡する。その結果、蓄積型放送サービスのメリットである、一斉配信のメリットを生かしつつ、受信エラーによる蓄積データの欠落を、放送帯域の消費を抑えながら効果的に補完することができる。
なお、本実施の形態において、受信装置500が番組終了後に送信装置100にエラーマップを送信し、送信装置100が番組終了後の一定時間経過後にエラーコンテナの再送信を行うとした。しかし、番組の途中に受信装置500からエラーマップテーブルを受信して、番組終了直後や番組中にエラーコンテナの再送信を行うとしても良い。その場合、受信装置500が所定数のコンテナ数毎にエラーマップテーブルを作成し、送信装置100が所定数のコンテナ単位でエラーコンテナの再送信を行う。
また、図6に示したエラーマップには、受信装置500が設置された地域を識別できる情報を含むことができる。この場合、再送信制御部180が、受信エラーの発生した地域を特定することができる。再送信制御部180は、少なくとも、再送信制御部180の特定した受信エラーが発生した地域に対して、送信装置100が所定数のコンテナ単位でエラーコンテナの再送信を行ってもよい。このようにすれば、特定の地域でのみ生じた受信エラーにも、本実施の形態の伝送システム50は適用できる。したがって、マルチビーム型の衛星放送サービスの場合や地上波放送サービスの場合において、電波の有効利用や受信機の消費電力の低減に有効である。
本発明は、デジタル放送システム等に利用可能であり、特に蓄積型放送サービスのように多数の家庭に一斉配信したデータが受信エラーなどで欠落した際の補完技術として有用である。
50 伝送システム(デジタル放送伝送システム)
100 送信装置(デジタル放送送信装置)
110 記憶部
120 コンテナ生成部
130 フレーム構成部
140 TMCC信号生成部
150 変調部
160 ネットワークアダプタ
170 エラーマップ処理部
180 再送信制御部
190 通信路
192 送信アンテナ
500 受信装置(デジタル放送受信装置)
510 チューナ
520 主信号復号化部
521 復調部
522 誤り訂正部
530 TMCC信号復号化部
531 誤り訂正部
532 TMCCデコーダ
540 コンテナ処理部
541 コンテナ分離部
542 デコンテナ化部
550 蓄積部
560 ストリーム処理部
570 エラーマップ作成部
580 ネットワークアダプタ
590 再受信制御部
592 リモコン
594 受信アンテナ

Claims (5)

  1. 蓄積型放送サービスにおける受信エラーによる蓄積データの欠落を補完するデジタル放送送信装置であって、
    ストリームを蓄積する記憶部と、
    放送するストリームを前記記憶部から読み出し、コンテナ単位に加工し出力するコンテナ生成部と、
    前記コンテナが割付けられたフレーム信号を構成するフレーム構成部と、
    通信路を経由してデジタル放送受信装置から、誤りが含まれるコンテナを示すエラーマップ信号を受信するネットワークアダプタと、
    前記エラーマップ信号を演算処理してエラーマップテーブルを作成するエラーマップ処理部と、
    前記エラーマップテーブルを元に再送信するコンテナと、前記再送信するコンテナのデータ量と前記再送信するコンテナを再送信する伝送路の空き状況とから前記再送信するコンテナを送信するスケジュールと、を決定し、前記コンテナ生成部に前記再送信するコンテナを前記記憶部から読み出して生成させる制御を行う再送信制御部と、
    前記再送信制御部からの、前記再送信するコンテナを送信するスケジュールを含む再送信制御情報をTMCC信号の拡張領域に割当てるTMCC信号生成部と、
    前記フレーム構成部が構成した前記フレーム信号と、前記TMCC信号生成部が生成した前記TMCC信号とを変調する変調部と、
    を備えるデジタル放送送信装置。
  2. 前記再送信制御部は、
    前記エラーマップテーブルから受信エラーの規模に応じた再送信の緊急度を決定し、
    前記緊急度に応じて前記再送信の伝送路を選択する請求項1に記載のデジタル放送送信装置。
  3. 前記再送信制御部は、前記エラーマップテーブルを元に再送信する地域を特定し、
    少なくとも前記地域に対して、再送信する前記コンテナを送信する請求項1に記載のデジタル放送送信装置。
  4. 蓄積型放送サービスにおける受信エラーによる蓄積データの欠落を補完するデジタル放送伝送システムであって、
    ストリームを蓄積する記憶部と、
    放送するストリームを前記記憶部から読み出し、コンテナ単位に加工し出力するコンテナ生成部と、
    前記コンテナが割付けられたフレーム信号を構成するフレーム構成部と、
    通信路を経由してデジタル放送受信装置からの、誤りが含まれるコンテナを示すエラーマップ信号を受信するネットワークアダプタと、
    前記エラーマップ信号を演算処理してエラーマップテーブルを作成するエラーマップ処理部と、
    前記エラーマップテーブルを元に再送信するコンテナと、前記再送信するコンテナのデータ量と前記再送信するコンテナを再送信する伝送路の空き状況とから前記再送信するコンテナを送信するスケジュールと、を決定し、前記コンテナ生成部に前記再送信するコンテナを前記記憶部から読み出して生成させる制御を行う再送信制御部と、
    前記再送信制御部からの、前記再送信するコンテナを送信するスケジュールを含む再送信制御情報をTMCC信号の拡張領域に割当てるTMCC信号生成部と、
    前記フレーム構成部が構成した前記フレーム信号と、前記TMCC信号生成部が生成した前記TMCC信号とを変調し、送信アンテナへ出力する変調部と、
    を備えるデジタル放送送信装置と、
    前記デジタル放送送信装置からの送信信号を受信するチューナと、
    前記チューナが出力した信号を復号し、主信号とTMCC信号を出力する復調部と、
    前記復調部で出力された主信号の誤り訂正を行ってフレーム信号に復号し、フレーム信号と誤り訂正を行ったエラーフラグとを出力する誤り訂正部と、
    前記誤り訂正部で出力されたフレーム信号をコンテナ単位に切り出してデコンテナ化することでストリームを抽出するコンテナ処理部と、
    前記コンテナ処理部からコンテナ単位で出力されるストリームを順次蓄積する蓄積部と、
    前記誤り訂正部で出力されたエラーフラグを元に誤りが含まれるコンテナを示すエラーマップを作成するエラーマップ作成部と、
    前記エラーマップ作成部で作成したエラーマップを、通信路を経由して出力するネットワークアダプタと、
    前記復調部で出力された前記TMCC信号を復号するTMCC信号復号化部と、
    前記TMCC信号に再送信するコンテナを送信するスケジュールを含む再送信制御情報が入っているとき、前記コンテナ処理部に対象であるコンテナをコンテナ処理させる再受信制御を行う再受信制御部と、
    を備えるデジタル放送受信装置と、
    を有するデジタル放送伝送システム。
  5. ストリームを蓄積するステップと、
    放送するストリームを前記蓄積したストリームから読み出し、コンテナ単位に生成するステップと、
    前記コンテナが割付けられたフレーム信号を構成するステップと、
    通信路を経由してデジタル放送受信装置から、誤りが含まれるコンテナを示すエラーマップ信号を受信するステップと、
    前記エラーマップ信号を演算処理してエラーマップテーブルを作成するステップと、
    前記エラーマップテーブルを元に再送信するコンテナと、前記再送信するコンテナのデータ量と前記再送信するコンテナを再送信する伝送路の空き状況とから前記再送信するコンテナを送信するスケジュールと、を決定し、前記再送信するコンテナを読み出してコンテナ単位に生成させる制御を行うステップと、
    前記再送信するコンテナを送信するスケジュールを含む再送信制御情報をTMCC信号の拡張領域に割当てるステップと、
    前記フレーム信号と前記TMCC信号とを変調するステップと、
    を備える蓄積型放送サービスにおける受信エラーによる蓄積データの欠落を補完するデジタル放送送信装置での方法。
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