JP2000114756A - 電子部品搭載用基板に用いる放熱板 - Google Patents

電子部品搭載用基板に用いる放熱板

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JP2000114756A
JP2000114756A JP10288386A JP28838698A JP2000114756A JP 2000114756 A JP2000114756 A JP 2000114756A JP 10288386 A JP10288386 A JP 10288386A JP 28838698 A JP28838698 A JP 28838698A JP 2000114756 A JP2000114756 A JP 2000114756A
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恒 箕浦
Fumitaka Takagi
史貴 高木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板に対する接着力が高く,従来より少ない
工程で製造できる放熱板,その製造方法,及びこの放熱
板を用いた電子部品搭載用基板を提供すること。 【解決手段】 電子部品搭載用基板2の絶縁基板7に配
設された放熱板1である。放熱板は絶縁基板に対面する
IC側金属板11と,その反対側に設けた反対側金属板
12とからなる。放熱板の製造方法は,IC側金属板1
1と反対側金属板12とを一対のローラ3の間に挿通さ
せて両者からなる圧着体10を得る工程と,圧着体に外
形加工を施して放熱板を形成する工程とからなる。ロー
ラ3の少なくとも一方は,転写用粗化面313を有する
転写ローラ31であり,転写ローラは挿通時に転写用粗
化面に対向するIC側金属板の外側表面117,又は反
対側金属板の外側表面127に対して転写用粗化面31
3の表面形状を転写する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,電子部品搭載用基板に用いる放
熱板,その製造方法,及びこの放熱板を用いた電子部品
搭載用基板に関する。
【0002】
【従来技術】図4(d)に示すごとく,例えば,電子部
品搭載用基板に用いる放熱板9は,粗化表面911を有
する金属板91と,その粗化表面911に形成されたメ
ッキ膜92とからなる。上記放熱板9の製造方法として
は,従来,図4(a),図4(b)に示すごとく,原板
90に打ち抜き加工を施して所定形状の金属板91を形
成する工程と,図4(b),図4(c)に示すごとく,
金属板91に粗化処理を施して粗化表面911を形成す
る工程と,図4(c),図4(d)に示すごとく,金属
板91の粗化表面911にメッキ膜92を形成する工程
とからなる。
【0003】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来の放
熱板の製造方法においては,少なくとも打ち抜き,粗化
処理,及びメッキ処理という3工程が必要であり,工程
数の削減が求められている。また,放熱板は,放熱性を
確保するため,電子部品搭載用基板に接着して使用す
る。そのため,放熱板には,基板に対する高い接着力が
求められる。
【0004】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,基板に対する接着力が高く,従来より少
ない工程で製造できる電子部品搭載用基板に用いる放熱
板,その製造方法,及びこの放熱板を用いた電子部品搭
載用基板を提供しようとするものである。
【0005】
【課題の解決手段】請求項1に記載の発明は,第1金属
板と第2金属板とを一対のローラの間に挿通させて上記
第1金属板と上記第2金属板とからなる圧着体を得る工
程と,上記圧着体に外形加工を施して放熱板を形成する
工程とからなる,電子部品搭載用基板に用いる放熱板の
製造方法であって,上記一対のローラの少なくとも一方
は,転写用粗化面を有する転写ローラであり,該転写ロ
ーラは金属板挿通時に上記転写用粗化面に対向する上記
第1金属板又は上記第2金属板の外側表面に対して上記
転写用粗化面の表面形状を転写することを特徴とする電
子部品搭載用基板に用いる放熱板の製造方法にある。
【0006】本発明において最も注目すべきことは,上
記第1金属板と上記第2金属板とを圧着すると共に,上
記2枚の金属板の少なくとも一方の金属板の外側表面に
対して上記転写ローラの転写用粗化面の表面形状を転写
することである。
【0007】次に,本発明の作用につき説明する。本発
明の製造方法においては,上記一対のローラの少なくと
も一方が上記転写ローラである。そのため,上記一対の
ローラの間に上記第1金属板と上記第2金属板とを挿通
する工程を行うことにより,上記2枚の金属板の少なく
とも一方の金属板の外側表面に上記転写ローラの転写用
粗化面の表面形状を転写することができる。それ故,こ
の1工程だけで少なくとも一方の表面が粗化された圧着
体を得ることができる。そして,該圧着体は次の1工程
で上記外形加工を施すことにより放熱板となる。
【0008】上記のごとく,本発明の製造方法によれ
ば,上記一対のローラ間への上記第1金属板,第2金属
板の挿通による圧着と,外形加工という2工程で放熱板
を製造することができる。また,上記圧着と転写とは,
上記ローラの回転により容易に行うことができる。ま
た,上記圧着体は連続的に生産されるので,取扱いが容
易となり,大量生産に適している。
【0009】次に,本発明について詳細に説明する。上
記第1金属板と上記第2金属板とは,上記ローラ間を挿
通することにより,圧縮して延ばすことで接着できる。
また,両者の密着を良くするために両者に熱を加えた
り,あるいは互いの接着面を予め粗くしておいたり,化
学的に粗化又は活性化してもよい。上記ローラは,長期
使用するうちに劣化して表面粗さRzが低下していくの
で,例えばブラスト研磨等を定期的又は継続的に行い,
上記転写ローラの転写用粗化面の表面粗さRzを機械的
に維持することが好ましい。上記外形加工としては,打
ち抜き加工,レーザー加工,放電加工,超高圧水切断加
工等がある。
【0010】次に,請求項2の発明のように,上記転写
ローラの転写用粗化面の表面粗さRzは0.5〜10μ
mであることが好ましい。上記表面粗さRzとは十点平
均粗さをいう。これにより,上記第1金属板,第2金属
板の被転写表面を適切な表面粗さRzに粗化することが
できる。
【0011】一方,上記転写用粗化面の表面粗さRzが
0.5μm未満の場合には,上記第1金属板,第2金属
板と例えば封止樹脂,ICチップ,基板等との密着性が
低下するというおそれがある。また,上記転写用粗化面
の表面粗さRzが10μmを超える場合には,上記第1
金属板,第2金属板と例えば封止樹脂,ICチップ,基
板等との接触部分が点状になり,熱伝導性が低下した
り,逆に密着性が低下するというおそれがある。
【0012】次に,請求項3の発明のように,上記第1
金属板と上記第2金属板との間には,中間金属板を配置
することが好ましい。これにより,放熱特性を安定させ
ることができる。上記中間金属板としては,例えば銅,
酸化銅板等を用いる。
【0013】次に,請求項4の発明は,第1金属板と第
2金属板とを圧着してなる,電子部品搭載用基板に用い
る放熱板であって,上記第1金属板の外側表面と上記第
2金属板の外側表面の少なくとも一方は粗化面であるこ
とを特徴とする電子部品搭載用基板に用いる放熱板にあ
る。
【0014】この場合には,上記放熱板を,電子部品搭
載用基板に接着するにあたって,接着面として上記粗化
面を使用することにより,基板に対する接着力を十分に
高くすることができる。
【0015】次に,請求項5の発明のように,上記粗化
面の表面粗さRzは0.5〜10μmであることが好ま
しい。これにより,電子部品搭載用基板に放熱板を接着
するにあたって,基板への放熱板の接着力をより確実に
高くすることができる。
【0016】一方,上記粗化面の表面粗さRzが0.5
μm未満の場合には,上記放熱板と例えば封止樹脂,I
Cチップ,基板等との密着性が低下するというおそれが
ある。また,上記粗化面の表面粗さRzが10μmを超
える場合には,上記放熱板と例えば封止樹脂,ICチッ
プ,基板等との接触部分が点状になり,熱伝導性が低下
したり,逆に密着性が低下するというおそれがある。
【0017】次に,請求項6の発明のように,上記第1
金属板と上記第2金属板とは,互いに異なる材質からな
ることが好ましい。これにより,放熱のムラを無くすと
いう効果を得る。
【0018】また,上記第1金属板,第2金属板として
は,例えば銅,アルミニウム,銀,ニッケル,金,パラ
ジウム,鉛,スズ,あるいはそれらを主体とする合金等
を用いることができる。
【0019】次に,請求項7の発明のように,上記第1
金属板と上記第2金属板との間には,中間金属板が設け
られている構造とすることができる。例えば上記第1金
属板の材質としてはアルミニウム,上記第2金属板の材
質としてはニッケル,上記中間金属板の材質としては銅
等を用いることができる。
【0020】また,上記第1金属板,第2金属板,中間
金属板のすべてを異なる材質としてもよいし,上記第1
金属板と上記第2金属板とを同じ材質とし,上記中間金
属板を異なる材質とすることもできる。
【0021】上記放熱板は,電子部品搭載用基板に用い
ることができる。上記放熱板の上記第1金属板,第2金
属板のうち,粗化面を設けた金属板を,電子部品搭載用
基板の絶縁基板に対面させて用いることができる。かか
る電子部品搭載用基板としては,例えば請求項8に記載
の電子部品搭載用基板等がある。
【0022】次に,請求項8の発明は,電子部品搭載用
の搭載用穴を有する絶縁基板と,該絶縁基板の裏側面に
配設された放熱板とを有する電子部品搭載用基板におい
て,上記放熱板は,上記絶縁基板に対面する基板側金属
板と,上記絶縁基板に対面する側と反対側に設けた反対
側金属板とを圧着してなり,上記基板側金属板の上記絶
縁基板に対面する外側表面は粗化面であることを特徴と
する電子部品搭載用基板にある。
【0023】上記電子部品搭載用基板においては,上記
絶縁基板との接着面として上記粗化面である上記基板側
金属板の外側表面を使用しており,上記絶縁基板に対す
る上記放熱板の接着力が高いので,上記絶縁基板からの
上記放熱板の剥離を防止することができる。
【0024】次に,請求項9の発明のように,上記搭載
用穴は上記絶縁基板を貫通し,上記搭載用穴の底部は上
記基板側金属板で構成されていることが好ましい。これ
により,上記搭載用穴に例えばICチップ等の電子部品
を搭載して使用するにあたって,上記電子部品で生じた
熱が上記基板側金属板に伝導しやすく,放熱性を向上さ
せることができる。
【0025】次に,請求項10の発明のように,上記基
板側金属板の粗化面の表面粗さRzは0.5〜10μm
であることが好ましい。これにより,上記絶縁基板に対
する上記放熱板の接着力がより確実に高くなるので,上
記絶縁基板からの上記放熱板の剥離を確実に防止するこ
とができる。
【0026】一方,上記基板側金属板の粗化面の表面粗
さRzが0.5μm未満の場合には,上記放熱板と例え
ば封止樹脂,ICチップ,基板等との密着性が低下する
というおそれがある。また,上記基板側金属板の粗化面
の表面粗さRzが10μmを超える場合には,上記放熱
板と例えば封止樹脂,ICチップ,基板等との接触部分
が点状になり,熱伝導性が低下したり,逆に密着性が低
下するというおそれがある。
【0027】次に,請求項11の発明のように,上記基
板側金属板と上記反対側金属板とは,互いに異なる材質
からなることが好ましい。これにより,放熱のムラを無
くすという効果を得る。
【0028】互いに異なる材質からなる基板側金属板,
反対側金属板としては,例えば,請求項12の発明のよ
うに,上記基板側金属板の材質は銅,アルミニウム,あ
るいはそれらを主体とする合金であり,上記反対側金属
板の材質はニッケル,金,パラジウム,鉛,スズ,ある
いはそれらを主体とする合金であることが好ましい。こ
れにより,上記効果を効果的に発揮することができる。
【0029】次に,請求項13の発明のように,上記基
板側金属板と上記反対側金属板との間には,中間金属板
が設けられている構造とすることができる。例えば上記
基板側金属板の材質としてはアルミニウム,上記反対側
金属板の材質としてはニッケル,上記中間金属板の材質
としては銅等を用いることができる。
【0030】また,上記基板側金属板,反対側金属板,
中間金属板のすべてを異なる材質としてもよいし,上記
基板側金属板と上記反対側金属板とを同じ材質とし,上
記中間金属板を異なる材質とすることもできる。
【0031】
【発明の実施の形態】実施形態例1 本発明の実施形態例にかかる電子部品搭載用基板に用い
る放熱板,その製造方法,及びこの放熱板を用いた電子
部品搭載用基板につき,図1,図2を用いて説明する。
本例の電子部品搭載用基板2は,図2に示すごとく,電
子部品搭載用の搭載用穴70を有する絶縁基板7と,絶
縁基板7の裏側面71に配設された放熱板1とを有す
る。搭載用穴70は絶縁基板7を貫通し,搭載用穴70
の底部は基板側金属板としてのIC側金属板11で構成
されている。
【0032】放熱板1は,絶縁基板7に対面するIC側
金属板11と,絶縁基板7に対面する側と反対側に設け
た反対側金属板12とを圧着してなる。IC側金属板1
1の絶縁基板7に対面する外側表面117は粗化面であ
る。この粗化面の表面粗さRzは3μmである。
【0033】IC側金属板11の厚みは0.1mmであ
り,反対側金属板12の厚みは20μmである。また,
IC側金属板11と反対側金属板12とは,互いに異な
る材質からなる。具体的には,IC側金属板11の材質
は銅,銅合金であり,反対側金属板12の材質はニッケ
ルである。
【0034】また,電子部品搭載用基板2は,放熱板1
と搭載用穴70とにより形成した搭載用凹部に電子部品
としてのICチップ8を搭載し,ICチップ8と絶縁基
板7の導体回路5とをボンディングワイヤ58により電
気的に接続し,これらを封止樹脂6により封止して使用
する。ICチップ8は搭載用凹部の底部である放熱板1
の上面に,樹脂接着剤80により接着されている。
【0035】上記放熱板1の製造方法について説明す
る。図1に示すごとく,IC側金属板11と反対側金属
板12とを重ね合わせて一対のローラ3の間に挿通させ
て,IC側金属板11と反対側金属板12とからなる圧
着体10を得る。なお,一対のローラ3の間には,0.
5mmの間隙が設けられている。
【0036】上記一対のローラ3の一方は,転写用粗化
面313を有する転写ローラ31であり,この転写ロー
ラ31は金属板挿通時に転写用粗化面313に対向する
IC側金属板11の外側表面117に対して転写用粗化
面313の表面形状を転写する。転写ローラ31の転写
用粗化面313の表面粗さRzは3μmである。
【0037】また,IC側金属板11として厚み0.7
mmの原板を,反対側金属板12として厚み20μmの
原板を準備する。そして,図1(a)に示すごとく,ロ
ーラ3の転写ローラ31側にIC側金属板11を配設
し,他方のローラ3側に反対側金属板12を配設して,
両者を回転可能なローラ3の間に挿通させる。
【0038】これにより,IC側金属板11と反対側金
属板12とをローラ3の押圧力により圧延すると共に圧
着して,圧着体10を形成する。また,圧着体10にお
けるIC側金属板11の外側表面117は,ローラ3間
を挿通する際に,転写ローラ31の転写用粗化面313
が強固に押圧されて塑性変形し,転写用粗化面313の
表面形状が転写される。
【0039】次いで,上記圧着体10に対して外形加工
としての打ち抜き加工を施して放熱板1を得る。得られ
た放熱板1の平面形状は例えば四角形等であり,搭載用
穴70を覆うに十分な大きさである。
【0040】次に,本例の作用につき説明する。本例の
電子部品搭載用基板2においては,絶縁基板7との接着
面として粗化面(外側表面117)を使用しており,絶
縁基板7に対する放熱板1の接着力が高いので,絶縁基
板7からの放熱板1の剥離を防止することができる。
【0041】また,IC側金属板11の粗化面(外側表
面117)の表面粗さRzは3μmである。そのため,
絶縁基板7に対する放熱板1の接着力がより確実に高く
なるので,絶縁基板7からの放熱板1の剥離を確実に防
止することができる。
【0042】また,搭載用穴70は絶縁基板7を貫通
し,搭載用穴70の底部はIC側金属板11で構成され
ている。そのため,搭載用穴70にICチップ8を搭載
して使用するにあたって,ICチップ8で生じた熱がI
C側金属板11に伝導しやすく,放熱性を向上させるこ
とができる。
【0043】また,IC側金属板11の材質は銅,銅合
金であり,反対側金属板12の材質はニッケルであり,
IC側金属板11と反対側金属板12とは互いに異なる
材質からなる。そのため,上記IC側金属板11は,上
記ICチップ8の熱をムラなく,効率的に放熱すること
ができ,一方,上記反対側金属板12は,腐食の発生を
抑えるという効果を得る。
【0044】また,本例の製造方法においては,一対の
ローラ3の一方が転写ローラ31である。そのため,一
対のローラ3の間にIC側金属板11と反対側金属板1
2とを挿通する工程を行うことにより,上記IC側金属
板11の外側表面117に転写ローラ31の転写用粗化
面313の表面形状を転写することができる。それ故,
この1工程だけで一方の表面が粗化された圧着体10を
得ることができる。そして,この圧着体10は次の1工
程で外形加工を施すことにより放熱板1となる。
【0045】上記のごとく,本例の製造方法によれば,
一対のローラ3間へのIC側金属板11,反対側金属板
12の挿通と,外形加工という2工程で放熱板1を製造
することができる。また,上記圧着と転写とは,ローラ
3の回転により容易に行うことができる。また,圧着体
10は連続的に生産されるので,取扱いが容易となり,
大量生産に適している。
【0046】また,転写ローラ31の転写用粗化面31
3の表面粗さRzは3μmである。そのため,IC側金
属板11の被転写面(外側表面117)を適切な表面粗
さRzに粗化することができる。
【0047】なお,上記転写ローラ31と対向する上記
ローラ3の表面粗さRzは,0.1〜10μmにするこ
とが好ましい。この場合には,上記反対側金属板12の
外側表面127を改善して,この反対側金属板12の外
側表面127をヒートシンクや筐体(図示略)に接着し
やすくすることができる。
【0048】実施形態例2 本例の放熱板1は,図3に示すごとく,IC側金属板1
1と反対側金属板12とが,中間金属板13を介在させ
て圧着されているところが実施形態例1と異なる。IC
側金属板11の材質としては酸化銅,反対側金属板12
の材質としてはニッケル,中間金属板13の材質として
は銅板を用いる。その他は,実施形態例1と同様であ
る。本例においても,実施形態例1と同様の作用を得る
ことができる。
【0049】
【発明の効果】上述のごとく,本発明によれば,基板に
対する接着力が高く,従来より少ない工程で製造できる
電子部品搭載用基板に用いる放熱板,その製造方法,及
びこの放熱板を用いた電子部品搭載用基板を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1における,電子部品搭載用基板に
用いる放熱板の製造方法を説明する断面図。
【図2】実施形態例1における,放熱板を用いた電子部
品搭載用基板。
【図3】実施形態例2における,電子部品搭載用基板に
用いる放熱板の製造方法を説明する断面図。
【図4】従来例における,電子部品搭載用基板に用いる
放熱板の製造方法を説明する断面図。
【符号の説明】
1...放熱板, 10...圧着体, 11...IC側金属板, 117...外側表面, 12...反対側金属板, 127...外側表面, 2...電子部品搭載用基板, 3...ローラ, 31...転写ローラ, 313...転写用粗化面, 5...導体回路, 6...封止樹脂, 7...絶縁基板, 70...搭載用穴, 71...裏側面, 8...ICチップ,
フロントページの続き (72)発明者 箕浦 恒 岐阜県大垣市河間町3丁目200番地 イビ デン株式会社河間工場内 (72)発明者 高木 史貴 岐阜県大垣市河間町3丁目200番地 イビ デン株式会社河間工場内 Fターム(参考) 5E322 AA11 FA04

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1金属板と第2金属板とを一対のロー
    ラの間に挿通させて上記第1金属板と上記第2金属板と
    からなる圧着体を得る工程と,上記圧着体に外形加工を
    施して放熱板を形成する工程とからなる,電子部品搭載
    用基板に用いる放熱板の製造方法であって,上記一対の
    ローラの少なくとも一方は,転写用粗化面を有する転写
    ローラであり,該転写ローラは金属板挿通時に上記転写
    用粗化面に対向する上記第1金属板又は上記第2金属板
    の外側表面に対して上記転写用粗化面の表面形状を転写
    することを特徴とする電子部品搭載用基板に用いる放熱
    板の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記転写ローラの転
    写用粗化面の表面粗さRzは0.5〜10μmであるこ
    とを特徴とする電子部品搭載用基板に用いる放熱板の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において,上記第1金属
    板と上記第2金属板との間には,中間金属板を配置する
    ことを特徴とする電子部品搭載用基板に用いる放熱板の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 第1金属板と第2金属板とを圧着してな
    る,電子部品搭載用基板に用いる放熱板であって,上記
    第1金属板の外側表面と上記第2金属板の外側表面の少
    なくとも一方は粗化面であることを特徴とする電子部品
    搭載用基板に用いる放熱板。
  5. 【請求項5】 請求項4において,上記粗化面の表面粗
    さRzは0.5〜10μmであることを特徴とする電子
    部品搭載用基板に用いる放熱板。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5において,上記第1金属
    板と上記第2金属板とは,互いに異なる材質からなるこ
    とを特徴とする電子部品搭載用基板に用いる放熱板。
  7. 【請求項7】 請求項4又は5において,上記第1金属
    板と上記第2金属板との間には,中間金属板が設けられ
    ていることを特徴とする電子部品搭載用基板に用いる放
    熱板。
  8. 【請求項8】 電子部品搭載用の搭載用穴を有する絶縁
    基板と,該絶縁基板の裏側面に配設された放熱板とを有
    する電子部品搭載用基板において,上記放熱板は,上記
    絶縁基板に対面する基板側金属板と,上記絶縁基板に対
    面する側と反対側に設けた反対側金属板とを圧着してな
    り,上記基板側金属板の上記絶縁基板に対面する外側表
    面は粗化面であることを特徴とする電子部品搭載用基
    板。
  9. 【請求項9】 請求項8において,上記搭載用穴は上記
    絶縁基板を貫通し,上記搭載用穴の底部は上記基板側金
    属板で構成されていることを特徴とする電子部品搭載用
    基板。
  10. 【請求項10】 請求項8又は9において,上記基板側
    金属板の粗化面の表面粗さRzは0.5〜10μmであ
    ることを特徴とする電子部品搭載用基板。
  11. 【請求項11】 請求項8〜10のいずれか一項におい
    て,上記基板側金属板と上記反対側金属板とは,互いに
    異なる材質からなることを特徴とする電子部品搭載用基
    板。
  12. 【請求項12】 請求項11において,上記基板側金属
    板の材質は銅,アルミニウム,あるいはそれらを主体と
    する合金であり,上記反対側金属板の材質はニッケル,
    金,パラジウム,鉛,スズ,あるいはそれらを主体とす
    る合金であることを特徴とする電子部品搭載用基板。
  13. 【請求項13】 請求項8〜10のいずれか一項におい
    て,上記基板側金属板と上記反対側金属板との間には,
    中間金属板が設けられていることを特徴とする電子部品
    搭載用基板。
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