JP2000114176A - P/p− エピタキシャルウェーハ及びその製造方法 - Google Patents
P/p− エピタキシャルウェーハ及びその製造方法Info
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Abstract
能力が期待できるP/P- エピタキシャルウェーハ及び
その製造方法を提供する。 【解決手段】 枚葉式エピタキシャル成長炉を用いて製
造するP/P- エピタキシャルウェーハとその製造方法
であって、P/P- エピタキシャルウェーハは、酸素析
出核、酸素析出物を発生あるいは成長させるプレアニー
ル工程と、プレアニールによって形成された熱酸化膜を
除去する酸化膜除去工程と、これに続くエピタキシャル
成長工程とを経て製造される。このウェーハは2×10
4 個/cm2以上のBMD密度を有する。
Description
シャルウェーハ及びその製造方法に関する。
オン注入技術等を用いたプロセスの低温化、短縮化が進
められている。イオン注入技術は非常に微細な加工が可
能である他、従来の拡散技術のような高温(1200℃
近辺)、かつ長時間(数十時間)の拡散アニールを必要
としない。また、シリコンウェーハに対しては熱変形が
低減されるとともに、デバイス工程における不純物の混
入が低減されることがメリットとして挙げられる。しか
しその反面、プロセスの低温化により不純物のゲッタリ
ングサイトとなり得る酸素析出物が形成されにくくなる
ため、ゲッタリング能力の不足が懸念される。
ン基板の一つとして、デバイス活性領域にgrown−
in欠陥の存在しないP/P- エピタキシャルウェーハ
が挙げられる。図6はその製造工程を示すもので、P-
シリコンウェーハをSC−1洗浄した後、エピタキシャ
ル成長を行っている。しかし、エピタキシャル成長時の
高温熱履歴(最高温度:1100〜1200℃、RTA
(rapid thermal anneal))により酸素析出核が再溶解
または収縮するため、図7に示すように、エピタキシャ
ルウェーハはポリッシュドウェーハよりも更に酸素析出
物が形成されにくくなる。
て、酸素析出を促進させる方法として次の4種類の方法
が挙げられる。 (1)エピタキシャル成長工程において、最高温度まで
のランピングレートを下げる方法。 (2)エピタキシャル成長工程において、低温(600
〜800℃)保持時間を加える方法。 (3)エピタキシャル成長後に低温アニールを行う方法
(以下ポストアニールという)。 (4)エピタキシャル成長前に低温アニールを行う方法
(以下プレアニールという)。
トを下げる方法及び(2)の低温保持時間を加える方法
は、エピタキシャル成長工程のサイクルタイムが従来よ
りも長くなるが、エピタキシャル成長をバッチ式で処理
するならば実用的な方法といえる。
ピタキシャルウェーハは直径8インチのものが主流とな
っており、将来的には更に大径化するものと考えられ
る。これに伴ってエピタキシャル成長炉が枚葉式で対応
される点を考慮すると、上記(1)、(2)の方法は現
実的とはいえない。また、(3)のポストアニールにお
いては、再溶解化された酸素析出核、析出物を再び発
生、成長させるのに大量の熱エネルギー(この場合アニ
ール時間)を要することになる。
は、最も簡易的な方法として1ステッププレアニール
(600〜800℃の低温を一定時間保持)が挙げられ
る。図8は、格子間酸素原子濃度Oi が15×1017at
oms /ccのP- シリコンウェーハに前記プレアニール処
理を施し、酸化膜除去及びSC−1洗浄の後エピタキシ
ャル成長を行って得られたP/P- エピタキシャルウェ
ーハのBMD密度の調査結果である。同図で明らかなよ
うに、1ステッププレアニールではエピタキシャル成長
後において酸素析出物が形成されにくく、BMD密度は
プレアニール時間の大きさにかかわらず1×103 個/
cm2 未満のものが大部分を占めている。また、酸素析出
量はデバイスプロセスの熱履歴に大きく依存するため、
特に低温デバイスプロセスにおけるイントリンシックゲ
ッタリング能力(以下IG能力という)は期待できな
い。
れたもので、デバイス工程の初期段階において十分なI
G能力が期待できるP/P- エピタキシャルウェーハ及
びその製造方法を提供することを目的としている。
め、本発明に係るP/P- エピタキシャルウェーハは、
枚葉式エピタキシャル成長炉を用いて製造するP/P-
エピタキシャルウェーハであって、酸素析出核、酸素析
出物を発生あるいは成長させるプレアニール工程と、プ
レアニールによって形成された熱酸化膜を除去する酸化
膜除去工程と、エピタキシャル成長工程とを経て製作さ
れ、2×104 個/cm2 以上のBMD密度を有すること
を特徴とする。デバイスの歩留りに大きく影響する汚染
元素として、Fe,Ni,Cu等の重金属が挙げられる
が、これらの不純物を酸素析出物によってゲッタリング
するために2×104 個/cm2 以上のBMD密度を必要
とすることが知られている。ここでいうBMD密度と
は、ライト液で片面2μmのエッチングを行うことによ
り観察される酸素析出物の蝕像を、微分干渉顕微鏡によ
りカウントした密度をいう。上記構成によれば、エピタ
キシャル成長に先立って酸素析出核、酸素析出物を発
生、成長させる方法として最も有効なプレアニール処理
を施したので、エピタキシャル成長時の高温熱履歴によ
っても再溶解しないサイズの酸素析出物を形成させ、エ
ピタキシャル成長後の段階で2×104 個/cm2 以上の
密度をもつBMDを作り込むことができる。したがっ
て、これにより製造されたP/P- エピタキシャルウェ
ーハは、デバイス工程の低温化にかかわらず、低温デバ
イス工程の初期段階において十分なIG能力を備えるこ
とができる。
ルウェーハの製造方法の第1は、枚葉式エピタキシャル
成長炉を用いるP/P- エピタキシャルウェーハの製造
方法において、酸素析出核、酸素析出物を発生あるいは
成長させるプレアニール工程と、プレアニールによって
形成された熱酸化膜を除去する酸化膜除去工程と、これ
に続くエピタキシャル成長工程とを有して、2×104
個/cm2 以上のBMD密度を有するP/P- エピタキシ
ャルウェーハを得る方法としている。上記方法によれ
ば、エピタキシャル成長に先立って酸素析出核、析出物
を発生、成長させる方法として最も有効なプレアニール
処理を施すことにより、エピタキシャル成長時の高温熱
履歴によっても再溶解しないサイズの酸素析出物が形成
される。この酸素析出物がエピタキシャル成長後の段階
でBMD密度として2×104 個/cm2 以上作り込まれ
るので、デバイス工程の低温化にかかわらず、デバイス
工程の初期段階において十分なIG能力が期待できるP
/P- エピタキシャルウェーハを製造することが可能と
なる。
ーハの製造方法の第2は、枚葉式エピタキシャル成長炉
を用いるP/P- エピタキシャルウェーハの製造方法に
おいて、格子間酸素濃度Oi が15×1017atoms/cc以
上のシリコン基板に対して酸素析出核、酸素析出物を発
生あるいは成長させると共に、580〜820℃の温度
を0. 5時間以上保持する低温保持と900〜1100
℃の温度を0. 5時間以上保持する中温保持とをランピ
ングアニールによって構成したプレアニール工程と、プ
レアニール工程によって形成された熱酸化膜を除去する
酸化膜除去工程と、これに続くエピタキシャル成長工程
とを有して、2×104 個/cm2 以上のBMD密度を有
するP/P- エピタキシャルウェーハを得る方法として
いる。上記方法によれば、格子間酸素濃度が15×10
17atoms/cc以上のシリコン基板に対して行うプレアニー
ル条件として、580〜820℃の温度を0. 5時間以
上保持する低温熱処理と900〜1100℃の温度を
0. 5時間以上保持する中温熱処理とをランピングでつ
なぐことにしたので、エピタキシャル成長後の段階で2
×104 個/cm2 以上のBMD密度をもつP/P- エピ
タキシャルウェーハを製造することができる。
ーハの製造方法の第3は、枚葉式エピタキシャル成長炉
を用いるP/P- エピタキシャルウェーハの製造方法に
おいて、格子間酸素濃度Oi が14×1017atoms/cc以
上、15×1017atoms/cc未満のシリコン基板に対して
酸素析出核、酸素析出物を発生あるいは成長させると共
に、620〜800℃の温度を0. 5時間以上保持する
低温保持と900〜1100℃の温度を0. 5時間以上
保持する中温保持とをランピングアニールによって構成
したプレアニール工程と、プレアニール工程によって形
成された熱酸化膜を除去する酸化膜除去工程と、これに
続くエピタキシャル成長工程とを有して、2×104 個
/cm2 以上のBMD密度を有するP/P- エピタキシャ
ルウェーハを得る方法としている。上記方法によれば、
格子間酸素濃度が14×1017atoms/cc以上、15×1
017atoms/cc未満のシリコン基板に対して行うプレアニ
ール条件として、620〜800℃の温度を0. 5時間
以上保持する低温熱処理と900〜1100℃の温度を
0. 5時間以上保持する中温熱処理とをランピングでつ
なぐことにしたので、エピタキシャル成長後の段階で2
×104 個/cm2 以上のBMD密度をもつP/P- エピ
タキシャルウェーハを製造することができる。
ルウェーハの製造方法の第4は、枚葉式エピタキシャル
成長炉を用いるP/P- エピタキシャルウェーハの製造
方法において、格子間酸素濃度Oi が13×1017atom
s/cc以上、14×1017atoms/cc未満のシリコン基板に
対して酸素析出核、酸素析出物を発生あるいは成長させ
ると共に、660〜780℃の温度を0. 5時間以上保
持する低温保持と900〜1100℃の温度を0. 5時
間以上保持する中温保持とをランピングアニールによっ
て構成したプレアニール工程と、プレアニール工程によ
って形成された熱酸化膜を除去する酸化膜除去工程と、
これに続くエピタキシャル成長工程とを有して、2×1
04 個/cm2 以上のBMD密度を有するP/P- エピタ
キシャルウェーハを得る方法としている。上記方法によ
れば、格子間酸素濃度が13×1017atoms/cc以上、1
4×1017atoms/cc未満のシリコン基板に対して行うプ
レアニール条件として、660〜780℃の温度を0.
5時間以上保持する低温熱処理と900〜1100℃の
温度を0. 5時間以上保持する中温熱処理とをランピン
グでつなぐことにしたので、エピタキシャル成長後の段
階で2×104 個/cm2 以上のBMD密度をもつP/P
- エピタキシャルウェーハを製造することができる。
ーハの製造方法の第5は、枚葉式エピタキシャル成長炉
を用いるP/P- エピタキシャルウェーハの製造方法に
おいて、格子間酸素濃度Oi が12×1017atoms/cc以
上、13×1017atoms/cc未満のシリコン基板に対して
酸素析出核、酸素析出物を発生あるいは成長させると共
に、700〜750℃の温度を0. 5時間以上保持する
低温保持と900〜1100℃の温度を0. 5時間以上
保持する中温保持とをランピングアニールによって構成
したプレアニール工程と、プレアニール工程によって形
成された熱酸化膜を除去する酸化膜除去工程と、これに
続くエピタキシャル成長工程とを有して、2×104 個
/cm2 以上のBMD密度を有するP/P- エピタキシャ
ルウェーハを得る方法としている。上記方法によれば、
格子間酸素濃度が12×1017atoms/cc以上、13×1
017atoms/cc未満のシリコン基板に対して行うプレアニ
ール条件として、700〜750℃の温度を0. 5時間
以上保持する低温熱処理と900〜1100℃の温度を
0. 5時間以上保持する中温熱処理とをランピングでつ
なぐことにしたので、エピタキシャル成長後の段階で2
×104 個/cm2 以上のBMD密度をもつP/P- エピ
タキシャルウェーハを製造することができる。
ルウェーハの製造方法の第6は、枚葉式エピタキシャル
成長炉を用いるP/P- エピタキシャルウェーハの製造
方法において、格子間酸素濃度Oi が15×1017atom
s/cc以上のシリコン基板に対して酸素析出核、酸素析出
物を発生あるいは成長させると共に、700℃の温度を
5時間以上保持する低温保持と900℃の温度を0. 5
時間以上保持する中温保持とをランピングアニールによ
って構成したプレアニール工程と、プレアニール工程に
よって形成された熱酸化膜を除去する酸化膜除去工程
と、これに続くエピタキシャル成長工程とを有して、2
×104 個/cm2 以上のBMD密度を有するP/P- エ
ピタキシャルウェーハを得る方法としている。上記方法
によれば、格子間酸素濃度が15×1017atoms/cc以上
のシリコン基板に対して行うプレアニール条件として、
700℃で5時間以上保持する低温熱処理と900℃で
0. 5時間以上保持する中温熱処理とをランピングでつ
なぐことにしたので、エピタキシャル成長後の段階で2
×104 個/cm2 以上のBMD密度をもつP/P- エピ
タキシャルウェーハを製造することができる。
ルウェーハの製造方法の第7は、枚葉式エピタキシャル
成長炉を用いるP/P- エピタキシャルウェーハの製造
方法において、プレアニール工程のみバッチ式熱処理で
行う方法としている。上記構成によれば、プレアニール
工程のみバッチ式熱処理で行うことにしたので、2ステ
ップのプレアニール工程を実施する場合でも、各ステッ
プ毎の時間はかかるが、全体として効率向上を図ること
ができる。
P/P- エピタキシャルウェーハの実施例について図面
を参照して説明する。本発明によるP/P- エピタキシ
ャルウェーハの製造工程は、図1に示すように、P- シ
リコンウェーハに2ステップのプレアニールを施す工程
と、このウェーハから前記プレアニールによって生じた
酸化膜を除去し、SC−1洗浄液で洗浄する工程と、枚
葉式成長炉を用いるエピタキシャル成長工程とによって
構成されている。2ステップのプレアニールによると、
シリコンウェーハ内の酸素析出核、酸素析出物のサイズ
及び密度が1ステップのプレアニールよりも大きくなる
ため、デバイスプロセスの初期工程から高いIG効果が
期待される。
℃の温度範囲を0. 5時間以上保持する低温保持と、9
00〜1100℃の温度範囲を0. 5時間以上保持する
中温保持とをランピングでつないで構成されている。プ
レアニールによって形成された熱酸化膜はフッ酸によっ
て除去し、その後通常のSC−1洗浄を行う。エピタキ
シャル成長工程では通常の条件でエピタキシャル層を成
長させることにより、2×104 個/cm2 以上のBMD
密度を持つP/P- エピタキシャルウェーハが製造され
る。
理とすれば効率が良いので、枚葉式エピタキシャル成長
炉によって成長を行うP/P- エピタキシャルウェーハ
に2×104 個/cm2 以上の密度のBMDを発生させる
には、バッチ式でプレアニールを行うのが望ましい。
プレアニール条件をT℃×5時間と900℃×4時間の
2ステップとし、第1ステップの低温保持温度Tをパラ
メータとしてエピタキシャル成長後に目標とする2×1
04 個/cm2 以上のBMDを形成させるようにした。そ
の結果、シリコン基板の格子間酸素濃度Oi が15×1
017 atoms/ccの場合(図中○印)は、T=580〜8
20℃においてBMD密度が2×104 個/cm2 以上と
なり、格子間酸素濃度Oi が14×1017 atoms/ccの
場合(図中△印)は、T=620〜800℃においてB
MD密度が2×104 個/cm2 以上となる。また、格子
間酸素濃度Oi が13×1017 atoms/ccの場合(図中
×印)は、T=660〜780℃においてBMD密度が
2×104 個/cm2 以上となり、格子間酸素濃度Oi が
12×1017 atoms/ccの場合(図中□印)は、T=7
00〜750℃においてBMD密度が2×104 個/cm
2以上になった。
的高濃度のシリコン基板に対しては、プレアニールにお
ける第1ステップの保持温度をほぼ600〜800℃の
範囲とすればBMD密度を制御しやすいことが分かる。
また、プレアニール所要時間を考慮した場合、または図
中に示す低酸素濃度のシリコン基板を使用した場合等に
おいては、特に700〜750℃の温度域を用いるのが
好ましい。
プレアニール条件をT℃×t時間と900℃×4時間の
2ステップとし、第1ステップの低温保持時間tをパラ
メータとしてエピタキシャル成長後に2×104 個/cm
2 以上のBMDを形成させるようにした。シリコン基板
は格子間酸素濃度Oi が15×1017 atoms/ccのもの
を用い、低温保持温度Tは600℃、700℃、800
℃の3水準とし、中温保持条件は900℃×4時間に固
定した。低温保持温度が700℃の場合(図中○印)
は、保温時間が4時間以上になるとBMD密度は過飽和
となり差が不明確になる。また、低温保持温度が700
℃の場合、保持時間は0. 5時間までの短縮が可能であ
ることがわかる。これに対し、低温保持温度が800℃
の場合(図中△印)は保温時間を少なくとも3. 5時間
以上、低温保持温度が600℃の場合(図中□印)は保
温時間を少なくとも4. 5時間以上にする必要がある。
2ステップ温度すなわち900〜1100℃の中温保持
温度をパラメータとしたもので、図4に示すようにプレ
アニール条件は、第1ステップを700℃×5時間とし
て酸素析出核を十分に発生させ、第2ステップをT℃×
4時間とした。また、シリコン基板は格子間酸素濃度O
i が15×1017 atoms/ccの高酸素濃度のものを用い
た。図4から、低温温度保持で発生させた酸素析出核あ
るいは酸素析出物を中温保持で成長させるには、900
℃以上の温度であれば十分であることが分かる。ただ
し、低温デバイスプロセスでは最高温度が1000℃と
いわれているので、ウェーハ製造工程において1000
℃以上の高温域を使用するのは汚染の面から見て好まし
くない。従って、プレアニールの第2ステップ温度とし
ては900〜1000℃の温度域を使用することが望ま
しい。
時間をパラメータとしたときのBMD密度の挙動を図5
に示す。プレアニール条件は、第1ステップを700℃
×5時間として酸素析出核を十分に発生させ、第2ステ
ップを900℃×t時間とした。シリコン基板は格子間
酸素濃度Oi が15×1017 atoms/ccの高酸素濃度の
ものを用いた。この場合、中温保持時間は0. 5時間ま
での短縮が可能である。また、中温保持時間が4時間以
上になるとBMD密度は過飽和となり、差が不明確にな
る。
ッププレアニールの第1ステップにおいてほぼ600〜
900℃の低温温度域でP- シリコンウェーハに酸素析
出核を作り込み、この酸素析出核を酸素析出物に成長さ
せるため第2ステップで900〜1100℃の中温温度
域で加熱することにより、シリコン基板の酸素濃度に係
わりなくBMD密度の制御が可能となる。
シリコンウェーハに低温域での温度保持と中温域での温
度保持とをランピングで組み合わせた2ステップのプレ
アニール処理を施した後、エピタキシャル成長を行うよ
うにしたので、低温デバイスプロセスの初期段階におい
て十分なIG能力を備えたP/P- エピタキシャルウェ
ーハを得ることができる。
ハの製造工程図である。
メータとした場合の、エピタキシャル成長後のBMD密
度の挙動を示す図である。
メータとした場合の、エピタキシャル成長後のBMD密
度の挙動を示す図である。
メータとした場合の、エピタキシャル成長後のBMD密
度の挙動を示す図である。
メータとした場合の、エピタキシャル成長後のBMD密
度の挙動を示す図である。
ハの製造工程図である。
シュドウェーハとについて析出熱処理後のBMD密度を
比較した図である。
に対するエピタキシャル成長後のBMD密度の挙動を示
す図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 枚葉式エピタキシャル成長炉を用いて製
造するP/P- エピタキシャルウェーハであって、酸素
析出核、酸素析出物を発生あるいは成長させるプレアニ
ール工程と、プレアニールによって形成された熱酸化膜
を除去する酸化膜除去工程と、エピタキシャル成長工程
とを経て製作され、2×104 個/cm2 以上のBMD密
度を有することを特徴とするP/P- エピタキシャルウ
ェーハ。 - 【請求項2】 枚葉式エピタキシャル成長炉を用いるP
/P- エピタキシャルウェーハの製造方法において、酸
素析出核、酸素析出物を発生あるいは成長させるプレア
ニール工程と、プレアニールによって形成された熱酸化
膜を除去する酸化膜除去工程と、これに続くエピタキシ
ャル成長工程とを有して、2×104個/cm2 以上のB
MD密度を有するP/P- エピタキシャルウェーハを得
ることを特徴とするP/P- エピタキシャルウェーハの
製造方法。 - 【請求項3】 枚葉式エピタキシャル成長炉を用いるP
/P- エピタキシャルウェーハの製造方法において、格
子間酸素濃度Oi が15×1017atoms/cc以上のシリコ
ン基板に対して酸素析出核、酸素析出物を発生あるいは
成長させると共に、580〜820℃の温度を0. 5時
間以上保持する低温保持と900〜1100℃の温度を
0. 5時間以上保持する中温保持とをランピングアニー
ルによって構成したプレアニール工程と、プレアニール
工程によって形成された熱酸化膜を除去する酸化膜除去
工程と、これに続くエピタキシャル成長工程とを有し
て、2×104 個/cm2 以上のBMD密度を有するP/
P- エピタキシャルウェーハを得ることを特徴とするP
/P- エピタキシャルウェーハの製造方法。 - 【請求項4】 枚葉式エピタキシャル成長炉を用いるP
/P- エピタキシャルウェーハの製造方法において、格
子間酸素濃度Oi が14×1017atoms/cc以上、15×
1017atoms/cc未満のシリコン基板に対して酸素析出
核、酸素析出物を発生あるいは成長させると共に、62
0〜800℃の温度を0. 5時間以上保持する低温保持
と900〜1100℃の温度を0. 5時間以上保持する
中温保持とをランピングアニールによって構成したプレ
アニール工程と、プレアニール工程によって形成された
熱酸化膜を除去する酸化膜除去工程と、これに続くエピ
タキシャル成長工程とを有して、2×104 個/cm2 以
上のBMD密度を有するP/P- エピタキシャルウェー
ハを得ることを特徴とするP/P- エピタキシャルウェ
ーハの製造方法。 - 【請求項5】 枚葉式エピタキシャル成長炉を用いるP
/P- エピタキシャルウェーハの製造方法において、格
子間酸素濃度Oi が13×1017atoms/cc以上、14×
1017atoms/cc未満のシリコン基板に対して酸素析出
核、酸素析出物を発生あるいは成長させると共に、66
0〜780℃の温度を0. 5時間以上保持する低温保持
と900〜1100℃の温度を0. 5時間以上保持する
中温保持とをランピングアニールによって構成したプレ
アニール工程と、プレアニール工程によって形成された
熱酸化膜を除去する酸化膜除去工程と、これに続くエピ
タキシャル成長工程とを有して、2×104 個/cm2 以
上のBMD密度を有するP/P- エピタキシャルウェー
ハを得ることを特徴とするP/P- エピタキシャルウェ
ーハの製造方法。 - 【請求項6】 枚葉式エピタキシャル成長炉を用いるP
/P- エピタキシャルウェーハの製造方法において、格
子間酸素濃度Oi が12×1017atoms/cc以上、13×
1017atoms/cc未満のシリコン基板に対して酸素析出
核、酸素析出物を発生あるいは成長させると共に、70
0〜750℃の温度を0. 5時間以上保持する低温保持
と900〜1100℃の温度を0. 5時間以上保持する
中温保持とをランピングアニールによって構成したプレ
アニール工程と、プレアニール工程によって形成された
熱酸化膜を除去する酸化膜除去工程と、これに続くエピ
タキシャル成長工程とを有して、2×104 個/cm2 以
上のBMD密度を有するP/P- エピタキシャルウェー
ハを得ることを特徴とするP/P- エピタキシャルウェ
ーハの製造方法。 - 【請求項7】 枚葉式エピタキシャル成長炉を用いるP
/P- エピタキシャルウェーハの製造方法において、格
子間酸素濃度Oi が15×1017atoms/cc以上のシリコ
ン基板に対して酸素析出核、酸素析出物を発生あるいは
成長させると共に、700℃の温度を5時間以上保持す
る低温保持と900℃の温度を0. 5時間以上保持する
中温保持とをランピングアニールによって構成したプレ
アニール工程と、プレアニール工程によって形成された
熱酸化膜を除去する酸化膜除去工程と、これに続くエピ
タキシャル成長工程とを有して、2×104 個/cm2 以
上のBMD密度を有するP/P- エピタキシャルウェー
ハを得ることを特徴とするP/P- エピタキシャルウェ
ーハの製造方法。 - 【請求項8】 枚葉式エピタキシャル成長炉を用いるP
/P- エピタキシャルウェーハの製造方法において、プ
レアニール工程のみバッチ式熱処理で行うことを特徴と
するP/P- エピタキシャルウェーハの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29907998A JP4647732B2 (ja) | 1998-10-06 | 1998-10-06 | P/p−エピタキシャルウェーハの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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