JP2000114042A - 着磁方法 - Google Patents

着磁方法

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JP2000114042A
JP2000114042A JP30045098A JP30045098A JP2000114042A JP 2000114042 A JP2000114042 A JP 2000114042A JP 30045098 A JP30045098 A JP 30045098A JP 30045098 A JP30045098 A JP 30045098A JP 2000114042 A JP2000114042 A JP 2000114042A
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magnetizing
magnetic
head
magnetization
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JP30045098A
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Takuto Tanaka
拓人 田中
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無端状の周面を有する被着磁体の周面付近に
複数の磁極を微小間隔で着磁し、磁性粉体を均一に吸着
することができる磁極群を形成する。 【解決手段】 被着磁体の周方向に二つの着磁極が対向
するように着磁ヘッドを被着磁体の周面に当接又は近接
して配置し、この着磁ヘッドの幅ごとに一の磁極を複数
回に分けて、幅方向に連続するように着磁するものと
し、一の着磁を複数回に分けて着磁する際の継目部は、
隣接する磁極の継目部と、幅方向にずれた位置に設け
る。具体的には、被着磁体を周方向に回転駆動するとと
もに、着磁ヘッドを幅に等速で駆動しながら、周期的な
着磁電流で着磁行なう。このとき、周方向の着磁は最終
的な着磁間隔のN(2以上の整数)倍の間隔で着磁し、
被着磁体が1周する間に着磁ヘッドを幅方向にその幅
(トラック幅)のN分の1だけ移動する。そして、2周
目以降には先に着磁した磁極間に着磁する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願に係る発明は、無端状の
周面を有する被着磁体又は無端状の周面上もしくは周面
付近に形成された磁性体層に、複数の磁極を微小な間隔
で形成する着磁方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置では、像担
持体上に静電電位の差による潜像が形成し、この潜像に
トナーを付着させて可視像を形成する。この潜像を可視
化する現像装置は、無端状の周面に現像剤の薄層を担持
して周回駆動される現像剤担持体を有しており、この現
像剤担持体を上記像担持体と接触または近接対向するよ
うに配置し、双方の間に形成された電界内でトナーを転
移させる。上記現像剤担持体の周面に形成される現像剤
層は、一般に磁性トナーまたは二成分現像剤中の磁性キ
ャリアを磁気的に吸着することによって形成されてお
り、現像剤担持体の無端状周面、または周回するスリー
ブ内にこれと相対的な回転が可能に支持された磁石ロー
ルの周面に複数の磁極が着磁されている。これらの磁極
は、磁石ロールの周方向に数個設けられるものや、小さ
な間隔でN極とS極とが交互に多数設けられるもの等が
提案されており、現像剤担持体上に形成しようとする現
像剤層の厚さ、現像剤を搬送する方法等に応じて磁極数
・磁極間隔・磁極の配置等が決定される。
【0003】上記のような現像剤担持体の着磁は、周方
向に5〜6程度の磁極が設けられるものでは、周囲に着
磁ヨークを配置し、この着地ヨークの先端付近に生じる
磁界によって行うことができる。しかし、現像剤担持体
の周方向に微小間隔で多数の磁極を設ける場合には、周
方向に多数の着磁ヨークを配置することができない。こ
のため、着磁ヘッドを現像剤担持体の周面と相対移動さ
せながら着磁を行う方法が特開昭58−49969号公
報、特開平4−75077号公報等に開示されている。
これらの方法は、着磁ヘッドの励磁コイルに周期的な着
磁電流を導通するとともにこの着磁ヘッドを現像剤担持
体の周面に対して相対移動させるものである。
【0004】特開昭58−49969号公報に開示され
ている技術は、ドラム状の現像剤担持体の周面に磁性材
料を塗布または貼着して薄い磁性体層を形成し、この周
面近くに磁気ヘッドを対向するように配置する。そし
て、ドラム状の現像剤担持体を一定速度で回転させなが
ら磁気ヘッドを現像剤担持体の軸方向に移動させて螺旋
状に着磁を行うものである。なお、この技術では、磁気
ヘッドとして周方向に二つの着磁極が間隔をおいて対向
する形状のものが用いられている。
【0005】また、特開平4−75077号公報に開示
されている方法は、金属シャフトの周面に厚さ500μ
m以上の弾性層を設け、その上面に厚さ10μm前後の
磁界発生層を形成してトナー担持体とする。そして、こ
れに磁気ヘッドを密着させて磁気ヘッドから生じる磁界
により所望の残留磁化パターンを形成するものである。
上記着磁ヘッドは、特開昭58−49969号公報に記
載の技術と同様に二つの着磁極が対向するものを用いて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような着磁方法では、次のような問題点がある。一般に
着磁ヘッドの幅は、現像剤担持体の周面の幅より小さ
く、図12に示すように現像剤担持体の周面の幅方向に
連続した磁極を設けるには、幅方向に何回かに分割して
着磁を行わなければならない。つまり、現像剤担持体を
周回させながら周方向に着磁していくには、特開昭58
−49969号公報に示されるように螺旋状に着磁する
か又は一周回分の着磁を行った後、着磁ヘッドを現像剤
担持体周面の幅方向に移動し、再び周方向に着磁を行う
という動作を繰り返すことになる。
【0007】このような着磁を行うとき、着磁ヘッドか
ら発生する磁力線は、図9に示すように着磁ヘッド10
1の幅方向の両端部101aで外側に広がるため、先の
周回で着磁される領域とこの領域に幅方向に連続するよ
うに着磁される領域との境界部分に、他の部分と磁束密
度の異なる部位が形成される。このような着磁の継目部
は、例えば螺旋状に着磁したときには、図10に示すよ
うに螺旋状に配列される。そして、このように形成され
た被着磁体に現像剤を付着させると、図11に示すよう
に、着磁の継目部に沿って現像剤の付着量が異なる部分
が形成される。このような現像剤層を静電潜像に対向さ
せて現像を行なうと、像に濃度ムラが生じ、画像均一性
の低下、カラー画像における色の変化などの画質の劣化
が引き起こされる。
【0008】このような磁束密度が均一でない部分は、
着磁ヘッドの幅を大きくすれば減少するが、広い幅で均
一な磁束密度の磁界を形成することは困難であり、均一
に磁化することができない。また、この着磁ヘッドを被
着磁体の曲面と接触又は近接するように保持して着磁を
行なうときの双方の当接状態又は対向する相互間の距離
は、被着磁体の加工精度、着磁ヘッドの作製精度等によ
って影響される。このために被着磁体及び着磁ヘッドの
精度を極めて高いものとしなければならず、広い幅で高
精度の着磁ヘッドは製作に多くの費用が必要となる。
【0009】また、特開昭58−49969号公報及び
特開平4−75077号公報に記載されているような着
磁ヘッドを用い、微小間隔で複数の磁極の着磁を行なう
と、着磁ヘッドから発生する磁界は、着磁ヘッドの着磁
極間の空隙部にとどまらず周辺まで及ぶため、周方向に
順次着磁してゆく際に、既に着磁された隣接する磁極に
まで磁界の作用が及ぶ。すなわち一つの磁極を着磁した
後、次の磁極を着磁するときに、逆方向の磁界の作用に
よって磁化が弱められてしまうということが起こる。ま
た、着磁の順序等によって、着磁後に他の磁極の着磁の
ための磁界の影響を受けやすい磁極とあまり影響を受け
ない磁極とが生じ、均一な強さの磁極を形成するのが難
しくなる。このように微小間隔で着磁された磁極の強さ
にムラがあると、これを電子写真装置における現像剤担
持体として用いたときに、この現像剤担持体上に形成さ
れる現像剤層にムラが生じ、画像濃度ムラなどの画像劣
化が生じることになる。
【0010】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的は、無端状の周面を有する
被着磁体の周面付近に複数の磁極を微小間隔で形成する
方法であって、磁性粉体が均一に吸着される磁極群を形
成する着磁方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、 磁性材料で形成され
無端状の周面を有する被着磁体、又は無端状の周面上も
しくは周面付近に磁性体層を有する被着磁体に、無端状
周面の幅方向に連続した磁極を、周方向に微小間隔で複
数着磁する方法であって、 前記被着磁体の周方向に二
つの着磁極が対向するように着磁ヘッドを該被着磁体の
周面に当接または近接して配置し、この着磁ヘッドの幅
ごとに一の磁極を複数回に分けて、幅方向に連続するよ
うに着磁するものとし、 一の磁極を複数回に分けて着
磁する際の継目部は、隣接する磁極を複数回に分けて着
磁する継目部と、幅方向にずれた位置に設けるものであ
る。
【0012】このような着磁方法では被着磁体の周面の
幅より小さい幅の着磁ヘッドを用いて、幅方向に連続し
た磁極を複数回に分けて着磁しても、その継目部が周方
向に連続する位置に並ぶことがない。つまり、円環状ま
たは螺旋状に継目部の位置が配列されるのではなく、継
目部の位置が分散することになる。このような継目部
は、着磁ヘッドの中央部で着磁された部分と磁束密度が
やや異なるものとなっており、着磁パターンによって円
環状又は螺旋状に配列されていると、磁性トナーまたは
磁性キャリアのような粉体を吸着したときに、この継目
部が配列された形状に沿って粉体の吸着量の少ない部分
が生じ易い。しかし、上記のように継目部の位置が分散
されていると、継目部による影響が生じにくく、上記の
ような不均一性が解消される。したがって、このように
着磁された被着磁体を、例えば電子写真装置における現
像部材として用いると、ほぼ均一な現像剤層で静電潜像
を現像することができ、濃度むらの無い良好な画像が得
られる。
【0013】請求項2に記載の発明は、 磁性材料で形
成され無端状の周面を有する被着磁体、又は無端状の周
面上もしくは周面付近に磁性体層を有する被着磁体に、
無端状周面の幅方向に連続した磁極を、周方向に微小間
隔で複数着磁する方法であって、 前記被着磁体の周方
向に二つの着磁極が対向するように着磁ヘッドを該被着
磁体の周面に当接又は近接して配置し、 該被着磁体と
前記着磁ヘッドとを該被着磁体の周方向および幅方向に
ほぼ等速度で相対的に移動するとともに、該着磁ヘッド
の励磁コイルに着磁電流を印加し、 前記励磁コイルに
印加する着磁電流は、周方向の着磁間隔が、最終的に着
磁しようとする磁極間隔のN倍(Nは2以上の整数)と
なる電流波形を有するものとし、 前記被着磁体と着磁
ヘッドとの幅方向の相対移動速度は、周方向の相対移動
が一周回する間に、着磁ヘッドの幅のほぼN分の一の距
離を移動するように着磁ヘッドと被着磁体との相対移動
の速度を設定し、 一周回した後の各周回では、先の周
回で着磁した磁極の間に着磁を行うものとし、 N周回
した後の各周回では、先の周回で着磁した磁極の間であ
って、N周回前に着磁した磁極と幅方向に連続する位置
に着磁を行うものである。
【0014】このような着磁方法では、着磁ヘッドと被
着磁体との相対的な移動により、被着磁体の周面に螺旋
状に順次着磁を行っていくことができ、周方向に相対移
動が6周回すると、周方向に所定間隔で磁極が形成され
る。このとき、周方向に隣接した磁極は、互いに着磁ヘ
ッドの幅の1/Nずつずれた位置に着磁される。そし
て、さらに周方向の相対移動を繰り返し、先に着磁した
磁極と幅方向に連続するように着磁を順次行なってゆく
ことにより、幅方向の着磁の継目部は、着磁ヘッドの幅
の1/Nずつずれた位置になり、分散したものとなる。
【0015】請求項3に記載の発明は、 請求項2に記
載の着磁方法において、 前記被着磁体の周方向に等間
隔で着磁される総磁極数Mが、前記Nで割り切れず、該
Mを前記Nで除したときの余りLと前記Nとが互いに素
となるように前記MおよびNを設定するものである。
【0016】このような着磁方法では、最終的な着磁間
隔のN倍の間隔で周方向に着磁を行なってゆくと、着磁
開始から終了まで着磁間隔を変えることなく、非着磁体
の周面の所定領域を連続して着磁することができる。そ
して、幅方向の着磁の継目部は分散されたものとなる。
つまり、周方向の総磁極数Mが、上記Nで割り切れる数
となっていると、周方向の相対移動が一周回したとき
に、先の周回で着磁した位置と重ねて着磁することにな
るが、MがNで割り切れない数となっていることにより
先の周回で着磁した磁極間に順次着磁することができ
る。
【0017】また、MをNで除したときの余りLが、N
の約数であると、連続して着磁を行なうと所定の間隔で
着磁できなくなる。例えば、Nが4、Lが2であると2
周回目の着磁で先の周回で着磁された磁極間の中央、す
なわち先の着磁極から最終的な着磁間隔dの2倍離れた
位置に着磁される。そして3周回目には、1周回目と同
じ位置に着磁され、最初の周回で着磁した磁極と間隔d
で隣接する位置には着磁できない。しかし、LとNとが
素であることにより、等間隔で連続して着磁を行なって
も所定間隔で全ての磁極を順次着磁することができる。
【0018】請求項4に記載の発明は、 磁性材料で形
成され無端状の周面を有する被着磁体、又は無端状の周
面上もしくは周面付近に磁性体層を有する被着磁体に、
無端状周面の幅方向に連続した磁極を、周方向に微小間
隔で複数着磁する方法であって、 前記被着磁体の周方
向に二つの着磁極が対向するように着磁ヘッドを該被着
磁体の周面に当接又は近接して配置し、 該被着磁体と
前記着磁ヘッドとを該被着磁体の周方向に相対的に移動
するとともに、該着磁ヘッドの励磁コイルに着磁電流を
印加し、最終的に着磁しようとする周方向の磁極間隔の
N倍(Nは2以上の整数)の間隔で着磁を行ない、 前
記被着磁体と着磁ヘッドとの相対移動が一周回した後に
は、前記着磁ヘッドを被着磁体の幅方向に、該着磁ヘッ
ドの幅をN分割した距離を移動した位置で、先の周回時
に着磁された磁極間に、同じ間隔で着磁を行ない、 上
記着磁を繰り返して周方向に所定の間隔で磁極を形成す
るとともに、各磁極が幅方向に連続するように着磁を繰
り返すものである。
【0019】このような着磁方法では、最終的に着磁し
ようとする周方向の磁極間隔のN倍で周方向に着磁を行
なうので、着磁の継目部が周方向に並ぶのはN極ごとと
なる。そして、被着磁体の幅方向に着磁ヘッドの幅をN
分割した長さだけずれた位置に継目部が周方向に配列さ
れるが、これらもN極ごとに周方向に配列されたものと
なる。したがって、被着磁体の幅方向に連続した磁極を
設けるときの着磁の継目部が分散される。なお、このと
き着磁ヘッドを一周回ごとに幅方向に移動させる量は、
着磁ヘッドの幅を等分割した量とするのが望ましいがN
分割するのであれば、不均等に分割してもよい。
【0020】請求項5に記載の発明は、 請求項1、請
求項2又は請求項3に記載の着磁方法において、 前記
励磁コイルに印加する着磁電流の波形が、断続的な矩形
波であるものとする。
【0021】例えば正弦波のように連続的に電流値が変
化する波形を着磁ヘッドの励磁コイルに導通し、着磁ヘ
ッドを連続的に移動させて着磁を行なうと、着磁電流の
ピーク時とピーク時との間で、逆方向の磁界で重ねて着
磁される部分が生じる。このような部分では磁化が弱く
なり、この影響で、形成された磁極の磁束密度も小さく
なる。これに対し、断続的な矩形波形で着磁を行なう
と、着磁ヘッドを連続的に移動しても、着磁される範囲
がそれぞれの電流値のピークごとに分散されることにな
り、隣接磁極を着磁するための磁界に影響されにくい。
また、矩形波形とすることによって着磁ヘッドから大き
な磁界が作用する時間を充分に確保することができる。
このため、充分な磁束密度の磁極を形成することが可能
となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本願に係る発明の実施の形
態を図に基づいて説明する。図1は、本願発明の着磁方
法に用いられる着磁装置の一例を示す概略構成図であ
る。この着磁装置1は、円筒状の被着磁体2の周面に複
数の磁極を着磁するために用いるものであり、被着磁体
2をその軸線回りに回転可能に支持する支持部材3、4
と、支持部材3に回転駆動力を付与する回転駆動装置5
とを備えている。そして、上記被着磁体2の周面と対向
する位置には着磁ヘッド6が配設され、この着磁ヘッド
6は、駆動軸8の回転によって被着磁体2の軸線方向に
移動するヘッド支持装置7上に支持されている。
【0023】上記着磁ヘッド6は、図2に示すように軟
磁性材料からなるC字型のコア11を有し、このコア1
1の中央部には励磁コイル12が巻き回され、この励磁
コイル12に電源装置13から着磁電流が供給される。
【0024】なお、前記着磁ヘッドとしては、ハイセキ
ュリティカードシステム、無配向磁気印刷カードシステ
ム、POSシステム、自動販売機、ハイセキュリティ磁
気式金券回収システム、ハイセキュリティカード発券
機、高速カードリーダ、ライタなどに使用されている既
存のものを利用することができる。
【0025】上記ヘッド支持装置7は、着磁ヘッド6を
被着磁体2の軸線方向(X軸方向)およびこれと直角方
向であって着磁ヘッド6と被着磁体2との接触面に垂直
な方向(Y軸方向)に移動可能に支持するものである。
このヘッド支持装置7を駆動する上記駆動軸8は、周面
に雄ねじが設けられており、ヘッド支持装置7に設けら
れた貫通孔の雌ねじと螺合されている。したがって、駆
動軸8を軸線回りに回転させることによってヘッド支持
装置7がX軸方向に移動される。
【0026】上記被着磁体2は、フェライト、Ni、C
o、Te−Fe、GdCo、MnAl等の磁性体からな
る円筒状又は円柱状の部材、非磁性材料からなる円筒状
又は円柱状部材の周面にフェライト等の磁性材料層を形
成した部材、芯材の周囲に磁性材料を含むゴム層を設け
たロール状部材等とすることができる。この被着磁体
は、回転駆動装置5により、軸線回りに任意の回転数で
回転駆動される。
【0027】上記着磁装置を用いて、本願発明に係る着
磁方法を実施しようとするときには、次にように動作さ
せる。無端状の周面を持つ被着磁体2が、前記着磁装置
1の支持部材3、4に装着されると、駆動軸8を回転
し、被着磁体2の周面上で着磁を開始する位置に着磁ヘ
ッド6を移動し、被着磁体2の周面に当接させる。そし
て、このような状態で上記被着磁体2を回転駆動装置5
によって所定の回転数で回転させると同時に、前記着磁
ヘッド6の励磁コイル12に着磁電流を供給する。これ
により、コア11の二つの着磁極が対向する部分に磁界
が発生し、この磁界により被着磁体2が磁化される。
【0028】励磁コイル12に供給される着磁電流の波
形は、例えば図3に示すような断続的な矩形波とするこ
とができる。この波形の周期によって周方向の着磁間隔
が決定され、1/2周期(図3中に示すa)に被着磁体
の周面が移動する距離が着磁間隔となる。
【0029】本願発明に係る着磁方法では、この着磁間
隔は、被着磁体の周面に最終的に着磁しようとする磁極
の間隔より広いものとし、この着磁間隔を最終的な磁極
間隔のN(2以上の整数)倍とする。そして、最初に着
磁した磁極間には被着磁体の回転による次の周回で着磁
を行なう。このとき、着磁ヘッド6は、駆動軸8の回転
により被着磁体2の軸線方向に着磁ヘッド6の幅(トラ
ック幅)より小さい量だけ移動させておき、着磁位置を
被着磁体2の軸線方向にずらせる。このような動作を繰
り返し、N回の周回により最終的な磁極間隔に着磁す
る。さらに、次の周回では最初に着磁した磁極と軸線方
向に連続するように着磁を行なう。このような、着磁を
順次行ない、被着磁体の軸線方向の所定範囲に全周にわ
たって微小間隔で磁極を設ける。
【0030】上記着磁ヘッド6の被着磁体2の軸線方向
の移動は、被着磁体2の回転と同時に等速度で行なって
もよいし、被着磁体2を周方向に着磁するときには静止
させておき、被着磁体2を一周回分着磁するごとに移動
させてもよい。被着磁体2の回転と同時に軸線方向の移
動を行なう場合には、一回転する間に着磁ヘッド6の幅
の1/Nだけ移動するように制御するのが望ましい。ま
た、被着磁体2の一周回分の着磁ごとに移動するときに
は、着磁ヘッドの幅の1/Nだけ移動するのが望ましい
が、不均等にN分割された量だけ移動させるものであっ
てもよい。
【0031】
【実施例】次に上記着磁方法について具体的に説明す
る。まず、請求項1、請求項2、請求項3又は請求項5
に記載の発明の一実施例である着磁方法について説明す
る。ここで用いる被着磁体は、SUS基体に層厚が0.
2mmのフェライト層を形成し、表面にNiの導電コー
ト層を設けた、径が10mm、全長が300mmの円柱
状部材である。着磁ヘッドは、トラック幅が6mm、着
磁極間のギャップが45μmのものを使用する。
【0032】この被着磁体の周方向に302極を、約1
05.4μmの間隔で着磁するものとし、被着磁体は6
0rpmで回転させるとともに、着磁ヘッドは2mm/
秒で被着磁体の軸線方向に移動する。一方、着磁ヘッド
の励磁コイルには1/2周期(図3中のa)が9.93
38ms、電流を導通する時間の割合(図3中のb/
a)が10%、振幅が600mAp−pの離散波形電流
を印加する。なお、上記b/aの値が小さいと、充分な
磁化ができず、b/aの値が大きくなりすぎると、電流
波形の次のピークによる磁化の影響を受けて先の磁極の
磁化が弱くなる。この関係は、図4に示すようになり、
10%付近で磁化が最も強くなる。
【0033】上記のような着磁では、被着磁体の回転の
周速は約31.416mm/秒であり、着磁電流の1/
2周期(9.9338ms)に周面は約312.08μ
m移動し、この間隔すなわち最終的に着磁しようとする
磁極間隔の3倍の間隔で着磁が行なわれる[図5
(a)]。このように最終的な磁極間隔の3倍の間隔で
着磁してゆくと、最終的な周方向の磁極数302は3で
割り切れず、2余るので、一回転したときに、先の周回
で着磁した磁極と、最終的な磁極間隔の2倍分周方向に
ずれた位置に着磁されることになる。また、着磁ヘッド
は、被着磁体の軸線方向に2mm/秒の速度で駆動され
ているので、被着磁体が一回転する間(1秒)に2mm
移動している。したがって、2回目の着磁は、図5
(b)に示すように、着磁ヘッドのトラック幅の1/3
だけ被着磁体の軸線方向にずれた位置で、周方向には先
の周回時に着磁された磁極と、208.052μmすな
わち最終的な磁極間隔の2倍分ずれた位置に着磁が行な
われる。
【0034】同様に、3回目の着磁では、図5(c)に
示すように、最初に着磁した磁極より、軸線方向にトラ
ック幅の2/3、周方向に最終的な磁極間隔分ずれた位
置に着磁される。したがって、1周目から3週目まで
で、周方向に最終的な磁極間隔で着磁が行なわれ、それ
ぞれの周回ごとに着磁された磁極は軸線方向にずれた位
置となる。
【0035】さらにこのような着磁を継続すると4週目
には、図6(a)に示すように1周目に着磁した磁極と
軸線方向に連続する位置に着磁される。また、5周目に
は図6(b)に示すように、2周目に着磁した磁極と軸
線方向に連続するように、6周目には、図6(c)に示
すように、3周目に着磁した磁極と連続するように着磁
される。
【0036】このように連続して着磁を行なうことによ
り、被着磁体の全周にわたり微小間隔を着磁を行なうと
ともに、図7に示すように、軸線方向の着磁の継目部を
分散させることができる。
【0037】なお、上記実施例では、3極おきに着磁を
行なったが、5極おき、7極おきに着磁してもよい。こ
れらの場合には、励磁コイルに導通する着磁電流の1/
2周期および着磁ヘッドの軸線方向の移動速度は次のよ
うに設定する。 5極おきの場合 着磁電流の1/2周期 16.5563秒 着磁ヘッドの移動速度 1.2mm/秒 7極おきの場合 着磁電流の1/2周期 23.1788秒 着磁ヘッドの移動速度 0.857mm/秒
【0038】次に請求項1又は請求項4に記載の発明の
一実施例である着磁方法について説明する。この着磁方
法も上記実施例と同じ装置および同じ被着磁体を用い、
被着磁体の周方向に302極を約105.4μmの間隔
で着磁するものである。着磁ヘッドは被着磁体の周面と
対向させ、静止した状態で被着磁体を60rpmで回転
する。そして着磁ヘッドの励磁コイルには1/2周期が
9.9338ms、電流を導通する時間の割合(図3中
のb/a)が10%、振幅が600mAp−pの離散波
形電流を印加する。
【0039】このような着磁により被着磁体に最終的な
着磁間隔の3倍の間隔で着磁が行われ、被着磁体の一回
転分の着磁が終了したところで着磁電流の導通を一旦停
止させる[図8(a)]。そして、着磁ヘッドを軸線方
向にトラック幅の1/3の距離だけ移動し、先に着磁さ
れた磁極と周方向に最終的な磁極間隔だけずれた位置
に、同様に2周目の着磁を行なう[図8(b)]。さら
に、3周目は着磁ヘッドを再びトラック幅の1/3だけ
移動して同様に着磁を行なう[図8(c)]。このよう
な着磁を繰り返すことによって、被着磁体の所定範囲に
全周にわたって着磁を行ない、着磁の継目部を分散させ
ることができる。
【0040】このように着磁された被着磁体に、平均粒
径が50μm程度の磁性キャリアと非磁性トナーとを混
合した電子写真装置用の現像剤を吸着させると、被着磁
体上にほぼ一層のキャリアからなる現像剤層(キャリア
1個分の厚さを有する現像剤層)をほぼ均一に形成する
ことができ、このような被着磁体を現像剤担持体として
現像を行なうことにより、均一性の高いトナー像を得る
ことができる。
【0041】なお、以上に説明した実施例はいずれも一
つの着磁ヘッドを用いて着磁を行なうものであったが、
同時に複数の着磁ヘッドを用いて着磁を行なうこともで
きる。例えば、三つの着磁ヘッドを被着磁体の軸線方向
に、トラック幅の1/3ずつずらして配置し、それぞれ
の着磁ヘッドは最終的な着磁間隔の3倍のピッチで着磁
を行なうように設定する。そして、これら三つの着磁ヘ
ッドは、被着磁体が周方向に一回転する間に、軸線方向
にトラック幅と同じ距離移動するように設定する。そし
て、2周目以降にはそれぞれの着磁ヘッドが先の周回時
に着磁した磁極と軸線方向に連続した位置に着磁するも
のとする。このような着磁でも同様に、被着磁体の所定
範囲の全周にわたり、所定間隔で磁極を設けることがで
き、着磁の継目部は分散して配列されたものとなる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明に係る着
磁方法では、着磁ヘッドによる着磁の継ぎ目が被着磁体
の着磁領域全体に分散して配列されるため、着磁の継目
部が他と異なる磁束密度となっても、電子写真装置の現
像剤のような磁性粉体を吸着したときに、継目部の影響
が低減される。つまり、見かけ上ほぼ均等に磁性粉体が
吸着される。したがって、このような被着磁体を電子写
真装置の現像部材として用いると、画像濃度ムラの発生
を抑制し、良好な現像を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る着磁方法で用いることができる
着磁装置の一例を示す概略構成図である。
【図2】本願発明にに係る着磁方法で用いることができ
る着磁ヘッドの一例を示す概略図である。
【図3】本願発明に係る着磁方法で、着磁ヘッドの励磁
コイルに印加される着磁電流の波形の一例を示す図であ
る。
【図4】図3に示すような断続的な矩形波形を着磁ヘッ
ドの励磁コイルに印加したときの、電流が導通される時
間の割合(b/a)と着磁された磁極の磁束密度との関
係を示す図である。
【図5】請求項1、請求項2、請求項3又は請求項5に
記載の発明の一実施例である着磁方法における着磁の順
序を示す概略図である。
【図6】請求項1、請求項2、請求項3又は請求項5に
記載の発明の一実施例である着磁方法における着磁の順
序を示す概略図である。
【図7】図5及び図6に示す順序で着磁を行なったとき
の、着磁の継目部の位置を示す概略図である。
【図8】請求項1又は請求項4に記載の発明の一実施例
である着磁方法における着磁の順序を示す概略図であ
る。
【図9】着磁ヘッド近傍の磁力線の状態を示す概略図で
ある。
【図10】従来の着磁方法によって形成された着磁の継
ぎ目の分布状況を示す図である。
【図11】従来の方法で着磁された被着磁体に磁性粉体
を吸着させたときの状態を示す図である。
【図12】被着磁体に着磁しようとする磁化パターンを
示す概略図である。
【符号の説明】
1 着磁装置 2 被着磁体 3 支持部材 4 支持部材 5 回転駆動装置 6 着磁ヘッド 7 ヘッド支持装置 8 駆動軸 11 着磁ヘッドのコア 12 励磁コイル 13 電源

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性材料で形成され無端状の周面を有
    する被着磁体、又は無端状の周面上もしくは周面付近に
    磁性体層を有する被着磁体に、無端状周面の幅方向に連
    続した磁極を、周方向に微小間隔で複数着磁する方法で
    あって、 前記被着磁体の周方向に二つの着磁極が対向するように
    着磁ヘッドを該被着磁体の周面に当接または近接して配
    置し、この着磁ヘッドの幅ごとに一の磁極を複数回に分
    けて、幅方向に連続するように着磁するものとし、 一の磁極を複数回に分けて着磁する際の継目部は、隣接
    する磁極を複数回に分けて着磁する継目部と、幅方向に
    ずれた位置に設けることを特徴とする着磁方法。
  2. 【請求項2】 磁性材料で形成され無端状の周面を有
    する被着磁体、又は無端状の周面上もしくは周面付近に
    磁性体層を有する被着磁体に、無端状周面の幅方向に連
    続した磁極を、周方向に微小間隔で複数着磁する方法で
    あって、 前記被着磁体の周方向に二つの着磁極が対向するように
    着磁ヘッドを該被着磁体の周面に当接又は近接して配置
    し、 該被着磁体と前記着磁ヘッドとを該被着磁体の周方向お
    よび幅方向にほぼ等速度で相対的に移動するとともに、
    該着磁ヘッドの励磁コイルに着磁電流を印加し、 前記励磁コイルに印加する着磁電流は、周方向の着磁間
    隔が、最終的に着磁しようとする磁極間隔のN倍(Nは
    2以上の整数)となる電流波形を有するものとし、 前記被着磁体と着磁ヘッドとの幅方向の相対移動速度
    は、周方向の相対移動が一周回する間に、着磁ヘッドの
    幅のほぼN分の一の距離を移動するように着磁ヘッドと
    被着磁体との相対移動の速度を設定し、 一周回した後の各周回では、先の周回で着磁した磁極の
    間に着磁を行うものとし、 N周回した後の各周回では、先の周回で着磁した磁極の
    間であって、N周回前に着磁した磁極と幅方向に連続す
    る位置に着磁を行うことを特徴とする着磁方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の着磁方法において、 前記被着磁体の周方向に等間隔で着磁される総磁極数M
    が、前記Nで割り切れず、該Mを前記Nで除したときの
    余りLと前記Nとが互いに素となるように前記Mおよび
    Nを設定することを特徴とする着磁方法。
  4. 【請求項4】 磁性材料で形成され無端状の周面を有
    する被着磁体、又は無端状の周面上もしくは周面付近に
    磁性体層を有する被着磁体に、無端状周面の幅方向に連
    続した磁極を、周方向に微小間隔で複数着磁する方法で
    あって、 前記被着磁体の周方向に二つの着磁極が対向するように
    着磁ヘッドを該被着磁体の周面に当接又は近接して配置
    し、 該被着磁体と前記着磁ヘッドとを該被着磁体の周方向に
    相対的に移動するとともに、該着磁ヘッドの励磁コイル
    に着磁電流を印加し、最終的に着磁しようとする周方向
    の磁極間隔のN倍(Nは2以上の整数)の間隔で着磁を
    行ない、 前記被着磁体と着磁ヘッドとの相対移動が一周回した後
    には、前記着磁ヘッドを被着磁体の幅方向に、該着磁ヘ
    ッドの幅をN分割した距離を移動した位置で、先の周回
    時に着磁された磁極間に、同じ間隔で着磁を行ない、 上記着磁を繰り返して周方向に所定の間隔で磁極を形成
    するとともに、各磁極が幅方向に連続するように着磁を
    繰り返すことを特徴とする着磁方法。
  5. 【請求項5】 請求項1、請求項2又は請求項3に記
    載の着磁方法において、 前記励磁コイルに印加する着磁電流の波形が、断続的な
    矩形波であることを特徴とする着磁方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014120600A (ja) * 2012-12-17 2014-06-30 Mglab Co Ltd 着磁方法及び着磁装置

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JP2014120600A (ja) * 2012-12-17 2014-06-30 Mglab Co Ltd 着磁方法及び着磁装置

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