JP2000113637A - ディスククリーナー装置 - Google Patents

ディスククリーナー装置

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JP2000113637A
JP2000113637A JP10296088A JP29608898A JP2000113637A JP 2000113637 A JP2000113637 A JP 2000113637A JP 10296088 A JP10296088 A JP 10296088A JP 29608898 A JP29608898 A JP 29608898A JP 2000113637 A JP2000113637 A JP 2000113637A
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disk
polishing
abrasive body
compact disk
abrasive
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JP10296088A
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English (en)
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Takashi Sato
貴 佐藤
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Shoyo Seiki KK
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Shoyo Seiki KK
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 研摩量を大きくすることができるディスクク
リーナー装置を提供する。 【解決手段】 ディスク(8)を載置するディスク受台
(6)と、ディスク受台を回転させるモータ(2)と、
円筒形状の研摩体(4,14)を複数個保持する研摩体
保持装置(10,12)と、を備え、前記研摩体は前記
ディスクとの摩擦により従動回転すると共にディスク表
面を研摩する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスククリーナー
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンパクトディスクのようにレーザー光
により再生可能な記録媒体は、その表面に傷が付くと、
その傷の深さや位置によって再生不可能となることがあ
る。このため、表面を研摩することにより傷を除去する
ディスククリーナー装置が従来から用いられている。
【0003】図10はこのようなディスククリーナー装
置の従来例を示す。モータ102により回転する研摩体
104と、回転可能に設けられたコンパクトディスク受
台106上にコンパクトディスク108を取付け、研摩
体104の周面104Aによりコンパクトディスク10
8の表面を研摩する。コンパクトディスク108は研摩
体104から受ける摩擦力によって従動回転する。
【0004】この装置の研摩体104は例えば綿製の円
形の素材を積層して円筒形状に成形したものであり、そ
の周面へ研摩砥粒を油脂等の油へ混入した研摩剤や仕上
げ剤等を付着させてコンパクトディスク108の表面を
研摩するものである。
【0005】なお、研摩体104の研摩体回転軸103
を、図11及び図12に示すように、コンパクトディス
ク108の中心線108Aと平行に且つ該中心線108
Aから偏心させて配置する装置も従来から用いられてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】コンパクトディスクの
表面の傷を除去して美しい表面とするためには、研摩量
の関係から一度の研摩工程では足らず、複数回の研摩工
程を行なう必要のある場合が多い。この場合、第一工程
は研摩量の大きな荒研摩工程とし、最終工程は仕上げ工
程とするというように、各工程で研摩量を少しずつ減少
させてゆくのが一般的である。
【0007】このような複数の工程は、同じディスクク
リーナー装置を複数台用い、研摩剤等の種類を代えるこ
とによって行っている。従って、1枚のコンパクトディ
スク108の研摩を行うに際して、第1の研摩工程を終
えた後、第1のディスククリーナー装置のコンパクトデ
ィスク受台106からコンパクトディスク108を取り
外し、そのコンパクトディスク108を第2の工程用の
ディスククリーナー装置のコンパクトディスク受台10
6上へセットする必要があり、更に第3の工程、第4の
工程がある場合には同様の脱着作業を行う必要があるの
で作業効率が低下し、単位時間当りの研摩処理枚数を低
下させる原因となっている。
【0008】また、コンパクトディスク108の回転方
向と研摩体104の配置によって、研摩体104の両端
のうちコンパクトディスク108の中心部108Cに近
い側の端部の研摩体素材104Eが変形を受けることが
本発明者によって見いだされた。例えば、コンパクトデ
ィスク108が図示のQ方向(左回転方向)に回転し、
研摩体104が図11及び図12に示すような位置(コ
ンパクトディスク108の第4象限)に配置されている
場合、図12に示すように、コンパクトディスク108
の中心部108Cに近い側の研摩体素材104Eがコン
パクトディスク108の中心部108Cから遠ざかる方
向(図の左方向)へ押される結果、研摩体104の周面
104Aから突出する突出部104Cを形成する。この
ように突出部104Cを形成する理由は、図11に示す
ように、研摩体104の端部がコンパクトディスク10
8から受ける力摩擦F1の研摩体回転軸103方向分力
F1xの向きに依存するものと考えられる。このような
突出部104Cが形成されると、コンパクトディスク1
08へ研摩痕が発生してしまうことがある。
【0009】一方、コンパクトディスク108の中心部
108Cから遠い側の研摩体素材104Fに関しては、
コンパクトディスク108から受ける力F2の研摩体回
転軸103方向分力F2xがF1xよりもかなり小さい
ことや、図12に示した場合のように研摩体素材104
Fはコンパクトディスク108から外れて研摩に関わら
ない場合がある等の理由から、研摩体104の端部は変
形をしない、あるいは変形をしても僅かの変形である。
このため、特に不都合が生じない場合が多い。
【0010】なお、図11及び図12において、Mは研
摩体104とコンパクトディスク8との接触領域を示
す。本発明の一般的な目的は、研摩量を大きくすること
ができるディスククリーナー装置を提供することにあ
る。本発明の他の目的は、一台の装置で複数の研摩工程
を行うことができ、従って作業効率を向上させることが
できるディスククリーナー装置を提供することにある。
【0011】本発明の更に他の目的は、上記した理由で
研摩体に生じる突出部104Cの発生を防止し、該突出
部が原因の研摩痕を防止することができるディスククリ
ーナー装置を提供することにある。本発明の更に他の目
的は、新規な構成を有するディスククリーナー装置を提
供することにある。本発明の更に他の目的は、以下の説
明から明らかとなる。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によれば、ディスクを載置するディスク受台
と、ディスク受台を回転させるモータと、円筒形状の研
摩体を複数個保持する研摩体保持装置と、を備え、前記
研摩体は前記ディスクとの摩擦により従動回転すると共
にディスク表面を研摩することを特徴とするディスクク
リーナー装置が提供される。前記研摩体は、円形の研摩
体素材を複数枚積層して円筒形状とされている。
【0013】例えば前記研摩体保持装置は、水平のタレ
ット回転軸を有するタレット式の研摩体保持板であり、
最下方に位置する研摩体が前記ディスク表面を研摩す
る。
【0014】好ましくは前記研摩体は研摩工程の際に、
研摩体回転軸が前記ディスクの中心線と平行に且つ該中
心線から偏心し、さらに、前記ディスクとの接触領域の
うち前記ディスクの中心に近い側が前記ディスクから受
ける摩擦力の研摩体回転軸方向分力が研摩体から遠ざか
る方向に向くように配置されている。
【0015】前記研摩体保持装置は、2個の研摩体を保
持する研摩体ホルダであり、2個の研摩体が同時に前記
ディスク表面を研摩するように構成することもできる。
好ましくは前記ディスク受台を揺動させる揺動装置を備
えることを特徴とする。前記ディスクは例えばコンパク
トディスクである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の発
明の実施の形態を説明する。
【0017】図1及び図2は本発明によるディスククリ
ーナー装置をコンパクトディスククリーナー装置に応用
した第1の実施の形態を示し、図1は正面図、図2は上
面図である。
【0018】これらの図において、モータ2により回転
されるコンパクトディスク受台6上にコンパクトディス
ク8が載置されている。コンパクトディスク受台6の上
方に3個の円筒形状の研摩体4を保持する研摩体保持板
10が配置されている。この研摩体保持板10はタレッ
ト式であり、その中心へ水平の回転軸(タレット回転
軸))10Aを固定されている。研摩体保持板10は、
回転軸10A、歯車16,18を介してタレット割出モ
ータ20によって割出される。
【0019】モータ2とコンパクトディスク受台6は揺
動アーム22に取付けられている。揺動アーム22は揺
動軸24を中心として矢印B方向へ回転可能とされ、モ
ータ26によって回転される偏心カム28と当接してい
る。揺動軸24はこの偏心カム28によってコンパクト
ディスク受台6及びコンパクトディスク8を矢印A方向
へ揺動運動させる。更に揺動アーム22は図2の一点鎖
線で示した脱着位置Dへ手動または自動によって移動す
ることができる。
【0020】揺動アーム22は偏心カム28によって揺
動可能なように、常時偏心カム28と当接する方向(図
2の反時計方向)へ、図示しない弾性手段によって付勢
されてる。なお、脱着位置Dへ移動する際にはこの弾性
手段による付勢は解除される。また、研摩体4とコンパ
クトディスク8との間に研摩力を与えるために、常時コ
ンパクトディスク受台6を上方へ加圧する方向へ図示し
ない弾性手段によって付勢されてる。この研摩力を与え
るための弾性手段はその付勢力を調整可能とすることに
よって、研摩力を調整可能にされている。
【0021】各研摩体4は、円形の研摩体素材を複数枚
積層して円筒形状とされている。回転軸(研摩体回転
軸)3の回りを回転可能な研摩体4はコンパクトディス
ク8との接触により摩擦力を受け、回転すると共にコン
パクトディスク8の表面を研摩する。すなわち、研摩体
4は回転可能であるがそれ自体モータ等の駆動源によっ
て回転されるのではなく、コンパクトディスク8の回転
に伴って従動回転する。
【0022】3個の研摩体4はそれぞれ研摩体素材の材
質あるいは付着される研摩剤が異なり、研摩されるコン
パクトディスク8の研摩量及び仕上げ程度が異なる。例
えば図1の最下方に位置している研摩体4は研摩量が大
きなもので荒研摩工程を行い、右上の研摩体4は研摩量
が一番少ないもので仕上げ工程を行い、左上の研摩体4
は研摩量が3個の研摩体4の中では2番目で、中研摩工
程を行う。
【0023】荒研摩工程、中研摩工程、仕上げ工程の各
工程を終了した後、揺動アーム22を脱着位置Dへ移動
して、研摩終了後のコンパクトディスク8を取り出し、
次に研摩するコンパクトディスク8をコンパクトディス
ク受台6上へ載置する。
【0024】このように本実施の形態においては、一台
の装置で3段階の研摩工程を行うことができる。しかも
各工程毎にコンパクトディスク8の脱着作業を行う必要
はないので、作業効率が向上する。また、従来のように
研摩体4をモータによって駆動してコンパクトディスク
8を従動させる例に比べ、コンパクトディスク受台6を
モータ2によって駆動し、研摩体4を従動させると、研
摩量が増大することが判明した。
【0025】図3〜図6は、コンパクトディスク8の回
転方向と研摩体4の配置位置との関係を説明するための
原理図である。
【0026】研摩体4は、研摩体回転軸3がコンパクト
ディスク8の中心線8Aと平行に且つ該中心線8Aから
偏心するように配置されている。
【0027】図3及び図4に示すように、コンパクトデ
ィスク8がR方向(右方向)に回転し、研摩体4が図示
の位置(コンパクトディスク8の第4象限)に配置され
ている場合、コンパクトディスク8の中心部8Cに近い
側の研摩体素材4Eが、研摩体4から遠ざかる方向へ延
びる延出部4Bを形成する。
【0028】このように延出部4Bを形成する理由は、
図3に示すように、研摩体4とコンパクトディスク8と
の接触領域Mのうち、コンパクトディスク8の中心部8
Cに近い側の部分において、コンパクトディスク8から
受ける力F1の研摩体回転軸3方向の分力F1xの方向
が研摩体4から遠ざかる方向(図の右方向)だからであ
ると考えられる。図11、図12で示した突出部104
Cの代わりにこのような延出部4Bが形成されても、コ
ンパクトディスク8へ悪影響を与えることはない。
【0029】一方、コンパクトディスク8の中心部8C
から遠い側の研摩体素材4Fがコンパクトディスク8か
ら受ける力F2の研摩体回転軸3方向の分力F2xに関
しては、図11、図12で説明したように、F1xより
もかなり小さいことや、研摩体素材4Eはコンパクトデ
ィスク8から外れて研摩に関わらない場合がある等の理
由から、変形をしない、あるいは変形をしても僅かの変
形であるため、特に不都合が生じない場合が多い。
【0030】図5はコンパクトディスク8が右回転する
場合に、研摩体4をコンパクトディスク8の各象限毎に
配置したとき、研摩体4とコンパクトディスク8との接
触領域Mのうち、コンパクトディスク8の中心部8Cに
近い側の部分において、コンパクトディスク8から受け
る力F1及びF1xを示す図であり、同様に図6はコン
パクトディスク8が左回転する場合に研摩体4をコンパ
クトディスク8の各象限毎に配置したときの上記力F1
及びF1xを示す図である。
【0031】コンパクトディスク8がR方向(右方向)
に回転する場合、図5に示すように、第2象限と第4象
限へ研摩体4を配置したとき、研摩体4とコンパクトデ
ィスク8との接触領域Mのうち、コンパクトディスク8
の中心部8Cに近い側の部分において、コンパクトディ
スク8から受ける力F1の研摩体回転軸3方向の分力F
1xの方向が研摩体4から遠ざかる方向(第2象限の場
合は図の左方向、第4象限の場合は図の右方向)とな
り、研摩体4に図4の延出部4Bが生じる。一方、第1
象限と第3象限へ研摩体4を配置したとき、分力F1x
の方向は逆方向(第1象限の場合は図の右方向、第3象
限の場合は図の左方向)となり、研摩体4に図12の突
出部104Cが生じる。
【0032】コンパクトディスク8がQ方向(左方向)
に回転する場合、図6に示すように、第1象限と第3象
限へ研摩体4を配置したとき、研摩体4とコンパクトデ
ィスク8との接触領域Mのうち、コンパクトディスク8
の中心部8Cに近い側の部分において、コンパクトディ
スク8から受ける力F1の研摩体回転軸3方向の分力F
1xの方向が研摩体4から遠ざかる方向(第1象限の場
合は図の左方向、第3象限の場合は図の右方向)とな
り、研摩体4に図4の延出部4Bが生じる。一方、第2
象限と第4象限へ研摩体4を配置したとき、分力F1x
の方向は逆方向(第2象限の場合は図の右方向、第4象
限の場合は図の左方向)となり、研摩体4に図12の突
出部104Cが生じる。
【0033】従って、本実施の形態において、コンパク
トディスク受台6あるいはコンパクトディスク8が右回
転する場合には、研摩体4は第2象限または第4象限へ
配置し、コンパクトディスク受台6あるいはコンパクト
ディスク8が左回転する場合には、研摩体4は第1象限
または第3象限へ配置される。このように配置すること
によって、研摩体に生じる突出部104Cの発生を防止
することができる。
【0034】図7及び図8は本発明によるディスククリ
ーナー装置をコンパクトディスククリーナー装置に応用
した第2の実施の形態を示し、図7は正面図、図8は上
面図である。
【0035】第1の実施の形態の場合は3個の研摩体4
を用いていたが、この第2の実施の形態の場合、6個の
研摩体4,14を用いている。図8から明らかなよう
に、研摩体には、研摩体保持板10に接近して配置され
る研摩体4と、研摩体保持板10から離れて配置される
研摩体14の2種類があり、各研摩工程の際には2個の
研摩体4,14が同時にコンパクトディスク8の表面を
研摩する。
【0036】その他の点は第1の実施の形態と同じで、
研摩体4,14の配置に関しても、図3〜図6を用いて
説明した通り、コンパクトディスク受台6あるいはコン
パクトディスク8が右回転する場合には、研摩体4,1
4は第2象限及び第4象限へ配置し、コンパクトディス
ク受台6あるいはコンパクトディスク8が左回転する場
合には、研摩体4,14は第1象限及び第3象限へ配置
される。
【0037】このように本実施の形態においては、一台
の装置で3段階の研摩工程を行うことができるので作業
効率が向上することに加え、各研摩工程において2個の
研摩体4,14を同時に用いて研摩を行うので、更に研
摩量を大きくすることができる。
【0038】図9は本発明によるディスククリーナー装
置をコンパクトディスククリーナー装置に応用した第3
の実施の形態の上面図である。この実施の形態では、2
個の研摩体4,14のみを用いており、また、研摩体
4,14はタレット式の研摩体保持板ではなく、研摩体
ホルダ12によって保持されている。コンパクトディス
ク受台6が図示しないモータによって駆動される点を含
め、揺動アーム22、揺動軸24、モータ26、偏心カ
ム28等は第1及び第2の実施の形態と同様の構成であ
る。また、研摩体4,14の配置に関しても、図3〜図
6を用いて説明した通り、コンパクトディスク受台6あ
るいはコンパクトディスク8が右回転する場合には、研
摩体4,14は第2象限及び第4象限へ配置し、コンパ
クトディスク受台6あるいはコンパクトディスク8が左
回転する場合には、研摩体4,14は第1象限及び第3
象限へ配置される。この実施の形態によれば、2個の研
摩体4,14を同時に用いて研摩を行うので、研摩量を
大きくすることができる。
【0039】以上、本発明のディスククリーナー装置を
図面に示した実施の形態に基づいて説明したが、本発明
は図示した装置に限定されず、種々変形可能である。例
えば、図1及び図2には研摩体4を3個設けた例を示し
たが、2個、4個、あるいは5個以上設けることがで
き、この場合作業工程をそれぞれ2、4、5工程以上と
必要に応じた回数だけ行うことができる。図7及び図8
に示した例においても、2個の研摩体4,14を1組と
て3組設けているが、2組、4組あるいは5組以上設け
ることができる。
【0040】
【発明の効果】本発明のディスククリーナー装置によれ
ば、ディスク受台6をモータ2によって駆動し、研摩体
4を従動させることにより、従来のように研摩体4をモ
ータによって駆動してディスク8を従動させる例に比
べ、研摩量が増大させることができる。
【0041】また、本発明のディスククリーナー装置に
よれば、水平の回転軸10Aを有するタレット式の研摩
体保持板10によって複数個の研摩体4を保持したので
一台の装置で複数の研摩工程を行うことができ、従って
作業効率を向上させることができる。
【0042】更に本発明によれば、研摩体4,14を、
研摩工程の際にディスク8の中心線8Aと平行に且つ該
中心線から偏心し、さらに、ディスク8との接触領域M
のうち前記ディスク8の中心8Cに近い側が前記ディス
クから受ける摩擦力の研摩体回転軸方向分力が研摩体か
ら遠ざかる方向に向くように配置することにより、研摩
体4,14に生じる突出部104Cの発生を防止するこ
とができ、従って、該突出部104Cが原因の研摩痕を
防止することができる。
【0043】更に本発明によれば、2個の研摩体4,1
4が同時にディスク表面を研摩するので、研摩量を大き
くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるディスククリーナー装置をコン
パクトディスククリーナー装置に応用した第1の実施の
形態の正面図である。
【図2】 本発明によるディスククリーナー装置をコン
パクトディスククリーナー装置に応用した第1の実施の
形態の上面図である。
【図3】 コンパクトディスクが右回転する場合にディ
スクの第四象限に配置された研摩体の端部の研摩体素材
が受ける力を説明するための原理図である。
【図4】 コンパクトディスクが右回転する場合にディ
スクの第四象限に配置された研摩体の端部の研摩体素材
が受ける変形を説明するための原理図である。
【図5】 コンパクトディスクが右回転する場合に、研
摩体をコンパクトディスクの各象限毎に配置したとき、
研摩体とコンパクトディスクとの接触領域のうち、コン
パクトディスクの中心部に近い側の端部において研摩体
素材が受ける力を説明するための原理図である。
【図6】 コンパクトディスクが左回転する場合に、研
摩体をコンパクトディスクの各象限毎に配置したとき、
研摩体とコンパクトディスクとの接触領域のうち、コン
パクトディスクの中心部に近い側の端部において研摩体
素材が受ける力を説明するための原理図である。
【図7】 本発明によるディスククリーナー装置をコン
パクトディスククリーナー装置に応用した第2の実施の
形態の正面図である。
【図8】 本発明によるディスククリーナー装置をコン
パクトディスククリーナー装置に応用した第2の実施の
形態の上面図である。
【図9】 本発明によるディスククリーナー装置をコン
パクトディスククリーナー装置に応用した第3の実施の
形態の上面図である。
【図10】 ディスククリーナー装置の従来例の側面図
である。
【図11】 コンパクトディスクが左回転する場合にデ
ィスクの第四象限に配置された研摩体の端部の研摩体素
材が受ける力を説明するための原理図である。
【図12】 コンパクトディスクが左回転する場合にデ
ィスクの第四象限に配置された研摩体の端部の研摩体素
材が受ける変形を説明するための原理図である。
【符号の説明】
M 研摩体とコンパクトディスクとの接触領域 F1 研摩体がコンパクトディスクから受ける力 F1x 力F1の研摩体回転軸方向分力 2 モータ 3,103 研摩体回転軸 4,14,104 研摩体 4B 延出部 104C 突出部 4E,104E 研摩体素材 4F,104F 研摩体素材 6,106 コンパクトディスク受台 8,108 コンパクトディスク 8A,108A コンパクトディスクの中心線 8C,108C コンパクトディスクの中心部 10 研摩体保持板 10A タレット回転軸 16,18 歯車 20 タレット割出モータ 22 揺動アーム 24 揺動軸 26 モータ 28 偏心カム 102 モータ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクを載置するディスク受台と、 ディスク受台を回転させるモータと、 円筒形状の研摩体を複数個保持する研摩体保持装置と、
    を備え、 前記研摩体は前記ディスクとの摩擦により従動回転する
    と共にディスク表面を研摩することを特徴とするディス
    ククリーナー装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のディスククリーナー装置
    において、前記研摩体は、円形の研摩体素材を複数枚積
    層して円筒形状とされていることを特徴とするディスク
    クリーナー装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のディスククリー
    ナー装置において、前記研摩体保持装置は、水平のタレ
    ット回転軸を有するタレット式の研摩体保持板であり、
    最下方に位置する研摩体が前記ディスク表面を研摩する
    ことを特徴とするディスククリーナー装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載のディスククリー
    ナー装置において、前記研摩体は研摩工程の際に、研摩
    体回転軸(3)が前記ディスクの中心線(8A)と平行
    に且つ該中心線から偏心し、さらに、前記ディスクとの
    接触領域(M)のうち前記ディスクの中心(8C)に近
    い部分が前記ディスクから受ける摩擦力(F1)の研摩
    体回転軸方向分力(F1x)が研摩体から遠ざかる方向
    に向くように配置されていることを特徴とするディスク
    クリーナー装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または2記載のディスククリー
    ナー装置において、前記研摩体保持装置は、2個の研摩
    体を保持する研摩体ホルダであり、2個の研摩体が同時
    に前記ディスク表面を研摩することを特徴とするディス
    ククリーナー装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5までのうちのいずれか1
    つの項に記載のディスククリーナー装置において、前記
    ディスク受台を揺動させる揺動装置を備えることを特徴
    とするディスククリーナー装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から6までのうちのいずれか1
    つの項に記載のディスククリーナー装置において、前記
    ディスクはコンパクトディスクであることを特徴とする
    ディスククリーナー装置。
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