JP2000113625A - 担体収納ラック及び担体自動再生装置 - Google Patents

担体収納ラック及び担体自動再生装置

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JP2000113625A
JP2000113625A JP10293026A JP29302698A JP2000113625A JP 2000113625 A JP2000113625 A JP 2000113625A JP 10293026 A JP10293026 A JP 10293026A JP 29302698 A JP29302698 A JP 29302698A JP 2000113625 A JP2000113625 A JP 2000113625A
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disk
carrier
storage rack
prevention shaft
shaft
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JP10293026A
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Tsutomu Minagawa
勉 皆川
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Nippon Columbia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 担体自動再生装置の筐体内に収納していたデ
ィスク収納ラックを筐体外に取り出す際にディスク収納
ラックに挿通する担体脱落防止軸を認識し易い位置に保
管する。 【解決手段】 ディスク収納ラック3aの前面板11F
と後面板11Bの後部下端のコーナに設けられた空間内
に担体脱落防止軸17を保管し、取り出し時に認識し易
い様にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンパクトディスク
(以下CDと記す)等の担体を収納する担体収納ラック
及び担体を自動再生する担体自動再生装置に係わり、特
に、担体収納ラックの担体脱落防止軸の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、再生専用の光ディスクとして
のCD、或は記録、再生可能なカートリッジ内に収納さ
れたミニディスク(MD)等の複数の担体を担体収納ラ
ックに配設し、これら複数の担体収納ラックに収納した
任意の番地の担体を操作手段を介して指定することで、
指定した担体を担体収納ラックより担体搬送手段を介し
て、担体を再生又は/及び記録する担体再生又は/及び
記録手段(以下、再生又は/及び記録手段を含めてディ
スク駆動手段として説明を進める。)に持ち来たすか、
このディスク駆動手段に載置された担体をピックアップ
して、上記した担体搬送手段を介して、上記担体収納ラ
ックに収納する様に成した担体収納ラック及びオートチ
ェンジャ式の担体自動再生装置は広く利用されて公知で
ある。
【0003】図7A,Bは、本出願人が先に提案した上
述の如き担体収納ラック及び担体自動再生装置(以下オ
ートチェンジャと記す)1の斜視図を示すものであり、
オートチェンジャ1の筐体内には複数のCD等の光ディ
スクの如き担体(以下、ディスクと記す)2を複数の仕
切板11a,11b‥‥間に収納した担体収納ラック
(以下ディスク収納ラックと記す)3aには、ディスク
2を収納或は取り出すためにディスク収納ラック3aの
開口部の前方下側にレール12が敷設され、このレール
12の長手方向に沿って、ディスク搬送手段4が摺動自
在に枢着されている。
【0004】上述のディスク搬送手段4には更に、担体
案内手段を構成するディスクローダ15が回動自在に枢
着されている。このディスクローダ15にはディスク2
を保持すると共にディスク2をディスク駆動手段5のタ
ーンテーブル20上に載置可能とされ、ターンテーブル
20上に載置されたディスク2はシャーシ10上に配さ
れたディスク駆動手段5上にクランプされて、再生又は
記録状態と成される。
【0005】上述のディスク収納ラック3aは前面板1
1F及び後面板11B間に上記した複数の仕切板11
a,11bが形成され、これら前面板11F及び11B
には透孔11Fa及び11Baが穿たれている。
【0006】又、ディスク収納ラック3aをオートチェ
ンジャ1の筐体19から外に取り出す為に、前面板11
Fに固定された把手16を矢印A方向に引き出す際に
は、例えば、筐体19の側面の内側に収納させた担体脱
落防止軸17を取り出して前面板11Fの透孔11Fa
及び仕切板11a及び11b間に載置した複数のディス
ク2の中心孔2a並びに後面板11Bの透孔11Baに
挿通して複数のディスクを固定させた後にディスク収納
ラック3aを筐体19の前方に引き出し、複数のディス
ク2が仕切板11a及び11bから脱落しない様に成さ
れていた。
【0007】更に、筐体19から取り出したディスク収
納ラック3aを床面に垂直に立てて保管するために後面
板11Bの上側には後方に向って折り曲げ部11Bbを
形成すると共に図7AのB方向からの矢視図である図7
Bに示されている様に折り曲げ部11Bbの突出長さと
同一長さのディスク収納ラック3aの位置出し用の2本
のボス11Bcを後面板11Bの前方に植立して、ディ
スク収納ラック3aの立設時に3点で支持させる様に成
されていた。
【0008】上述の構成のオートチェンジャの動作とし
ては、先ず、ディスク収納ラック3aに収納された指定
ディスク2の位置にディスク搬送手段4をレール12に
沿って移動し、このディスク搬送手段4の垂直部(上下
方向)に平行になる様に回動されて図7Aの様に垂直状
態に成されたディスクローダ15にディスク搬送手段4
の桁部4aを介して指定ディスク2が取り込まれる。
【0009】次に、指定ディスク2を再生するために、
例えば、空の状態にある駆動手段5側にディスクローダ
15を含むディスク搬送手段4をレール12に沿って所
定方向に移動し、ディスク駆動手段5のターンテーブル
20上に持ち来した状態でディスクローダ15をディス
ク駆動手段5側に倒して、ターンテーブル20に設けら
れた傾斜部にディスク2の中心孔2aを嵌挿させてター
ンテーブル20上にディスク2を載置した後にディスク
ローダ15をディスク搬送手段4の垂直部側に逆回転さ
せて元位置に戻される。その後、ディスク2をクランプ
し、再生又は記録状態とする様に成されている。
【0010】又、再生終了したディスク2は上述と逆の
操作でディスクローダ15に設けたガイドローラでディ
スク2の外周を把持した後に、ディスクローダ15を時
計方向に回動して垂直状態とした後にディスク搬送手段
4をレール12に沿ってレール12の長手方向に移動さ
せて、ディスク収納ラック3aの所定位置に持ち来た
し、ガイドローラを解放して、所定の収納位置にディス
ク2を収納する様に成されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のディスク収納ラ
ック3a及びオートチェンジャ1に用いる担体脱落防止
軸17は上述の様に筐体19の内側面に保管場所がある
ため、ディスク収納ラック3aをオートチェンジャ1の
筐体19外に引き出す際に、担体脱落防止軸17をディ
スク収納ラック3aの前面板11Fの透孔11Faに挿
通して複数のディスク2を固定させ様としても担体脱落
防止軸17がどこにあるかを探し出し難い問題があっ
た。
【0012】さらに、筐体19から取り出したディスク
収納ラック3aを床面から垂直に立てて保管するため
に、ディスク収納ラック3aの後面板11Bに設けた2
本のディスク収納ラック3aの位置出し用ボス11Bc
と同じ長さの折り曲げ部11Bbを後面板11Bに設け
る必要があった。
【0013】本発明は叙上の問題を解消する様に成した
もので、発明が解消しようとする課題はオートチェンジ
ャ1の筐体19からディスク収納ラック3aを引き出す
際に担体脱落防止軸17をディスク収納ラック3aに保
管する様にして、この担体脱落防止軸17が直ちに見易
い場所に配設することで、担体脱落防止軸を認識し易く
したディスク収納ラック及びディスク自動再生装置を得
る様に成したものである。
【0014】本発明が解消しようとする第2の課題は担
体脱落防止軸に係止部を設けて、担体脱落防止軸をディ
スク収納ラック3aの前面板11F及び後面板11Bに
穿った透孔11Fa及び11Ba並びにディスク収納ラ
ック3aに配設したディスク2の中心孔2aを貫通挿入
して係止した時に、後面板11Bから担体脱落防止軸1
7の先端部が突出する突出部を設けて、筐体19から取
り出したディスク収納ラックを床面に垂直に立てて保管
することが出来る様に成したディスク収納ラックを得よ
うとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】第1の本発明のディスク
収納ラックは複数のディスク2を収納するディスク収納
ラック3aの前後面板11F及び11Bに設けた担体脱
落防止軸17を保管する保管挿通孔21Fをディスク収
納ラック3aのディスク2が接触しないコーナ部に設け
たものである。
【0016】第2の本発明のディスク収納ラック3aは
複数のディスク2を収納するディスク収納ラック3aの
前後面板11F及び11Bに設けた透孔11Fa及び1
1Baに挿通する担体脱落防止軸17の一方の端部に透
孔11Faに係止する係止部17gを設け、ディスク収
納ラック3aの後面板11Bに設けた複数の突出ボス1
1Bcと、担体脱落防止軸17の係止部17gにより複
数のディスク2をディスク収納ラック3aに収納して係
止する時に後面板11Bより突出した軸先端部17cと
によってディスク収納ラック3aを立設させる様に成し
たものである。
【0017】第1の本発明によれば担体脱落防止軸17
をディスク収納ラック3a内に保管するので、担体脱落
防止軸17を認識し易くすることが出来るディスク収納
ラック3a及びオートチェンジャ1を得ることが出来
る。
【0018】第2の本発明によれば担体脱落防止軸17
をディスク収納ラック3aの前面板11Fに設けた透孔
11Faに挿通してディスク収納ラック3aの前面板1
1Fに係止し、後面板11Bから担体脱落防止軸17の
先端を突出させることにより、筐体19から取り出した
ディスク収納ラック3aを床面25に垂直に立設させる
ことが出来るディスク収納ラック3aを得ることが出来
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の担体自動再生装置
であるオートチェンジャを図1乃至図6によって説明す
る。図1は本発明のオートチェンジャの全体的な構成を
示す一部を断面とする斜視図を示すものである。
【0020】図1に於いて、オートチェンジャ1の筐体
19内には正面のパネル側からシャーシ10上の奥行方
向に向って少くとも1つのディスク2を再生又は/及び
記録する再生又は/及び記録可能なディスク駆動手段5
が配設されている。このディスク駆動手段5の例えば、
筐体19の左側にパネル側から奥行方向に向って複数の
CD或はMDを収納したカートリッジが並設可能なディ
スク収納ラック3aが配設されている。
【0021】ディスク収納ラック3aは複数の仕切板1
1aと次の仕切板11bとで形成される複数の溝部にデ
ィスク2を各々収納して保持される様に成され、溝部の
前面側並びに上面側は開口部と成されている。
【0022】ディスク収納ラック3aはパネル側から奥
行方向にシャーシ10に沿って筐体19内に摺動可能と
なされ、ディスク2の交換はディスク収納ラック3aの
把手16を持って手前(パネル側)に引き出すことで簡
単に行うことが出来る様になされている。
【0023】本例に用いるディスク収納ラック3aの具
体的構成は後述するも、先にオートチェンジャ1の全体
的構成を説明する。
【0024】ディスク収納ラック3aとディスク駆動手
段5間にはパネル側から奥行方向にシャーシ10の上面
に沿ってレール12が配設され、このレール12に沿っ
てディスク搬送手段4が摺動可能に配設され、例えば、
ワイヤの一端をディスク搬送手段4に固定し、このワイ
ヤ13をシャーシ10の前後端に回動自在に枢着したプ
ーリ36及び36間に掛け渡され、一方のプーリ36を
駆動用のモータで駆動することでディスク搬送手段4は
矢印C−C′方向に移動する様に成されている。
【0025】ディスク搬送手段4はレール12に沿って
摺動する摺動部4bと、この摺動部4bに対して回動可
能となされたディスクローダ15と、ディスク収納ラッ
ク3aとディスク駆動手段5間を架橋する様なディスク
搬送部となる桁部4aとより構成されている。
【0026】ディスク搬送手段4の摺動部4bの上面に
はディスクローダ15内にディスク収納ラック3aから
ディスク2を搬出し易い様なガイドが形成され、更に、
ディスク収納ラック3aの底面に穿たれた透孔内に挿入
されて、仕切板11a及び11b間に保持したディスク
2を上動させる図示しないリフタが摺動部4bに回動自
在に枢着されている。このリフタは図示しないモータ又
はプランジャ等で駆動される。
【0027】又、ディスク搬送手段4のディスクローダ
15はディスク2が挿入可能な略正方形状のケーシング
となされ、支軸15aを支点として図1で矢印D−D′
に示す様に手前側に回動して、ディスク駆動手段5上に
ディスク2を載置又は取り出し可能となされる。
【0028】ディスクローダ15の中央部にはディスク
駆動手段5上に設けたターンテーブル20へディスク2
と共にクランパーを載置する透孔15bが形成されてい
る。
【0029】ディスクローダ15の左側壁はディスク収
納ラック3aに並設したディスク2を挿入可能と成さ
れ、ディスクローダ15の中には鉄等の円板で構成し、
ディスク2をターンテーブル20に設けたマグネットに
保持させるクランパー及びディスクローダ15内に挿入
されたディスク2の外周を4ヶ所で保持する鼓状のガイ
ドローラが図示しないが透孔15bを中心に略4等分す
る角度位置に配設されている。
【0030】これら4個のガイドローラはディスク収納
ラック3aから選択されたディスク2をディスクローダ
15内に挿入する場合に弾性的に保持されていて、透孔
15bの中心から放射状方向に移動する様に構成されて
いる。
【0031】更に、ディスク搬送手段4と共にディスク
搬送部を構成する桁部4aはオートチェンジャ1の筐体
19の左右側壁方向に架橋する様に配設した直方体状で
下面が開口部と成され、この桁部4aにはリフタによっ
て上動したディスク2をディスクローダ15内に移動す
るためのガイドローラが設けられている。このガイドロ
ーラは、桁部4aの長手方向に沿って移動可能となさ
れ、ディスク2をディスクローダ15内に押圧挿入する
様に成されている。勿論、この桁部4aは摺動部4bと
同期して、レール12に沿って移動する様に成されてい
る。
【0032】上述の構成で本発明のオートチェンジャ1
の動作を説明すると、ディスク駆動手段5上に番地指定
したディスク2を持ち来して、再生又は/及び記録を行
なう指示がなされるとモータが駆動され、後方のプーリ
36が回転し、ワイヤ13を介してディスク搬送手段4
は摺動部4aの軸受とレール12間でスムースに摺動し
C−C′方向に高速で駆動制御される。この際、図示し
ないがモータは搬送モータコントローラによってサーボ
コントロールされ指定番地のディスク2の位置に停止す
る様にサーボ制御される。
【0033】上述の様に正しい指定位置に停止されたデ
ィスク搬送手段4はリフタがディスク収納ラック3aの
下側に穿った透孔から押し上げられて、ディスク2を上
動させ、ガイドローラを介して、ディスク2をディスク
搬送部の桁部4aに沿って矢印E方向に摺動し、ディス
ク収納ラック3aから押し出されたディスク2はディス
クローダ15に案内され、ディスクローダ15に設けら
れたクランパにディスク2の中心孔を嵌合させる。この
際、ディスク2の外周を4つのローラが透孔15bの中
心方向に移動して保持する。
【0034】ディスクローダ15にディスク2が保持さ
れたディスク搬送手段4はモータの駆動によりワイヤ1
3によって例えば、空のディスク駆動手段5上に高速に
持ち来されて、停止される。
【0035】次にディスクローダ15を支軸15aを支
点として矢印D方向に回転してディスク2をディスク駆
動手段5のターンテーブル20上に載置し、ディスクロ
ーダ15のローラで保持されたディスク2のクランプを
解放すると同時にディスク2のクランパを磁気的に吸着
させて、ディスク2をターンテーブル20上にクランプ
させる。
【0036】ディスク駆動手段5aでディスク2の再生
等が行なわれて、終了したディスク2はディスクローダ
15を支軸15aを支点として矢印D方向に回転させ
て、ディスク2に接近させ、ローラでディスク2の外周
を保持すると共にターンテーブル20上のクランパをデ
ィスクローダ15内に収納する。
【0037】ディスク2を保持したディスクローダ15
は、支軸15aを支点に矢印D′方向に回動しディスク
搬送手段4の垂直部と平行と成され、元のディスク保持
状態になる。ディスク搬送手段4は、元のディスク2の
収納位置まで高速移動し、ディスク搬送部の桁部4a上
を摺動して、移動可能なガイドローラで保持されたディ
スク2をディスク収納ラック3aの元のディスク収納位
置へ押し戻す様に成される。
【0038】上述の如きオートチェンジャ1に用いられ
るディスク収納ラック3aを図2乃至図4によって説明
する。図2は本発明のディスク収納ラックの全体的な斜
視図、図3A及び図3Bは本発明のディスク収納ラック
の分解図及び図3AのA−A′断面矢視図、図4は本発
明の立設状態を示すディスク収納ラックの側面図であ
る。
【0039】図2乃至図3に於いて、ディスク収納ラッ
ク3aは略矩形状に形成し上端から前方に斜めに切断し
た形状の前面板11F及び後面板11B間に設けられ
た、複数の仕切板11a,11bが形成され、これら仕
切板11a及び11b間にCD等のディスク2を収納可
能なディスク収納部11とで構成されている。
【0040】ディスク収納部11は図3AのA−A′断
面矢視図の図3Bに示されている様に、後方がディスク
2の曲率に合せて曲線部11cと成され、前方及び上方
が開口部11dと成され、仕切板11a及び11bの上
方端は後方から前方に向って傾斜する様に成され、これ
らを各部材を合成樹脂等で一体に成型して略直方体状と
成されている。
【0041】又、叙上した様に仕切板11aと11b間
の下側(底面)には、仕切板11a及び11b間に挿入
されたディスク2の下側を押し上げるリフタ先端が挿入
出来る透孔が穿たれている。
【0042】ディスク収納部11の曲線部11cには後
方及び下方(底面)側に図3A及び図3Bで示す様に合
成樹脂でディスク収納部11の成型時に水平方向へ複数
のボス11eと垂直方向へ複数のボス11fとを立設さ
せて、タップ立てを行なう。
【0043】更に、断面L字状に成された背面板22の
上端縁をディスク収納部11の溝部11gに挿入してビ
ス23を介してボス11e及び11fに螺着させる。
【0044】上述の様に構成させるとディスク収納部1
1の水平方向(X軸)のボス11eと垂直方向(Y軸)
のボス11f間の奥行方向(Z軸)に出来るコーナに空
間が形成される。従って、本発明では、このコーナの空
間内に担体脱落防止軸17を保管する様に成す。
【0045】この為に、本例では前面板11F及び後面
板11Bに穿った担体脱落防止軸17を挿通して、複数
のディスク2,2‥‥を保持させる為の透孔11Fa及
び11Baの他に後部下端のコーナに担体脱落防止軸1
7を保管する為の保管挿通孔21F及び21Bを穿った
様に成される。尚、前面板11Fにはディスク収納ラッ
ク3aをパネル側に引き出す為の把手16が取り付けら
れている。
【0046】これら前面板11F及び後面板11Bはデ
ィスク収納部11の左右端に適当な固定方法で固着され
てディスク収納ラック3aが構成される。
【0047】次に図2、図4、図5及び図6を用いて担
体脱落防止軸17の構造及びロック方法を説明する。
【0048】図5Aは本例の担体脱落防止軸17の平面
図、図5Bは側面図、図5Cは図5AのB−B′断面矢
視図を示すものである。
【0049】図5A乃至図5Cに於いて、担体脱落防止
軸17は合成樹脂等で円柱状の軸17aの長さLをディ
スク収納ラック3aの全長より長く選択し、前面板11
Fの透孔11Fa及び複数のディスク2の中心孔2a並
びに後面板11Bの透孔11Baに挿通させた時に後面
板11Bから突出する軸17aの軸先端部17cまでの
長さを後面板11Bに植立させた2本のボス11Bcの
長さと等しく成る様に選択する。
【0050】軸17aの他方の先端には略長方形状に成
型された把手部17bが設けられている。この把手部1
7bは図5Bに示す様に、軸17aの中心位置から下方
に突出した突出部17dを有するのでディスク収納ラッ
ク3aの前面板11Fに穿った透孔11Faに軸17a
を挿入した時に突出部17dに当接してストッパとして
機能する様に成る。
【0051】把手部17bを構成する左右の略正方形状
の側面には滑り止め用の凹凸を形成し、上側には図5A
に示す様にレバー17e及びストッパとして機能させる
突起爪の如く係止部17gが形成されている。
【0052】レバー17e及び係止部17gは把手部1
7bの上側に平行に形成した溝17f間に形成され、略
台形で上面に突出したレバー17eを押圧した時に合成
樹脂のバネ力(図5C参照)が与えられて、押圧力の解
放時には原位置に復帰する様に成されている。
【0053】又、係止部17gは突出部17dより後退
した位置に図5Bの様に突出爪が軸17a上に成型され
ている。
【0054】図6Aは担体脱落防止軸17を保管挿通孔
21Fから取り出してディスク収納ラック3aの前面板
11Fの透孔11Fa及びディスク2の中心孔2a並び
に後面板11Bの透孔11Baへ図2に示す様に軸17
aを挿通させて担体脱落防止軸17をディスク収納ラッ
ク3aにロックさせた状態を示し、前面板11Fに穿っ
た透孔11Faに挿入した軸17aは前面板11Fの前
側では突出部17dに当接し、前面板11Fの後面では
係止部17gの突起爪に当接して、オートチェンジャ1
のパネル側には係止部17gが前面板11Fの透孔11
Faの縁部に係止されて引き抜けない様に成されてい
る。
【0055】次に、図6Aに示すレバー17eを矢印F
方向に押し下げればレバー16eは図6Bに示す様に溝
17f間に配設したレバー17fと共に係止部17gも
バネ力に抗して下方に降下し、係止部17gの突起爪は
前面板11Fの透孔11Faの周縁から脱して、担体脱
落防止軸17をディスク収納ラック3aからパネル方向
に抜き出すことが可能と成る。
【0056】図4は、上述の担体脱落防止軸17を図1
で示すディスク収納ラック3aの前面板11Fの後部近
傍下部のコーナに設けた保管挿通孔21Fから抜き出し
た後に前面板11Fの透孔11Fa及び複数のディスク
2の中心孔2a並びに後面板11Bの透孔11Baに担
体脱落防止軸17の軸17aをディスク収納部11を貫
通する様にし後面板11Bから軸17aの軸先端部17
cを突出させ、図6Aに示したロック状態として、オー
トチェンジャ1の筐体19からディスク収納ラック3a
を引き出して机や床25等に立設させた状態を示してい
る。
【0057】この立設状態ではディスク収納ラック3a
の後面板11Bの前面側に植立した2本のボス11Bc
の突出長と担体脱落防止軸17の軸先端部17cの突出
長とが同一寸法で成る様に成されているので後面板11
Bに折り曲げ部11Bb等を設けなくても軸17aの軸
先端部17cと2本のボス11Bcの3点で床25上に
安定に立設させて保管可能なディスク収納ラック3aが
得られる。
【0058】
【発明の効果】本発明のディスク収納ラックによれば担
体脱落防止軸をディスク収納ラックのディスク収納に影
響されない後部の下端空間に保管する様にしたので、担
体脱落防止軸を直ちに認識可能なディスク収納ラック及
びオートチェンジャを得ることが出来る。又、担体脱落
防止軸をディスク収納ラックの透孔に挿通して前面板に
係止し、後面板から軸先端部を突出させることで、オー
トチェンジャの筐体から取り出したディスク収納ラック
を床面に垂直に立設する際の脚として利用可能と成り、
担体脱落防止軸を利用することで後面板に折り曲げ部等
を加工することないディスク収納ラックを得ることが出
来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の担体自動再生装置の斜視図である。
【図2】本発明のディスク収納ラックの斜視図である。
【図3】本発明のディスク収納ラックの分解斜視図であ
る。
【図4】本発明のディスク収納ラックの立設状態を示す
側面図である。
【図5】本発明に用いる担体脱落防止軸の説明図であ
る。
【図6】本発明の担体脱落防止軸のロック説明図であ
る。
【図7】従来の担体自動再生装置の斜視図である。
【符号の説明】
1‥‥担体自動再生装置(オートチェンジャ)、2‥‥
ディスク(担体)、3a‥‥ディスク収納ラック、17
‥‥担体脱落防止軸、17b‥‥把手部、17g‥‥係
止部、19‥‥筐体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の担体を収納する担体収納ラックの
    前後面板に設けた担体脱落防止軸を保管する保管挿通孔
    を該担体収納ラックの担体が接触しないコーナ部に設け
    たことを特徴とする担体収納ラック。
  2. 【請求項2】 前記複数の担体を収納する担体収納ラッ
    クの前後面板に設けた透孔に挿通する担体脱落防止軸の
    一方の端部に該透孔に係止する係止部を設け、該担体収
    納ラックの後面板に設けた複数の突出ボスと、該担体脱
    落防止軸の該係止部により複数の担体を該担体収納ラッ
    クに収納して係止する時に該後面板より突出した軸先端
    部とによって該担体収納ラックを立設させる様に成した
    ことを特徴とする請求項1記載の担体収納ラック。
  3. 【請求項3】 担体脱落防止軸を収納可能と成した担体
    収納ラックを具備して成ることを特徴とする担体自動再
    生装置。
JP10293026A 1998-09-30 1998-09-30 担体収納ラック及び担体自動再生装置 Withdrawn JP2000113625A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016072055A1 (ja) * 2014-11-07 2016-05-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 ディスク装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2016072055A1 (ja) * 2014-11-07 2016-05-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 ディスク装置
JP2016091583A (ja) * 2014-11-07 2016-05-23 パナソニックIpマネジメント株式会社 ディスク装置

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