JP2000113560A - 担体自動再生装置 - Google Patents

担体自動再生装置

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JP2000113560A
JP2000113560A JP10299101A JP29910198A JP2000113560A JP 2000113560 A JP2000113560 A JP 2000113560A JP 10299101 A JP10299101 A JP 10299101A JP 29910198 A JP29910198 A JP 29910198A JP 2000113560 A JP2000113560 A JP 2000113560A
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Japan
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front panel
opening
disk
carrier
closing
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Tsutomu Minagawa
勉 皆川
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Nippon Columbia Co Ltd
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Nippon Columbia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 担体自動再生装置のフロントパネルと本体
(筐体)とを外すことなく、設定条件変更用の操作手段
を1つの錠部材を用いて操作可能にする。 【解決手段】 フロントパネル19bに担体自動再生装
置1の筐体19aとの結合状態を離脱させることの出来
る第2の操作手段(錠部材)24を設けると共に筐体1
9a内に設定条件変更用の第1の操作手段21を配設
し、この第1の操作手段21を操作可能な様にフロント
パネル19bに開閉窓30を設けると共にこの開閉窓3
0を覆う様に回動自在に開閉部27を設け、この開閉部
27を第2の操作手段24の操作によっても開閉可能と
する様に構成させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンパクトディスク
(以下CDと記す)等の複数の担体を収納する担体収納
ラックから担体を自動的に選択再生する担体自動再生装
置に係わり、特に担体自動再生装置本体とフロントパネ
ルの着脱手段及びフロントパネルに設けた開閉部の開閉
手段の操作機構の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、再生専用の光ディスクとして
のCD、或は記録、再生可能なカートリッジ内に収納さ
れたミニディスク(MD)等の複数の担体を担体収納ラ
ックに配設し、これら複数の担体収納ラックに収納した
任意の番地の担体を操作手段を介して、担体を再生又は
/及び記録する担体再生又は/及び記録手段(以下、再
生又は/及び記録手段を含めてディスク駆動手段として
説明を進める。)に持ち来たすか、このディスク駆動手
段に載置された担体をピックアップして、上記した担体
搬送手段を介して、上記担体収納ラックに収納する様に
成したオートチェンジャ式の担体自動再生装置は広く利
用されて公知である。
【0003】図6は本出願人が先に提案した上述のごと
き担体自動再生装置(以下オートチェンジャと記す)1
の概略的な斜視図を示すものである。
【0004】図6に於いて、オートチェンジャ1は筐体
19aとフロントパネル19bで構成され、オートチェ
ンジャ1の筐体19a内のシャーシ上にCD等の光ディ
スクの如き担体(以下ディスクと記す)2を複数の仕切
板間に並設収納した担体収納ラック(以下ディスク収納
ラックと記す)3aが配設されている。
【0005】このディスク収納ラック3aから所定のデ
ィスク2を再生のため取り出し、或は再生終了後に元位
置に収納するためにディスク搬送手段4が矢印C−C′
方向に摺動自在にレール等に枢着されている。
【0006】上述のディスク搬送手段4には更に、担体
案内手段を構成するディスクローダ15が回動自在に枢
着されている。このディスクローダ15にはディスク2
を保持すると共にディスク2をディスク駆動手段5のタ
ーンテーブル20上に載置可能とされ、ターンテーブル
20上に載置されたディスク2はディスク駆動手段5上
にクランプされて、再生又は記録状態と成される。
【0007】又、筐体19内のシャーシ10上にはディ
スク2の交換やオートチェンジャ1の修理等を行なった
後で、オートチェンジャ1の動作チェックをするための
動作モードスイッチ21aや、不良履歴を確認する為の
操作スイッチ21b等の設定条件変更用操作部である第
1の操作手段21が配設されている。
【0008】更に、オートチェンジャ1の筐体(本体)
19a側の左右側板内面に固定された第1及び第2の係
止部22L及び22Rは、例えば略Z状に形成されてフ
ロントパネル19bの前面側に突出し、この係止部22
L及び22Rに穿った開口に伝達手段で互に逆方向に摺
動可能とされた第1及び第2のレバー23L及び23R
の先端を着脱可能と成す錠部材から成る第2の操作手段
24がフロントパネル19bの前面に設けられている。
【0009】従って、オートチェンジャ1のフロントパ
ネル19bと筐体19aとは錠部材24にキーを差し込
んで操作しなけれけば筐体19aからフロントパネル1
9bは切離せない様に成されている。
【0010】尚、フロントパネル19bには電源スイッ
チ25や、筐体19a内のディスク駆動手段5等の各駆
動機器の動作を停止させる動作終了釦26等が設けられ
ている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記した様に従来のオ
ートチェンジャ1ではディスク2を交換する際にはフロ
ントパネル19bに設けた動作終了釦26を押圧し、オ
ートチェンジャ1内のディスク搬送手段4やディスク駆
動手段5の摺動、回転等の動作が完全に終了した段階で
電源スイッチ25を切って安全確認後に第2の操作手段
24の錠部材にキーを挿入して、第1及び第2のレバー
22L及び22Rの先端を係止部22L及び22Rの開
口から離脱させて、錠を解放した後にフロントパネル1
9bを筐体19a側から離脱させ、筐体19aからディ
スク収納ラック3aを引き出してディスク2の交換を行
なっていた。
【0012】又、設定条件変更用操作部の第1の操作手
段21は通常ユーザが再生操作する時に利用されにこと
はなく、専門知識を有する操作者がメンテナンスを行な
う際に操作する様にオートチェンジャ1の筐体19a内
に設けられているために、オートチェンジャ1の動作チ
ェックや不良履歴を確認する様な時でもフロントパネル
19bを筐体19a側から取り外さなければならなかっ
た。
【0013】この様にフロントパネル19bを外す時に
はオートチェンジャ1が再生中であれば完全に再生を終
了させ、ディスク駆動手段5のターンテーブル20上に
あるディスク2をディスクローダ15でピックアップ
し、ディスクローダ15を元位置に戻し、ディスク搬送
手段4をC−C′方向に移動させ、ディスク収納ラック
3aの元位置にディスク2を移動させる様な動作を行な
わせる動作終了釦26を押圧し、一連の動作終了後に電
源スイッチ25を断状態とし、フロントパネル19bの
錠部材24にキーを挿入して第1及び第2の係止部22
L及び22Rから第1及び第2のレバー23L及び23
Rの先端を離脱させて、フロントパネル19bを筐体1
9aから外した後に、設定条件変更用の第1の操作手段
21の調整や確認作業を行なう為にフロントパネル19
bを外すまでに多くの時間を必要とする問題があった。
【0014】本発明は叙上の問題点を解消する為に成さ
れたもので、発明が解消しようとする課題は、設定条件
変更用の第1の操作手段を操作する際にはオートチェン
ジャの動作終了釦26や電源スイッチ25の押圧操作を
行なうことなく、簡単に第1の操作手段の操作、確認が
行なえるオートチェンジャを得ようとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】第1の本発明のオートチ
ェンジャはディスク2を収納したディスク収納ラック3
aから所定のディスク2を選択し、ディスク搬送手段4
を介してディスク駆動手段5に搬送して、ディスク2を
自動的に駆動するオートチェンジャ1において、オート
チェンジャ1の筐体19aに着脱可能に装着する着脱手
段23L,23Rを設けたフロントパネル19bと、オ
ートチェンジャ1の筐体19a内に立設した設定条件変
更用の第1の操作手段21と、この第1の操作手段21
を操作可能にフロントパネル19bに設けられた開閉部
27を開閉自在とする開閉手段28と、着脱手段23
L,23Rと開閉手段28に関連してフロントパネル1
9bの前面に設けられた、オートチェンジャ1の筐体1
9aからフロントパネル19bを着脱可能と成す第2の
操作手段24とを具備し、第2の操作手段24を押圧、
回動することで着脱手段23L,23Rと開閉手段28
を切換え動作させる様に成したものである。
【0016】第2の本発明のオートチェンジャに用いら
れる第2の操作手段24はフロントパネル19bの前部
に配された錠部材24と、この錠部材24を介して回動
可能とされた押圧片35とから成り、着脱手段23L,
23Rは押圧片35と当接し、オートチェンジャ1の筐
体19aの両側端に設けられた係止部22L,22Rと
係止、離脱する様に伝達手段で互に反対方向に摺動可能
と成された第1及び第2のレバー23L及び23Rとを
具備し、第2の操作手段24を回動させることで第1及
び第2のレバー23L及び23Rを係止部22L及び2
2Rから離脱させる様に成したものである。
【0017】第3の本発明のオートチェンジャに用いる
開閉手段28はフロントパネル19bに回動自在に枢着
された開閉部27を閉じる様に係止されたロックレバー
31を具備し、第2の操作手段24の押圧片35を押圧
・回動することで当接する様に成され、フロントパネル
19bに摺動自在に枢着された第3のレバー41と、こ
の第3のレバー41の一端とロックレバー31の一端が
当接することで開閉部27の係止を解除して開閉部27
を開いて、第1の操作手段21を操作可能と成したもの
である。
【0018】第1の本発明のオートチェンジャによれば
フロントパネル19bに設定条件変更用の第1の操作手
段21を操作可能な開閉部27を設け、第2の操作手段
24を操作することで開閉部27を開くことが出来るの
で動作終了釦26や電源スイッチ25を操作する手間
や、フロントパネル19bを外す手間を省くことが出来
て短時間に能率よくメンテナンス作業を行なうことが可
能となる。
【0019】第2及び第3の本発明のオートチェンジャ
によれば第2の操作手段24に設けた1つの錠部材で第
1の操作手段21の開閉部27の開閉及びフロントパネ
ル19bの筐体19aからの取り外しが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の担体自動再生装置
であるオートチェンジャを図1乃至図5によって説明す
る。図1は本発明のオートチェンジャの全体的な構成を
示す一部を断面とする斜視図を示すものである。
【0021】図1に於いて、オートチェンジャ1の本体
を構成する筐体19a内には正面のフロントパネル19
b側からシャーシ10上の奥行方向に向って少くとも1
つのディスク2を再生又は/及び記録する再生又は/及
び記録可能なディスク駆動手段5が配設されている。こ
のディスク駆動手段5の例えば、筐体19aの左側にフ
ロントパネル19b側から奥行方向に向って複数のCD
或はMDが並設可能なディスク収納ラック3aが配設さ
れている。
【0022】ディスク収納ラック3aは複数の仕切板1
1aと次の仕切板11bとで形成される複数の溝部にデ
ィスク2を各々収納保持される様に成され、溝部の前面
側並びに上面側は開口部と成されている。
【0023】ディスク収納ラック3aはフロントパネル
19b側から奥行方向にシャーシ10に沿って筐体19
a内に摺動可能となされ、ディスク2の交換はフロント
パネル19bを筐体19aから外して、ディスク収納ラ
ック3aを把手16を持って手前(フロントパネル19
b側)に引き出すことで簡単に行うことが出来る様にな
されている。
【0024】ディスク収納ラック3aとディスク駆動手
段5間にはフロントパネル19b側から奥行方向にシャ
ーシ10の上面に沿ってレール12が配設され、このレ
ール12に沿ってディスク搬送手段4が摺動可能に配設
され、例えば、ワイヤ13の一端をディスク搬送手段4
に固定し、シャーシ10の前後端に回動自在に枢着した
プーリ36及び36間に掛け渡され、一方のプーリ36
を駆動用のモータで駆動することでディスク搬送手段4
は矢印C−C′方向に移動する様に成されている。
【0025】ディスク搬送手段4はレール12に沿って
摺動する摺動部4bと、この摺動部4bに対して回動可
能となされたディスクローダ15と、ディスク収納ラッ
ク3aとディスク駆動手段5間を架橋する様なディスク
搬送部となる桁部4aとより構成されている。
【0026】ディスク搬送手段4の摺動部4bの上面に
はディスクローダ15内にディスク収納ラック3aから
ディスク2を搬出し易い様なガイドが形成され、更に、
ディスク収納ラック3aの底面に穿たれた透孔内に挿入
されて、仕切板11a及び11b間に保持したディスク
2を上動させる図示しないリフタが摺動部4bに回動自
在に枢着されている。このリフタは図示しないモータ又
はプランジャ等で駆動される。
【0027】又、ディスク搬送手段4のディスクローダ
15はディスク2が挿入可能な略正方形状のケーシング
となされ、支軸15aを支点として図1で矢印D−D′
に示す様に手前側に回動して、ディスク駆動手段5上に
ディスク2を載置又は取り出し可能となされる。
【0028】ディスクローダ15の中央部にはディスク
駆動手段5上に設けたターンテーブル20へディスク2
と共にクランパーを載置する透孔15bが形成されてい
る。
【0029】ディスクローダ15の左側壁はディスク収
納ラック3aに並設したディスク2を挿入可能と成さ
れ、ディスクローダ15の中には鉄等の円板で構成し、
ディスク2をターンテーブル20に設けたマグネットに
保持させるクランパー及びディスクローダ15内に挿入
されたディスク2の外周を4ヶ所で保持する鼓状のガイ
ドローラが図示しないが透孔15bを中心に略4等分す
る角度位置に配設されている。
【0030】これら4個のガイドローラはディスク収納
ラック3aから選択されたディスク2をディスクローダ
15内に挿入する場合に弾性的に保持されていて、透孔
15bの中心から放射状方向に移動する様に構成されて
いる。
【0031】更に、ディスク搬送手段4と共にディスク
搬送部を構成する桁部4aはオートチェンジャ1の筐体
19aの左右側壁方向に架橋する様に配設した直方体状
で下面が開口部と成され、この桁部4aにはリフタによ
って上動したディスク2をディスクローダ15内に移動
するためのガイドローラが設けられている。このガイド
ローラは、桁部4aの長手方向に沿って移動可能となさ
れ、ディスク2をディスクローダ15内に押圧挿入する
様に成されている。勿論、この桁部4aは摺動部4bと
同期して、レール12に沿って移動する様に成されてい
る。
【0032】オートチェンジャ1の本体側の筐体19a
の左右側板19L及び19Rの下端内側には略Z字状に
形成された第1及び第2の係止部22L及び22Rが固
定され、これら第1及び第2の係止部22L及び22R
の先端はフロントパネル19bに摺動自在に枢着した第
1及び第2のレバー23L及び23Rの先端が挿入可能
な開口17L及び17Rが穿たれている。
【0033】更に、図6で説明したと同様の設定条件変
更用操作部である第1の操作手段21がシャーシ10上
に立設されている。
【0034】フロントパネル19b前面には電源スイッ
チ25や、錠部材を構成する第2の操作手段24が設け
られると共に第1の操作手段21の各種釦を操作可能な
位置に開閉自在と成された開閉部27を形成し、フロン
トパネル19bの後面には後述する着脱手段を構成する
第1及び第2のレバー23L及び23Rが配設されてい
る。
【0035】上述の構成で本発明のオートチェンジャ1
の動作を説明すると、ディスク駆動手段5上に番地指定
したディスク2を持ち来して、再生又は/及び記録を行
なう指示がなされるとモータが駆動され、後方のプーリ
36が回転し、ワイヤ13を介してディスク搬送手段4
は摺動部4bの軸受とレール12間でスムースに摺動し
C−C′方向に高速で駆動制御される。この際、図示し
ないがモータは搬送モータコントローラによってサーボ
コントロールされ指定番地のディスク2の位置に停止す
る様にサーボ制御される。
【0036】上述の様に正しい指定位置に停止されたデ
ィスク搬送手段4はリフタがディスク収納ラック3aの
下側に穿った透孔から押し上げられて、ディスク2を上
動させ、ガイドローラを介して、ディスク2をディスク
搬送部の桁部4aに沿って矢印E方向に摺動し、ディス
ク収納ラック3aから押し出されたディスク2はディス
クローダ15に案内され、ディスクローダ15に設けら
れたクランパにディスク2の中心孔を嵌合させる。この
際、ディスク2の外周を4つのローラが透孔15bの中
心方向に移動して保持する。
【0037】ディスクローダ15にディスク2が保持さ
れたディスク搬送手段4はモータの駆動によりワイヤ1
3によって例えば、空のディスク駆動手段5上に高速に
持ち来されて、停止される。
【0038】次にディスクローダ15を支軸15aを支
点として矢印D方向に回転してディスク2をディスク駆
動手段5のターンテーブル20上に載置し、ディスクロ
ーダ15のローラで保持されたディスク2のクランプを
解放すると同時にディスク2のクランパを磁気的に吸着
させて、ディスク2をターンテーブル20上にクランプ
させる。
【0039】ディスク駆動手段5でディスク2の再生等
が行なわれて、終了したディスク2はディスクローダ1
5を支軸15aを支点として矢印D方向に回転させて、
ディスク2に接近させ、ローラでディスク2の外周を保
持すると共にターンテーブル20上のクランパをディス
クローダ15内に収納する。
【0040】ディスク2を保持したディスクローダ15
は、支軸15aを支点に矢印D′方向に回動しディスク
搬送手段4の垂直部と平行と成され、元のディスク保持
状態になる。ディスク搬送手段4は、元のディスク2の
収納位置まで高速移動し、ディスク搬送部4の桁部4a
上を摺動して、Eと逆方向に移動可能なガイドローラで
保持されたディスク2をディスク収納ラック3aの元の
ディスク収納位置へ押し戻す様に成される。
【0041】上述の如きオートチェンジャ1に用いるフ
ロントパネル19b部分の着脱手段及び開閉手段を図2
乃至図5を用いて詳記する。
【0042】図2乃至図4はフロントパネル19bの後
面に配設した着脱手段や開閉手段を模式的に示した平面
図で図2はフロントパネル19bと開閉部27が共にロ
ック状態を示す動作図、図3はフロントパネル19bが
筐体19aからロック解除状態と成ったことを示す動作
図、図4は開閉手段のロック解除状態を示す動作図、図
5A,Bは図2のA部及びB部拡大斜視図である。
【0043】先ず、図2によって、フロントパネル19
bの全体的な着脱手段及び開閉手段を説明する。
【0044】フロントパネル19bの開閉部27と対向
する位置には略方形状の開閉窓30が穿たれ、開閉扉或
は開閉蓋と成された開閉部27は回転軸29a及び29
bを中心に紙面の手前方向に常時コイルバネ等で偏倚す
る様に回動自在に枢着されていて、開閉部27の開蓋時
に開閉窓30を介して第1の操作手段21を操作可能と
成されている。
【0045】開閉部27の例えば左側板27Lには図2
のB部拡大斜視図である図5Bに示す様にフロントパネ
ル19bの前面から後面側に延設した突出部27bの先
端に突出部27bと直交する方向に係止爪の如き係止部
27aが形成されていて、開閉手段28を構成するロッ
ク用のロックレバー31によって常時、係止部27aに
ロックレバー31の膨出部31aが係止されていてロッ
ク状態と成されている。
【0046】ロックレバー31は旗状の細長い板状部材
で一方の端部に膨出部31aが形成され、該ロックレバ
ー31は略中央部に回動自在にフロントパネル19bの
裏側に枢着された主軸31bを中心にバネ32によって
図5BのB′(時計方向)に偏倚されている。
【0047】上述の構成で主軸31bを中心にロックレ
バー31をB方向(反時計方向)に回動させれば開閉部
27の係止部27aと膨出部31aの係合状態が外れ
て、開閉部27は回転軸29a及び29bを中心に図2
及び図5Bでフロントパネル19bの前方側に開蓋可能
と成る。
【0048】更に、フロントパネル19bの左下面に六
角レンチ等の工具33が挿入可能な透孔が穿たれ、この
透孔の後部に第2の操作手段である錠部材24がフロン
トパネル19bに対し、回動及び摺動可能に枢着されて
いる。
【0049】錠部材24は六角レンチ等の工具33が挿
入可能な六角孔を有する挿入部24aと、この挿入部2
4aの後方に延設された軸24bにバネ34を巻回し、
軸24bの後方に固定した回動部材となる押圧片35を
常時図5Aで常時矢印Fの様にフロントパネル19b側
に押し付ける様に偏倚力が与えられている。
【0050】一方、第1及び第2のレバー23L及び2
3Rは同一構成に形成された略帯状の板材から成る一方
の端部に略上下対称となる位置に第1及び第2のラック
36L及び36Rを形成し、これら両ラック36L及び
36R間にフロントパネル19bに回動自在に枢着した
歯車37が噛合う様に成され、第1及び第2のレバー2
3L及び23Rの他端はオートチェンジャ1の筐体19
aの左右側板の前方に突出して固定した係止部22L及
び22Rの開口17L及び17Rに着脱出来る様にフロ
ントパネル19bに対し摺動可能に枢着されている。
【0051】即ち、第1及び第2のレバー23L及び2
3Rの略中間位置に溝部38L及び38Rを形成し、フ
ロントパネル19bに植立したピン39L及び39Rに
挿通させ、第1及び第2のレバー23L及び23Rをフ
ロントパネル19bの左右方向に溝部38L及び38R
の長さ内で摺動可能と成されている。
【0052】又、第1及び第2のレバー23L及び23
Rはフロントパネル19bに固着した左右係止部22L
及び22Rの開口17L及び17Rに挿入係止される様
に図2で第1及び第2のレバー23L及び23Rは左右
方向に偏倚力が与えられている。
【0053】尚、図2では略線図の為、第1及び第2の
レバー23Rは後述する第3のレバー41と同様の突出
部42やバネ40を示していないが、係止部22L及び
22Rの開口17L及び17R内に第1及び第2のレバ
ー23L及び23Rの一方の端部が挿入される様に第3
のレバー41と同様に突出部42とバネ40を設ける様
に成してもよい。
【0054】更に、第1のレバー23Lの裏面側には第
1のレバーよりも短く、上述のロックレバー31の一方
の端部に当接する第3のレバー41を並設する。
【0055】第3のレバー41は略帯状の板材の上辺に
突出させた突出部42を形成し、この突出部に穿った透
孔にコイル状のバネ40の一端を挿入して係止すると共
に、このバネ40の他端をフロントパネル19bの所定
位置に固定し、常時、第3のレバー41を所定方向(図
2ではフロントパネル19bの左側板19L方向)に偏
倚させる様に成されている。
【0056】又、第1及び第3のレバー23L及び41
の左端側間には第2の操作手段である錠部材24の押圧
片35が分解図5Aに示す様に挟着される様に配設され
ている。この押圧片35は略矩形状となされた板材で軸
24bの先端に固定されていて、上述した様に錠材24
の挿入部24aに工具33を挿入して回動させること
で、時計(CW)或は反時計(CCW)方向に回動可能
であると共に軸24bの長手方向(F−F′方向)に摺
動可能と成されている。
【0057】従って、図5Aで第1及び第3のレバー2
3L及び41の押圧片35と対向する面(第1のレバー
23Lではレバーの裏側、第3のレバー41ではレバー
の表側)に更に反対方向に折り曲げて段部43a及び4
3bを形成し、押圧片35の右側縁35Rを段部43a
及び43bに当接可能と成る様に構成させる。
【0058】即ち、押圧片35の右側縁35Rは常時バ
ネ34によって第1のレバー23Lの段部43aに当接
する様に成されているので図2に示す状態と成されてい
る。
【0059】上述の構成での本例の動作を説明すると、
図2の状態では第1及び第2のレバー23L及び23R
の夫々の一端は左右係止部22L及び22Rの開口17
L及び17Rに挿入され、フロントパネル19bとオー
トチェンジャ1の筐体19aとは固定された閉錠状態で
工具33を用いて第2の操作手段の錠部材24を開錠し
なければフロントパネル19bを筐体19から取り外す
ことが出来ない様に成されている。
【0060】又、第1の操作手段21を操作する為の開
閉部27も第3のレバー41の一端とロックレバー31
の一端が離間状態にあるためロックレバー31と係止部
27aとは係止されていてロック状態にある。
【0061】次に図2のフロントパネル19bに穿った
透孔から工具33を挿入して錠部材24の挿入部に工具
を挿入して、図3の様に工具を時計方向CWに回動すれ
ば第1のレバー23Lはバネ40等の偏倚力に抗して図
3で押圧片35の上部コーナが段部43aに当接して、
右方向(中側)にピン39Lに沿って摺動する。
【0062】同時に第1のレバー23Lに設けたラック
36Lと歯車37を介して第2のレバー23Rのラック
36Rが噛み合っているので、第2のレバー23Rは左
方向(中方向)にピン39Rに沿って摺動して第1及び
第2のレバー23L及び23Rの左右端部は係止部22
L及び22Rの開口17L及び17Rから離脱する。
【0063】この状態ではロックレバー31は係止部2
7aに係止されているので開閉部27は閉蓋状態である
が、フロントパネル19bは19aから外すことが出来
るのでディスク収納ラック3aを筐体19aから外に引
き出して交換を行ったり筐体19a内の機器の点検等を
行なうことが可能と成る。
【0064】次にフロントパネル19bとオートチェン
ジャ1の筐体19aとの着脱を行なわなくても、第1の
操作手段21の操作によってディスクの種類の指定、サ
ービス用モードの指定、エラーチェック等を行なう為に
開閉部27のみを開蓋する方法を図4及び図5Aによっ
て説明する。
【0065】図4で工具33を錠部材24の挿入部24
aに挿入し、軸24bを図5Aで矢印F′方向に押圧す
ることでバネ34の偏倚力に抗して押圧片35の右側縁
35Rは第3のレバー41の段部43bに当接する。こ
の様に右側面35Rが段部43bに当接された状態で図
4の様に押圧片35を時計方向(CW)に回動させれば
バネ40は引き伸ばされて、第3のレバー41はピン3
9Lに沿って右方向(中側)に移動し、第3のレバー4
1の突出部42はロックレバー31の一端に当接する。
【0066】従って、ロックレバー31は主軸31bを
中心に反時計(B)方向に回動してロックレバー31の
膨出部31aと係止部27aとは係止状態が外れて、開
閉部27は回転軸29a及び29bを中心にフロントパ
ネル19bの手前側に開蓋する為にフロントパネル19
bに穿った開閉窓30を介して第1の操作手段21の各
種キー類を操作可能と成る。
【0067】尚、上述の第1の操作手段21はディスク
収納ラック3a内のアドレスに配列させるディスク番号
を指定して、ディスクの有無をメモリしたり、サービス
時に第1の操作手段21のパネル内に設けたDIPスイ
ッチやモード切換スイッチ等を用いて筐体19a内のデ
ィスク搬送手段4やディスク駆動手段5を動作を行うこ
とが出来ると共に不具合発生時に4桁のLEDで表示
し、10回程度まで不具合情報をメモリ出来る様に成さ
れている。
【0068】又、開閉部27を開蓋した後に第2の操作
手段の錠部材24から工具33を外せば第3のレバー4
1はバネ40の偏倚力で元の位置に戻され、押圧片35
もバネ34によって元位置に戻されて、押圧片35の右
側縁35Rは第1のレバー23Lの段部43aに当接す
る様に成る。又、開閉部27を閉蓋する場合はフロント
パネル19b側に押し込めば、錠部材24を元に戻すこ
とで図2の状態に成されたロックレバー31の膨出部を
係止部27aが乗り越えて、係止状態にすることが出来
る。
【0069】尚、上述の図5Aでの第1及び第3のレバ
ー23L及び41は板材を折り曲げた構成を説明した
が、厚手の帯状の合成樹脂の厚み方向に押圧片35が回
動可能な図2と同様の略L字状の切溝を成形する様にし
てもよいことは明らかである。
【0070】
【発明の効果】本発明のオートチェンジャによれば、フ
ロントパネルに設定条件変更用の第1の操作手段を操作
可能な開閉部を設け、第2の操作手段を操作すること
で、開閉部を開くことができるので従来の様にオートチ
ェンジャのすべての動作を停止させ、電源スイッチを切
る手間や、フロントパネルを筐体から外す手間を省くこ
とが出来て、メンテナンス作業を効率よく行なうことが
出来る。又第2の操作手段である錠部材の操作で設定条
件変更用の開閉部の開閉及びフロントパネルと筐体との
着脱を行なうことが出来るので第2の操作手段の錠部材
の数を減らすことが出来て機構の簡略化が可能と成る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の担体自動再生装置の斜視図である。
【図2】本発明の動作状態説明図(I)である。
【図3】本発明の動作状態説明図(II)である。
【図4】本発明の動作状態説明図(III)である。
【図5】本発明の要部斜視図である。
【図6】従来のの担体自動再生装置の斜視図である。
【符号の説明】
1‥‥担体自動再生装置(オートチェンジャ)、2‥‥
ディスク(担体)、3‥‥ディスク収納ラック、19a
‥‥筐体、19b‥‥‥フロントパネル、21‥‥設定
条件変更用操作部(第1の操作手段)、23L,23R
‥‥第1及び第2のレバー、24‥‥錠部材(第2の操
作手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の担体を収納した担体収納ラックか
    ら所定の担体を選択し、担体搬送手段を介して担体駆動
    手段に搬送して、担体を自動的に駆動する担体自動再生
    装置において、 上記担体自動再生装置本体に着脱可能に装着する着脱手
    段を設けたフロントパネルと、 上記担体自動再生装置本体内に立設した設定条件変更用
    の第1の操作手段と、 上記第1の操作手段を操作可能に上記フロントパネルに
    設けられた開閉部を開閉自在となす開閉手段と、 上記着脱手段と上記開閉手段に関連して、上記フロント
    パネルに設けられ、上記担体自動再生装置本体から上記
    フロントパネルを着脱可能と成す第2の操作手段とを具
    備し、 上記第2の操作手段を押圧回動することで上記着脱手段
    と上記開閉手段を切換え動作させる様にして成したこと
    を特徴とする担体自動再生装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の操作手段は前記フロントパネ
    ルの前部に配された錠部材と、該錠部材を介して回動自
    在となされた回動部材から成り、前記着脱手段は該回動
    部材と当接し前記担体自動再生装置本体の左右端に設け
    られた係止部と係止離脱する様に伝達手段で互いに反対
    方向に摺動可能と成された第1及び第2のレバーとを具
    備し、 上記第2の操作手段を回動させることで該第1および第
    2のレバーを該係止部から離脱させる様に成したことを
    特徴とする請求項1記載の担体自動再生装置。
  3. 【請求項3】 前記開閉手段は前記フロントパネルに回
    動自在に枢着されて前記開閉部を閉じる様に係止された
    ロックレバーを具備し、 前記第2の操作手段の回動部材を押圧、回動することで
    当接する様にされた該フロントパネルに摺動自在に枢着
    された第3のレバーと、該第3のレバーの一端と該ロッ
    クレバーの一端が当接することで前記開閉部の係止を解
    除して該開閉部を開いて前記第1の操作手段を操作可能
    と成したことを特徴とする請求項1記載の担体自動再生
    装置。
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