JP2000113552A - ディスクカートリッジのイジェクト機構 - Google Patents

ディスクカートリッジのイジェクト機構

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JP2000113552A
JP2000113552A JP10294632A JP29463298A JP2000113552A JP 2000113552 A JP2000113552 A JP 2000113552A JP 10294632 A JP10294632 A JP 10294632A JP 29463298 A JP29463298 A JP 29463298A JP 2000113552 A JP2000113552 A JP 2000113552A
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Tadami Nakamura
忠実 中村
Yasuhiro Habara
恭寛 羽原
Kazuhito Kurita
和仁 栗田
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数の削減を図り、機構の簡素化し、デ
ィスク記録及び/又は再生装置自体の一層の小型化を図
る。 【解決手段】 ディスクカートリッジ1が挿入保持さ
れ、ベース36に支持されたディスク回転駆動機構41
に近接する下降位置と上昇位置との間に亘って移動する
ように基端部側をベース36に回動可能に支持されたホ
ルダ23と、固定端側がベース36に回動自由に支持さ
れ、固定端側からホルダ23に挿入されるディスクカー
トリッジ1の挿入端に対向するように延長され、ホルダ
23に挿入されたディスクカートリッジ1をホルダ23
から排出する方向に倣い変形され弾性変位可能な押圧操
作部115が設けられたイジェクトレバー111とを有
する。イジェクトレバー111は、ホルダ23に挿入さ
れるディスクカートリッジ23の挿入端によって押圧操
作部115がディスクカートリッジ1の挿入方向に回動
変位され、ホルダ23が下降位置側に移動されるとき、
押圧操作部115の先端側の一部がホルダ23に係止さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホルダに保持され
てディスク記録及び/又は再生装置のカートリッジ装着
部に装着されるディスクカートリッジをホルダからイジ
ェクトさせるディスクカートリッジのイジェクト機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報記録媒体となる光ディスクや
光磁気ディスクなどのディスク状記録媒体を収納したデ
ィスクカートリッジを用いるディスク記録及び/又は再
生装置として、携帯可能な大きさにまで小型化されたも
のが用いられている。
【0003】この種のディスク記録及び/又は再生装置
として、ディスク回転駆動機構や記録及び/又は再生手
段を構成する光ピックアップ装置を配置した装置本体に
回動可能に支持されたホルダを用いてディスクカートリ
ッジを装置本体側の記録再生位置にローディングするよ
うにしたものが用いられている。
【0004】このディスク記録及び/又は再生装置は、
装置本体の上面側にディスクカートリッジが装着される
カートリッジ装着部が設けられている。ディスクカート
リッジが挿入保持されるホルダは、カートリッジ装着部
側に下降された位置とカートリッジ装着部から離間した
上昇位置との間に亘って回動するように装置本体に取り
付けられ、カートリッジ装着部側に移動されたとき、挿
入保持したディスクカートリッジをカートリッジ装着部
に装着する。ホルダに保持されたディスクカートリッジ
は、ホルダがカートリッジ装着部から離間した上昇位置
に移動されるとき、カートリッジ装着部から離間される
とともにホルダの外方に突出されるイジェクト操作が行
われる。
【0005】従来、ホルダに挿入保持されたディスクカ
ートリッジをホルダの外方に突出させるためのイジェク
ト機構として、ホルダの挿入されるディスクカートリッ
ジによって回動操作されるイジェクトレバーを備えたも
のが用いられている。このイジェクトレバーは、装置本
体内に配設されたベースに回動可能に支持され、イジェ
クトレバーとは独立に設けた付勢部材によりホルダに挿
入保持されたディスクカートリッジをホルダから突出さ
せる方向に回動付勢されている。また、イジェクトレバ
ーは、ディスクカートリッジがホルダの所定挿入位置に
挿入保持されると、装置本体側に設けられたイジェクト
解除機構の一部に係合され、ホルダに保持されたディス
クカートリッジに押圧力を付与しない状態に保持され
る。
【0006】また、イジェクトレバーは、ホルダにディ
スクカートリッジが保持された状態でイジェクト解除機
構が操作され、イジェクト解除機構へのロックが解除さ
れると、付勢部材の付勢力を受けて回動されてホルダに
挿入保持されたディスクカートリッジをホルダの外方に
突出させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来用いら
れているイジェクト機構は、少なくとイジェクトレバー
とこのイジェクトレバーを回動付勢する付勢部材とを独
立に設け、さらに、ホルダにディスクカートリッジが挿
入保持されたとき、イジェクトレバーをロックするロッ
ク機構を備えているため、部品点数が増加し、機構も複
雑化してしまっている。
【0008】そこで、本発明の目的は、従来のイジェク
ト機構が有する問題点を解消することができる新規なイ
ジェクト機構を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、部品点数の削減を図
り、機構の簡素化を実現し、ディスク記録及び/又は再
生装置自体の一層の小型化を図ることができるイジェク
ト機構を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述したよう
な目的を達成するため、少なくともディスクカートリッ
ジに収納されたディスク状記録媒体を回転駆動するディ
スク回転駆動機構が支持されたベースと、相対向する両
側にディスクカートリッジの両側を支持するカートリッ
ジ保持部が設けられ、カートリッジ保持部が設けられた
両側に直交する前面側にカートリッジ挿脱口が設けら
れ、ベースに支持されたディスク回転駆動機構に近接す
る下降位置とディスク回転駆動機構から離間する上昇位
置との間に亘って移動するように基端部側をベースに回
動可能に支持されたホルダと、固定端側がベースに回動
自由に支持され、固定端側からホルダに挿入されるディ
スクカートリッジの挿入端に対向するように延長され、
ホルダに挿入されたディスクカートリッジを上記ホルダ
から排出する方向に倣い変形され弾性変位可能な押圧操
作部が設けられたイジェクトレバーとを有する。このイ
ジェクトレバーは、ホルダに挿入されるディスクカート
リッジの挿入端によって押圧操作部がディスクカートリ
ッジの挿入方向に回動変位されるとともに、ディスクカ
ートリッジが挿入されたホルダが下降位置側に移動され
るとき、押圧操作部の先端側の一部がホルダに係止さ
れ、ホルダに保持されたディスクカートリッジに対し押
圧力を付与しないようにされる。
【0011】イジェクトレバーの押圧操作部は、ホルダ
に挿入されたディスクカートリッジをホルダから排出す
る方向に倣い変形されるとともに、ホルダの下降位置側
から上昇位置側に回動する方向に変形されることによ
り、ホルダが下側から離間する方向に回動されるとき、
確実にホルダに保持されたディスクカートリッジを押圧
する。
【0012】また、イジェクトレバーは、固定端を中心
にして押圧操作部が延長される側と反対側に突設された
突設部に、下降位置に移動されたホルダに設けた係合解
除片と相対係合する係合片が設けられ、ホルダが下降位
置から上昇位置に向かって回動されるとき、係合解除片
によって係合片がホルダの回動方向に変位され、押圧操
作部の先端側がホルダから離間する方向に変位され、ホ
ルダへのロックが解除される。
【0013】さらに、イジェクトレバーは、ホルダが下
降位置から上昇位置に向かって回動されるとき、係合解
除片によって係合片が上記ホルダの回動方向に変位され
るとともに、固定端を中心として係合片が係合解除片か
ら離間する方向に回動される。 さらにまた、本発明に
係るイジェクト機構のイジェクトレバーは、ホルダに挿
入されるディスクカートリッジの挿入端によって押圧操
作部がディスクカートリッジの挿入方向に回動変位され
るとともに、ディスクカートリッジが挿入されたホルダ
が下降位置側に移動されるとき、押圧操作部の先端側の
一部がベースに係止されるように構成してもよい。この
とき、イジェクトレバーの押圧操作部は、ホルダに挿入
されたディスクカートリッジをホルダから排出する方向
に倣い変形されるとともに、先端部側がベース側に向か
って変形されている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るホルダ装置及
びこのホルダ装置を用いたディスク記録再生装置を図面
を参照して説明する。
【0015】まず、本発明に係るホルダ装置に挿入保持
されるディスクカートリッジを説明すると、このディス
クカートリッジ1は、図1及び図2に示すように、上下
一対のハーフ2,3を突き合わせ結合して形成したカー
トリッジ本体4内に情報信号の記録を可能とする光ディ
スク5を回転自在に収納している。カートリッジ本体4
の下面側の中央部には、図2に示すように、このカート
リッジ本体4に収納した光ディスク5に中心部に取り付
けたディスクハブ6を外方に臨ませる中央開口部7が設
け設けられている。また、カートリッジ本体4の上下面
の相対向する位置には、このカートリッジ本体4に収納
した光ディスク5の主面に形成された信号記録領域の一
部を内外周に亘って外方に臨ませる記録用の開口部8及
び記録再生用の開口部9が設けられている。これら開口
部8,9は、カートリッジ本体4の左右方向の中央部に
位置してカートリッジ本体4の中央部近傍から一側面側
に亘って形成されている。
【0016】また、カートリッジ本体4には、記録用の
開口部8及び記録再生用の開口部9を開閉するシャッタ
部材10が移動可能に取り付けられている。シャッタ部
材10が、薄い金属板を断面コ字状に折り曲げて形成さ
れ、カートリッジ本体4の一側面側から嵌合するように
取り付けられ、カートリッジ本体4に一側面に沿って移
動操作される。このシャッタ部材10は、各開口部8,
9を閉塞した位置にあるとき、カートリッジ本体4内に
設けたシャッタロック部材11によりロックされ移動が
規制された状態におかれる。そして、シャッタ部材10
は、ディスクカートリッジ1がホルダ装置に挿入される
とき、カートリッジ本体4の一側面側に形成したシャッ
タ開放部材進入溝12に進入するホルダ装置側に設けら
れたシャッタ開放部材によりシャッタロック部材11に
よるロックが解除され、各開口部8,9を開放する方向
に移動操作される。
【0017】シャッタ部材10の記録用の開口部8及び
記録再生用の開口部9をそれぞれ閉塞するシャッタ部1
0a,10bを連結する連結片10cの中央部には、ホ
ルダ装置側に設けられる移動規制部材が係合する係合孔
13が設けられている。
【0018】なお、シャッタ開放部材進入溝12は、シ
ャッタ部材10が移動するカートリッジ本体4の一側面
に直交する側面を開放端として形成されている。
【0019】このように形成されたディスクカートリッ
ジ1は、シャッタ開放部材進入溝12の開放端が臨まさ
れる側面側を挿入端としてホルダ装置に挿入される。
【0020】また、カートリッジ本体4の下面側には、
図2に示すように、記録再生用の開口部9の両側に位置
するようにしてディスク記録再生装置側に設けられる位
置決めピンが係合する一対の位置決め孔14,15が設
けられている。さらに、カートリッジ本体4には、図2
に示すように、光ディスク5への情報信号の記録の可否
を識別するための誤記録検出孔16及びこの誤記録検出
16を開閉する誤記録防止部材17が設けられている。
【0021】上述のように構成されたディスクカートリ
ッジ1が挿入保持される本発明に係るホルダ装置が適用
されたディスク記録再生装置は、図3、図4及び図5に
示すように、この記録再生装置に装着されるディスクカ
ートリッジ1に収納された情報信号の記録を可能となす
光ディスク5を回転駆動するディスク回転駆動機構や、
このディスク回転駆動機構によって回転駆動される光デ
ィスク5に対し情報信号の記録再生を行う記録再生機構
を構成する光ピックアップ装置などを収納した装置本体
21と、この装置本体21の上面側に構成されるカート
リッジ装着部を開閉する蓋体22と、装置本体21と蓋
体22との間に位置し、蓋体22と連動して回動操作さ
れ装置本体21側に構成されたカートリッジ装着部にデ
ィスクカートリッジをローディングするホルダ23とを
備える。
【0022】装置本体21は、略矩形状をなす筐体とし
て形成され、図3及び図4に示すように、前面側に装置
本体21の上面側を閉塞した位置にロックされた蓋体2
2のロックを解除する蓋体開放操作釦24、記録モード
を選択する記録モード選択釦25、このディスク記録再
生装置を遠隔操作するリモートコントローラが接続され
るリモートコントローラ接続部26などが設けられてい
る。また、装置本体21の一側面には、図4に示すよう
に、外部機器を接続するための入出力ジャック部27,
28及びマイクロホン接続用ジャック部29などが設け
られている。さらに、装置本体21の背面側には、この
ディスク記録再生装置を駆動するための電源を供給する
電池が収納される電池収納部30が設けられている。こ
の電池収納部30への電池の挿脱は、装置本体21の他
側面側に設けられた電池挿脱口を介して行われる。電池
挿脱口は、装置本体21に取り付けた電池蓋32により
開閉される。
【0023】蓋体22の上面側には、図3に示すよう
に、このディスク記録再生装置の操作モードを選択する
複数の操作モード選択釦33や、記録再生される情報信
号の内容を示す表示や操作状態などを表示する液晶表示
パネルを用いた表示部34が設けられている。
【0024】蓋体22は、図示しないが、装置本体21
の背面側に回動可能に支持された回動時支持部材に基端
部側を固定することによって、装置本体21に回動可能
に取り付けられ、装置本体21の上面側を開閉する。ま
た、蓋体22の側方の中途部と装置本体21との間に
は、蓋体22の安定した回動を実現するため、図5に示
すように回動アーム35が連結されている。
【0025】そして、装置本体21の内部には、このデ
ィスク記録再生装置の記録再生部を構成するディスク回
転駆動機構や光ピックアップ装置やが取り付けられたベ
ース36が配設されている。このベース36は、図6及
び図7に示すように、剛性の高い金属板を用いて装置本
体21内に収納されるに足る大きさを有する平板な矩形
状に形成されている。
【0026】ベース36の上面側には、このディスク記
録再生装置に用いられるディスクカートリッジ1が位置
決めされて装着されるカートリッジ装着部37が設けら
れる。カートリッジ装着部37が構成されるベース36
の上面側には、図6に示すように、ディスクカートリッ
ジ1に設けた位置決め孔14,15に係合する一対の位
置決めピン38,39が突設されている。ディスクカー
トリッジ1は、位置決め孔14,15を一対の位置決め
ピン38,39にそれぞれ係合させることによって、装
着位置が位置決めされてカートリッジ装着部37に装着
される。また、ベース36の上面側には、カートリッジ
装着部37にディスクカートリッジ1が装着されたこと
を検出するカートリッジ検出スイッチ40が設けられて
いる。
【0027】ベース36の略中央部には、図6に示すよ
うに、カートリッジ装着部37に装着されたディスクカ
ートリッジ1に収納された光ディスク5を回転駆動する
ディスク回転駆動機構41が取り付けられている。ディ
スク回転駆動機構41は、図6及び図7に示すように、
スピンドルモータ42とスピンドルモータ42のスピン
ドル43に一体に取り付けられるディスクテーブル44
とを備える。スピンドルモータ42は、図6に示すよう
にスピンドル43をベース36の上面側に突出させ、図
7に示すようにベース36の下面側にモータ取付板45
を介して取り付けられている。ディスクテーブル44
は、図6に示すように、ベース36の上面側に突出され
たスピンドル43の先端側に一体的に取り付けられてい
る。
【0028】ディスクカートリッジ1に収納された光デ
ィスク5は、ディスクカートリッジ1がカートリッジ装
着部37に装着されたとき、ディスク回転駆動機構41
のディスクテーブル44上に載置され、ディスクテーブ
ル44側に設けたマグネットによりディスクハブ6が吸
引されることによりセンタリングが図られてディスクテ
ーブル44と一体に回転可能な状態にクランプされる。
【0029】また、ベース36には、ディスクテーブル
44にクランプされ、ディスクテーブル44と一体に回
転駆動される光ディスク5の信号記録領域を走査する光
ビームを出射する光ピックアップ装置48が取り付けら
れている。光ピックアップ装置48は、光ディスク5の
信号記録領域を走査する光ビームを出射する光源である
半導体レーザ、光ディスク5から反射された戻りの光ビ
ームを検出する光検出素子、半導体レーザから出射され
た光ビームと光ディスクから反射された戻りの光ビーム
を分離するビームスプリッタなどの光学素子を内蔵した
光学ブロック49と、半導体レーザから出射された光ビ
ームを光ディスク5の信号領域に収束させて照射する対
物レンズ50と、対物レンズ50を介して光ディスク5
に照射される光ビームが光ディスクの信号記録領域に合
焦されて照射されるとともに光ディスクに形成された記
録トラックに追従するように対物レンズ50をこの対物
レンズ50の光軸方向及び光軸方向に直交する平面方向
に駆動変位させる2軸アクチュエータとを備える。
【0030】光ピックアップ装置48は、図6に示すよ
うに、ベース36に形成したピックアップ用開口部51
を介して対物レンズ50をディスクテーブル44上の光
ディスク5の主面に対向させるようにしてベース36の
下面側に配設される。この光ピックアップ装置48は、
図7に示すように、光学ブロック49の一端側に設けた
軸挿通孔52をベース36の下面側に取り付けたガイド
軸53に挿通し、光学ブロック49の他端側に形成した
ガイド支持部54をガイド軸53と平行にベース36の
一側を折り曲げて形成したガイド片55に係合させるこ
とによって、ディスクテーブル44に近接離間する方向
に移動可能に支持されている。
【0031】光ピックアップ装置48は、ベース36の
下面側に配設されたピックアップ送り機構56により送
り操作されることにより、ガイド軸53及びガイド片5
5にガイドされてディスクテーブル44に近接離間する
方向に移動操作される。ピックアップ送り機構56は、
ガイド軸53と平行にベース36の下面側に取り付けら
れる送りネジ57と、この送りネジ57を回転駆動する
送りモータ58とを備える。送りネジ57は、連結ギヤ
機構59を介して送りモータ58の駆動軸に連結されて
いる。光ピックアップ装置48は、光学ブロック49の
一端側に取り付けたネジ係合片60を送りネジ57に係
合させることによってピックアップ送り機構56に連結
されている。ここで、ピックアップ送り機構56の送り
モータ58が駆動されて送りネジ57が回転駆動される
と、光ピックアップ装置48は、ネジ係合片60が送り
ネジ57のネジ山にガイドされて移動されることによ
り、ガイド軸53及びガイド片55にガイドされてディ
スクテーブル44に近接離間する図6中矢印A方向及び
矢印B方向に送り操作される。
【0032】なお、光ピックアップ装置48は、対物レ
ンズ50の光軸がディスクテーブル44の中心線上に位
置するようにガイド軸53及びガイド片55に支持され
ているので、対物レンズ50を介して照射される光ビー
ムにより光ディスク5の信号記録領域を内外周に亘って
正確に走査することができる。
【0033】ベース36のカートリッジ装着部37が構
成される上面側には、図8に示すように、カートリッジ
装着部37にディスクカートリッジ1を装着させるため
のホルダ23が回動可能に取り付けられる。ホルダ23
は、ステンレスなどの薄い金属板を折り曲げて形成され
てなるのであって、ディスクカートリッジ1を収納保持
するに大きさに形成されている。このホルダ23は、図
8及び図9に示すように、ディスクカートリッジ1の上
面側を覆うに足る大きさを有する略矩形状に形成された
天板部62を有し、天板部62の相対向する両側に、こ
のホルダ23の挿入されるディスクカートリッジ1の両
側を支持する第1及び第2のカートリッジ保持部63,
64が設けられている。これらカートリッジ保持部6
3,64は、天板部62の両側を垂直に折り曲げて形成
されたホルダ23の側壁65,66と、これら側壁6
5,66の先端側を天板部62と平行となるように折り
曲げて形成されたカートリッジ支持片67,68とから
構成されている。
【0034】ホルダ23の第1及び第2のカートリッジ
保持部63,64にが形成された両側に直交する前面側
の第1及び第2のカートリッジ保持部63,64との間
の開放された部分がカートリッジ挿脱口69となされ、
このカートリッジ挿脱口69を介してディスクカートリ
ッジ1が第1及び第2のカートリッジ保持部63,64
間に挿入されていく。このとき、ディスクカートリッジ
1は、シャッタ部材11が取り付けられた一側面に直交
するシャッタ開放部材進入溝12の開放端が臨む面側を
挿入端としてホルダ23に挿入されていく。ホルダ23
に挿入されるディスクカートリッジ1は、シャッタ部材
11が取り付けられた一側面側と、この一側面に対向す
る他側面側が第1及び第2のカートリッジ保持部63,
64に支持される。
【0035】なお、第2のカートリッジ保持部64を構
成するカートリッジ支持片68の先端側には、ホルダ2
3がカートリッジ装着部37側に回動されたとき、ベー
ス36側に設けたカートリッジ検出スイッチ40をホル
ダ23内に突出させるスイッチ挿通穴70が穿設されて
いる。
【0036】ホルダ23は、図10及び図11に示すよ
うに、第1及び第2のカートリッジ保持部63,64を
構成する側壁65,66の基端部側に穿設した第1及び
第2の軸係合孔71,72を、図6に示すように、ベー
ス36の基端部側の両側に形成した第1及び第2の軸部
73,74に係合させることによりベース36に回動可
能に支持される。
【0037】ここで、第1の軸係合孔71が穿設された
側壁65の基端部側には、第1の軸係合孔71に連通す
る切欠部75が設けられている。この切欠部75は、ホ
ルダ23をベース36に取り付けるとき、第1の軸部7
3を挿通させ、第1の軸挿通孔71に係合させるための
ものである。切欠部75は、第1の軸係合孔71から天
板部62側に向かって傾斜するように形成されている。
【0038】第1の軸係合孔71が係合する第1の軸部
73は、図6及び図12に示すように、ベース36の基
端部側の一方の側に立ち上がり形成した立ち上がり片7
6の先端側をベース36の内方に向かって折り曲げた折
り曲げ部77の先端部に形成されている。この第1の軸
部73は、図12及び図13に示すように、ベース36
に垂直な方向の長手方向に直交する相対向する短辺側に
周面を円弧面とした膨出部78a,78bが形成されて
いる。第1の軸部73は、膨出部78a,78bが形成
された短辺側の幅W1を第1の軸係合孔71に連通する
切欠部75の幅W2より小さく形成され、長手方向の幅
W3を第1の軸係合孔71の内径R1よりやや小さく切
欠部75の幅W2より大きく形成されている。このよう
に第1に軸部73を形成することにより、第1の軸係合
孔71を第1の軸部73に直交する方向から係合させる
ためには、切欠部75を膨出部78aが形成された短辺
側から挿通させる必要があり、切欠部75を介して第1
の軸係合孔71に第1の軸部73を係合させた後、ホル
ダ23をベース36側に回動し、切欠部75を第1の軸
部73の長手方向に対向させると、第1の軸係合孔71
の第1の軸部73からの抜け止めが図られる。
【0039】このように構成される第1の軸部73は、
次のような工程を経て製造される。
【0040】まず、ベース36の背面側の一側に、図1
4に示すように、先端側に第1の軸部73の基材となる
高さ方向を長手方向とする断面形状を長方形とする突片
80を設けた略L字状をなす立ち上がり片76を形成す
る。次に、この立ち上がり片76の突片80が設けられ
た先端側を、図15に示すように、ベース36の内方に
向かって90°折り曲げる。次に、突片80の長手方向
に直交する相対向する短辺側から、図16に示すよう
に、成形面81a,82aを円弧面とした一対の金型8
1,82を用いて一定の圧力を加え変形させることによ
って、突片80の短辺部分に周面を円弧面とした膨出部
78a,78bが形成された第1の軸部73が形成され
る。
【0041】このように、第1の軸部73は、ベース3
6の一部を折り曲げて形成した立ち上がり片76の先端
に設けた突片80をプレス成形して一体に形成されるの
で、独立に形成した軸などを取り付ける必要もなく、部
品点数の削減を図ることができる、軸の形成も容易とな
る。また、膨出部78a,78bの周面は円弧面として
形成されているので、第1の軸部73に円形の第1の軸
係合孔71を係合させたとき、軸係合孔71の円滑な回
転が保証される。
【0042】また、第2の軸係合孔72が係合する第2
の軸部74は、図6に示すように、ベース36の基端部
側の他方の側に立ち上がり形成した立ち上がり片83の
先端側の一部をベース36の外方に向かって折り曲げる
ことによって形成されている。第2の軸部74は、第2
の軸係合孔72が挿通するに足る径を有するように形成
される。なお、第2の軸部74も、第1の軸部73と同
様に、立ち上がり片83の先端側に設けた断面形状を矩
形状となす突片の相対向する面側を成形面を円弧面とし
た一対の金型を用いて一定の圧力を加え変形させること
により、周面を円弧面とした膨出部を設けるようにして
もよい。このような膨出部を形成することにより、第2
の軸74に係合する円形をなす第2の軸係合孔72の円
滑な回転が保証される。
【0043】上述のように形成された第1及び第2の軸
係合孔71,72と、これら軸係合孔71,72が係合
する第1及び第2の軸部73,74とからなる支持機構
を用いてホルダ23をベース36に回動可能に支持する
には、図17に示すように、ホルダ23をベース36に
対し略垂直に配置する。このとき、第1の軸係合孔71
に連通する切欠部75が第1の軸部73の膨出部78a
が形成された短辺に対向する状態となされ、第1の軸部
73に挿通可能な状態となる。ここで、第2の軸係合孔
72を第2の軸部74に挿通し、次いで切欠部75を介
して第1の軸部73に第1の軸係合孔71を係合させる
ことにより、ホルダ23は第1及び第2の軸部73,7
4を介して回動可能な状態にベース36に支持される。
【0044】第1及び第2の軸係合孔71,72をそれ
ぞれ第1及び第2の軸部73,74に係合させた後、ホ
ルダ23をベース36側に回動すると、図18に示すよ
うに、切欠部75が第1の軸部73の膨出部78a,7
8bが形成された短辺に直交する長手方向に対向するよ
うになり、第1の軸係合孔71の第1の軸部73からの
抜け止めが図られ、第1及び第2の軸係合孔71,72
が第1及び第2の軸部73,74に係合された状態が保
持される。
【0045】ホルダ23は、ベース36側に図18に示
す状態になるまで図18中矢印C1方向に回動される
と、切欠部75が形成された側壁65の基端部がベース
36の基端部側に立ち上がり形成された移動係止片85
の一側に対向するようになり第1及び第2の軸部73,
74の軸方向への移動が規制され、第1及び第2の軸部
73,74からの抜け止めが図られる。
【0046】ところで、ホルダ23は、ベース36側に
図18に示す状態になるまで矢印C1方向に回動される
と、側壁65の基端部側に形成した係合片86がベース
36側に設けた係止部87に係合し、ベース36から離
間する図18中矢印C2方向への回動が規制された状態
となる。係合片86が係止部87に係合された状態にあ
るとき、ホルダ23は第1及び第2の軸部73,74を
中心にベース36から一定量回動された状態にあって、
図5に示すように、前面側のカートリッジ挿脱口69を
装置本体21の外方に臨ませ、ディスクカートリッジ1
の挿脱を可能となす位置におかれる。
【0047】係止部87は、ホルダ23が図18中矢印
C1方向へ回動されるとき、ホルダ23側の係合片86
を係止させ、ホルダ23の図18中矢印C2方向へさら
なる回動を規制するだけのもので、ホルダ23は図18
に示す様態から図18中矢印C1方向のベース36側に
向かう方向の回動は許容されている。ホルダ23は、第
1及び第2の軸部73,74を中心にして図18中矢印
C1方向に回動され、図19に示すようにベース36と
平行となる位置まで回動される。すなわち、ホルダ23
は、ベース36から離間した図18に示す上昇位置と、
ベース36側に近接した図19に示す下降位置と間に亘
って回動可能となされている。
【0048】なお、ホルダ23がベース36に近接した
下降位置まで回動された図19に示す状態は、ホルダ2
3に挿入保持されたディスクカートリッジ1をベース3
6上に構成されたカートリッジ装着部37に位置決め装
着させた状態であり、ディスクカートリッジ1に収納さ
れた光ディスク5をディスク回転駆動機構41に装着し
て回転駆動し、情報信号の記録再生が行われる状態であ
る。
【0049】ホルダ23に設けられる係合片86は、第
1のカートリッジ保持部63を構成する側壁65の基端
部側に切り込み88aを穿設して形成された弾性変位片
88の先端側の一部をホルダ23の外方に向けて折り返
すことによって形成されている。また、係合片86を係
止する係止部87は、ベース36の一方の側に立ち上が
り形成した立ち上がり片89の中央部に切り込みを設け
て形成した突片をベース36の内方に折り曲げて形成さ
れている。
【0050】装置本体21内に配置されるベース36に
回動可能に取り付けられるホルダ23は、蓋体22と連
動して回動するように、図5及び図18に示すように、
第1のカートリッジ保持部63を構成する側壁65の前
端側に形成された回動連動片90を蓋体22の前端側の
一側に設けた連結片106に穿設された係合孔107に
係合させている。このように、回動連動片90を蓋体2
2側の連結片106に係合することにより、ホルダ23
は、蓋体22の回動に連動して回動可能となる。
【0051】ここで、連結片91が係合する連結片10
6に設けられた係合孔107は、連結片91の厚さに比
し大きな開口を有して形成されているので、蓋体22
は、係合孔107の範囲でホルダ23から離間するよう
にさらに図18中矢印C2方向に回動可能となされてい
る。このように蓋体22がホルダ23からさらに離間す
る方向に、回動可能となされることにより、ホルダ23
の周囲から前面側のカートリッジ挿脱口69を覆うよう
な形状に形成された場合であっても、ホルダ23がディ
スクカートリッジ1の挿脱を可能とする位置まで回動さ
れたとき、蓋体22がさらに図18中矢印C2方向に回
動することにより、ホルダ23の前面側に構成されたカ
ートリッジ挿脱口69を大きく開放させることができ
る。カートリッジ挿脱口69が大きく開放されることに
より、確実にディスクカートリッジ1の挿脱を行うこと
が可能となる。
【0052】ところで、ホルダ23には、このホルダ2
3が図18に示すようにベース36から離間した上昇位
置であってディスクカートリッジ1の挿脱を可能となす
位置に回動されるとき、蓋体22をホルダ23から離間
する方向にさらに回動させるための第1の弾性変位部を
構成する一対の第1及び第2の蓋体回動付勢板91,9
2が設けられている。これら第1及び第2の蓋体回動付
勢板91,92は、図9に示すように、ホルダ23の天
板部62にU字状の切り込み91a,92aを穿設する
ことによって天板部62と一体に形成されている。第1
及び第2の蓋体回動付勢板91,92は、図9に示すよ
うに、天板部62の中央部側を連接部としてそれぞれ第
1及び第2のカートリッジ保持部63,64側に向かっ
て延長するように形成されている。これら第1及び第2
の蓋体回動付勢板91,92は、天板部62を覆うよう
に配設される蓋体22の内面側を押圧付勢するように、
自由端側が天板部62の上方に突出するように変位され
ている。すなわち、第1及び第2の蓋体回動付勢板9
1,92は、図20に示すように、天板部62への連接
部側から自由端側に向かって上方に突出するように傾斜
して形成されている。第1及び第2の蓋体回動付勢板9
1,92の自由端側には、蓋体22の内面を確実に押圧
するように、蓋体押圧突起93,94が上方に向かって
突出するように形成されている。
【0053】また、第1及び第2の蓋体回動付勢板9
1,92には、第2の弾性変位部を構成する第1及び第
2のカートリッジ押圧片95,96が一体に形成されて
いる。これらカートリッジ押圧片95,96は、第1及
び第2の蓋体回動付勢板91,92の一部を分岐して形
成されてなるものであって、これら蓋体回動付勢板9
1,92の自由端側が基端側に向かって切り込み95
a,95bを穿設することによって形成される。第1及
び第2のカートリッジ押圧片95,96は、ディスクカ
ートリッジ1を保持したホルダ23が蓋体22とともに
図19に示すようにベース36に近接した記録再生位置
に回動されたとき、ディスクカートリッジ1をカートリ
ッジ装着部37側に押圧支持するものであって、図20
に示すように、第1及び第2の蓋体回動付勢板91,9
2に対しホルダ23側に向かって変位されている。すな
わち、第1及び第2のカートリッジ押圧片95,96
は、蓋体22が装置本体21を閉塞位置に回動されると
ともにホルダ23が記録再生位置に回動され、図21に
示すように、第1及び第2の蓋体回動付勢板91,92
が蓋体22により押圧されて天板部62側に弾性変位さ
れたとき、ホルダ23内に進入するようにホルダ23側
に向かって変位されてなるものであって、第1及び第2
の蓋体回動付勢板91,92に対しホルダ23の厚さ方
向に初期変位量を異にして形成されている。
【0054】第1及び第2のカートリッジ押圧片95,
96の自由端側にも、カートリッジ装着部37に装着さ
れたディスクカートリッジ1の上面側を確実に押圧する
ようにするため、ホルダ23側に向かって突出する押圧
突起97,98が形成されている。
【0055】さらに、ホルダ23の第1のカートリッジ
保持部63を構成する側壁65の長手方向の略中央部に
は、図9及び図10に示すように、ホルダ23に挿入さ
れるディスクカートリッジ1の一側面側に形成したシャ
ッタ開放部材進入溝12に進入し、シャッタロック部材
11を弾性変形されてシャッタ部材10のロックを解除
するとともに、シャッタ部材10をホルダ23の内方に
挿入されるカートリッジ本体4に対し相対移動させて記
録用の開口部8及び記録再生用の開口部9を開放させる
方向に移動させるシャッタ開放部材99がホルダ23の
内方に向かって折り返し形成されている。
【0056】第1のカートリッジ保持部63を構成する
側壁65のシャッタ開放部材99が設けられた位置より
カートリッジ挿脱口69側の位置には、図9及び図10
に示すように、ホルダ23に挿入されたディスクカート
リッジ1に取り付けられたシャッタ部材10を記録再生
用の開口部8,9を開放した位置に保持するとともに、
ディスクカートリッジ1をホルダ23からイジェクトす
る際、ホルダ23から突出される方向に移動されるカー
トリッジ本体4に対しシャッタ部材10を保持し、シャ
ッタ部材10を記録用の開口部8及び記録再生用の開口
部9を閉塞する方向に移動させる第3の弾性変位部を構
成するシャッタ部材保持片101が設けられている。こ
のシャッタ部材保持片101は、側壁65にU字状の切
り込み101aを穿設することによって側壁65に一体
に形成されている。シャッタ部材保持片101は、図1
0に示すように、側壁65の基端部から先端部側に向か
って延長するように形成され、先端部側にシャッタ部材
10の連結片10cに設けた係合孔13に係合する係合
突部102が形成されている。係合突部102は、シャ
ッタ部材保持片101の先端部側の一部をホルダ23の
内方に突出するように折り曲げて形成されている。
【0057】ホルダ23の第2のカートリッジ保持部6
4を構成する側壁66の基端部側には、図11に示すよ
うに、ディスクカートリッジ1の誤挿入を防止する誤挿
入防止片103が設けられている。この誤挿入防止片1
03は、側壁66の一部をホルダ23の内方に折り曲げ
て形成されている。誤挿入防止片103は、ディスクカ
ートリッジ1が正規の挿入方向に対し90°向きを異に
して、例えばシャッタ部材10が取り付けられて一側面
側を挿入端としてホルダ23に挿入されたような場合
に、ホルダ23への挿入を規制して誤挿入を防止するも
のである。
【0058】さらに、ホルダ23の天板部62には、図
9に示すように、ホルダ23に挿入されるディスクカー
トリッジ1の挿入端側の上面を押圧支持する第4の弾性
変位部を構成する第3のカートリッジ押圧片104が一
体に形成されている。第3のカートリッジ押圧片104
は、天板部62にU字状の切り込み104aを穿設する
ことによって、ディスクカートリッジ1のホルダ23へ
の挿入方向に向かって延長するように天板部62と一体
に形成されている。第3のカートリッジ押圧片104
は、ホルダ23に挿入されたディスクカートリッジ23
を第1及び第2のカートリッジ保持部62,63のカー
トリッジ支持片67,68側に押圧するように、先端側
がホルダ23の内方に突出するように変位されている。
第3の押圧片104の先端側には、ホルダ23の内方に
向かって突出する突出部105が設けられている。
【0059】このように天板部62にホルダ23に挿入
されるディスクカートリッジ1を押圧する第3のカート
リッジ押圧片104が設けられることにより、ディスク
カートリッジ1のカートリッジ支持片67,68からの
浮き上がりを防止して安定した状態でホルダ23に挿入
することができる。第3のカートリッジ押圧片104
は、ホルダ23が図19に示すようにベース36側に下
降された記録再生位置に移動されたときには、ホルダ2
3に保持されたディスクカートリッジ1をカートリッジ
装着部37側に押圧支持する。
【0060】上述したように、ホルダ23が蓋体22と
ともにディスクカートリッジ1の挿脱を可能となすベー
ス36から離間した上昇位置に位置に移動されるとき、
蓋体22をホルダ23から離間する方向に回動付勢する
第1及び第2の蓋体回動付勢板91,92、ホルダ23
に保持されたディスクカートリッジ1をカートリッジ装
着部67側に押圧支持する第1及び第2のカートリッジ
押圧片95,96、シャッタ部材保持片101、ホルダ
23に挿入されるディスクカートリッジ1を押圧支持す
る第3のカートリッジ押圧片104などのホルダ23に
設けられる弾性変位される部材をホルダ23と一体に形
成しているので、部品点数の削減が図られ、ホルダ23
の組み立てが容易となる。
【0061】本発明に係るディスク記録再生装置には、
ホルダ23がカートリッジ装着部37側に下降した位置
から上昇した位置に回動されるとき、ホルダ23に挿入
保持されたディスクカートリッジ1をホルダ23からイ
ジェクトするイジェクト機構110が設けられている。
このイジェクト機構110は、図6に示すように、ベー
ス36の背面側の一方の側に位置して配設され、ベース
36上に回動可能に支持されたホルダ23に挿入される
ディスクカートリッジ1の挿入端によって弾性変位され
るイジェクトレバー111を備えている。
【0062】イジェクトレバー111は、弾性変位可能
な金属の板バネを用いて形成され、図22に示すよう
に、基端部側にベース36への固定端となる取り付け片
112が設けられている。取り付け片112の一端側に
は、ベース36に突設したカシメ軸113に挿通される
固定端となる軸挿通孔114が穿設されている。この取
り付け片112の他端側の一側からは、軸挿通孔114
側に向かってホルダ23に挿入されるディスクカートリ
ッジ1の挿入端によって押圧操作される押圧操作部11
5が延長されている。この押圧操作部115は、取り付
け片112に垂直に折り曲げるように連接され、取り付
け片112への連接部側から先端側に向かって傾斜する
ように延長されている。すなわち、押圧操作部115
は、イジェクトレバー111がベース36上に取り付け
られたとき、先端側がベース36から離間するように傾
斜して取り付け片112から延長されている。また、押
圧操作部115は、取り付け片112への連接部及び中
途部に設けた折り曲げ部116,117に沿って略くの
字状折り曲げられている。すなわち、押圧操作部115
は、図23に示すように、イジェクトレバー111がベ
ース36上に取り付けられたとき、ホルダ23に挿入さ
れたディスクカートリッジ1をホルダ23から排出する
方向に倣い変形されている。なお、押圧操作部115の
中途部に設けられる折り曲げ部117は、図23に示す
ように、押圧操作部115の先端側がベース36から離
間する上方に向かって変形されるように斜めに設けられ
ている。
【0063】また、押圧操作部115の先端側の上縁側
には、図9に示すようにホルダ23の天板部62の背面
側に設けられた係止孔118に係合する係止片119が
突設されている。この係止片119は、ホルダ23に挿
入されるディスクカートリッジ1によって押圧操作部1
15が押圧されて弾性変位され、ホルダ23の背面側に
移動したとき、係止孔118に係合する。押圧操作部1
15は、係止片119が係止孔119に係止されること
によりディスクカートリッジ1によって弾性変形された
位置に保持され、ホルダ23に保持されたディスクカー
トリッジ1を押圧操作することが規制される。
【0064】取り付け片112の他端側には、ベース3
6に穿設した回動規制孔120に挿通されベース36の
下面側に突出する係合片121が設けられている。この
係合片121は、ベース36に回動可能に支持されたホ
ルダ23が下降位置である記録再生位置側に回動された
とき、図11に示すように、ホルダ23の第2のカート
リッジカートリッジ保持部64を構成するカートリッジ
支持片68の一部を垂下するように折り返して形成した
係合解除片122と相対係合する。
【0065】また、取り付け片112の固定端となる軸
挿通孔114が穿設された一端側と押圧操作部115の
連接部との間に切欠孔123が穿設され、この切欠孔1
23の両側に一対の弾性変位部124,124が形成さ
れている。これら弾性変位部124,124は、取り付
け片112を押圧操作部115の延長方向と直交する図
22中矢印D1方向に弾性変位可能とするものである。
【0066】上述のように形成されたイジェクトレバー
111は、図24に示すように、押圧操作部115をベ
ース36の背面側に延長するように位置させ、係合片1
21を回動規制孔120に挿通し、軸挿通孔114をカ
シメ軸113に挿通し、このカシメ軸113の先端部を
折り返すことによって、カシメ軸113を中心にベース
36上に回動可能に取り付けられる。このとき、イジェ
クトレバー111は、係合解除片121が回動規制孔1
20内で移動する範囲でカシメ軸113を中心に回動可
能となされている。
【0067】イジェクトレバー111は、図25に示す
ように、ディスクカートリッジ1の挿脱を可能となす上
昇位置に回動されたホルダ23にディスクカートリッジ
1が挿入されると、ホルダ23内に延長された押圧操作
部115がディスクカートリッジ1の挿入端によって押
圧され、係合片121が回動規制孔120の一側に当接
するようにカシメ軸113を中心にして図24中矢印E
1方向に回動される。係合片121が回動規制孔120
の一側に当接して回動が規制された状態からさらにホル
ダ23にディスクカートリッジ1が挿入されていると、
押圧操作部115がディスクカートリッジ1の挿入端に
押圧されてホルダ23の背面側に向かう図26中矢印E
1方向に弾性変位されていく。ディスクカートリッジ1
が、図27に示すように、ホルダ23の保持位置まで挿
入されると、押圧操作部115がホルダ23の背面側に
沿うように弾性変形される。このとき、押圧操作部11
5は先端側がホルダ23の天板部62側に向かうように
傾斜されているので、押圧操作部115の先端側の設け
た係止片119が、図28に示すように、中ホルダ23
の天板部62の背面側に形成した係止孔118に天板部
62の下面側から挿入して係合する。係止片119がホ
ルダ23側に係止孔118に係止されることにより、イ
ジェクトレバー111は、押圧操作部115がホルダ2
3の背面側に沿うように弾性変形され位置に保持され、
ホルダ23に保持されたディスクカートリッジ1を押圧
操作することが規制される。
【0068】ディスクカートリッジ1が保持され、イジ
ェクトレバー111が弾性変位されたホルダ23の背面
側に係止された状態でホルダ23をベース23に近接す
る記録再生位置側に下降するようにベース36に設けた
支軸73,74を中心にして、図25中矢印F1方向に
回動し、図29に示すようにベース36に近接した記録
再生位置まで回動されると、ホルダ23に設けた係合解
除片122がイジェクトレバー111に設けた係合片1
21に係合する。
【0069】ホルダ23が記録再生位置まで回動される
と、このホルダ23に保持されたディスクカートリッジ
1はカートリッジ装着部37に位置決め装着され、ディ
スクカートリッジ1に収納された光ディスク5がディス
ク回転駆動機構41のディスクテーブル44にクランプ
され、光ディスク5を回転駆動して情報信号の記録再生
を可能な状態となされる。
【0070】カートリッジ装着部37に装着されたディ
スクカートリッジ1をイジェクトするため、蓋体22と
ともにホルダ23をベース36から離間する図29中矢
印F2方向の上昇方向に回動すると、係合解除片122
が係合片121を持ち上げるように図29中矢印G1方
向に押圧する。係合片121が図29中矢印G1方向に
押圧されると、取り付け片112がカシメ軸113を中
心に図27中E2方向に回動されるとともに弾性変位部
124,124を中心にしてベース36から離間する図
23、図28及び図29中矢印H1方向に回動変位され
る。取り付け片112が図23中矢印H1方向に回動変
位されると、押圧操作部115がホルダ23の天板部6
2から離間する方向の図28中矢印J1方向に回動変位
される。押圧操作部115が図28中矢印J1方向に回
動変位されると、図30に示すように、係止片119の
係止孔118への係合が解除される。係止片119の係
止孔118への係合が解除されると、ディスクカートリ
ッジ1のホルダ23への挿入によって弾性変位され弾性
変位力が蓄積されていたイジェクトレバー111の押圧
操作部115がホルダ23内に突出するように図26及
び図27中矢印E2方向に弾性復帰し、ホルダ23に挿
入保持されたディスクカートリッジ1をホルダ23の外
方に突出させ、ホルダ23から取り出し可能な状態とす
る。
【0071】ところで、ホルダ23がベース36から離
間する上昇方向に回動されとき、取り付け片112がカ
シメ軸113を中心に図27中矢印E2方向に回動され
るので、係合片121は係合解除片122から離間した
状態におかれる。このとき、カシメ軸113は、取り付
け片112を固定した程度の押圧力を付与して支持して
いるので、取り付け片112は一旦回動された位置に保
持され、係合片121が係合解除片122から離間した
状態におかれる。このように、ディスクカートリッジ1
をイジェクトしたとき、係合片121が係合解除片12
2から離間した状態におかれるので、ディスクカートリ
ッジ1が挿入されないホルダ23が記録再生位置側の図
25中矢印F1方向に回動されるとき、また、ホルダ2
3を記録再生位置側から上昇位置側に向かって回動され
るとき、係合片121と係合解除片122との当接が回
避されるので、不快な衝突音を発生することを防止する
ことができる。
【0072】上述したように構成されたイジェクト機構
は110は、弾性変位可能な金属板などによって形成さ
れたイジェクトレバー111のみでホルダ23に挿入さ
れたディスクカートリッジ1のイジェクトを行う機構を
構成できるので、部品点数が削減され、構成も極めて簡
単なものとすることができる。
【0073】上述したイジェクト機構110は、ホルダ
23にディスクカートリッジ1が保持されたとき、イジ
ェクトレバー112をホルダ23側に係止するように構
成しているが、イジェクトレバー112の押圧操作部1
15をベース36側に傾斜するように形成し、ベース3
6側に係止片119を設けることにより、ベース36側
にイジェクトレバー112を係止するようにすることが
できる。
【0074】また、本発明に係るディスク記録再生装置
は、図8に示すように、ディスク回転駆動機構41によ
って回転駆動される光ディスク5に対し情報信号の記録
行うための磁気ヘッド装置131を備えている。磁気ヘ
ッド装置131は、光ピックアップ装置48と共同して
光ディスク5に対し情報信号の記録を行うものであるの
で、図31に示すように、ディスク回転駆動機構41に
よって回転駆動される光ディスク5を挟んで光ピックア
ップ装置48に対向して配置される。また。磁気ヘッド
装置131は、光ディスク5の光ピックアップ装置48
から出射される光ビームが照射される位置に記録すべき
情報信号に基づいて変調された外部磁界を印可するよう
になすため、光ピックアップ装置48と同期して光ディ
スク5の径方向に移動操作される。そこで、磁気ヘッド
装置131は、図31に示すように、連結部材132を
介して光ピックアップ装置48の光学ブロック49に連
結されている。磁気ヘッド装置131を光学ブロック4
9に連結する連結部材132は、図31及び図32に示
すように、剛性の高い金属板をコ字状に折り曲げて形成
され、下端側に光学ブロック49の下面側に固定するた
めの固定片133が設けられ、固定片133の一端側に
垂直に折り曲げられた立ち上がり片134が設けられ、
この立ち上がり片134の先端側に固定片133と相対
向するように折り曲げられた支持基台となる支持アーム
取り付け片135が設けられている。連結部材132
は、支持アーム取り付け片135をホルダ23の天板部
62上に臨むようにして、固定片133を光学ブロック
49の下面側に固定して光ピックアップ装置48に連結
される。固定片133の光学ブロック49への固定は、
固定片133に穿設したネジ挿通孔136,137に挿
通される固定ネジ138,138を光学ブロック49の
下面側に螺合することによって行われる。
【0075】光学ピックアップ装置48に連結された連
結部材132の支持アーム取り付け片135上に支持さ
れる磁気ヘッド装置131は、図8及び図32に示すよ
うに、先端側に磁気ヘッド素子140を支持したヘッド
支持アーム141と、ヘッド支持アーム141の過剰な
変位を規制するアーム支持板142と、ヘッド支持アー
ム141の基端部側に形成された支持片143を支持ア
ーム取り付け片135とともに挟持して支持アーム取り
付け片135に固定するアーム固定部材144を備え
る。
【0076】先端側に磁気ヘッド素子140を支持した
ヘッド支持アーム141は、リン青銅などの弾性を有す
る薄い金属板を打ち抜いて形成されている。磁気ヘッド
素子140は、弾性変位可能なヘッド支持アーム141
の先端側に支持されることにより、光ディスク5の信号
記録領域を走査するとき、光ディスク5が面振れを発生
させて回転駆動されたとしても、ヘッド支持アーム14
1が弾性変形することにより光ディスク5の主面からの
浮き上がりを防止して正確に信号記録領域を走査してい
くことができる。
【0077】ヘッド支持アーム141の基端部側に形成
された支持片143には、支持アーム取り付け片135
に突設された位置決め突起145,146に係合する位
置決め孔147,148が穿設されている。一方の位置
決め孔147は、一方の位置決め突起145への係合位
置を調整し得るように、ヘッド支持アーム141の延長
方向に直交する方向を長径として形成されている。ヘッ
ド支持アーム141は、位置決め孔147,148を位
置決め突起145,146に係合させて支持アーム取り
付け片135上に支持されることにより、支持アーム取
り付け片135に対する取付位置が位置決めされる。ま
た、支持片143の位置決め孔147,148間には、
アーム固定部材144を支持アーム取り付け片135に
固定する固定ネジ149が挿通されるネジ挿通孔150
が穿設されている。
【0078】アーム支持板142は、図32に示すよう
に、先端側にヘッド支持アーム141の磁気ヘッド素子
140を支持した先端側の下面を支持するL字状に折り
曲げられたアーム支持部151が設けられ、基端部側に
支持アーム取り付け片135上に載置される一対の支持
突片152,153が突設されている。これら支持突片
152,153の先端側には、支持アーム取り付け片1
35に穿設した係合孔154,155に係合する係合突
起152a,153aが折り曲げ形成されている。アー
ム支持板142は、アーム支持部151をヘッド支持ア
ーム151の下面側に臨ませてヘッド支持アーム151
上に重ね合わせられ、ヘッド支持アーム151に重ね合
わせられた部分の一部を溶接するなどしてヘッド支持ア
ーム151に一体的に取り付けられる。このとき、支持
突片152,153は、ヘッド支持アーム141の両側
に位置してヘッド支持アーム141の基端部側に延長さ
れる。
【0079】アーム固定部材144は、弾性を有する薄
い金属板を用いて形成され、図32に示すように、基端
部側に支持アーム取り付け片135への固定部156が
設けられている。固定部156には、支持アーム取り付
け片135に設けた位置決め突起145,146に係合
するが位置決め孔157,158が穿設されている。一
方の位置決め孔157は、ヘッド支持アーム141に設
けられる一方の位置決め孔147と同様に、一方の位置
決め突起145への係合位置を調整し得るように、アー
ム固定部材144の延長方向に直交する方向を長径とし
て形成されている。アーム固定部材144は、位置決め
孔157,158を位置決め突起145,146に係合
させて支持アーム取り付け片135上に支持されること
により、支持アーム取り付け片135に対する取付位置
が位置決めされる。また、位置決め孔157,158間
には、アーム固定部材144を支持アーム取り付け片1
35に固定する固定ネジ149が挿通されるネジ挿通孔
160が穿設されている。
【0080】また、固定部156の両側には、図32に
示すように、支持アーム取り付け片135の両側を挟む
ように取付位置規制片161,161が垂下するように
折り曲げ形成されている。これら、取付位置規制片16
1,161の折り曲げ基部には、支持アーム取り付け片
135の両側に突設した係合突起162,162に係合
する係合孔163,163が穿設されている。アーム固
定部材144は、取付位置規制片161,161により
支持アーム取り付け片135の両側を挟持し、係合孔1
63,163を係合突起162,162に係合して支持
アーム取り付け片135に取り付けられることにより、
固定ネジ149を中心とした回転方向の移動が確実に規
制される。
【0081】そして、アーム固定部材144には、固定
部156の先端側に、ヘッド支持アーム141からこの
ヘッド支持アーム141上に重ね合わせて取り付けられ
たアーム支持板142上に延長される押圧支持部165
が設けられている。この押圧支持部165は、情報信号
の記録時に磁気ヘッド素子140が光ディスク5に一定
の接触圧を持って接触するように、ヘッド支持アーム1
41を、図31中矢印矢印K1方向の光ディスク5側に
押圧付勢するものであり、支持アーム取り付け片135
上に取り付けられたとき、ヘッド支持アーム141を光
ディスク5側に押圧付勢するように折り曲げ変形されて
いる。押圧支持部165の先端側には、アーム支持板1
42及びヘッド支持アーム141に連通して穿設された
係合孔166に係合する係合突起167が折り曲げ形成
されている。また、押圧支持部165の両側には、アー
ム支持板142の基端部側に形成された支持突片15
2,153を押圧支持する押圧支持片168,169が
突設されている。
【0082】上述のように構成された磁気ヘッド装置1
31のヘッド支持アーム141は、支持片143に設け
た位置決め孔147,148を位置決め突起145,1
46に係合させることにより、支持アーム取り付け片1
35に対する取付位置が位置決めが図られて支持アーム
取り付け片135上に支持される。このとき、ヘッド支
持アーム141上に重ね合わせるように一体に取り付け
られたアーム支持板142に設けた支持突片152,1
53が先端側の係合突起152a,153aを支持アー
ム取り付け片135に穿設した係合孔154,155に
係合させて支持アーム取り付け片135上に載置され
る。
【0083】ヘッド支持アーム141が支持された支持
アーム取り付け片135上には、図33に示すように、
アーム固定部材144が取り付けられる。アーム固定部
材144は、固定部156に設けた位置決め孔157,
158を支持アーム取り付け片135上に支持されたヘ
ッド支持アーム141に設けた位置決め孔147,14
8から突出する位置決め突起145,146に係合する
ことにより、支持アーム取り付け片135に対する取付
位置が位置決めされる。このとき、取付位置規制片16
1,161が支持アーム取り付け片135の両側に折り
曲げられ、図33に示すように、係合孔163,163
に係合突起162,162が係合される。
【0084】アーム固定部材144は、ヘッド支持アー
ム141上に重ね合わせられて支持アーム取り付け片1
35上に支持されたとき、図33に示すように、押圧支
持部165がヘッド支持アーム141からアーム支持板
142上に延長され、ヘッド支持アーム141を図31
及び図33中矢印K1方向の光ディスク5側に押圧付勢
する。このとき、押圧支持部165の先端側に設けた係
合突起167がアーム支持板142及びヘッド支持アー
ム141に連通して穿設された係合孔166に係合す
る。また、押圧支持部165の両側に突設した押圧支持
片168,169がアーム支持板142の基端部側に形
成された支持突片152,153を押圧支持する。
【0085】このようにヘッド支持アーム141上に重
ね合わされて支持アーム取り付け片135上に支持され
たアーム固定部材144は、このアーム固定部材144
に穿設したネジ挿通孔160及びヘッド支持アーム14
1に穿設したネジ挿通孔105に連通される固定ネジ1
49を支持アーム取り付け片135に穿設したネジ孔1
70の螺合することにより、支持アーム取り付け片13
5とともにヘッド支持アーム141の支持片143を挟
持し、ヘッド支持アーム141を支持アーム取り付け片
135に固定する。
【0086】このように構成された磁気ヘッド装置13
1は、支持アーム取り付け片135とともにヘッド支持
アーム141を挟持して支持アーム取り付け片135に
固定するアーム固定部材144に押圧支持部165を設
けてヘッド支持アーム141を光ディスク5側に押圧付
勢するようにしているので、ヘッド支持アーム141を
光ディスク5側に変位させるための独立したバネ部材な
どを用いる必要がないので、部品点数の削減が図られ、
組み立ても容易となる。
【0087】また、脆弱な板バネを用いて形成されるヘ
ッド支持アーム141は、アーム固定部材144に設け
た係合突起167が係合孔166する係合機構によりア
ーム固定部材144により支持されているので、ディス
ク記録再生装置が落下されるなどして衝撃が加えられた
としても、ヒンジ部として機能する支持アーム取り付け
片135側の弾性変位部の変形を確実に防止することが
できる。
【0088】さらに、ヘッド支持アーム141上に重ね
合わせられるアーム支持板142の基端部側に形成され
た支持突片152,153が、押圧支持部165の両側
に突設した押圧支持片168,169により支持されて
いるので、ヘッド支持アーム141のねじれ方向の変位
が規制され、先端側に支持した磁気ヘッド素子104を
安定した状態で光ディスク5に摺接させることができ
る。
【0089】上述した磁気ヘッド装置131には、ヘッ
ド支持アーム141の変形を防止するための係合機構と
して、アーム固定部材144に係合突起167を設け、
ヘッド支持アーム141側に係合孔166を設けて構成
されているが、係合突起167と係合孔166が逆に設
けるようにしてもよい。すなわち、図34に示すよう
に、ヘッド支持アーム141に重ね合わせられたアーム
支持板142の一部を切り起こして係合突起171を設
け、アーム固定部材144側にこの係合突起171が係
合する係合孔172を設けるようにしてもよい。
【0090】また、図35に示すように、アーム固定部
材144の押圧支持部165の両側に突設した押圧支持
片168,169の先端側に、ヘッド支持アーム141
に重ね合わせられたアーム支持板142の基端部側の両
側に形成した一対の係合凹部173,173にそれぞれ
係合する一対の係合突起174,174を設けるように
してもよい。
【0091】なお、ここで用いられるヘッド支持アーム
141は、全体を弾性を有する板バネで形成し、アーム
141の全体が弾性変形し得るように構成されている
が、弾性を有する板バネの中途部を合成樹脂でモールド
し、支持アーム取り付け片135への固定部側及び磁気
ヘッド素子104を支持する先端側に板バネの一部を突
出させて弾性変位部を構成するようにしたものであって
もよい。
【0092】上述のように光ピックアップ装置48に連
結部材132を介して連結され、ディスク回転駆動機構
41によって回転駆動される光ディスク5を挟んで光ピ
ックアップ装置48に対向して配置される磁気ヘッド装
置131は、図8に示すように、ヘッド支持アーム14
1をホルダ23の天板部62上に延在させている。ホル
ダ23の天板部62上に延在されたヘッド支持アーム1
41は、ホルダ23の回動に伴って回動に伴って支持ア
ーム取り付け片135への固定部側を弾性変位部をヒン
ジ部として回動変位される。
【0093】ところで、ヘッド支持アーム141の先端
部に支持された磁気ヘッド素子140は、光ディスク5
に対し情報信号を記録するときには、光ディスク5の信
号記録領域に大きな磁界強度で外部磁界を印可するた
め、光ディスク5に摺接するように近接される。このと
き、ヘッド支持アーム141は、図8及び図9に示すよ
うに、ホルダ23の天板部62に設けたヘッド挿入用開
口部180を介してホルダ23内に進入する。記録再生
位置に移動されたホルダ23内に進入されたヘッド支持
アーム141の先端側に支持された磁気ヘッド素子14
0は、図31に示すように、ホルダ23に保持されてベ
ース36上のカートリッジ装着部37に装着されたディ
スクカートリッジ1のカートリッジ本体4内に進入し、
カートリッジ本体4内で回転駆動される光ディスク5の
主面に摺接する。
【0094】また、光ディスク5に記録された情報信号
の再生を行うときは、磁気ヘッド装置131からの外部
磁界の印可は不要とされ、光ピックアップ装置48から
出射される光ビームで光ディスク5の信号記録領域を走
査するのみで足りるので、磁気ヘッド素子140と光デ
ィスク5が摺接することに発生する摩耗や摩耗に起因す
る損傷を防止しするため、磁気ヘッド素子140が光デ
ィスク5の主面から離間される。光ディスク5の回転が
停止された停止状態のときも、磁気ヘッド素子140が
光ディスク5の主面から離間され、ヘッド支持アーム1
41はホルダ23の外方に移動される。
【0095】さらに、ホルダ23に保持されたディスク
カートリッジ1をイジェクトする際、あるいはホルダ2
3にディスクカートリッジ1を挿入操作する際にも、磁
気ヘッド素子140がディスクカートリッジ1と衝突し
て損傷を受けることを防止するため、ヘッド支持アーム
141はホルダ23の外方に移動される。
【0096】本発明に係るディスク記録再生装置におい
ては、操作モードに応じて磁気ヘッド素子140を光デ
ィスク5に近接離間させるため、ヘッド支持アーム14
1を昇降操作させるヘッド昇降機構181が設けられて
いる。ヘッド昇降機構181は、図8及び図9に示すよ
うに、ホルダ23の天板部62上に回動可能に支持され
てヘッド支持アーム141を昇降操作する昇降操作板1
82と、昇降操作板182を回動操作する回動操作レバ
ー183と、図7に示すように、ベース36の下面側に
配設され、回動操作レバー183を回動操作することに
よって昇降操作板182の回動を制御する昇降制御レバ
ー184と、この昇降制御レバー184を移動操作する
駆動モータ185とを備える。
【0097】昇降操作板182は、図9及び図36に示
すように、ヘッド支持アーム141の下面側に位置して
ヘッド支持アーム141を回動操作する回動操作部18
6を有し、この回動操作部186の基端部側の両側から
一対の支持アーム187,187が突設されている。昇
降操作板182は、ヘッド挿入用開口部180に差し渡
すように配設され、支持アーム187,187の基端部
側に突設した支軸188,188を天板部62の一部を
切り起こして形成した回動支持片189,189に枢支
させ、支軸188,188を中心にしてヘッド支持アー
ム141を昇降操作する方向に回動可能に支持されてい
る。この昇降操作板182は、天板部62上に支持され
たとき、回動操作部186の一側に突設し突起190が
天板部62の一部を切り欠いて形成された弾性支持アー
ム191によって押圧支持されることにより、天板部6
2側に回動付勢されている。
【0098】回動操作レバー183は、一端側に昇降操
作板182を回動操作するカム片192を立ち上がり形
成した回動操作片193が設けられている。回動操作レ
バー183の他端側には、図37に示すように、ホルダ
23の第2のカートリッジ保持部64に沿って垂下さ
れ、ベース36の下面側に配設される昇降制御レバー1
84に連結される連結片193が折り曲げ形成されてい
る。この回動操作レバー183は、図36に示すよう
に、中途部を天板部62に取り付けられる支軸195に
回動可能に支持される。この回動操作レバー183のカ
ム片192が形成された回動操作板193の一側には、
昇降操作板182の回動操作部186から突設された被
操作片197が重ね合わせられている。被操作片197
は、回動操作レバー183が回動操作されることにより
カム片192上に乗り上げていく。被操作片197は、
昇降操作板182が天板部62に設けた弾性支持アーム
191に天板部92側に回動付勢されているので、カム
片192上又は回動操作片193上に圧接されている。
【0099】回動操作板193は、天板部62の一部を
切り起こして形成したL字状をなす係止片196に係止
され、天板部62からの浮き上がりが防止されている。
回動操作片193の一側には、図8及び図36に示すよ
うに、回動操作レバー183が昇降操作板182をホル
ダ23側に回動させる下降位置に回動されたとき、昇降
操作板182に設けた被操作片197が係合し、昇降操
作板182が天板部62から離間する上昇方向への回動
を規制する回動規制片198が設けられている。
【0100】昇降制御レバー184は、図7及び図40
に示すように、ベース36の底面側に配設され、ベース
36に設けた支軸201,201に長孔202,202
を挿通し、これら長孔202,202の範囲でベース3
6の前後方向に亘る図7及び図40中矢印M1方向及び
矢印M2方向に移動可能に支持されている。昇降制御レ
バー184の一端側には、回動操作レバー183が連結
される連結アーム203と駆動モータ185に連結され
る一側面にラックギヤ204が形成されたラック板20
5が分岐するように形成されている。連結アーム203
の先端側には、係合孔206が穿設され、ベース36の
下面側に延長された回動操作レバー183の他端側に設
けた連結片193の先端側が挿通係合されている。
【0101】連結片193を昇降制御レバー184に連
結した回動操作レバー183は、昇降制御レバー184
が図40中矢印M1方向及び矢印M2方向に移動操作さ
れることにより、支軸195を中心に図40中矢印N1
方向及び矢印N2方向に回動操作される。
【0102】昇降制御レバー184の駆動モータ185
への連結は、駆動モータ185の駆動軸に取り付けれた
ウォームギヤ207に噛合された減速ギヤ機構208の
最終段のギヤにラックギヤ204を噛合させて行われて
いる。昇降制御レバー184は、駆動モータ185が駆
動することにより、駆動モータ185の回転方向に応じ
て図40中矢印M1方向又は矢印M2方向に移動操作さ
れ、回動操作レバー183を図40中矢印N1方向又は
矢印N2方向に回動操作することによって昇降操作板1
82を回動操作しヘッド支持アーム141を昇降操作し
てヘッド支持アーム141の先端に支持した磁気ヘッド
素子140を光ディスク5に近接離間させる。
【0103】ところで、上述したヘッド昇降機構181
には、昇降制御レバー184の位置を検出し、その検出
出力に基づいて駆動モータ185の駆動方向を制御し
て、磁気ヘッド素子140が光ディスク5に近接した下
降位置又は光ディスク5から離間した上昇位置に移動す
るように制御する磁気ヘッド装置131の昇降制御機構
が設けられている。この昇降制御機構は、図40に示す
ように、昇降制御レバー184の他端側の一側に突設さ
れた1つの検出片210と、この検出片210の位置を
検出する検出素子211とからなる検出機構212を備
える。この検出機構212を構成する検出素子211
は、昇降制御レバー184の移動方向に並列して発光素
子213と受光素子214を設けたフォトカプラのの如
き光学的検出素子が用いられる。
【0104】この検出機構212は、昇降制御レバー1
84がベース36の最も内方側に移動され、回動操作レ
バー183を支軸195を中心にして図40中矢印N2
方向に回動させ、ヘッド支持アーム141を降下させ、
磁気ヘッド素子140が光ディスク5に接触する情報信
号の記録モードが選択された状態にあるとき、図40に
示すように、検出片210が検出素子211から外れた
位置に移動される。検出片210が検出素子211から
外れた位置に移動された状態にあるときには、検出素子
211から検出出力が出力されない状態である検出機構
212がOFF状態となされている。すなわち、検出片
210が検出素子211から外れた位置に移動された状
態にあるときには、発光素子213から出射された検出
光が検出片210によって反射される戻り光がないの
で、受光素子214での戻り光の検出が行われることが
なく、検出素子211は検出出力を出力することがない
OFF状態となる。
【0105】なお、昇降制御レバー184が記録モード
を選択した位置に移動されたとき、この昇降レバー18
4の一側に設けたホルダロック片200が、図11に示
すように、ホルダ23の第2のカートリッジ保持部64
を構成するカートリッジ支持片68の一部を切り起こし
て形成された係合片199が図40に示すように係合
し、ホルダ23のベース36から離間する方向の回動が
規制される。
【0106】また、昇降制御レバー184がベース36
の前面側に最も移動され、回動操作レバー183を支軸
195を中心にして図42中矢印N1方向に回動させ、
ヘッド支持アーム141を上昇させ、磁気ヘッド素子1
40を光ディスク5から離間させた再生モード又はスト
ップモードが選択された状態にあるときも、図42に示
すように、検出片210が検出素子211から外れた位
置に移動され、検出機構212はOFF状態となされ
る。
【0107】そして、昇降制御レバー184が図40に
示すベース36の最も内方側に移動された位置と、図4
2に示すベース36の前面側に最も移動され位置との中
間位置にある図41に示す位置にあるときには、検出片
210が検出素子211に対向し、発光素子211から
出射された検出光が検出片210が反射されて受光素子
214によって検出され、検出素子211から検出出力
が出力され、検出機構212がON状態となる。
【0108】そこで、この検出機構212を用いて、磁
気ヘッド素子141が光ディスク5から離間し、ホルダ
23の上方側に上昇されたストップモードにあることを
検出する状態を説明する。
【0109】この検出機構212においては、昇降制御
レバー184の位置を検出して磁気ヘッド支持アーム1
41の昇降位置を検出するため、電源投入の初期状態
で、検出素子211からの出力があるか否か、すなわ
ち、検出機構212がONであるかOFFであるかを確
認する。この確認は、ディスク記録再生装置内に設けら
れる制御回路部によって行われる。ここで、検出素子2
11から検出出力が出力されるON状態にあることが確
認されたときには、昇降制御レバー184が図41に示
す中間位置にあることが検出される。検出機構212が
ON状態にあることが検出された後、昇降制御レバー1
84を図40中矢印M2方向に移動させるように駆動モ
ータ185を一旦一方向に回転駆動させ、検出機構21
2がオフになった場合には、図41に示すように昇降制
御レバー184がベース36の前面側に移動され、磁気
ヘッド素子140が光ディスク5から離間されたストッ
プモードの位置にあることが検出される。
【0110】また、電源投入の初期状態で、検出素子2
11から検出出力が出力されない検出機構212がOF
F状態にあることが確認されたときには、昇降操作レバ
ー184が図40に示すベース36の最も内方側に移動
され、ヘッド支持アーム141を降下させた記録モード
にあるか、図42に示すベース36の前面側に最も移動
されヘッド支持アーム141を上昇させたストップモー
ドのいずれかの位置にあることが検出される。ここで、
上述の場合と同様に、昇降制御レバー184を図41中
矢印M2方向に移動させるように駆動モータ185を一
旦一方向に回転駆動させる。駆動モータ185が一方向
に所定時間回転駆動された後も検出機構212がOFF
状態を維持するときには、昇降制御レバー184が、図
42に示すベース36の前面側に最も移動されストップ
モードの位置に移動されたことが検出される。また、駆
動モータ185が一方向に所定時間回転駆動された後、
一旦検出機構212がONとされ、その後OFF状態が
検出されたときには、昇降制御レバー184が、図42
に示すベース36の前面側に最も移動されストップモー
ドの位置に移動されたことが検出される。
【0111】上述のように構成された磁気ヘッド装置1
31の昇降制御機構は、昇降制御レバー184に設けた
1つの検出片210と、この検出片210の位置を検出
する1つの検出素子211とからなる検出機構212に
より昇降制御レバー184の位置を検出し、昇降制御レ
バー184の一方向に移動させるように駆動モータ18
5を一方向に駆動させることによって昇降制御レバー1
84を一定の位置に移動させるようにしているので、複
数の位置に移動される昇降制御レバー184の位置を1
つの検出機構212で検出することができ、検出機構2
12の構成を簡素化でき、ディスク記録再生装置への設
置スペースを小さくし、装置自体の小型化に寄与するこ
とができる。
【0112】また、上述の例では、電源の投入時に、昇
降制御レバー184を図42に示すようにベース36の
前面側に最も移動し、ヘッド支持アーム141を上昇位
置に移動させるようにしているので、記録モードがが選
択されない限り常に磁気ヘッド素子140を光ディスク
5から離間した位置にすることができるので、磁気ヘッ
ド素子140と光ディスク5とを不用意に摺接すること
回避することができ、磁気ヘッド素子140及び光ディ
スク5の保護を図ることができる。
【0113】上述の例では、検出素子211に発光素子
213及び受光素子214を備えた光学的検出手段を用
いて検出機構212を構成しているが、検出素子には、
検出片210によって押圧操作されることによって検出
片210を検出するような押圧操作式の検出スイッチを
用いるようにしてもよい。
【0114】また、昇降制御レバー184の他端側に
は、図42に示すように、蓋体22を装置本体21を閉
塞する位置にロックするロックレバー222と蓋体開放
操作釦24の押圧操作によって移動操作されるロック解
除レバー223とを関連させるロック解除伝達部材22
3が設けられている。このロック解除伝達部材220
は、線状バネをU字状に折り曲げて形成され、基端部側
を昇降制御レバー184の他端側に設けた支持部224
に支持されて、昇降制御レバー184の移動方向と直交
する方向に回動変位可能に取り付けられている。
【0115】ロック解除伝達部材220は、昇降制御レ
バー184が図42に示すようにベース36の前面側に
最も移動され、磁気ヘッド素子140が光ディスク5か
ら離間された上昇位置にあるストップモードの位置に移
動されたとき、ベース36の前面側に突出し、ロックレ
バー222とロック解除レバー223との間に進入し、
蓋体開放操作釦24の押圧操作によって移動操作される
ロック解除レバー223によってロックレバー222の
移動操作を可能となし、蓋体22のロック解除を可能と
する。
【0116】また、ロック解除伝達部材220は、昇降
制御レバー184が図40に示すように昇降制御レバー
184がベース36の最も内方側に移動され、磁気ヘッ
ド素子140が光ディスク5に近接した下降位置にある
ときには、ロックレバー222とロック解除レバー22
3との間から退出し、ロックレバー222の操作を不能
とする状態とする。
【0117】このようなロック解除伝達部材220を備
えることにより、磁気ヘッド素子140が光ディスク5
に摺接可能な状態にあるホルダ23の内方に降下された
状態にあるときには、蓋体22の開放操作が禁止される
ので、情報信号の記録途中に誤ってディスクカートリッ
ジ1がイジェクトされることを防止でき、情報信号の記
録不良を防止できる。
【0118】次に、上述のような構成を備えたディスク
記録再生装置にディスクカートリッジ1をローディング
し、このローディングされたディスクカートリッジ1に
収納された光ディスク5に対し情報信号の記録再生をお
こない、さらに、ローディングされたディスクカートリ
ッジ1をイジェクトする一連の操作を説明する。
【0119】このディスク記録再生装置にディスクカー
トリッジ1をローディングするには、蓋体開放操作釦2
4の押圧操作して装置本体21を閉塞した位置にある蓋
体22のロックを解除する。
【0120】なお、ここに示すディスク記録再生装置
は、記録モードが停止されたとき、すなわちストップ釦
が操作されたときには、駆動モータ185が駆動され昇
降制御レバー184が図41に示すようにベース36の
前面側に最も移動され、磁気ヘッド素子140を光ディ
スク5から離間された上昇位置に移動させるとともに、
ロック解除伝達部材220をロックレバー222とロッ
ク解除レバー223との間に進出させ、蓋体開放操作釦
24の操作によってロックレバー222の移動操作を可
能な状態とする。
【0121】蓋体22のロックが解除されると、蓋体2
2は、ホルダ22の天板部62に一体に設けた第1及び
第2の蓋体回動付勢板91,92によって押圧され、図
20に示すように、ホルダ23から離間する方向に回動
される。蓋体22のロックを解除し、蓋体22とともに
ホルダ23をベース36から離間する上昇位置まで回動
し、図5に示すように、前面側のカートリッジ挿脱口6
9を外方に臨ませる。
【0122】このとき、ホルダ23は、図18に示すよ
うに、第1のカートリッジ保持部63側に設けた係合片
86がベース36側に設けた係止部87に係止され、さ
らなる上昇方向への回動が規制され、第1の軸部73が
切欠部75を介してホルダ23側の第1の軸係合孔71
から外れてしまうことが防止されている。
【0123】ここで、カートリッジ挿脱口69を介して
ディスクカートリッジ1をホルダ23内に挿入する。こ
のとき、ディスクカートリッジ1は、シャッタ部材10
が取り付けられた一側面に直交する面を挿入端としてホ
ルダ23に挿入される。
【0124】ディスクカートリッジ1がホルダ23に挿
入されると、カートリッジ本体4の一側面に設けたシャ
ッタ開放溝進入溝12にシャッタ開放部材99が進入
し、シャッタ部材10のロックを解除するとともに、シ
ャッタ部材保持片101の先端側に設けた係合突部10
2がシャッタ部材10に設けた係合孔13に係合し、シ
ャッタ部材10の移動を規制する。
【0125】ここからさらにディスクカートリッジ1を
ホルダ23の内方に挿入すると、カートリッジ本体4の
みがホルダ23内に挿入され、シャッタ部材10に対し
相対移動され、カートリッジ本体4に設けた記録再生用
の開口部8,9が開放される。
【0126】ディスクカートリッジ1がホルダ23に挿
入されるとき、イジェクトレバー111の押圧操作部1
15がディスクカートリッジ1の挿入端によって図26
中矢印矢印E1方向のベース36の背面側に弾性変位さ
れる。そして、ディスクカートリッジ1がホルダ23に
保持される位置まで挿入されると、イジェクトレバー1
11は、押圧操作部115に設けた係止片119をホル
ダ23の背面側に設けた係止孔118に係止され、弾性
変位力が蓄積された状態でホルダ23の背面側に保持さ
れ、ディスクカートリッジ1をホルダ23から排出する
方向に押圧する力を解除する。
【0127】ディスクカートリッジ1をホルダ23の挿
入保持位置まで挿入したところで、ホルダ23を蓋体2
2とともに装置本体21側であるベース36側に回動す
ると、ホルダ23に保持されたディスクカートリッジ1
は、位置決めピン38,39に位置決め孔14,15を
係合させてベース36上に構成されたカートリッジ装着
部37に位置決め装着される。このとき、ディスクカー
トリッジ1に収納された光ディスク5がディスク回転駆
動機構41のディスクテーブル44にクランプされ、デ
ィスクテーブル44と一体に回転可能な状態となる。
【0128】ホルダ23が蓋体22とともにベース36
側に降下された下降位置まで移動され、蓋体22が装置
本体21を閉塞する閉塞位置まで移動され、装置本体2
1側に設けたロック機構にロックされると、図21に示
すように、ホルダ23の天板部62に設けた第1及び第
2の蓋体回動付勢板91,92が蓋体22の内面によっ
て押圧され、天板部62と面一になるよう弾性変位され
る。このとき、ホルダ23の厚さ方向に初期変位量を異
にして第1及び第2の蓋体回動付勢板91,92に一体
に設けられた第1及び第2のカートリッジ押圧片95,
96がホルダ23内に突出するように弾性変位され、カ
ートリッジ装着部37に装着されたディスクカートリッ
ジ1を押圧し、カートリッジ装着部37からの浮き上が
りを防止する。このとき、ホルダ23の天板部62に設
けた第3のカートリッジ押圧片104も、ディスクカー
トリッジ1をカートリッジ装着部37側に押圧付勢す
る。カートリッジ装着部37に装着されたディスクカー
トリッジ1は、第1及び第2のカートリッジ押圧片9
5,96並びに第3のカートリッジ押圧片104により
押圧付勢されることにより、正確に高さ方向の位置決め
が図られる。
【0129】ディスクカートリッジ1をカートリッジ装
着部37に装着したところで、例えば再生釦が操作さ
れ、電源の投入が行われると、上述したように、検出機
構212によって昇降制御レバー184の位置を検出す
るとともに、駆動モータ185を一方向に回転駆動さ
せ、図42に示すように、ベース36の前面側に移動
し、磁気ヘッド素子140を光ディスク5から離間させ
たストップモードの状態となす。
【0130】ここで、再生釦が操作された場合には、再
生モードが選択され、ディスク回転駆動機構41が駆動
されて光ディスク5が回転駆動されるとともにピックア
ップ送り機構56が駆動を開始して光ピックアップ装置
48が光ディスク5の径方向に移動操作され、半導体レ
ーザから出射される光ビームによって光ディスク5の信
号記録領域を走査することによって光ディスク5に記録
された情報信号の再生が行われる。
【0131】また、情報信号の記録を行うため、記録釦
が操作され、電源の投入が行われると、上述したよう
に、検出機構212によって昇降制御レバー184の位
置を検出するとともに、駆動モータ185を一方向に回
転駆動させ、図42に示すように、ベース36の前面側
に移動し、磁気ヘッド素子140を光ディスク5から離
間させたストップモードの状態となす。
【0132】記録釦が操作され記録モードが選択された
場合には、昇降制御レバー184が一旦ストップモード
の位置に移動されたのち、駆動モータ185が他方向に
逆転駆動し、昇降操作レバー184を図42中矢印M1
方向に移動させる。そして、検出機構212が検出片2
10を検出して一旦ONとされた後、再びOFFとなさ
れると、昇降操作レバー184が図40に示すベース3
6の最も内方側に移動され、ヘッド支持アーム141を
降下させた状態となす。
【0133】記録モードが選択され、昇降制御レバー1
84が図42中矢印M1方向に移動を開始すると、係合
孔206に連結片193を係合させて昇降制御レバー1
84に連結された回動操作レバー183が支軸195を
中心にして図42中矢印N1方向に回動される。回動操
作レバー183が図41中矢印N1方向に回動される
と、回動操作片193の一側に設けたカム片192がホ
ルダ23の前面側に移動する図37中矢印P1方向に移
動する。カム片192が図38中矢印P1方向に移動す
ると、このカム片192の上方側の水平面上に位置した
昇降操作板182の被操作片197がカム片192の傾
斜面に沿って回動操作板193上に位置する下方側に移
動する。被操作片197がカム片192にガイドされて
下方側に移動すると、昇降操作板182は、支軸18
8,188を中心にして図37中矢印R1方向のホルダ
23の天板部62側に回動される。すなわち、昇降操作
板182は、ホルダ23に設けた弾性支持アーム191
及びこの昇降操作板182上に延在されホルダ23の内
方に弾性変位されたヘッド支持アーム141により回動
付勢されているので、被操作片197をカム片192上
に圧接されているので、カム片192の移動に追随して
支軸188,188を中心にして回動される。
【0134】昇降操作板182が図38中矢印R1方向
のホルダ23の天板部62側に回動されると、この昇降
操作板182上に延在されたヘッド支持アーム141
は、アーム固定部材144に設けた押圧変位部165の
付勢力を受けて図37及び図38中矢印R1方向のホル
ダ23の内方に降下する方向に回動される。ヘッド支持
アーム141がホルダ23の内方に回動されると、図3
7に示すように、ヘッド支持アーム141の先端部に取
り付けられた磁気ヘッド素子140がディスクテーブル
44上にクランプされている光ディスクの主面に接触す
る。このとき、ヘッド支持アーム141は、押圧変位部
165の付勢力を受けてホルダ23の内方に回動付勢さ
れているので、磁気ヘッド素子140を所定の接触圧を
もって光ディスク5に接触させる。
【0135】回動操作レバー183は、昇降操作板18
2を下降位置に回動させたとき、昇降操作板182に設
けた被操作片179を回動規制片198に係合させる。
昇降操作板182は、被操作片179が回動規制片19
8に係合されることにより、ホルダ23から離間する図
37中矢印R2方向の上昇方向の回動が規制される。昇
降操作板182の上昇方向の回動が規制されることか
ら、ヘッド支持アーム141は、確実にホルダ23の内
方に回動された状態が維持され、磁気ヘッド素子140
が光ディスク5から離間することが防止され、光ディス
ク5に正確に外部磁界を印可して情報信号の記録を行う
ことが可能となる。
【0136】また、昇降操作レバー184が図40に示
すベース36の最も内方側に移動された記録モードが選
択されると、ホルダ23に設けた係合片199が昇降操
作レバー184に設けたホルダロック片200に係合
し、ホルダ23がベース23から離間する上昇方向への
回動が規制され、ディスクカートリッジ1をカートリッ
ジ装着部37に装着した状態を確実に保持する。
【0137】そして、記録モードが選択され、昇降操作
レバー184が図40に示すベース36の最も内方側に
移動されたことが検出されると、ディスク回転駆動機構
41が駆動されて光ディスク5が回転駆動されるととも
にピックアップ送り機構56が駆動を開始して磁気ヘッ
ド装置131が磁気ヘッド素子140を光ディスク5に
摺接させた状態で光ピックアップ装置48と同期して光
ディスク5の径方向に移動操作される。このとき、光ピ
ックアップ装置48の半導体レーザから出射される光ビ
ームによって光ディスク5の信号記録領域が走査される
とともに、光ディスク5の光ビームが照射されている位
置に磁気ヘッド素子140から記録すべき情報信号に基
づいて変調された外部磁界が印可されることにより、情
報信号の記録が行われる。
【0138】所望の情報信号の記録を行った後、ディス
ク記録再生装置のストップ釦を操作して記録モードを停
止すると、光ディスク5に記録した情報信号のアドレス
などの制御信号を記録した後、ディスク記録再生装置は
ストップモードとなる。
【0139】ディスク記録再生装置は、記録モードから
ストップモードになるとき、駆動モータ185が一方向
に回転駆動され、昇降制御板184が図40中矢印M2
方向のベース36の前面側に移動される。駆動モータ1
85は、検出機構212が検出片210を検出して一旦
ONとされた後、再びOFFとなされるまで駆動される
と、昇降操作レバー184が図42に示すようにベース
36の前面側に移動された位置に移動される。
【0140】昇降制御板184が図40中矢印M2方向
に移動されると、昇降制御レバー184に連結された回
動操作レバー183が支軸195を中心にして図40中
矢印N2方向に回動される。回動操作レバー183が図
39中矢印N2方向に回動されると、回動操作片193
の一側に設けたカム片192がホルダ23の背面側に移
動する図36中矢印P2方向に移動する。カム片192
が図37中矢印P2方向に移動すると、昇降操作板18
2の被操作片197がカム片192の傾斜面に沿ってカ
ム片192の上方側の水平面上に乗り上げていく。被操
作片197がカム片192上を乗り上げていくと、昇降
操作板182が支軸188,188を中心にして図37
中矢印R2方向のホルダ23の天板部62から離間する
方向に回動される。昇降操作板182が図37中矢印R
2方向に回動されると、昇降操作板182上に延在され
たヘッド支持アーム141は、アーム固定部材144に
設けた押圧変位部165の付勢力に抗して図37及び図
38中矢印R2方向のホルダ23の内方から離間する上
昇方向に回動される。ヘッド支持アーム141がホルダ
23の外方に回動されると、ヘッド支持アーム141の
先端部に取り付けられた磁気ヘッド素子140がディス
クテーブル44上にクランプされている光ディスクの主
面から離間し、図37に示すように、ディスクカートリ
ッジ1内からホルダ23の外方に移動される。
【0141】このとき、ホルダ23に設けた係合片20
0と昇降操作レバー184に設けたホルダロック片20
0との係合が解除され、ホルダ23をベース36から離
間する上昇方向に回動可能となる。
【0142】また、昇降操作レバー184が図42に示
すようにベース36の前面側に移動されると、ロック解
除伝達部材220がロックレバー222とロック解除レ
バー223との間に進出され、蓋体開放操作釦24の操
作によってロックレバー222の移動操作を可能な状態
とする。
【0143】ここで、蓋体開放操作釦24の操作を操作
して蓋体22のロックを解除すると、蓋体22は、ホル
ダ23に一体に設けた第1及び第2の蓋体回動付勢板9
1,92の付勢力を受けてホルダ23から離間する方向
に回動され、ホルダ23の前カートリッジ挿脱口69を
開放する。
【0144】蓋体22のロックを解除してホルダ23か
ら離間させた状態で、ホルダ22を蓋体22とともに図
39中矢印C2方向に回動すると、歩23に設けた係合
解除片122がイジェクトレバー115の係合片121
を持ち上げるように図29中矢印G1方向に押圧する。
係合片121が図29中矢印G1方向に押圧されると、
取り付け片112がカシメ軸113を中心に図27中E
2方向に回動されるとともに弾性変位部124,124
を中心にしてベース36から離間する図23及び図28
中矢印H1方向に回動変位される。取り付け片112が
図23中矢印H1方向に回動変位されると、押圧操作部
115がホルダ23の天板部62から離間する方向の図
28中矢印J1方向に回動変位される。押圧操作部11
5が図28中矢印J1方向に回動変位されると、図30
に示すように、係止片119の係止孔118への係合が
解除される。係止片119の係止孔118への係合が解
除されると、ディスクカートリッジ1のホルダ23への
挿入によって弾性変位され弾性変位力が蓄積されていた
イジェクトレバー111の押圧操作部115がホルダ2
3内に突出するように図26及び図27中矢印E2方向
に弾性復帰し、ホルダ23に挿入保持されたディスクカ
ートリッジ1をホルダ23の外方に突出させ、ホルダ2
3から取り出し可能な状態となる。
【0145】上述したホルダ装置は、ディスク記録再生
装置のみならず、ディスクカートリッジを用いる記録及
び/又は再生装置に広く適用できるものである。
【0146】
【発明の効果】上述したように本発明に係るイジェクト
機構は、イジェクトレバー自体を弾性変位可能とし、デ
ィスクカートリッジのホルダへの挿入操作によってイジ
ェクトレバーを弾性変位させ、このイジェクトレバーを
ホルダ又はベースに係止させて弾性変位された状態に保
持し、ディスクカートリッジがイジェクトされる際、イ
ジェクトレバーの係止状態を解除してディスクカートリ
ッジをホルダから突出させるようにしているので、イジ
ェクトレバーを弾性変位させるための付勢部材を用いる
必要がなく、さらに、イジェクトレバーを弾性変位され
た位置に係止するための機構を設ける必要もないので、
部品点数の削減を図り、機構の簡素化を実現し、ディス
ク記録及び/又は再生装置自体の一層の小型化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスク記録再生装置に用いられ
るディスクカートリッジを示す斜視図である。
【図2】上記ディスクカートリッジの下面側を示す斜視
図である。
【図3】本発明に係るディスク記録再生装置の一方の側
面側を示す斜視図である。
【図4】本発明に係るディスク記録再生装置の他方の縁
側を示す斜視図である。
【図5】蓋体を開放した状態を示すディスク記録再生装
置の斜視図である。
【図6】本発明に係るディスク記録再生装置の記録再生
部を示す分解斜視図である。
【図7】記録再生部が取り付けられるベースの底面側を
示す斜視図である。
【図8】ベースにホルダを取り付けた状態を示す斜視図
である。
【図9】本発明に係るディスク記録再生装置に用いられ
るホルダを示す斜視図である。
【図10】ホルダの一方の側を示す側面図である。
【図11】ホルダの他方の側を示す側面図である。
【図12】ホルダを支持するベースに設けられた軸部を
示す斜視図である。
【図13】上記軸部の正面図である。
【図14】軸部を構成するベースに設けられた立ち上が
り片を示す斜視図である。
【図15】上記立ち上がり片の先端側に形成された軸部
を構成する突片を折り曲げた状態を示す斜視図である。
【図16】突片を成形して軸部を形成する状態を示す正
面図である。
【図17】ホルダをベースに取り付ける状態を示す斜視
図である。
【図18】ホルダをベースに取り付けた状態を示す側面
図である。
【図19】ホルダをベース側に回動させた状態を示す側
面図である。
【図20】ホルダに設けた第1及び第2の蓋体回動付勢
板によって蓋体がホルダから離間された状態を示す正面
図である。
【図21】蓋体が装置本体を閉塞した位置に回動され、
ホルダに設けた第1及び第2の蓋体回動付勢板が蓋体に
よって弾性変形された状態を示す正面図である。
【図22】本発明に係るディスク記録再生装置に用いら
れるイジェクト機構を示す分解斜視図である。
【図23】イジェクトレバーをベースに取り付けた状態
を示す正面図である。
【図24】ベースに配設したイジェクト機構を示す平面
図である。
【図25】ホルダに挿入されたディスクカートリッジに
よってイジェクトレバーが押圧操作される状態を示す側
面図である。
【図26】ホルダに挿入されたディスクカートリッジに
よってイジェクトレバーが押圧操作された状態を示す平
面図である。
【図27】ディスクカートリッジがホルダに挿入され、
イジェクトレバーがホルダの背面側に係止された状態を
示す平面図である。
【図28】イジェクトレバーがホルダの背面側に係止さ
れた状態を示す背面図である。平面図である。
【図29】ホルダによってイジェクトレバーを回動変位
させる状態を示す側面図である。
【図30】ホルダの背面側に係止されたイジェクトレバ
ーがホルダから外れる状態を示す背面図である。
【図31】光ピックアップ装置に磁気ヘッド装置を連結
した状態を示す側面図である。
【図32】本発明に係る磁気ヘッド装置を示す分解斜視
図である。
【図33】本発明に係る磁気ヘッド装置を示す斜視図で
ある。
【図34】本発明に係る磁気ヘッド装置の他の例を示す
分解斜視図である。
【図35】本発明に係る磁気ヘッド装置のさらに他の例
を示す分解斜視図である。
【図36】磁気ヘッド装置のヘッド支持アームを昇降操
作する昇降操作機構を示す平面図である。
【図37】ヘッド支持アームを降下させた状態を示す側
面図である。
【図38】ヘッド支持アームを上昇させた状態を示す側
面図である。
【図39】ホルダをディスクカートリッジの挿脱を可能
とする位置に移動させたときのヘッド支持アームを示す
側面図である。
【図40】昇降制御レバーがヘッド支持アームを降下さ
せた位置に移動させた状態を示す平面図である。
【図41】昇降制御レバーが中間位置にある状態を示す
平面図である。
【図42】昇降制御レバーがヘッド支持アームを上昇さ
せた位置に移動させた状態を示す平面図である。
【符号の説明】
23 ホルダ、 36 ベース、 110 イジェクト
機構、 111 イジェクトレバー、 112 取り付
け片 113 カシメ軸、 115 押圧操作部、 1
18 ホルダに設けた係止孔、 119 係止片、 1
20 回動規制孔、 121 係合片、 122 ホル
ダに設けた係合解除片、 124 弾性変位部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗田 和仁 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5D046 BA11 CB02 CC08 CD01 FA01 HA01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともディスクカートリッジに収納
    されたディスク状記録媒体を回転駆動するディスク回転
    駆動機構が支持されたベースと、 相対向する両側にディスクカートリッジの両側を支持す
    るカートリッジ保持部が設けられ、上記カートリッジ保
    持部が設けられた両側に直交する前面側にカートリッジ
    挿脱口が設けられ、上記ベースに支持された上記ディス
    ク回転駆動機構に近接する下降位置と上記ディスク回転
    駆動機構から離間する上昇位置との間に亘って移動する
    ように基端部側を上記ベースに回動可能に支持されたホ
    ルダと、 固定端側が上記ベースに回動自由に支持され、上記固定
    端側から上記ホルダに挿入されるディスクカートリッジ
    の挿入端に対向するように延長され、上記ホルダに挿入
    されたディスクカートリッジを上記ホルダから排出する
    方向に倣い変形され弾性変位可能な押圧操作部が設けら
    れたイジェクトレバーとを有し、 上記イジェクトレバーは、上記ホルダに挿入されるディ
    スクカートリッジの挿入端によって上記押圧操作部が上
    記ディスクカートリッジの挿入方向に回動変位されると
    ともに、上記ディスクカートリッジが挿入された上記ホ
    ルダが上記下降位置側に移動されるとき、上記押圧操作
    部の先端側の一部が上記ホルダに係止されてなるディス
    クカートリッジのイジェクト機構。
  2. 【請求項2】 上記イジェクトレバーの押圧操作部は、
    上記ホルダに挿入されたディスクカートリッジを上記ホ
    ルダから排出する方向に倣い変形されるとともに、上記
    ホルダの上記下降位置側から上記上昇位置側に回動する
    方向に変形されたことを特徴とする請求項1記載のディ
    スクカートリッジのイジェクト機構。
  3. 【請求項3】 上記イジェクトレバーは、固定端を中心
    にして上記押圧操作部が延長される側と反対側に突設さ
    れた突設部に、上記下降位置に移動された上記ホルダに
    設けた係合解除片と相対係合する係合片が設けられ、上
    記ホルダが下降位置から上昇位置に向かって回動される
    とき、上記係合解除片によって上記係合片が上記ホルダ
    の回動方向に変位され、上記押圧操作部の先端側が上記
    ホルダから離間する方向に変位され、上記ホルダへのロ
    ックが解除されることを特徴とする請求項1記載のディ
    スクカートリッジのイジェクト機構。
  4. 【請求項4】 上記イジェクトレバーは、上記ホルダが
    下降位置から上昇位置に向かって回動されるとき、上記
    係合解除片によって上記係合片が上記ホルダの回動方向
    に変位されるとともに、上記固定端を中心として上記係
    合片が上記係合解除片から離間する方向に回動されるこ
    とを特徴とする請求項3記載のディスクカートリッジの
    イジェクト機構。
  5. 【請求項5】 上記イジェクトレバーは、上記係合片が
    上記ベースに設けられた回動規制部に挿通されることに
    より、上記固定端を中心とする回動が規制されたことを
    特徴とする請求項3記載のディスクカートリッジのイジ
    ェクト機構。
  6. 【請求項6】 少なくともディスクカートリッジに収納
    されたディスク状記録媒体を回転駆動するディスク回転
    駆動機構が支持されたベースと、 相対向する両側にディスクカートリッジの両側を支持す
    るカートリッジ保持部が設けられ、上記カートリッジ保
    持部が設けられた両側に直交する前面側にカートリッジ
    挿脱口が設けられ、上記ベースに支持された上記ディス
    ク回転駆動機構に近接する下降位置と上記上記ディスク
    回転駆動機構から離間する上昇位置との間に亘って移動
    するように基端部側を上記ベースに回動可能に支持され
    たホルダと、 固定端側が上記ベースに回動自由に支持され、上記固定
    端側から上記ホルダに挿入されるディスクカートリッジ
    の挿入端に対向するように延長され、上記ホルダに挿入
    されたディスクカートリッジを上記ホルダから排出する
    方向に倣い変形され弾性変位可能な押圧操作部が設けら
    れたイジェクトレバーとを有し、 上記イジェクトレバーは、上記ホルダに挿入されるディ
    スクカートリッジの挿入端によって上記押圧操作部が上
    記ディスクカートリッジの挿入方向に回動変位されると
    ともに、上記ディスクカートリッジが挿入された上記ホ
    ルダが上記下降位置側に移動されるとき、上記押圧操作
    部の先端側の一部が上記ベースに係止されてなるディス
    クカートリッジのイジェクト機構。
  7. 【請求項7】 上記イジェクトレバーの押圧操作部は、
    上記ホルダに挿入されたディスクカートリッジを上記ホ
    ルダから排出する方向に倣い変形されるとともに、先端
    部側が上記ベース側に向かって変形されたことを特徴と
    する請求項6記載のディスクカートリッジのイジェクト
    機構。
JP10294632A 1998-10-01 1998-10-01 ディスクカートリッジのイジェクト機構 Pending JP2000113552A (ja)

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PCT/JP1999/005429 WO2000021083A1 (fr) 1998-10-01 1999-10-01 Dispositif d'enregistrement et/ou de reproduction avec cartouche pour disque
US09/555,433 US6631112B1 (en) 1998-10-01 1999-10-01 Recording and/or reproducing apparatus with disc cartridge loading, holding and ejection mechanism
KR1020007005895A KR100605411B1 (ko) 1998-10-01 1999-10-01 디스크 카트리지를 이용하는 기록 및/또는 재생 장치, 디스크 카트리지의 이젝트 장치
CNB998017191A CN1154993C (zh) 1998-10-01 1999-10-01 使用盘片盒的记录及/或再现装置
DE19982219T DE19982219T1 (de) 1998-10-01 1999-10-01 Aufzeichnungs- und/oder Wiedergabevorrichtung unter Verwendung einer Plattenkassette
US10/306,226 US6741525B2 (en) 1998-10-01 2002-11-29 Recording and/or reproducing apparatus employing disc cartridge

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7342744B2 (en) 2004-05-10 2008-03-11 Sony Corporation Disk recording and/or reproducing apparatus having eject lever contact portion movable from an insertion operation level to a different level at the ejecting operation

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US7342744B2 (en) 2004-05-10 2008-03-11 Sony Corporation Disk recording and/or reproducing apparatus having eject lever contact portion movable from an insertion operation level to a different level at the ejecting operation

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