JP2000113481A - 担体再生装置 - Google Patents

担体再生装置

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JP2000113481A
JP2000113481A JP10299106A JP29910698A JP2000113481A JP 2000113481 A JP2000113481 A JP 2000113481A JP 10299106 A JP10299106 A JP 10299106A JP 29910698 A JP29910698 A JP 29910698A JP 2000113481 A JP2000113481 A JP 2000113481A
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gain
gain switching
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JP10299106A
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Masaichi Yoshida
政市 吉田
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Nippon Columbia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学ヘッドをスライドサーボさせる際にオフ
セット出力が小さい時でもスライドモータやラックギヤ
の静止摩擦の影響を受けずに最低起動電圧でスライドモ
ータを駆動させる。 【解決手段】 トラッキングエラー信号をLPF18に
供給して直流成分及び偏芯成分並びに偏芯量を抽出し、
偏芯量が所定閾値A及びBより小さな期間にスライドゲ
イン切り換え回路20で周期的にゲインを切換えてスラ
イドモータ駆動回路10を介してスライドモータ11を
駆動制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はCD(コンパクトデ
ィスク)、MD(ミニディスク)等の光ディスクの再生
時に用いるスライドサーボ装置に用いて好適な担体再生
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、CDやMD等の光ディスク
(以下担体と記す)の再生装置に用いるスライドサーボ
装置には光ピックアップ(以下光学ヘッドと記す)を担
体の輻方向へ所定のトラック位置から始動又は所定の位
置へ停止させるスライド機構を有している。
【0003】このスライド機構は種々の形式が提案され
ているがスライド機構としてギヤ及びラック等の伝達装
置を用い、駆動装置として直流モータ等を用いるものが
一般的である。
【0004】この様な直流モータとして、上述の光学ヘ
ッドを高速にスライド(シーク)させるためにギヤ比の
小さいものが用いられている。この様にギヤ比の小さな
直流モータを高速スライド制御の駆動装置とすれば、上
述の直流モータに定格駆動電圧を印加することで安定し
たスライド制御が成されることはよく知られている。
【0005】又、トラッキングサーボ用のトラッキング
エラー信号(以下TE信号と記す)を低域通過濾波器
(以下LPFと記す)に供給して、直流成分を光学ヘッ
ドのスライド制御用の駆動電圧として抽出し、この電圧
で直流成分を吸収しながら担体自身や担体チャッキング
時の偏芯等を吸収しながら担体のスライド制御を行なう
ことも公知である。
【0006】更に、上記したTE信号を直流モータに供
給してもスライド移動を開始又は/及び停止するポイン
トはスライド機構を構成するギヤやラック或は直流モー
タのベアリングの静止摩擦係数に大きく依存し、これら
静止摩擦係数の為に定格駆動電圧を供給してもスライド
開始又は/及び停止時の動作がスムーズに動作しないた
めにTE信号から得たスライドエラー信号が或る閾値を
超えたことを検出した時点でスライド機構にスライド駆
動パルスを印加する様にしてスライド機構の静止摩擦係
数の問題を克服する様に成した再生装置も知られてい
る。
【0007】然し、上記した担体の製造時に起因する偏
芯、デジタルチャック時の誤差による偏芯のバラツキに
よるレベル変動で正確なスライドエラー信号の閾値を得
にくく成るために図4に示す様に、TE信号から取り出
した偏芯成分を含む、スライドエラー信号(図4
(a))のピーク値P2 とボトム値P1 の差に相当する
偏芯量を所定周期毎に検出し、偏芯の影響を相殺するた
めにピーク値P2 とボトム値P1 との平均値CTを算出
し、この算出した平均値を所定の基準の閾値と比較し
て、平均値に対応した所定レベルのスライド駆動パルス
を図4(b)、図4(c)(波形が異なるのみ)の様に
スライド機構の駆動用の直流モータに印加する様に成し
たものが特開平7−98877号公報に示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した図4(a)〜
図4(c)によればスライド機構や駆動用の直流モータ
の起動時の静止摩擦係数及び担体の偏芯による影響を回
避出来るが、TE信号から得たスライドエラー信号、即
ち、オフセット出力が小さい時(第1の閾値TH1
下)ではスライド用の直流モータに駆動パルスを与えて
いないので、この間は静止期間と成り、再生状態に於い
ては担体のトラックに追従して、オフセット電圧を発生
することに成り、担体の傷等でトラック飛びを起こし、
光学ヘッドの安定したスライド駆動を行うことが困難と
成る。
【0009】特に担体の再生時に於いて、スライド機構
による光ヘッドのスライド速度は極めて小さく約0.0
16mm/秒程度でスライド駆動装置である直流モータ
に最低起動電圧が印加されるため、光ヘッドの重量やス
ライド機構の静止摩擦係数が見掛上大きくなって、直流
モータは回転しずらくなり、光ヘッドは担体のトラック
に追従する様に成り、TE信号にオフセット電圧が重畳
される原因と成る。
【0010】本発明は叙上の問題点を解消した担体再生
装置を提供しようとするもので発明が解消しようとする
課題は光学ヘッドのスライド制御に於いて安定したスラ
イド駆動を行ない音飛びの無い再生が可能な担体再生装
置を得ようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の担体再生
装置は担体2の輻方向に光学ヘッド6を駆動手段11を
介して移動させるスライド移動手段12と、光学ヘッド
6により、担体2からの再生信号でTE信号を得て、ト
ラッキング制御を行なうトラッキング制御手段9と、T
E信号が供給され、スライド移動手段12の駆動手段1
1にスライドゲイン切り換え重畳信号を供給するスライ
ドゲインを切り換え手段20と、TE信号から担体2の
偏芯成分とTE信号の偏芯量及び直流成分の抽出、並び
にパルス信号から成るスライドゲイン切り換え信号を出
力する指令制御手段14とを具備し、指令制御手段14
からのスライドゲイン切り換え信号が供給されたスライ
ドゲイン切り換え手段20はTE信号にスライドゲイン
切り換え信号により所定のゲイン乗算を行なってスライ
ドゲイン切り換え重畳信号を駆動手段11に供給して、
スライド移動手段12を駆動して光学ヘッドをスライド
制御させて成るものである。本発明の第2の担体再生装
置に用いる指令制御手段はTE信号をLPF18を介し
てアナログ−デジタル変換手段(以下A/Dと記す)1
9に供給して、デジタル変換したデータに基づいて、担
体2の偏芯成分と偏芯量、並びに直流成分を抽出し、T
E信号の直流成分に対する所定の偏芯量レベルの閾値を
超えない期間、TE信号のゲインを切り換えるスライド
ゲイン切り換え信号を出力し、閾値を超える期間、ゲイ
ンを下げる指令を出す様に成したものである。
【0012】本発明の担体再生装置によればスライド移
動手段を駆動する直流モータへのスライド駆動用の電圧
ゲインを周期的に切り換えているのでTE信号のオフセ
ット量と担体の偏芯による影響が抑えられ、特に、再生
時にTE信号のオフセット量の小さな場合でも最低起動
電圧の印加で静止摩擦係数に負けずにスライド移動を行
なうことが出来るものが得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の担体再生装置とし
て、CD等の光ディスク(担体)を再生する担体再生装
置を図1乃至図3によって詳記する。
【0014】図1は本発明の担体再生装置を示す系統
図、図2は本発明のフローチャート、図3は波形説明図
である。
【0015】図1に於いて、1のターンテーブルはスピ
ンドルモータ4によってCLV(一定線速度)で回転さ
れ、CD等の担体2はターンテーブル1上にクランパ等
を介して載置される。担体2に記録されたピット情報は
担体2の下側に配設された光学ヘッド6によって読み取
られる。
【0016】光学ヘッド6内には半導体レーザ及び光学
系並びにディティクタを含み半導体レーザからの光ビー
ム5を担体2のピット列に照射した反射光をディティク
タに導入し、再生情報を得てRFアンプ等の電流電圧変
換回路7に供給する。
【0017】光学ヘッド6内の光学系を構成する対物レ
ンズ等はフォーカス制御及びトラッキング制御を行なう
ために担体2に対して離接する上下方向及び担体2の輻
方向に揺動可能と成されている。
【0018】電流電圧変換回路7では再生情報と共にト
ラッキングエラー信号(TE信号)、フォーカス信号
(FE信号)が取り出され、再生情報は図示しないがデ
ジタル信号処理回路で復調、,エラー訂正等を行なって
デジタル−アナログ変換回路を介して2チャンネルアナ
ログアンプ等に出力される。
【0019】FE信号はフォーカス制御回路8に供給さ
れ、光学ヘッド6の対物レンズを上下させるフォーカス
制御が成される。
【0020】TE信号は低域通過濾波器(LPF)18
及びトラッキング制御回路9に供給され、トラッキング
制御回路9の出力は光学ヘッド6のアクチエータに供給
され、対物レンズを担体2の輻方向にトラッキング制御
が成される。
【0021】TE信号が供給されたLPFの出力は低域
の直流成分等が抽出されて後述するスライドゲイン切り
換え回路20及びアナログ−デジタル変換器(A/D)
19に供給される。
【0022】スライドゲイン切り換え回路20には後述
するも指令制御部14からスライドゲイン切り換え信号
(SGC信号)が供給されて、スライドゲイン切り換え
回路20からはスライドモータ制御回路10を介して直
流モータ等より成るスライドモータ11にスライドゲイ
ン切り換え重畳信号(SGCT信号)が印加されラック
及びギヤから成るスライド移動手段12によって光学ヘ
ッド6を担体2の輻方向にスライドさせる。
【0023】電流電圧変換回路7の出力は更に同期信号
抽出回路13に接続され、この電流電圧変換回路7で得
た信号から周期信号抽出回路13では周期信号(SYN
信号)を抽出する。
【0024】同期信号抽出回路13で抽出したSYN信
号はスピンドルモータ駆動回路3に供給されると共に、
マイクロコンピュータ等より成る指令制御部14からは
基準同期信号(B.SYN信号)が供給されている。
【0025】スピンドル駆動回路3は上述のB.SYN
信号とSYN信号を比較して、両者が一致する様にスピ
ンドルモータ4を例えばCLV制御する。
【0026】尚、14aは指令制御部14が通常有する
ROMやRAM等のメモリ部で回転数等が予め記憶され
ている。14bは同様に指令制御部14が通常有する演
算部である。
【0027】又、A/D19の出力は指令制御部14に
供給される。担体2の再生時には同期信号抽出回路13
のSYN信号をアドレスデータ抽出部17に供給して、
アドレスデータを復調して指令制御部14に供給してい
る。
【0028】更に、15は光学ヘッド6の位置を検出す
る光ヘッド位置検出器であり、16はスピンドルモータ
4の回転を検出する回転検出器であってこれら両検出器
15及び16の検出出力は指令制御部14に供給されて
いる。
【0029】上述構成に於ける担体再生装置のスライド
ゲイン切り換え時の処理を図2のフローチャート及び図
3の波形図によって説明する。
【0030】図2のフローチャートの第1ステップST
1ではターンテーブル1に担体2が載置されるとフォー
カス制御回路8でフォーカスサーボの投入が成される。
このフォーカスサーボ投入では三角波駆動信号をフォー
カス制御回路8から出力し光学ヘッド6を駆動して、光
学系のレンズが下げられる。
【0031】次の第2ステップST2では指令制御部
(以下CPUと記す)14はスピンドルモータ駆動回路
3を介してスピンドルモータ4を回転させる。
【0032】第3ステップST3ではCPU14は光学
ヘッドの光学系レンズを上昇させてフォーカスを合焦点
状態にする。
【0033】第4ステップST4ではCPU14はフォ
ーカスが合焦点か否かを判断し、YES状態であれば次
の第5ステップST5に進み、NOでは第4ステップS
T4の頭に戻される。
【0034】第5ステップST5ではフォーカスサーボ
を投入し、次いでトラッキングサーボの投入が成され
る。
【0035】次に第6ステップST6でCPU14は回
転用の同期信号抽出回路13でSYN信号が検出された
か否かを確認し、YESであれば第7ステップST7に
進み、NOであば第7ステップST7の頭に戻される。
【0036】ここで、回転数の設定は予めメモリ部14
aに記憶して置いた回転設定値と光学ヘッド位置検出器
15から出力される光学ヘッド6の位置情報により演算
部14bで行なわれる。回転制御はスピンドルモータ4
に設けられた回転検出器16の出力と回転数設定用メモ
リ14aに格納した回転設定値をCPU14が比較し、
一致するようにスピンドルモータ駆動回路3を制御す
る。
【0037】第6ステップST6で同期信号抽出回路1
3がSYN信号を検出すると第7ステップST7ではス
ピンドルサーボを投入し、B.SYN信号と一致する様
なCLVスピンドルサーボが行なわれ、その後スライド
サーボが投入される。
【0038】次の第8ステップST8では光学ヘッド6
の現在アドレスを抽出する。担体2を再生している時の
光学ヘッド6の現在位置は担体2からSYN信号を同期
信号抽出回路13で抽出して、アドレスデータを復調す
るアドレスデータ抽出部17で抽出する。
【0039】次の第9ステップST9で目標アドレスを
サーチし、この目標アドレスをサーチし終わった状態で
次の第10ステップST10に進む。
【0040】第10ステップST10でCPU14は目
標アドレスか否かを判断し、YESでは第11ステップ
ST11に進むがNOであれば第10ステップST10
の頭に戻される。
【0041】目標のアドレスであれば第11ステップS
T11の様に再生を開始する。
【0042】そして、第12ステップST12に示す様
にトラッキングエラー信号(TE信号)の偏芯成分、偏
芯量と直流成分を抽出するためにLPF18に通した図
3(a)に示す様な出力波形をスライドゲイン切り換え
回路20及びA/D変換回路19に供給する。
【0043】第13ステップST13ではLPF18か
らの出力波形をA/D変換して図3(b)に示す出力を
CPU14に入力する。
【0044】CPU14はこのA/D変換回路19から
の出力波形に基づいてスライドサーボゲインを切り換え
る為の信号(SGC信号)をスライドゲイン切り換え回
路20に出力する為に第14ステップST14乃至第1
6ステップST16の処理が行なわれる。
【0045】即ち、第14ステップST14では図3
(b)に示すTE信号の偏芯成分の抽出及び偏芯量の抽
出並びに直流成分の抽出を行ない、この抽出した直流成
分CTに対する偏芯量のレベルに応じた閾値A及びBを
超えたか否かを判断しNOであれば第15ステップST
15へYESであれば第16ステップST16に進み、
第15ステップST15及び第16ステップST16の
終了後は第14ステップST14の頭に戻す様な1周期
毎の循環動作が行なわれる。
【0046】第14ステップST14で閾値A及びBを
超えていなければ図3(b)の閾値A及びBまでの期間
(t2 〜t3 ,t4 〜t5 ,t6 〜t7 )CPU14か
らスライドゲイン切り換え回路20に対し、第15ステ
ップST15の様にTE信号のゲインを切り換える指令
として50Hz乃至200Hzの範囲の周波数で好まし
くは約100Hzの図3(c)に示すパルス信号を出力
する。
【0047】第14ステップST14がYESであれば
第16ステップST16に進み、スライドゲイン切り換
えをオフし、スライドゲインを下げる指令を出力する。
即ち図3(b)の閾値A及びBを超える期間(t1 〜t
2 ,t3 〜t4 ,t5 〜t6,t7 〜t8 )はスライド
ゲイン切り換え回路20に対し、TE信号のゲイン切り
換えをせず(オフ状態)ゲインを下げる指令が出され
る。
【0048】スライドゲイン切り換え回路20にはLP
F18からは直流成分を抽出したTE信号が入力され、
CPU14から図3(c)で示すタイミングでSGC信
号が供給される。図3(c)で明らかな様に偏芯量が閾
値A及びBより大きい期間(t1 〜t2 ,t3 〜t4
5 〜t6 ,t7 〜t8 )スライドゲイン切り換えを
「オフ」し、偏芯量が閾値A及びBより小さい期間(t
2 〜t3 ,t4 〜t5 ,t6 〜t7 )ではゲイン切り換
えが「オン」されて、100Hzのパルスが出力されて
いる。
【0049】従って、スライドゲイン切り換え回路20
はTE信号の所定のゲインを乗算する回路であるので図
3(c)のスライドゲイン切り換えのタイミングに従っ
て、「オン」時は、+2dB乃至+6dBの範囲で設定
され、好ましくは約+4dBゲインが乗算される。依っ
てTE信号に+4dBのゲインが乗算されてスライドモ
ータ駆動回路10にスライドゲイン切り換え重畳信号
(SGCT信号)として出力される。
【0050】又、SGC信号が「オフ」の時にはスライ
ドゲイン切り換え回路20に入力されているTE信号は
−2dB乃至−6dBの範囲で設定され、好ましくは−
4dBのゲインが乗算されて、スライドモータ駆動回路
10に出力される。従って図3(d)に示す波形がスラ
イドゲイン切り換え回路20から出力されるSGCT信
号と成る。
【0051】このSGCT信号はスライドモータ駆動回
路10で電流増幅されスライドモータ11を駆動する。
【0052】本発明の担体再生装置は上述の様に構成
し、動作するのでスライドモータ11を駆動する信号は
SGC信号が「オン」「オフ」を繰り返す時パルス駆動
の様になり瞬間、瞬間に電圧を印加することになるた
め、スライドモータ11は直流的に駆動するよりも起動
しやすくなる。これにより、入力電圧に対するスライド
モータ11の回転をリニアに近づけることができる。ま
た、担体の偏芯に対してはスライドゲイン切り換えをオ
フすることで、スライドゲインが下がりスライドモータ
11に回転を加速するような電圧を与えないようにする
ことができる。
【0053】そのため、TE信号のオフセット量を押さ
え、さらに担体の偏芯の影響も抑えられ、スムーズな回
転を得ることができる。トラッキングオフセット量が零
のときは、スライド出力も零となる。このとき、スライ
ドゲインを上げてもスライド出力は零である。従って、
トラッキングオフセット量が零のときは、CPU14か
らの制御を省略することができる。
【0054】本発明によると、TE信号を検出した情報
を介して、オフセットを持ち始める段階からスライドサ
ーボゲインを周期的に切り換えることによって、パルス
信号の振幅を変えることができるので、波高値が変わり
オフセットを押さえることができる。
【0055】又、閾値A及びB以内の期間t2 〜t3
4 〜t5 ,t6 〜t7 に於いても100Hzパルスを
供給しているのでスライドモータ11やラック、ギヤ1
2による静止摩擦係数が大きくても最低起動電圧で起動
可能と成る。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、スライドゲインを周期
的切り換えすることで、トラッキングエラー信号のオフ
セット量とディスクの偏芯による影響を抑えるので、光
ディスク等の担体の再生を行なう場合、光学ヘッドを安
定してスライド駆動することができる。又、オフセット
出力が小さい時(静止期間)でも光学ヘッドが摩擦によ
って停止する様なことがなく、安定したスライド駆動を
行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の担体再生装置の系統図である。
【図2】本発明のスライドゲイン切り換え処理を示すフ
ローチャートである。
【図3】本発明の担体再生装置の波形説明図である。
【図4】従来の担体再生装置の波形説明図である。
【符号の説明】
2‥‥担体(光ディスク)、6‥‥光学ヘッド、7‥‥
電流電圧変換回路、10‥‥スライドモータ駆動回路、
11‥‥スライドモータ、12‥‥ラックギヤ14‥‥
指令制御部(CPU)、14a‥‥メモリ部、14b‥
‥演算部、15‥‥光学ヘッド位置検出部、16‥‥回
転検出部、17‥‥アドレスデータ抽出部、18‥‥L
PF、19‥‥A/D変換回路、20‥‥スライドゲイ
ン切り換え回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 担体の輻方向に光学ヘッドを駆動手段を
    介して移動させるスライド移動手段と、 上記光学ヘッドにより、上記担体からの再生信号でトラ
    ッキングエラー信号を得て、トラッキング制御を行なう
    トラッキング制御手段と、 上記トラッキングエラー信号が供給され、上記スライド
    移動手段の上記駆動手段にスライドゲイン切り換え重畳
    信号を供給するスライドゲイン切り換え手段と、 上記トラッキングエラー信号から担体の偏芯成分とトラ
    ッキングエラー信号の偏芯量及び直流成分の抽出、並び
    にパルス信号から成るスライドゲイン切り換え信号を出
    力する指令制御手段とを具備し、 上記指令制御手段からのスライドゲイン切り換え信号が
    供給された上記スライドゲイン切り換え手段は上記トラ
    ッキングエラー信号に所定のゲイン乗算を行なって上記
    スライドゲイン切り換え重畳信号を上記駆動手段に供給
    して、上記スライド移動手段を駆動して、上記光学ヘッ
    ドをスライド制御させて成ることを特徴とする担体再生
    装置。
  2. 【請求項2】 前記指令制御手段は前記トラッキングエ
    ラー信号を低域通過濾過手段を介してアナログ−デジタ
    ル変換手段に供給してデジタル変換したデータに基づい
    て、前記担体の偏芯成分と偏芯量並びに直流成分を抽出
    し、該トラッキングエラー信号の該直流成分に対する所
    定の偏芯量レベルの閾値を超えない期間トラッキングエ
    ラー信号のゲインを切り換えるスライドゲイン切り換え
    信号を出力し、該閾値を超える期間ゲインを下げる指令
    を出す様に成したことを特徴とする請求項1記載の担体
    再生装置。
  3. 【請求項3】 前記スライドゲイン切り換え手段は前記
    スライドゲイン切り換え信号が供給された時に前記トラ
    ッキングエラー信号のゲインを+2dB乃至+6dBの
    範囲で設定して増加させ、ゲインを下げる指令が出た時
    は該トラッキングエラー信号を−2dB乃至−6dBの
    範囲で設定して減少させる様に成したことを特徴とする
    請求項2記載の担体再生装置。
  4. 【請求項4】 前記指令制御手段から出力されるスライ
    ドゲイン切り換え信号は50Hz乃至200Hzの範囲
    で設定されるパルスであることを特徴とする請求項1乃
    至請求項3記載のいずれか1項記載の担体再生装置。
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