JP2000113407A - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド

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JP2000113407A
JP2000113407A JP10286638A JP28663898A JP2000113407A JP 2000113407 A JP2000113407 A JP 2000113407A JP 10286638 A JP10286638 A JP 10286638A JP 28663898 A JP28663898 A JP 28663898A JP 2000113407 A JP2000113407 A JP 2000113407A
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JP
Japan
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core
magnetic head
molded product
shield cover
main body
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JP10286638A
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English (en)
Inventor
Atsushi Nakamura
敦 中村
Toru Nakajima
徹 中島
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Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、アースラグ構造を改良して、コア
のギャップ部に段差を生じさせないようにした磁気ヘッ
ドを提供する。 【解決手段】 ギャップ部31Aを有するコア31を突
出させた磁気ヘッド成形品10と、この成形品を覆うシ
ールドカバー20と、前記成形品とシールドカバーとの
間に介挿されるアースラグ40とを備える磁気ヘッドで
ある。本発明によれば、前記アースラグは、平坦な本体
40Aと、この本体に形成された前記コアを貫通させる
コア貫通穴40Bと、このコア貫通穴の周縁部からコア
方向に水平に突出する接触体40Cと、前記本体と連結
し、前記接触体を前記コアの側部に水平に圧接させる弾
性を有した屈曲部40Dとを有する。この屈曲部は、前
記シールドカバーと前記成形品との間に圧入されて、前
記弾性を生じるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、全体が封止成形ハ
ウジングで一体化された磁気ヘッド成形品をシールドカ
バーで覆う構造の磁気ヘッドに関し、特に成形品とシー
ルドカバーとの間に介挿されるアースラグ構造を改良し
た磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】コイルボビン、巻線及びコアからなる磁
気ヘッド主要部を封止樹脂で一体成形したハウジング
(以下、封止成形ハウジングと呼ぶ)に埋設してコアの
一部を突出させた磁気ヘッド成形品を作成し、この成形
品を例えばパーマロイ製のシールドカバーで覆う構造と
した磁気ヘッドは、上記の磁気ヘッド主要部の各部品を
独立させて組み立てる場合に比べて、全体の組立工程が
容易になる。
【0003】図6〜図9はこの種の磁気ヘッドの構成を
示す図で、図6は平面図、図7は底面図、図8は一部破
断した側面図、図9は側断面図である。これらの図にお
いて、10はコア31を突出させた磁気ヘッド成形品、
20はこの成形品10を覆うシールドカバーである。磁
気ヘッド成形品10は、コア31の表面側に向けて突出
したヘッド基準面規定用の突出部11と、シールドカバ
ー20を仮固定するために側部に向けて突出した複数の
突起12とを有する。シールドカバー20は、コア31
を突出させるコア貫通穴21と、突出部11を突出させ
る突出部貫通穴22とを有する。
【0004】シールドカバー20は、磁気ヘッド成形品
10の表面側だけを覆う構造であるため、開放される底
面側はバックシールド板35で閉鎖する。シールドカバ
ー20は、パーマロイ素材で形成される。コア31は、
軟磁性層と非磁性層を交互に積層したラミネートコアで
あり、その中央にギャップ部31Aが形成されている。
成形品10とシールドカバー20との間には、図8に示
すように、アースラグ36が介挿され、このアースラグ
36はシールドカバー10とコア31の双方に接触す
る。37はこのアースラグ36をコア31に圧接させる
ための接合バネである。
【0005】アースラグ36は、図11、図12に斜視
図及び平面図を示すように、平坦な本体36Aと、この
本体36Aに形成されたコア31を貫通させるコア貫通
穴36Bと、このコア貫通穴36Bの周縁部からコア3
1方向に垂直に突出する接触体36Cとを有する。
【0006】磁気ヘッド成形品10は、図10に示すコ
イルボビン32、このボビン32に巻回された巻線3
3、この巻線33の端部を外部に引き出す2本の端子ピ
ン34及び前述のコア31からなる磁気ヘッド主要部3
0を封止成形ハウジング13内に内蔵する。このハウジ
ング13は、平坦な基台部13Aと、この基台部13A
の中央から突出した中央段部13Bと備え、中央段部1
3Bから離れて基台部13Aの両翼部からヘッド基準面
規定用の突出部11,11を突出させている。
【0007】基台部13Aの側壁からはシールドケース
仮固定用の複数の突起12を突出させている。図10に
示した磁気ヘッド主要部30は、封止成形ハウジング1
3の中央段部13Bから基台部13Aにかけて埋設さ
れ、コア31の先端部が中央段部13Bから突出する。
【0008】シールドカバー20は、基台部13Aに沿
う形状に形成された基台カバー部20Aと、中央段部1
3Bに沿う形状に形成された中央カバー部20Bとを備
え、コア31を突出させる前述のコア貫通穴21が中央
カバー部20Bに形成され、また一対の突出部11,1
1を突出させる前述の一対の突出部貫通穴22,22が
基台カバー部20Aに形成されている。23は端子ピン
34を外部に引き出す切り欠き部である。
【0009】上記構成の磁気ヘッドでは、磁気ヘッド成
形品10が側部に向けて突出したシールドカバー仮固定
用の複数の突起12を有するため、シールドカバー20
の仮固定を容易に行うことができる。また、磁気ヘッド
成形品10がコア31の表面側に向けて突出したヘッド
基準面規定用の突出部11を有するため、この突出部1
1の頂面をヘッド基準面とすることで、コア表面と同じ
向きにヘッド基準面を規定することができる。即ち、突
出部11の頂面の高さは、基台部13Aの底面と一定の
位置関係にあるからである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の磁気ヘ
ッドでは、アースラグ36の取り付けに接合バネ37を
必要とするため、部品点数が多い欠点がある。また、ア
ースラグ36は、コア31に対し垂直方向、すなわちコ
ア31の主面に垂直方向に接触するため、ギャップ部3
1に垂直方向の段差を生じさせる難点がある。これらが
本発明で解決しようとする課題である。
【0011】本発明は、アースラグ構造を改良して、単
一部品で済み、しかもコアのギャップ部に段差を生じさ
せないようにした磁気ヘッドを提供することを目的とし
ている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、ギ
ャップ部を有するコアを突出させた磁気ヘッド成形品
と、この成形品を覆うシールドカバーと、前記成形品と
シールドカバーとの間に介挿されるアースラグとを備え
る磁気ヘッドあって、前記アースラグは、平坦な本体
と、この本体に形成された前記コアを貫通させるコア貫
通穴と、このコア貫通穴の周縁部からコア方向に突出す
る接触体と、前記本体と連結し、前記接触体を前記コア
の側部に水平に圧接させる弾性を有した屈曲部とを有
し、前記屈曲部は、前記シールドカバーと前記成形品と
の間に圧入されて、前記弾性を生じる磁気ヘッドで達成
できる。
【0013】本発明の上記目的はまた、磁気ヘッド成形
品と、この成形品を覆うシールドカバーと、前記成形品
とシールドカバーとの間に介挿されるアースラグとを備
える磁気ヘッドあって、前記磁気ヘッド成形品は、コイ
ルボビン、巻線及びコアからなる磁気ヘッド主要部と、
平坦な基台部、およびこの基台部の中央から突出した中
央段部を有する封止成形ハウジングとを有し、前記磁気
ヘッド主要部を前記封止成形ハウジングの前記中央段部
から前記基台部にかけて埋設して前記コアの一部を前記
中央段部から突出させ、前記シールドカバーは、前記基
台部に沿う形状に形成された基台カバー部と、前記中央
段部に沿う形状に形成された中央カバー部と、前記コア
を突出させるように前記中央カバー部に形成されたコア
貫通穴とを有し、前記アースラグは、平坦な本体と、こ
の本体に形成された前記コアを貫通させるコア貫通穴
と、このコア貫通穴の周縁部からコア方向に水平に突出
する接触体と、前記本体と連結し、前記接触体を前記コ
アの側部に水平に圧接させる弾性を有した屈曲部とを有
し、前記屈曲部は、前記シールドカバーの中央カバー部
と前記成形品の中央段部との間に圧入されて、前記弾性
を生じる磁気ヘッドで達成できる。
【0014】本発明の実施形態によれば、前記コアは、
軟磁性層と非磁性層を交互に積層したラミネートコアで
あり、中央に前記ギャップ部が形成されている。また、
前記接触体は、先端部が円形状に形成されたものであ
る。更に、前記接触体は、2個並列に形成されている。
【0015】本発明によれば、アースラグ自体が弾性を
有する屈曲部を有するため、別体の接合バネを必要とし
ない。また、アースラグの接触体はコアの側部へ水平に
圧接するため、コアのギャップ部に垂直方向の段差を生
じさせない。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施形態を参
照して、本発明を詳細に説明する。図1は本発明の一実
施形態を示す組立側面図、図2は組立後の側断面図、図
5は平面図である。この図において、10はギャップ部
31Aを有するコア31を突出させた磁気ヘッド成形
品、20はこの成形品10を覆うシールドカバー、40
は成形品10とシールドカバー20との間に介挿される
アースラグである。磁気ヘッド成形品10は、コア31
の表面側に向けて突出したヘッド基準面規定用の突出部
11を有する。シールドカバー20は、コア31を突出
させるコア貫通穴21と、突出部11を突出させる突出
部貫通穴22とを有する。
【0017】アースラグ40は、図3及び図4に斜視図
及び平面図を示すように、平坦な本体40Aと、この本
体40Aに形成されたコア31を貫通させるコア貫通穴
40Bと、このコア貫通穴40Bの周縁部からコア31
方向に水平に突出する接触体40Cと、本体40Aと連
結し、接触体40Cをコア31の側部に水平に圧接させ
る弾性を有した「く」の字型の屈曲部40Dとを有す
る。この屈曲部40Dは、図2に示すように、シールド
カバー20と成形品10との間に圧入されて、前記弾性
を生じる。この弾性を効果的に生じさせるため、シール
ドカバー20の中央カバー部20Bの内壁面および成形
品10の中央段部13Bの外壁部は共に垂直に近い傾斜
にしておくと良い。
【0018】本発明によれば、アースラグ40自体が弾
性を有する屈曲部40Dを有するため、別体の接合バネ
を必要としない。また、アースラグ40の接触体40C
はコア31の側部へ水平方向、すなわちコア31の主面
に水平方向に圧接するため、コア31のギャップ部31
Aに垂直方向の段差を生じさせない。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、アー
スラグ構造を改良したので、単一部品で済み、しかもコ
アのギャップ部に段差を生じさせないようにした磁気ヘ
ッドを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の磁気ヘッドの一実施形態を示す組立
側面図である。
【図2】 図1の磁気ヘッドの組立後の側断面図であ
る。
【図3】 本発明のアースラグの斜視図である。
【図4】 本発明のアースラグの平面図である。
【図5】 図1の平面図である。
【図6】 従来の磁気ヘッドの平面図である。
【図7】 図5の磁気ヘッドの底面図である。
【図8】 図5の磁気ヘッドの一部破断した側面図であ
る。
【図9】 図5の磁気ヘッドの側断面図である。
【図10】 磁気ヘッド主要部の正面図である。
【図11】 従来のアースラグの斜視図である。
【図12】 従来のアースラグの平面図である。
【符号の説明】
10 磁気ヘッド成形品 13 封止成形ハウジング 20 シールドカバー 21 コア貫通穴 30 磁気ヘッド主要部 31 コア 31A ギャップ部 40 アースラグ 40A 本体 40B コア貫通穴 40C 接触体 40D 屈曲部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ギャップ部を有するコアを突出させた磁
    気ヘッド成形品と、この成形品を覆うシールドカバー
    と、前記成形品とシールドカバーとの間に介挿されるア
    ースラグとを備える磁気ヘッドあって、 前記アースラグは、 平坦な本体と、 この本体に形成された前記コアを貫通させるコア貫通穴
    と、 このコア貫通穴の周縁部からコア方向に突出する接触体
    と、 前記本体と連結し、前記接触体を前記コアの側部に水平
    に圧接させる弾性を有した屈曲部とを有し、 前記屈曲部は、前記シールドカバーと前記成形品との間
    に圧入されて、前記弾性を生じることを特徴とする磁気
    ヘッド。
  2. 【請求項2】 磁気ヘッド成形品と、この成形品を覆う
    シールドカバーと、 前記成形品とシールドカバーとの間に介挿されるアース
    ラグとを備える磁気ヘッドであって、 前記磁気ヘッド成形品は、 コイルボビン、巻線及びコアからなる磁気ヘッド主要部
    と、 平坦な基台部、およびこの基台部の中央から突出した中
    央段部を有する封止成形ハウジングとを有し、 前記磁気ヘッド主要部を前記封止成形ハウジングの前記
    中央段部から前記基台部にかけて埋設して前記コアの一
    部を前記中央段部から突出させ、 前記シールドカバーは、 前記基台部に沿う形状に形成された基台カバー部と、 前記中央段部に沿う形状に形成された中央カバー部と、 前記コアを突出させるように前記中央カバー部に形成さ
    れたコア貫通穴とを有し、 前記アースラグは、 平坦な本体と、 この本体に形成された前記コアを貫通させるコア貫通穴
    と、 このコア貫通穴の周縁部からコア方向に水平に突出する
    接触体と、 前記本体と連結し、前記接触体を前記コアの側部に水平
    に圧接させる弾性を有した屈曲部とを有し、 前記屈曲部は、前記シールドカバーの中央カバー部と前
    記成形品の中央段部との間に圧入されて、前記弾性を生
    じることを特徴とする磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記コアは、軟磁性層と非磁性層を交互
    に積層したラミネートコアであり、中央に前記ギャップ
    部が形成されていることを特徴とする請求項1または2
    の磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記接触体は、先端部が円形状に形成さ
    れたものであることを特徴とする請求項1または2の磁
    気ヘッド。
  5. 【請求項5】 前記接触体は、2個並列に形成されてい
    ることを特徴とする請求項4の磁気ヘッド。
JP10286638A 1998-10-08 1998-10-08 磁気ヘッド Pending JP2000113407A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013122420A (ja) * 2011-12-12 2013-06-20 Nidec Sankyo Corp 磁気センサ素子および磁気センサ装置
JP2013130424A (ja) * 2011-12-20 2013-07-04 Nidec Sankyo Corp 磁気センサ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013122420A (ja) * 2011-12-12 2013-06-20 Nidec Sankyo Corp 磁気センサ素子および磁気センサ装置
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