JP2000113289A - 遊戯場での課金システムおよびその課金方法 - Google Patents

遊戯場での課金システムおよびその課金方法

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JP2000113289A
JP2000113289A JP10299132A JP29913298A JP2000113289A JP 2000113289 A JP2000113289 A JP 2000113289A JP 10299132 A JP10299132 A JP 10299132A JP 29913298 A JP29913298 A JP 29913298A JP 2000113289 A JP2000113289 A JP 2000113289A
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Yoshihiko Kato
嘉彦 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、遊戯場での課金システムに関
し、詳しくは、その遊戯場での累積的な利用率に基づい
て優待料金を設定可能な課金システムに関する。 【解決手段】 前記課金システムは、使用者が予納料金
を累積記憶する第1の記憶部と、使用者が予納した料金
から前記遊戯設備の利用料金を差し引いた残金を記憶す
る第2の記憶部とを有する記憶媒体と、前記記憶媒体に
記憶された情報を読取り可能であると共に、前記記憶媒
体に記憶された情報を書き換え可能な第1のICカード
リーダを備え、且つ投入された料金を読取る料金読取り
手段を備えた課金装置と、前記遊戯設備には、前記記憶
媒体の情報を読取り又は書き換え可能な第2のICカー
ドリーダを設けるとともに、該ICカードリーダにより
前記第1の記憶部から使用者の累積料金を読取り、該累
積料金によりその遊戯設備の優待率を決定し、且つその
優待率に応じた料金を決定する優待率料金決定部とを設
け、前記優待率料金決定部により決定された優待料金
を、前記記憶媒体の第2の記憶部に記憶された残金から
差し引くように構成することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遊戯場における
課金システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の遊戯場の課金システムは、個々の
遊技機にコインセレクタを設け、このコインセレクタに
より所定の金銭額のコインが投入されたことを確認して
ゲームをスタートさせるのが一般的である。
【0003】また、ゲームプレーヤがプレペイドカード
を購入し、このプリペイドカードの読み取り装置を各遊
技機に設け、遊技機ごとに予め設定されたプレー度数を
前記購入したプリペイドカードから差し引くことにより
課金していく方法も採られることもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前述した一
般的な課金システムでは、その遊戯場を良く利用するゲ
ームプレーヤを優遇するようなことはできず、また、プ
リペイドカードを利用した課金システムにおいては、例
えば1000円のプリペイドカードを購入した場合、1
100円の度数のプリペイドカードを払い出し、100
円の優待を行うようなこともあるが、毎日その遊戯場を
利用して累積された利用金額に合わせて優待の金額を様
々に設定できるような課金システムは知る限りにおいて
存在しない。
【0005】また、遊園地などの遊戯場においては、予
め1日フリーチケットなどを購入し、優遇措置を採るこ
とが行われているが、利用した回数や金銭額に応じて優
遇措置を変化させるようなことは行われていない。
【0006】また、ゲーム業界と異なる例えばガソリン
スタンド業界においては、月間で使用されるガソリンの
額の累積に応じて、ガソリン単価を変更するようなシス
テムを導入しており、このような使用累積の応じての使
用者優遇措置を採ることにより、使用者のリピート性を
高めようとする動きがある。
【0007】しかし、遊戯機器を利用するようなゲーム
メーカにおいては、上述したように使用者がある特定の
遊戯場において使用した累積金額や利用回数等を把握
し、その累積金額や利用回数に応じた優遇措置を設定可
能にしたものは知る限りにおいて存在しない。
【0008】また、遊戯場においては、多数種類のゲー
ム機が設置され、この設置されるゲーム機に応じて異な
るゲームが行えるようになっているのが一般的であり、
その遊戯場の設置場所がどこの地域にあり、どのような
年齢層やグループ(例えば、家族ずれ)の利用者が多い
かによって、それぞれの遊戯場に設置するゲーム機の種
類を変更した方が効率的であるが、つまりその利用者の
種類によって遊戯場に設置されるゲーム機の稼働率が区
々となることから、どのような種類のゲーム機を設置す
るのが最も高率的であるかを決めるのは非常に難しい問
題がある。
【0009】この発明は上記問題点に鑑み、使用者の利
用頻度を累積的に評価し、この評価結果に応じての優遇
措置をとることが可能であり、また、遊戯場に適したゲ
ームを行えるゲーム機が設置可能な遊戯場の課金システ
ムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上のような課題に鑑み
この発明では以下のような構成又は方法を採用してい
る。
【0011】すなわち、請求項1の発明では、複数の遊
戯設備が設置され、当該遊戯設備を利用するごとに課金
を行う遊戯場での課金システムであって、前記課金シス
テムは、使用者が予納した料金を累積的に記憶する第1
の記憶部と、使用者が予納した料金から前記遊戯設備の
利用料金を差し引いた残り料金を記憶する第2の記憶部
とを有する随時書き換え可能なメモリを備えた持ち運び
自在の記憶媒体と、前記遊戯場の適宜箇所に設けられ、
前記記憶媒体に記憶された情報を読み取り可能であると
共に、前記記憶媒体に記憶された情報を書き換え可能な
第1の読み取り/書き換え手段を備え、且つコイン又は
紙幣等の金銭投入により投入された料金を読み取る料金
読み取り手段を備えた課金装置と、前記遊戯設備には、
前記記憶媒体の情報を読み取り又は書き換え可能な第2
の読み取り/書き換え手段を設けるとともに、当該読み
取り/書き換え手段により前記第1の記憶部から使用者
の累積的な料金を読み取り、その累積的な料金によりそ
の遊戯設備の優待率を決定し、且つその優待率に応じた
料金を決定する優待率料金決定部とを設け、前記優待率
料金決定部により決定された優待料金を、前記記憶媒体
の第2の記憶部に記憶された残り料金から前記第2の読
み取り/書き換え手段により差し引くように構成するこ
とを特徴とする。
【0012】また、請求項2の発明では、複数の遊戯設
備が設置され、当該遊戯設備を利用するごとに課金を行
う遊戯場での課金システムであって、前記課金システム
は、使用者が前記遊戯設備を利用して課金された累積料
金を記憶する第1の記憶部と、使用者が予納した料金か
ら前記遊戯設備の利用料金を差し引いた残り料金を記憶
する第2の記憶部とを有する随時書き換え可能なメモリ
を備えた持ち運び自在の記憶媒体と、前記遊戯場の適宜
箇所に設けられ、前記記憶媒体に記憶された情報を読み
取り可能であると共に、前記記憶媒体に記憶された情報
を書き換え可能な第1の読み取り/書き換え手段を備
え、且つコイン又は紙幣等の金銭投入により投入された
予納料金を読み取る料金読み取り手段を備えた課金装置
と、前記遊戯設備には、前記記憶媒体の情報を読み取り
又は書き換え可能な第2の読み取り/書き換え手段を設
けるとともに、当該読み取り/書き換え手段により前記
第1の記憶部から前記累積料金を読み取り、その累積料
金によりその遊戯設備の優待率を決定し、且つその優待
率に応じた料金を決定する優待率料金決定部とを設け、
前記優待率料金決定部により決定された優待料金を、前
記記憶媒体の第2の記憶部に記憶された残り料金から前
記第2の読み取り/書き換え手段により差し引くように
構成することを特徴とする。
【0013】そして、請求項3の発明では、遊戯場の使
用者に対してICカード等の記憶媒体を配布するステッ
プと、この配布された記憶媒体に使用者の名前や住所等
の個人情報を入力するステップと、前記記憶媒体に対し
て使用者がその遊戯場で使用すると自らが予測する金銭
を支払い、その支払った金額に応じた料金を電子データ
として前記記憶媒体に記憶するステップと、前記遊戯場
の遊戯設備を利用するごとに所定の料金を前記記憶媒体
に記憶された料金から差し引くステップと、前記使用者
は、その遊戯場で使用すると自らが予測する金銭を支払
った後に、追加的な料金の支払を行うことにより、前記
記憶媒体に記憶された料金に追加的に支払った料金を加
算するステップとからなり、前記遊戯場の遊戯設備を利
用するごとに記憶媒体に記憶された料金から差し引かれ
る所定の料金は、前記記憶媒体に累積的に記憶された料
金又は遊戯設備の累積的利用料金に応じて設定されるこ
とを特徴とする。
【0014】前記記憶媒体としては、ICカード等の半
導体メモリを内蔵したものが好ましく、遊戯場の種類に
よっては人形等のキャラクタを模した内部に半導体メモ
リを設け、記憶媒体自体に装飾を施すように構成するよ
うに構成してもよい。
【0015】
【発明の効果】以上のように構成した請求項1ないしは
3に記載のこの発明によれば、その遊戯場で使ったお金
が多ければ多いほど、つまりお得意様であるゲームプレ
ーヤに対してはより安価で遊戯設備を利用できるように
構成することにより、お客様のリピート性を高めるよう
な全く新しい遊戯場での課金システムを提供することが
でき、お客様のリピート性を高めることに寄与すること
ができる。
【0016】特に、請求項2の発明によれば、実際にそ
の遊戯設備を使用したお客様に対してより有利な優待率
を提供できることになる。例えば、一度に高額の課金を
おこなっても、実際に遊戯設備を利用しなければよりラ
ンクの高い優待を受けることができないようにすること
ができ、高額のお金を持たない小中学生等にも不公平と
なり難い優待率を提供することができる。
【0017】
【実施の形態】図1乃至図3に基づいて以下この発明の
一形態例について説明する。
【0018】1は、遊戯場の課金システムであって、こ
の遊戯場の課金システム1は、複数の課金装置10と、
複数の遊戯設備20とを備えている。そして、前記課金
装置10と遊戯設備20とはそれぞれ中央管理部5に接
続されており、後述する課金装置10や遊戯設備20か
らの各種電子情報が前記中央管理部5に集められ、その
遊戯場1の運営に利用されるように構成されている。図
示しないが、前記中央管理部5には、前記各種電子情報
をその遊戯場1の従業員や経営者が見ることができるよ
うにするためのモニターやプリンタ並びにフロッピード
ライバが適宜設けられ、得られた各種電子情報他の集計
装置などで分析できるようにできるように構成されてい
る。
【0019】また、前記課金システム1の上記構成以外
の構成としては、遊戯場を使用するゲームプレーヤたる
使用者が予納した料金を、累積的に記憶する第1の記憶
部31Aと、使用者が後述する課金装置を用いて予納し
た料金から前記遊戯設備の利用料金を差し引いた残り料
金を記憶する第2の記憶部31Bとを有する随時書き換
え可能なメモリを備えた持ち運び自在の記憶媒体として
ICカード30を採用している。このICカード30
は、周知のICカード30を利用できるが、この発明の
ICカード30では、ICカード30内に内蔵される回
路基板に、設けられる半導体メモリ31は、後述する課
金装置10と遊戯設備20とに設けられるICカードリ
ーダで書き換えが可能なように、随時電気的に書き換え
可能なSRAMやフラッシュメモリなどを用いることが
好ましい。
【0020】このように、前記記憶媒体としてICカー
ド30を利用する理由は、従来良く用いられるフロッピ
ーなどの磁気記憶媒体を用いると、磁気記憶は外部の磁
気等によりデータを壊される恐れが高く信頼性が低いた
め、遊戯場を利用するような電子機器の扱いに素人な人
間に対して扱いに際して複数の注意事項を促す必要があ
るためである。
【0021】前記課金装置10は、前記遊戯場の適宜箇
所に分散して設けられており、課金装置制御部11と、
第1の読み取り/書き換え手段としてのICカードリー
ダ12と、料金読み取り装置13と、通信手段14とか
ら構成されている。前記料金読取り装置は、料金読み取
り手段であって、コイン又は紙幣等の金銭投入により投
入された料金を読み取るためのものである。
【0022】一方、前記遊戯設備20は、ゲーム制御部
21と、当該ゲーム制御部21には、CRT又はプラズ
マディスプレ或いは液晶などのモニタ22と、ゲーム入
力手段23と、第2の読み取り/書き換え手段としての
ICカードリーダ24と、通信手段25とが電気的に接
続されている。前記ゲーム制御部21は、予め記憶され
たゲームプログラムに基づき、ゲームプレーヤの前記ゲ
ーム入力手段23を利用したゲーム入力に応じて進行す
るゲーム表示情報を生成し、前記モニタ22上に表示す
るように構成している。
【0023】また、前記ゲーム制御部21には、優待率
料金決定部21Aを設け、この優待率料金決定部21に
より、前記ICカードリーダ24により、前記第1の記
憶部から使用者の累積的な料金を読み取り、その累積的
な料金によりその遊戯設備の優待率を決定し、且つその
優待率に応じた料金を決定するように構成している。
【0024】そして、前記優待率料金決定部21Aによ
り決定された優待料金を、前記記憶媒体の第2の記憶部
に記憶された残り料金から前記第2の読み取り/書き換
え手段により差し引くように構成するようにしている。
【0025】この遊戯場における課金システム1をこの
ように構成することにより、その遊戯場で使ったお金が
多ければ多いほど、つまりお得意様であるゲームプレー
ヤに対してはより安価で遊戯設備を利用できるように構
成することにより、お客様のリピート性を高めるような
全く新しい遊戯場での課金システムを提供することがで
き、お客様のリピート性を高めることに寄与することが
できる。
【0026】前記遊戯設備20としては、上述したよう
なモニタ22を備えたビデオゲームを例にとって説明し
たが、モニタ22を備えないジェットコースタやお化け
屋敷などのアトラクションに適用することも可能であ
る。
【0027】また、前記優待率を決定する手段として
は、例えば、使用料金が過去1ヶ月で1万円までの人は
10%、1万円を超え3万円までの人には15%といっ
たように、ルックアップテーブルを優待率料金決定部2
1Aに持たせておき、このルックアップテーブルに基づ
いて優待料金を決定することが好ましい。
【0028】この好ましい理由は、どの程度優待される
のかを予めお客様に認識してもらうため、上記ルックア
ップテーブル的な簡単な表で、優待料金を表せるように
しておけば、その表を掲示したりパンフレット等に明記
することにより、お客様に簡単に認識してもらうことが
できるからである。
【0029】また、更にこの好ましくは、ICカード3
0に液晶などの表示部32を設け、今の優待率がどの程
度かを直に視認することができるように構成することも
できるが、この場合、ICカード30のコストアップに
繋がる。
【0030】前記ICカード30には、前記課金装置1
0を利用することにより、更なる追加課金が可能であ
る。この点が、従来のプリペイドカードと最も異なる点
であり、この発明では、そのお客様の累積的なその施設
での利用料金が累積的にモニタすることができるが、プ
リペイドカードではそのような累積的なモニタが行えな
い。累積的なモニタが行えないから、プリペイドカード
の場合は、1回の購入プリペイドカードの額に応じた優
待しか望めるものでなく、頻繁にその遊戯場を利用する
が、1回の利用額は数千円であるようなお客様には適正
な優待を提供することができないが、この発明の課金シ
ステムではこのような問題を解消でき得る。特に遊戯設
備20としてビデオゲームを設置している遊戯場におい
ては、1回のゲームプレー料金が100円単位の小額で
ある場合が多く、上述したようなプリペイドカードを用
いた課金システムでは、プリペイドカードの額を複数設
ける必要が出てくるなど問題が多い。勿論、前記ICカ
ード30は、プリペイドカードに比べると単価は高価な
ものとなるが、消費枚数を減らすことができるので、結
果的に管理コストを低減できる可能性がある。
【0031】また、小中学生などのお客様に優待の特典
を享受してもらうためには、ある一定期間の累積使用料
金を考慮する必要がある。
【0032】以上のように説明した遊戯場の課金システ
ムは、次のような方法により利用される。
【0033】すなわち、遊戯場の入り口にて、その遊戯
場の使用者はICカード30を手渡される。その際に、
名前や住所、電話番号、年齢などのID情報がそのIC
カード30の半導体メモリかあるいは、そのICカード
の管理番号に対応付けされた形で、前記中央管理部5に
前記ID情報(個人情報)が記憶される。
【0034】詳しくは次のようなステップからなる課金
システムである。すなわち、遊戯場の使用者に対してI
Cカード30を配布するステップと、この配布されたI
Cカード30に前記個人情報を入力するステップと、前
記ICカードに対して使用者がその遊戯場で使用すると
自らが予測する金銭を支払い、その支払った金額に応じ
た料金を電子データとして前記ICカード30に記憶す
るステップと、前記遊戯場の遊戯設備20を利用するご
とに所定の料金を前記ICカードに記憶された料金から
差し引くステップと、前記使用者は、その遊戯場で使用
すると自らが予測する金銭を支払った後に、追加的な料
金の支払を行うことにより、前記ICカード30に記憶
された料金に追加的に支払った料金を加算するステップ
とからなり、前記遊戯場の遊戯設備20を利用するごと
に記憶媒体に記憶された料金から差し引かれる所定の料
金は、前記記憶媒体に累積的に記憶された料金に応じて
設定されるものである。
【0035】そして、遊戯場におけるカフェやボーリン
グ等の料金が定まっていない施設においての清算にもI
Cカード30を利用することができる。その場合には、
その出口に設置される課金装置10にICカード30を
挿入し、清算を行う。もし、前記ICカード30の第2
の記憶部31Bに記憶された残金が不足している場合に
は、前記課金装置10は追加の課金を要求する。追加の
課金を行わない場合は、ICカード30は没収される
か、その遊戯場の係りの者が応対するようにしている。
その遊戯場の出口ゲートから出るためには、ICカード
が必要となるようにしておけば、追加課金を行わなかっ
たお客様への対応をその出口で行うことが可能である。
【0036】また、前記中央管理部5には、各遊戯設備
の利用の累積回数や、売り上げ、或いは、その遊戯設備
を利用したお客様のリピート性や年齢などのデータが前
記遊戯設備20の通信手段25から集められ、また、課
金装置10からは、その通信手段14を通じて得られる
情報が集められる。このような各種情報は、その遊戯場
の運営に役立たされ、遊戯場に設置される遊戯設備の種
類を常に人気のある遊戯設備とすることができ、効率的
な遊戯場の運営が可能となる。特に、ビデオゲームにお
いては、その遊戯場の運営場所によって利用するお客様
の年齢などによって、人気のある遊戯設備が異なるた
め、従来はその遊戯設備の選択が非常に困難であった
が、上記中央管理部5に集められたデータに基づけば誰
でも簡単に効率的な遊戯場の運営を行うことができるも
のである。
【0037】次に、上記実施の形態の変形例について説
明する。
【0038】上述した実施の形態では、課金装置10で
予納した料金を累積的に記憶して、その記憶した累積料
金に基づいて優待率料金を決定していたが、この変形例
では、実際に遊戯設備を利用してその遊戯設備を利用す
ることによって課金された累積的な料金に応じて、優待
率料金が決定されるように構成している。
【0039】このように構成することにより、実際にそ
の遊戯設備を使用したお客様に対してより有利な優待率
を提供できることになる。例えば、一度に高額の課金を
おこなっても、実際に遊戯設備を利用しなければよりラ
ンクの高い優待を受けることができないようにすること
ができ、高額のお金を持たない小中学生に不公平となら
ない優待率を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態を示す遊戯場での課
金システムの全体構成図である。
【図2】 図1の課金システムの課金装置のブロック図
である。
【図3】 図1の課金システムの遊戯設備のブロック図
である。
【符号の説明】
1・・・遊戯場の課金システム、10・・・課金装置、
20・・・遊戯設備、30・・・ICカードである。
【手続補正書】
【提出日】平成11年8月18日(1999.8.1
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 遊戯場での課金システムおよ
びその課金方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遊戯場における
課金システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の遊戯場の課金システムは、個々の
遊技機にコインセレクタを設け、このコインセレクタに
より所定の金銭額のコインが投入されたことを確認して
ゲームをスタートさせるのが一般的である。
【0003】また、ゲームプレーヤがプレペイドカード
を購入し、このプリペイドカードの読み取り装置を各遊
技機に設け、遊技機ごとに予め設定されたプレー度数を
前記購入したプリペイドカードから差し引くことにより
課金していく方法も採られることもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前述した一
般的な課金システムでは、その遊戯場を良く利用するゲ
ームプレーヤを優遇するようなことはできず、また、プ
リペイドカードを利用した課金システムにおいては、例
えば1000円のプリペイドカードを購入した場合、1
100円の度数のプリペイドカードを払い出し、100
円の優待を行うようなこともあるが、毎日その遊戯場を
利用して累積された利用金額に合わせて優待の金額を様
々に設定できるような課金システムは知る限りにおいて
存在しない。
【0005】また、遊園地などの遊戯場においては、予
め1日フリーチケットなどを購入し、優遇措置を採るこ
とが行われているが、利用した回数や金銭額に応じて優
遇措置を変化させるようなことは行われていない。
【0006】また、ゲーム業界と異なる例えばガソリン
スタンド業界においては、月間で使用されるガソリンの
額の累積に応じて、ガソリン単価を変更するようなシス
テムを導入しており、このような使用累積の応じての使
用者優遇措置を採ることにより、使用者のリピート性を
高めようとする動きがある。
【0007】しかし、遊戯機器を利用するようなゲーム
メーカにおいては、上述したように使用者がある特定の
遊戯場において使用した累積金額や利用回数等を把握
し、その累積金額や利用回数に応じた優遇措置を設定可
能にしたものは知る限りにおいて存在しない。
【0008】また、遊戯場においては、多数種類のゲー
ム機が設置され、この設置されるゲーム機に応じて異な
るゲームが行えるようになっているのが一般的であり、
その遊戯場の設置場所がどこの地域にあり、どのような
年齢層やグループ(例えば、家族ずれ)の利用者が多い
かによって、それぞれの遊戯場に設置するゲーム機の種
類を変更した方が効率的であるが、つまりその利用者の
種類によって遊戯場に設置されるゲーム機の稼働率が区
々となることから、どのような種類のゲーム機を設置す
るのが最も高率的であるかを決めるのは非常に難しい問
題がある。
【0009】この発明は上記問題点に鑑み、使用者の利
用頻度を累積的に評価し、この評価結果に応じての優遇
措置をとることが可能であり、また、遊戯場に適したゲ
ームを行えるゲーム機が設置可能な遊戯場の課金システ
ムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上のような課題に鑑み
この発明では以下のような構成又は方法を採用してい
る。
【0011】すなわち、請求項1の発明では、複数の遊
戯設備が設置され、当該遊戯設備を利用するごとに課金
を行う遊技場での課金システムであって、前記課金シス
テムは、使用者が予納した料金を累積的に記憶する第1
の記憶部と、使用者が予納した料金から前記遊戯設備の
利用料金を差し引いた残り料金を記憶する第2の記憶部
とを有する随時書き換え可能なメモリを備えた持ち運び
自在の記憶媒体と、前記遊技場の適宜箇所に設けられ、
前記記憶媒体に記憶された情報を読み取り可能であると
共に、前記記憶媒体に記憶された情報を書き換え可能な
第1の読み取り/書き換え手段を備え、且つコイン又は
紙幣等の金銭投入により投入された料金を読み取る料金
読み取り手段を備えた課金装置と、前記遊戯設備には、
前記記憶媒体の情報を読み取り又は書き換え可能な第2
の読み取り/書き換え手段を設けるとともに、当該読み
取り/書き換え手段により前記第1の記憶部から使用者
の累積的な料金を読み取り、その累積的な料金によりそ
の遊戯設備の優待率を決定し、且つその優待率に応じた
料金を決定する優待率料金決定部とを設け、前記優待率
料金決定部により決定された優待料金を、前記記憶媒体
の第2の記憶部に記憶された残り料金から前記第2の読
み取り/書き換え手段により差し引くように構成した課
金システムであって、前記複数の遊戯設備には夫々通信
手段を設け、当該通信手段を介し中央管理部に各種電子
情報が集められるように構成するとともに、前記遊戯設
備から集められた前記電子情報を集計装置で分析可能に
構成することを特徴とする
【0012】また、請求項2の発明では、複数の遊戯設
備が設置され、当該遊戯設備を利用するごとに課金を行
う遊技場での課金システムであって、前記課金システム
は、ID情報又は管理番号が記憶され、使用者が予納し
た料金から前記遊戯設備の利用料金を差し引いた残り料
金を記憶する随時書き換え可能なメモリを備えた持ち運
び自在の記憶媒体と、前記遊技場の適宜箇所に設けら
れ、前記記憶媒体の前記メモリに記憶された情報を読み
取り可能であると共に、前記メモリに記憶された情報を
書き換え可能な第1の読み取り/書き換え手段を備え、
且つコイン又は紙幣等の金銭投入により投入された料金
を読み取る料金読み取り手段を備えた課金装置と、前記
遊戯設備には、前記記憶媒体に記憶される情報を読み取
り又は書き換え可能な第2の読み取り/書き換え手段を
設けるとともに、当該読み取り/書き換え手段により
み取られた情報を前記遊戯設備から中央管理部に伝達す
る通信手段を設け、前記複数の遊戯設備に設けられた通
信手段を介し中央管理部に伝達された情報を集計装置な
どで分析可能に構成することを特徴とする
【0013】そして、請求項3の発明では、遊戯場の使
用者に対してICカード等の記憶媒体を配布するステッ
プと、この配布された記憶媒体に使用者の名前や住所等
の個人情報(ID情報)を入力するステップと、前記記
憶媒体に対して使用者がその遊戯場で使用すると自らが
予測する金銭を支払い、その支払った金額に応じた料金
を電子データとして前記記憶媒体に記憶するステップ
と、前記遊戯場の遊戯設備を利用するごとに所定の料金
を前記記憶媒体に記憶された料金から差し引くステップ
と、前記遊戯場の遊戯設備を利用するごとに当該遊戯設
備に設けられた通信手段を介して前記記憶媒体に記憶さ
れた個人情報が中央管理部に集められるステップと、
集められた情報を集計装置で分析するステップとから
なることを特徴とする遊戯場での課金方法を特徴とす
る。
【0014】前記記憶媒体としては、ICカード等の半
導体メモリを内蔵したものが好ましく、遊戯場の種類に
よっては人形等のキャラクタを模した内部に半導体メモ
リを設け、記憶媒体自体に装飾を施すように構成するよ
うに構成してもよい。
【0015】
【発明の効果】以上のように構成した請求項の発明によ
れば、その遊戯場で使ったお金が多ければ多いほど、つ
まりお得意様であるゲームプレーヤに対してはより安価
で遊戯設備を利用できるように構成することにより、お
客様のリピート性を高めるような全く新しい遊戯場での
課金システムを提供することができ、お客様のリピート
性を高めることに寄与することができる。
【0016】また、実際にその遊戯設備を使用したお客
様に対してより有利な優待率を提供できることになる。
例えば、一度に高額の課金をおこなっても、実際に遊戯
設備を利用しなければよりランクの高い優待を受けるこ
とができないようにすることができ、高額のお金を持た
ない小中学生等にも不公平となり難い優待率を提供する
ことができる。そして、中央管理部には、各遊戯設備の
利用の累積回数や、売り上げ、或いは、その遊戯設備を
利用したお客様のリピート性や年齢などのデータが前記
遊戯設備の通信手段から集められる。このような各種情
報は、その遊戯場の運営に役立たされ、遊戯場に設置さ
れる遊戯設備の種類を常に人気のある遊戯設備とするこ
とができ、効率的な遊戯場の運営が可能となる。特に、
ビデオゲームにおいては、その遊戯場の運営場所によっ
て利用するお客様の年齢などによって、人気のある遊戯
設備が異なるため、従来はその遊戯設備の選択が非常に
困難であったが、上記中央管理部5に集められたデータ
に基づけば誰でも簡単に効率的な遊戯場の運営を行うこ
とができるものである
【0017】
【実施の形態】図1乃至図3に基づいて以下この発明の
一形態例について説明する。
【0018】1は、遊戯場の課金システムであって、こ
の遊戯場の課金システム1は、複数の課金装置10と、
複数の遊戯設備20とを備えている。そして、前記課金
装置10と遊戯設備20とはそれぞれ中央管理部5に接
続されており、後述する課金装置10や遊戯設備20か
らの各種電子情報が前記中央管理部5に集められ、その
遊戯場1の運営に利用されるように構成されている。図
示しないが、前記中央管理部5には、前記各種電子情報
をその遊戯場1の従業員や経営者が見ることができるよ
うにするためのモニターやプリンタ並びにフロッピード
ライバが適宜設けられ、得られた各種電子情報他の集計
装置などで分析できるようにできるように構成されてい
る。
【0019】また、前記課金システム1の上記構成以外
の構成としては、遊戯場を使用するゲームプレーヤたる
使用者が予納した料金を、累積的に記憶する第1の記憶
部31Aと、使用者が後述する課金装置を用いて予納し
た料金から前記遊戯設備の利用料金を差し引いた残り料
金を記憶する第2の記憶部31Bとを有する随時書き換
え可能なメモリを備えた持ち運び自在の記憶媒体として
ICカード30を採用している。このICカード30
は、周知のICカード30を利用できるが、この発明の
ICカード30では、ICカード30内に内蔵される回
路基板に、設けられる半導体メモリ31は、後述する課
金装置10と遊戯設備20とに設けられるICカードリ
ーダで書き換えが可能なように、随時電気的に書き換え
可能なSRAMやフラッシュメモリなどを用いることが
好ましい。
【0020】このように、前記記憶媒体としてICカー
ド30を利用する理由は、従来良く用いられるフロッピ
ーなどの磁気記憶媒体を用いると、磁気記憶は外部の磁
気等によりデータを壊される恐れが高く信頼性が低いた
め、遊戯場を利用するような電子機器の扱いに素人な人
間に対して扱いに際して複数の注意事項を促す必要があ
るためである。
【0021】前記課金装置10は、前記遊戯場の適宜箇
所に分散して設けられており、課金装置制御部11と、
第1の読み取り/書き換え手段としてのICカードリー
ダ12と、料金読み取り装置13と、通信手段14とか
ら構成されている。前記料金読取り装置は、料金読み取
り手段であって、コイン又は紙幣等の金銭投入により投
入された料金を読み取るためのものである。
【0022】一方、前記遊戯設備20は、ゲーム制御部
21と、当該ゲーム制御部21には、CRT又はプラズ
マディスプレ或いは液晶などのモニタ22と、ゲーム入
力手段23と、第2の読み取り/書き換え手段としての
ICカードリーダ24と、通信手段25とが電気的に接
続されている。前記ゲーム制御部21は、予め記憶され
たゲームプログラムに基づき、ゲームプレーヤの前記ゲ
ーム入力手段23を利用したゲーム入力に応じて進行す
るゲーム表示情報を生成し、前記モニタ22上に表示す
るように構成している。
【0023】また、前記ゲーム制御部21には、優待率
料金決定部21Aを設け、この優待率料金決定部21に
より、前記ICカードリーダ24により、前記第1の記
憶部から使用者の累積的な料金を読み取り、その累積的
な料金によりその遊戯設備の優待率を決定し、且つその
優待率に応じた料金を決定するように構成している。
【0024】そして、前記優待率料金決定部21Aによ
り決定された優待料金を、前記記憶媒体の第2の記憶部
に記憶された残り料金から前記第2の読み取り/書き換
え手段により差し引くように構成するようにしている。
【0025】この遊戯場における課金システム1をこの
ように構成することにより、その遊戯場で使ったお金が
多ければ多いほど、つまりお得意様であるゲームプレー
ヤに対してはより安価で遊戯設備を利用できるように構
成することにより、お客様のリピート性を高めるような
全く新しい遊戯場での課金システムを提供することがで
き、お客様のリピート性を高めることに寄与することが
できる。
【0026】前記遊戯設備20としては、上述したよう
なモニタ22を備えたビデオゲームを例にとって説明し
たが、モニタ22を備えないジェットコースタやお化け
屋敷などのアトラクションに適用することも可能であ
る。
【0027】また、前記優待率を決定する手段として
は、例えば、使用料金が過去1ヶ月で1万円までの人は
10%、1万円を超え3万円までの人には15%といっ
たように、ルックアップテーブルを優待率料金決定部2
1Aに持たせておき、このルックアップテーブルに基づ
いて優待料金を決定することが好ましい。
【0028】この好ましい理由は、どの程度優待される
のかを予めお客様に認識してもらうため、上記ルックア
ップテーブル的な簡単な表で、優待料金を表せるように
しておけば、その表を掲示したりパンフレット等に明記
することにより、お客様に簡単に認識してもらうことが
できるからである。
【0029】また、更にこの好ましくは、ICカード3
0に液晶などの表示部32を設け、今の優待率がどの程
度かを直に視認することができるように構成することも
できるが、この場合、ICカード30のコストアップに
繋がる。
【0030】前記ICカード30には、前記課金装置1
0を利用することにより、更なる追加課金が可能であ
る。この点が、従来のプリペイドカードと最も異なる点
であり、この発明では、そのお客様の累積的なその施設
での利用料金が累積的にモニタすることができるが、プ
リペイドカードではそのような累積的なモニタが行えな
い。累積的なモニタが行えないから、プリペイドカード
の場合は、1回の購入プリペイドカードの額に応じた優
待しか望めるものでなく、頻繁にその遊戯場を利用する
が、1回の利用額は数千円であるようなお客様には適正
な優待を提供することができないが、この発明の課金シ
ステムではこのような問題を解消でき得る。特に遊戯設
備20としてビデオゲームを設置している遊戯場におい
ては、1回のゲームプレー料金が100円単位の小額で
ある場合が多く、上述したようなプリペイドカードを用
いた課金システムでは、プリペイドカードの額を複数設
ける必要が出てくるなど問題が多い。勿論、前記ICカ
ード30は、プリペイドカードに比べると単価は高価な
ものとなるが、消費枚数を減らすことができるので、結
果的に管理コストを低減できる可能性がある。
【0031】また、小中学生などのお客様に優待の特典
を享受してもらうためには、ある一定期間の累積使用料
金を考慮する必要がある。
【0032】以上のように説明した遊戯場の課金システ
ムは、次のような方法により利用される。
【0033】すなわち、遊戯場の入り口にて、その遊戯
場の使用者はICカード30を手渡される。その際に、
名前や住所、電話番号、年齢などのID情報がそのIC
カード30の半導体メモリかあるいは、そのICカード
の管理番号に対応付けされた形で、前記中央管理部5に
前記ID情報(個人情報)が記憶される。
【0034】詳しくは次のようなステップからなる課金
システムである。すなわち、遊戯場の使用者に対してI
Cカード30を配布するステップと、この配布されたI
Cカード30に前記個人情報を入力するステップと、前
記ICカードに対して使用者がその遊戯場で使用すると
自らが予測する金銭を支払い、その支払った金額に応じ
た料金を電子データとして前記ICカード30に記憶す
るステップと、前記遊戯場の遊戯設備20を利用するご
とに所定の料金を前記ICカードに記憶された料金から
差し引くステップと、前記使用者は、その遊戯場で使用
すると自らが予測する金銭を支払った後に、追加的な料
金の支払を行うことにより、前記ICカード30に記憶
された料金に追加的に支払った料金を加算するステップ
とからなり、前記遊戯場の遊戯設備20を利用するごと
に記憶媒体に記憶された料金から差し引かれる所定の料
金は、前記記憶媒体に累積的に記憶された料金に応じて
設定されるものである。
【0035】そして、遊戯場におけるカフェやボーリン
グ等の料金が定まっていない施設においての清算にもI
Cカード30を利用することができる。その場合には、
その出口に設置される課金装置10にICカード30を
挿入し、清算を行う。もし、前記ICカード30の第2
の記憶部31Bに記憶された残金が不足している場合に
は、前記課金装置10は追加の課金を要求する。追加の
課金を行わない場合は、ICカード30は没収される
か、その遊戯場の係りの者が応対するようにしている。
その遊戯場の出口ゲートから出るためには、ICカード
が必要となるようにしておけば、追加課金を行わなかっ
たお客様への対応をその出口で行うことが可能である。
【0036】また、前記中央管理部5には、各遊戯設備
の利用の累積回数や、売り上げ、或いは、その遊戯設備
を利用したお客様のリピート性や年齢などのデータが前
記遊戯設備20の通信手段25から集められ、また、課
金装置10からは、その通信手段14を通じて得られる
情報が集められる。このような各種情報は、その遊戯場
の運営に役立たされ、遊戯場に設置される遊戯設備の種
類を常に人気のある遊戯設備とすることができ、効率的
な遊戯場の運営が可能となる。特に、ビデオゲームにお
いては、その遊戯場の運営場所によって利用するお客様
の年齢などによって、人気のある遊戯設備が異なるた
め、従来はその遊戯設備の選択が非常に困難であった
が、上記中央管理部5に集められたデータに基づけば誰
でも簡単に効率的な遊戯場の運営を行うことができるも
のである。
【0037】次に、上記実施の形態の変形例について説
明する。
【0038】上述した実施の形態では、課金装置10で
予納した料金を累積的に記憶して、その記憶した累積料
金に基づいて優待率料金を決定していたが、この変形例
では、実際に遊戯設備を利用してその遊戯設備を利用す
ることによって課金された累積的な料金に応じて、優待
率料金が決定されるように構成している。
【0039】このように構成することにより、実際にそ
の遊戯設備を使用したお客様に対してより有利な優待率
を提供できることになる。例えば、一度に高額の課金を
おこなっても、実際に遊戯設備を利用しなければよりラ
ンクの高い優待を受けることができないようにすること
ができ、高額のお金を持たない小中学生に不公平となら
ない優待率を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態を示す遊戯場での課
金システムの全体構成図である。
【図2】 図1の課金システムの課金装置のブロック図
である。
【図3】 図1の課金システムの遊戯設備のブロック図
である。
【符号の説明】 1・・・遊戯場の課金システム、10・・・課金装置、
20・・・遊戯設備、30・・・ICカードである。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年10月18日(1999.10.
18)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】すなわち、請求項1の発明では、複数の遊
戯設備が設置され、当該遊戯設備を利用するごとに課金
を行う遊技場での課金システムであって、前記課金シス
テムは、使用者が予納した料金を累積的に記憶する第1
の記憶部と、使用者が予納した料金から前記遊戯設備の
利用料金を差し引いた残り料金を記憶する第2の記憶部
とを有する随時書き換え可能なメモリを備えた持ち運び
自在の記憶媒体と、前記遊技場の適宜箇所に設けられ、
前記記憶媒体に記憶された情報を読み取り可能であると
共に、前記記憶媒体に記憶された情報を書き換え可能な
第1の読み取り/書き換え手段を備え、且つコイン又は
紙幣等の金銭投入により投入された料金を読み取る料金
読み取り手段を備えた課金装置と、前記遊戯設備には、
前記記憶媒体の情報を読み取り又は書き換え可能な第2
の読み取り/書き換え手段を設けるとともに、当該読み
取り/書き換え手段により前記第1の記憶部から使用者
の累積的な料金を読み取り、その累積的な料金によりそ
の遊戯設備の優待率を決定し、且つその優待率に応じた
料金を決定する優待率料金決定部とを設け、前記優待率
料金決定部により決定された優待料金を、前記記憶媒体
の第2の記憶部に記憶された残り料金から前記第2の読
み取り/書き換え手段により差し引くように構成した課
金システムであって、前記複数の遊戯設備には夫々通信
手段を設け、当該通信手段を介し中央管理部に各種電子
情報が集められるように構成するとともに、前記遊戯設
備から集められた前記電子情報を集計装置で分析可能に
構成してなり、前記各種電子情報は、前記各遊戯設備の
利用累積回数や、売り上げ、或いは、その遊戯施設を利
用した使用者の年齢などの遊技場の運営のために利用可
能なデータを含むことを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】また、請求項2の発明では、複数の遊戯設
備が設置され、当該遊戯設備を利用するごとに課金を行
う遊技場での課金システムであって、前記課金システム
は、ID情報又は管理番号が記憶され、使用者が予納し
た料金から前記遊戯設備の利用料金を差し引いた残り料
金を記憶する随時書き換え可能なメモリを備えた持ち運
び自在の記憶媒体と、前記遊技場の適宜箇所に設けら
れ、前記記憶媒体の前記メモリに記憶された情報を読み
取り可能であると共に、前記メモリに記憶された情報を
書き換え可能な第1の読み取り/書き換え手段を備え、
且つコイン又は紙幣等の金銭投入により投入された料金
を読み取る料金読み取り手段を備えた課金装置と、前記
遊戯設備には、前記記憶媒体に記憶される情報を読み取
り又は書き換え可能な第2の読み取り/書き換え手段を
設けるとともに、当該読み取り/書き換え手段により読
み取られた情報を前記遊戯設備から中央管理部に伝達す
る通信手段を設け、前記複数の遊戯設備に設けられた通
信手段を介し中央管理部に伝達された情報を集計装置な
どで分析可能に構成し、前記各種電子情報は、前記各遊
戯設備の利用累積回数や、売り上げ、或いは、その遊戯
施設を利用した使用者の年齢などの遊技場の運営のため
に利用可能なデータを含むことを特徴とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】そして、請求項3の発明では、遊戯場の使
用者に対してICカード等の記憶媒体を配布するステッ
プと、この配布された記憶媒体に使用者の名前や住所等
の個人情報(ID情報)を入力するステップと、前記記
憶媒体に対して使用者がその遊戯場で使用すると自らが
予測する金銭を支払い、その支払った金額に応じた料金
を電子データとして前記記憶媒体に記憶するステップ
と、前記遊戯場の遊戯設備を利用するごとに所定の料金
を前記記憶媒体に記憶された料金から差し引くステップ
と、前記遊戯場の遊戯設備を利用するごとに当該遊戯設
備に設けられた通信手段を介して前記記憶媒体に記憶さ
れた個人情報が中央管理部に集められるステップと、前
記集められた情報を集計装置で分析するステップとから
なり、前記集められた情報は、前記各遊戯設備の利用累
積回数や、売り上げ、或いは、その遊戯施設を利用した
使用者の年齢などのデータであり、遊技場の運営のため
に分析利用可能にすることを特徴とする遊戯場での課金
方法を特徴とする。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の遊戯設備が設置され、当該遊戯設
    備を利用するごとに課金を行う遊戯場での課金システム
    であって、 前記課金システムは、使用者が予納した料金を累積的に
    記憶する第1の記憶部と、使用者が予納した料金から前
    記遊戯設備の利用料金を差し引いた残り料金を記憶する
    第2の記憶部とを有する随時書き換え可能なメモリを備
    えた持ち運び自在の記憶媒体と、 前記遊戯場の適宜箇所に設けられ、前記記憶媒体に記憶
    された情報を読み取り可能であると共に、前記記憶媒体
    に記憶された情報を書き換え可能な第1の読み取り/書
    き換え手段を備え、且つコイン又は紙幣等の金銭投入に
    より投入された料金を読み取る料金読み取り手段を備え
    た課金装置と、 前記遊戯設備には、前記記憶媒体の情報を読み取り又は
    書き換え可能な第2の読み取り/書き換え手段を設ける
    とともに、当該読み取り/書き換え手段により前記第1
    の記憶部から使用者の累積的な料金を読み取り、その累
    積的な料金によりその遊戯設備の優待率を決定し、且つ
    その優待率に応じた料金を決定する優待率料金決定部と
    を設け、 前記優待率料金決定部により決定された優待料金を、前
    記記憶媒体の第2の記憶部に記憶された残り料金から前
    記第2の読み取り/書き換え手段により差し引くように
    構成することを特徴とする遊戯場での課金システム。
  2. 【請求項2】 複数の遊戯設備が設置され、当該遊戯設
    備を利用するごとに課金を行う遊戯場での課金システム
    であって、 前記課金システムは、使用者が前記遊戯設備を利用して
    課金された累積料金を記憶する第1の記憶部と、使用者
    が予納した料金から前記遊戯設備の利用料金を差し引い
    た残り料金を記憶する第2の記憶部とを有する随時書き
    換え可能なメモリを備えた持ち運び自在の記憶媒体と、 前記遊戯場の適宜箇所に設けられ、前記記憶媒体に記憶
    された情報を読み取り可能であると共に、前記記憶媒体
    に記憶された情報を書き換え可能な第1の読み取り/書
    き換え手段を備え、且つコイン又は紙幣等の金銭投入に
    より投入された予納料金を読み取る料金読み取り手段を
    備えた課金装置と、 前記遊戯設備には、前記記憶媒体の情報を読み取り又は
    書き換え可能な第2の読み取り/書き換え手段を設ける
    とともに、 当該読み取り/書き換え手段により前記第1の記憶部か
    ら前記累積料金を読み取り、その累積料金によりその遊
    戯設備の優待率を決定し、且つその優待率に応じた料金
    を決定する優待率料金決定部とを設け、 前記優待率料金決定部により決定された優待料金を、前
    記記憶媒体の第2の記憶部に記憶された残り料金から前
    記第2の読み取り/書き換え手段により差し引くように
    構成することを特徴とする遊戯場での課金システム。
  3. 【請求項3】 遊戯場の使用者に対してICカード等の
    記憶媒体を配布するステップと、 この配布された記憶媒体に使用者の名前や住所等の個人
    情報を入力するステップと、 前記記憶媒体に対して使用者がその遊戯場で使用すると
    自らが予測する金銭を支払い、その支払った金額に応じ
    た料金を電子データとして前記記憶媒体に記憶するステ
    ップと、 前記遊戯場の遊戯設備を利用するごとに所定の料金を前
    記記憶媒体に記憶された料金から差し引くステップと、 前記使用者は、その遊戯場で使用すると自らが予測する
    金銭を支払った後に、追加的な料金の支払を行うことに
    より、前記記憶媒体に記憶された料金に追加的に支払っ
    た料金を加算するステップとからなり、 前記遊戯場の遊戯設備を利用するごとに記憶媒体に記憶
    された料金から差し引かれる所定の料金は、前記記憶媒
    体に累積的に記憶された料金又は遊戯設備の累積的利用
    料金に応じて設定されることを特徴とする遊戯場での課
    金方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2011004993A (ja) * 2009-06-25 2011-01-13 Konami Digital Entertainment Co Ltd ゲームシステム及びゲームプレイ料金設定方法
JP2017164317A (ja) * 2016-03-16 2017-09-21 株式会社バンダイナムコエンターテインメント 景品獲得ゲーム装置

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