JP2000110769A - 可変速ポンプの速度制御装置 - Google Patents

可変速ポンプの速度制御装置

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JP2000110769A
JP2000110769A JP10281409A JP28140998A JP2000110769A JP 2000110769 A JP2000110769 A JP 2000110769A JP 10281409 A JP10281409 A JP 10281409A JP 28140998 A JP28140998 A JP 28140998A JP 2000110769 A JP2000110769 A JP 2000110769A
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speed
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speed pump
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Hisakazu Takebayashi
久和 竹林
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】可変速ポンプの運用上必要とする速度制御可能
範囲内でのみ制御を行なうこと。 【解決手段】可変速ポンプ1の吐出流量−圧力特性曲線
をあらかじめ記憶している記憶手段10と、圧力検出手段
11により実測される可変速ポンプ1の吐出圧力値13と、
流量検出手段12により実測される可変速ポンプ1の吐出
流量値14とから、可変速ポンプ1の運転点を求め、かつ
記憶手段10に記憶されている吐出流量−圧力特性曲線に
基づいて運転点が可変速ポンプ1の運用上必要とする速
度制御可能範囲内となるように速度リミット値を演算す
る演算手段9と、演算手段9により演算された速度リミ
ット値により速度目標値4を補正する速度目標値補正手
段17とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可変速ポンプの速
度制御を行なう速度制御装置に係り、特に可変速ポンプ
の運用上必要とする速度制御可能範囲内でのみ制御を行
なえ、また可変速ポンプの設置環境や特性の変化に対応
して安定したポンプ制御を行なえるようにした可変速ポ
ンプの速度制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、この種の従来の可変速ポンプの
速度制御装置の構成例を示すブロック図である。図5に
おいて、速度制御装置7は、速度計2により実測される
可変速ポンプ1の速度値6と、上位装置から入力される
速度目標値4とを比較して、差分器またはPID制御器
3により速度操作量5を演算し、この速度操作量5を可
変速ポンプ1に対して出力することにより、可変速ポン
プ1の速度制御を行なうようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の可変速ポンプの速度制御装置においては、次
のような問題点がある。 (a)上位装置から入力される速度目標値4に基づいて
速度制御を行なうのみであることから、可変速ポンプ1
の運用上行なってはならない運転不可速度範囲内、すな
わち速度制御可能範囲外であっても、その速度になるよ
うに制御しているため、可変速ポンプ1の運用面での障
害が発生している。
【0004】(b)可変速ポンプ1の吐出流量−圧力特
性曲線(Q−H曲線)は、機械単独で実測した値に基づ
いて作成される場合が多く、可変速ポンプ1が実際に運
用される場所での実測値に基づいた値でないため、誤差
が発生して安定したポンプ制御を行なうことができな
い。
【0005】(c)可変速ポンプ1の吐出流量−圧力特
性曲線から決定されるキャビテーション特性曲線(可変
速ポンプ1の運用上運転してはならない領域を示す曲
線)は、機械単独で実測した値に基づいて作成される場
合が多く、可変速ポンプ1が実際に運用される場所での
実測値に基づいた値でないため、誤差が発生して安定し
たポンプ制御を行なうことができない。
【0006】本発明の目的は、可変速ポンプの運用上必
要とする速度制御可能範囲内でのみ制御を行なうことが
でき、また可変速ポンプの設置環境や特性の変化に対応
して安定したポンプ制御を行なうことが可能な可変速ポ
ンプの速度制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明では、速度検出手段により実測さ
れる可変速ポンプの速度値と速度目標値との比較結果に
基づいて速度操作量を演算し、当該速度操作量を可変速
ポンプに対して出力することにより、可変速ポンプの速
度制御を行なう速度制御装置において、可変速ポンプの
吐出流量−圧力特性曲線をあらかじめ記憶している記憶
手段と、圧力検出手段により実測される可変速ポンプの
吐出圧力値と、流量検出手段により実測される可変速ポ
ンプの吐出流量値とから、可変速ポンプの運転点を求
め、かつ記憶手段に記憶されている吐出流量−圧力特性
曲線に基づいて運転点が可変速ポンプの運用上必要とす
る速度制御可能範囲内となるように速度リミット値を演
算する演算手段と、演算手段により演算された速度リミ
ット値により速度目標値を補正する速度目標値補正手段
とを備えている。
【0008】従って、請求項1の発明の可変速ポンプの
速度制御装置においては、可変速ポンプの吐出流量−圧
力特性曲線を記憶しておき、可変速ポンプの吐出圧力値
および吐出流量値から可変速ポンプの運転点を求め、こ
の運転点が、記憶されている吐出流量−圧力特性曲線か
ら可変速ポンプの運用上必要とする速度制御可能範囲内
となるように速度リミット値を演算し、この速度リミッ
ト値により速度目標値を補正して速度制御を行なうこと
により、可変速ポンプの運用上必要とする速度制御可能
範囲内でのみ制御を行なうことができる。これにより、
可変速ポンプの運用上行なってはならない運転不可速度
範囲内での運用を避けて、安全にプラント制御を行なう
ことができる。
【0009】また、請求項2の発明では、上記請求項1
の発明の可変速ポンプの速度制御装置速度制御装置にお
いて、圧力検出手段により実測される可変速ポンプの吐
出圧力値と、流量検出手段により実測される可変速ポン
プの吐出流量値と、速度検出手段により実測される可変
速ポンプの速度値とから、可変速ポンプの吐出流量−圧
力特性曲線を求め、かつ当該吐出流量−圧力特性曲線が
記憶手段に記憶されている吐出流量−圧力特性曲線と異
なる場合に、当該記憶手段に記憶されている吐出流量−
圧力特性曲線を補正する補正手段を付加している。
【0010】従って、請求項2の発明の可変速ポンプの
速度制御装置においては、記憶されている可変速ポンプ
の吐出流量−圧力特性曲線と、可変速ポンプの吐出圧力
値、吐出流量値、および速度値から求められた吐出流量
−圧力特性曲線とを比較して両者が異なる場合、記憶さ
れている吐出流量−圧力特性曲線を自動補正(更新)す
ることにより、可変速ポンプの設置環境や特性の変化
(機械、土木上の経年変化)に対応して、安定したポン
プ制御を行なうことができる。
【0011】さらに、請求項3の発明では、上記請求項
1の発明の可変速ポンプの速度制御装置速度制御装置に
おいて、上記記憶手段に代えて、可変速ポンプの吐出流
量−圧力特性曲線から決定される可変速ポンプの運用上
運転してはならない領域を示すキャビテーション特性曲
線をあらかじめ記憶している記憶手段を備え、圧力検出
手段により実測される可変速ポンプの吐出圧力値と、流
量検出手段により実測される可変速ポンプの吐出流量値
と、速度検出手段により実測される可変速ポンプの速度
値と、振動検出手段により実測される可変速ポンプの振
動値とから、可変速ポンプのキャビテーション特性曲線
を求め、かつ当該キャビテーション特性曲線が記憶手段
に記憶されているキャビテーション特性曲線と異なる場
合に、当該記憶手段に記憶されているキャビテーション
特性曲線を補正する補正手段を付加している。
【0012】従って、請求項3の発明の可変速ポンプの
速度制御装置においては、記憶されている可変速ポンプ
の吐出流量−圧力特性曲線から決定されるキャビテーシ
ョン特性曲線と、可変速ポンプの吐出圧力値、吐出流量
値、速度値、および振動値から求められたキャビテーシ
ョン特性曲線とを比較して両者が異なる場合、記憶され
ているキャビテーション特性曲線を自動補正(更新)す
ることにより、可変速ポンプの設置環境や特性の変化
(機械、土木上の経年変化)に対応して、安定したポン
プ制御を行なうことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。 (第1の実施の形態)図1は、本実施の形態による可変
速ポンプの速度制御装置の構成例を示すブロック図であ
り、図5と同一要素には同一符号を付してその説明を省
略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0014】すなわち、本実施の形態の可変速ポンプの
速度制御装置は、図1に示すように、図5に加えて、補
正手段であるリミッタ8と、演算器9と、記憶器10
と、圧力計11と、流量計12とを備えた構成としてい
る。
【0015】圧力計11は、可変速ポンプ1の吐出圧力
値13を実測する。流量計12は、可変速ポンプ1の吐
出流量値14を実測する。記憶器10は、可変速ポンプ
1の吐出流量−圧力特性曲線をあらかじめ記憶してい
る。
【0016】演算器9は、圧力計11により実測される
可変速ポンプ1の吐出圧力値13と、流量計12により
実測される可変速ポンプ1の吐出流量値14とから、可
変速ポンプ1の運転点を求める。
【0017】さらに、演算器9は、記憶器10に記憶さ
れている吐出流量−圧力特性曲線に基づいて上記運転点
が可変速ポンプ1の運用上必要とする速度制御可能範囲
内となるように速度リミット値を演算する。
【0018】リミッタ8は、演算器9により演算された
速度リミット値により前記速度目標値4を補正する。次
に、以上のように構成した本実施の形態の可変速ポンプ
の速度制御装置の作用について、図3を用いて説明す
る。
【0019】図1において、演算器9では、圧力計11
から入力される可変速ポンプ1の吐出圧力値13と、流
量計12から入力される可変速ポンプ1の吐出流量値1
4とから、図3に示すように、可変速ポンプ1の運転点
Pが求められる。
【0020】また、演算器9では、記憶器10に記憶さ
れている吐出流量−圧力特性曲線に基づいて、運転点P
が可変速ポンプ1の運用上必要とする速度制御可能範囲
内となるように速度リミット値が演算される。
【0021】すなわち、運転点Pが、可変速ポンプ1の
運用上必要とする速度上限値N1 、速度下限値N2 、圧
力上限値R2 、圧力下限値R1 で囲まれた範囲内となる
ように、速度リミット値が演算される。
【0022】例えば、図3において、吐出圧力値13と
吐出流量値14とから求められた運転点がP1の場合、
可変速ポンプ1の運用上必要な運転範囲内で運用するた
めには、速度をN2 とする必要があるため、速度制御下
限値をN2 とする。
【0023】また、吐出圧力値13と吐出流量値14と
から求められた運転点がP2の場合、可変速ポンプ1の
運用上必要な運転範囲内で運用するためには、速度をN
1 とする必要があるため、速度制御上限値をN1 とす
る。
【0024】次に、上記のようにして演算器9で求めら
れた速度上下限リミット値がリミッタ8に入力される
と、上位装置から入力される速度目標値4が補正され
る。そして、この補正された速度目標値4と速度計2よ
り入力される可変速ポンプ1の速度値6とを比較して、
差分器または、PID制御器3により速度操作量5が演
算され、可変速ポンプ1に対して速度操作量5を出力す
ることにより、可変速ポンプ1の速度制御が行なわれ
る。
【0025】上述したように、本実施の形態の可変速ポ
ンプの速度制御装置では、可変速ポンプ1の吐出流量−
圧力特性曲線を記憶しておき、可変速ポンプ1の吐出圧
力値13および吐出流量値14から可変速ポンプ1の運
転点を求め、この運転点が、記憶されている吐出流量−
圧力特性曲線から可変速ポンプ1の運用上必要とする速
度制御可能範囲内となるように速度リミット値を演算
し、この速度リミット値により速度目標値4を補正して
速度制御を行なうようにしているので、可変速ポンプ1
の運用上必要とする速度制御可能範囲内でのみ制御を行
なうことが可能となる。
【0026】これにより、可変速ポンプ1の運用上行な
ってはならない運転不可速度範囲内での運用を避けて、
安全にプラント制御を行なうことができる。(第2の実
施の形態)図2は、本実施の形態による可変速ポンプの
速度制御装置の構成例を示すブロック図であり、図1と
同一要素には同一符号を付してその説明を省略し、ここ
では異なる部分についてのみ述べる。
【0027】すなわち、本実施の形態の可変速ポンプの
速度制御装置は、図2に示すように、図1に加えて、補
正器17を備えた構成としている。補正器17は、圧力
計11により実測される可変速ポンプ1の吐出圧力値1
3と、流量計12により実測される可変速ポンプ1の吐
出流量値14と、速度計2により実測される可変速ポン
プ1の速度値6とから、可変速ポンプ1の吐出流量−圧
力特性曲線を求める。
【0028】さらに、補正器17は、この吐出流量−圧
力特性曲線が前記記憶器10に記憶されている吐出流量
−圧力特性曲線と異なる場合に、この記憶器10に記憶
されている吐出流量−圧力特性曲線を補正(更新)す
る。
【0029】次に、以上のように構成した本実施の形態
の可変速ポンプの速度制御装置の作用について説明す
る。なお、図1と同一部分の作用についてはその説明を
省略し、ここでは異なる部分の作用についてのみ述べ
る。
【0030】図2において、補正器17では、圧力計1
1から入力される可変速ポンプ1の吐出圧力値13と、
流量計12から入力される可変速ポンプ1の吐出流量値
14と、速度計2から入力される可変速ポンプ1の速度
値6とから、可変速ポンプ1の吐出流量−圧力特性曲線
が求められる。
【0031】また、補正器17では、この求められた吐
出流量−圧力特性曲線が、記憶器10に記憶されている
吐出流量−圧力特性曲線と異なる場合に、この記憶器1
0に記憶されている吐出流量−圧力特性曲線が補正(更
新)される。
【0032】すなわち、この求められた吐出流量−圧力
特性曲線上の運転点P0 と、記憶器10に記憶されてい
る図3に示す吐出流量−圧力特性曲線上の速度値6の時
の運転点Pとが比較され、その結果両者が異なる場合
に、記憶器10に記憶されている吐出流量−圧力特性曲
線が修正される。
【0033】上述したように、本実施の形態の可変速ポ
ンプの速度制御装置では、記憶されている可変速ポンプ
1の吐出流量−圧力特性曲線と、可変速ポンプ1の吐出
圧力値13、吐出流量値14、および速度値6から求め
られた吐出流量−圧力特性曲線とを比較して両者が異な
る場合、記憶されている吐出流量−圧力特性曲線を自動
補正(更新)するようにしているので、前述した第1の
実施の形態の効果に加えて、可変速ポンプ1の設置環境
や特性の変化(機械、土木上の経年変化)に対応して、
安定したポンプ制御を行なうことが可能となる。
【0034】(第3の実施の形態)本実施の形態による
可変速ポンプの速度制御装置の構成は、前述した図2に
示すブロック図と同様であるので、図1と同一要素には
同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部
分についてのみ述べる。
【0035】すなわち、本実施の形態の可変速ポンプの
速度制御装置は、図2における記憶器10に代えて、新
たな記憶器(便宜上、同一符号10を付して示す)を備
え、また補正器17に代えて、新たな補正器(便宜上、
同一符号17を付して示す)を備え、さらに振動計15
を備えた構成としている。
【0036】振動計15は、可変速ポンプ1の振動値1
6を実測する。記憶器10は、前記可変速ポンプ1の吐
出流量−圧力特性曲線から決定される可変速ポンプ1の
運用上運転してはならない領域を示す、例えば図4のよ
うなキャビテーション特性曲線をあらかじめ記憶してい
る。
【0037】補正器17は、圧力計11により実測され
る可変速ポンプ1の吐出圧力値13と、流量計12によ
り実測される可変速ポンプ1の吐出流量値14と、速度
計2により実測される可変速ポンプ1の速度値6と、振
動計15により実測される可変速ポンプ1の振動値16
とから、可変速ポンプ1のキャビテーション特性曲線を
求める。
【0038】さらに、補正器17は、このキャビテーシ
ョン特性曲線が記憶器10に記憶されているキャビテー
ション特性曲線と異なる場合に、この記憶器10に記憶
されているキャビテーション特性曲線を補正(更新)す
る。
【0039】次に、以上のように構成した本実施の形態
の可変速ポンプの速度制御装置の作用について説明す
る。なお、図2と同一部分の作用についてはその説明を
省略し、ここでは異なる部分の作用についてのみ述べ
る。
【0040】図2において、補正器17では、圧力計1
1から入力される可変速ポンプ1の吐出圧力値13と、
流量計12から入力される可変速ポンプ1の吐出流量値
14と、速度計2から入力される可変速ポンプ1の速度
値6と、振動計15から入力される可変速ポンプ1の振
動値16とから、可変速ポンプ1のキャビテーション特
性曲線が求められる。
【0041】また、補正器17では、この求められたキ
ャビテーション特性曲線が、記憶器10に記憶されてい
るキャビテーション特性曲線と異なる場合に、この記憶
器10に記憶されているキャビテーション特性曲線が補
正(更新)される。
【0042】すなわち、この求められたキャビテーショ
ン特性曲線と、記憶器10に記憶されている図4に示す
キャビテーション特性曲線、すなわち振動値16が規定
値以上となる境界曲線C1 とが比較され、その結果両者
が異なる場合に、記憶器10に記憶されているキャビテ
ーション特性曲線、すなわち振動値16が規定値以上と
なる境界曲線C1 が修正される。
【0043】上述したように、本実施の形態の可変速ポ
ンプの速度制御装置では、記憶されている可変速ポンプ
1のキャビテーション特性曲線と、可変速ポンプ1の吐
出圧力値13、吐出流量値14、速度値6、および振動
値16から求められたキャビテーション特性曲線とを比
較して両者が異なる場合、記憶されているキャビテーシ
ョン特性曲線を自動補正(更新)するようにしているの
で、前述した第2の実施の形態の場合と同様の効果を得
ることが可能となる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の可変速ポ
ンプの速度制御装置によれば、可変速ポンプの運用上必
要とする速度制御可能範囲内でのみ制御を行なうことが
可能となる。また、本発明の可変速ポンプの速度制御装
置によれば、可変速ポンプの設置環境や特性の変化に対
応して、安定したポンプ制御を行なうことが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による可変速ポンプの速度制御装置の第
1の実施の形態を示すブロック図。
【図2】本発明による可変速ポンプの速度制御装置の第
2の実施の形態を示すブロック図。
【図3】同第1または第2の実施の形態の可変速ポンプ
の速度制御装置における吐出流量−圧力特性曲線の一例
を示す特性図。
【図4】本発明による第3の実施の形態の可変速ポンプ
の速度制御装置におけるキャビテーション特性曲線の一
例を示す特性図。
【図5】従来の可変速ポンプの速度制御装置の構成例を
示すブロック図。
【符号の説明】
1…可変速ポンプ、 2…速度計、 3…差分器またはPID制御器、 4…速度目標値、 5…速度操作量、 6…速度値、 7…速度制御装置、 8…リミッタ、 9…演算器、 10…記憶器、 11…圧力計、 12…流量計、 13…吐出圧力値、 14…吐出流量値、 15…振動計、 16…振動値、 17…補正器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H020 AA01 BA04 BA09 BA11 BA18 BA26 CA00 CA01 CA04 CA05 DA00 DA04 EA10 EA11 5H004 GA14 GA15 HA08 HB02 HB03 HB08 HB12 JA13 JA17 KA54 KB02 KB04 KB06 KC22 KC28 MA04 MA18

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 速度検出手段により実測される可変速ポ
    ンプの速度値と速度目標値との比較結果に基づいて速度
    操作量を演算し、当該速度操作量を前記可変速ポンプに
    対して出力することにより、可変速ポンプの速度制御を
    行なう速度制御装置において、 前記可変速ポンプの吐出流量−圧力特性曲線をあらかじ
    め記憶している記憶手段と、 圧力検出手段により実測される前記可変速ポンプの吐出
    圧力値と、流量検出手段により実測される前記可変速ポ
    ンプの吐出流量値とから、前記可変速ポンプの運転点を
    求め、かつ前記記憶手段に記憶されている吐出流量−圧
    力特性曲線に基づいて前記運転点が前記可変速ポンプの
    運用上必要とする速度制御可能範囲内となるように速度
    リミット値を演算する演算手段と、 前記演算手段により演算された速度リミット値により前
    記速度目標値を補正する速度目標値補正手段と、 を備えて成ることを特徴とする可変速ポンプの速度制御
    装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の可変速ポンプの速
    度制御装置速度制御装置において、 前記圧力検出手段により実測される前記可変速ポンプの
    吐出圧力値と、前記流量検出手段により実測される前記
    可変速ポンプの吐出流量値と、前記速度検出手段により
    実測される可変速ポンプの速度値とから、前記可変速ポ
    ンプの吐出流量−圧力特性曲線を求め、かつ当該吐出流
    量−圧力特性曲線が前記記憶手段に記憶されている吐出
    流量−圧力特性曲線と異なる場合に、当該記憶手段に記
    憶されている吐出流量−圧力特性曲線を補正する補正手
    段を付加して成ることを特徴とする可変速ポンプの速度
    制御装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1に記載の可変速ポンプの速
    度制御装置速度制御装置において、 前記記憶手段に代えて、前記可変速ポンプの吐出流量−
    圧力特性曲線から決定される前記可変速ポンプの運用上
    運転してはならない領域を示すキャビテーション特性曲
    線をあらかじめ記憶している記憶手段を備え、 前記圧力検出手段により実測される前記可変速ポンプの
    吐出圧力値と、前記流量検出手段により実測される前記
    可変速ポンプの吐出流量値と、前記速度検出手段により
    実測される可変速ポンプの速度値と、振動検出手段によ
    り実測される可変速ポンプの振動値とから、前記可変速
    ポンプのキャビテーション特性曲線を求め、かつ当該キ
    ャビテーション特性曲線が前記記憶手段に記憶されてい
    るキャビテーション特性曲線と異なる場合に、当該記憶
    手段に記憶されているキャビテーション特性曲線を補正
    する補正手段を付加して成ることを特徴とする可変速ポ
    ンプの速度制御装置。
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