JP2000110684A - 車両用エンジンの燃料供給装置 - Google Patents

車両用エンジンの燃料供給装置

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JP2000110684A
JP2000110684A JP10288335A JP28833598A JP2000110684A JP 2000110684 A JP2000110684 A JP 2000110684A JP 10288335 A JP10288335 A JP 10288335A JP 28833598 A JP28833598 A JP 28833598A JP 2000110684 A JP2000110684 A JP 2000110684A
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fuel
hose
tank
outlet
inlet
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Munenori Nagasaka
宗徳 長坂
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】燃料供給ホースと余剰燃料リターンホースを燃
料タンク側でワンタッチで閉鎖可能にし、燃料タンクの
着脱性を向上させるとともに、燃料供給ホースと余剰燃
料リターンホースの接続による燃料タンクの構造複雑化
を防止する。 【解決手段】燃料アウトレット16と燃料インレット17を
同時に開閉可能に構成された燃料コック6を燃料タンク
5に設置し、燃料アウトレット16を燃料タンク5の外部
に設置した燃料ポンプ7の吸入部に燃料供給ホース23で
接続する一方、エンジン2に設置された混合気供給手段
(例えば燃料噴射装置3)からの余剰燃料リターンホー
ス24を燃料インレット17に接続した。また、燃料アウト
レット16と燃料インレット17の開口部16a,17aを、共
に燃料フィルター15の内部に開口させ、燃料インレット
16の開口部16aの高さを燃料アウトレット17の開口部17
aの高さよりも高くした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料の供給を遮断
する燃料コックが燃料タンクに設けられた車両用エンジ
ンの燃料供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、自動二輪車における燃料噴射式
の燃料供給装置の一例を示す図である。この燃料供給装
置101 は、エンジン102 に設けられた燃料噴射装置103
と、燃料タンク104 と、燃料ポンプ105 とを備えて構成
されている。
【0003】燃料ポンプ105 は燃料タンク104 の内部底
面に設置されており、その燃料アウトレット106 から延
びる燃料供給ホース107 が燃料噴射装置103 に接続され
る。また、燃料噴射装置103 のプレッシャーレギュレー
ター108 から延びる余剰燃料リターンホース109 が、燃
料ポンプ105 の図示しない燃料インレットに接続される
か、または符号109aで示すように燃料タンク104 に接続
される。
【0004】燃料タンク104 内の燃料は、燃料ポンプ10
5 の燃料アウトレット106 から燃料供給ホース107 を経
て燃料噴射装置103 に送られ、エンジン102 に供給され
る。そのうちの余分な燃料は、プレッシャーレギュレー
ター108 から余剰燃料リターンホース109 または109aを
経て燃料ポンプ105 自身または燃料タンク104 内に戻さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな燃料供給装置101 には次のような問題点がある。
【0006】まず、燃料供給装置101 が燃料噴射装置式
であることから、キャブレター式のように燃料コックが
設けられておらず、燃料供給ホース107 と余剰燃料リタ
ーンホース109 (109a)を閉鎖できないため、燃料タンク
104 の着脱時には作業者が何等かの手段を講じて燃料供
給ホース107 と余剰燃料リターンホース109 (109a)を閉
鎖し、燃料漏れを防ぐ必要がある。このため、燃料タン
ク104 の着脱性が非常に悪い。
【0007】また、余剰燃料リターンホース109 (109a)
が燃料ポンプ105 または燃料タンク104 に接続されてい
るため、燃料ポンプ105 および燃料タンク104 の構造が
複雑でその製造性が悪いだけでなく、余剰燃料リターン
ホース109 (109a)の解放端が燃料ポンプ105 の吸入口
(非図示)付近に開口することから、余剰燃料リターン
ホース109 (109a)から返送される余剰燃料に含まれる気
泡が燃料ポンプ105 に吸入されてポンプ効率を低下させ
る懸念がある。
【0008】しかも、余剰燃料リターンホース109 (109
a)の解放端が燃料ポンプ105 の図示しない燃料フィルタ
ーの外部に開口しているため、一旦濾過された余剰燃料
を燃料フィルターで再度濾過しなければならず、これに
より燃料フィルターの濾過面積増大、即ち大型化を余儀
無くされる。
【0009】本発明に係る車両用エンジンの燃料供給装
置は、このような問題点を解決するために発明されたも
のであり、その第1の目的は、燃料供給ホースと余剰燃
料リターンホースを燃料タンク側でワンタッチで閉鎖可
能にし、燃料タンクの着脱性を向上させるとともに、燃
料供給ホースと余剰燃料リターンホースの接続による燃
料タンクの構造複雑化を防止することにある。
【0010】また、本発明に係る車両用エンジンの燃料
供給装置の第2の目的は、燃料フィルターの小形化を図
るとともに、余剰燃料リターンホースから返送される余
剰燃料に含まれる気泡により燃料ポンプのポンプ効率が
低下する懸念を排除することにある。
【0011】さらに、本発明に係る車両用エンジンの燃
料供給装置の第3の目的は、燃料供給ホースと余剰燃料
リターンホースの接続ミスを防止することにある。
【0012】また、本発明に係る車両用エンジンの燃料
供給装置の第4の目的は、簡素な構造により燃料タンク
の底部に燃料コックを設置可能にすることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るため、本発明に係る車両用エンジンの燃料供給装置
は、請求項1に記載したように、燃料アウトレットと燃
料インレットを同時に開閉可能に構成された燃料コック
を燃料タンクに設置し、上記燃料アウトレットを燃料タ
ンクの外部に設置した燃料ポンプの吸入部に燃料供給ホ
ースで接続する一方、エンジンに設置された混合気供給
手段からの余剰燃料リターンホースを上記燃料インレッ
トに接続したことを特徴とする。
【0014】このように構成すれば、燃料コックの閉操
作により、燃料供給ホースと余剰燃料リターンホースを
燃料タンク側でワンタッチで閉鎖できるため、燃料タン
クの着脱性が向上する。また、燃料供給ホースと余剰燃
料リターンホースが燃料タンク自体にではなく、燃料タ
ンクに設置された燃料コックに接続されるので、燃料タ
ンクの構造複雑化が防止される。
【0015】また、前記第2の目的を達成するため、本
発明に係る車両用エンジンの燃料供給装置は、請求項2
に記載したように、前記燃料タンクの内部における前記
燃料アウトレットと前記燃料インレットの開口部を、共
に燃料フィルターの内部に開口させ、燃料インレットの
開口部の高さを燃料アウトレットの開口部の高さよりも
高くした。
【0016】これによれば、一旦濾過された余剰燃料を
燃料フィルターで再度濾過する必要がなくなるため、燃
料フィルターの濾過面積を縮小させ、燃料フィルターの
小形化を図ることができる。また、余剰燃料に含まれる
気泡は、燃料アウトレットの開口部よりも上方で燃料フ
ィルター内に排出され、そのまま上方に浮き上がるた
め、この気泡が燃料アウトレットから燃料ポンプに吸入
されることはなく、ポンプ効率が低下する懸念もない。
【0017】さらに、前記第3の目的を達成するため、
本発明に係る車両用エンジンの燃料供給装置は、請求項
3に記載したように、前記燃料アウトレットと前記燃料
インレットのホース接続ユニオンの口径を異ならせ、そ
の各口径に合わせて燃料供給ホースと余剰燃料リターン
ホースの径を設定した。
【0018】このようにすれば、燃料アウトレットのホ
ース接続ユニオンには燃料供給ホースを、燃料インレッ
トのホース接続ユニオンには余剰燃料リターンホース
を、それぞれ間違いなく接続できるため、燃料供給ホー
スと余剰燃料リターンホースの接続ミスが防止される。
【0019】また、前記第4の目的を達成するため、本
発明に係る車両用エンジンの燃料供給装置は、請求項4
に記載したように、燃料タンクの底面にバスタブ状のベ
ッセルを固定し、このベッセルの底面に設けたナットに
燃料タンクの外部側から燃料コックを締結した。
【0020】このように構成すれば、ベッセル自体が燃
料コックを固定するための補強部材の役割を果たし、専
用の補強部材が不要になるため、非常に簡素な構造で燃
料タンクの底部に燃料コックを設置することができる。
なお、燃料タンク内の燃料が片寄り等を起こしても、バ
スタブ状に形成されたベッセル内に溜まる燃料が燃料コ
ックの燃料アウトレットに吸い込まれるため、燃料切れ
が起きにくい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る
燃料供給装置の適用例を示す自動二輪車の左側面図であ
る。
【0022】この自動二輪車1は、燃料噴射式のエンジ
ン2を備えており、図2にも拡大して示すように、エン
ジン2の上部に、混合気供給手段としての燃料噴射装置
3と、エアクリーナー4が設けられ、エアクリーナー4
を覆うように燃料タンク5が設置されている。燃料タン
ク5の底部には燃料コック6が設けられる一方、エンジ
ン2の後上部には燃料ポンプ7が設置されている。そし
て、燃料噴射装置3と、燃料タンク5と、燃料コック6
と、燃料ポンプ7とを含んで燃料供給装置8が構成され
ている。
【0023】図3は、図2の III-III線に沿う縦断面図
である。燃料タンク5の底面5aにはバスタブ状のベッ
セル10が固定されており、このベッセル10の底面10a上
面に2個のナット11が固着されている。燃料コック6は
底面5aの外部側からベッセル10の直下に当てがわれ、
2個のボルト12でベッセル10のナット11に締結される。
なお、燃料タンク5の底面5aは後下がりの傾斜面に形
成されており、ベッセル10の後面10bには貫通穴13が穿
設されている。
【0024】燃料コック6には、燃料タンク5の底面5
aとベッセル10の底面10aを貫通して燃料タンク5内に
突入する燃料フィルター15と、この燃料フィルター15に
繋がる燃料アウトレット16および燃料インレット17と、
コック部18とが備えられている。コック部18にはコック
レバー19が設けられており、このコックレバー19をOF
F位置にすると燃料アウトレット16と燃料インレット17
が同時に閉鎖され、コックレバー19をON位置にすると
燃料アウトレット16と燃料インレット17が同時に開放
(開通)されるようになっている。
【0025】燃料コック6の燃料アウトレット16と燃料
インレット17は、共に燃料フィルター15の内部に開口し
ている。燃料アウトレット16の開口部16aはベッセル10
内における最も低い位置で開口する一方、燃料インレッ
ト17は燃料フィルター15の内部を上方に延びる筒状に形
成され、その開口部17aが燃料アウトレット16の開口部
16aよりも数センチ高い位置で開口している。なお、燃
料インレット17の開口部17aの高さはベッセル10の上縁
10cよりも高くされている。
【0026】燃料アウトレット16と燃料インレット17の
ホース接続ユニオン21,22には、それぞれ燃料供給ホー
ス23と余剰燃料リターンホース24が接続される。そし
て、図2に示すように、燃料供給ホース23の他端は燃料
ポンプ7の吸入部に接続され、余剰燃料リターンホース
24の他端は燃料噴射装置3のプレッシャーレギュレータ
ー25に接続される。また、燃料ポンプ7の吐出部から延
びる燃料供給ホース26が燃料噴射装置3に接続される。
【0027】ところで、燃料アウトレット16と燃料イン
レット17のホース接続ユニオン21,22は、その口径が異
なっており、例えば燃料アウトレット16のホース接続ユ
ニオン21の方が太く、燃料インレット17のホース接続ユ
ニオン22の方が細くされている。そして、これに合わせ
て燃料供給ホース23の径が余剰燃料リターンホース24の
径よりも太く設定されている。このため、燃料アウトレ
ット16のホース接続ユニオン21には燃料供給ホース23
を、燃料インレット17のホース接続ユニオン22には余剰
燃料リターンホース24を、それぞれ間違いなく接続で
き、燃料供給ホース23と余剰燃料リターンホース24の接
続ミスを確実に防止することができる。
【0028】以上のように構成された燃料供給装置8に
おいて、燃料コック6のコックレバー19がON位置にさ
れると、燃料アウトレット16および燃料インレット17が
開かれ、燃料ポンプ7の作動に伴い、燃料タンク5内の
燃料が燃料コック6の燃料フィルター15で濾過されてか
ら燃料アウトレット16、燃料供給ホース23、燃料ポンプ
7、燃料供給ホース26を経て燃料噴射装置3に送られ、
エンジン2に供給される。また、そのうちの余剰な燃料
は、プレッシャーレギュレーター25から余剰燃料リター
ンホース24と燃料コック6の燃料インレット17を経て燃
料フィルター15内に戻される。
【0029】なお、燃料タンク5内の燃料残量が減り、
自動二輪車1の加減速に伴って燃料が燃料タンク5内で
前後に片寄る等しても、バスタブ状に形成されたベッセ
ル10内に溜まる燃料が燃料コック6の燃料アウトレット
16に吸い込まれるため、燃料切れが起きにくい。
【0030】この燃料供給装置8では、燃料アウトレッ
ト16と燃料インレット17を同時に開閉可能に構成された
燃料コック6が燃料タンク5に設置されているため、燃
料アウトレット16に接続される燃料供給ホース23と燃料
インレット17に接続される余剰燃料リターンホース24を
燃料タンク5側でワンタッチで閉鎖でき、これによって
燃料漏れを起こすことなく燃料タンク5を容易に着脱す
ることができる。
【0031】しかも、燃料供給ホース23と余剰燃料リタ
ーンホース24が燃料タンク5に直接接続されるのではな
く、燃料タンク5に設置された燃料コック6に接続され
る構造であるため、燃料タンク5自体の構造を非常に簡
素にすることができる。また、燃料コック6を変更する
だけでキャブレター仕様の燃料供給装置にも燃料タンク
5をそのまま使用することができ、燃料タンク5の共通
化を図ることができる。
【0032】さらに、この燃料供給装置8は、燃料タン
ク5の底面5aにバスタブ状のベッセル10が固定されて
おり、このベッセル10の底面10aに設けられたナット11
に燃料タンク5の外部側から燃料コック6がボルト12で
締結される構造であるため、従来燃料コック6を燃料タ
ンク5の底面5aに固定するために設けられていた専用
の補強部材の役割をベッセル10自体が果たしている。こ
のため、専用の補強部材が不要となり、非常に簡素な構
造で燃料タンク5の底部に燃料コック6を設置すること
ができる。
【0033】その上、この燃料供給装置8は、燃料コッ
ク6に設けられた燃料インレット17の開口部17aが燃料
フィルター15の内部に開口する構造であるため、一旦濾
過されて戻された余剰燃料がそのまま燃料アウトレット
16に流れるようになっており、再度燃料フィルター15で
濾過する必要がないため、その分燃料フィルター15の濾
過面積を縮小させて燃料フィルター15の小形化を図るこ
とができる。
【0034】さらに、燃料インレット17の開口部17aの
高さが燃料アウトレット16の開口部16aの高さよりも高
いため、燃料インレット17から燃料フィルター15内に返
送された余剰燃料中に含まれる気泡は、燃料アウトレッ
ト16の開口部16aよりも上方で燃料フィルター15内に排
出され、そのまま上方に浮き上がる。このため、この気
泡が燃料アウトレット16から燃料ポンプ7に吸入される
ことはなく、燃料ポンプ7のポンプ効率を低下させる懸
念が一切ない。
【0035】なお、この燃料供給装置8の構成は、自動
二輪車のみならず、自動車や他種の車両にも応用するこ
とができる。
【0036】ところで、図4は、本発明の変形例を示す
車両用燃料タンク底部の縦断面図である。ここに示すよ
うに、燃料タンクの底面31にはバスタブ状のベッセル32
が固定されており、このベッセル32の底面32aには大口
径のドレンナット33が固着されている。そして、このド
レンナット33に燃料タンクの外部からドレンボルト34が
螺合される構造となっている。
【0037】このように構成すれば、従来ドレンナット
33を燃料タンクの底面31に固定するために設けられてい
た専用の補強部材の役割をベッセル32自体が果たすた
め、専用の補強部材が不要となり、非常に簡素な構造で
燃料タンクの底面31にドレンナット33とドレンボルト34
を設置することができる。なお、ベッセル32の底面にド
レンナット33を固着する代わりに、図5に示すようにベ
ッセル32の底面32aをプレス成形してドレンナット33a
を一体に設け、このドレンナット33aにドレンボルト34
を螺合させてもよい。
【0038】また、図6は、同様な構造を車両用エンジ
ンのオイルパン底部に適用した例を示す縦断面図であ
る。ここでは、オイルパン36の底面36aにベッセル37が
固定され、ベッセル37の底面37aに固着されたドレンナ
ット38に、オイルパン36の外部側からドレンボルト39が
螺合されている。なお、符号40はオイルストレーナーで
ある。この場合も、補強部材等を用いることなく、非常
に簡素な構造でオイルパン36の底面36aにドレンナット
38とドレンボルト39を設置することができる。
【0039】同様にして、燃料コックやドレンナットの
みならず、点検蓋や温度センサー、あるいはエンジンガ
ード等の外部部材の取付ナット等、あらゆる部材を燃料
タンクやオイルパン、あるいは他のタンク類に設けるこ
とができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る車両
用エンジンの燃料供給装置は、燃料アウトレットと燃料
インレットを同時に開閉可能に構成された燃料コックを
燃料タンクに設置し、上記燃料アウトレットを燃料タン
クの外部に設置した燃料ポンプの吸入部に燃料供給ホー
スで接続する一方、エンジンに設置された混合気供給手
段からの余剰燃料リターンホースを上記燃料インレット
に接続したことを特徴とするため、燃料供給ホースと余
剰燃料リターンホースを燃料タンク側でワンタッチで閉
鎖可能にして燃料タンクの着脱性を向上させるととも
に、燃料供給ホースと余剰燃料リターンホースの接続に
よる燃料タンクの構造複雑化を防止することができる。
【0041】また、本発明に係る車両用エンジンの燃料
供給装置は、前記燃料タンクの内部における前記燃料ア
ウトレットと前記燃料インレットの開口部を、共に燃料
フィルターの内部に開口させ、燃料インレットの開口部
の高さを燃料アウトレットの開口部の高さよりも高くし
たので、燃料フィルターの濾過面積を縮小させて燃料フ
ィルターの小形化を図るとともに、余剰燃料に含まれる
気泡により燃料ポンプのポンプ効率が低下する懸念を排
除することができる。
【0042】さらに、本発明に係る車両用エンジンの燃
料供給装置は、前記燃料アウトレットと前記燃料インレ
ットのホース接続ユニオンの口径を異ならせ、その各口
径に合わせて燃料供給ホースと余剰燃料リターンホース
の径を設定したため、燃料供給ホースと余剰燃料リター
ンホースの接続ミスを確実に防止できる。
【0043】そして、本発明に係る車両用エンジンの燃
料供給装置は、燃料タンクの底面にバスタブ状のベッセ
ルを固定し、このベッセルの底面に設けたナットに燃料
タンクの外部側から燃料コックを締結したので、燃料コ
ック設置用の補強部材等を不要にし、非常に簡素な構造
により燃料タンクの底部に燃料コックを設置することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る燃料供給装置の適用例を示す自動
二輪車の左側面図。
【図2】本発明の一実施形態を示す燃料供給装置の拡大
図。
【図3】図2の III-III線に沿う縦断面図。
【図4】本発明の変形例を示す車両用燃料タンク底部の
縦断面図。
【図5】本発明の変形例を示す車両用燃料タンク底部の
縦断面図。
【図6】本発明の変形例を示す車両用エンジンのオイル
パン底部の縦断面図。
【図7】従来の技術による燃料供給装置の一例を示す
図。
【符号の説明】
1 車両としての自動二輪車 2 エンジン 3 混合気供給手段としての燃料噴射装置 5 燃料タンク 5a 燃料タンクの底面 6 燃料コック 7 燃料ポンプ 8 燃料供給装置 10 ベッセル 10a ベッセルの底面 11 ナット 12 ボルト 15 燃料フィルター 16 燃料アウトレット 16a 燃料アウトレットの開口部 17 燃料インレット 17a 燃料インレットの開口部 19 コックレバー 21,22 ホース接続ユニオン 23 燃料供給ホース 24 余剰燃料リターンホース

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料アウトレット16と燃料インレット17
    を同時に開閉可能に構成された燃料コック6を燃料タン
    ク5に設置し、上記燃料アウトレット16を燃料タンク5
    の外部に設置した燃料ポンプ7の吸入部に燃料供給ホー
    ス23で接続する一方、エンジン2に設置された混合気供
    給手段(3)からの余剰燃料リターンホース24を上記燃
    料インレット17に接続したことを特徴とする車両用エン
    ジンの燃料供給装置。
  2. 【請求項2】 前記燃料タンク5の内部における前記燃
    料アウトレット16と前記燃料インレット17の開口部16
    a,17aを、共に燃料フィルター15の内部に開口させ、
    燃料インレット16の開口部16aの高さを燃料アウトレッ
    ト17の開口部17aの高さよりも高くした請求項1に記載
    の車両用エンジンの燃料供給装置。
  3. 【請求項3】 前記燃料アウトレット16と前記燃料イン
    レット17のホース接続ユニオン21,22の口径を異なら
    せ、その各口径に合わせて燃料供給ホース23と余剰燃料
    リターンホース24の径を設定した請求項1に記載の車両
    用エンジンの燃料供給装置。
  4. 【請求項4】 燃料タンク5の底面5aにバスタブ状の
    ベッセル10を固定し、このベッセル10の底面10aに設け
    たナット11に燃料タンク5の外部側から燃料コック6を
    締結したことを特徴とする車両用エンジンの燃料供給装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008030639A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Suzuki Motor Corp 自動二輪車の燃料供給装置
JP2008267147A (ja) * 2007-04-16 2008-11-06 Sumitomo (Shi) Construction Machinery Manufacturing Co Ltd 建設機械の燃料判別装置

Cited By (3)

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JP2008267147A (ja) * 2007-04-16 2008-11-06 Sumitomo (Shi) Construction Machinery Manufacturing Co Ltd 建設機械の燃料判別装置
JP4620076B2 (ja) * 2007-04-16 2011-01-26 住友建機株式会社 建設機械の燃料監視装置

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