JP2000110660A - 自動二輪車用エンジン - Google Patents

自動二輪車用エンジン

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JP2000110660A
JP2000110660A JP10281116A JP28111698A JP2000110660A JP 2000110660 A JP2000110660 A JP 2000110660A JP 10281116 A JP10281116 A JP 10281116A JP 28111698 A JP28111698 A JP 28111698A JP 2000110660 A JP2000110660 A JP 2000110660A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一気筒あたり二つの排気ポートを有する自動
二輪車用エンジンであって、シリンダを大きく傾けた状
態で車体に搭載される必要はなく、またどの気筒につい
ても発熱量の抑制処置等が不要なエンジンを提供する。 【解決手段】 自動二輪車用エンジン1では、各燃焼室
11の中央上方に点火プラグ穴12があり、下流にて合
流する一対の排気ポート21・22が点火プラグ穴12
に隣接して各気筒ごとに存在する。このエンジン1にお
いて、同じ気筒分の一対の排気ポート21・22の間
に、冷却水通路26と、点火プラグ穴12の底部から下
向きに延びて外部に通じる水抜孔31とを形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】請求項の発明は、自動二輪車
に搭載されるよう構成された水冷式のエンジンであって
一気筒あたりに排気ポートが二つあるものに関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車用エンジンにおいては、図4
のように、エンジン1の上部すなわちシリンダヘッド2
に点火プラグBが取り付けられる。その取付穴(点火プ
ラグ穴)は上向きに開口をもっており、上部に完全な防
水処置を施すことが難しいことから、その穴には何らか
の水抜孔が設けられる。取付穴の底部に雨水などが溜ま
ると、点火プラグBが錆びて取り外しにくくなったり、
運転時に電気的リークが起きてエンジン1が出力不足に
なったりするからである。
【0003】複数の気筒(シリンダ)を有し、それらの
配列方向を自動二輪車の車体の左右に向けて搭載される
エンジンでは、上述の水抜孔は、一般に、複数の点火プ
ラグ取付穴について底部間をつなぐように形成される。
しかし、多気筒エンジンの場合、あまりに長いキリ穴は
形成困難であるため、図5(a)のように水抜孔を二つ
に分け、左半分にある取付穴12’の水抜孔13’と右
半分にある残りの取付穴12’の水抜孔14’とを別々
にキリ穴加工によって形成することが多い。
【0004】左右に別々に水抜孔を形成する場合、通常
は、図5(b)のように排気ポート20’の付近を通る
下向きの水抜孔31’を一つ以上形成しなければならな
い。図5(a)のようにチェーントンネル18’の位置
によっては、水抜孔14’の端部開口にフタ14a’・
14b’をしなければならないことがあり、また、シリ
ンダが車体の左右に並ぶエンジンについては(図5
(a)のエンジン1’では図の左側が車体の左側にな
る)、サイドスタンド(図示せず)により車体が左へ傾
斜した状態で駐車されたとき、右側に形成した水抜孔1
4’からは(その端部開口にフタがされていない場合で
も)水が排出されないからである。なお、下向きの水抜
孔31’を吸気ポートの側でなく排気ポート20’の側
を通すのは、自動二輪車用のエンジンが一般的には図4
のように排気側を前方にして前へやや前傾した状態に搭
載されるため、排気側に設ける方が水抜孔31’を下向
きに形成しやすいからである。
【0005】高速型のエンジンのうちには、1気筒あた
りに排気ポートが一対(二つ。ただし下流にて1気筒あ
たり一つに合流する)備わっているものがある。その場
合、下向きに設ける上記の水抜孔は、当該一対の排気ポ
ートの間に通すのが一般的である。特開平7−2596
41号公報(の図1・図3)にはそのような一般的なケ
ースが示されており、本願の図5(b)も同様の例を示
している。一方、エンジンの配置によっては、図6のよ
うに、下向きの水抜孔31”が排気ポート20”の上方
を通して形成されることもある。この図6に示す自動二
輪車用エンジン1”(シリンダヘッド2”)は、特開昭
61−283752号公報に記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】水冷エンジンにおいて
各気筒に一対の排気ポートがある場合、その一対のポー
トの間には冷却水の通路を形成するのが望ましい。その
通路に冷却水を流すことにより、エンジンのうちでも最
も熱的負荷の高い部分の一つである排気ポートの周辺を
効果的に冷却できるからである。図5のエンジン1’に
おいても、図5(c)のとおり、排気ポート20’のう
ち合流点のまでの部分でポート20’の間にキリ穴(ド
リルによる機械加工にて形成した穴)を形成し、それを
排気ポート20’間の冷却水通路26’として、シリン
ダヘッド2’内の冷却水通路25’やシリンダ(図示せ
ず)内の冷却水通路(図示せず)に接続している。
【0007】ところが、従来、ある気筒の一対の排気ポ
ート20’間に前記(図5(b))のように下向きの水
抜孔31’を形成した場合、その気筒については排気ポ
ート20’間に冷却水通路26’を設けることがなかっ
た。一対の排気ポート20’は同じシリンダ内に開口す
る関係でごく接近した位置に設けられるため、両ポート
20’の間に水抜孔31’と冷却水通路26’との双方
をともに形成することは容易でない、というのがその理
由である。したがって、ある点火プラグの取付孔12’
に図5(b)のような水抜孔31’を形成した場合、そ
の気筒については図5(c)のような冷却水通路26’
を設けないので、排気ポート20’の冷却が十分でなく
なり、それに対処する必要上、水冷エンジンであっても
その気筒についてとくに発熱量(したがって出力)を抑
制する処置(キャブレターの調整など)をとる必要が生
じてしまう。
【0008】一方、図6のような箇所に下向きの水抜孔
31”を形成する場合、排気ポート20”間には、水抜
孔31”が通らないのでそこに冷却水通路を設けること
も容易である。しかし、排気ポート20”の上方を通し
ながらも下へ向かう水抜孔31”を設けることができる
のは、図6のようにシリンダヘッド2”(およびシリン
ダ)の軸線をかなり傾けたエンジン1”に限られる。そ
のように傾いた状態に搭載されねばならないとしたら、
自動二輪車におけるそのエンジン1”および周辺機器の
配置はかなり特殊なものに限られ、エンジン1”等につ
いて汎用性が低いことになる。
【0009】請求項の発明は、一気筒あたり二つの排気
ポートを有する自動二輪車用エンジンであって、図6の
ようにシリンダを大きく傾ける必要がないうえ、どの気
筒についても発熱量の抑制処置等が不要なエンジンを提
供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した自動
二輪車用エンジンは、各燃焼室の中央(またはほぼ中
央)上方に点火プラグ穴があり、下流にて合流する一対
(つまり二つ)の排気ポートが気筒ごとに点火プラグ穴
に隣接して存在する自動二輪車用エンジンにおいて、同
じ気筒分の一対の排気ポートの間に、冷却水通路と、点
火プラグ穴の底部(取付けねじの上の部分)からそれよ
り低位(自動二輪車に搭載した状態で低い位置)へ延び
て外部に通じる水抜孔(つまり図5(b)のような下向
きの水抜孔)とを形成したことを特徴とする。下向きの
水抜孔は全気筒の点火プラグ穴には形成する必要がない
(図5参照)ので、上記にいう「同じ気筒分」とは、一
以上の気筒における同じ気筒を意味し、すべての気筒に
おける各気筒をさすのではない。なお、本明細書におい
て「右」「左」「上」「下」「前」などというのは自動
二輪車に搭載した状態でのエンジンにおける向きを表わ
し、その自動二輪車の(進行方向に見た)右・左等とそ
れぞれ一致する。
【0011】このような自動二輪車用エンジンについて
は、点火プラグ穴の底部に設けられる下向きの水抜孔が
上記のように排気ポートの間を通るため、自動二輪車へ
の搭載状態でシリンダの軸心を極端に傾ける必要はな
い。つまり、図6のように排気ポートの上方を通して下
向きの水抜孔を設けるものではないので、シリンダを鉛
直に立てるなど通常に考えられる種々の姿勢でこのエン
ジンを自動二輪車上に搭載することができ、そのような
いずれの状態でも、点火プラグ穴に水が溜まることが水
抜孔の作用にて防止される。したがってこのエンジン
は、自動二輪車における配置を問わない汎用性の高いエ
ンジンであるといえる。
【0012】またこのエンジンでは、同じ気筒分の排気
ポートの間に下向きの水抜孔とともに冷却水通路を設け
るため、上記のように下向きの水抜孔を設けた気筒につ
いても排気ポート間を冷却することができ、その気筒を
含むすべての気筒について排気ポートを効果的に冷却す
ることが可能になる。したがって、いずれかの気筒につ
いて発熱量を抑制するという必要はなくなり、出力を最
大限に発揮することが可能になる。
【0013】請求項2に記載の自動二輪車用エンジンは
とくに、イ)上記の水抜孔を、シリンダヘッドにおいて点
火プラグ穴の底部からシリンダヘッドの側壁最下部にか
けて(つまり側壁のうちシリンダとの接合面に近い箇所
にまで)形成し、ロ)排気ポートの間の上記冷却水通路
を、その水抜孔と交差しないようその水抜孔よりも上方
に形成したことを特徴とする。水冷エンジンにおける冷
却水通路はエンジンの内部に縦横に形成されているの
で、上記(および下記)にいう「排気ポートの間の冷却
水通路」とは、冷却水通路のうち排気ポートの間を通る
部分をさす。
【0014】この自動二輪車用エンジンでは、まず上記
イ)のとおり、下向きの水抜孔を点火プラグ穴の底部から
シリンダヘッドの側壁における最下部にかけて形成す
る。つまり、最下部にある接合面を横切ってシリンダに
まで通じるような孔が不要な範囲内で、シリンダヘッド
の最下部分にその水抜孔を設ける。シリンダの側にはそ
れに通じる孔を設ける必要がないので、水抜きに必要な
孔は比較的容易に形成される。
【0015】また上記ロ)のとおり、排気ポートの間の冷
却水通路を上記下向きの水抜孔よりも上方に形成する。
下向きの水抜孔は上記のとおりシリンダヘッドの最下部
分に設けるため、その上方に当該冷却水通路を設けるの
であれば、一対の排気ポートが接近した間の部分に、水
抜孔と交差しないように冷却水通路を設けることも困難
ではない。以上のイ)とロ)によって、このエンジンでは、
同じ気筒の排気ポート間に下向きの水抜孔と冷却水通路
とをともに形成するのが容易であるといえる。
【0016】請求項3に記載の自動二輪車用エンジンは
さらに、上記一対の排気ポートについて、間に冷却水通
路と水抜孔とが形成された付近においてポート間の肉厚
(金属部分の厚み)を広げるべく各ポートの開口横断面
を長円形にするとともに、排気ポートの間の上記冷却水
通路については、鋳造成形により(したがってその冷却
水通路自体は中子を用いた成形により)、当該ポート間
において上記肉厚の方向に寸法の小さい扁平な開口横断
面をもつものとしたことを特徴とする。
【0017】点火プラグ穴に入った水をゆっくりと排出
すればよい水抜孔に対し、冷却水通路は、十分な冷却効
果をもたらす量の冷却水が内部に流れねばならないた
め、内部に一定以上の横断面積を有するのが望ましい。
したがって、排気ポート間の冷却水通路を図5(c)の
ようにキリ穴加工によって形成する場合には、その径が
水抜孔の径よりも大きくなりがちで、加工性の点から
も、一般的には二つの排気ポート間に相当の肉厚が必要
になる。
【0018】しかしこのエンジンでは、その冷却水通路
を鋳造成形で形成することにより上記のように扁平なも
の(ポート間の肉厚の方向に開口寸法の小さいもの)に
するため、当該通路の横断面積を大きくとってもその開
口がポート間の肉厚の方向にはあまり広がらない。しか
も、間に冷却水通路と水抜孔とが形成された付近におい
て各ポートは、開口横断面を長円形にすることによりポ
ート間の肉厚を広くとっているので、そのポート間に冷
却水通路を形成するのが一層に容易である。つまりこの
エンジンにおいては、同じ気筒の排気ポート間に冷却水
通路と下向きの水抜孔とを形成するのが上述のエンジン
よりもさらに容易で、排気ポート間が接近しがちな小型
のエンジンにおいてもその形成が可能であるといえる。
なお、上記のとおり水抜孔には大きな横断面積が不要な
ので、水抜孔については鋳造以外の方法(キリ穴加工
等)で形成するのもよい。
【0019】請求項4の自動二輪車用エンジンは、請求
項3のエンジンにおいてとくに、排気ポートの間の上記
冷却水通路を、下記a)・b)を含む屈曲したものとしたこ
とを特徴とする。図1の例を参照しながら説明すると、
そのa)・b)とは、 a) 点火プラグ穴より離れた排気ポートの下方位置P
(冷却水通路のうち他の部分とはこの位置Pでつながっ
ている)から排気ポートの付け根寄りに延びて点火プラ
グ穴に近づく下方部分と、 b) その下方部分のうち点火プラグ穴に近い端部Qから
排気ポートの上方位置Rにまで延びる(冷却水通路のう
ち他の部分とはこの位置Rでつながっている)上方部分
と−である。なお、ここにいうP・Q・Rは、図1の
例における各箇所をいう。
【0020】排気ポートの間の冷却水通路は、請求項3
のように鋳造成形するにしても、上記a)・b)を含む屈曲
したものとして形成するのがさらに好ましい。その理由
はつぎのとおりである。すなわち、 1) 当該冷却水通路は、一見した限りでは、点火プラグ
穴より離れた排気ポートの下方位置Pから排気ポートの
上方位置Rにまで真っ直ぐに延びたものにするのが最も
形成容易とも思われる。しかし実は、上記のとおり、下
方部分のうち排気ポートの付け根寄りにある点火プラグ
穴に近い端部Qを経由させる方が形成が容易である。端
部Qを経由させることは、位置P・R等よりも排気ポー
トの付け根に近い位置にその通路を通すことになるが、
排気ポートの付け根付近は、合流点に近い下流付近に比
べて一対のポート間の間隔が広く、したがってその間の
肉厚も広くて冷却水通路を形成しやすいからである。請
求項1について記載したようにシリンダヘッドの最下部
付近(したがって排気ポートの付け根に近い部分)には
水抜孔があるので、冷却水通路をこうして形成容易な箇
所に設ける工夫が重要になる。また、鋳造によって形成
する限りは、その冷却水通路が屈曲したものであるとし
てもそれを理由に形成が困難になることはない、という
事情もある。なお、端部Qから上方位置Rまで冷却水通
路を延ばし、冷却水通路の他の部分とその位置Rでつな
がるようにしたことも、排気ポートと点火プラグ穴との
間のうち間隔の広い部分に(したがって形成しやすい部
分に)冷却水通路の分岐点を形成したという意味があ
る。
【0021】2) 排気ポートの下方位置Pから上方位置
Rにまで真っ直ぐに冷却水通路を設ける場合よりも、冷
却水を排気ポートの付け根寄りに流すことになるので、
同ポートを効果的に冷却することができる。排気ポート
は、高温度の排気ガスが流れるため全域が高温になる
が、その中でも、上流端である付け根付近が最も高温に
なる。したがって、上記のとおり冷却水通路を形成して
冷却水を排気ポートの付け根寄りに流すことにより、排
気ポートから冷却水への熱伝達が活発になり、排気ポー
トの冷却が一層効果的に行われるのである。
【0022】
【発明の実施の形態】図1〜図4に発明の実施について
の一形態を紹介する。図4は、先に説明したように自動
二輪車Aに搭載した状態でのエンジン1の概要を示す側
面図である。図3は、図4のエンジン1のうちシリンダ
ヘッド2についての平面図である。図1(a)は図3に
おけるI−I断面図であり、図1(b)〜(e)のそれ
ぞれは同(a)におけるb−b、c−c、d−d、e−
eの各断面図である。また、図2(a)は図3における
II−II断面図であり、図2(b)〜(e)のそれぞれは
同(a)におけるb−b、c−c、d−d、e−eの各
断面図である。
【0023】図示のエンジン1は、直列4気筒・水冷の
DOHC・4サイクルエンジンであり、1気筒あたりに
排気弁と吸気弁が各二つあるいわゆる4バルブ形式のも
のである。図1〜図3に示すシリンダヘッド2を含め
て、エンジン1の本体はアルミ合金により形成されてい
る。図4のように自動二輪車Aに対しては、排気側(図
3に示す排気ポート20のある側)を車体の前方にし、
気筒の配列方向を車体の左右方向に合わせ、上部をやや
前傾させて搭載される。左右に並ぶ各気筒には、左(す
なわち図3の下方)から順に第1〜第4気筒と名付けら
れている。上部のシリンダヘッド2には、各気筒の燃焼
室(図1における符号11)の中央上部に電極が臨むよ
うに点火プラグBが取り付けられている。
【0024】直列4気筒の4バルブエンジンであるた
め、図3のように、そのシリンダヘッド2には点火プラ
グB(図4)用のプラグ穴12が直線上に4箇所並んで
形成され、各プラグ穴12を取り囲むようにバルブ(図
示せず)の取付穴16・17が4個(吸気バルブ用の取
付穴16が2個と排気バルブ用の取付穴17が2個)ず
つ設けられている。このように4個のバルブが使用され
るのは、図示の吸気ポート15と排気ポート20とが、
各燃焼室に面した付け根の部分ではそれぞれ二つ(一
対)に分かれているからにほかならない。
【0025】このエンジン1には、図3のとおり、全気
筒の各点火プラグ穴12に対して前方(排気側)に水抜
孔31を形成している。各水抜孔31は、図1(a)の
ように、シリンダヘッド2の前部壁面の最下部から、キ
リ穴加工(ドリルを用いた機械加工)によってプラグ穴
12の底部12b(プラグの取付けネジ12aの直上部
分)にまで形成したもので、前部壁面の開口の側がプラ
グ穴12内の開口よりも低位にあり下向きになってい
る。水抜孔31は小径(直径が約4mm)のもので、シ
リンダヘッド2の鋳造が終了した後にキリ孔加工して形
成している。プラグ穴12内に入った水は、自動二輪車
A(図4)の走行中や駐車時などに各水抜孔31から排
出されることになる。
【0026】また、一般的な水冷エンジンと同様、この
エンジン1のシリンダヘッド2内には図1のとおり随所
に冷却水通路25を形成している。排気ポート20が燃
焼室に面した付け根(上流側)の部分で二つ(一対)の
排気ポート21・22に分かれていることに関連して、
とくに、それらポート21・22間の隔壁部23中にも
冷却水通路26を形成している。高温の排気ガスが流れ
ることによって排気ポート20は高温度になるため、ポ
ート21・22の間をも冷却するようにしたのである。
なお、冷却水通路26は、シリンダヘッド2内の随所に
ある他の冷却水通路25に通じるもので、ポート21・
22間を通る通路部分をさす。
【0027】このエンジン1の大きな特徴は、すべての
気筒について前記のように下向きの水抜孔31を設けた
にもかかわらず、各気筒の排気ポート21・22間に冷
却水通路26を形成していることにある。そのため、い
ずれの気筒についても排気ポート20の冷却が十分に行
なわれ、発熱量の抑制措置をとる必要がないので、エン
ジン1の本来の出力が最大限に発揮される。しかし、水
抜孔31とともに冷却水通路26を、各気筒の排気ポー
ト21・22間の狭い部分に形成するのであるから、そ
の構成をとるにあたっては相当の工夫が必要であった。
以下、図1および図2に基づいて、ポート21・22間
における冷却水通路26等の形成態様につき説明する。
【0028】1) まず、図1のように、下向きの水抜孔
31の形成箇所を、シリンダヘッド2において点火プラ
グ穴12の底部12bから側壁前面の最下部にかけての
部分とするとともに、冷却水通路26の形成箇所をその
水抜孔31よりも上方に設けることとした。そうするこ
とにより、シリンダ(図示せず)との接合面2aを横切
ることのない簡単な形態で水抜孔31を形成することが
できるうえ、冷却水通路26については、水抜孔31と
概ね並行に形成することにより水抜孔31と交差するの
を回避でき(冷却水通路26が水抜孔31と交差すると
冷却水が水抜孔31から流出するので当該交差は避ける
必要がある)、形成しやすくなる。
【0029】2) 排気ポート21・22について一部の
開口横断面(長手方向と直角に切った断面)を図2
(c)のように長円形にするとともに、上記の冷却水通
路26の開口横断面(長手方向と直角に切った断面)を
図1(c)のとおり扁平なものにした。つまり、排気ポ
ート21・22は、燃焼室11に面する部分では開口横
断面がそれぞれ真円形であり(図2(b))下流へ向か
ってそれらが徐々に接近して合流する(図2(e))
が、その排気ポート20について、冷却水通路26と水
抜孔31とが通る付近においては各横断面を図2(c)
のように長円形にすることにより、隔壁部23にできる
だけ大きな厚さを確保する。同時に、冷却水通路26に
ついて、ポート21・22間を通る部分では図1(c)
のように、他の部分(図1(d)参照)と異なる扁平な
横断面形状をもつものにして、隔壁部23の肉厚方向の
寸法を小さくしている。このように開口の形状に変化を
つける構成は、ポート21・22とともに冷却水通路2
6をも鋳造にて成形(シリンダヘッド2の鋳造と同時に
成形)するから可能なのであるが、こうした構成をとる
ことにより、十分な量の冷却水を流すのに必要な断面積
をその冷却水通路26にもたせながらも、ポート21・
22間の狭い隔壁部23内に冷却水通路26を設けるこ
とが困難でなくなった。
【0030】3) 冷却水通路26を、排気ポート1・2
2の間では図1(a)のように「く」の字状(またはそ
の逆)の屈曲した経路をもつものにした。つまり、点火
プラグ穴12より離れた排気ポート20の下方にあって
シリンダヘッド2内の他の冷却水通路25とつながる部
分(図1(e)参照)を位置Pとし、排気ポート20の
上方にあってやはり他の冷却水通路25とつながる部分
(図1(b)参照)を位置Rとすると、冷却水通路26
は、位置Pからポート20の付け根寄りにある端部Qに
まで延びて点火プラグ穴12に近づく下方の直線状部分
と、点火プラグ穴12に近いその端部Qから上述の位置
Rにまで延びる上方の直線状部分とを含むように形成し
た。冷却水通路26を通す隔壁部23は、前述のように
ポート21・22を長円形にする(図2(c)参照)こ
とによりその厚みを確保するにしても下流に至るにつれ
て薄くなる(図2(d)参照)ため、冷却水通路26
は、位置P・R間を直線状につなぐよりも、上記のとお
り端部Qを経由させてポート20の付け根(上流)寄り
に通す方が、隔壁部23のうち肉厚が大きくて形成容易
な部分に設けることができる。またそうして端部Qを経
由させれば、その通路26内の冷却水が、排気ポート2
0(21・22)のうちとくに温度の高い付け根寄りの
部分を効果的に冷却できるという利点もある。鋳造によ
りこのように冷却水通路26を形成するとともに、鋳造
後のキリ穴加工によって上記1)のとおり冷却水通路26
よりも下部に水抜孔31を形成するのであるから、隔壁
部23のうち厚みの大きい部分に二つの穴を通すことに
なり、両者の形成がかなり容易になる。
【0031】なお、図1〜図3に示した形態のように全
気筒について点火プラグ穴12に水抜孔31を形成する
と、つぎのような利点もある。すなわち、図5の例のよ
うに複数の気筒間に延びる長い水抜孔13’・14’を
設ける必要がないうえ、チェーントンネル18’の前後
で水抜孔14’にフタをする煩わしさも伴わない。
【0032】以上、実施形態を一つ紹介したが、発明の
実施がこれに限られるものでないことは言うまでもな
い。たとえば、図1〜図3等には4気筒のエンジンAを
例示したが、発明は、単気筒のものを含めてどんな気筒
数のエンジンにおいても実施できる。また、図5の例の
ように、複数気筒のうちいずれかの気筒についてのみ、
一対の排気ポート間に冷却水通路と下向きの水抜孔とを
形成する形態で発明を実施することも可能である。
【0033】
【発明の効果】請求項1に記載した自動二輪車用エンジ
ンには、つぎの効果がある。
【0034】a) 点火プラグ穴からの下向きの水抜孔を
排気ポートの間を通るように設けるため、シリンダの軸
心を極端に傾けた状態でエンジンが自動二輪車に搭載さ
れなくても、その水抜孔を通して点火プラグ穴からの排
水を行える。したがって、このエンジンは、種々の姿勢
で多くの形式の自動二輪車上に搭載され得る。
【0035】b) 下向きの水抜孔を設けた気筒を含むす
べての気筒について排気ポートを効果的に冷却できるた
め、出力を最大限に発揮することが可能になる。
【0036】請求項2に記載の自動二輪車用エンジンの
場合には、 c) 同じ気筒の排気ポート間に、下向きの水抜孔と冷却
水通路とをそれぞれ形成するのが容易になる。
【0037】請求項3に記載の自動二輪車用エンジンな
ら、 d) 冷却水通路が排気ポートの間を通る付近において冷
却水通路を扁平なものにするとともに、各ポートの開口
横断面を長円形にすることによりポート間の肉厚を広く
とっているので、冷却水通路に十分な断面積をもたせな
がらも、それをポート間に形成するのが一層容易にな
る。
【0038】e) 一対の排気ポートが接近しがちな小型
の(たとえば小排気量の)エンジンにおいても、その排
気ポート間に水抜孔と冷却水通路とを形成して上記a)・
b)の効果を得ることができる。
【0039】請求項4の自動二輪車用エンジンならとく
に、 f) 排気ポートの付け根に近い、ポート間の肉厚ができ
るだけ大きな部分に冷却水通路を通すことになるので、
その通路の形成がさらに容易になる。
【0040】g) 排気ポートの付け根寄りの部分に冷却
水を流すことになるので、排気ポートの冷却が一層効果
的に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施に関する一形態を示す図であって、
図1(a)は、図4に示す自動二輪車用エンジン1のう
ちシリンダヘッド2の縦断面図(図3におけるI−I断
面図)である。図1(b)〜(e)のそれぞれは、同
(a)におけるb−b、c−c、d−dおよびe−eの
断面図である。
【図2】図2(a)は、図1のシリンダヘッド2を別の
面で切断して示す縦断面図(図3におけるII−II断面
図)である。図2(b)〜(e)のそれぞれは、同
(a)におけるb−b、c−c、d−dおよびe−eの
断面図である。
【図3】図1・図2・図4のエンジン1におけるシリン
ダヘッド2についての平面図である。
【図4】自動二輪車Aとそれに搭載したエンジン1を示
す全体的な側面図である。
【図5】図5(a)は、従来の自動二輪車用エンジン
1’におけるシリンダヘッド2’の正面視断面図であ
る。図5(b)・(c)はそれぞれ、同(a)における
b−bおよびc−cの断面図である。
【図6】図5とは別の従来の自動二輪車用エンジン1”
におけるシリンダヘッド2”についての側方視断面図で
ある。
【符号の説明】
1 自動二輪車用エンジン 2 シリンダヘッド 12 点火プラグ穴 20・21・22 排気ポート 26 冷却水通路 31 水抜孔
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年7月6日(1999.7.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した自動
二輪車用エンジンは、各燃焼室の中央(またはほぼ中
央)上方に点火プラグ穴があり、下流にて合流する一対
(つまり二つ)の排気ポートが気筒ごとに点火プラグ穴
に隣接して存在する自動二輪車用エンジンにおいて、
ず、同じ気筒分の一対の排気ポートの間に、冷却水通路
と、点火プラグ穴の底部(取付けねじの上の部分)から
それより低位(自動二輪車に搭載した状態で低い位置)
へ延びて外部に通じる水抜孔(つまり図5(b)のよう
な下向きの水抜孔)とを形成したことを特徴とする。下
向きの水抜孔は全気筒の点火プラグ穴には形成する必要
がない(図5参照)ので、上記にいう「同じ気筒分」と
は、一以上の気筒における同じ気筒を意味し、すべての
気筒における各気筒をさすのではない。なお、本明細書
において「右」「左」「上」「下」「前」などというの
は自動二輪車に搭載した状態でのエンジンにおける向き
を表わし、その自動二輪車の(進行方向に見た)右・左
等とそれぞれ一致する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】この請求項1に記載の自動二輪車用エンジ
はさらに、イ)上記の水抜孔を、シリンダヘッドにおい
て点火プラグ穴の底部からシリンダヘッドの側壁最下部
にかけて(つまり側壁のうちシリンダとの接合面に近い
箇所にまで)形成し、ロ)排気ポートの間の上記冷却水通
路を、その水抜孔と交差しないようその水抜孔よりも上
方に形成したことを特徴とする。水冷エンジンにおけ
る冷却水通路はエンジンの内部に縦横に形成されている
ので、上記(および下記)にいう「排気ポートの間の冷
却水通路」とは、冷却水通路のうち排気ポートの間を通
る部分をさす。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】請求項2に記載の自動二輪車用エンジンは
さらに、上記一対の排気ポートについて、間に冷却水通
路と水抜孔とが形成された付近においてポート間の肉厚
(金属部分の厚み)を広げるべく各ポートの開口横断面
を長円形にするとともに、排気ポートの間の上記冷却水
通路については、鋳造成形により(したがってその冷却
水通路自体は中子を用いた成形により)、当該ポート間
において上記肉厚の方向に寸法の小さい扁平な開口横断
面をもつものとしたことを特徴とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】請求項3の自動二輪車用エンジンは、請求
項2のエンジンにおいてとくに、排気ポートの間の上記
冷却水通路を、下記a)・b)を含む屈曲したものとしたこ
とを特徴とする。図1の例を参照しながら説明すると、
そのa)・b)とは、 a) 点火プラグ穴より離れた排気ポートの下方位置P
(冷却水通路のうち他の部分とはこの位置Pでつながっ
ている)から排気ポートの付け根寄りに延びて点火プラ
グ穴に近づく下方部分と、 b) その下方部分のうち点火プラグ穴に近い端部Qから
排気ポートの上方位置Rにまで延びる(冷却水通路のう
ち他の部分とはこの位置Rでつながっている)上方部分
と−である。なお、ここにいうP・Q・Rは、図1の例
における各箇所をいう。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】排気ポートの間の冷却水通路は、請求項2
のように鋳造成形するにしても、上記a)・b)を含む屈曲
したものとして形成するのがさらに好ましい。その理由
はつぎのとおりである。すなわち、 1) 当該冷却水通路は、一見した限りでは、点火プラグ
穴より離れた排気ポートの下方位置Pから排気ポートの
上方位置Rにまで真っ直ぐに延びたものにするのが最も
形成容易とも思われる。しかし実は、上記のとおり、下
方部分のうち排気ポートの付け根寄りにある点火プラグ
穴に近い端部Qを経由させる方が形成が容易である。端
部Qを経由させることは、位置P・R等よりも排気ポー
トの付け根に近い位置にその通路を通すことになるが、
排気ポートの付け根付近は、合流点に近い下流付近に比
べて一対のポート間の間隔が広く、したがってその間の
肉厚も広くて冷却水通路を形成しやすいからである。請
求項1について記載したようにシリンダヘッドの最下部
付近(したがって排気ポートの付け根に近い部分)には
水抜孔があるので、冷却水通路をこうして形成容易な箇
所に設ける工夫が重要になる。また、鋳造によって形成
する限りは、その冷却水通路が屈曲したものであるとし
てもそれを理由に形成が困難になることはない、という
事情もある。なお、端部Qから上方位置Rまで冷却水通
路を延ばし、冷却水通路の他の部分とその位置Rでつな
がるようにしたことも、排気ポートと点火プラグ穴との
間のうち間隔の広い部分に(したがって形成しやすい部
分に)冷却水通路の分岐点を形成したという意味があ
る。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】そして、 c) 同じ気筒の排気ポート間に、下向きの水抜孔と冷却
水通路とをそれぞれ形成するのが容易になる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】請求項2に記載の自動二輪車用エンジンな
ら、 d) 冷却水通路が排気ポートの間を通る付近において冷
却水通路を扁平なものにするとともに、各ポートの開口
横断面を長円形にすることによりポート間の肉厚を広く
とっているので、冷却水通路に十分な断面積をもたせな
がらも、それをポート間に形成するのが一層容易にな
る。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】請求項3の自動二輪車用エンジンならとく
に、 f) 排気ポートの付け根に近い、ポート間の肉厚ができ
るだけ大きな部分に冷却水通路を通すことになるので、
その通路の形成がさらに容易になる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各燃焼室の中央上方に点火プラグ穴があ
    り、下流にて合流する一対の排気ポートが気筒ごとに点
    火プラグ穴に隣接して存在する自動二輪車用エンジンで
    あって、 同じ気筒分の一対の排気ポートの間に、冷却水通路と、
    点火プラグ穴の底部からそれより低位へ延びて外部に通
    じる水抜孔とが形成されていることを特徴とする自動二
    輪車用エンジン。
  2. 【請求項2】 上記の水抜孔がシリンダヘッドにおいて
    点火プラグ穴の底部からシリンダヘッドの側壁最下部に
    かけて形成され、排気ポートの間の上記冷却水通路が、
    その水抜孔と交差しないようその水抜孔よりも上方に形
    成されていることを特徴とする請求項1に記載の自動二
    輪車用エンジン。
  3. 【請求項3】 上記一対の排気ポートは、間に冷却水通
    路と水抜孔とが形成された付近においてポート間の肉厚
    を広げるべく各ポートの開口横断面が長円形になってお
    り、 排気ポートの間の上記冷却水通路は、鋳造成形により、
    当該ポート間において上記肉厚の方向に寸法の小さい扁
    平な開口横断面をもつものとなっていることを特徴とす
    る請求項1または2に記載の自動二輪車用エンジン。
  4. 【請求項4】 排気ポートの間の上記冷却水通路が、点
    火プラグ穴より離れた排気ポートの下方位置から排気ポ
    ートの付け根寄りに延びて点火プラグ穴に近づく下方部
    分と、その下方部分のうち点火プラグ穴に近い端部から
    排気ポートの上方位置にまで延びる上方部分とを含む屈
    曲したものであることを特徴とする請求項3に記載の自
    動二輪車用エンジン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6886514B2 (en) 2002-03-04 2005-05-03 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Personal watercraft and engine mounted in personal watercraft
CN100432410C (zh) * 2004-10-12 2008-11-12 三菱自动车工业株式会社 用于发动机的冷却水通道结构

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