JP2000109985A - エッチング手段によりその板厚より細かな微細孔を形 成する方法 - Google Patents

エッチング手段によりその板厚より細かな微細孔を形 成する方法

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JP2000109985A JP10319751A JP31975198A JP2000109985A JP 2000109985 A JP2000109985 A JP 2000109985A JP 10319751 A JP10319751 A JP 10319751A JP 31975198 A JP31975198 A JP 31975198A JP 2000109985 A JP2000109985 A JP 2000109985A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、外観的に金属板の板厚による制約
を破るような微細孔を金属板に形成するようにしたエッ
チング手段によりその板厚より細かな微細孔を形成する
方法及び半透明金属厚板を提供する。 【解決手段】エッチング手段により金属薄板の板厚に制
約される最小径の複数細孔を所定領域の全面に間断な
〈形成してなる複数の金属薄板を、この複数の金属薄板
の複数細孔の孔位置を一致させた上でこれら複数の金属
薄板を一体化せしめることにより金属板の板厚より遙に
小径の微細孔を有する金属板を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、通常のエッチング加
工によって金属板に孔を開ける場合、その金属板の板厚
による制約を受ける。厚みのある金属板に微細な細孔を
形成することは通常のエッチング手段では不可能とな
る。この発明は、外観上はこの制約を破るような微細孔
を金属板に形成するようにしたエッチング手段により金
属板の板厚より遙に小径の微細孔を有する金属板及びそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】金属薄板にエッチング手段によって種々
の形状、種々の孔径の微細孔を形成することは一般に行
われている。しかしながら、エッチング手段によって、
微細孔を形成する場合、エッチング固有の制約がある。
即ち、金属薄板の板厚以下の孔を形成することができな
いという制約である。
【0003】例えば、0.1mmの薄板の全面に孔径
0.1mmより大きな孔を一定ピッチで間断なく無数に
エッチング加工した金属板を形成するすることができる
が、その場合金属薄板の強度が低下することは否めな
い。従って、より強度の有する肉厚の金属板にこの厚み
より遙に小径の微細孔をエッチング手段によって形成す
ることができない。しかし、時として、このような比較
的厚めの金属板に微細な孔を設けることも必要になる。
このように比較的厚めの金属板に微細な孔を設けた材料
が要請される分野として、例えば、各種印刷、実装、リ
フロー、洗浄用の電子部品、高周波部品(ノイズフィル
ター等)の電極印刷、乾燥用冶具の作成、蒸着.スパッ
タ用マスクの作成、エアフィルター又は液フィルターの
作成及び光学用スリットの作成に適用すれば有効であ
る。
【0004】このような要請に応える、このような微細
孔を得る手段としてドリル穿孔によることは可能ではあ
るが、これによる場合は、ドリル穿孔時に物理的な力に
よる変形が生じる欠点がある。又、同様のことをレーザ
ー加工によっても可能であるが、この場合には、金属板
自体に反りが発生することは避けられない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ドリル穿孔による細孔
周辺部を変形させることな〈、又レーザー加工手段によ
る金属板の反りを与えることな〈、従来不可能とされて
いた比較的肉厚の金属板に外観上、板厚より遙に細かな
微細孔をエッチング手段で形成することが要請されてい
る。
【0006】そこで、この発明の目的は、所定の厚みを
備えた金属板に、外観上は、その板厚より微細な孔を穿
孔せしめた金属板を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、エッチング手段により金属薄板の板厚に制約され
る最小径の複数細孔を所定領域の全面に間断な〈形成し
てなる複数の金属薄板を、この複数の金属薄板の複数細
孔の孔位置を一致させた上でこれら複数の金属薄板を一
体化せしめることにより金属板の板厚より小径の微細孔
を有する金属板を得ることができる。
【0008】また、上記の金属板を製造するのに、エッ
チング手段により金属薄板の板厚に制約され、許容され
る複数細孔を形成してなる複数の金属薄板を設け、前記
複数の金属薄板の複数細孔の孔位置を一致させた上で、
これら複数の複数の金属薄板を拡散接合手段によって一
体化せしめることができる。更に、複数細孔は、金属薄
板の所定領域の全面に間断なく形成することである。
【0009】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を図面を参照し
て説明する。図1において、エッチング手段により金属
薄板1の板厚に制約される最小径の複数微細孔2を形成
した金属薄板1を設けてなる薄板原板Aを複数枚を作成
する。同一の各薄板原板A、A、A..を前記複数細孔
2の孔位置を正確に位置合わせして重ね合わせもを真空
状態の中で約900°C 拡散接合することによって各
層の複数細孔2の孔位置が規制された状態で一体に接合
するした積層金属板3が形成される。積層金属板3を積
層一体化するための拡散接合手段は具体的には以下の手
順で行われる。
【0010】(1)セッティング 拡散接合する各積層金属板の間に積層金属同志の拡散接
合するためのスペーサー用い位置合わせを行う。拡散接
合する金属材料と同等の伸縮率を有する0.8ミリ以上
の金属板を用い積層金属板表面のスペーサー材からの表
面の転写を防ぐ目的と、積層金属板表の平坦度を保つ目
的を兼ね表面研磨処理をしたものとする。各積層金属板
に対して一定荷重を加えるために荷重ブロックを用いて
均一荷重を加える。荷重ブロック及び荷重圧は、積層金
属板の総厚により調整を行う。 (2)一体化接合処理 上記のセッティングの後、加熱を開始する。加熱開始よ
り水素ガスの注入を行う。処理温度(900゜C 以
上)より温度保持90分の間に各金属板の表面層の原子
拡散によ接合界面が圧着され、複数の金属薄板の一体化
製品が可能となる。 (3)製品の取り出し 一体化接合の後、300°C迄徐冷を行ない、窒素ガス
の注入後、常温において製品を取り出す。
【0011】例えば、板厚0.3mmの板厚のステンレ
ス材料の薄板に対して複数の孔径0.35の微細孔を複
数箇所をエッチング手段によって作成した薄板原板Aを
三枚を複数細孔2の孔位置を正確に位置合わせして重ね
合わせして前記の工程で一体化することによって厚さ
0.9mmのステンレス板に複数箇所に複数の孔径0.
35の微細孔を作成することができることになる。当然
のことながら、薄板原板Aの積層枚数は三枚に限定され
ることはない。従って、孔径をより微細径としたい場合
には、薄板の厚みをより薄くすることによって実現し得
る。
【0012】一般的に、エッチング手段によって薄板に
微細孔を作成する場合に、その孔径はその板厚による制
約を受け、常にその板厚より大きい孔径に限定される特
性を有していることは知られている。従って、例えば
0.9の板厚を有するステンレス板に孔径0.35の微
細を孔を作成すること不可能であった。上記の方法によ
る時、従来不可能とされていた0.9の板厚を有するス
テンレス板に孔径0.35の微細を孔を作成することが
できたものである。
【0013】図2〜図3において、金属薄板11の所定
領域の全面に、その板厚に制約される最小径の複数微細
孔12を極めて微細なピッチにて規則正しく無数に形成
した金属薄板11を設けてなる薄板原板Bを複数枚を作
成し、且つこの複数の薄板原板B、B、B..を複数微
細孔12の孔位置を正確に位置合わせして重ね合わせ拡
散接合手段により一体化することによって各層の無数の
微細孔12の孔位置が規制された状態で積層金属板が形
成される。この積層金属板13の所定領域には無数の微
細孔12が形成されることなるから、仮に、0.3mm
孔径が0.3mmのピッチで所定の領域に無数にあいて
いる場合、この領域でスリガラス状の透明状態となる。
以上の製造工程により結果として比較的厚状金属板に無
数のミクロの透孔を形成することになる。
【0014】
【発明の効果】請求項1の半透明金属厚板では、エッチ
ング手段により金属薄板の板厚に制約される最小径の複
数細孔を所定領域の全面に間断な〈形成してなる複数の
金属薄板を、この複数の金属薄板の複数細孔の孔位置を
一致させた上でこれら複数の金属薄板を一体化せしめて
半透明金属厚板とすることによって、この半透明金属厚
板の各種分野での利用を図ることが可能となる。、エッ
チング手段により金属薄板の板厚に制約される最小径の
複数細孔を形成してなる複数の金属薄板を設け、前記複
数の金属薄板の複数細孔の孔位置を一致させた上で、こ
れら複数の複数の金属薄板を拡散接合手段によって一体
化せしめるようにしてあるので、外観上は、従来のエッ
チング手段で不可能であった例えば、ステンレスのよう
な金属薄板の板厚より数分の一の微細孔を結果として実
現し得るものである。請求項3のエッチング手段により
その板厚より細かな微細孔を形成する方法では、複数細
孔は、金属薄板の所定領域の全面に間断なく形成せられ
たことを特徴とする前記請求項1記載のエッチング手段
によりその板厚より細かな微細孔を形成する方法とする
ことによって、所定領域の全面に細かな有孔領域を形成
することが出来るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】金属薄板を複数枚を重ねた状態を示した断面図
【図2】金属薄板を複数枚を重ねた状態を示した他の実
施例の断面図
【図3】半透明金属厚板の一部省略斜視図
【符号の説明】
1...金属薄板 2...微細孔 3...積層金属板 A 薄板原版 11...金属薄板 12...微細孔 13...積層金属板 B...薄板原版

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エッチング手段により金属薄板の板厚に制
    約される最小径の複数細孔を所定領域の全面に間断なく
    形成してなる複数の金属薄板を、この複数の金属薄板の
    複数細孔の孔位置を一致させた上でこれら複数の金属薄
    板を一体化せしめたことを特徴とする金属板の板厚より
    小径の微細孔を有する金属板。
  2. 【請求項2】エッチング手段により金属薄板の板厚に制
    約される最小径の複数細孔を形成してなる複数の金属薄
    板を設け、前記複数の金属薄板の複数細孔の孔位置を一
    致させた上で、これら複数の複数の金属薄板を拡散接合
    手段によって一体化せしめることを特徴とする金属板の
    板厚より小径の微細孔を有する金属板及びその製造方
    法。
  3. 【請求項3】複数細孔は、金属薄板の所定領域の全面に
    間断なく形成せられたことを特徴とする前記請求項1記
    載の金属板の板厚より小径の微細孔を有する金属板及び
    その製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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