JP2000109522A - 活性エネルギー線硬化性組成物、それを用いた硬化皮膜の形成方法および硬化物 - Google Patents

活性エネルギー線硬化性組成物、それを用いた硬化皮膜の形成方法および硬化物

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JP2000109522A
JP2000109522A JP28432198A JP28432198A JP2000109522A JP 2000109522 A JP2000109522 A JP 2000109522A JP 28432198 A JP28432198 A JP 28432198A JP 28432198 A JP28432198 A JP 28432198A JP 2000109522 A JP2000109522 A JP 2000109522A
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Teruo Shiono
輝雄 塩野
Yoshinori Kawashima
美紀 川島
Hiroaki Tanaka
洋明 田中
Masashi Arishima
真史 有島
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Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】酸素濃度が高い雰囲気下でも、不活性ガスで置
換した雰囲気下と同様に高い硬化性や密着性を得ること
ができる活性エネルギー線硬化性組成物、それを用いた
電子線による硬化皮膜の形成方法および硬化物の提供。 【解決手段】カルボキシル基を有する(メタ)アクリル
系化合物(C)と2個以上のビニルエーテル基を有する
ビニルエーテル系化合物(D)とを反応させてなる反応
性ヘミアセタールエステル(A)の(メタ)アクリロイ
ル基に1級または2級アミン(B)を付加させてなるア
ミン変性化合物(Z1)と、他の重合性不飽和化合物
(Z2)とを含む活性エネルギー線硬化性組成物、該活
性エネルギー線硬化性組成物に活性エネルギー線を照射
する硬化皮膜の形成方法、および前記活性エネルギー線
硬化性組成物に活性エネルギー線を照射してなる硬化
物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低粘度で硬化性に
優れ、酸素による硬化阻害を受け難い活性エネルギー線
硬化性組成物、それを用いた硬化皮膜の形成方法および
硬化物に関する。
【0002】
【従来の技術】電子線、紫外線等の活性エネルギー線硬
化技術は、(1)速硬化性であり、生産性が高い、
(2)エネルギーコストが低い、(3)無溶剤化により
揮発性分の環境への排出を低減できるなどの利点を有し
ており、塗料、インキ、接着剤等の用途に広く利用され
ている。活性エネルギー線の中で、特に電子線は透過性
が高く顔料の影響を受けにくい、開始剤の添加を必ずし
も必要とせずコストおよび衛生面で有利であるなどの特
徴を有することから、電子線硬化技術を応用した用途は
拡大傾向にある。それらに使用される電子線硬化性化合
物としては、(メタ)アクリロイル基を有するラジカル
重合性化合物が一般的である。
【0003】しかしながら、活性エネルギー線硬化性組
成物を空気中のような酸素濃度が高い雰囲気下で硬化さ
せると表面層の硬化が酸素により阻害を受け、硬化性が
不十分となるという欠点を有していた。このような欠点
を克服するために、これまで多くの提案がなされてい
る。例えば、窒素ガス等の不活性ガスを吹き込み、雰囲
気中の酸素濃度を低下させる方法が知られている。ま
た、活性エネルギー線硬化性樹脂にアミンを添加する方
法が特公昭49−10358号公報等に、亜リン酸エス
テル類およびホスフィン類等の3価リン化合物を添加す
る方法が特開昭46−1790号公報等に、多官能アク
リル酸エステル類に2級アミンを反応させた硬化促進剤
を使用する方法が特開昭52−45597号公報等に、
ビニルエーテル基と(メタ)アクリロイル基を有する化
合物を使用する方法が特開平5−320287号公報や
特開平6−16731号公報等に開示されている。
【0004】上記の不活性ガスを用いる方法は、不活性
ガスが高価であり、経済的に適用できる用途が限定され
るという欠点を有しているため、紫外線硬化では一般的
に用いられていない。一方、電子線硬化においては、不
活性ガスにより酸素濃度を通常200ppm以下に調整
して電子線照射を行っている。しかし、高速で印刷およ
び塗装を行う場合には、被照射物が空気を巻き込むため
酸素濃度が上昇し、硬化阻害を引き起こす場合がある。
また、上記のアミンまたは3価リン化合物を添加する方
法は、実用レベルの表面硬化性を得るためにが大量の添
加が必要であるが、それらを過剰に添加すると、それら
自体はラジカル重合性基を有していないため、未反応成
分の増加により逆に表面硬度が低下する欠点がある。
【0005】特開昭52−45597号公報等に開示さ
れている多官能アクリル酸エステル類に2級アミンを反
応させた硬化促進剤は多量に使用すると、硬化性、可と
う性、密着性などが低下する傾向にある。また、特開平
5−320287号公報や特開平6−16731号公報
等に開示されている重合性プレポリマーの硬化性を向上
させるために、ビニルエーテル基と(メタ)アクリロイ
ル基を有する化合物を使用する方法は、光カチオン開始
剤を必須成分としコスト高となる。また、ポリエチレン
テレフタレートやポリプロピレンなどのプラスチックフ
ィルム等に対する密着性がやや劣るため、その使用量に
制限を受ける。従って、更に生産性の向上を狙った高速
印刷および塗装を行う場合や、不活性ガスの使用量低減
によるコストダウンのために更に高い酸素雰囲気で硬化
させる場合、さらには低粘度での印刷、塗装が必要な用
途において反応性希釈剤を多量に配合する場合等におい
て、上記の方法では期待されるレベルの硬化性を得るこ
とが困難である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、酸素
濃度が高い雰囲気下でも、不活性ガスで置換した雰囲気
下と同様に高い硬化性や密着性を得ることができる活性
エネルギー線硬化性組成物、それを用いた電子線による
硬化皮膜の形成方法および硬化物を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ビニルエ
ーテル基とカルボキシル基との反応を利用して、多官能
ビニルエーテル系化合物とカルボキシル基含有(メタ)
アクリル系化合物とを反応させることにより得られる反
応性ヘミアセタールエステルに1級または2級アミンを
付加させたアミン変性化合物と、他の重合性不飽和合物
とを含む活性エネルギー線硬化性組成物が、高酸素濃度
下でも良好な硬化性を示すことを見出し、本発明に至っ
た。また、本発明者らは、上記硬化性組成物に500p
pm以上の酸素濃度下で電子線を照射することにより良
好な硬化皮膜が得られることを見出した。
【0008】ビニルエーテル基とカルボキシル基との反
応は、アルキルリン酸化合物などのリン酸系触媒の存在
下に25〜50℃程度の低温で数時間以内に終了し、高
収率でヘミアセタールエステルを得ることの可能な公知
反応であり(Chemical Abstract,43,6576d,1949)、最
近、反応性の高いカルボキシル基をブロックするために
利用されいる。こうして得られたブロックカルボン酸
は、エポキシ化合物と混合され一液型の熱硬化性樹脂組
成物として塗料分野を中心として広く活用されるつつあ
る(Y.Nakane,M.Ishidoya, Progress in Organic Coati
ongs 31,113-120,1997.EP296507,特開平4-68009,特開平
4-72324)。
【0009】すなわち、本発明は、カルボキシル基を有
する(メタ)アクリル系化合物(C)と2個以上のビニ
ルエーテル基を有するビニルエーテル系化合物(D)と
を反応させてなる反応性ヘミアセタールエステル(A)
の(メタ)アクリロイル基に1級または2級アミン
(B)を付加させてなるアミン変性化合物(Z1)と、
他の重合性不飽和化合物(Z2)とを含む活性エネルギ
ー線硬化性組成物に関する。また、本発明は、カルボキ
シル基を有する(メタ)アクリル系化合物(C)が、環
状酸無水物(E)と水酸基含有(メタ)アクリレート化
合物(F)とを反応させてなるハーフエステルである上
記活性エネルギー線硬化性組成物に関する。
【0010】また、本発明は、反応性ヘミアセタールエ
ステル(A)が下記一般式(1)で示される化合物であ
る上記活性エネルギー線硬化性組成物に関する。
【化6】 (式中、R1は水素原子またはメチル基、R2は直接結
合、炭素数2〜15のアルキレン基、または下記一般式
(2−1)または(2−2)で示される有機残基、R3
は下記一般式(3−1)〜(3−7)で示される有機残
基、x1は1または2、x2は1〜3の整数、x3は1
〜4の整数、x4は1〜6の整数をそれぞれ示す。)
【0011】
【化7】 (式中、R4は下記化合物(a)〜(g)から選ばれる
有機残基、pは2〜1 5の整数、qは2〜15の整
数、mは1〜20の整数、nは0〜10の整数、rは1
〜10の整数をそれぞれ示す。)
【0012】
【化8】 (式中、R5、R5’は水素原子または炭素数1〜25の
飽和または不飽和の炭化水素基を示す。)
【0013】
【化9】 (式中、x1は1または2、x2は1〜3の整数、x3
は1〜4の整数、x4は1〜6の整数、y2は0〜2の
整数、y3は0〜3の整数、y4は0〜5の整数、mは
1〜20の整数、pは2〜15の整数、sは2〜25の
整数をそれぞれ示す。)
【0014】また、本発明は、アミン(B)が下記一般
式(B1)〜(B5)で示される2級環状アミンである
上記活性エネルギー線硬化性組成物に関する。
【化10】 (式中、R7は水素原子、炭素数が1〜8のアルキル
基、炭素数が1〜8のアルキロール基、水酸基またはカ
ルボキシル基であり、R8、R9は水素原子、炭素数が
1〜17のアルキル基、炭素数が1〜8のアルキロール
基、水酸基、カルボキシル基、フェニル基またはベンジ
ル基であり、Xは炭素原子または窒素原子、Yは炭素原
子、窒素原子または酸素原子である。)
【0015】また、本発明は、インキ、塗料または接着
剤用途である上記いずれかの活性エネルギー線硬化性組
成物に関する。また、本発明は、上記いずれかの活性エ
ネルギー線硬化性組成物に、活性エネルギー線を照射す
ることを特徴とする硬化皮膜の形成方法に関する。ま
た、本発明は、上記いずれかの活性エネルギー線硬化性
組成物に、500ppm以上の酸素濃度下において電子
線を照射することを特徴とする硬化皮膜の形成方法に関
する。
【0016】また、本発明は、加速電圧が30〜100
kVの電子線を照射する上記硬化皮膜の形成方法に関す
る。また、本発明は、電子線の被照射線量が1〜10k
Gyである上記硬化皮膜の形成方法に関する。また、本
発明は、上記いずれかの活性エネルギー線硬化性組成物
に活性エネルギー線を照射してなる硬化物に関する。さ
らに、本発明は、上記いずれかの活性エネルギー線硬化
性組成物に、500ppm以上の酸素濃度下において電
子線を照射してなる硬化物に関する。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の組成物に含まれるアミン
変性化合物(Z1)は、反応性ヘミアセタールエステル
(A)の(メタ)アクリロイル基に、1級または2級ア
ミン(B)を公知のマイケル付加反応により、反応せし
めて得られる。また、本発明において、アミン変性化合
物(Z1)のアミンと反応していない(メタ)アクリロ
イル基および/またはビニルエーテル基(以下、重合性
不飽和基という)の数は特に限定しないが、硬化性と物
性のバランスを考慮すると2〜5個が好ましい。2個よ
り少ないと硬化性が低下し、5個より多いと可とう性
(柔軟性)および密着性が低下する。また、アミン変性
化合物(Z1)の(メタ)アクリロイル基の数がビニル
エーテル基と同数か、それ以上であること好ましい。
(メタ)アクリロイル基の数がビニルエーテル基より少
ないと、反応性が低下する。
【0018】本発明において、反応性ヘミアセタールエ
ステル(A)は、カルボキシル基を有する(メタ)アク
リル系化合物(C)と2個以上のビニルエーテル基を有
するビニルエーテル系化合物(D)との反応から得られ
る化合物である。カルボキシル基を有する(メタ)アク
リル系化合物(C)は、カルボキシル基と(メタ)アク
リロイル基を有する化合物であり、例えば、フタル酸β
−(メタ)アクリロキシエチルモノエステル、イソフタ
ル酸β−(メタ)アクリロキシエチルモノエステル、テ
レフタル酸β−(メタ)アクリロキシエチルモノエステ
ル、コハク酸β−(メタ)アクリロキシエチルモノエス
テル、アクリル酸、メタクリル酸などを挙げることがで
きる。
【0019】また、カルボキシル基を有する(メタ)ア
クリル系化合物(C)は、環状酸無水物(E)と水酸基
含有(メタ)アクリレート化合物(F)とを、必要に応
じて3級アミン触媒の存在下に、公知の方法で反応させ
て得ることもできる。環状酸無水物(E)はジカルボン
酸の環状酸無水物であり、例えば、シュウ酸、マロン
酸、コハク酸、イタコン酸、シトラコン酸、グルタル
酸、マレイン酸などの脂肪族系ジカルボン酸の環状酸無
水物、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸無水物、4
−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸無水物(テト
ラヒドロ無水フタル酸)、メチルシクロヘキサンジカル
ボン酸無水物、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、エン
ドメチレンテトラヒドロ無水フタル酸、メチルエンドメ
チレンテトラヒドロ無水フタル酸などの脂環系ジカルボ
ン酸の環状酸無水物、無水フタル酸などの芳香族環状酸
無水物などを挙げることができる。
【0020】また、水酸基含有(メタ)アクリレート化
合物(F)は、水酸基と(メタ)アクリロイル基を有す
る(メタ)アクリレート化合物であり、下記一般式
(4)で示される化合物を用いることができる。
【化11】 (式中、R1は水素原子またはメチル基、pは2〜15
の整数、qは2〜15の整数、mは1〜20の整数、n
は0〜10の整数をそれぞれ示す。)
【0021】一般式(4)で示される化合物は、ヒドロ
キシアルキル(メタ)アクリレート化合物、アルキレン
グリコールモノ(メタ)アクリレート化合物、およびラ
クトン変性系(メタ)アクリレート化合物に大別され
る。ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート化合物の
具体例としては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリ
レート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
ト、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−
ヒドロキシブチル(メタ)アクリレートなどが挙げられ
る。
【0022】また、アルキレングリコールモノ(メタ)
アクリレート化合物の具体例としては、ジエチレングリ
コールモノ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコ
ールモノ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコ
ールモノ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコー
ルモノ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコー
ルモノ(メタ)アクリレート、テトラプロピレングリコ
ールモノ(メタ)アクリレート、ポリテトラメチレング
リコールモノ(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
【0023】また、ラクトン変性系(メタ)アクリレー
ト化合物の具体例としては、2-(メタ)アクリロイル
オキシエチルハイドロジェンカプロラクトネート、2-
(メタ)アクリロイルオキシエチルハイドロジェンジカ
プロラクトネート、2-( メタ)アクリロイルオキシエ
チルハイドロジェンポリ(重合度3〜5)カプロラクト
ネート、2−(メタ)アクリロイルオキシエチル−2−
ヒドロキシ−6ヘキサノラクトネートなどが挙げられ
る。
【0024】更に、水酸基含有(メタ)アクリレート化
合物(F)としては、一般式(4)で示される化合物以
外にも、2−(メタ)アクリロイルオキシエチル−2−
ヒドロキシプロピルフタレート、3−クロロ−2−ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ
−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート、グリ
セリンモノ(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メ
タ)アクリレート、ペンタエリスリトールモノ(メタ)
アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アク
リレート、エチレンオキサイド変性ペンタエリスリトー
ルモノ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパン
モノ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性ト
リメチロールプロパンモノ(メタ)アクリレートなどを
用いることができる。
【0025】また、反応性ヘミアセタールエステル
(A)の製造に使用されるビニルエーテル系化合物
(D)は、2個以上のビニルエーテル基を有する化合物
であり、ジビニルエーテル系化合物、3官能以上のポリ
ビニルエーテル系化合物を用いることができる。ジビニ
ルエーテル系化合物の具体例としては、エチレングリコ
ールジビニルエーテル、ジエチレングリコールジビニル
エーテル、トリエチレングリコールジビニルエーテル、
テトラエチレングリコールジビニルエーテル、ペンタエ
リスリトールジビニルエーテル、プロピレングリコール
ジビニルエーテル、ジプロピレングリコールジビニルエ
ーテル、トリプロピレングリコールジビニルエーテル、
ネオペンチルグリコールジビニルエーテル、1,4−ブ
タンジオールジビニルエーテル、1,6−ヘキサンジオ
ールジビニルエーテル、グリセリンジビニルエーテル、
トリメチロールプロパンジビニルエーテル、1,4−ジ
ヒドロキシシクロヘキサンジビニルエーテル、1,4−
ジヒドロキシメチルシクロヘキサンジビニルエーテル、
ハイドロキノンジビニルエーテル、エチレンオキサイド
変性ハイドロキノンジビニルエーテル、エチレンオキサ
イド変性レゾルシンジビニルエーテル、エチレンオキサ
イド変性ビスフェノールAジビニルエーテル、エチレン
オキサイド変性ビスフェノールSジビニルエーテルなど
が挙げられる。
【0026】3官能以上のポリビニルエーテル系化合物
の具体例としては、グリセリントリビニルエーテル、ソ
ルビトールテトラビニルエーテル、トリメチロールプロ
パントリビニルエーテル、ペンタエリスリトールトリビ
ニルエーテル、ペンタエリスリトールテトラビニルエー
テル、ジペンタエリスリトールヘキサビニルエーテル、
ジペンタエリスリトールポリビニルエーテル、ジトリメ
チロールプロパンテトラビニルエーテル、ジトリメチロ
ールプロパンポリビニルエーテル、ポリエステルポリビ
ニルエーテル、ポリウレタンポリビニルエーテルなどが
挙げられる。
【0027】得られる反応性ヘミアセタールエステル
(A)は、(メタ)アクリロイル基を有するヘミアセタ
ールエステルであり、その化学構造は使用する原料によ
り多様であるが、代表的な構造は上記一般式(1)で示
される。上記一般式(1)中、R1は水素原子またはメ
チル基であるが、高反応性を必要とする場合には、アク
リル系化合物となる水素原子である方が好ましい。ま
た、R2は直接結合、炭素数2〜15、好ましくは2〜
8のアルキレン基 、または上記一般式(2−1)また
は(2−2)で示される有機残基である。上記一般式
(2−1)で示される有機残基は、環状酸無水物(E)
と上記一般式(4)で示される水酸基含有(メタ)アク
リレート化合物(F)とから得られるカルボキシル基を
有する(メタ)アクリル系化合物(C)に由来する。
【0028】上記一般式(2−1)および(2−2)
中、pは2〜15、好ましくは2〜6の整数であり、こ
れより大きいと反応性が低下する。qは2〜15、好ま
しくは4〜7の整数であり、原料の汎用性や物性面から
この範囲が好ましい。mは1〜20、好ましくは1〜5
の整数であり、これより大きいと反応性が低下する。n
は0〜10、好ましくは1〜5の整数、rは1〜10、
好ましくは1〜5の整数であり、これより大きいと反応
性が低下する。また、R4 は、環状酸無水物(E)に由
来し、上記一般式(a)〜(g)で示される有機残基で
ある。一般式(a)〜(g)中、R5、R5’は水素原子
または炭素数1〜25の飽和または不飽和の炭化水素基
を示す。なかでも、低粘性が必要とされる場合には
(a)または(b)で示される構造が好ましく、密着性
が必要とされる場合には(c)〜(g)で示される環状
構造が好ましい。
【0029】上記一般式(1)中、R3 は、ビニルエー
テル系化合物(D)に由来し、上記一般式(3−1)〜
(3−7)で示される有機残基である。一般式(3−
1)〜(3−7)中、x1は1または2、x2は1〜3
の整数、x3は1〜4の整数、x4は1〜6の整数、y
2は0〜2の整数、y3は0〜3の整数、y4は0〜5
の整数をそれぞれ示す。また、一般式(3−1)中、s
は2〜25、好ましくは4〜16の整数を示し、一般式
(3−2)中、pは2〜15、好ましくは2〜6の整
数、mは1〜20の整数をそれぞれ示す。
【0030】反応性ヘミアセタールエステル(A)の化
学構造は、それにアミンを付加してなるアミン変性化合
物(Z1)に必要とされる物性や硬化性に応じて選択さ
れる。即硬化性、高硬度が必要とされる場合には、官能
基数が多いビニルエーテル系化合物を原料とする構造、
即ち一般式(1)中のR3 が一般式(3−3)〜(3−
7)で示される有機残基である構造が好ましい。また、
柔軟性が必要とされる場合には、ビニルエーテル基を2
個有し、比較的長鎖のビニルエーテル系化合物を原料と
する構造、即ち一般式(1)中のR3 が一般式(3−
1)や(3−2)で示される有機残基である構造や、R
2 が炭素数4〜15、さらには8〜12のアルキレン
基、または一般式(2−1)で示される有機残基(式
中、mが2〜5、nが1〜5、rが2〜10)である構
造が好ましい。
【0031】また、柔軟性、密着性等の物性と硬化性と
のバランスを考慮すると、アミン変性化合物(Z1)の
アミンが付加していない重合性不飽和基の数は2〜5個
が好ましく、そのためには反応性ヘミアセタールエステ
ル(A)が1個の(メタ)アクリロイル基および2〜5
個の重合性不飽和基を有することが好ましい。1個の
(メタ)アクリロイル基および2〜5個の重合性不飽和
基を有する反応性ヘミアセタールエステルを得る方法と
しては、たとえば3〜6官能のビニルエーテル系化合物
(D)にカルボキシル基を有する(メタ)アクリル系化
合物(C)を反応させる方法、2官能のビニルエーテル
系化合物(D)に2個以上の(メタ)アクリロイル基お
よびカルボキシル基を有する(メタ)アクリル系化合物
(C)を反応させる方法などが挙げられる。また、2個
以上(メタ)アクリロイル基およびカルボキシル基を有
する(メタ)アクリル系化合物(C)は、たとえば2個
以上の(メタ)アクリロイル基を有する水酸基含有(メ
タ)アクリレート化合物(F)と環状酸無水物(E)の
反応から得られる。
【0032】反応性ヘミアセタールエステル(A)を製
造する際には、必要に応じて触媒を使用することができ
る。使用できる触媒の種類としては、リン酸エステル系
の酸触媒、例えばリン酸ジ−n−ブチル、リン酸2−エ
チルヘキシル、リン酸モノオクチルなどを挙げることが
できる。触媒の添加量は、原料化合物の合計100重量
部に対して、0.01〜3重量部、さらには0.1〜
1.5重量部であることが好ましい。反応は無溶剤系で
行うことができるが、反応を制御するために汎用の有機
溶剤を使用することもできる。その場合の有効成分濃度
は20〜95重量%、さらには30〜90重量%である
ことが好ましい。これより低濃度では反応性が低下する
ため好ましくない。
【0033】また、得られる反応性ヘミアセタールエス
テル(A)の分子量や粘度については特に限定はない
が、数平均分子量200〜5000、さらには200〜
2000であると、他成分との相溶性や粘性の点で好ま
しい場合がある。また、反応性ヘミアセタールエステル
(A)の粘度は、硬化性組成物が造膜可能な粘度範囲で
ある場合には特に制限はしないが、取り扱い上、25℃
で液体である方が好ましく、さらには、20〜5000
0cpsの粘度(30℃)を示すことが好ましい。
【0034】アミン(B)としては、上記一般式(B
1)〜(B5)で示される2級環状アミン、他の2級ア
ミンおよび1級アミンが挙げられる。上記一般式(B
1)で示されるアミンとしては、たとえばピロリジン、
2−ピロリジンメタノール、3−ピロリジノール等が、
一般式(B2)で示されるアミンとしては、たとえばピ
ロール、2−メチルピロール、3−メチルピロール、2
−イソプロピルイミダゾール、2−フェニルイミダゾー
ル、2−メチルイミダゾール等が、一般式(B3)で示
されるアミンとしては、たとえばインドリン、インドリ
ン−2−カルボン酸等が、一般式(B4)で示されるア
ミンとしては、たとえばインドール、3−インドールメ
タノール、3−インドールエタノール等が、一般式(B
5)で示されるアミンとしては、たとえばピペリジン、
2−メチルピペリジン(2−ピペコリン)、3−メチル
ピペリジン(3−ピペコリン)、1−メチルピペラジ
ン、1−エチルピペラジン、モルホリン等がそれぞれ挙
げられる。
【0035】他の2級アミンとしては、たとえばN−メ
チルオクチルアミン、メチルベンジルアミン、N−メチ
ルアニリン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジエタ
ノールアミン、N−メチルエタノールアミン、ジ−n−
プロピルアミン、ジイソプロピルアミン、メチル−イソ
プロパノールアミン、ジブチルアミン、ジー2−エチル
ヘキシルアミンなどが挙げられる。1級アミンとして
は、たとえばアミノエチルエタノールアミン、3−アミ
ノー1−プロパノール、イソプロピルアミン、モノエチ
ルアミン、2−エチルヘキシルアミン、t−ブチルアミ
ンなどが挙げられる。しかし、1級アミンを用いると、
高分子量化してゲル化の恐れがあるため、2級アミンが
好ましい。更に好ましくは2級環状アミンである。
【0036】本発明の組成物に含まれる他の重合性不飽
和化合物(Z2)は、アミン変性重合性不飽和化合物
(Z1)以外のエチレン性不飽和化合物であり、(メ
タ)アクリル系化合物、ビニルエーテル系化合物などが
挙げられる。他の重合性不飽和化合物(Z2)は、目的
に応じて、1種類または2種以上を組み合わせて使用す
ることができる。アミン変性重合性不飽和化合物(Z
1)と他の重合性不飽和化合物(Z2)の配合比率は、
(Z1):(Z2)=10:90〜90:10、さらに
は30:70〜70:30(重量比)が好ましい。(Z
1)の配合比率が上記範囲より少ないと高酸素濃度雰囲
気下での硬化性が低くなる。また、上記範囲を越えると
組成物の粘度が高くなり、印刷、塗工が困難となる。
【0037】他の重合性不飽和化合物(Z2)のうち、
単官能の(メタ)アクリル系化合物の具体例としては、
メチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレ
ート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、フ
ェノキシエチル(メタ)アクリレート、フェノキシメチ
ル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレー
トなどが挙げられる。
【0038】また、2官能の(メタ)アクリル系化合物
としては、エチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ト
リエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート、1,3−ブチレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサ
ンジオールジ(メタ)アクリレート、2−メチル−1,
8−オクタンジオールジアクリレート、1,9−ノナン
ジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコ
ールジ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性
−2,2−ビス[4−{(メタ)アクリロキシ}フェニ
ル]プロパン、プロピレンオキサイド変性−2,2−ビ
ス[4−{(メタ)アクリロキシ}フェニル]プロパン
などが挙げられる。
【0039】また、3官能以上の(メタ)アクリル系化
合物としては、トリメチロールプロパントリ(メタ)ア
クリレート、テトラメチロールメタントリ(メタ)アク
リレート、テトラメチロールエタントリ(メタ)アクリ
レート、テトラメチロールメタンテトラ(メタ)アクリ
レート、エチレンオキサイド変性トリメチロールプロパ
ントリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトール
ヘキサ(メタ)アクリレート、ポリエステルアクリレー
ト、ポリウレタンアクリレート、エポキシアクリレート
などが挙げられる。
【0040】また、ビニルエーテル系化合物のうち単官
能の化合物としては、2−ヒドロキシエチルビニルエー
テル、2−ヒドロキシブチルビニルエーテル、シクロヘ
キサンジメタノールモノビニルエーテル、ジエチレング
リコールモノビニルエーテル、トリエチレングリコール
モノビニルエーテル、テトラエチレングリコールモノビ
ニルエーテル、ペンタエチレングリコールモノビニルエ
ーテルなどが挙げられる。
【0041】また、ジビニルエーテル系化合物として
は、エチレングリコールジビニルエーテル、ジエチレン
グリコールジビニルエーテル、トリエチレングリコール
ジビニルエーテル、テトラエチレングリコールジビニル
エーテル、ペンタエリスリトールジビニルエーテル、プ
ロピレングリコールジビニルエーテル、ジプロピレング
リコールジビニルエーテル、トリプロピレングリコール
ジビニルエーテル、ネオペンチルグリコールジビニルエ
ーテル、1,4−ブタンジオールジビニルエーテル、
1,6−ヘキサンジオールジビニルエーテル、グリセリ
ンジビニルエーテル、トリメチロールプロパンジビニル
エーテル、1,4−ジヒドロキシシクロヘキサンジビニ
ルエーテル、1,4−ジヒドロキシメチルシクロヘキサ
ンジビニルエーテル、ハイドロキノンジビニルエーテ
ル、エチレンオキサイド変性ハイドロキノンジビニルエ
ーテル、エチレンオキサイド変性レゾルシンジビニルエ
ーテル、エチレンオキサイド変性ビスフェノールAジビ
ニルエーテル、エチレンオキサイド変性ビスフェノール
Sジビニルエーテルなどが挙げられる。
【0042】また、3官能以上のポリビニルエーテル系
化合物としては、グリセリントリビニルエーテル、ソル
ビトールテトラビニルエーテル、トリメチロールプロパ
ントリビニルエーテル、ペンタエリスリトールトリビニ
ルエーテル、ペンタエリスリトールテトラビニルエーテ
ル、ジペンタエリスリトールヘキサビニルエーテル、ジ
ペンタエリスリトールポリビニルエーテル、ジトリメチ
ロールプロパンテトラビニルエーテル、ジトリメチロー
ルプロパンポリビニルエーテルなどが挙げられる。
【0043】さらに、上記(メタ)アクリル系化合物や
ビニルエーテル系化合物以外にも、ビニルピロリドン、
ビニルカプロラクタム、ビニルカルバゾール、ビニル−
1−イミダゾール、ジビニルエチレン尿素、N−ビニル
ホルムアミド、N−ビニルホルマリン、アリルグリシジ
ルエーテル、テトラエチレングリコールモノアリルエー
テルなどが使用できる。
【0044】本発明の硬化性組成物には、更に(Z1)
成分および(Z2)成分以外に、エポキシ系やオキセタ
ン系反応性希釈剤を添加できる。また、皮膜性能を向上
させるため、公知のアミノ樹脂、フェノール樹脂、ポリ
アミド樹脂、セルロース誘導体、ビニル系樹脂、ポリオ
レフィン樹脂、天然ゴム誘導体、アクリル樹脂、エポキ
シ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリスチレン樹脂、アルキ
ド樹脂、ロジン変性アルキド樹脂、アマニ油変性アルキ
ド樹脂などの汎用性樹脂素材、アマニ油、桐油、大豆油
などの乾性油等を配合してもよい。ただし、これらの配
合量は、何れも組成物の全量に対して、好ましくは60
重量%以下、さらに好ましくは40重量%以下である。
【0045】さらに、流動性を制御する目的で、水、有
機溶剤、相溶化剤、界面活性剤、滑剤等を添加してもよ
い。これらの配合量は、組成物の全量に対して、好まし
くは20重量%以下、更に好ましくは10重量%以下で
ある。また、本発明の硬化性組成物は、染料やカーボン
ブラック、チタンホワイト、フタロシアニン、アゾ色
素、キナクリドン等の顔料からなる着色剤、Si系微粒
子、雲母、炭酸カルシウム等の無機充填剤等を適当量添
加することにより各種印刷インキや着色塗料等として用
いることができる。また、本発明の硬化性組成物を活性
エネルギー線、特に紫外線により硬化せしめる場合に
は、公知の光重合開始剤や増感剤を添加することができ
る。
【0046】本発明の硬化性組成物は、上記2種の化合
物を混合した状態で液状であればよいが、組成物を容易
かつ平滑に塗工するには配合状態での粘度が100〜1
0000cps(25℃) であることが望ましい。こ
こで言う液状には、2種類以上の化合物が完全に相溶し
て液状になっているものだけでなく、液状化合物に粉状
化合物が分散している不均一系も含まれる。
【0047】本発明の硬化性組成物は、各種鋼板、アル
ミニウム板等の金属板、プラスチックフィルム、紙、プ
ラスチックフィルムラミネート紙等の基材に、ロールコ
ーター、ナイフコーターなどの塗工方法、またはオフセ
ット印刷、グラビア印刷、凸版印刷、シルクスクリーン
印刷などの印刷方法で、0.1〜500μmの膜厚で造
膜または充填できる。上記方法により造膜または充填さ
れた皮膜は、紫外線や電子線等の活性エネルギー線を照
射することにより、500ppm以上の酸素濃度下にお
いても硬化させることができる。
【0048】活性エネルギー線照射時の酸素濃度は、窒
素やアルゴンなどの不活性ガスのイナーティングを行う
ことにより200ppm以下にすると、酸素による硬化
阻害を受けにくい。しかし、不活性ガスのコストを考慮
すると、500ppm以上の酸素濃度下での照射が好ま
しい。なお、500ppm以上の酸素濃度とは、不活性
ガスによるイナーティングを行うことにより達成された
濃度範囲も含む。
【0049】電子線照射により硬化させる場合には、電
子線照射の加速電圧を30〜250kVの範囲に設定す
ることにより硬化皮膜の形成が可能であるが、より低い
被照射線量で同等な硬化性が得られる30〜100kV
に設定するのが好ましい。30〜100kVの電子線を
照射することにより、硬化阻害を生じやすい塗工/印刷
表面に電子線が集中し、硬化性を向上させることができ
る。よって、高酸素濃度下での高硬化性を得るために
は、30〜100kVの加速電圧の電子線を照射するこ
とが好ましい。
【0050】また、電子線の加速電圧を30〜100k
Vの範囲に設定した場合には、電子線の被照射線量を通
常より低い値とし、高エネルギー効率による省エネルギ
ー化と、塗工および印刷の高速化による生産効率向上と
を図ることも可能である。加速電圧が100〜250k
Vの通常の電子線照射では、3〜30kGyの被照射線
量領域で本発明の組成物を500ppm以上の酸素濃度
下において硬化させることができるが、加速電圧を30
〜100kVの範囲に設定すれば、被照射線量を3分の
1である1〜10kGyに抑えても同様な硬化性が得ら
れる。
【0051】
【実施例】次に、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明はこれに限定されるものではない。下記
に、実施例および比較例中で用いられる略号を示す。 1)ハーフエステル合成時(合成例1〜6)に使用した
原料 水酸基含有(メタ)アクリレート(F) 4HBA;4−ヒドロキシブチルアクリレート PPG2A;ジプロピレングリコールモノアクリレート FA2;2-アクリロイルオキシエチルハイドロジェンジカ
プロラクトネート PE3A;ペンタエリスリトールトリアクリレート 環状酸無水物(E) SAH;無水コハク酸 HPAH;cis-1,2シクロヘキサンジカルボン酸無水物 PAH;無水フタル酸
【0052】2)反応性ヘミアセタールエステル合成時
(合成例7〜15)に使用した原料 ビニルエーテル系化合物(D) HDDV;1,6-ヘキサンジオールジビニルエーテル TEGDV;トリエチレンレングリコールジビニルエーテル TMPTV;トリメチロールプロパントリビニルエーテル カルボキシル基を有する(メタ)アクリル系化合物
(C) SA;2−アクリロキシエチルコハク酸 AA;アクリル酸
【0053】3)重合性不飽和化合物(Z2) HBVE;4−ヒドロキシブチルビニルエーテル TPGDA;トリプロピレングリコールジアクリレート 4EGA;テトラエチレングリコールジアクリレート
【0054】◎反応性ヘミアセタールエステルの合成 (合成例1〜6)カルボキシル基を有する(メタ)アク
リル系化合物(C)(ハーフエステル)の合成 撹拌装置、窒素導入管、温度センサー、コンデンサーを
備えた四つ口丸底フラスコに、表1に示す水酸基含有
(メタ)アクリレート化合物(F)と環状酸無水物
(E)を等モル仕込み、更にジメチルベンジルアミン
0.5phrを添加した。これを90℃に設定した湯浴中に
セットし、加熱撹拌を開始した。反応系内が均一になっ
たことを確認できたら湯浴温度を70℃に下げ、加熱攪
拌を継続した。3時間経過後からIRにて酸無水物の特性
吸収(1820cm-1付近)をチェックし、ピークが消失
したところで湯浴から外し放冷した。得られた生成物は
GPCと酸価の測定により確認した。表1に、水酸基含有
(メタ)アクリレート化合物(F)と環状酸無水物
(E)の種類と、得られたハーフエステルの酸価を示
す。
【0055】(合成例7)3個の(メタ)アクリロイル
基を有する反応性ヘミアセタールエステル(A)の合成 撹拌装置、窒素導入管、温度センサー、コンデンサーを
備えた四つ口丸底フラスコにTMPTVと3モル倍量のAAを
仕込み、更にリン酸ジブチルを1phr添加した。これを
室温(25℃)で撹拌した。1時間おきに酸価を測定
し、5mgKOH/g以下になったところで湯浴から外して反応
を止め、反応性ヘミアセタールエステル(A)を得た。
【0056】(合成例8〜13)3個の(メタ)アクリ
ロイル基を有する反応性ヘミアセタールエステル(A)
の合成 表1中に示した原料を用いて、実施例7と同様の方法で
合成し、反応性ヘミアセタールエステル(A)を得た。
【0057】(合成例14)6個の(メタ)アクリロイ
ル基を有する反応性ヘミアセタールエステル(A)の合
成 撹拌装置、窒素導入管、温度センサー、コンデンサーを
備えた四つ口丸底フラスコにHDDVと2モル倍量の合成例
6で得られた化合物を仕込み、更にリン酸ジブチルを1
phr添加した。これを室温(25℃)で撹拌した。1時
間おきに 酸価を測定し、5mgKOH/g以下になったところ
で湯浴から外して反応を止め、反応性ヘミアセタールエ
ステル(A)を得た。
【0058】(合成例15)3個の(メタ)アクリロイ
ル基と1個のビニルエーテル基を有する反応性ヘミアセ
タールエステル(A)の合成 撹拌装置、窒素導入管、温度センサー、コンデンサーを
備えた四つ口丸底フラスコにTEGDVと等モル量の合成例
6で得られた化合物を仕込み、更にリン酸ジブチルを1
phr添加した。これを室温(25℃)で撹拌した。1時
間おきに酸価を測定し、5mgKOH/g以下になったところで
湯浴から外して反応を止め、反応性ヘミアセタールエス
テル(A)を得た。
【0059】表1に、合成例7〜15で得られた化合物
の数平均分子量(Mn)を示す。
【表1】
【0060】◎アミン変性化合物(Z1)の合成例 (合成例16)反応性ヘミアセタールエステル(A)の
アミン変性化合物(Z1)の合成 合成例7で得られた化合物と等モル量のモルホリンをフ
ラスコに仕込み、酢酸エチルで70重量%溶液となるよ
うに希釈して70℃で2時間反応させた後、減圧下で溶
剤を留去し、2個の(メタ)アクリロイル基を有する反
応物(A−1)を得た。
【0061】(合成例17〜25)反応性ヘミアセター
ルエステル(A)のアミン変性化合物(Z1)の合成 表1中に示した原料を用いて、実施例16と同様の方法
で合成し、2個の(メタ)アクリロイル基を有する反応
物(A−2)〜(A−10)を得た。
【0062】(合成例26)反応性ヘミアセタールエス
テル(A)のアミン変性化合物(Z1)の合成 合成例14で得られた化合物と等モル量のモルホリンを
フラスコに仕込み、酢酸エチルで70重量%溶液となる
ように希釈して70℃で2時間反応させた後、減圧下で
溶剤を留去し、5個の(メタ)アクリロイル基を有する
反応物(A−11)を得た。
【0063】(合成例27)反応性ヘミアセタールエス
テル(A)のアミン変性化合物(Z1)の合成 合成例15で得られた化合物と等モル量のモルホリンを
フラスコに仕込み、酢酸エチルで70重量%溶液となる
ように希釈して70℃で2時間反応させた後、減圧下で
溶剤を留去し、2個の(メタ)アクリロイル基と1個の
ビニルエーテル基を有する反応物(A−12)を得た。
【0064】(合成例28)アミン変性アクリル酸エス
テル類の合成 トリメチロールプロパントリアクリレート(TMPTA)と等
モル量のモルホリン をフラスコに仕込み、70℃で2
時間反応させ、2個の(メタ)アクリロイル基を有する
アミン変性アクリル酸エステル類(P−1)を得た。
【0065】(実施例1)合成例16で得られた反応物
(A−1)50gとTPGDA50gと1−ヒドロキシ
−シクロヘキシル−フェニル−ケトン2gを混合し、硬
化性組成物を得た。次いで、硬化性組成物をガラス板お
よびポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム上
に、硬化後の膜厚が5μmになるように塗布した後、紫
外線照射装置(東芝ライテック(株)製「トスキュアー
KUVM−30251−1XA−DMF」、メタルハラ
イドランプ120w/cm1灯)を用いて、200000
ppmの酸素濃度下で紫外線を照射(照射量:80mJ
/cm2)し、 硬化皮膜を形成した。
【0066】(実施例2)合成例16で得られた反応物
(A−1)50gとTPGDA50gを混合し、硬化性
組成物を得た。次いで、硬化性組成物をガラス板および
PETフィルム上に、硬化後の膜厚が5μmになるよう
に塗布した後、電子線照射装置(日新ハイボルテージ
(株)製「キュアトロン EBC−200−20−3
0」およびAIT社製「Min−EB」)を用いて電子
線を照射し、硬化皮膜を形成した。電子線照射は、「キ
ュアトロン」については加速電圧150kV、被照射線
量5および20kGyで行い、「Min−EB」につい
ては加速電圧50kV、被照射線量2および5kGyで
行った。また、照射雰囲気の酸素濃度は、窒素ガスを用
いて30、500、5000、50000、20000
0ppmに調整した。
【0067】実施例1および2で形成された硬化皮膜の
表面タック、表面硬度および密着性を下記の方法で評価
した。結果を表2に示す。
【表2】
【0068】(実施例3〜15および比較例1〜2)表
3、表4、表5に示す割合で各成分(かっこ内の数字は
重量%を示す)を混合し、硬化性組成物を得た。次い
で、実施例2と同様にして、各硬化性組成物をガラス板
およびPETフィルム上に塗布した後、電子線を照射
し、硬化皮膜を形成した。次に、硬化皮膜の表面タッ
ク、表面硬度および密着性を下記の方法で評価した。結
果を表3、表4、表5に示す。
【0069】
【表3】
【0070】
【表4】
【0071】
【表5】
【0072】評価方法 (1)表面タック:ガラス板上の硬化皮膜表面のべたつ
きを指触で評価した。 (2)表面硬度:ガラス板上の硬化皮膜につき、鉛筆
(三菱鉛筆(株)製の「ユニ」)により皮膜が破損しな
い最高の鉛筆硬度を測定した。 (3)密着性:PETフィルム上の硬化皮膜の表面にセ
ロハンテープを貼って引き剥がし、下地から剥がれた皮
膜の面積を目視で評価した。
【0073】
【発明の効果】本発明により、高酸素雰囲気下でも硬化
性が高く、かつ表面硬度および密着性の良好な硬化皮膜
が得られるようになった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09J 4/00 C09J 4/00 // C08F 216/14 C08F 216/14 (72)発明者 有島 真史 東京都中央区京橋二丁目3番13号東洋イン キ製造株式会社内 Fターム(参考) 4J011 QA08 QA12 QA13 QA17 QA18 QA19 QA21 QA22 QA23 QA24 QB13 QB19 QB23 UA01 UA03 VA01 WA02 WA05 WA06 4J039 AD21 AE07 AF03 AF07 EA04 EA08 EA48 FA01 FA02 GA01 GA02 GA03 GA10

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カルボキシル基を有する(メタ)アクリル
    系化合物(C)と2個以上のビニルエーテル基を有する
    ビニルエーテル系化合物(D)とを反応させてなる反応
    性ヘミアセタールエステル(A)の(メタ)アクリロイ
    ル基に1級または2級アミン(B)を付加させてなるア
    ミン変性化合物(Z1)と、他の重合性不飽和化合物
    (Z2)とを含む活性エネルギー線硬化性組成物。
  2. 【請求項2】カルボキシル基を有する(メタ)アクリル
    系化合物(C)が、環状酸無水物(E)と水酸基含有
    (メタ)アクリレート化合物(F)とを反応させてなる
    ハーフエステルである請求項1記載の活性エネルギー線
    硬化性組成物。
  3. 【請求項3】反応性ヘミアセタールエステル(A)が下
    記一般式(1)で示される化合物である請求項1記載の
    活性エネルギー線硬化性組成物。 【化1】 (式中、R1は水素原子またはメチル基、R2は直接結
    合、炭素数2〜15のアルキレン基、または下記一般式
    (2−1)または(2−2)で示される有機残基、R3
    は下記一般式(3−1)〜(3−7)で示される有機残
    基、x1は1または2、x2は1〜3の整数、x3は1
    〜4の整数、x4は1〜6の整数をそれぞれ示す。) 【化2】 (式中、R4は下記化合物(a)〜(g)から選ばれる
    有機残基、pは2〜15の整数、qは2〜15の整数、
    mは1〜20の整数、nは0〜10の整数、rは1〜1
    0の整数をそれぞれ示す。) 【化3】 (式中、R5、R5’は水素原子または炭素数1〜25の
    飽和または不飽和の炭化水素基を示す。) 【化4】 (式中、x1は1または2、x2は1〜3の整数、x3
    は1〜4の整数、x4は1〜6の整数、y2は0〜2の
    整数、y3は0〜3の整数、y4は0〜5の整数、mは
    1〜20の整数、pは2〜15の整数、sは2〜25の
    整数をそれぞれ示す。)
  4. 【請求項4】アミン(B)が下記一般式(B1)〜(B
    5)で示される2級環状アミンである請求項1ないし3
    いずれか1項に記載の活性エネルギー線硬化性組成物。 【化5】 (式中、R7は水素原子、炭素数が1〜8のアルキル
    基、炭素数が1〜8のアルキロール基、水酸基またはカ
    ルボキシル基であり、R8、R9は水素原子、炭素数が
    1〜17のアルキル基、炭素数が1〜8のアルキロール
    基、水酸基、カルボキシル基、フェニル基またはベンジ
    ル基であり、Xは炭素原子または窒素原子、Yは炭素原
    子、窒素原子または酸素原子である。)
  5. 【請求項5】インキ、塗料または接着剤用途である請求
    項1ないし4いずれか1項に記載の活性エネルギー線硬
    化性組成物。
  6. 【請求項6】請求項1ないし5いずれか1項に記載の活
    性エネルギー線硬化性組成物に活性エネルギー線を照射
    する硬化皮膜の形成方法。
  7. 【請求項7】請求項1ないし5いずれか1項に記載の活
    性エネルギー線硬化性組成物に500ppm以上の酸素
    濃度下において電子線を照射する硬化皮膜の形成方法。
  8. 【請求項8】加速電圧が30から100kVの電子線を
    照射する請求項7記載の硬化被膜の形成方法。
  9. 【請求項9】電子線の被照射線量が1から10kGyで
    ある請求項8記載の硬化皮膜の形成方法。
  10. 【請求項10】請求項1ないし5いずれか1項に記載の
    活性エネルギー線硬化性組成物に活性エネルギー線を照
    射してなる硬化物。
  11. 【請求項11】請求項1ないし5いずれか1項に記載の
    活性エネルギー線硬化性組成物に500ppm以上の酸
    素濃度下において電子線を照射してなる硬化物。
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