JP2000108920A - 車両の操舵装置および操舵支援装置 - Google Patents

車両の操舵装置および操舵支援装置

Info

Publication number
JP2000108920A
JP2000108920A JP10281545A JP28154598A JP2000108920A JP 2000108920 A JP2000108920 A JP 2000108920A JP 10281545 A JP10281545 A JP 10281545A JP 28154598 A JP28154598 A JP 28154598A JP 2000108920 A JP2000108920 A JP 2000108920A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
steering
actuator
wheel
front wheel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10281545A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3671697B2 (ja
Inventor
Takahiro Furuhira
貴大 古平
Kozo Fujita
耕造 藤田
Shokichi Shiozawa
章▲吉▼ 塩澤
Kunihito Sato
国仁 佐藤
Koichi Sawada
耕一 澤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP28154598A priority Critical patent/JP3671697B2/ja
Publication of JP2000108920A publication Critical patent/JP2000108920A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3671697B2 publication Critical patent/JP3671697B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、車両の操舵装置および操舵支援装
置に関し、運転者が後方を確認することなく、前進時と
同様の運転操作で容易に車両を後退させることを目的と
する。 【解決手段】 操舵装置は、前輪28,30を転舵させ
る前輪用操舵機構18と、後輪38,40を転舵させる
後輪用操舵機構20とを備える。シフトレバーがバック
モードでない場合、前輪用操舵機構18が作動するよう
に前輪用モータ42に指令信号が供給される。一方、シ
フトレバーがバックモードである場合、後輪用操舵機構
20が作動するように後輪用モータ44に指令信号が供
給される。この際、後輪38,40は、前輪28,30
に対して逆位相側に転舵される。また、車両後部の右側
に車両後方を視認するための後方視認用カメラ48を配
設する。モニタ50の画面には、実際の画像に対して左
右対称の画像を映し出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の操舵装置お
よび操舵支援装置に係り、特に、前輪および後輪の操舵
を可能とした車両の操舵装置、および、後退時の操舵が
スムーズに実行できるように運転者を支援する操舵支援
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開昭61−4676
7号に開示される如く、前輪および後輪を転舵させるこ
とが可能な操舵装置が知られている。上記従来の装置
は、前輪操舵用の操作子および後輪操作用の操作子を備
えている。上記従来の装置において、運転者が前輪操舵
用の操作子を操作することにより前輪が転舵され、後輪
操舵用の操作子を操作することにより後輪が転舵され
る。従って、上記従来の装置によれば、前輪と後輪とを
各々独立に転舵させることができる。このため、上記従
来の装置によれば、車両を所望の位置に容易に移動させ
ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の装
置において、前輪と後輪とを共に転舵させる場合、運転
者は、前輪操舵用の操作子と後輪操舵用の操作子とを共
に操作する必要がある。このため、上記従来の装置で
は、運転者の操作が複雑となってしまう。また、運転者
は、通常、車両を後退させる場合、実際に車両後方を確
認しながらステアリングホイールを操作する。しかし、
上記の手法は、運転者が高齢である等の実際に車両後方
を確認することが困難である状況下において適切ではな
い。
【0004】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、運転操作を複雑にすることなく、前輪および後
輪を転舵させることで車両を所望の位置に移動させる車
両の操舵装置を提供することを第1の目的とし、運転者
が車両後方を実際に確認することなく、前進時と同様の
運転操作で容易に車両を後退させる操舵支援装置を提供
することを第2の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的は、請求
項1に記載する如く、運転者に操作されるステアリング
ホイールの回転に伴って前輪を転舵させる第1のアクチ
ュエータと、前記ステアリングホイールの回転に伴って
後輪を転舵させる第2のアクチュエータと、前記第1の
アクチュエータの作動モードおよび前記第2のアクチュ
エータの作動モードを切り替えるモード切り替え手段
と、を備えることを特徴とする車両の操舵装置により達
成される。
【0006】本発明において、第1のアクチュエータの
作動モード、および、第2のアクチュエータの作動モー
ドは、所定の場合に切り替えられる。第1のアクチュエ
ータが作動状態である場合、前輪が転舵される。また、
第2のアクチュエータが作動状態である場合、後輪が転
舵される。更に、第1のアクチュエータおよび第2のア
クチュエータが共に作動状態である場合、前輪および後
輪が共に転舵される。従って、本発明によれば、複数の
操舵機構で車両を操舵させることができる。
【0007】上記第1の目的は、請求項2に記載する如
く、請求項1記載の車両の操舵装置において、前記モー
ド切り替え手段が、前記第1のアクチュエータを作動状
態とした場合に前記第2のアクチュエータを非作動状態
とし、前記第1のアクチュエータを非作動状態とした場
合に前記第2のアクチュエータを作動状態とすることを
特徴とする車両の操舵装置により達成される。
【0008】本発明において、第1のアクチュエータが
作動状態である場合、第2のアクチュエータは非作動状
態とされる。一方、第1のアクチュエータが非作動状態
である場合、第2のアクチュエータは作動状態とされ
る。従って、本発明によれば、前輪操舵と後輪操舵とを
切り替えることができる。このため、本発明によれば、
後輪操舵が行えることで、車両の後退時や切り返し時の
運転操作を簡単に行うことができる。
【0009】上記第1の目的は、請求項3に記載する如
く、請求項1記載の車両の操舵装置において、前記モー
ド切り替え手段が、前記第1のアクチュエータと前記第
2のアクチュエータとを共に作動状態とすると共に、前
記第2のアクチュエータが、前輪に対して逆位相側に後
輪を転舵させることを特徴とする車両の操舵装置により
達成される。
【0010】本発明において、第1のアクチュエータと
第2のアクチュエータとが共に作動状態である場合、後
輪は前輪の逆位相側に転舵される。このため、本発明に
よれば、車両を小さい回転半径で操舵させることができ
る。上記第1の目的は、請求項4に記載する如く、請求
項1記載の車両の操舵装置において、前記モード切り替
え手段が、前記第1のアクチュエータと前記第2のアク
チュエータとを共に作動状態とすると共に、前記第2の
アクチュエータが、前輪に対して同位相側に後輪を転舵
させることを特徴とする車両の操舵装置により達成され
る。
【0011】本発明において、第1のアクチュエータと
第2のアクチュエータとが共に作動状態である場合、前
輪と後輪とは同位相側に転舵される。このため、本発明
によれば、縦列駐車時の操作性の向上を図ることができ
る。上記第2の目的は、請求項5に記載する如く、運転
者に操作されるステアリングホイールの回転に伴って車
輪を転舵させるアクチュエータを備える車両の操舵支援
装置において、車両が後退するか否かを判別する後退判
別手段と、車両後方を撮影する後方撮影手段と、車両が
後退すると判別された場合に、前記後方撮影手段で撮影
された画像を運転者に提供する後方画像提供手段と、を
備えることを特徴とする車両の操舵支援装置により達成
される。
【0012】本発明において、車両が後退するか否かが
判別される。また、車両後方の状況が撮影される。車両
が後退すると判別された場合、後方画像提供手段は、車
両後方の状況を運転者に提供する。このため、本発明に
よれば、運転者が車両の後方を実際に確認することな
く、車両を前進させる場合と同様の運転操作で容易に後
退させることができる。
【0013】上記第2の目的は、請求項6に記載する如
く、請求項5記載の車両の操舵支援装置において、前記
後方画像提供手段は、前記アクチュエータが後輪を前輪
に対して逆位相側に転舵させる場合、実際の画像に対し
て左右対称の画像を提供することを特徴とする車両の操
舵支援装置により達成される。
【0014】本発明において、アクチュエータが後輪を
逆位相側に転舵させる場合、ステアリングホイールを例
えば右切りした状態で車両を前進させると、車両は右回
りに旋回する。一方、かかる状態で車両を後退させる
と、車両は左回りで旋回する。後方画像提供手段は、実
際の画像に対して左右対称の画像を運転者に提供する。
このため、本発明によれば、運転者が車両の後方を実際
に確認することなく、後方画像提供手段の画像を見るこ
とで、後輪が逆位相側に転舵される場合でも違和感なく
車両を後退させることができる。従って、本発明によれ
ば、車両を前進時と同様の運転操作で容易に後退させる
ことができる。尚、実際の画像とは、車両後方の現実の
画像であり、左右上下を現実と同一にした画像である。
【0015】上記第2の目的は、請求項7に記載する如
く、請求項5記載の車両の操舵支援装置において、前記
アクチュエータが、車両の前輪を転舵させる前輪アクチ
ュエータと、車両の後輪を前記前輪に対して同位相側に
転舵させる後輪アクチュエータと、を備え、前記後方画
像提供手段が、前記ステアリングホイールの回転に伴う
後輪の転舵量が前輪の転舵量と同等である場合、実際の
画像に対して左右同方向の画像を提供することを特徴と
する車両の操舵支援装置により達成される。
【0016】本発明において、車輪を転舵させるアクチ
ュエータは、前輪アクチュエータと後輪アクチュエータ
とを備えている。ステアリングホイールの回転に伴う後
輪の転舵量が前輪の転舵量と同等である場合、ステアリ
ングホイールを例えば右切りした状態で車両を前進させ
ると、車両は右旋回する。また、かかる状態で車両を後
退させた場合も、車両は右旋回する。本発明において、
後方画像提供手段は、実際の画像に対して左右同方向の
画像を運転者に提供する。このため、本発明によれば、
運転者が車両後方を実際に確認することなく、後方画像
提供手段の画面を見ることで、違和感なく車両を後退さ
せることができる。従って、本発明によれば、前進時と
同様の運転操作で容易に車両を後退させることができ
る。
【0017】また、上記第2の目的は、請求項8に記載
する如く、請求項5記載の車両の操舵支援装置におい
て、前記アクチュエータが、車両の前輪を転舵させる前
輪アクチュエータと、車両の後輪を前記前輪に対して同
位相側に転舵させる後輪アクチュエータと、を備え、前
記後方画像提供手段が、前記ステアリングホイールの回
転に伴う後輪の転舵量が前輪の転舵量に比して小さい場
合、実際の画像に対して左右対称の画像を提供すること
を特徴とする車両の操舵支援装置により達成される。
【0018】本発明において、車輪を転舵させるアクチ
ュエータは、前輪アクチュエータと後輪アクチュエータ
とを備えている。ステアリングホイールの回転に伴う後
輪の転舵量が前輪の転舵量に比して小さい場合、ステア
リングホイールを例えば右切りした状態で車両を前進さ
せると、車両は右旋回する。一方、かかる状態で車両を
後退させると、車両は左旋回する。本発明において、後
方画像提供手段は、実際の画像に対して左右対称の画像
を運転者に提供する。このため、本発明によれば、運転
者が車両の後方を実際に確認することなく、後方画像提
供手段の画面を見ることで、違和感なく車両を後退させ
ることができる。従って、本発明によれば、前進時と同
様の運転操作で容易に車両を後退させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1実施例であ
る車両の操舵装置および操舵支援装置のシステム構成図
を示す。本実施例の装置は、電子制御ユニット(以下、
ECUと称す)10により制御される。本実施例の操舵
装置は、車内前方右側の運転席に配設されるステアリン
グホイール12を備えている。ステアリングホイール1
2には、ステアリングシャフト14が固定されている。
ステアリングシャフト14は、ステアリングホイール1
2が回転することに伴って回転する。ステアリングシャ
フト14には、操舵角センサ16が配設されている。操
舵角センサ16は、ステアリングホイール12の操舵角
に応じた電気信号を出力する。操舵角センサ16の出力
信号は、ECU10に供給されている。ECU10は、
操舵角センサ16の出力信号に基づいてステアリングホ
イール12の操舵角を検出する。
【0020】また、本実施例の操舵装置は、前輪用操舵
機構18と、後輪用操舵機構20とを備えている。前輪
用操舵機構18は、ラックバー22、および、タイロッ
ドを介してラックバー22に連結するナックルアーム2
4,26を備えている。ナックルアーム24,26に
は、前輪28,30が取付けられている。前輪用操舵機
構18は、ラックバー22を車両の車幅方向に変位させ
ることで、前輪28,30を転舵させる。
【0021】一方、後輪用操舵機構20は、前輪用操舵
機構18と同様に、ラックバー32、および、タイロッ
ドを介してラックバー32に連結するナックルアーム3
4,36を備えている。ナックルアーム34,36に
は、後輪38,40が取付けられている。後輪用操舵機
構20は、ラックバー32を車両の車幅方向に変位させ
ることで、後輪38,40を転舵させる。
【0022】ラックバー22には前輪用モータ42が、
ラックバー32には後輪用モータ44が、それぞれ配設
されている。前輪用モータ42は、ステアリングホイー
ル12の操舵角に応じた量のモータ電流をECU10か
ら供給されることで、ラックバー22を車幅方向に変位
させる。また、後輪用モータ44は、ステアリングホイ
ール12の操舵角に応じた量のモータ電流をECU10
から供給されることで、ラックバー32を車幅方向に変
位させる。従って、上記の構成によれば、電気的にラッ
クバー22,32を変位させることで、車両を操舵させ
ることができる。
【0023】ECU10には、シフト位置センサ46が
接続されている。シフト位置センサ46は、シフトレバ
ーの位置に応じた信号を出力する。ECU10は、シフ
ト位置センサ46の出力信号に基づいて、シフトレバー
がバックモードにあるか否かを判別する。また、ECU
10には、後方視認用カメラ48が接続されている。後
方視認用カメラ48は、車両後部に配設されており、車
両後方を所定長に渡って撮影するカメラである。ECU
10は、後方視認用カメラ48が撮影した画像を認識す
る。
【0024】更に、ECU10には、モニタ50および
解除スイッチ52が接続されている。モニタ50は、運
転者が運転しながら見ることができるように車内のコン
ソール部に配設されており、後方視認用カメラ48の画
像を運転者に提供する役割を有している。解除スイッチ
52は、車内のコンソール部に配設されており、運転者
の操作に応じてオン信号を出力する。ECU10は、解
除スイッチ52からオン信号が供給された場合、後輪転
舵を実現し、モニタ50に車両後方の画像を提供する。
【0025】ところで、運転者は、通常、車両を後退さ
せる場合、実際に車両後方の安全を確認しながらステア
リングホイールを操作する。しかし、この手法は、運転
者が高齢等であることによって実際に車両後方を確認す
ることが困難である場合に適切でない。かかる場合でも
車両後方を確認する手法として、車両後方に後方視認用
カメラを配置し、その画像を運転者に提供することが考
えられる。かかる手法によれば、運転者は、後方を実際
に確認することなくステアリングホイールを操作し、車
両を後退させることが可能となる。
【0026】また、前輪が転舵する車両を後退させる場
合にステアリングホイールが操作されると、前輪が転舵
し、かつ、後輪が転舵しないことに起因して、車両を前
進させる場合に比してステアリングホイールの操作に対
する車両の応答性が悪化すると共に、走行中の車両安定
性が損なわれる。かかる不都合を生じさせないために
は、車両を後退させる場合は後輪が転舵することが適切
である。
【0027】更に、前輪が転舵する車両において、運転
者は、車両後方の後方視認用カメラが撮影した画像をモ
ニタで確認しつつ車両を後退させる場合、モニタの画面
が実際の画像を映し出していると、ステアリングホイー
ルを右切りした場合は車両が左旋回しているように、ス
テアリングホイールを左切りした場合は車両が右旋回し
ているように感じる。すなわち、運転者は、モニタを見
ながら車両を後退させる場合、前進させる場合と異なる
方向にモニタの画面内の車両が操舵されることで、違和
感を感じることになる。このため、車両を後退させる場
合、前進時と同様の運転操作が実行されるようになるこ
とが望ましい。
【0028】本実施例の操舵装置および操舵支援装置
は、上記の機能を実現する点に特徴を有している。以
下、上記図1と共に図2および図3を参照して、本実施
例の特徴部について説明する。図2は、本実施例の操舵
装置および操舵支援装置を搭載する車両のステアリング
ホイール12が右切りされた場合に、前輪28,30が
右方向に転舵されている状況を表した図を示す。かかる
状況は、シフトレバーがバックモード以外のモードであ
る場合、具体的には、ECU10がシフト位置センサ4
6の出力信号に基づいてシフトレバーがバックモードで
ないと判別した場合に実現される。
【0029】すなわち、本実施例において、ECU10
は、シフトレバーがバックモード以外のモードであると
判別した場合、ステアリングホイール12の操舵角に応
じた量のモータ電流の供給を、前輪用モータ42に対し
て実行すると共に、後輪用モータ44に対して停止す
る。この場合、前輪28,30が転舵可能状態となり、
後輪38,40が転舵不可能状態となることで、車両
は、前輪28,30を転舵車輪として前進することがで
きる。
【0030】図3は、本実施例の操舵装置および操舵支
援装置を搭載する車両のステアリングホイール12が右
切りされた場合に、後輪38,40が左方向に転舵され
ている状況を表した図を示す。かかる状況は、シフトレ
バーがバックモードである場合、具体的には、ECU1
0がシフト位置センサ46の出力信号に基づいてシフト
レバーがバックモードであると判別した場合に実現され
る。
【0031】すなわち、本実施例において、シフトレバ
ーがバックモードである場合、前輪28,30は転舵不
可能状態となり、後輪38,40は転舵可能状態とな
る。この場合、車両は、後輪38,40を転舵車輪とし
て後退することができる。また、この場合、後輪38,
40は、前進時の前輪28,30の場合と逆方向(逆位
相)に転舵される。このため、本実施例によれば、ステ
アリングホイール12の操作に対する車両の応答性を悪
化させることなく、また、走行中の車両安定性を損なう
ことなく、車両を後退させることができる。従って、本
実施例によれば、車両後退時や切り返し時に車両の運転
操作を簡単に行うことができる。
【0032】また、本実施例において、車両後方を撮影
する後方視認用カメラ48は、車両後部の右側(運転席
側)に配設されている。そして、後方視認用カメラ48
が撮影した画像は、実際の画像に対して左右対称の画像
が運転者に提供されるようにモニタ50に表示される。
すなわち、モニタ50の画面には、車両後部の左側から
車両後方を見たような画像が表示される。
【0033】かかる構成において、モニタ50の画面に
は、車両後退時に運転者がステアリングホイール12を
右切りした場合は車両が右旋回しながら前進しているよ
うに、一方、ステアリングホイール12を左切りした場
合は車両が左旋回しながら前進しているように、後方視
認用カメラ48の画像が提供される。このため、本実施
例によれば、運転者が後方を実際に確認することなく、
モニタ50を確認することで、違和感なく車両を後退さ
せることができる。従って、本実施例によれば、車両を
前進時と同様の運転操作で容易に後退させることができ
る。
【0034】尚、上記の実施例においては、前輪用操舵
機構18が請求項に記載した「第1のアクチュエータ」
および「前輪アクチュエータ」に、後輪用操舵機構20
が請求項に記載した「第2のアクチュエータ」および
「後輪アクチュエータ」に、後方視認用カメラ48が請
求項に記載した「後方撮影手段」に、モニタ50が請求
項に記載した「後方画像提供手段」に、それぞれ相当し
ている。
【0035】また、上記の実施例においては、ECU1
0が、シフト位置センサ46の出力信号に基づいてシフ
トレバーがバックモードであるか否かを判別することに
より請求項に記載した「後退判別手段」が、シフト位置
センサ46の出力信号に応じてモータ電流が供給される
モータを前輪用モータ42と後輪用モータ44とで切り
替えることにより請求項に記載した「モード切り替え手
段」が、それぞれ実現されている。
【0036】ところで、上記の実施例においては、EC
U10がシフト位置センサ48の出力信号に基づいてシ
フトレバーがバックモードであるか否かを判別すること
で、前輪用モータ42と後輪用モータ44との作動モー
ドを切り替えることとしているが、本発明はこれに限定
されるものではなく、モード切り替えスイッチを別途に
設けることで、シフトレバーがバックモードであるか否
かに関わらず上記モータの作動モードを切り替えること
としてもよい。この場合、運転者が自由に前輪用モータ
42の作動状態および後輪用モータ44の作動状態を選
択できることで、様々な旋回動作を実現することができ
る。
【0037】また、上記の実施例においては、ECU1
0がシフト位置センサ48の出力信号に基づいてシフト
レバーがバックモードであると判別した場合にモータ電
流を供給するモータを前輪用モータ42から後輪用モー
タ44へ切り替えることとしているが、本発明はこれに
限定されるものではなく、前輪用操舵機構18が故障し
た場合に後輪用操舵機構20が機能するようにすること
としてもよい。この場合、後輪38,40が転舵可能で
あることで、車両の操舵が確保されることになる。
【0038】次に、上記図1および図4を参照して、本
発明の第2実施例の車両の操舵装置および操舵支援装置
について説明する。上述した第1実施例では、車両後退
時、後輪38,40が前進時の前輪28,30に対して
逆方向(逆位相)に転舵され、かつ、モニタ50には実
際の画像を左右対称にした画像が提供されていた。これ
に対して、本実施例は、車両後退時、後輪38,40を
前進時の前輪28,30に対して同方向(同位相)に転
舵し、かつ、モニタ50には実際の画像を左右同方向に
した画像を提供する点に特徴を有している。
【0039】図4は、本実施例の操舵装置および操舵支
援装置を搭載する車両のステアリングホイール12が右
切りされた場合に、後輪38,40が右方向に転舵され
ている状況を表した図を示す。本実施例は、上記図1に
示す構成において、ECU10に代えて、ECU60を
用いることにより実現される。本実施例において、EC
U60は、ECU10と同様に、シフトレバーがバック
モードでないと判別した場合、ステアリングホイール1
2の操舵角に応じた量のモータ電流の供給を、前輪用モ
ータ42に対して実行すると共に、後輪用モータ44に
対して停止する。この場合、前輪28,30が転舵可能
状態となり、後輪38,40が転舵不可能状態となるこ
とで、車両は、前輪28,30を転舵車輪として前進す
ることができる。
【0040】一方、ECU60は、シフトレバーがバッ
クモードであると判別した場合、ステアリングホイール
12の操舵角に応じた量のモータ電流の供給を、前輪用
モータ42に対して停止すると共に、後輪用モータ44
に対して実行する。この場合、前輪28,30が転舵不
可能状態となり、後輪38,40が転舵可能状態となる
ことで、車両は、後輪38,40を転舵車輪として後退
することができる。この際、後輪38,40は、前進時
の前輪28,30に対して同位相側に転舵される。
【0041】また、本実施例において、車両後方を撮影
する後方視認用カメラ48は、上述した第1実施例の場
合と異なり、車両後部の左側(助手席側)に配設されて
いる。そして、後方視認用カメラ48が撮影した画像
は、実際の画像に対して左右を同一にした画像が運転者
に提供されるようにモニタ50に表示される。上記の構
成において、車両後退時に運転者がステアリングホイー
ル12を右切りした場合、車両は図4において左方向に
後退する。この際、モニタ50の画面には、車両が右旋
回しながら前進している画像が映し出される。一方、車
両後退時に運転者がステアリングホイール12を左切り
した場合、車両は図4の右方向に後退する。この際、モ
ニタ50の画面には、車両が左旋回しながら前進してい
る画像が映し出される。このため、本実施例によれば、
運転者が後方を実際に確認することなく、モニタ50を
確認することで、違和感なく車両を後退させることがで
きる。従って、本実施例によれば、車両を前進時と同様
の運転操作で容易に後退させることができる。
【0042】次に、上記図1と共に図5および図6を参
照して、本発明の第3実施例の車両の操舵装置および操
舵支援装置について説明する。上述した第1および第2
実施例では、前進時に前輪28,30が、後退時に後輪
38,40が、それぞれ独立に転舵されていた。これに
対して、本実施例は、前進時および後退時に前輪28,
30および後輪38,40が共に転舵されると共に、後
輪38,40が前輪28,30に対して同位相側に同量
だけ転舵される点に特徴を有している。
【0043】図5は、本実施例の車両の操舵装置および
操舵支援装置のシステム構成図を示す。本実施例は、上
記図1に示す構成において、ECU10に代えてECU
70を、シフト位置センサ46に代えてモード切り替え
スイッチ72を、それぞれ用いることにより実現され
る。尚、図5において、上記図1に示す構成部分と同一
の部分については、同一の符号を付してその説明を省略
する。
【0044】図6は、本実施例の操舵装置および操舵支
援装置を搭載する車両のステアリングホイール12が右
切りされた場合に、前輪28,30および後輪38,4
0が共に右方向に転舵されている状況を表した図を示
す。本実施例において、ECU70には、モード切り替
えスイッチ72が接続されている。モード切り替えスイ
ッチ72は、前輪用モータ42のみ作動させるモー
ド、後輪用モータ44のみ作動させるモード、およ
び、両モータとも作動させるモード、の3つのモード
を選択するためのモード切り替えスイッチであり、運転
者が切り替えできるように車内のコンソール部に配設さ
れている。モード切り替えスイッチ72は、上記3つの
モードに応じた信号を出力する。ECU70は、モード
切り替えスイッチ72の出力信号に基づいて、モードが
〜のいずれのモードであるか否かを判別する。
【0045】ECU70は、モード切り替えスイッチ7
2がモードである場合、ステアリングホイール12の
操舵角に応じた量のモータ電流の供給を、前輪用モータ
42に対して実行すると共に、後輪用モータ44に対し
て停止する。この場合、車両は、前輪28,30を転舵
車輪として走行することができる。また、モード切り替
えスイッチ72がモードである場合、前輪用モータ4
2に対して停止すると共に、後輪用モータ44に対して
実行する。この場合、車両は、後輪38,40を転舵車
輪として走行することができる。
【0046】更に、モード切り替えスイッチ72がモー
ドである場合、モータ電流の供給を前輪用モータ42
および後輪用モータ44に対して共に実行する。かかる
場合、前輪28,30および後輪38,40が共に転舵
可能状態となることで、車両は、前輪28,30および
後輪38,40を転舵車輪として走行することができ
る。この際、後輪38,40は、前輪28,30に対し
て同位相側に転舵される。
【0047】このため、本実施例によれば、後輪が転舵
されない場合に比して縦列駐車時の操作性の向上を図る
ことが可能となる。また、本実施例において、後輪3
8,40が前輪28,30に対して同位相側に転舵され
ることで、車両操舵時における車両の重心回りの旋回運
動が抑えられる。このため、本実施例によれば、優れた
操舵応答性と優れた車両安定性とを共に実現することが
可能となる。
【0048】また、本実施例においては、車両後方を撮
影する後方視認用カメラ48は、上述した第2実施例の
場合と同様に、車両後部の左側に配設されている。そし
て、後方視認用カメラ48が撮影した画像は、実際の画
像に対して左右を同一にした画像が運転者に提供される
ようにモニタ50に表示される。上記の構成において、
モード切り替えスイッチ72がモードである場合、運
転者がステアリングホイール12を右切りした場合、車
両は、図6において右方向に前進できると共に、左方向
に後退できる。この場合、モニタ50の画面には、車両
の前進および後退に関係なく、車両が右方向に移動して
いる画像が映し出される。また、運転者がステアリング
ホイール12を左切りした場合、車両は、図6において
左方向に前進できると共に、右方向に後退できる。この
場合、モニタ50の画面には、車両の前進および後退に
関係なく、車両が左方向に移動している画像が映し出さ
れる。
【0049】このため、本実施例によれば、後輪38,
40が前輪28,30に対して同位相側に同量だけ転舵
される場合、運転者が後方を実際に確認することなく、
モニタ50を確認することで、違和感なく車両を後退さ
せることができる。これにより、本実施例によれば、車
両を前進時と同様の運転操作で容易に後退させることが
できる。
【0050】尚、上記の実施例においては、モード切り
替えスイッチ72が請求項に記載した「モード切り替え
手段」に相当している。次に、上記図5および図7を参
照して、本発明の第4実施例の車両の操舵装置および操
舵支援装置について説明する。上述した第3実施例で
は、後輪38,40が前輪28,30に対して同位相側
に転舵されていた。これに対して、本実施例は、前進時
および後退時に前輪28,30および後輪38,40が
共に転舵されると共に、後輪38,40が前輪28,3
0に対して逆位相側に転舵される点に特徴を有してい
る。
【0051】図7は、本実施例の操舵装置および操舵支
援装置を搭載する車両のステアリングホイール12が右
切りされた場合に、前輪28,30が右方向に、かつ、
後輪38,40が左方向にそれぞれ転舵されている状況
を表した図を示す。本実施例は、上述した第3実施例に
おいて、ECU70に代えてECU80を用いることに
より実現される。
【0052】本実施例において、ECU80は、モード
切り替えスイッチ72がモードである場合、モータ電
流の供給を前輪用モータ42および後輪用モータ44に
対して共に実行する。かかる場合、前輪28,30およ
び後輪38,40が共に転舵可能状態となることで、車
両は、前輪28,30および後輪38,40を転舵車輪
として走行することができる。この際、後輪38,40
は、上述した第3実施例の場合と異なり、前輪28,3
0に対して逆位相側に転舵される。このため、本実施例
によれば、後輪が転舵されない場合や後輪が同位相側に
転舵される場合に比して、小さい回転半径で車両を操舵
させること、すなわち、車両を小回りさせることが可能
となる。
【0053】また、本実施例においては、車両後方を撮
影する後方視認用カメラ48は、上述した第1実施例の
場合と同様に、車両後部の右側に配設されている。そし
て、後方視認用カメラ48が撮影した画像は、実際の画
像に対して左右対称の画像が運転者に提供されるように
モニタ50に表示される。上記の構成において、モード
切り替えスイッチ72がモードである場合、運転者が
ステアリングホイール12を右切りした場合、車両は、
図7において右方向に前進すると共に、右方向に後退で
きる。この場合、モニタ50の画面には、車両の前進お
よび後退に関係なく、車両が右方向に移動している画像
が映し出される。また、また、運転者がステアリングホ
イール12を左切りした場合、車両は、図7において左
方向に前進できると共に、左方向に後退できる。この場
合、モニタ50の画面には、車両の前進および後退に関
係なく、車両が左方向に移動している画像が映し出され
る。
【0054】このため、本実施例によれば、後輪38,
40が前輪28,30に対して逆位相側に転舵される場
合、運転者が後方を実際に確認することなく、モニタ5
0を確認することで、違和感なく車両を後退させること
ができる。これにより、本実施例によれば、車両を前進
時と同様の運転操作で容易に後退させることができる。
【0055】次に、上記図5および図8を参照して、本
発明の第5実施例の車両の操舵装置および操舵支援装置
について説明する。上述した第3実施例では、後輪3
8,40が前輪28,30に対して同位相側に同転舵量
だけ転舵されていた。これに対して、本実施例は、前進
時および後退時に前輪28,30および後輪38,40
が共に転舵されると共に、後輪38,40が前輪28,
30に対して同位相側に少ない転舵量だけ転舵される点
に特徴を有している。
【0056】図8は、本実施例の操舵装置および操舵支
援装置を搭載する車両のステアリングホイール12が右
切りされた場合に、前輪28,30が右方向に、かつ、
後輪38,40が前輪28,30に比して少ない量だけ
右方向にそれぞれ転舵されている状況を表した図を示
す。本実施例は、上述した第3実施例において、ECU
10に代えてECU90を用いることにより実現され
る。
【0057】本実施例において、ECU90は、モード
切り替えスイッチ72がモードである場合、演算され
たモータ電流を前輪用モータ42および後輪用モータ4
4に対して供給する。この際、後輪38,40は、前輪
28,30に対して同位相側に前輪28,30の転舵量
に比して少ない量だけ転舵される。また、本実施例にお
いて、車両後方を撮影する後方視認用カメラ48は、上
述した第1実施例の場合と同様に、車両後部の右側に配
設されている。そして、後方視認用カメラ48が撮影し
た画像は、実際の画像に対して左右対称の画像が運転者
に提供されるようにモニタ50に表示される。
【0058】上記の構成において、モード切り替えスイ
ッチ72がモードである場合、運転者がステアリング
ホイール12を右切りした場合、車両は、図8において
右方向に前進すると共に、右方向に後退できる。この場
合、モニタ50の画面には、車両の前進および後退に関
係なく、車両が右方向に移動している画像が映し出され
る。また、運転者がステアリングホイール12を左切り
した場合、車両は、図8において左方向に前進できると
共に、左方向に後退できる。この場合、モニタ50の画
面には、車両の前進および後退に関係なく、車両が左方
向に移動している画像が映し出される。
【0059】このため、本実施例によれば、後輪38,
40が前輪28,30に比して小さい量だけ同位相側に
転舵される場合、運転者が後方を実際に確認することな
く、モニタ50を確認することで、違和感なく車両を後
退させることができる。これにより、本実施例によれ
ば、車両を前進時と同様の運転操作で容易に後退させる
ことができる。
【0060】ところで、これらの実施例においては、車
両後方の画像を、車内のコンソール部に配設されたモニ
タを用いて提供することとしているが、本発明はこれに
限定されるものではなく、車両のフロントガラス全体に
映し出すことで提供することとしてもよい。
【0061】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、前輪および後輪の操舵が行えることで、複数の操舵
機構で車両を操舵させることができる。請求項2記載の
発明によれば、前輪と共に後輪も操舵されることで、後
退時や切り返し時の運転操作を簡単に行うことができ
る。
【0062】請求項3記載の発明によれば、車両を小さ
い回転半径で操舵させることができる。請求項4記載の
発明によれば、縦列駐車時の操作性の向上を図ることが
できる。請求項5記載の発明によれば、運転者が車両後
方を実際に確認することなく、前進時と同様の運転操作
で容易に車両を後退させることができる。
【0063】請求項6記載の発明によれば、後輪が逆位
相側に転舵される場合、運転者が車両後方を実際に確認
することなく、前進時と同様の運転操作で容易に車両を
後退させることができる。請求項7記載の発明によれ
ば、後輪が前輪と同様の量だけ同位相側に転舵される場
合、運転者が車両後方を実際に確認することなく、前進
時と同様の運転操作で容易に車両を後退させることがで
きる。
【0064】また、請求項8記載の発明によれば、後輪
が前輪に比して小さい量だけ同位相側に転舵される場
合、運転者が車両後方を実際に確認することなく、前進
時と同様の運転操作で容易に車両を後退させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である車両の操舵装置のシ
ステム構成図である。
【図2】ステアリングホイールが右切りされた場合に、
車両の前輪が右方向に転舵されている状況を表した図で
ある。
【図3】ステアリングホイールが右切りされた場合に、
車両の後輪が左方向に転舵されている状況を表した図で
ある。
【図4】本発明の第2実施例である車両の操舵装置のス
テアリングホイールが右切りされた場合に、車両の後輪
が右方向に転舵されている状況を表した図である。
【図5】本発明の第3実施例である車両の操舵装置のシ
ステム構成図である。
【図6】ステアリングホイールが右切りされた場合に、
車両の前輪および後輪が共に右方向に転舵されている状
況を表した図である。
【図7】本発明の第4実施例である車両の操舵装置のス
テアリングホイールが右切りされた場合に、車両の前輪
が右方向に、かつ、後輪が左方向にそれぞれ転舵されて
いる状況を表した図である。
【図8】本発明の第5実施例である車両の操舵装置のス
テアリングホイールが右切りされた場合に、車両の前輪
が右方向に、かつ、後輪が前輪に比して少ない量だけ右
方向にそれぞれ転舵されている状況を表した図である。
【符号の説明】
10,60,70,80、90 電子制御ユニット(E
CU) 12 ステアリングホイール 18 前輪用操舵機構 20 後輪用操舵機構 28,30 前輪 38,40 後輪 42 前輪用モータ 44 後輪用モータ 46 シフト位置センサ 48 後方視認用カメラ 50 モニタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩澤 章▲吉▼ 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 佐藤 国仁 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 澤田 耕一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3D034 CA05 CA10 CC09 CC16 CD13 CD18 CD20 CE01 CE13 CE14 CE15

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転者に操作されるステアリングホイー
    ルの回転に伴って前輪を転舵させる第1のアクチュエー
    タと、 前記ステアリングホイールの回転に伴って後輪を転舵さ
    せる第2のアクチュエータと、 前記第1のアクチュエータの作動モードおよび前記第2
    のアクチュエータの作動モードを切り替えるモード切り
    替え手段と、 を備えることを特徴とする車両の操舵装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両の操舵装置におい
    て、 前記モード切り替え手段が、前記第1のアクチュエータ
    を作動状態とした場合に前記第2のアクチュエータを非
    作動状態とし、前記第1のアクチュエータを非作動状態
    とした場合に前記第2のアクチュエータを作動状態とす
    ることを特徴とする車両の操舵装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の車両の操舵装置におい
    て、 前記モード切り替え手段が、前記第1のアクチュエータ
    と前記第2のアクチュエータとを共に作動状態とすると
    共に、 前記第2のアクチュエータが、前輪に対して逆位相側に
    後輪を転舵させることを特徴とする車両の操舵装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の車両の操舵装置におい
    て、 前記モード切り替え手段が、前記第1のアクチュエータ
    と前記第2のアクチュエータとを共に作動状態とすると
    共に、 前記第2のアクチュエータが、前輪に対して同位相側に
    後輪を転舵させることを特徴とする車両の操舵装置。
  5. 【請求項5】 運転者に操作されるステアリングホイー
    ルの回転に伴って車輪を転舵させるアクチュエータを備
    える車両の操舵支援装置において、 車両が後退するか否かを判別する後退判別手段と、 車両後方を撮影する後方撮影手段と、 車両が後退すると判別された場合に、前記後方撮影手段
    で撮影された画像を運転者に提供する後方画像提供手段
    と、 を備えることを特徴とする車両の操舵支援装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の車両の操舵支援装置にお
    いて、 前記後方画像提供手段は、前記アクチュエータが後輪を
    前輪に対して逆位相側に転舵させる場合、実際の画像に
    対して左右対称の画像を提供することを特徴とする車両
    の操舵支援装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の車両の操舵支援装置にお
    いて、 前記アクチュエータが、車両の前輪を転舵させる前輪ア
    クチュエータと、 車両の後輪を前記前輪に対して同位相側に転舵させる後
    輪アクチュエータと、を備え、 前記後方画像提供手段が、前記ステアリングホイールの
    回転に伴う後輪の転舵量が前輪の転舵量と同等である場
    合、実際の画像に対して左右同方向の画像を提供するこ
    とを特徴とする車両の操舵支援装置。
  8. 【請求項8】 請求項5記載の車両の操舵支援装置にお
    いて、 前記アクチュエータが、車両の前輪を転舵させる前輪ア
    クチュエータと、 車両の後輪を前記前輪に対して同位相側に転舵させる後
    輪アクチュエータと、を備え、 前記後方画像提供手段が、前記ステアリングホイールの
    回転に伴う後輪の転舵量が前輪の転舵量に比して小さい
    場合、実際の画像に対して左右対称の画像を提供するこ
    とを特徴とする車両の操舵支援装置。
JP28154598A 1998-10-02 1998-10-02 車両の操舵装置および操舵支援装置 Expired - Fee Related JP3671697B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28154598A JP3671697B2 (ja) 1998-10-02 1998-10-02 車両の操舵装置および操舵支援装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28154598A JP3671697B2 (ja) 1998-10-02 1998-10-02 車両の操舵装置および操舵支援装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000108920A true JP2000108920A (ja) 2000-04-18
JP3671697B2 JP3671697B2 (ja) 2005-07-13

Family

ID=17640679

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28154598A Expired - Fee Related JP3671697B2 (ja) 1998-10-02 1998-10-02 車両の操舵装置および操舵支援装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3671697B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004322978A (ja) * 2003-04-28 2004-11-18 Honda Motor Co Ltd ステアバイワイヤ式の操舵装置
JP2007193639A (ja) * 2006-01-20 2007-08-02 Denso Corp 運転支援装置
JP2019059417A (ja) * 2017-09-27 2019-04-18 株式会社デンソーテン 車両制御装置および車両制御方法
CN115285218A (zh) * 2022-08-09 2022-11-04 三一海洋重工有限公司 一种转向控制方法、装置、车辆、电子设备及存储介质

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004322978A (ja) * 2003-04-28 2004-11-18 Honda Motor Co Ltd ステアバイワイヤ式の操舵装置
JP2007193639A (ja) * 2006-01-20 2007-08-02 Denso Corp 運転支援装置
JP2019059417A (ja) * 2017-09-27 2019-04-18 株式会社デンソーテン 車両制御装置および車両制御方法
CN115285218A (zh) * 2022-08-09 2022-11-04 三一海洋重工有限公司 一种转向控制方法、装置、车辆、电子设备及存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP3671697B2 (ja) 2005-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1308346B1 (en) Device for monitoring area around vehicle
JP4899367B2 (ja) 俯瞰画像表示システム及び俯瞰画像の表示方法
JP3607994B2 (ja) 車両用周辺監視装置
CN102416906A (zh) 用于将车辆倒进停车场的停车支持设备及其方法
WO2010137684A1 (ja) 画像生成装置及び画像表示システム
JP5747181B2 (ja) 駐車支援装置
US10363876B2 (en) Image display device
JP2007331481A (ja) 車両用操舵装置
US20040201670A1 (en) Parking operating assisting system
JP5251804B2 (ja) 運転支援装置
WO2005108171A1 (ja) 駐車支援装置
JP2006131213A (ja) 自動二輪車の後方視認装置
JP2002019492A (ja) 移動体の後方視界表示装置
JP4078949B2 (ja) 駐車支援装置
JP4962176B2 (ja) 走行軌跡表示装置
JP2003259356A (ja) 車両周辺監視装置
JP2000108920A (ja) 車両の操舵装置および操舵支援装置
JP2001106004A (ja) 車両の後退時の操舵支援装置
JP2015160450A (ja) サイドミラー装置
JP2003163925A (ja) 車両用周辺監視装置
JP3590374B2 (ja) 車両用周辺監視装置
JP2002046533A (ja) 車両後方視界支援装置
JP3436436B2 (ja) 車両の後方確認装置
JP4608803B2 (ja) 駐車方法、駐車支援装置、視界表示装置、及びステアリング装置
US20220135113A1 (en) Steering operating device and steering system for vehicle

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050111

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050310

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050411

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees