JP2000108428A - 印刷装置及びそれに使用するテープカセット - Google Patents

印刷装置及びそれに使用するテープカセット

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JP2000108428A JP10281756A JP28175698A JP2000108428A JP 2000108428 A JP2000108428 A JP 2000108428A JP 10281756 A JP10281756 A JP 10281756A JP 28175698 A JP28175698 A JP 28175698A JP 2000108428 A JP2000108428 A JP 2000108428A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】位置マーク等を印刷により設けることなく、カ
ラー画像の印刷時に精度良くマグネットテープの搬送を
制御することを可能にする。 【解決手段】インクリボンRのY,M,Cの各インクの
頭出し処理の際、インク頭出し後のマグネットテープT
の逆搬送による印刷領域の先端位置合わせの際、そし
て、頭出しされた各インク色によるマグネットテープT
の同一印刷領域に対する重ね印刷の際のそれぞれにおい
て、マグネットテープTを下流側又は上流側に搬送する
場合には、常に、マグネットテープTに設けられた磁気
特性が規則的に変化する着磁帯(N極、S極)を、磁気
センサを有するテープ検出部35の位置において検出し
搬送量カウンタ23dにおいてカウントすることで正逆
搬送の移動距離が計測されて搬送制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数色のインクを
用いてカラー印刷を行なう印刷装置及びそれに使用する
印刷媒体としてのテープを収納するテープカセットに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、カラーインクリボンが保持す
るイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)のイ
ンクを順次印刷媒体テープ上に重ねて転写してカラー画
像の印刷を行なうテーププリンタが実用化されている。
【0003】このテーププリンタは、カラーインクリボ
ン(以下、インクリボンという。)及び印刷媒体テープ
(以下、テープという。)を搬送する搬送機構、テープ
及びインクリボンの幅方向に発熱素子が配列されたサー
マルヘッドを含む印刷機構、テープの排出口に設けられ
たカッタ機構、インクリボンやテープに付されたマーク
を検出するセンサ類などを備えて構成されており、搬送
機構には、テープとインクリボンを同時に下流側に搬送
しテープのみを上流側に逆搬送する構成が採用されてい
る。
【0004】そして、このテーププリンタでは、インク
リボンの各色インクの頭出し、各色インクによる印刷、
テープの印刷開始位置への逆搬送を繰り返しながらカラ
ー画像の印刷を行なう。この印刷処理は、具体的には、
(1)Yインクの頭出し、(2)テープの逆搬送、
(3)Yインクによる印刷及びMインクの頭出し、
(4)テープの逆搬送、(5)Mインクによる印刷及び
Cインクの頭出し、(6)テープの逆搬送、(7)Cイ
ンクによる印刷、という手順に従って行われる。これら
の手順のうち奇数番号はテープとインクリボンを同時に
下流側に搬送し、偶数番号はその下流側への搬送量と同
量だけテープのみを上流側に逆搬送する。
【0005】上記インクリボンには、長手方向に面順次
で配列されたY、M、Cの各インクの先頭位置に頭出し
マークが設けられ、また、上記テープは印刷が施される
印刷テープの裏面に貼着剤を介して剥離紙が剥離可能に
貼着され、その剥離紙に長手方向に沿って黒インクで等
ピッチにして位置マークが印刷されている。
【0006】そして、インクリボンの各色インクの先頭
しはセンサにより上記頭出しマークを検出することによ
って行ない、テープの搬送量の管理は上記位置マークを
テープの往復搬送時に計数することによって行なう。
【0007】ところで最近、印刷済テープを裏面の貼着
剤によって対象物に貼り付ける貼着タイプのテープの他
に、ホワイトボード等に磁力によって吸着するマグネッ
トタイプのテープ状の印刷媒体が開発されている。この
マグネットタイプのテープ状の印刷媒体は、印刷テープ
と磁力テープとを積層したテープ部材と黒色等のモノク
ロインクリボンをカセットに収容し、これをテープ印刷
装置に装着して上記テープ部材に熱転写に印刷を行なう
ものである。なお、このマグネットタイプのテープ状印
刷媒体はカラー印刷ではないため、位置マークは付され
ていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来、
モノクロ印刷用のマグネットタイプのテープ状印刷媒体
或いはそれを収納したテープカセットは存在するもの
の、カラー印刷の印刷媒体或いはそれを収納したテープ
カセットは存在しなかった。
【0009】そこで、カラー印刷用のマグネットタイプ
のテープ状印刷媒体の開発が望まれていた。もっとも、
従来、既に貼着タイプのカラー印刷用のテープ状印刷媒
体が存在するため、その技術を転用して磁力テープの裏
面に位置マークを印刷すれば容易に実現することができ
る。
【0010】しかし、磁力テープの表面は一般に茶褐色
等であり、そこにセンサで検知しやすいように位置マー
クを白色のインクを用いて等ピッチで印刷するとする
と、インクの塗布厚をある程度厚くしなければならず、
ホワイトボード等の被着対象物への接触面である磁力テ
ープの表面にインク塗布層による凹凸が生じて接触面が
小さくなるとともに、磁力テープと対象物被着面とに距
離が生まれて磁力テープの吸着力が減少することにな
る。このため、更に吸着力を高めるために、磁力テープ
の厚さを大きくして磁力を高める必要がある等の無駄が
生じる。 本発明は前記のような問題に鑑みなされたも
ので、搬送距離を制御するための印刷マーク類を必要と
しない磁力層を含んだ印刷テープを用いてカラー画像を
印刷する印刷装置及び上記磁力層を含んだ印刷テープを
複数色のインク領域が配列されたインクリボンとともに
収容して上記印刷装置に供給するテープカセットを提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係わ
る印刷装置は、長手方向に沿って磁気特性が規則的に変
化する磁力層を含んだ印刷テープと、前記印刷テープを
往復搬送する搬送手段と、搬送される前記印刷テープの
磁気特性の変化を検出する検出手段と、前記搬送手段に
より往復搬送される前記印刷テープに複数色のインクを
用いて印刷する印刷手段と、前記検出手段により検出さ
れる前記印刷テープの磁気特性の変化に基づいて、所定
色のインクの印刷が終了した後の復搬送量が所定色のイ
ンクの印刷の搬送量と同一になるように前記搬送手段に
よる前記印刷テープの搬送を制御する搬送制御手段とを
備えることを特徴とする。
【0012】このように構成された印刷装置によれば、
印刷テープの長手方向に沿って規則的に変化する磁気特
性を検出する検出手段が設けられており、この検出手段
によって検出された磁気特性の変化に基づいて搬送制御
手段により印刷テープの搬送量が制御される。
【0013】また本発明に係わるテープカセットは、テ
ープ上の印刷媒体にカラー画像を印刷する印刷装置に装
着されて使用されるテープカセットであって、前記印刷
装置により搬送量が制御されて往復搬送されるべく長手
方向に沿って磁気特性が規則的に変化する磁気特性を有
する磁力層を含んだ印刷テープと、前記印刷テープに熱
転写によりカラー画像を印刷する複数色のインク領域が
規則的に配列されたインクリボンと、前記印刷テープ及
び前記インクリボンを収容したケースとを備えることを
特徴とする。
【0014】このように構成されたテープカセットは、
印刷テープが長手方向に沿って磁気特性が規則的に変化
する磁気特性を有し、この印刷テープにカラー画像を印
刷するためのインクが配列されたインクリボンと共にケ
ース内に収容されており、磁気特性による規則的な変化
を利用した印刷テープの搬送制御のもとでカラー印刷を
行なうことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下図面により本発明の実施の形
態について説明する。
【0016】図1は本発明の印刷装置の実施形態に係る
カラープリンタの外観構成を示す斜視図である。
【0017】図1に図示のように、装置本体11の上面
には、キーボード12、液晶表示部13が設けられ、開
閉自在の蓋14でカバーされたカセット収容部15が設
けられる。
【0018】キーボード12は、電源キー12a、文字
や記号のデータを入力するための文字/記号入力キー1
2b、入力された文字列の印刷処理を実行する際に操作
される印刷キー12c等を備える。
【0019】16は印刷が施されたマグネットテープT
(印刷テープ)が装置本体11の外部に排出されるテー
プ排出口である。
【0020】図2は、この実施の形態のカラープリンタ
の回路構成を示すブロック図である。
【0021】図示のように、このカラープリンタは、制
御部21、キーボード12、ROM22、RAM23、
キャラクタジェネレータ24、表示部13及びプリンタ
部25から構成されている。
【0022】制御部21は、CPU(中央処理装置)に
よって構成され、キーボード12、ROM22、RAM
23、キャラクタジェネレータ24、表示部13、サー
マルヘッド26を駆動するサーマルヘッド駆動回路2
8、プラテンローラ30,テープ供給軸32,インクリ
ボン巻取軸31の駆動用ステップモータ27を駆動する
モータ駆動回路29、カッタ33の駆動用DCモータ3
3aを駆動するモータ駆動回路33b、マグネットテー
プTの磁気特性の変化を検出するテープ検出部35、イ
ンクリボンRの頭出しマークを検出するリボン検出部3
4、及び入出力制御部(I/O)36が接続されてい
る。制御部21は、キーボード12から入力された制御
信号に応答して、ROM22に記憶されているプログラ
ムを実行する。
【0023】ROM22は、CPU21が実行する印刷
処理を含む種々の処理プログラムを予め記憶し、また必
要なデータを予め記憶している。
【0024】RAM23は、CPU21が実行する処理
プログラムのワークエリアとして使用される。RAM2
3内には後述する各種のデータの記憶領域が確保され
る。
【0025】すなわち、23aはキーボード12の文字
/記号入力キー12bの操作に応答して入力されたコー
ドデータを記憶する入力バッファ、23bは表示部13
に表示すべき画像(文字列)に対応するビットマップデ
ータを記憶する表示バッファ、23bはプリンタ部25
で印刷すべき画像(文字列)に対応するビットマップデ
ータ(印刷画像データ)を記憶する印刷バッファであ
る。
【0026】また、23dはテープ検出部35によるマ
グネットテープTの磁気特性の変化、すなわち極(S,
N)の切り替わりの検出に伴ないその切り替わり回数に
相当する計数値がカウントされて記憶される搬送量カウ
ンタである。
【0027】キャラクタジェネレータ24は、文字/記
号入力キー12bから入力される文字,数字或いは記号
のコードに対応するビットマップパターンを予め記憶し
ている。
【0028】また、表示部13は、液晶表示装置によっ
て構成され、キーボード12から入力した文字や印刷さ
れる画像(文字列)に対応する画像等を表示する。
【0029】プリンタ部25は、熱転写方式によって画
像をマグネットテープT上に印刷する。
【0030】このプリンタ部25は、図2の回路構成の
ブロック図、図3の外観斜視図及び図4の概略断面図に
示すように、サーマルヘッド26、ステップモータ2
7、サーマルヘッド駆動回路28、モータ駆動回路2
9、プラテンローラ30、インクリボン巻取軸31、テ
ープ供給軸32、カッタ33、DCモータ33a、リボ
ン検出部34、テープ検出部35、モータ駆動回路33
bから構成されている。
【0031】プリンタ部25には、図3,図4に示すよ
うにカートリッジ41が着脱可能に装着される。カート
リッジ41は、図5、図6、及び図7に示すように、そ
れぞれリールに巻かれた帯状のマグネットテープTと、
イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)の3色
のインクがそれぞれ一定の長さLで繰り返して配列され
た所定幅WのインクリボンRとがケース内に収容されて
いる。
【0032】図5はカートリッジ41のケース内に収容
されたマグネットテープTとインクリボンRの様子を示
す図である。カートリッジ41のケース内は、マグネッ
トテープTの印字受容面(インクリボンRにより印刷が
施される面)を内側にしてテープコア43に巻回された
マグネットテープパンケーキ44と、インクリボンRの
インク面を内側にしてリボンコア46に巻回されたリボ
ンパンケーキ47と、リボンパンケーキ47から巻き出
されてマグネットテープTに対する印刷に使われたイン
クリボンRを巻き取るリボン巻き取りコア48が収納さ
れており、その上面がカバー(図示せず)により覆われ
ている。
【0033】図6はインクリボンRを示す図である。図
7に示すように、インクリボンRは、マグネットテープ
Tの幅に対応する幅を有する。インクリボンRのY,
M,C,Y,・・・のインクの各境界部分には、それぞ
れの色のインクを頭出しするための黒色の頭出しマーク
M1〜M3が設けられている。頭出しマークM1〜M3
は、それぞれ長さが異なり、この長さの違いによってど
の色とどの色の境界であるかが判別される。
【0034】図7はマグネットテープTの詳細な構成を
示す図である。図7に示すように、マグネットテープT
は、細長いテープ状に加工されており、例えば塩素化ポ
リエチレンをバインダとしてつなぎ合わされてあるフェ
ライトよりなる基板50(例えば、厚さ0.3mm)
と、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)等に
よるフィルムをベースとし、その片側にインク等を受容
する層が設けられている記録受容体51(例えば、厚さ
38μm)と、基板50と記録受容体51とを貼り合わ
せるための粘着剤層52(例えば、厚さ15μm)によ
り構成されている。記録受容体51のうち粘着剤層52
と相対する面とは逆の面にはインク受容層55が設けて
ある。また、基板50のうち粘着剤層52と相対する面
とは逆の面には着磁面53があり、着磁面53には着磁
の方向がマグネットテープTの幅方向と同一となるよう
に着磁帯54が設けられている。着磁帯54は、マグネ
ットテープTには長手方向に沿って磁気特性が規則的に
変化するように設けられており、例えば図5、図7に示
すように、N極とS極とが連続的に交互に着磁されてい
る。また、着磁帯54の極の切り替わりは、一定の幅
(例えば2mm)毎となるように着磁されている。
【0035】図2、図3、図4に示すサーマルヘッド2
6は、マグネットテープTの幅方向に1列に配列された
複数個の発熱体26aを有する。後述する印刷データに
従ってサーマルヘッド駆動回路28がサーマルヘッド2
6を駆動することによって発熱体26aが発熱し、イン
クリボンRに配置されたインクがマグネットテープTに
熱転写される。
【0036】サーマルヘッド26は、ステップモータ2
7及び図示しない駆動機構によって軸26bを中心に回
転駆動され、インクの頭出し時及び画像の印刷時には、
発熱体26aがインクリボンR及びマグネットテープT
を介してプラテンローラ30に押圧される。後述するマ
グネットテープTの巻き戻し動作など、インクの頭出し
時及び画像の印刷時でないときは、発熱体26aはプラ
テンローラ30から解放される。つまり、サーマルヘッ
ド26がプラテンローラ30に押圧された状態では、プ
ラテンローラ30及びインクリボン巻取軸31の回転駆
動によりマグネットテープTの搬送排出及びインクリボ
ンRの搬送巻き取りが矢印Aの方向に同一の搬送量で行
なわれ、また、サーマルヘッド26がプラテンローラ3
0から解放された状態では、テープ供給軸32の駆動に
よるマグネットテープTの巻き戻しに伴ない該マグネッ
トテープTのみが矢印Bの方向に逆搬送される。サーマ
ルヘッド26は、カートリッジ41を着脱する際などの
初期状態では、発熱体26aがプラテンローラ30から
解放された状態となっている。
【0037】ステップモータ27は、モータ駆動回路2
9によって駆動され、図示しない駆動機構を介してサー
マルヘッド26,プラテンローラ30,インクリボン巻
取軸31、テープ供給軸32を駆動する。また、DCモ
ータ33aは、モータ駆動回路33bによって駆動さ
れ、カッタ33を駆動する。
【0038】プラテンローラ30は、ステップモータ2
7によって駆動され、インクの頭出し時及び画像の印刷
時には図4の矢印Cが示す方向に回転される。これによ
り、マグネットテープT及びインクリボンRが図4の矢
印Aが示す方向に共に搬送される。
【0039】インクリボン巻取軸31は、ステップモー
タ27によってプラテンローラ30とともに駆動され、
印刷時には使用済のインクリボンを巻き取り、インクの
頭出し時にもインクリボンの巻き取りを行なう。
【0040】テープ供給軸32は、画像の印刷時には解
放状態となり、プラテンローラ13の回転に従って図4
の矢印Eが示す方向に回転される。テープ供給軸32
は、Y,M,Cのいずれかの色のインクによる画像の印
刷が終了すると共に、次のインクの頭出しが終了する
と、ステップモータ27によって駆動され、図4の矢印
Fが示す方向に回転される。これにより、インクの頭出
しがなされたインクリボンRの搬送位置はそのままに、
マグネットテープTのみが図4の矢印Bが示す方向に逆
搬送され、巻き戻される。
【0041】カッタ33は、マグネットテープTへの印
刷が終了後に、DCモータ33aが駆動することにより
自動的に動作させられ、画像が印刷されたマグネットテ
ープTを適切な位置で切断するものである。
【0042】ここでは、サーマルヘッド26,プラテン
ローラ30,インクリボン巻取軸31,テープ供給軸3
2はステップモータ27によって駆動され、カッタ33
はDCモータ33aによって駆動されていたが、それぞ
れ別のモータによって駆動されるように構成してもよ
い。
【0043】リボン検出部34は、光反射型センサによ
って構成され、カートリッジ41がプリンタ部25に装
着された状態において、カートリッジ41から一部露出
したインクリボンRの搬送経路に対向した位置に、該セ
ンサの発光部と受光部が配置される。リボン検出部34
の発光部からの光は、インクリボンRのY,M,Cのイ
ンク領域では反射して受光部に受光されるが、頭出しマ
ークM1〜M3の黒色部分では吸収されて受光されなく
なる。この頭出しマークM1〜M3それぞれの黒色部分
の長さをリボンマーク検出部34aによって検出するこ
とでインクリボンRに配置されたY,M,Cの各インク
の先頭位置を検出する。
【0044】図8はテープ検出部35の詳細な構成を示
すブロック図である。図8に示すように、テープ検出部
35は、磁気センサ35a、A/D変換部35b、及び
2値化部35cによって構成され、マグネットテープT
の搬送に伴なって変化する磁気特性を検出し、その変化
の回数をカウントすることによってテープの搬送位置を
検出する。磁気センサ35aは、例えば磁気抵抗素子に
より構成され磁場の強弱の変化を検出し、強弱レベルに
応じた信号を出力する。磁気センサ35aによって検出
された磁場の強弱レベルを表す信号は、A/D変換部3
5bによりA/D変換され、さらに2値化部35cによ
り2値化されて制御部21に出力される。
【0045】制御部21は、マグネットテープTの往復
搬送時にテープ検出部35(2値化部35c)の出力を
所定の時間周期で監視し、例えば、“0”から“1”に
変わったときにマグネットテープTの着磁帯54の極の
切り替わりの位置が通過したものとしてカウントする。
逆に、“1”から“0”に変わったときにカウントして
もよい。
【0046】次に、プリンタ部25のカラー印刷時にお
ける動作について説明する。
【0047】図9はカラープリンタの印刷処理を示すフ
ローチャートである。
【0048】キーボード12には印刷キー12cがあ
り、この印刷キー12cの操作でこの印刷動作を開始す
る。
【0049】印刷動作が開始されると、所定の初期設定
が行なわれる(ステップA1)。
【0050】プリンタ部25においてRAM23内の印
刷バッファ23cに記憶されている印刷データをカラー
印刷する場合は、まず、イエロー色インクYの頭出し処
理が行なわれる(ステップABy)。
【0051】すなわち、ステップモータ27の駆動によ
ってインクリボン巻取軸31及びプラテンローラ30を
回転してインクリボンR及びマグネットテープTが図4
の矢印Aに示す方向に共に搬送される。そして、リボン
検出部34がインクリボンRの頭出しマークM1を検出
することでイエロー色インクYの頭出し処理が終わる。
この頭出し処理時には、インクリボンRとともに搬送さ
れるマグネットテープTの搬送量がテープ検出部34の
出力に基づいてカウントされる。上述のように、固定位
置にあるテープ検出部34に対してマグネットテープT
が通過すると、磁極の切り替わり出力に表れるため、そ
の数を搬送量カウンタ23dでアップカウントするもの
である。 Yインクの頭出しが終わると、サーマルヘッ
ド26がプラテンローラ30から解放されると共に、リ
ボン供給軸32が回転され、マグネットテープTのみが
図4の矢印Bに示す方向に逆搬送される(ステップA
2)。このマグネットテープTの逆方向距離は、テープ
検出部34からの出力信号に基づいてRAM23の搬送
量カウンタ23dをゼロまでダウンカウントすることで
管理される。
【0052】次に、インクリボンR及びマグネットテー
プTを介してサーマルヘッド26をプラテンローラ30
に押圧するこの状態でサーマルヘッド駆動回路28がR
AM23内の印刷バッファ23cに記憶されている印刷
データに従ってサーマルヘッド26を駆動することによ
って発熱体26aを発熱させ、インクリボンRに配列さ
れたYインクをマグネットテープTに転写すると共に、
モータ駆動回路29がステップモータ27を駆動するこ
とによってプラテンローラ30及びインクリボン巻取軸
31が回転させられ、インクリボンR及びマグネットテ
ープTが図4の矢印Aに示す方向に共に搬送される。こ
れによって、Yインク色の画像がマグネットテープTに
印刷される。このYインクの印刷時にマグネットテープ
Tの搬送量がテープ検出部34の出力に基づいてアップ
カウントされ、搬送量カウンタ23dに記憶され(ステ
ップA3)。
【0053】Yインク色の画像の印刷の終了に引き続い
てマグネットテープT及びインクリボンRを更に下流側
に搬送しながらマゼンタ色インクMの頭出し処理が行な
われる。この際にも、マグネットテープTの搬送量がテ
ープ検出部34の出力に基づいてアップカウントされ、
そのカウント値はYインクの印刷時のカウント値に積算
して搬送量カウンタ23dに記憶される(ステップAB
m)。
【0054】次に、サーマルヘッド26がプラテンロー
ラ30から解放されると共に、リボン供給軸32が回転
させられ、マグネットテープTのみが図4の矢印Bに示
す方向に逆搬送される(ステップA4)。この際、マグ
ネットテープTの逆方向への搬送量は、テープ検出部3
5からの出力信号に基づいてRAM23の搬送量カウン
タ23dでゼロまでカウントダウンすることで管理され
る。
【0055】次に、インクリボンR及びマグネットテー
プTを介してサーマルヘッド26をプラテンローラ30
に押圧する。この状態でサーマルヘッド駆動回路28が
RAM23内の印刷バッファ23cに記憶されている印
刷データに従ってサーマルヘッド26を駆動することに
よって発熱体26aを発熱させ、インクリボンRに配列
されたM色インクをマグネットテープTに転写すると共
に、モータ駆動回路29がステップモータ27を駆動す
ることによってプラテンローラ30及びインクリボン巻
取軸31が回転させられ、インクリボンR及びマグネッ
トテープTが図4の矢印Aに示す方向に共に搬送され
る。これによって、Y色インクで印刷された印刷領域に
重ねてMの色の印刷データがマグネットテープTに印刷
される(ステップA5)。
【0056】次に、M色インクの印刷処理に引き続いて
C色インクの頭出し処理が行われる(ステップAB
c)。そして、マグネットテープTは、M色インクの印
刷処理及びC色インクの頭出し処理の際の下流側への搬
送量と同一量が同様にテープ検出部35の出力に基づい
て上流側に逆搬送される(ステップA6)。
【0057】次に、C色インクの印刷データも、Y及び
M色インクの印刷データと同様にして、マグネットテー
プTの同一の印刷領域に重ねて印刷される(ステップA
7)。
【0058】そして、C色インクの印刷データの重ね印
刷が終了すると、モータ駆動回路29はステップモータ
27を続けて駆動することによってマグネットテープT
を図4の矢印Aに示す方向に搬送して印刷済テープを機
外に排出する。(ステップA8)。この状態で、さら
に、モータ駆動回路33bはDCモータ33aを駆動す
ることによってカッタ33を動作させて、マグネットテ
ープTを切断する(ステップA9)。
【0059】以上の動作によって、マグネットテープT
に対する1枚のカラー印刷が終了される。
【0060】なお、前述した説明では、図5及び図7に
示すように、マグネットテープTは、長手方向に沿って
N極とS極が連続して交互に一定幅で着磁された磁力層
を持つとして説明しているが、N極とS極とが連続せず
に不連続に着磁されていてもよいし、また磁力の大きさ
を変えて強弱の着磁領域がテープ長手方向に沿って交互
に設けられるようにしてもよい。。
【0061】また、カラーインクリボンを使用する熱転
写プリンタを例にとって説明したがインクジェット方式
のカラープリンタにも本発明を採用することができる。
【0062】
【発明の効果】以上のように本発明に係わるテープカセ
ットによれば、磁力層の磁気特性の変化を検出すること
により印刷テープの搬送距離を制御するため、搬送距離
を制御するための印刷マーク類を必要としない印刷テー
プを用いることができて、その製造が容易にできる。ま
た、本発明に係わる印刷装置によれば、磁力層の磁気特
性の変化を検出することにより印刷テープの搬送距離を
制御することができ、印刷テープに搬送距離を制御する
ための印刷マーク類を設ける必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷装置の実施形態に係わるカラープ
リンタの外観構成を示す斜視図。
【図2】カラープリンタの電子回路の構成を示すブロッ
ク図。
【図3】カラープリンタにおけるプリンタ部の蓋を開い
た外観構成を示す斜視図。
【図4】カラープリンタにおけるプリンタ部を抜き出し
て示す部分断面図。
【図5】カートリッジ41のケース内に収容されたマグ
ネットテープTとインクリボンRの様子を示す図。
【図6】カラープリンタのプリンタ部に装着されるカー
トリッジに内蔵されたインクリボンの構成を示す平面
図。
【図7】カラープリンタのプリンタ部に装着されるカー
トリッジに内蔵されたマグネットテープTの詳細な構成
を示す図。
【図8】テープ検出部35の詳細な構成を示すブロック
図。
【図9】カラープリンタの印刷処理を示すフローチャー
ト。
【符号の説明】
11 …装置本体、 12 …キーボード、 12a…電源キー、 12b…文字/記号入力キー、 12c…印刷キー、 13 …液晶表示部、 14 …プリンタ部の蓋、 15 …カセット収容部、 16 …テープ排出口、 21 …制御部(CPU)、 22 …ROM、 23 …RAM、 23a…入力バッファ、 23b…表示バッファ、 23c…印刷バッファ、 23d…搬送量カウンタ、 24 …キャラクタジェネレータ、 25 …プリンタ部、 26 …サーマルヘッド、 26a…発熱体、 27 …ステップモータ、 28 …サーマルヘッド駆動回路、 29 …モータ駆動回路、 30 …プラテンローラ、 31 …インクリボン巻取軸、 32 …テープ供給軸、 33 …カッタ、 33a…DCモータ、 33b…モータ駆動回路、 34 …リボン検出部、 35 …テープ検出部、 41 …カートリッジ、 T …テープ、 R …インクリボン、 M1〜M3 …インク頭出しマーク。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に沿って磁気特性が規則的に変
    化する磁力層を含んだ印刷テープと、 前記印刷テープを往復搬送する搬送手段と、 搬送される前記印刷テープの磁気特性の変化を検出する
    検出手段と、 前記搬送手段により往復搬送される前記印刷テープに複
    数色のインクを用いて印刷する印刷手段と、 前記検出手段により検出される前記印刷テープの磁気特
    性の変化に基づいて、所定色のインクの印刷が終了した
    後の復搬送量が所定色のインクの印刷の搬送量と同一に
    なるように前記搬送手段による前記印刷テープの搬送を
    制御する搬送制御手段と、を備えることを特徴とする印
    刷装置。
  2. 【請求項2】 前記印刷テープは、長手方向に沿ってN
    極とS極が交互に着磁された磁力層を含むことを特徴と
    する請求項1に記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 テープ上の印刷媒体にカラー画像を印刷
    する印刷装置に装着されて使用されるテープカセットで
    あって、 前記印刷装置により搬送量が制御されて往復搬送される
    べく長手方向に沿って磁気特性が規則的に変化する磁気
    特性を有する磁力層を含んだ印刷テープと、 前記印刷テープに熱転写によりカラー画像を印刷する複
    数色のインク領域が規則的に配列されたインクリボン
    と、 前記印刷テープ及び前記インクリボンを収容したケース
    と、を備えることを特徴とするテープカセット。
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