JP2000108333A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JP2000108333A
JP2000108333A JP28820798A JP28820798A JP2000108333A JP 2000108333 A JP2000108333 A JP 2000108333A JP 28820798 A JP28820798 A JP 28820798A JP 28820798 A JP28820798 A JP 28820798A JP 2000108333 A JP2000108333 A JP 2000108333A
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JP
Japan
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roll paper
guide member
platen
ink jet
roll
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JP28820798A
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English (en)
Inventor
Kazumi Kotani
和己 小谷
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロール紙のセットが容易であって、印字領域
におけるロール紙のプラテンからの浮き上がりが確実に
防止された状態でそのロール紙へ印字を可能にするイン
クジェットプリンタを得る。 【解決手段】 プラテン上に位置する印字領域P1,P
2のロール紙a1,a2をインクジェットヘッドに対し
て露出させるとともに、少なくとも印字領域P1,P2
におけるロール紙a1,a2の両側端部を押さえつける
開口部15,16を有するロール紙案内部材14が備え
られる。これにより、補助搬送部の搬送力が十分でない
場合であっても、印字領域P1,P2におけるロール紙
a1,a2のプラテンからの浮き上がりが確実に防止さ
れる。さらに、ロール紙案内部材14は、プラテンに対
して接離自在に設けられてロール紙搬送経路上を閉鎖開
放自在にするので、ロール紙a1,a2のセットは容易
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、POS(Point of
Sales:販売時点管理)端末等で用いられるレシート/
ジャーナルプリンタ等であって、ロール紙と単票用紙と
のいずれに対しても印字可能なインクジェットプリンタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インクジェットプリンタは、ドッ
トインパクト式プリンタに比べて静粛性に優れることか
らレシート印字等の目的でPOS(Point of Sales:販
売時点管理)端末等に設けられるレシート/ジャーナル
プリンタとして利用されるようになっている。
【0003】ここで、図4は従来のインクジェットプリ
ンタのインクジェットヘッド付近を概略的に示す断面図
である。図4に示すように、従来のインクジェットプリ
ンタ100には、下方にノズル(図示せず)を有するイ
ンクジェットヘッド101と平滑面を備えるプラテン1
02とが対向して配設されている。また、インクジェッ
トプリンタ100には、ロール紙aをインクジェットヘ
ッド101に向けて搬送する搬送経路Aと、単票用紙b
をインクジェットヘッド101に向けて搬送する搬送ロ
ーラ対105を有する搬送経路Bとが設けられている。
【0004】搬送経路Aは、インクジェットヘッド10
1より搬送方向上流に設けられる主搬送ローラ対103
と、プラテン102と、このプラテン102より搬送方
向下流に設けられる補助ローラ対104とにより構成さ
れている。これら搬送経路A及び搬送経路Bは、インク
ジェットヘッド101の下方位置(印字領域P)におい
ては、略水平な経路とされている。そして、印字領域P
におけるインクジェットヘッド101とプラテン102
上の印字媒体(ロール紙a又は単票用紙b)との間隔x
は、インクをノズルから飛翔させて印字する機能性質
上、厳密に設定されている。
【0005】なお、主搬送ローラ対103がインクジェ
ットヘッド101より搬送方向上流に設けられているの
は、主搬送ローラ対103にインクが付着することを防
止し、かつ、ロール紙aがインクによって汚れることを
防止するためである。
【0006】また、補助ローラ対104は、印字領域P
におけるロール紙aのプラテン102からの浮き上がり
を防止するために設けられている。このプラテン102
からのロール紙aの浮き上がりは、主搬送ローラ対10
3がインクジェットヘッド101より搬送方向上流に設
けられていることと、ロール紙aの巻き癖とに起因して
いる。この浮き上がりを防止するのは、ロール紙aがプ
ラテン102からの浮き上がった場合には、インクジェ
ットヘッド101とプラテン102上の印字媒体との間
隔xに狂いが生じて適正な印字ができなくなり、また、
インクジェットヘッド101でロール紙aを引っ掛ける
ことによりジャムが発生するためである。この補助ロー
ラ対104は、主搬送ローラ対103に比べて速い速度
でロール紙aを搬送するように設定されている。これに
より、ロール紙aは補助ローラ対104によって引っ張
られてプラテン102に押し付けられることになり、印
字領域Pにおけるロール紙aのプラテン102からの浮
き上がりが防止される。
【0007】さらに、補助ローラ対104のロール紙a
の印字面側の補助ローラ104aは、その補助ローラ1
04aによってロール紙a上の未乾燥状態のインクをこ
すってしまうことを防止するために、補助ローラ104
aとロール紙aとの接する面積を少なくすべく、外周面
に先端の尖った多数の歯部を有するスターホイールとさ
れている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たように補助ローラ104aがスターホイールとされて
いるので、補助ローラ対104は十分な搬送力を有して
いないという問題がある。これにより、ロール紙aをプ
ラテン102に十分に押し付けることができず、印字領
域Pにおけるロール紙aのプラテン102からの浮き上
がりは、完全には防止できないことになる。
【0009】本発明の目的は、印字領域におけるロール
紙のプラテンからの浮き上がりが確実に防止された状態
でそのロール紙へ印字を可能にするインクジェットプリ
ンタを得ることである。
【0010】本発明の目的は、ロール紙のセットが容易
であって、印字領域におけるロール紙のプラテンからの
浮き上がりが確実に防止された状態でそのロール紙へ印
字を可能にするインクジェットプリンタを得ることであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
プラテンと、このプラテン上に位置する印字領域にイン
クを選択的に飛翔させて印字するインクジェットヘッド
と、前記印字領域より紙搬送方向上流に設けられ、ロー
ル紙を前記印字領域側に順次繰り出す主搬送部と、前記
印字領域より紙搬送方向下流に設けられ、前記印字領域
で印字された前記ロール紙を搬送する補助搬送部と、こ
の補助搬送部と前記主搬送部とを連結し、前記印字領域
を含むロール紙搬送経路と、前記ロール紙搬送経路を挟
んで前記プラテンと対向して設けられ、前記インクジェ
ットヘッドに対して前記印字領域にある前記ロール紙を
露出させるとともにその両側端部を押さえる開口部を有
するロール紙案内部材と、を備える。
【0012】したがって、ロール紙を引っ張ってプラテ
ンに押し付ける補助搬送部の搬送力が十分でない場合で
あっても、少なくとも印字領域におけるロール紙の両側
端部がロール紙案内部材の開口部によって押さえつけら
れる。これにより、印字領域におけるロール紙のプラテ
ンからの浮き上がりが確実に防止される。
【0013】また、ロール紙案内部材の開口部は、プラ
テン上に位置する印字領域のロール紙をインクジェット
ヘッドに対して露出させることにより、インクジェット
ヘッドによるロール紙への印字が妨げられることはな
い。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載のイ
ンクジェットプリンタにおいて、前記ロール紙案内部材
を平板形状に形成し、そのロール紙案内部材の上面に対
して単票用紙を略水平方向に搬送する単票用紙搬送部を
更に備える。
【0015】したがって、平板形状に形成されたロール
紙案内部材の上部が、単票用紙搬送部から略水平方向に
搬送される単票用紙の単票用紙搬送経路とされることに
より、ロール紙搬送経路と単票用紙搬送経路とが、ロー
ル紙案内部材によって隔離分離された状態で形成され
る。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項2記載のイ
ンクジェットプリンタにおいて、前記ロール紙案内部材
の板厚は0.1〜0.5mmに設定される。
【0017】したがって、ロール紙案内部材の板厚が
0.1〜0.5mmに設定されることにより、たとえロ
ール紙案内部材を備えた場合であっても、インクジェッ
トヘッドとロール紙案内部材上の単票用紙との間隔が適
正範囲内に維持されるので、インクジェットヘッドによ
る印字の品質が良好になる。
【0018】請求項4記載の発明は、請求項2または3
記載のインクジェットプリンタにおいて、前記ロール紙
搬送経路は山形状に屈曲形成され、その頂部に前記印字
領域が設けられる。
【0019】したがって、山形状に屈曲形成されたロー
ル紙搬送経路の頂部に印字領域が設けられることによ
り、印字領域がインクジェットヘッドに近づくことにな
るので、ロール紙搬送経路と単票用紙搬送経路とを近接
させることが可能になり、小型化が図られる。
【0020】請求項5記載の発明は、請求項1ないし4
のいずれか一記載のインクジェットプリンタにおいて、
前記ロール紙案内部材を前記プラテンに対して接離自在
に設け、前記ロール紙搬送経路上を閉鎖開放自在にす
る。
【0021】したがって、ロール紙案内部材はプラテン
に対して接離自在に設けられ、ロール紙搬送経路上が閉
鎖開放自在にされることにより、ロール紙は容易にセッ
トされることになる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図1ない
し図5に基づいて説明する。本実施の形態のインクジェ
ットプリンタは、POS端末へ搭載されるレシート/ジ
ャーナルプリンタに適用されている。
【0023】ここで、図1はレシート/ジャーナルプリ
ンタ1の構造を部分的に示す外観斜視図、図2はレシー
ト/ジャーナルプリンタ1のインクジェットヘッド10
付近を概略的に示す断面図である。レシート/ジャーナ
ルプリンタ1は、下部フレーム2とこの下部フレーム2
に対して開閉自在に設けられる上部フレーム(図示せ
ず)とにより構成されている。また、手前側から見て、
左側がレシートプリンタ領域、右側がジャーナルプリン
タ領域として2分され並設されている。
【0024】下部フレーム2内のレシートプリンタ領域
の奥側にはレシート用のロール紙a1(図2参照)を収
納する収納部(図示せず)が設けられている。そして、
この収納部の手前側には、主搬送部である主搬送ローラ
3や頂部である略水平部4aを有する山形状に屈曲形成
されたプラテン4等に沿って構成され、カッタ装置5を
介してPOS端末表面に露出するレシート発行口(図示
せず)に連続するレシート用のロール紙搬送経路A1が
形成されている。
【0025】同様に、下部フレーム2内のジャーナルプ
リンタ領域の奥側にはジャーナル用のロール紙a2(図
3参照)を収納する収納部(図示せず)が設けられてい
る。そして、この収納部の手前側には、主搬送部である
主搬送ローラ6や頂部であるに略水平部7aを有する山
形状に屈曲形成されたプラテン7等に沿って構成され、
POS端末表面に露出するジャーナル窓(図示せず)を
経て巻取リール8等を有する巻取装置9に連続するジャ
ーナル用のロール紙搬送経路A2が形成されている。こ
こに、プラテン4とプラテン7とは、レシートプリンタ
領域からジャーナルプリンタ領域に渡って連続して形成
されている。
【0026】また、上部フレーム側には、レシートプリ
ンタ領域からジャーナルプリンタ領域に渡って連続して
左右方向に移動自在なインクジェットヘッド10が、各
略水平部4a,7aに対向する位置に設けられている。
このインクジェットヘッド10は、上部フレーム側にお
いてキャリアシャフト11等にガイドされて左右方向に
往復自在なキャリア12に搭載され、このキャリア12
にキャリアベルトやキャリアモータ(いずれも図示せ
ず)を連結することで左右方向に駆動される。これによ
り、インクジェットヘッド10が、プラテン4,7の各
略水平部4a,7a上の各ロール紙に対してシリアル印
字動作を行い得ることになる。ここで、プラテン4の略
水平部4aとインクジェットヘッド10との間が印字領
域P1とされ、プラテン7の略水平部7aとインクジェ
ットヘッド10との間が印字領域P2(図3参照)とさ
れる。ここで、主搬送ローラ3,6がインクジェットヘ
ッド10より紙搬送方向上流に設けられているのは、主
搬送ローラ3,6にインクが付着することを防止し、か
つ、ロール紙a1,a2がインクによって汚れることを
防止するためである。
【0027】なお、上部フレームの閉止時において主搬
送ローラ3に対向して当接するピンチローラ13aを有
する用紙押え部材13や、上部フレームの閉止時におい
て主搬送ローラ6に対向して当接するピンチローラを有
する用紙押え部材(図示せず)も上部フレーム側に設け
られている。
【0028】さらに、上部フレームには、平滑部14a
有する薄板状のロール紙案内部材14が設けられてい
る。このロール紙案内部材14は、上部フレームの閉止
時において、レシート用のロール紙搬送経路A1やジャ
ーナル用のロール紙搬送経路A2の上方に位置し、プラ
テン4,7の各略水平部4a,7aから標準的なロール
紙の紙厚よりやや長い程度の間隔を有するように上部フ
レームに対してねじ止めされている。このロール紙案内
部材14は、厚さ0.1〜0.5mm程度の極薄のステ
ンレス板により形成されている。本実施の形態において
は、0.3mm程度とされている。ここで、図3は上部
フレームを閉止状態した場合のロール紙案内部材14を
示す平面図である。図3に示すように、ロール紙案内部
材14のレシートプリンタ領域には開口部15が形成さ
れ、ジャーナルプリンタ領域には開口部16が形成され
ている。この開口部15は、インクジェットヘッド10
に対して印字領域P1を露出させるとともに、少なくと
も印字領域P1の左右方向両端部においてレシート用ロ
ール紙a1を押さえることが可能な程度の大きさを有し
ている。また、開口部16も、インクジェットヘッド1
0に対して印字領域P2を露出させるとともに、少なく
とも印字領域P2の左右方向両端部においてジャーナル
用ロール紙a2を押さえることが可能な程度の大きさを
有している。つまり、ロール紙案内部材14も、レシー
ト用のロール紙搬送経路A1やジャーナル用のロール紙
搬送経路A2を形成する一構成要素となっている。
【0029】また、図2に示すように、レシートプリン
タ領域のプラテン4のロール紙a1の搬送方向下流側に
は、レシート用のロール紙搬送経路A1を形成する補助
ローラ対17が設けられている。この補助ローラ対17
は、補助搬送部として機能し、主搬送ローラ3に比べて
速い速度でロール紙a1を搬送するように設定されてい
る。なお、補助ローラ対17のロール紙a1の印字面側
の補助ローラ17aは、外周面に先端の尖った多数の歯
部を有するスターホイールとされており、上部フレーム
側に設けられている。つまり、補助ローラ対17は、上
部フレームの閉止時においてのみ成立するものである。
このように、印字面側の補助ローラ17aをスターホイ
ールとしたことにより、ロール紙a1と補助ローラ17
aとの接触が点接触的となるので、その補助ローラ17
aによってロール紙a1上の未乾燥状態のインクをこす
ってしまうことが防止される。これにより、ロール紙a
1は補助ローラ対17によって引っ張られてプラテン4
に一定の力で押し付けられることになる。なお、ジャー
ナルプリンタ領域にも補助ローラ対17と同様の補助ロ
ーラ対(図示せず)が設けられているが、説明は省略す
る。
【0030】加えて、レシート/ジャーナルプリンタ1
には、図2に示すように、レシート発行後の領収書を伝
票として単票用紙b1に印字し得るように、単票用紙b
1をインクジェットヘッド10に向けて略水平方向に搬
送する単票用紙搬送経路B1が形成されている。この単
票用紙搬送経路B1は、単票用紙搬送部である搬送ロー
ラ対18と、ロール紙案内部材14の上面である平滑部
14aとで構成され、水平方向に延出している。したが
って、この場合の印字領域P3は、図3に示すように、
インクジェットヘッド10とロール紙案内部材14の間
に位置するレシートプリンタ領域とジャーナルプリンタ
領域との全域に渡って形成されることになる。つまり、
ロール紙案内部材14は、レシート用のロール紙搬送経
路A1やジャーナル用のロール紙搬送経路A2と、単票
用紙搬送経路B1とを隔離分離した状態で形成する機能
も有していることになる。また、搬送ローラ対18は、
水平方向手前側から挿入された単票用紙b1を印字領域
P3方向に送り込んで印字に供するとともに印字後には
逆転してその単票用紙b1を水平方向手前側に戻す搬送
系(図示せず)を備えている。
【0031】このような構成において、レシートプリン
タ領域においてロール紙a1をセットする場合を例示し
て考える。まず、上部フレームを下部フレーム2に対し
て開放させてレシート用のロール紙搬送経路A1をフル
オープン状態とする。この状態においては、ロール紙a
1のロール体を収納部内に容易に収納することができ、
そのロール紙a1の先端側をロール紙搬送経路A1に沿
って補助ローラ対17の位置まで引き出してセットする
ことが可能になる。その後、上部フレーム側を閉じるこ
とにより、ロール紙a1は、主搬送ローラ3や補助ロー
ラ対17等によって所定の位置まで搬送されることにな
る。
【0032】この場合、補助ローラ17aがスターホイ
ールとされているので、補助ローラ対17はプラテン4
に対してロール紙a1を十分に押し付けることはできな
い。しかしながら、たとえ補助ローラ17aによる押圧
力が足りずに巻き癖によってロール紙a1がプラテン4
から浮き上がるような場合であっても、ロール紙案内部
材14が印字領域P1の左右方向両端部においてレシー
ト用ロール紙a1を押さえているので、少なくとも印字
領域P1近傍におけるロール紙a1のプラテン4からの
浮き上がりは防止される。
【0033】また、ロール紙案内部材14にはインクジ
ェットヘッド10に対して印字領域P1を露出させる開
口部15が形成されているので、ロール紙a1に対する
印字は支障なく実施される。
【0034】一方、ロール紙案内部材14はプラテン4
の略水平部4aから標準的なロール紙の紙厚よりやや長
い程度の間隔を有して設けられ、厚さ0.3mm程度と
されているため、たとえロール紙案内部材14を備えた
場合であっても、インクジェットヘッド10と水平方向
手前側から挿入された単票用紙b1との間隔がインクジ
ェットヘッド10による適正印字可能範囲内に維持され
ることになる。
【0035】ここに、レシート/ジャーナルプリンタ1
によれば、ロール紙案内部材14を設けたことにより、
少なくとも印字領域P1,P2近傍におけるロール紙a
1,a2のプラテン4,7からの浮き上がりが防止され
るので、インクジェットヘッド10とプラテン4,7上
のロール紙a1,a2との間隔が正確に維持され、適正
な印字が可能になるとともに、ジャムの防止が実現され
ることになる。
【0036】また、プラテン4,7が山形状に屈曲形成
されることにより、印字領域P1,P2がインクジェッ
トヘッド10に近づくことになり、レシート用のロール
紙搬送経路A1やジャーナル用のロール紙搬送経路A2
と、単票用紙搬送経路B1とを近接させることが可能に
なり、レシート/ジャーナルプリンタ1の小型化が図れ
る。
【0037】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ロール紙
を引っ張ってプラテンに押し付ける補助搬送部の搬送力
が十分でない場合であっても、少なくとも印字領域にお
けるロール紙の両側端部をロール紙案内部材の開口部に
よって押さえつけることにより、印字領域におけるロー
ル紙のプラテンからの浮き上がりを確実に防止すること
ができ、また、ロール紙案内部材の開口部によってプラ
テン上に位置する印字領域のロール紙をインクジェット
ヘッドに対して露出させることにより、インクジェット
ヘッドによってロール紙に印字することができる。
【0038】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載のインクジェットプリンタにおいて、平板形状に形成
されたロール紙案内部材の上部を単票用紙搬送部から略
水平方向に搬送される単票用紙の単票用紙搬送経路とす
ることにより、ロール紙搬送経路と単票用紙搬送経路と
をロール紙案内部材によって隔離分離して状態で形成す
ることができる。
【0039】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載のインクジェットプリンタにおいて、ロール紙案内部
材の板厚を0.1〜0.5mmに設定することにより、
たとえロール紙案内部材を備えた場合であっても、イン
クジェットヘッドとロール紙案内部材上の単票用紙との
間隔を適正範囲内に維持することができるので、インク
ジェットヘッドによる印字の品質を良好に維持すること
ができる。
【0040】請求項4記載の発明によれば、請求項2ま
たは3記載のインクジェットプリンタにおいて、山形状
に屈曲形成されたロール紙搬送経路の頂部に印字領域を
設けることにより、印字領域をインクジェットヘッドに
近づかせることになるので、ロール紙搬送経路と単票用
紙搬送経路とを近接させることができ、小型化を図るこ
とができる。
【0041】請求項5記載の発明によれば、請求項1な
いし4のいずれか一記載のインクジェットプリンタにお
いて、ロール紙搬送経路上を閉鎖開放自在にするように
プラテンに対してロール紙案内部材を接離自在に設ける
ことにより、ロール紙を容易にセットすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態のレシート/ジャーナル
プリンタの構造を部分的に示す外観斜視図である。
【図2】レシート/ジャーナルプリンタのインクジェッ
トヘッド付近を概略的に示す断面図である。
【図3】上部フレームを閉止状態した場合のロール紙案
内部材を示す平面図である。
【図4】従来のインクジェットプリンタのインクジェッ
トヘッド付近を概略的に示す断面図である。
【符号の説明】 3,6 主搬送部 4,7 プラテン 4a,7a 頂部 10 インクジェットヘッド 14 ロール紙案内部材 15,16 開口部 17 補助搬送部 18 単票用紙搬送部 A1,A2 ロール紙搬送経路 P1,P2,P3 印字領域 a1,a2 ロール紙 b1 単票用紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 HA29 HA30 2C058 AB12 AB17 AC07 AD01 AF04 AF06 AF15 AF20 AF23 AF31 AF38 AF40 AF44 HA02 HB08 HB09 HB28 HB31 HB33 2C060 BA01 BC03 BC04 BC12 BC15 BC22 BC44 BC46 BC72

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラテンと、 このプラテン上に位置する印字領域にインクを選択的に
    飛翔させて印字するインクジェットヘッドと、 前記印字領域より紙搬送方向上流に設けられ、ロール紙
    を前記印字領域側に順次繰り出す主搬送部と、 前記印字領域より紙搬送方向下流に設けられ、前記印字
    領域で印字された前記ロール紙を搬送する補助搬送部
    と、 この補助搬送部と前記主搬送部とを連結し、前記印字領
    域を含むロール紙搬送経路と、 前記ロール紙搬送経路を挟んで前記プラテンと対向して
    設けられ、前記インクジェットヘッドに対して前記印字
    領域にある前記ロール紙を露出させるとともにその両側
    端部を押さえる開口部を有するロール紙案内部材と、を
    備えるインクジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記ロール紙案内部材を平板形状に形成
    し、そのロール紙案内部材の上面に対して単票用紙を略
    水平方向に搬送する単票用紙搬送部を更に備える請求項
    1記載のインクジェットプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記ロール紙案内部材の板厚は0.1〜
    0.5mmに設定される請求項2記載のインクジェット
    プリンタ。
  4. 【請求項4】 前記ロール紙搬送経路は山形状に屈曲形
    成され、その頂部に前記印字領域が設けられる請求項2
    または3記載のインクジェットプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記ロール紙案内部材を前記プラテンに
    対して接離自在に設け、前記ロール紙搬送経路上を閉鎖
    開放自在にする請求項1ないし4のいずれか一記載のイ
    ンクジェットプリンタ。
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JP2011152674A (ja) * 2010-01-26 2011-08-11 Canon Inc 切断装置および記録装置

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