JP2912656B2 - シート供給装置 - Google Patents
シート供給装置Info
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- JP2912656B2 JP2912656B2 JP2030312A JP3031290A JP2912656B2 JP 2912656 B2 JP2912656 B2 JP 2912656B2 JP 2030312 A JP2030312 A JP 2030312A JP 3031290 A JP3031290 A JP 3031290A JP 2912656 B2 JP2912656 B2 JP 2912656B2
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- sheet
- roller
- spur
- paper
- discharge roller
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- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、記録装置や分類計数装置等の複数枚のシー
トを連続的に処理していくシート処理装置に、シートを
自動的に供給するシート供給装置に関する。
トを連続的に処理していくシート処理装置に、シートを
自動的に供給するシート供給装置に関する。
一般に、プリンタや複写機等の記録装置,分類計数装
置,読取り装置等のシート処理装置にあっては、シート
を手差しで供給することも可能であるが、シートを自動
的に1枚ずつ分離供給する装置として、シート処理装置
に着脱可能なシート供給装置が使用されている。
置,読取り装置等のシート処理装置にあっては、シート
を手差しで供給することも可能であるが、シートを自動
的に1枚ずつ分離供給する装置として、シート処理装置
に着脱可能なシート供給装置が使用されている。
上記の記録装置においては、その記録方法としてワイ
ヤドット方式,感熱方式,熱転写方式,インクジェット
方式によるものなどがある。これらのうち、特にインク
ジェット方式は、記録シートに直接インクを噴射して記
録画像を形成する方式であるため、記録シートの種類に
よる差はあるが、インクが完全に乾燥するまでにはある
程度の時間を要する。この未定着の記録済みのシートが
記録装置内,或いはシート供給装置内で給送される途
中、排紙ローラが面接触方式である場合、この排紙ロー
ラにインクが再転写し、この排紙ローラ上を通過する記
録済みのシートにインクが再転写し、シートが汚れてし
まう。この汚れを防止するため、例えば排紙ローラに接
触面積の小さな拍車ローラを圧接する技術が一般に知ら
れている。
ヤドット方式,感熱方式,熱転写方式,インクジェット
方式によるものなどがある。これらのうち、特にインク
ジェット方式は、記録シートに直接インクを噴射して記
録画像を形成する方式であるため、記録シートの種類に
よる差はあるが、インクが完全に乾燥するまでにはある
程度の時間を要する。この未定着の記録済みのシートが
記録装置内,或いはシート供給装置内で給送される途
中、排紙ローラが面接触方式である場合、この排紙ロー
ラにインクが再転写し、この排紙ローラ上を通過する記
録済みのシートにインクが再転写し、シートが汚れてし
まう。この汚れを防止するため、例えば排紙ローラに接
触面積の小さな拍車ローラを圧接する技術が一般に知ら
れている。
第5図はこの種のシート供給装置,記録装置を示す。
図において、101はシート供給装置で、記録装置102か
らなるシート処理装置に着脱自在に装着される。この記
録装置102として、例えばプリンタや複写機等が挙げら
れる。
らなるシート処理装置に着脱自在に装着される。この記
録装置102として、例えばプリンタや複写機等が挙げら
れる。
記録装置102には、用紙紙送りローラ103が設けられ、
この用紙紙送りローラ103の外周にピンチローラ104,105
が圧接した状態で配設されている。106はシートSに記
録する記録ヘッドで、用紙紙送りローラ103に対向して
配設されている。シートSに対する記録方式としてイン
クジェット方式が採用されている。
この用紙紙送りローラ103の外周にピンチローラ104,105
が圧接した状態で配設されている。106はシートSに記
録する記録ヘッドで、用紙紙送りローラ103に対向して
配設されている。シートSに対する記録方式としてイン
クジェット方式が採用されている。
用紙紙送りローラ103と記録ヘッド106の間の上方に
は、排出ローラ107及びこの排出ローラ107に圧接する拍
車108が設けられている。
は、排出ローラ107及びこの排出ローラ107に圧接する拍
車108が設けられている。
そして、上記のシート供給装置101は給紙スタッカ109
を有し、この給紙スタッカ109の前方には給紙ローラ110
が配設されている。給紙ローラ110の前方には、所定間
隔を置いて、用紙紙送りローラ103を通過した記録済み
のシートSを立て掛け状態で積層して収容する排紙スタ
ッカ111が配置され、この排紙スタッカ111はスタッカワ
イヤ111Aを有している。
を有し、この給紙スタッカ109の前方には給紙ローラ110
が配設されている。給紙ローラ110の前方には、所定間
隔を置いて、用紙紙送りローラ103を通過した記録済み
のシートSを立て掛け状態で積層して収容する排紙スタ
ッカ111が配置され、この排紙スタッカ111はスタッカワ
イヤ111Aを有している。
112は排紙ローラで、左右側板113,113間に回転可能に
横架したローラ軸114に取り付けられている。排紙ロー
ラ112はギア列(図示せず)によって記録装置102と連動
してこれに駆動可能に連結されている。
横架したローラ軸114に取り付けられている。排紙ロー
ラ112はギア列(図示せず)によって記録装置102と連動
してこれに駆動可能に連結されている。
左右側板113,113間にはフロントカバー115が取り付け
られ、このフロントカバー115に拍車ローラ116が揺動可
能に取り付けられ、この拍車ローラ116は排紙ローラ112
に圧接されている。
られ、このフロントカバー115に拍車ローラ116が揺動可
能に取り付けられ、この拍車ローラ116は排紙ローラ112
に圧接されている。
しかして、給紙スタッカ109内にシートSを堆積す
る。このシートSは、給紙ローラ110の回転により記録
装置102内の用紙送りローラ103に導かれ、用紙紙送りロ
ーラ103の回転に伴ってピンチローラ104,105の押圧力に
基づく用紙紙送りローラ103との摩擦力により送られ
る。その後、シートSは、排出ローラ107と拍車108との
間に送られ、この間に記録ヘッド106により記録され
る。
る。このシートSは、給紙ローラ110の回転により記録
装置102内の用紙送りローラ103に導かれ、用紙紙送りロ
ーラ103の回転に伴ってピンチローラ104,105の押圧力に
基づく用紙紙送りローラ103との摩擦力により送られ
る。その後、シートSは、排出ローラ107と拍車108との
間に送られ、この間に記録ヘッド106により記録され
る。
さらに、排出ローラ107と拍車108とによって搬送され
たシートSは、排紙ローラ112と、これに圧接された拍
車ローラ116とによって引き上げられ、排紙スタッカ111
内へ送られる。
たシートSは、排紙ローラ112と、これに圧接された拍
車ローラ116とによって引き上げられ、排紙スタッカ111
内へ送られる。
従来のシート供給装置にあっては、シートSが『こ
し』の強い厚手のものである場合、記録装置102内から
記録済みのシートSが抜ける際、シートSがその『こ
し』のために跳ね上がってしまい、フロントカバー115
の下部115aにシートSの印刷面が触れてしまう。このた
め、シートSの印刷面に汚れが発生する。
し』の強い厚手のものである場合、記録装置102内から
記録済みのシートSが抜ける際、シートSがその『こ
し』のために跳ね上がってしまい、フロントカバー115
の下部115aにシートSの印刷面が触れてしまう。このた
め、シートSの印刷面に汚れが発生する。
また、シートSが排紙ローラ112から抜けて跳ね上が
ったとき、フロントカバー115の上部115bにシートSの
印刷面が触れて汚れが発生する。
ったとき、フロントカバー115の上部115bにシートSの
印刷面が触れて汚れが発生する。
さらに、シートSは、紙送り動作の際に用紙紙送りロ
ーラ103によって『巻き癖』がついてしまい、シートS
が排紙スタッカ111内にある程度送られると、そのシー
トSの上端がスタッカワイヤ111Aに掛かったまま排紙動
作を続けることになり、『巻き癖』の付いたままのシー
トSが排紙ローラ112から抜けるときには、フロントカ
バー115の上部115bにシートSの印刷面が触れて汚れが
発生する。
ーラ103によって『巻き癖』がついてしまい、シートS
が排紙スタッカ111内にある程度送られると、そのシー
トSの上端がスタッカワイヤ111Aに掛かったまま排紙動
作を続けることになり、『巻き癖』の付いたままのシー
トSが排紙ローラ112から抜けるときには、フロントカ
バー115の上部115bにシートSの印刷面が触れて汚れが
発生する。
特に、インクジェット方式による記録方法では、排紙
動作の段になってもインクが完全に乾燥しない状態でい
ることもあり、このインク未定着のシートSがフロント
カバー115と接触し、シートSの印刷の汚れが顕著にな
る。
動作の段になってもインクが完全に乾燥しない状態でい
ることもあり、このインク未定着のシートSがフロント
カバー115と接触し、シートSの印刷の汚れが顕著にな
る。
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたも
ので、その目的は、厚手シート独特の『こし』や『巻き
癖』に起因して生じる記録済みのシートの印刷面の汚れ
を防止することができるシート供給装置を提供すること
である。
ので、その目的は、厚手シート独特の『こし』や『巻き
癖』に起因して生じる記録済みのシートの印刷面の汚れ
を防止することができるシート供給装置を提供すること
である。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、搬送
ローラによって送り出されるシートを排紙ローラにより
1枚ずつ排紙するシート供給装置において、前記排紙ロ
ーラによって排紙されるシートの搬送路中であって、前
記排紙ローラのシート搬送方向の上流及び下流に拍車ロ
ーラを設け、前記拍車ローラを、前記排紙ローラとはシ
ートを挟んで反対側にある支持手段に弾性体を介して支
持し、かつ、前記弾性体は、シートの後端が跳ね上がっ
て前記支持手段に接触するのを防止する強さを有するこ
とを特徴とするものである。
ローラによって送り出されるシートを排紙ローラにより
1枚ずつ排紙するシート供給装置において、前記排紙ロ
ーラによって排紙されるシートの搬送路中であって、前
記排紙ローラのシート搬送方向の上流及び下流に拍車ロ
ーラを設け、前記拍車ローラを、前記排紙ローラとはシ
ートを挟んで反対側にある支持手段に弾性体を介して支
持し、かつ、前記弾性体は、シートの後端が跳ね上がっ
て前記支持手段に接触するのを防止する強さを有するこ
とを特徴とするものである。
請求項2の発明は、ハガキからなるシートの通過する
位置に拍車ローラを設けたことを特徴とするものであ
る。
位置に拍車ローラを設けたことを特徴とするものであ
る。
本発明においては、排紙ローラによりシート処理装置
から記録済みのシートが送り出されるが、このシート
は、排紙ローラのシート送り方向の上流側及び下流側の
少なくとも一方の拍車ローラにより案内され、シートの
動きが抑制される。
から記録済みのシートが送り出されるが、このシート
は、排紙ローラのシート送り方向の上流側及び下流側の
少なくとも一方の拍車ローラにより案内され、シートの
動きが抑制される。
〔実施例〕 以下、図面により本発明の実施例について説明する。
第1図,第2図は本発明の実施例に係るシート供給装
置を示す。
置を示す。
第1図において、1はシート供給装置で、記録装置2
からなるシート処理装置に着脱自在に装着される。この
記録装置2として、例えばプリンタや複写機等が挙げら
れる。
からなるシート処理装置に着脱自在に装着される。この
記録装置2として、例えばプリンタや複写機等が挙げら
れる。
記録装置2には、用紙紙送りローラ3が設けられ、こ
の用紙紙送りローラ3の外周にピンチローラ4A,4Bが圧
接した状態で配設されている。また、用紙紙送りローラ
3の後方には用紙ガイド3Aが設置されている。5はシー
トSに記録する記録ヘッドで、用紙紙送りローラ3に対
向して配設されている。シートSに対する記録方式とし
てインクジェット方式が採用されている。
の用紙紙送りローラ3の外周にピンチローラ4A,4Bが圧
接した状態で配設されている。また、用紙紙送りローラ
3の後方には用紙ガイド3Aが設置されている。5はシー
トSに記録する記録ヘッドで、用紙紙送りローラ3に対
向して配設されている。シートSに対する記録方式とし
てインクジェット方式が採用されている。
用紙紙送りローラ3と記録ヘッド5の間の上方には、
排出ローラ6及びこの排出ローラ6に圧接する拍車7が
設けられ、さらに、排出ローラ6,拍車7の上方に拍車カ
バー8が配置されている。拍車カバー8にはシートSを
通過させる開口部8Aが穿設されている。
排出ローラ6及びこの排出ローラ6に圧接する拍車7が
設けられ、さらに、排出ローラ6,拍車7の上方に拍車カ
バー8が配置されている。拍車カバー8にはシートSを
通過させる開口部8Aが穿設されている。
そして、上記のシート供給装置1は給紙スタッカ9を
有し、この給紙スタッカ9の前方には給紙ローラ10が配
設されている。給紙ローラ10の前方には、所定間隔を置
いて、用紙紙送りローラ3を通過した記録済みのシート
Sを立て掛け状態で積層して収容する排紙スタッカ11が
配置され、この排紙スタッカ11はスタッカワイヤ11Aを
有している。
有し、この給紙スタッカ9の前方には給紙ローラ10が配
設されている。給紙ローラ10の前方には、所定間隔を置
いて、用紙紙送りローラ3を通過した記録済みのシート
Sを立て掛け状態で積層して収容する排紙スタッカ11が
配置され、この排紙スタッカ11はスタッカワイヤ11Aを
有している。
第2図にも示すように、12は排紙ローラで、左右側板
13,13間に回転可能に横架したローラ軸14に取り付けら
れている。排紙ローラ12はギア列(図示せず)によって
記録装置2と連動してこれに駆動可能に連結されてい
る。
13,13間に回転可能に横架したローラ軸14に取り付けら
れている。排紙ローラ12はギア列(図示せず)によって
記録装置2と連動してこれに駆動可能に連結されてい
る。
左右側板13,13間にはフロントカバー15が取り付けら
れ、このフロントカバー15にコ字形状の板バネ16が取り
付けられ、板バネ16間に軸支した支持軸16Aに一対のピ
ンチローラ17が揺動可能に取り付けられている。さら
に、フロントカバー15に排紙ローラ12のシート送り方向
の上流側に位置してコ字形状の板バネ18が取り付けら
れ、板バネ18間に軸支した支持軸18Aに、一対の拍車ロ
ーラ19が取り付けられ、また、フロントカバー15に排紙
ローラ12のシート送り方向の下流側に位置してコ字形状
の板バネ20が取り付けられ、板バネ20間に軸支した支持
軸20Aに、一対の拍車ローラ21が取り付けられている。
上記の一対の拍車ローラ21,一対のピンチローラ17,一対
の拍車ローラ19は縦方向に一直線に並んで配置されてい
る。
れ、このフロントカバー15にコ字形状の板バネ16が取り
付けられ、板バネ16間に軸支した支持軸16Aに一対のピ
ンチローラ17が揺動可能に取り付けられている。さら
に、フロントカバー15に排紙ローラ12のシート送り方向
の上流側に位置してコ字形状の板バネ18が取り付けら
れ、板バネ18間に軸支した支持軸18Aに、一対の拍車ロ
ーラ19が取り付けられ、また、フロントカバー15に排紙
ローラ12のシート送り方向の下流側に位置してコ字形状
の板バネ20が取り付けられ、板バネ20間に軸支した支持
軸20Aに、一対の拍車ローラ21が取り付けられている。
上記の一対の拍車ローラ21,一対のピンチローラ17,一対
の拍車ローラ19は縦方向に一直線に並んで配置されてい
る。
上記の板バネ18,20のバネ定数の値は、所定の範囲内
にあることが要求され、小さすぎると、拍車ローラ19,2
1がフロントカバー15に接触して傷付けられることにな
る。即ち、板バネ18,20の適正バネ定数をAとし、シー
トSの『こし』による跳ね上げ力によってシートS自身
がフロントカバー15に接触するバネ定数の下限をB、拍
車ローラ19,21がフロントカバー15に接触するバネ定数
の上限をCとすると、 C<A<B となるようにバネ定数Aが設定されている。これによ
り、送り時のシートSの力を受けても拍車ローラ19,21
の保持が行なわれる。
にあることが要求され、小さすぎると、拍車ローラ19,2
1がフロントカバー15に接触して傷付けられることにな
る。即ち、板バネ18,20の適正バネ定数をAとし、シー
トSの『こし』による跳ね上げ力によってシートS自身
がフロントカバー15に接触するバネ定数の下限をB、拍
車ローラ19,21がフロントカバー15に接触するバネ定数
の上限をCとすると、 C<A<B となるようにバネ定数Aが設定されている。これによ
り、送り時のシートSの力を受けても拍車ローラ19,21
の保持が行なわれる。
次に、本実施例の作用を説明する。
先ず、給紙スタッカ9内にシートSを堆積する。この
シートSは給紙ローラ10の回転により記録装置2内の用
紙紙送りローラ3と用紙ガイド3Aとの間に形成される搬
送路に導かれる。そして、シートSは、記録装置2の用
紙紙送りローラ3に送られ、用紙紙送りローラ3の回転
に伴ってピンチローラ4A,4Bの押圧力に基づく用紙紙送
りローラ3との摩擦力により送られる。その後、シート
Sは、排出ローラ6と拍車7との間に送られ、その間に
記録ヘッド5により記録される。
シートSは給紙ローラ10の回転により記録装置2内の用
紙紙送りローラ3と用紙ガイド3Aとの間に形成される搬
送路に導かれる。そして、シートSは、記録装置2の用
紙紙送りローラ3に送られ、用紙紙送りローラ3の回転
に伴ってピンチローラ4A,4Bの押圧力に基づく用紙紙送
りローラ3との摩擦力により送られる。その後、シート
Sは、排出ローラ6と拍車7との間に送られ、その間に
記録ヘッド5により記録される。
さらに、排出ローラ6と拍車7とによって搬送された
シートSは、排紙ローラ12と、これに圧接されたピンチ
ローラ17とによって引き上げられ、排紙スタッカ11内に
送られる。
シートSは、排紙ローラ12と、これに圧接されたピンチ
ローラ17とによって引き上げられ、排紙スタッカ11内に
送られる。
以上の如き構成によれば、板バネ18のバネ定数を上述
の条件に合致するように適正に調整して一対の拍車ロー
ラ19で記録済みのシートSの動きを押さえ込み、従っ
て、シートSが拍車カバー8の開口部8Aを抜けて跳ね上
がったときに、板バネ18が上述の条件に基づいてフロン
トカバー15の下部15a方向に撓まされてフロントカバー1
5の下部15aにシートSの印刷面が触れて汚れが発生する
のを防止することができる。
の条件に合致するように適正に調整して一対の拍車ロー
ラ19で記録済みのシートSの動きを押さえ込み、従っ
て、シートSが拍車カバー8の開口部8Aを抜けて跳ね上
がったときに、板バネ18が上述の条件に基づいてフロン
トカバー15の下部15a方向に撓まされてフロントカバー1
5の下部15aにシートSの印刷面が触れて汚れが発生する
のを防止することができる。
また、板バネ20のバネ定数を上述の条件に合致するよ
うに適正に調整して一対の拍車ローラ21で記録済みのシ
ートSの動きを押さえ込み、従って、シートSが排紙ロ
ーラ12から抜けて跳ね上がったときに、板バネ20が上述
の条件に基づいてフロントカバー15の上部15b方向に撓
まされてフロントカバー15の上部15bにシートSの印刷
面が触れて汚れるのを防止することができる。
うに適正に調整して一対の拍車ローラ21で記録済みのシ
ートSの動きを押さえ込み、従って、シートSが排紙ロ
ーラ12から抜けて跳ね上がったときに、板バネ20が上述
の条件に基づいてフロントカバー15の上部15b方向に撓
まされてフロントカバー15の上部15bにシートSの印刷
面が触れて汚れるのを防止することができる。
さらに、シートSは、紙送り動作の際に用紙紙送りロ
ーラ3によって『巻き癖』の付いたままのシートSが排
紙ローラ12から抜けるとき、フロントカバー15の上部15
bにシートSの印刷面が触れようとしても、板バネ20が
上述の条件に基づいていてフロントカバー15の上部15b
方向に撓まされながらシートSが一対の拍車ローラ21に
より案内されるので、シートSの印刷面がフロントカバ
ー15の上部15bに触れるのを防止し、その汚れを防止す
ることができる。
ーラ3によって『巻き癖』の付いたままのシートSが排
紙ローラ12から抜けるとき、フロントカバー15の上部15
bにシートSの印刷面が触れようとしても、板バネ20が
上述の条件に基づいていてフロントカバー15の上部15b
方向に撓まされながらシートSが一対の拍車ローラ21に
より案内されるので、シートSの印刷面がフロントカバ
ー15の上部15bに触れるのを防止し、その汚れを防止す
ることができる。
なお、本実施例においては、シートSに対する記録方
式としてインクジェット方式が採用されているが、この
印刷方式に限定されることなく、例えばワイヤドット方
式であっても、例えば環境条件,シートの種類等の要因
によりシートにインクの未定着を起こし得る場合には顕
著な効果が生じる。また、感熱方式,熱転写方式の場合
にも適用することができる。
式としてインクジェット方式が採用されているが、この
印刷方式に限定されることなく、例えばワイヤドット方
式であっても、例えば環境条件,シートの種類等の要因
によりシートにインクの未定着を起こし得る場合には顕
著な効果が生じる。また、感熱方式,熱転写方式の場合
にも適用することができる。
また、本実施例においては、第2図に示すように、一
対の拍車ローラ21,一対のピンチローラ17,一対の拍車ロ
ーラ19は縦方向に一直線に並んで配置されているが、給
送される厚手シートがハガキの場合には、第3図に示す
ように、フロントカバー15の中央部に2つの一対の拍車
ローラ31,一対の拍車ローラ32をピンチローラ17のシー
ト送り方向の上流に配設している。これら一対の拍車ロ
ーラ31,一対の拍車ローラ32は、ハガキ幅のシートSの
両側部の2箇所に位置している。また、ピンチローラ17
のシート送り方向の下流に、一対の拍車ローラ33が配設
され、この一対の拍車ローラ33はフロントカバー15の幅
方向中心部に位置している。
対の拍車ローラ21,一対のピンチローラ17,一対の拍車ロ
ーラ19は縦方向に一直線に並んで配置されているが、給
送される厚手シートがハガキの場合には、第3図に示す
ように、フロントカバー15の中央部に2つの一対の拍車
ローラ31,一対の拍車ローラ32をピンチローラ17のシー
ト送り方向の上流に配設している。これら一対の拍車ロ
ーラ31,一対の拍車ローラ32は、ハガキ幅のシートSの
両側部の2箇所に位置している。また、ピンチローラ17
のシート送り方向の下流に、一対の拍車ローラ33が配設
され、この一対の拍車ローラ33はフロントカバー15の幅
方向中心部に位置している。
さらに、本実施例においては、第2図に示すように、
一対の拍車ローラ21,一対のピンチローラ17,一対の拍車
ローラ19は縦方向に一直線に並んで配置されているが、
厚手シートをハガキ以外の厚手の幅広シートとした場
合、拍車ローラが幅方向で第3図のハガキに対応する位
置の場合、幅方向全面において前述のC<A<Bの関係
を満足することができず、特にシートの両端においては
拍車ローラの効果が及び難く、シートの印刷面に汚れが
発生する。そこで、この場合は第4図に示すように、一
対の拍車ローラ41Aと板バネ41Bで構成される多数の拍車
ユニット41を、ピンチローラ17のシート送り方向の上下
流に並列に配設することによって対応可能である。
一対の拍車ローラ21,一対のピンチローラ17,一対の拍車
ローラ19は縦方向に一直線に並んで配置されているが、
厚手シートをハガキ以外の厚手の幅広シートとした場
合、拍車ローラが幅方向で第3図のハガキに対応する位
置の場合、幅方向全面において前述のC<A<Bの関係
を満足することができず、特にシートの両端においては
拍車ローラの効果が及び難く、シートの印刷面に汚れが
発生する。そこで、この場合は第4図に示すように、一
対の拍車ローラ41Aと板バネ41Bで構成される多数の拍車
ユニット41を、ピンチローラ17のシート送り方向の上下
流に並列に配設することによって対応可能である。
そして、本実施例においては、ピンチローラ17が板バ
ネ16で、拍車ローラ19,21が板バネ18,20で保持されてい
るが、かかる態様に限定されるものではない。例えば、
フロントカバー15の内側幅方向にピンチローラや拍車ロ
ーラを取り付けた剛性軸を架け渡し、この剛性軸を板バ
ネでフロントカバー15に揺動可能に取り付ける。この機
構によれば大掛かりになるが、板バネの相違によるバラ
ツキが無くなり、ピンチローラや複数個の拍車ローラが
ほぼ同一条件でシートの動きを押さえ込むことができ
る。
ネ16で、拍車ローラ19,21が板バネ18,20で保持されてい
るが、かかる態様に限定されるものではない。例えば、
フロントカバー15の内側幅方向にピンチローラや拍車ロ
ーラを取り付けた剛性軸を架け渡し、この剛性軸を板バ
ネでフロントカバー15に揺動可能に取り付ける。この機
構によれば大掛かりになるが、板バネの相違によるバラ
ツキが無くなり、ピンチローラや複数個の拍車ローラが
ほぼ同一条件でシートの動きを押さえ込むことができ
る。
加えて、本実施例においては、シート処理装置とし
て、記録装置2を挙げているが、これに限定されること
なく、例えば分類計数装置や読取り装置に適用すること
もできる。
て、記録装置2を挙げているが、これに限定されること
なく、例えば分類計数装置や読取り装置に適用すること
もできる。
以上述べたように、請求項1及び2の発明によれば、
搬送ローラをシートの後端が抜けたときのシートの後端
の跳ね上がりが上流の拍車ローラによって抑制され、か
つ排紙ローラをシートの後端が抜けたときのシートの後
端の跳ね上がりが下流側の拍車ローラによって抑制され
る。従って、厚手シート独特の『こし』や『巻き癖』に
起因して、記録済みのシートの印刷面がシート供給装置
の拍車ローラ以外の部品と接触して生じるシートの印刷
面の汚れを防止することができる効果を奏する。特に、
請求項2の発明のように、ハガキのような厚いシートで
もシートの印刷面の汚れを防止して送ることができる。
搬送ローラをシートの後端が抜けたときのシートの後端
の跳ね上がりが上流の拍車ローラによって抑制され、か
つ排紙ローラをシートの後端が抜けたときのシートの後
端の跳ね上がりが下流側の拍車ローラによって抑制され
る。従って、厚手シート独特の『こし』や『巻き癖』に
起因して、記録済みのシートの印刷面がシート供給装置
の拍車ローラ以外の部品と接触して生じるシートの印刷
面の汚れを防止することができる効果を奏する。特に、
請求項2の発明のように、ハガキのような厚いシートで
もシートの印刷面の汚れを防止して送ることができる。
第1図は本発明の実施例に係るシート供給装置の断面図
である。 第2図は第1図の拍車ローラを示す斜視図である。 第3図は厚手シートがハガキである場合に本発明を適用
したフロントカバー内側正面図である。 第4図は厚手シートが幅広シートである場合に本発明を
適用したフロントカバー内側正面図である。 第5図は従来におけるシート供給装置の断面図である。 〔主要な部分の符号の説明〕 1……シート供給装置 2……記録装置 12……排紙ローラ 19……拍車ローラ 21……拍車ローラ S……シート。
である。 第2図は第1図の拍車ローラを示す斜視図である。 第3図は厚手シートがハガキである場合に本発明を適用
したフロントカバー内側正面図である。 第4図は厚手シートが幅広シートである場合に本発明を
適用したフロントカバー内側正面図である。 第5図は従来におけるシート供給装置の断面図である。 〔主要な部分の符号の説明〕 1……シート供給装置 2……記録装置 12……排紙ローラ 19……拍車ローラ 21……拍車ローラ S……シート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小池 寧 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−215458(JP,A) 特開 平1−226379(JP,A) 実開 平2−83846(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 29/20 - 29/22 B41J 2/01 - 2/21 B41J 13/02 - 13/076
Claims (2)
- 【請求項1】搬送ローラによって送り出されるシートを
排紙ローラにより1枚ずつ排紙するシート供給装置にお
いて、 前記排紙ローラによって排紙されるシートの搬送路中で
あって、前記排紙ローラのシート搬送方向の上流及び下
流に拍車ローラを設け、 前記拍車ローラを、前記排紙ローラとはシートを挟んで
反対側にある支持手段に弾性体を介して支持し、 かつ、前記弾性体は、シートの後端が跳ね上がって前記
支持手段に接触するのを防止する強さを有する ことを特徴とするシート供給装置。 - 【請求項2】ハガキからなるシートの通過する位置に拍
車ローラを設けたことを特徴とする請求項1記載のシー
ト供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2030312A JP2912656B2 (ja) | 1990-02-09 | 1990-02-09 | シート供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2030312A JP2912656B2 (ja) | 1990-02-09 | 1990-02-09 | シート供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03238262A JPH03238262A (ja) | 1991-10-24 |
JP2912656B2 true JP2912656B2 (ja) | 1999-06-28 |
Family
ID=12300270
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2030312A Expired - Lifetime JP2912656B2 (ja) | 1990-02-09 | 1990-02-09 | シート供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2912656B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2810475B2 (ja) * | 1990-02-28 | 1998-10-15 | キヤノン株式会社 | インクジェット記録装置 |
JP2008114385A (ja) * | 2006-10-31 | 2008-05-22 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2804473B2 (ja) * | 1986-03-18 | 1998-09-24 | キヤノン株式会社 | プリンタの排出装置 |
-
1990
- 1990-02-09 JP JP2030312A patent/JP2912656B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03238262A (ja) | 1991-10-24 |
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