JP2000107232A - 車両用リフトアップシート - Google Patents

車両用リフトアップシート

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JP2000107232A
JP2000107232A JP10288198A JP28819898A JP2000107232A JP 2000107232 A JP2000107232 A JP 2000107232A JP 10288198 A JP10288198 A JP 10288198A JP 28819898 A JP28819898 A JP 28819898A JP 2000107232 A JP2000107232 A JP 2000107232A
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吉郎 末廣
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正光 岩谷
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隆文 土方
Kenji Murabayashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単独で使用可能な車椅子をリフトアップ機構
により車両室内と室外との間を移動させて車両室内用の
座席として利用可能な車両用リフトアップシートにおい
て、従来車椅子の車輪の折り畳みは前後別々に操作する
必要があったので、使い勝手がよくなかった。本発明は
車椅子の車輪の折り畳みに関して使い勝手をよくするこ
とを目的とする。 【解決手段】 前後の車輪60,70を前リンクアーム
67と後ろリンクアーム73により連結して、後輪70
の折り畳み操作に連動して前輪60が折り畳まれる構成
とする。この構成によれば後輪70を折り畳めば、前輪
60が自動的に折り畳まれるので使い勝手がよくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば身障者や
老人等(以下、単に「着座者」と言う)が車両への乗降
を楽に行うことができる車両用リフトアップシートに関
する。
【0002】
【従来の技術】本願出願人は、シート本体と折り畳み可
能な前後の車輪を有するシート装置と、車両室内に設置
され、該シート装置を連結して前記シート本体の着座姿
勢を保持しつつ該シート装置を車両室内と車両室外との
間で移動するためのリフトアップ装置を備え、該リフト
アップ装置により前記シート装置を車両室内に移動して
該シート装置を車両室内用のシートとして使用可能、か
つ前記リフトアップ装置により前記シート装置を車両室
外に移動した後、前記リフトアップ装置から切り離して
当該シート装置を車椅子として単独で使用可能な構成と
した車両用リフトアップシートを発明した。
【0003】この車両用リフトアップシートによれば、
着座者はシート装置に着座したまま車両に乗り込むこと
ができ、又車両室内に着座したまま室外に出た後、当該
シート装置をリフトアップ装置から切り離して通常の車
椅子として使用することができるので、着座者は車室内
用のシートと車椅子との間の乗り移り動作を全く行う必
要がなく、従って着座者及びその介護者の負担を大幅に
低減することができた。また、この車両用リフトアップ
シートによれば、シート装置の前後輪はシート本体の下
面に沿って折り畳み可能となっているため、着座者がシ
ート装置に着座したまま該シート装置ごと車室内に乗り
込む際に、この前後輪をシート本体の下面に沿って折り
畳んでおくことにより着座者は車室内において同乗者と
ほぼ同じ高さに着座することができ、これにより着座者
は特別の感情(例えば、特別扱いを受けているといった
疎外感)を抱くことなく着座することができた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
車両用リフトアップシートにもさらに改良を加えるべき
点があった。すなわち、シート装置の前後輪がそれぞれ
別々に折り畳み操作する構成となっていたため、この点
で手間が掛かるという問題があった。本発明はこの問題
に鑑みなされたもので、ワンタッチで前後輪を折り畳む
ことのできる車両用リフトアップシートを提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の車両用リフトアップシートは、シート本体と折り畳み
可能な前後の車輪を有するシート装置と、車両室内に設
置され、該シート装置を連結して前記シート本体の着座
姿勢を保持しつつ該シート装置を車両室内と車両室外と
の間で移動するためのリフトアップ装置を備え、前記シ
ート装置は、車両室内に移動して車両室内用のシートと
して使用可能、かつ車両室外に移動し、前記リフトアッ
プ装置から切り離して車椅子として単独で使用可能な構
成とした車両用リフトアップシートであって、前記シー
ト装置の前後の車輪を連動して折り畳み可能な構成とし
た。この車両用リフトアップシートによれば、前後の車
輪の折り畳み動作が連動してなされるので、一方の車輪
のみを折り畳み操作すれば他方の車輪も連動して折り畳
まれ、これにより当該車両用リフトアップシートの操作
の簡略化を図ることができる。
【0006】請求項2記載の車両用リフトアップシート
は、請求項1記載の車両用リフトアップシートであっ
て、前輪は首振り可能に支持され、折り畳み動作に連動
して該前輪が縦姿勢から横姿勢に姿勢変更される構成と
した。この車両用リフトアップシートによれば、前輪を
高さ方向に関してよりコンパクトに収納することができ
るので、車室内において当該シート装置を他のシートと
ほぼ同様の高さに設置することができ、これにより着座
者の車室内における疎外感等の特別の感情をなくすこと
ができる。ここで、前輪の縦姿勢とは、該前輪の折り畳
み動作途中においてその回転軸線(車軸)を水平方向
(地面に対して平行)に沿わせた姿勢をいい、横姿勢と
は前輪の折り畳み動作完了時点でその回転軸線を垂直方
向(地面に対して直交する方向)に沿わせた姿勢をい
う。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図1
〜図14に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係
る車両用リフトアップシート1を示している。この車両
用リフトアップシート1は、車椅子として単独で使用可
能なシート装置10とリフトアップ装置50を備えてい
る。リフトアップ装置50にシート装置10を連結して
当該リフトアップ装置50の作動によりシート装置10
を車室内から車室外へ、逆に車室外から車室内に移動可
能であり、シート装置10は車室内において通常の車両
用シートとして使用されるとともに、車室外においてリ
フトアップ装置50から切り離すことにより車椅子とし
て単独で使用することができる。
【0008】シート装置10は、シートクッション11
aとシートバック11bを有するシート本体11と、こ
のシート本体11を受ける側面視略L字型のシートフレ
ーム20と、このシートフレーム20の左右両側部に沿
って取り付けた同じく側面視略L字型のカバー体30,
30を備えている。但し、図2〜図5では、カバー体3
0,30の図示は省略されている。シートフレーム20
の前部には、U字形の支持アーム22を介してフットレ
スト21が取り付けられている。シートフレーム20の
下面には、折り畳み形式の前後輪60,60、70,7
0を備えている。前後輪60,60、70,70は、連
動して折り畳み可能な構成となっている。以下、前後輪
60,60、70,70の支持構造について説明する。
【0009】フットレスト21を取り付けた支持アーム
22の両端部22a,22aには、それぞれ固定柱61
が下方へ向けて取り付けられており、この両固定柱6
1,61にはそれぞれヒンジ62,62を介して前輪ス
テー63が上方へ回動可能に取り付けられている。両前
輪ステー63,63の下端部には、それぞれブラケット
64が、当該前輪ステー63,63の軸回りに回転可能
に取り付けられ、該両ブラケット64,64にそれぞれ
前輪60が回転可能に支持されている。このことから、
両前輪ステー63,63の下端部には、左右に首振り可
能ないわゆる自在キャスターが取り付けられている。従
って、前輪60は、その重心がブラケット64の前輪ス
テー63に対する回転軸線(ステアリング軸、キャスタ
ー軸)に対して偏心するように、該ブラケット64に対
する取り付け位置が設定されている。両ブラケット6
4,64の外側面には、後述するように当該前輪60,
60をシートフレーム20の下面に折り畳む際に、当該
前輪60,60を強制的に横姿勢にするための係合ピン
65,65がそれぞれ側方へ突き出し状に取り付けられ
ている。両前輪ステー63,63は連結ロッド66を介
して左右連結されて一体で上下に回動し、従って、左右
の前輪60,60は一体で上方へ収納され、また下方へ
取り出される。前輪ステー63,63を上方へ回動する
と、両前輪60,60は後述するように横姿勢でシート
クッション11aの下面に収納される。
【0010】次に、シートフレーム20の下面後部に
は、左右一対の後輪ステー71,71がそれぞれ支軸7
1aを介して上下に回動可能に取り付けられており、こ
の両後輪ステー71,71の下端にそれぞれ後輪70が
回転自在に取り付けられている。両後輪ステー71,7
1も連結ロッド72により左右連結されて一体で上下方
向に回動し、従って、両後輪70,70も一体で上方へ
収納され、また下方へ取り出される。両後輪ステー7
1,71を上方へ回動すると、両後輪70,70がカバ
ー体30,30内に収納される。
【0011】左右の前輪ステー63,63を連結する連
結ロッド66の長手方向中央には前リンクアーム67の
前端が支軸67aを介して上下に回動可能に支持されて
いる。この前リンクアーム67の基部付近には、ストッ
パ66aが取り付けられている。前リンクアーム67が
上方へ約90゜回転してほぼ垂直に立ち上がった状態と
なると、該前リンクアーム67の基部付近にこのストッ
パ66aが前側から当接し、これにより当該前リンクア
ーム67のそれ以上の回転が規制されるようになってい
る。前リンクアーム67の回転を規制することによる作
用については後述する。一方、両後輪ステー71,71
を連結する連結ロッド72の長手方向中央には後リンク
アーム73の後端が支軸73aを介して同じく上下に回
動可能に支持されている。
【0012】この前後のリンクアーム67,73は、以
下説明する折り畳みロック機構80を介して連結されて
いる。この折り畳みロック機構80の詳細が図9〜図1
2に示されている。図示するように、前リンクアーム6
7の後端と後リンクアーム73の前端は支軸81を介し
て相互に上下に回動可能に連結されている。前リンクア
ーム67の後端には、支軸83を介してロックアーム8
2が上下に回動可能に支持されている。このロックアー
ム82は引っ張りばね85によりロック方向(図示時計
回り方向)に付勢されている。但し、図9に示すように
このロックアーム82の図示時計回り方向の回動範囲
(ロック側の回動端)は、ストッパピン87により一定
の位置に規制されている。ロックアーム82の下部には
アンロック操作用のロック解除レバー84が設けられて
いる。一方、ロックアーム82の先端には、略鉤形状の
ロック爪82aが設けられており、このロック爪82a
には上端縁側の円弧形状部82bと下端縁側の直線形状
部82cが形成されている。後リンクアーム73には、
その上端縁に沿って図示手前側に略L字形に張り出す係
合縁73bが形成されている。
【0013】このように構成した折り畳みロック機構8
0によれば、図12に示すようにロックアーム82を解
除操作しない状態では前後のリンクアーム67,73が
ともに水平状態で一直線に連なった状態にロックされ、
これにより前後輪60,60,70,70を取り出し状
態にロックすることができる。一方、図9に示すように
ロックアーム82を解除操作すると、前後のリンクアー
ム67,73が支軸81を中心にして相互に回転可能な
状態となり、これにより前後輪60,60,70,70
を折り畳むことができる。さらに、前後輪60,60,
70,70を折り畳み状態から取り出すと、図9〜図1
1に示す状態を経てロックアーム82が自動的にロック
状態に復帰し、これにより前後輪60,60,70,7
0が取り出し状態(図12の状態)にロックされる。
【0014】図9に示す段階は、前リンクアーム67と
後リンクアーム73が支軸81を中心にして何ら規制を
受けることなく相互に回転可能な段階であり、この段階
ではロック解除レバー84(ロックアーム82)は引っ
張りばね85及びストッパピン87によりロック側の回
動端位置に保持される。図10に示す段階は、前リンク
アーム67と後リンクアーム73が同じく支軸81を中
心にして未だ相互に僅かに回転した段階を示している。
この段階では、後リンクアーム73の係合縁73bがロ
ックアーム82のロック爪82aの円弧形状部82bを
上側から押圧し始め、これによりロックアーム82が引
っ張りばね85に抗して図示反時計回り方向(アンロッ
ク方向)に回転してストッパピン87から離れている。
【0015】こうして、ロックアーム82を引っ張りば
ね85に抗してアンロック方向に回転させつつ両リンク
アーム67,73が相互に回転する。ロックアーム82
のアンロック方向への回転は、図11に示すように後リ
ンクアーム73の係合縁73bがロック爪82aの円弧
形状部82bの先端に至るまで継続される。さらに、両
リンクアーム67,73を相互に回転させて、該両リン
クアーム67,73がほぼ水平状態で一直線に連なった
段階に至ると、後リンクアーム73の係合縁73bが上
記円弧形状部82bの先端から外れる。すると、ロック
アーム82が引っ張りばね85により図示時計回り方向
(ロック方向)に戻されるため、ロック爪82aが上記
係合縁73bの上側に移動し、これによりその直線形状
部82cが該係合縁73bに対して上側から重ね合わせ
状になる。この状態では、両リンクアーム67,73は
相互に回転不能であるため、前輪ステー63及び後輪ス
テー71がそれぞれ回転不能となり、従って前輪60,
60及び後輪70,70が取り出し位置にロックされた
状態となる。図12はこのロック状態を示している。
【0016】次に、前記フットレスト2を取り付けた支
持アーム22には、前輪60,60の取り出し状態をよ
り確実にロックするための前輪取り出しロック機構90
が設けられている。この前輪取り出しロック機構90の
詳細が図8に示されている。すなわち、支持アーム22
の左右両端部22a,22a間には、支持バー91を回
動軸として左右一対のロックアーム92,92が上下に
回動可能に設けられている。両ロックアーム92,92
は、その回動基端側が上記支持バー91により一定間隔
に固定される一方、回動先端側も連結バー93により同
じ間隔に固定されて相互に平行に固定されており、一体
で上下に回動する。両ロックアーム92,92の回動先
端側には、それぞれ半円形状のロック凹部92a,92
aが下方へ開口する向きで形成されている。この両ロッ
ク凹部92a,92aに対応して、左右の前輪ステー6
3,63間にロックバー63aが掛け渡し固定されてい
る。
【0017】このように構成した前輪取り出しロック機
構90によれば、手動操作により両ロックアーム92,
92を下方に回動させて、両ロック凹部92a,92a
内に、ロックバー63aをはめ込めば、前輪ステー6
3,63ひいては前輪60,60が取り出し状態にロッ
クされる。一方、両ロックアーム92,92を上方へ回
動操作して、ロック凹部92a,92a内からロックバ
ー63aを外すと、両前輪ステー63,63はヒンジ6
2,62を介して上方へ回動可能となる。
【0018】次に、前輪60,60の首振り機構97に
ついて説明する。前記したように前輪60,60を回転
支持するブラケット64,64はそれぞれ前輪ステー6
3の下部に回転可能に取り付けられ、又ブラケット6
4,64の外側面にはそれぞれ係合ピン65が側方へ突
き出し状に取り付けられている。一方、図13及び図1
4に示すようにシートフレーム20の両側部にはそれぞ
れ規制プレート96が下方へ張り出し状に取り付けられ
ている。この首振り機構97によれば、前後輪60,6
0,70,70の折り畳み操作に連動して前輪60,6
0の収納姿勢が縦姿勢から強制的に横姿勢に変更され
る。これについては後述する。
【0019】次に、左右の両カバー体30,30には、
図1に示すようにそれぞれシートバック11bの側部に
沿った立ち上がり部30bが設けられており、この立ち
上がり部30bの内部には、当該シート装置10をリフ
トアップ装置50に連結する際に機能する連結凹部40
が設けられている。カバー体30の内部の構成が図6及
び図7に示されている。この両連結凹部40,40はシ
ートフレーム20の側面に一体に形成したもので、それ
ぞれ上下に長い湾曲形状を有し且つ図6に示すように後
方に向けて開口する断面U字形状を有している。この連
結凹部40,40の上部には、折り返し部40aが形成
されて下方に開口する引き掛け凹部40bが設けられて
いる。この連結凹部40,40には、それぞれリフトア
ップ装置50の連結板56が嵌め込まれ、これによりシ
ート装置10がリフトアップ装置50に連結される。こ
の点についての詳細は後述する。
【0020】次に、図2〜図4に示すようにシートフレ
ーム20の両側部であって、上記連結凹部40の下方に
は、当該シート装置10に対するリフトアップ装置50
の連結状態をロックしておくためのロックバー45が取
り付けられている。この両ロックバー45,45は、そ
れぞれ保持ブラケット46によって上下に移動可能に支
持されている。両ロックバー45,45の下端部には、
それぞれ保持ブロック47を介してガイドローラー48
が回転自在に取り付けられている。保持ブロック47と
上記ブラケット46との間には圧縮ばね49が介装され
ているため、当該ロックバー45は下方に付勢されてい
る。また、後輪70を折り畳む際に、上記ロックバー4
5の下端に設けたガイドローラ48に当接して該ロック
バー45を上方へ移動させるためのカムプレート75が
後輪ステー71に設けられている。一方、図5及び図7
に示すようにリフトアップ装置50の連結板56,56
の下部には、それぞれ上記ロックバー45の上端部を挿
入可能なロック孔76aを備えたブロック体76が取り
付けられている。図5では片側のブロック体76のみが
示されている。
【0021】この構成によれば、図2に示すように後輪
ステー71を下方へ回動させて後輪60,60を取り出
した状態では、カムプレート75はロックバー46のガ
イドローラー48から離れているため、ロックバー46
は最も下側(アンロック位置)に位置している。この状
態で、シート装置10を後退させて連結板56,56を
それぞれ連結凹部40に挿入し、然る後、リフトアップ
装置50を動作させて連結板56を僅かに上動させれ
ば、その上端部56cが引き掛け凹部40bに挿入され
て後方への変位が規制された状態となる。
【0022】連結板56の上端部56cを引き掛け凹部
40bに挿入した後、さらにリフトアップ装置50を室
内側に作動させることにより、シート装置10の前後輪
60,60,70,70を浮き上がらせ、この状態で前
後輪60,60,70,70をカバー体30に収納す
る。この時、後輪ステー71,71を収納方向(上方)
に回動させると、その回動過程においてカムプレート7
5が一体で上方へ移動する。図3に示すように後輪ステ
ー71,71を約45°回動させた時点で、カムプレー
ト75のカム面75aにガイドローラー48が突き当た
り、そのまま後輪ステー71をさらに上方へ回動操作す
ると、ガイドローラー48を介してロックバー45がカ
ムプレート75に押されるので、該ロックバー45が圧
縮ばね49に抗して上動する。図4に示すように前後輪
60,60,70,70が完全に収納された状態にまで
後輪ステー71を回動させると、カム面75aが最も高
い位置に変位し、これによりロックバー46が上動端に
至ってその上端部がブロック体76のロック孔76aに
挿入される。
【0023】ロックバー45の上端部がブロック体76
のロック孔76aに挿入されると、連結板56の下端部
の後方への変位(図2〜図4において右方への変位)が
規制され、これにより連結板56が連結凹部40内に固
定される。以後、後述するようにリフトアップ装置50
を操作することによりシート装置10を室内の所定位置
に移動させることができる。逆に、シート装置10を車
室外に移動させて後輪70,70を取り出せば、カム面
75aが相対的に低い位置に変位するので、ロックバー
45が圧縮ばね49により下方へ移動し、これによりロ
ックバー45の上端部がブロック体76のロック孔76
aから抜き出されて連結板56の下端部がアンロックさ
れる。このように、前後輪60,60,70,70の収
納・取り出し操作に連動してロックバー45,45を上
下動させて連結板56,56の下端部がロック・アンロ
ックされ、ひいてはシート装置10に対するリフトアッ
プ装置50の連結状態のロック・アンロックが自動的に
なされる。
【0024】次に、車両室内に設けたリフトアップ装置
50について説明する。このリフトアップ装置50は、
図5に示すように車両室内のフロアFに設置したスライ
ドレール51,51を介して車両前後方向に移動可能な
メインベース52と、このメインベース52上に取り付
けた回転盤53と、該回転盤53上に取り付けたスイン
グベース54と、該スイングベース54の両側部に取り
付けた左右一対の四節リンク機構55,55を備えてい
る。本実施形態においてメインベース52を前後方向へ
移動させるための特別の駆動手段は備えておらず、従っ
て当該移動動作は手動操作によりなされる。メインベー
ス52の車両前後方向の位置は、図示省略したスライド
ロック機構により任意の位置でロックできるようになっ
ている。なお、メインベース52のスライド動作を例え
ばモータとラック・ピニオンを組み合わせた駆動機構に
より行う電動式としてもよい。
【0025】回転盤53は内輪53aと外輪53bを相
互に回転自在に組み付けたもので、外輪53bがメイン
ベース52上に固定され、内輪53aがスイングベース
54の下面に固定されている。この回転盤53によりス
イングベース54が車両前方向きと車両側方向き(ドア
開口部D側、図1参照)との間で約90度回転可能に支
持されている。このスイングベース54は車両前方向き
と車両側方向きの2位置において、図示省略した回転ロ
ック機構により位置保持されるようになっている。又、
図示は省略したがスイングベース54と車両フロアFと
の間には、該スイングベース54の回転と車両前後方向
へのスライド動作を連動させるための連動機構が介装さ
れている。この連動機構は、スイングベース54の下面
に取り付けた円弧形状のピニオンギヤと、メインベース
52に回転可能に支持されてこのピニオンギヤに噛み合
う中間ギヤと、車両室内側のスライドレール51に沿っ
てフロアF上に取り付けられて、該中間ギヤに噛み合う
ラックを備えている。
【0026】次に、両四節リンク機構55,55はそれ
ぞれ2本のリンクアーム55a,55bを備え、前側の
両リンクアーム55a,55aの下端部は支軸55c,
55cを介してスイングベース54の側部に対して上下
に回転可能に連結されている。一方、後ろ側の両リンク
アーム55b,55bの下端部間は1本の連結軸57に
より一体に連結されており、又この連結軸57を介して
両リンクアーム55b,55bがスイングベース54に
対して上下に回動可能に連結されている。上記連結軸5
7に、両四節リンク機構55,55を室外側に振り出し
動作させるための駆動源としての電動シリンダ95が連
結されている。
【0027】両四節リンク機構55,55の先端に、そ
れぞれ前記した連結板56が取り付けられている。この
両連結板56,56に対して前後のリンクアーム55
a,55bは支軸56a,56bを介して回動可能に連
結されている。両連結板56,56は、図6及び図7に
示すようにそれぞれ前記シート装置10の連結凹部40
にほぼ隙間なく挿入可能な略平板形状を有し、且つその
上端部56cは連結凹部40の引き掛け凹部40bに隙
間なく嵌め込み可能な形状を有している。連結板56の
上端部56cが引き掛け凹部40b内に嵌め込まれる
と、当該上端部56cの外れ方向(図4において右方)
への変位が折り返し部40aによって阻止される。な
お、前記したように両連結板56,56の外側面の下部
には、前記ロックバー45の上端部を挿入するためのブ
ロック体76がそれぞれ取り付けられている。このよう
に構成したリフトアップ装置50は以下のようにして前
記シート装置10に対して連結又は切り離しされる。な
お、以下の操作がなされる間、着座者はシート本体11
に着座したままでよく、着座したままで車両室内の所定
位置に移動できる。
【0028】図1はシート装置10をリフトアップ装置
50から切り離した状態を示している。この時、リフト
アップ装置50の両四節リンク機構55,55は図示す
るように振り出し側に傾動した状態となっている。一
方、シート装置10においては、前輪60,60及び後
輪70,70が下方に取り出されて、当該シート装置1
0は単独で使用可能すなわち通常の車椅子として路上を
移動するために使用することができる。すなわち、図2
及び図12に示すように、両リンクアーム67,73が
ほぼ水平状態で一直線に連なった状態では、ロックアー
ム82のロック爪82aが後リンクアーム73の係合縁
73bに上側から重ね合わせ状になっており、この状態
では両リンクアーム67,73がともに回動不能にロッ
クされ、従って前後輪60,60,70,70が取り出
し状態にロックされた状態となっている。前後輪60,
60,70,70を取り出し位置にロックした状態で、
当該シート装置10を通常の車椅子として単独で使用す
ることができる。このような状態からシート装置10を
リフトアップ装置50に連結するためには、シート装置
10を後ろ向きでリフトアップ装置50に接近させて、
リフトアップ装置50の両連結板56,56をシート装
置10の連結凹部40,40内に嵌め込む。然る後、電
動シリンダ95を起立側に起動(逆転)させて両四節リ
ンク機構55,55をわずかに起立方向に移動させ、こ
れにより両連結板56,56の上端部56cを連結凹部
40,40の引き掛け凹部40b、40bに嵌め込む。
【0029】そのまま電動シリンダ95をさらに逆転さ
せて、両四節リンク機構55,55を起立側(室内側)
に移動させることにより、シート装置10を地面から浮
き上がらせる。この段階で一旦リフトアップ装置50を
停止させる。こうしてシート装置10を地面から浮き上
がらせた状態とすることにより以下説明する手順で前輪
60,60及び後輪70,70を折り畳むことができ
る。先ず、ロック解除レバー84を把持してロックアー
ム82を図2において反時計回り方向に回動操作し、こ
れにより折り畳みロック機構80を解除する。折り畳み
ロック機構80を解除すると、前リンクアーム67及び
後リンクアーム73がそれぞれ支軸67a,73aを中
心にして回動可能な状態となる。そこで、先ず図3に示
すように後輪ステー71,71を支軸71aを中心にし
て上方へ回動操作すると、前リンクアーム67と後リン
クアーム73が支軸81を介して相対的に回転して該両
アーム67,73が上側に凸となる方向に移動する。後
輪ステー71,71を約45°回転させると、前リンク
アーム67が上方へ約90°回転してほぼ直立状態とな
る。前リンクアーム67の支軸67aを中心とする回転
はこの段階で終了する。この段階では、前リンクアーム
67は支軸67aを介して上方へ回動するのみであり、
従って前輪ステー63及び前輪60は移動しない。な
お、図9に示すようにロック解除レバー84をロック解
除操作して両リンクアーム67,73をある程度回動さ
せた段階で、該ロック解除レバー84の回動操作は解除
すればよい。ロック解除レバー84は、引っ張りばね8
5及びストッパピン87によりロック側の回動端位置に
保持される。
【0030】後輪ステー71を上方へ約45゜回動させ
た段階で、これに一体に取り付けたカムプレート75の
カム面75aにガイドローラー48が突き当たり、その
まま後輪ステー71をさらに上方へ回動操作すると、ガ
イドローラー48を介してロックバー45がカムプレー
ト75に押されるので、該ロックバー45が圧縮ばね8
5に抗して上動する。以後、後輪ステー71の上方への
回転によりカム面75aも上方へ変位し、これによりロ
ックバー45が圧縮ばね49に抗して上動してその上端
部が徐々にブロック体76のロック孔76aに挿入さ
れ、これにより両連結板56,56が連結凹部40,4
0内に強固に固定されてシート装置10に対するリフト
アップ装置50の連結が完了する。
【0031】また、前記したように前リンクアーム67
は、約90゜回転してほぼ垂直に立ち上がった状態とな
った段階でストッパ66aによりそれ以上の回動を阻止
された状態となる。このため、更に後輪ステー71を上
方に回動させて後輪70を収納方向に移動させると、後
リンクアーム73が前方に変位するため図4に示すよう
に支軸81を介して前リンクアーム67の上端部が前方
に押される。すると、前リンクアーム67が倒れ方向に
変位し、これに伴って前輪ステー63,63がそれぞれ
ヒンジ62を介して後ろ側(内側)に折れる。後輪ステ
ー71,71を上方へほぼ90゜回動させて後輪70,
70をカバー体30,30内に収納すると、前輪ステー
63,63がほぼ水平位置にまで折れて、前輪60,6
0が後述するように横姿勢の状態でシートクッション1
1aの下面に収納され、以上で前後輪60,60,7
0,70の折り畳み操作が完了する。図4はこの折り畳
み状態を示している。なお、図示は省略したが後輪7
0,70の連結ロッド72の略中央にロックを設け、シ
ートクッション11aの下面にストライカを設けて、ロ
ックがストライカに係合することにより前輪60,60
及び後輪70,70が収納位置に保持されるようになっ
ている。この場合、後輪70,70のみをロックとスト
ライカにより収納位置に保持しておけば、前輪60,6
0も収納位置に保持され、かつ以下説明するように横姿
勢に保持される。
【0032】次に、前輪60,60がシートクッション
11aの下側に収納される際には、前記した首振り機構
97により該両前輪60,60の姿勢が縦姿勢から横姿
勢に変更される。すなわち、図13及び図14に示すよ
うに前輪ステー63がヒンジ62を中心にして上方へ回
動する最後の段階で、ブラケット64に設けた係合ピン
65がシートフレーム20の規制プレート96に当接す
る。係合ピン65が規制プレート96に当接した状態の
まま前輪ステー63,63が更に上方に回動することに
よりブラケット64,64がそれぞれ前輪ステー63を
中心にして回転し、これにより前輪60,60の向きが
縦姿勢から横姿勢に強制的に変更される。なお、前輪6
0の向きに関して、縦姿勢とはその回転軸線を水平方向
に沿わせた姿勢をいい、横姿勢とはその回転軸線を垂直
方向に沿わせた姿勢をいう。図13及び図14において
横姿勢の前輪60が実線で示され、縦姿勢の前輪60が
二点鎖線で示されている。このように、前輪60,60
は、収納に際して強制的に横姿勢に変更されるので、シ
ートフレーム20の下面から最もはみ出さない状態すな
わち上下方向の占有スペースが最もコンパクトな状態で
収納される。これによれば、当該シート装置10を車室
内に収容した段階で、当該シート装置10の収容高さを
極力低くすることができ、ひいては他の一般の座席とほ
ぼ同等の高さに収容することにより差別感を排除するこ
とができる。
【0033】次に、上記のようにして前輪60,60及
び後輪70,70を収納した後、再度リフトアップ装置
50を室内側に作動させて連結したシート装置10を室
内に移動させる。両四節リンク機構55,55が起立位
置に移動してシート装置10がほぼスイングベース54
上に位置する状態になった段階で、電動シリンダ95が
停止して当該リフトアップ装置50が停止する。なお、
この段階で両四節リンク機構55,55は図示省略した
スイングロック機構により起立位置にロックされ、従っ
てシート装置10がスイングベース54の上方に位置保
持される。こうしてシート装置10を室内に移動させた
後、当該シート装置10及びスイングベース54を一体
で手動操作により約90度回転させて車両前方向きの着
座位置に位置させる。なお、前記した連動機構によりシ
ート装置10は車両前方向きの位置に回転しつつ後方へ
スライドして着座位置に至る。以上で、単独で使用可能
な状態のシート装置10を車室内の着座位置に位置させ
るまでの一連の操作が完了する。
【0034】逆に当該シート装置10を車室内の着座位
置から車室外に移動させ、車椅子として単独で使用可能
な状態にするには上記と逆の操作をすればよい。即ち、
リフトアップ装置50の作動によりシート装置10を車
室外に移動させた状態で、先ず後輪ステー71,71を
下方へ回動させて後輪70,70を取り出すと、後リン
クアーム73の移動により前リンクアーム67が移動
し、これにより前輪ステー63が下方へ回動する。ま
た、後輪ステー71,71が下方へ回動すると、ロック
バー45,45がそれぞれ圧縮ばね49により下方に戻
されて、その上端部がブロック体76のロック孔76a
から抜き出され、これにより連結板56,56が連結凹
部40から離脱可能な状態となる。図3に示すように後
輪ステー71,71を約45゜下方へ回動させた時点
で、前リンクアーム67がほぼ直立状態に戻されて前輪
ステー63,63ひいては前輪60,60が完全に取り
出された状態となる。なお、前輪60,60は、収納位
置から取り出されて係合ピン65,65が規制プレート
96,96から離脱した段階で、ブラケット64の回転
軸線に対する当該前輪60の重心との位置関係により縦
姿勢に戻される。
【0035】後輪ステー71,71がほぼ直立状態にま
で取り出されると、前リンクアーム67と後リンクアー
ム73がほぼ一直線に連なる状態になり、その過程にお
いて折り畳みロック機構80が前記したように図9に示
す状態から図10及び図11示す状態を経て図12に示
す状態に至り、これにより両リンクアーム67,73が
ほぼ一直線に連なった状態にロックされ、従って前輪ス
テー63,63及び後輪ステー71,71が取り出し位
置にロックされる。
【0036】このようにして、前輪60,60及び後輪
70,70を取り出した後、リフトアップ装置50が更
に室外側に作動して、当該シート装置10が接地され
る。シート装置10を接地させた後、リフトアップ装置
50が引き続き室外側に傾動することにより両連結板5
6,56が連結凹部40,40から抜き出され、これに
よりシート装置10がリフトアップ装置50から分離さ
れる。こうして分離したシート装置10は通常の車椅子
として単独で使用することができる。一方、リフトアッ
プ装置50は四節リンク機構55,55を室内側に戻す
方向に作動して車室内に収容される。
【0037】以上のように構成した車両用リフトアップ
シート1によれば、シート装置10の前後輪60,6
0,70,70の折り畳みが連動してなされるので、そ
の手間を従来よりも軽減することができ、特に介護者に
とって使い勝手のよい車両用リフトアップシート1とす
ることができる。又、折り畳み動作に連動して前輪6
0,60の姿勢が縦姿勢から横姿勢に自動的に変更され
るので、手間を掛けることなく当該シート装置10を車
室内において他のシートとほぼ同様の高さに設置するこ
とができ、これにより当該車両用リフトアップシート1
の着座者に特別の感情(車室における疎外感等)を与え
ることが少なくなる。
【0038】以上説明した実施形態には、種々変更を加
えることができる。例えば、前輪60,60の首振り機
構97は必要に応じて設定すればよい。又、後輪70,
70の折り畳み操作に連動して、ロックバー45,45
を上動させることにより連結板56,56を固定する構
成を例示したが、連結板56,56の固定については必
ずしも後輪70,70の折り畳み操作に連動させる必要
はない。連動させない場合には、カムプレート75及び
ロックバー45等を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す図であり、リフトアッ
プ装置からシート装置を分離した状態を示す斜視図であ
る。
【図2】シート装置の側面図である。本図は、前後輪を
取り出して接地させた状態を示している。
【図3】シート装置の側面図である。本図は、後輪を折
り畳み方向に回動させた途中の段階を示し、前輪は未だ
折り畳まれていない状態を示している。
【図4】シート装置の側面図である。本図は、前後輪を
完全に折り畳んだ状態を示している。
【図5】リフトアップ装置の斜視図である。
【図6】連結板を連結凹部に嵌め込んだ状態の横断面図
である。
【図7】連結板を連結凹部に嵌め込んだ状態の側面図で
ある。
【図8】前輪取り出しロック機構の斜視図である。
【図9】折り畳みロック機構の側面図である。本図は、
後リンクアームの係合縁に対してロックアームが係合し
ていない状態を示している。
【図10】折り畳みロック機構の側面図である。本図
は、ロックアームの円弧形状部に後リンクアームの係合
縁が係合した状態を示している。
【図11】折り畳みロック機構の側面図である。本図
は、後リンクアームの係合縁がロックアームの円弧形状
部を乗り越えた状態を示している。
【図12】折り畳みロック機構の側面図である。本図
は、後リンクアームの係合縁がロックアームのロック爪
の下側に入り込んで、前後リンクアームを取り出し位置
にロックした状態を示す。
【図13】前輪の首振り機構を示す斜視図であって、横
姿勢の前輪が実線で示され、縦姿勢の前輪が二点鎖線で
示されている。
【図14】図13の(14)矢視図であって、前輪の首
振り機構を後ろ側から見た図である。本図でも、横姿勢
の前輪が実線で示され、縦姿勢の前輪が二点鎖線で示さ
れている。
【符号の説明】
1…車両用リフトアップシート 10…シート装置 11…シート本体、20…シートフレーム 40…連結凹部、45…ロックバー 50…リフトアップ装置 55…四節リンク機構 56…連結板 60…前輪、63…前輪ステー 67…前リンクアーム 70…後輪、71…後輪ステー 73…後リンクアーム 75…カムプレート 80…折り畳みロック機構 82…ロックアーム 90…前輪取り出しロック機構 95…電動シリンダ 96…規制プレート
フロントページの続き (72)発明者 土方 隆文 愛知県刈谷市一里山町金山100番地 トヨ タ車体株式会社内 (72)発明者 村林 賢司 愛知県刈谷市一里山町金山100番地 トヨ タ車体株式会社内 Fターム(参考) 3B087 AA01 BA19 BD19 CA01 CA19 CB19 CE10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート本体と折り畳み可能な前後の車輪
    を有するシート装置と、車両室内に設置され、該シート
    装置を連結して前記シート本体の着座姿勢を保持しつつ
    該シート装置を車両室内と車両室外との間で移動するた
    めのリフトアップ装置を備え、前記シート装置は、車両
    室内に移動して車両室内用のシートとして使用可能、か
    つ車両室外に移動し、前記リフトアップ装置から切り離
    して車椅子として単独で使用可能な構成とした車両用リ
    フトアップシートであって、 前記シート装置の前後の車輪を連動して折り畳み可能な
    構成とした車両用リフトアップシート。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用リフトアップシー
    トであって、前輪は首振り可能に支持され、折り畳み動
    作に連動して該前輪が縦姿勢から横姿勢に姿勢変更され
    る構成とした車両用リフトアップシート。
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