JP2000106988A

JP2000106988A - 商品陳列具

Info

Publication number: JP2000106988A
Application number: JP10297882A
Authority: JP
Inventors: Mitsutsugu Shinozaki; 充嗣篠崎
Original assignee: Kawajun Co Ltd
Current assignee: Kawajun Co Ltd
Priority date: 1998-08-07
Filing date: 1998-10-20
Publication date: 2000-04-18
Anticipated expiration: 2018-10-20
Also published as: JP4169225B2

Abstract

(57)【要約】【課題】商品前出し機構を含む仕切板の薄型化を可能
にし、かつ棚板に安定的に固定するとともに、自立でき
ない商品の前出しを安定化する。【解決手段】棚板１０に設置される商品仕切板２０の
側面に形成した案内溝４０５に商品引き出し部材６０を
商品仕切板２０の前端から摺動可能に係合し、この商品
引き出し部材６０を手前に引き出すことにより商品押圧
体４０を含む整列商品Ａを棚板１０の前端側に移動させ
る。棚板１０の前端に設けた結合手段３０１と、この結
合手段３０１に摺動可能な係合部３０２及びマグネット
３０３からなる固定手段３０により、商品陳列具１を棚
板１０に安定して固定する。商品押圧体４０に押し付け
体４０２を斜め後方に傾斜して設け、さらに補助押圧部
材４０３を設けることにより、自立できない商品を安定
に前出しする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ボトルものや袋も
の等の種類及び大きさの異なる複数種類の商品を商品ご
とに陳列棚の棚板上に前後方向に整列して陳列するのに
好適な商品陳列具に関し、特に棚板上に前後方向に一列
に整列された陳列商品が前端から抜き取られるのに応じ
て、後方にある商品を棚板の前端方向へ移動させる手動
式の前出し機構を備える商品陳列具に関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、ボトルものや袋もの等の各商品を
商品ごとに陳列棚の棚板上に前後方向に整列して陳列す
るとともに、この陳列商品が前方から抜き取られるのに
応じて、後方にある商品を前方へ移動させる手動式の押
し出し機構付きの商品陳列具としては、実開平４−１２
５７６１号に開示するものが知られている。

【０００３】この種の商品陳列具は、陳列台（棚板）上
にその長手方向に適宜の間隔を離して陳列台の長手方向
と直角に配設した商品仕切板と、この商品仕切板の一方
の側面に、商品仕切板の長手方向に沿い固着した商品繰
り出し具（商品前出し機構）を備え、この商品繰り出し
具は、商品仕切板の一方の側面に商品仕切板の長手方向
に沿い接着剤により固着した案内板と、この案内板にそ
の長手方向に沿い形成した一対の平行するガイドレール
にスライド可能に支持された商品繰り出し片と、この商
品繰り出し片のガイドレールの内側に位置する案内板の
箇所に案内板の長手方向に沿い形成した一対の平行する
ガイドレールにスライド可能に係合する操作片とから構
成され、操作片を手前に引き出すことにより、商品繰り
出し片の前面側に整列された陳列商品を、その最先端の
商品が陳列台の先端に設けた前面枠（商品転び止め部
材）に突き当たる商品繰り出し片ごと陳列台上で手前に
繰り出す。そして、操作片を元の位置に押し込む。この
時、商品繰り出し片は繰り出し位置に保持され、また、
陳列商品は繰り出された位置に保持される。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の商品陳列具は、商品仕切板の一側面に別構
造の商品繰り出し具を接着剤により固定する方式である
ため、商品仕切板への商品繰り出し具の取り付け作業が
面倒になるほか、商品繰り出し具を構成する案内板及び
ガイドレールの厚さと接着剤層の厚さを加算した分、商
品陳列具全体の厚さ寸法が大きくなる問題がある。この
ため、陳列台上にその長手方向に沿って配設される商品
陳列具間の実際の間隔を、上記案内板及びガイドレール
の厚さと接着剤層の厚さを加算した分大きくしなけらば
ならない。その結果、陳列台上にその長手方向に整列さ
れる商品の整列数が制限され、ひいては、陳列台上に商
品を陳列できない無駄なスペースが生じてしまい、陳列
台への商品の陳列効率が低下するという不具合がある。
また、商品繰り出し具は商品仕切板の側面から突出する
形になるため、商品陳列具の意匠性が低下するという問
題がある。

【０００５】さらに、上記従来の商品陳列具では、商品
陳列具を陳列台上に固定する手段がないため、商品繰り
出し具の操作片を手前に引き出す時、商品陳列具全体が
動いてしまい、これに伴い整列商品の整列状態が崩れて
商品の手前への繰り出しができなくなるという問題があ
る。また、従来における商品陳列具の商品繰り出し片
は、商品の高さ方向の中間部分を後方から支える構造で
あるため、ボトル商品などのように自立できる商品の場
合には何ら問題がないが、袋物などのように自立できな
い、かつ変形し易い商品に対しては安定して繰り出せな
いという不具合がある。

【０００６】従って、本発明の目的は、商品前出し機構
を含む商品仕切板の薄型化を可能にするとともに、棚板
に安定的に固定できる商品陳列具を提供することにあ
る。また、本発明の他の目的は、自立できない商品に対
しても安定して前出しが可能な商品陳列具を提供するこ
とにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、商品を棚板上の前後方向に整列し、かつ前
記整列された商品が前端から抜き取られるのに応じて、
後方にある商品を棚板の前端方向へ移動する商品陳列具
であって、前記棚板上に該棚板の前後方向に沿い延在
し、かつ前記棚板の上面に対して直角に配置される所望
高さの商品仕切板と、前記商品仕切板を前記棚板上に固
定する固定手段と、前記商品仕切板の長手方向に沿って
整列された前記商品を後方から押圧する商品押圧手段
と、前記商品仕切板に前記商品押圧手段を商品仕切板の
長手方向に移動可能に支持する支持手段と、前記商品仕
切板の前記商品押圧手段と対向する側面に該商品仕切板
の長手方向に沿って形成され、かつ商品仕切板の前端か
ら後端に至る案内溝と、前記案内溝に前記商品仕切板の
前端から摺動可能に係合され、かつ該案内溝と略々同一
の長さを有するとともに前記商品押圧手段の背面を後押
しする係合部材を有する商品引き出し部材とを備えるこ
とを特徴とする。

【０００８】本発明はまた、前記固定手段が、前記棚板
の前端に該棚板の左右方向に沿い設けられた結合手段
と、前記商品仕切板の前端に設けられ、前記結合手段に
係脱可能に係合され、かつ該結合手段の長手方向に摺動
可能な係合部を備えることを特徴とする。本発明はま
た、前記固定手段が、前記商品仕切板を前記棚板に吸着
するマグネットを更に備えることを特徴とする。本発明
はまた、前記マグネットは前記商品仕切板の後端下面に
固定され、前記商品引き出し部材の操作により前記マグ
ネットを棚板より離脱させる機構を有することを特徴と
する。本発明はまた、前記マグネットが前記商品仕切板
の後端下面に固定され、前記商品仕切板の後端には前記
マグネットを前記棚板から離間させる離脱部材を前記棚
板に対して進退する方向に移動可能に設け、前記商品引
き出し部材の後端に該商品引き出し部材を後退端から更
に押し込んだ時に前記離脱部材を前進させる作動部材を
設けたことを特徴とする。本発明はまた、更に、前記商
品押圧手段の背面を後押しする係合部材と前記商品押圧
手段の間に位置して、前記支持手段に商品仕切板の長手
方向に移動自在に支持される在庫調整具を備えることを
特徴とする。本発明はまた、前記支持手段が、前記商品
仕切板の下端に対向して該商品仕切板の前端と後端間に
差し渡し状態に設けた補強兼用のガイドロッドを備え、
このガイドロッドに前記商品押圧手段の基部を摺動可能
に係合したことを特徴とする。本発明はまた、前記支持
手段が、前記商品仕切板の下端に該商品仕切板の全長に
亘り直角に固定され、前記棚板上に載置される基板と、
前記基板に該基板の長手方向に形成した案内部と、前記
案内部に摺動可能に係合し前記商品押圧手段を支持する
係合部とから構成されることを特徴とする。本発明はま
た、前記商品押圧手段が、前記商品に当接する押し付け
面が斜め後方に傾斜する押し付け体を備えることを特徴
とする。本発明はまた、前記商品押圧手段が、前記商品
との押圧面積を増減させる補助押圧部材を備えることを
特徴とする。本発明はまた、前記商品引き出し部材を常
時後方へ付勢する付勢手段を備えることを特徴とする。

【０００９】また、本発明は、商品を棚板上の前後方向
に整列し、かつ前記整列された商品が前端から抜き取ら
れるのに応じて、後方にある商品を棚板の前端方向へ移
動する商品陳列具であって、前記棚板上に該棚板の前後
方向に沿い延在し、かつ前記棚板の上面に対して直角に
配置される所望高さの第１商品仕切板と、前記第１商品
仕切板を前記棚板上に固定する固定手段と、前記第１商
品仕切板の長手方向に沿って整列された前記商品を後方
から押圧する商品押圧手段と、前記第１商品仕切板に前
記商品押圧手段を第１商品仕切板の長手方向に移動可能
に支持する支持手段と、前記第１商品仕切板に該第１商
品仕切板の高さ方向の上端から内方に向け所望深さで第
１商品仕切板の全長に亘り形成した案内溝と、前記案内
溝に第１商品仕切板の前端から摺動可能に係合され、か
つ該第１商品仕切板と略々同一の長さを有するとともに
前記商品押圧手段の背面に係脱する係合部材を有する商
品引き出し兼用の第２商品仕切板とを備えることを特徴
とする。

【００１０】本発明はまた、前記固定手段が、前記棚板
の前端に該棚板の左右方向に沿い設けられた結合手段
と、前記第１商品仕切板の前端に設けられ、前記結合手
段に係脱可能に係合され、かつ該結合手段の長手方向に
摺動可能な係合部を備えることを特徴とする。本発明は
また、前記固定手段が、前記第１商品仕切板を前記棚板
に吸着するマグネットを更に備えることを特徴とする。
本発明はまた、前記マグネットは前記商品仕切板の後端
下面に固定され、前記商品引き出し部材の操作により前
記マグネットを棚板より離脱させる機構を有することを
特徴とする。本発明はまた、前記マグネットが前記第１
商品仕切板の後端下面に固定され、前記第１商品仕切板
の後端には前記マグネットを前記棚板から離間させる離
脱部材を前記棚板に対して進退する方向に移動可能に設
け、前記第２商品仕切板の後端に該第２商品仕切板を後
退端から更に押し込んだ時に前記離脱部材を前進させる
作動部材を設けたことを特徴とする。本発明はまた、
更に、前記商品押圧手段の背面を後押しする係合部材と
前記商品押圧手段の間に位置して、前記支持手段に商品
仕切板の長手方向に移動自在に支持される在庫調整具を
備えることを特徴とする。本発明はまた、前記支持手段
が、前記第１商品仕切板の下端に対向して該商品仕切板
の前端と後端間に差し渡し状態に設けた補強兼用のガイ
ドロッドを備え、このガイドロッドに前記商品押圧手段
の基部を摺動可能に係合したことを特徴とする。本発明
はまた、前記支持手段が、前記第１商品仕切板の下端に
該第１商品仕切板の全長に亘り直角に固定され、前記棚
板上に載置される基板と、前記基板に該基板の長手方向
に形成した案内部と、前記案内部に摺動可能に係合し前
記商品押圧手段を支持する係合部とから構成されること
を特徴とする。本発明はまた、前記商品押圧手段が、前
記商品に当接する押し付け面が斜め後方に傾斜する押し
付け体を備えることを特徴とする。本発明はまた、前記
商品押圧手段が、前記商品との押圧面積を増減させる補
助押圧部材を備えることを特徴とする。

【００１１】本発明においては、商品仕切板の側面に形
成した案内溝に商品引き出し部材を商品仕切板の前端か
ら摺動可能に係合し、この商品引き出し部材を手前に引
き出すことにより商品押圧体を含む整列商品を棚板の前
端側に移動させることができから、商品前出し機構を含
む商品仕切板の薄型化が可能なる。また、棚板の前端に
設けた結合手段と、この結合手段に摺動可能な係合部、
または棚板に吸着するマグネット等からなる固定手段に
より商品陳列具を棚板に固定するから、商品陳列具を棚
板に安定して固定することができる。また、本発明にお
いては、支持手段を介して商品仕切板またはその基板に
商品押圧体を移動可能に設け、この商品押圧体に押し付
け体を斜め後方に傾斜して設け、さらに補助押圧部材を
設けることにより、自立できない商品に対しても安定し
て前出しが可能になるとともに、商品に対する商品押圧
体の押圧面積を増減でき、商品の形状や大きさに合わせ
て商品に対する商品押圧体の押圧面積を最適に設定でき
る。さらに、本発明においては、商品引き出し部材の後
端に該商品引き出し部材を後退端から更に押し込んだ時
に、作動部材により離脱部材を前進させてマグネットを
棚板から離間できるから、マグネットにより吸着された
商品陳列具の棚板からの離脱が容易になる。また、在庫
調整具を所望の位置にセットすれば商品陳列具に陳列で
きる商品の数を簡単に調節でき在庫管理が容易である。

【００１２】また、本発明においては、第１商品仕切板
の案内溝に第１商品仕切板の前端から摺動可能に係合
し、この係合溝に第２商品仕切板の係合片を係合するこ
とにより、第１及び第２商品仕切板を整列商品間の仕切
として機能させ、そして第２商品仕切板を第１商品仕切
板の案内溝に沿ってを手前に引き出すことにより商品押
圧体を含む整列商品を棚板の前端側に移動させることが
できから、商品前出し機構を含む商品仕切板の薄型化が
可能なる。また、棚板の前端に設けた結合手段と、この
結合手段に摺動可能な係合部、または棚板に吸着するマ
グネット等からなる固定手段により商品陳列具を棚板に
固定するから、商品陳列具を棚板に安定して固定するこ
とができる。また、本発明においては、支持手段を介し
て第１商品仕切板またはその基板に商品押圧体を移動可
能に設け、この商品押圧体に押し付け体を斜め後方に傾
斜して設け、さらに補助押圧部材を設けることにより、
自立できない商品に対しても安定して前出しが可能にな
るとともに、商品に対する商品押圧体の押圧面積を増減
でき、商品の形状や大きさに合わせて商品に対する商品
押圧体の押圧面積を最適に設定できる。

【００１３】

【発明の実施の形態】図１〜図３により本発明にかかる
商品陳列具第１の実施の形態について説明する。図１は
本発明の第１の実施の形態における商品陳列具を棚板に
組み付けた状態の全体の構成を示す斜視図、図２は図１
のＡ−Ａ線の拡大断面図、図３は本発明の第１の実施の
形態における商品陳列具の分解斜視図、図４は本発明の
第１の実施の形態における商品陳列具を棚板上にセット
した状態でマグネット離脱機構の一部を切り欠いて示す
商品陳列具の側面図である。

【００１４】図１ないし図４において、商品陳列具１
は、金属製棚板１０上の前後方向に一列に整列して陳列
される商品Ａを整列商品ごとに区画する合成樹脂製の商
品仕切板２０と、商品仕切板２０を棚板１０上に安定し
て固定する固定手段３０と、整列商品Ａを後方から押圧
する商品押圧体４０と、商品押圧体４０を商品仕切板２
０にその長手方向に移動可能に支持する支持手段５０
と、合成樹脂材からなる商品引き出し部材６０を備え
る。

【００１５】上記商品仕切板２０は、図１ないし図４に
示すように、棚板１０の前後方向に延在する長さと整列
商品Ａの高さに応じた所望の高さを有している。また、
この商品仕切板２０の前端と後端には、商品仕切板２０
を棚板１０上に直角に載置するための支持ブロック２０
１及び２０２がそれぞれ固着され、支持ブロック２０１
は商品Ａの転び防止を兼ねている。

【００１６】上記商品仕切板２０の固定手段３０は、図
１ないし図４に示すように、棚板１０の前端に該棚板１
０の左右方向のほぼ全長に亘り配設され、商品仕切板２
０の前端を棚板１０に固定する結合手段３０１と、商品
仕切板２０の前端に設けた支持ブロック２０１の下端に
形成された係合部３０２と、商品仕切板２０の後端を棚
板１０に吸着して商品仕切板２０の前端を棚板１０に固
定するマグネット３０３を備えている。上記結合手段３
０１は、図１及び図４に示すように、棚板１０の前端部
に棚板１０の長手方向に沿い固定したバー部材３０１Ａ
を備え、このバー部材３０１Ａの上面には、支持ブロッ
ク２０１の係合部３０２が弾発的に係脱可能に、かつバ
ー部材３０１Ａの長手方向にスライド可能に係合する凹
溝３０１Ｂが形成されている。

【００１７】上記商品押圧体４０は、図１及び図２に示
すように、棚板１０の上面と摺接する基部４０１と、こ
の基部４０１から斜め上方に傾斜して設けた押し付け体
４０２と、商品Ａに対する押し付け体４０２の押圧面積
を商品の大きさに応じて変化させる板状の補助押圧部材
４０３を備える。この補助押圧部材４０３は、その基部
に突設した結合ピン４０４を基台４０１の正面部に貫通
係合することにより、主押圧部材４０２の表面に重ね合
わされる状態と、図１の２点鎖線に示す状態に回動でき
るように構成される。これにより、自立できない商品Ａ
を安定して前出しできるようするとともに、商品押圧体
４０の商品Ａに対する押圧面積を押圧される商品の大き
さ、すなわち商品の横幅寸法に応じて変化できるように
なっている。

【００１８】上記商品押圧体４０の支持手段５０は、図
１〜図５に示すように、商品仕切板２０の支持ブロック
２０１と２０２間に差し渡し状態に設けた補強兼用のガ
イドロッド５０１を備え、このガイドロッド５０１に商
品押圧手段４０の基台４０１に設けた係合部４０５を摺
動可能に係合することにより、商品押圧体４０を商品仕
切板２０の長手方向に移動可能に支持できる構成になっ
ている。

【００１９】上記商品引き出し部材６０は、図１〜図５
に示すように、商品仕切板２０の商品押圧手段４０と対
向する側面に商品仕切板２０の長手方向に沿って形成さ
れた、商品仕切板２０の前端から後端に至る案内溝２０
５に商品仕切板２０の前端から摺動可能に係合され、そ
して、案内溝２０５と略々同一の長さを有するとともに
商品押圧手段４０の背面を後押しする係合部材６０１を
有している。また、商品引き出し部材６０の前端には商
品引き出し部材６０の引き出し及び戻し操作をする時の
把持性を確実にする引っ掛け穴６０２が形成されてい
る。さらに、商品引き出し部材６０の後端と支持ブロッ
ク２０２間には、商品引き出し部材６０を常時後方へ付
勢するコイルばね（付勢手段）７０が張設されている。

【００２０】上記商品仕切板２０の支持ブロック２０２
には、マグネット３０３により棚板１０に吸着された支
持ブロック２０２を離間させる離脱部材８０が棚板１０
に対して進退する方向に移動可能に設けられている。そ
して、商品引き出し部材６０の後端には、商品引き出し
部材６０を後退端から更に押し込んだ時に離脱部材８０
に係合して離脱部材８０を支持ブロック２０２の下面か
ら棚板１０に向けて突出させる作動部材８１が設けられ
ている。

【００２１】上記のように構成された商品陳列具１を棚
板１０上の希望の箇所にセットする場合は、固定手段３
０を構成するバー部材３０１Ａを棚板１０に固定する。
次に、商品仕切板２０の支持ブロック２０１に設けた係
合部３０２をバー部材３０１Ａの凹溝３０１Ｂに弾発的
に係合する。この状態で、商品陳列具１全体をバー部材
３０１Ａに沿い棚板１０上の配置したい位置に移動し、
後端の支持ブロック２０２を棚板１０上に載置する。こ
れにより、支持ブロック２０２をマグネット３０３によ
り棚板１０に吸着させて、商品陳列具１を棚板１０上の
希望の箇所に安定して固定する。

【００２２】上記のようにして、商品陳列具１を陳列さ
れる商品の幅寸法に応じて棚板１０上に所定の間隔で棚
板１０の左右方向にセットし、このセットされた隣接す
る商品陳列具１間の棚板１０に商品Ａを一列に並べて載
置する。このようにして陳列された棚板１０上の整列商
品Ａを最前端の商品から順に抜き取る。そして、商品の
抜き取りにより棚板１０の前端部に隙間が生じた場合
は、商品引き出し部材６０の引っ掛け穴６０２を指によ
り把持し、商品引き出し部材６０をコイルばね７０に抗
して手前に引き出す。これにより、商品押圧体４０を含
む整列商品Ａは棚板１０の前端側に移動し、整列商品Ａ
の最先端の商品が転び防止兼用の支持ブロック２０１に
突き当たる状態にする。また、整列商品Ａが支持ブロッ
ク２０３に突き当たる状態まで移動されたならば、商品
引き出し部材６０の引っ掛け穴６０２から指を離すこと
により、商品引き出し部材６０は自動的に最後端まで戻
される。これにより、商品押圧体４０は最後尾の商品を
当接する位置で置き去りにされ陳列姿勢をとる。また、
商品引き出し部材６０は収納状態となり見栄えがよい。

【００２３】また、商品陳列具１により棚板１０上に整
列される商品Ａの形状及び大きさに応じて、該商品を押
圧する商品押圧体４０の押圧面積を変更する場合、例え
ば、棚板１０上に整列される商品がスナック菓子等の袋
物商品のように幅寸法が大きくなって、商品押圧体４０
の押し出し体４０２と補助押圧部材４０３が重合された
状態では商品の押圧に支障を来す場合は、図１の２点鎖
線に示すように、補助押圧部材４０３を押し出し体４０
２に対して４５度または９０度のように任意の角度に回
動させる。これにより、袋物商品に対する押圧面積を押
し出し体４０２の商品押圧面に補助押圧部材４０３の押
圧面積を加えた大きさの押圧面積に変更することができ
る。

【００２４】また、棚板１０上での商品陳列具１の配設
位置を変更するなどに際し、商品陳列具１の固定を解除
する場合について、図４及び図５を参照して説明する。
図４は商品引き出し部材６０を後退端に達するまで押し
込んだ状態で、未だ商品陳列具１は棚板１０上に固定さ
れている。また、図５は図４の状態から更に商品引き出
し部材６０を押し込んだ状態を示す。すなわち、図５に
示すように、後退端に達している商品引き出し部材６０
を矢印方向に更に押し込むと、商品引き出し部材６０の
後端に設けた作動部材８１の傾斜面８１１が離脱部材８
０の上端に係合して離脱部材８０を下方へ押し下げる。
これに伴い、離脱部材８０の下端が支持ブロック２０２
の下面から棚板１０に向けて突出し、マグネット３０３
により棚板１０に吸着された支持ブロック２０２を棚板
１０から離間させる。これにより、マグネット３０３に
より吸着された商品陳列具１を棚板１０から容易に離脱
させることができる。

【００２５】従って、本実施の形態によれば、商品仕切
板２０の側面に形成した案内溝２０５に商品引き出し部
材６０を商品仕切板２０の前端から摺動可能に係合し、
この商品引き出し部材６０を手前に引き出すことにより
商品押圧体４０を含む整列商品Ａを棚板１０の前端側に
移動させることができから、商品前出し機構を含む商品
仕切板２０の薄型化できる。また、商品前出し機構を含
む商品仕切板２０の薄型化に伴い、棚板１０上に商品を
陳列できない無駄なスペースがなくなり、棚板１０上の
長手方向に整列される商品の整列数が多くなって、棚板
１０への商品の陳列効率を向上できる。また、商品引き
出し部材６０は商品仕切板２０の側面から突出しないた
め、商品陳列具の意匠的効果も向上できる。また、棚板
１０の前端に設けた結合手段３０１と、この結合手段３
０１に摺動可能な係合部３０２及びマグネット３０３か
らなる固定手段３０により、商品陳列具１を棚板１０に
安定して固定することができ、従来の問題を解決でき
る。また、本実施の形態によれば、支持手段５０を介し
て商品仕切板２０に商品押圧体４０を移動可能に支持
し、この商品押圧体４０に押し付け体４０２を斜め後方
に傾斜して設け、さらに補助押圧部材４０３を設けるこ
とにより、自立できない商品に対しても安定して前出し
が可能になるとともに、商品に対する商品押圧体４０の
押圧面積を増減でき、商品の形状や大きさに合わせて商
品に対する商品押圧体の押圧面積を最適に設定できる。
さらに、本実施の形態によれば、商品引き出し部材６０
の後端に該商品引き出し部材６０を後退端から更に押し
込んだ時に、作動部材８１により離脱部材８０を前進さ
せてマグネット３０３を棚板から離間できるから、マグ
ネット３０３により吸着された商品陳列具１を棚板から
容易に離脱させることができる。

【００２６】次に、図６により本発明の第２の実施の形
態について説明する。図６は本発明の第２の実施の形態
における商品陳列具の全体の構成を示す斜視図である。
この図６において、図１と同一の構成要素には同一符号
を付してその構成説明を省略し、図１と異なる部分を重
点に説明する。

【００２７】図６において、図１と異なる点は、支持手
段５０が、商品仕切板２０の下端に商品仕切板２０の全
長に亘り直角に固定され前記棚板１０上に載置される基
板５０３と、この基板５０３に該基板５０３の長手方向
に形成した案内部５０４と、この案内部５０４に摺動可
能に係合され、前記商品押圧体４０の基部４０１を支持
する係合部５０５とから構成されるところにある。これ
に伴い、第２の実施の形態では、第１の実施の形態にお
いて商品仕切板２０に形成されたガイドロッド５０１、
支持ブロック２０１及び２０２が不要になる。このよう
に構成された本発明の第２の実施の形態における商品陳
列具においても上記第１の実施の形態と同様な作用効果
が得られる。

【００２８】次に、図７及び図８により本発明の第３の
実施の形態について説明する。図７は本発明の第３の実
施の形態における商品陳列具の全体の構成を示す斜視
図、図８は図７のＢ−Ｂ線に沿う拡大断面図である。

【００２９】図７及び図８において、商品陳列具１は、
金属製棚板（図示省略）上の前後方向に一列に整列して
陳列される商品を整列商品ごとに区画する合成樹脂製の
第１商品仕切板９０と、第１商品仕切板９０を棚板１０
上に安定して固定する固定手段３０と、整列商品を後方
から押圧する商品押圧体４０と、商品押圧体４０を第１
商品仕切板９０にその長手方向に移動可能に支持する支
持手段５０と、合成樹脂材からなる商品引き出し兼用の
第２商品仕切板９１を備える。

【００３０】上記第１商品仕切板９０は、図７及び図８
に示すように、棚板の前後方向に延在する長さと所望の
高さを有し、この第１商品仕切板９０は、その高さ方向
の上端から内方に向け所望深さで第１商品仕切板９０の
全長に亘り形成した案内溝９０１を備えている。また、
第１商品仕切板９０の前端と後端には、第１商品仕切板
９０を棚板上に直角に載置するための支持ブロック２０
１及び２０２がそれぞれ固着され、支持ブロック２０１
は商品の転び防止を兼ねている。

【００３１】上記固定手段３０は、棚板の前端に該棚板
の左右方向のほぼ全長に亘り配設された結合手段３０１
と、第１商品仕切板２０の前端に設けた支持ブロック２
０１の下端に形成された係合部３０２とから構成され
る。また、上記商品押圧体４０は、第１の実施の形態と
同一に構成されているので、その構成説明は省略する。
また、上記商品押圧体４０の支持手段５０は、第１の実
施の形態と同一に構成されているので、その構成説明は
省略する。

【００３２】上記第２商品仕切板９０は、その長手方向
の下端縁が第１商品仕切板９０の案内溝９０１に第１商
品仕切板９０の前端から摺動可能に係合され、そして、
第１商品仕切板９０と略々同一の長さを有するとともに
商品押圧手段４０の背面に係脱する係合部材９０２を有
している。

【００３３】上記のように構成された第３の実施の形態
の商品陳列具１においては、第１商品仕切板９０の案内
溝９０１に第２商品仕切板９１の下端縁を係合すること
により、第１商品仕切板９０及び第２商品仕切板９１を
整列商品間の仕切として機能させることができ、そして
第２商品仕切板９１を手前に引き出すことにより、商品
押圧体４０を含む整列商品を棚板の前端側に移動させる
ことができるから、商品前出し機構を含む商品仕切板の
薄型化が可能になる。また、商品仕切板の薄型化に伴
い、棚板上に商品を陳列できない無駄なスペースがなく
なり、棚板上の長手方向に整列される商品の整列数が多
くなって、棚板への商品の陳列効率を向上でき、商品陳
列具の意匠的効果も向上できる。さらに、棚板の前端に
設けた結合手段３０１と、この結合手段３０１に摺動可
能な係合部３０２及びマグネット等からなる固定手段３
０により、商品陳列具１を棚板１０に安定して固定する
ことができ、従来の問題を解決できる。

【００３４】また、本発明の第３の実施の形態によれ
ば、支持手段５０を介して第１商品仕切板９０に商品押
圧体４０を移動可能に支持し、この商品押圧体４０に押
し付け体４０２を斜め後方に傾斜して設け、さらに補助
押圧部材４０３を設けることにより、自立できない商品
に対しても安定して前出しが可能になるとともに、商品
に対する商品押圧体４０の押圧面積を増減でき、商品の
形状や大きさに合わせて商品に対する商品押圧体の押圧
面積を最適に設定できる。

【００３５】なお、上記第３の実施の形態において、図
１に示すマグネット離脱用の機構及び商品引き出し兼用
の第２商品仕切板９１を自動的に後退端位置に自動復帰
させる付勢手段を省略した場合について説明したが、こ
の第３の実施の形態においても図１と同様にマグネット
離脱用の機構及び第２商品仕切板の自動復帰用付勢手段
を設けることができる。

【００３６】次に、図９及び図１０により本発明の第４
の実施の形態について説明する。図９は本発明の第４の
実施の形態における商品陳列具の全体の構成を示す斜視
図、図１０は図９のＣ−Ｃ線に沿う拡大断面図である。
図９及び図１０において、図１及び図２と同一構成要素
には同一符号を付してその説明を省略し、異なる点につ
いて説明する。すなわち、第４の実施の形態の商品陳列
具の図１の商品陳列具と異なる点は、補強兼用のガイド
ロッド５０１に代えて、商品仕切板本体に連接する板状
物５０６を設けた点にある。すなわち、商品押圧体４０
の支持手段５０は、商品切切板２０の高さ方向の下端の
切切板２０の長手方向に沿い形成したガイド溝５０１
と、このガイド溝５０１の長手方向に沿い摺動可能に係
合され、商品押圧体４０の基部４０１に連接された係合
部５０７とから構成される。これにより、第１の実施の
形態における商品陳列具と同様の効果を奏する。

【００３７】また、本発明における固定手段３０は上記
の実施の形態に示す構造のものに限定されず、マグネッ
トを用いて商品陳列具１を棚板１０に固定するようにし
てもよい。また、他の固定手段として、次のようなもの
が挙げられる。すなわち、棚板の上面に対して直角に配
置される所望の高さの仕切板を、上記実施の形態におけ
るような支持ブロック２０１及び２０２を省略した矩形
状物とし、（１）棚板の両端にピッチ板を設け、そのピ
ッチに商品のサイズに合わせて該仕切板の両端を差し込
み、設置する方法、（２）既に棚板の上面に形成されて
いる線材製仕切板が取り付けられるピッチ穴に商品サイ
ズに合わせて該仕切板の下面に設けた移動自在な突起付
板を差し込み設置する方法、（３）図１における後端部
の支持ブロック２０２を前端の支持ブロック２０１型と
する方法（（１）〜（３）はいずれも図示省略）などで
ある。

【００３８】次に、図１１〜図１４により本発明の第５
の実施の形態について説明する。図１１は本発明の第５
の実施の形態における商品陳列具の全体の構成を示す斜
視図、図１２は在庫調整具の斜視図、図１３はその背面
図、図１４はその平面図である。図１１〜図１４におい
て、図１と同一構成要素には同一符号を付してその説明
を省略し、異なる点について説明する。すなわち、第５
の実施の形態の商品陳列具の図１の商品陳列具と異なる
点は、商品押圧手段の背面を後押しする係合部材６０１
と商品押圧手段４０の間に位置し、ガイドロッド５０１
に商品仕切板の長手方向に移動自在に支持される在庫調
整具７００を設けたところにある。すなわち、在庫調整
具７００は商品押圧手段当接面部７０１と、この接面部
７０１と直角に連接する移動方向案内部７０２とからな
り、略Ｌ字状物である。移動方向案内部７０２は下方に
ガイドロッド５０１に嵌合する嵌合溝７０３と、上方に
商品仕切板本体に連接する板状物５０６に嵌合する嵌合
溝７０４を備える。また、商品前出しにおいて、係合部
材６０１が前方又は後方に移動する際、在庫調整具７０
０に接触することなく所謂空振りして通過する必要があ
り、従って、商品押圧手段当接面部７０１の高さ寸法
は、ガイドロッド５０１に嵌合した状態で、係合部材６
０１の下方空間の高さ寸法未満とする。また、在庫調整
具７００のガイドロッド５０１への嵌め合い強さは手動
で移動可能のやや強め傾向とすることが商品の陳列の
際、セッティング位置が移動することがないため好まし
い。

【００３９】在庫調整具７００の使用方法は次の通りで
ある。すなわち、例えば、８個の商品を陳列する場合、
在庫調整具７００は商品押圧手段４０が商品８個を前出
しする状態で、商品押圧手段４０のお尻に当接する位置
にセットされる。次に、商品が前から取り出されて商品
の前出しをする際、係合部材６０１は前方又は後方に移
動する場合でも在庫調整具７００に接触することなく空
振りして移動され、在庫調整具７００のセッティング位
置は変化しない。再度の商品の補充は商品の数を気にす
ること無く、商品押圧手段４０が在庫調整具７００の当
接する位置まで行われる。これにより、商品陳列具には
補充状態で常に８個の商品が陳列できることとなる。ま
た、在庫調整具７００の取り付け位置は、本実施の形態
ではガイドロッド５０１であるが、これに限定されず、
支持手段により棚板に載置される基板等でもよい。

【００４０】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
具体的な構成はこれに限定されず、本発明の要旨を変更
しない範囲での変更及び追加は本発明の範囲である。

【００４１】

【発明の効果】以上説明したように本発明の商品陳列具
によれば、商品仕切板の側面に形成した案内溝に商品引
き出し部材を商品仕切板の前端から摺動可能に係合し、
この商品引き出し部材を手前に引き出すことにより商品
押圧体を含む整列商品を棚板の前端側に移動させること
ができから、商品前出し機構を含む商品仕切板の薄型化
が可能なる。また、棚板の前端に設けた結合手段と、こ
の結合手段に摺動可能な係合部、または棚板に吸着する
マグネット等からなる固定手段により商品陳列具を棚板
に固定するから、商品陳列具を棚板に安定して固定する
ことができる。また、本発明によれば、支持手段を介し
て商品仕切板またはその基板に商品押圧体を移動可能に
設け、この商品押圧体に押し付け体を斜め後方に傾斜し
て設け、さらに補助押圧部材を設けることにより、自立
できない商品に対しても安定して前出しが可能になると
ともに、商品に対する商品押圧体の押圧面積を増減で
き、商品の形状や大きさに合わせて商品に対する商品押
圧体の押圧面積を最適に設定できる。さらに、本発明に
よれば、商品引き出し部材の後端に該商品引き出し部材
を後退端から更に押し込んだ時に、作動部材により離脱
部材を前進させてマグネットを棚板から離間できるか
ら、マグネットにより吸着された商品陳列具の棚板から
の離脱が容易になる。また、在庫調整具を所望の位置に
セットすれば商品陳列具に陳列できる商品の数を簡単に
調節でき在庫管理が容易である。

【００４２】また、本発明によれば、第１商品仕切板の
案内溝に第１商品仕切板の前端から摺動可能に係合し、
この係合溝に第２商品仕切板の係合片を係合することに
より、第１及び第２商品仕切板を整列商品間の仕切とし
て機能させ、そして第２商品仕切板を第１商品仕切板の
案内溝に沿ってを手前に引き出すことにより商品押圧体
を含む整列商品を棚板の前端側に移動させることができ
から、商品前出し機構を含む商品仕切板の薄型化が可能
なる。また、棚板の前端に設けた結合手段と、この結合
手段に摺動可能な係合部、または棚板に吸着するマグネ
ット等からなる固定手段により商品陳列具を棚板に固定
するから、商品陳列具を棚板に安定して固定することが
できる。また、本発明によれば、支持手段を介して第１
商品仕切板またはその基板に商品押圧体を移動可能に設
け、この商品押圧体に押し付け体を斜め後方に傾斜して
設け、さらに補助押圧部材を設けることにより、自立で
きない商品に対しても安定して前出しが可能になるとと
もに、商品に対する商品押圧体の押圧面積を増減でき、
商品の形状や大きさに合わせて商品に対する商品押圧体
の押圧面積を最適に設定できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施の形態における商品陳列具
を棚板に組み付けた状態の全体の構成を示す斜視図であ
る。

【図２】図１のＡ−Ａ線の拡大断面図である。

【図３】本発明の第１の実施の形態における商品陳列具
の分解斜視図である。

【図４】本発明の第１の実施の形態における商品陳列具
を棚板上にセットした状態でマグネット離脱機構の一部
を切り欠いて示す商品陳列具の側面図である。

【図５】本発明の第１の実施の形態における商品陳列具
を棚板上にセットした状態でマグネット離脱機構の一部
を切り欠いて示す商品陳列具の側面図である。

【図６】本発明の第２の実施の形態における商品陳列具
の全体の構成を示す斜視図である。

【図７】本発明の第３の実施の形態における商品陳列具
の全体の構成を示す斜視図である。

【図８】図６のＢ−Ｂ線に沿う拡大断面図である。

【図９】本発明の第４の実施の形態における商品陳列具
の全体の構成を示す斜視図である。

【図１０】図９のＣ−Ｃ線に沿う拡大断面図である。

【図１１】本発明の第５の実施の形態における商品陳列
具の全体の構成を示す斜視図である。

【図１２】在庫調整具の斜視図を示す。

【図１３】在庫調整具の背面図を示す。

【図１４】在庫調整具の平面図を示す。

【符号の説明】

１商品陳列具１０棚板２０商品仕切板２０５案内溝３０固定手段３０１結合手段３０２係合部３０３マグネット４０商品押圧体４０２押し付け体４０３補助押圧部材５０支持手段５０１ガイドロッド５０２係合部６０商品引き出し部材７０コイルばね（付勢手段）８０離脱部材８１作動部材９０第１商品仕切板９０１係合溝９１第２商品仕切板７００在庫調整具

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】商品を棚板上の前後方向に整列し、かつ
前記整列された商品が前端から抜き取られるのに応じ
て、後方にある商品を棚板の前端方向へ移動する商品陳
列具であって、前記棚板上に該棚板の前後方向に沿い延在し、かつ前記
棚板の上面に対して直角に配置される所望高さの商品仕
切板と、前記商品仕切板を前記棚板上に固定する固定手段と、前記商品仕切板の長手方向に沿って整列された前記商品
を後方から押圧する商品押圧手段と、前記商品仕切板に前記商品押圧手段を商品仕切板の長手
方向に移動可能に支持する支持手段と、前記商品仕切板の前記商品押圧手段と対向する側面に該
商品仕切板の長手方向に沿って形成され、かつ商品仕切
板の前端から後端に至る案内溝と、前記案内溝に前記商品仕切板の前端から摺動可能に係合
され、かつ該案内溝と略々同一の長さを有するとともに
前記商品押圧手段の背面を後押しする係合部材を有する
商品引き出し部材と、を備えることを特徴とする商品陳列具。
【請求項２】前記固定手段は、前記棚板の前端に該棚
板の左右方向に沿い設けられた結合手段と、前記商品仕
切板の前端に設けられ、前記結合手段に係脱可能に係合
され、かつ該結合手段の長手方向に摺動可能な係合部を
備えることを特徴とする請求項１記載の商品陳列具。
【請求項３】前記固定手段は、前記商品仕切板を前記
棚板に吸着するマグネットを更に備えることを特徴とす
る請求項１記載の商品陳列具。
【請求項４】前記マグネットは前記商品仕切板の後端
下面に固定され、前記商品引き出し部材の操作により前
記マグネットを棚板より離脱させる機構を有することを
特徴とする請求項１または３記載の商品陳列具。
【請求項５】前記マグネットを棚板より離脱させる機
構は、前記商品仕切板の後端に前記マグネットを前記棚
板から離間させる離脱部材を前記棚板に対して進退する
方向に移動可能に設け、前記商品引き出し部材の後端に
該商品引き出し部材を後退端から更に押し込んだ時に前
記離脱部材を前進させる作動部材を設けたことを特徴と
する請求項４記載の商品陳列具。
【請求項６】更に、前記商品押圧手段の背面を後押し
する係合部材と前記商品押圧手段の間に位置して、前記
支持手段に商品仕切板の長手方向に移動自在に支持され
る在庫調整具を備えることを特徴とする請求項１記載の
商品陳列具。
【請求項７】前記支持手段は、前記商品仕切板の下端
に対向して該商品仕切板の前端と後端間に差し渡し状態
に設けた補強兼用のガイドロッドを備え、このガイドロ
ッドに前記商品押圧手段の基部を摺動可能に係合したこ
とを特徴とする請求項１記載の商品陳列具。
【請求項８】前記支持手段は、前記商品仕切板の下端
に該商品仕切板の全長に亘り直角に固定され、前記棚板
上に載置される基板と、前記基板に該基板の長手方向に
形成した案内部と、前記案内部に摺動可能に係合し前記
商品押圧手段を支持する係合部とから構成されることを
特徴とする請求項１記載の商品陳列具。
【請求項９】前記商品押圧手段は、前記商品に当接す
る押し付け面が斜め後方に傾斜する押し付け体を備える
ことを特徴とする請求項１、７または８記載の商品陳列
具。
【請求項１０】前記商品押圧手段は、前記商品との押
圧面積を増減させる補助押圧部材を備えることを特徴と
する請求項１、７、８または９記載の商品陳列具。
【請求項１１】前記商品引き出し部材を常時後方へ付
勢する付勢手段を備えることを特徴とする請求項１記載
の商品陳列具。
【請求項１２】商品を棚板上の前後方向に整列し、か
つ前記整列された商品が前端から抜き取られるのに応じ
て、後方にある商品を棚板の前端方向へ移動する商品陳
列具であって、前記棚板上に該棚板の前後方向に沿い延在し、かつ前記
棚板の上面に対して直角に配置される所望高さの第１商
品仕切板と、前記第１商品仕切板を前記棚板上に固定する固定手段
と、前記第１商品仕切板の長手方向に沿って整列された前記
商品を後方から押圧する商品押圧手段と、前記第１商品仕切板に前記商品押圧手段を第１商品仕切
板の長手方向に移動可能に支持する支持手段と、前記第１商品仕切板に該第１商品仕切板の高さ方向の上
端から内方に向け所望深さで商品仕切板の全長に亘り形
成した案内溝と、前記案内溝に第１商品仕切板の前端から摺動可能に係合
され、かつ該第１商品仕切板と略同一の長さを有すると
ともに前記商品押圧手段の背面を後押しする係合部材を
有する商品引き出し兼用の第２商品仕切板と、を備えることを特徴とする商品陳列具。
【請求項１３】前記固定手段は、前記棚板の前端に該
棚板の左右方向に沿い設けられた結合手段と、前記第１
商品仕切板の前端に設けられ、前記結合手段に係脱可能
に係合され、かつ該結合手段の長手方向に摺動可能な係
合部を備えることを特徴とする請求項１２記載の商品陳
列具。
【請求項１４】前記固定手段は、前記第１商品仕切板
を前記棚板に吸着するマグネットを更に備えることを特
徴とする請求項１２記載の商品陳列具。
【請求項１５】前記マグネットは前記商品仕切板の後
端下面に固定され、前記商品引き出し部材の操作により
前記マグネットを棚板より離脱させる機構を有すること
を特徴とする請求項１２または１４記載の商品陳列具。
【請求項１６】前記マグネットは前記第１商品仕切板
の後端下面に固定され、前記第１商品仕切板の後端には
前記マグネットを前記棚板から離間させる離脱部材を前
記棚板に対して進退する方向に移動可能に設け、前記第
２仕切板の後端に該第２仕切板を後退端から更に押し込
んだ時に前記離脱部材を前進させる作動部材を設けたこ
とを特徴とする請求項１５記載の商品陳列具。
【請求項１７】更に、前記商品押圧手段の背面を後押
しする係合部材と前記商品押圧手段の間に位置して、前
記支持手段に商品仕切板の長手方向に移動自在に支持さ
れる在庫調整具を備えることを特徴とする請求項１２記
載の商品陳列具。
【請求項１８】前記支持手段は、前記第１商品仕切板
の下端に対向して該第１商品仕切板の前端と後端間に差
し渡し状態に設けた補強兼用のガイドロッドを備え、こ
のガイドロッドに前記商品押圧手段の基部を摺動可能に
係合したことを特徴とする請求項１２記載の商品陳列
具。
【請求項１９】前記支持手段は、前記第１商品仕切板
の下端に該第１商品仕切板の全長に亘り直角に固定さ
れ、前記棚板上に載置される基板と、前記基板に該基板
の長手方向に形成した案内部と、前記案内部に摺動可能
に係合し前記商品押圧手段を支持する係合部とから構成
されることを特徴とする請求項１２記載の商品陳列具。
【請求項２０】前記商品押圧手段は、前記商品に当接
する押し付け面が斜め後方に傾斜する押し付け体を備え
ることを特徴とする請求項１２、１８または１９記載の
商品陳列具。
【請求項２１】前記商品押圧手段は、前記商品との押
圧面積を増減させる補助押圧部材を備えることを特徴と
する請求項１２、１８、１９または２０記載の商品陳列
具。