JP2000106348A - 化合物半導体層含有基板およびその製造方法ならびにこれを用いた半導体装置 - Google Patents
化合物半導体層含有基板およびその製造方法ならびにこれを用いた半導体装置Info
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Abstract
化合物半導体を備える化合物半導体層含有基板およびそ
の製造方法、ならびにこれを用いた半導体装置を提供す
る。 【解決手段】 基板11と、基板11上に形成された第
1の半導体層12と、半導体層12上に形成されたIII
族窒化物系化合物半導体からなる第2の半導体層13と
を備える。半導体層12は、複数の細孔14を有する。
Description
有基板およびその製造方法ならびにこれを用いた半導体
装置に関する。
≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、x+y+z=1)
で表されるIII族窒化物化合物半導体を用いた半導体装
置、たとえば青色発光素子や高温で高速動作するトラン
ジスタが注目されている。III族窒化物系化合物半導体
よりなる単結晶基板を得ることは困難であるため、上記
半導体装置を製造する場合には、サファイア基板もしく
は炭化珪素(SiC)基板上にIII族窒化物系化合物半
導体を結晶成長させることが行われている。
成されたIII族窒化物系化合物半導体およびその成長方
法が提案されている(たとえば、特開平5−34374
1号公報および特開平9−92882号公報)。Si基
板は、安価で大口径化が可能であり、導電性および劈開
性を有し、かつサファイア等に比べて熱伝導率が高く、
基板上に発光素子を形成した際の放熱性に優れていると
いう特徴を有する。
窒化物系化合物半導体について、一例を図13に示す。
図13に示すように、従来のIII族窒化物系化合物半導
体は、Si基板1と、Si基板1上に積層されたバッフ
ァ層2と、III族窒化物化合物半導体からなるエピタキ
シャル層3とを備える。バッファ層2には、たとえば、
一般式GatAl1-tN(ただし、0≦t<1)で示され
るIII族窒化物化合物半導体や、アモルファスSi、多
結晶Siなどが用いられる。
窒化物化合物半導体を製造する従来の方法について説明
する。まず、図14(a)に示すように、Si基板1上
にバッファ層2を形成する。その後、図13(b)に示
すように、バッファ層2上にエピタキシャル層3を結晶
成長させる。
バッファ層2を用いた場合には、基板1とエピタキシャ
ル層3との格子不整合を十分に緩和することができず、
エピタキシャル層3の結晶性が十分ではないという問題
があった。また、バッファ層2にアモルファスSiや多
結晶Siを用いた場合には、エピタキシャル層の表面平
坦性が悪いという問題があった。また、たいていの場合
にはIII族窒化物化合物半導体の硬度が基板の硬度より
も大きいため、エピタキシャル層3に歪みが生じると、
エピタキシャル層3にクラックが発生しやすいという問
題があった。
平坦性および結晶性が良好なIII族窒化物系化合物半導
体を備える化合物半導体層含有基板およびその製造方
法、ならびにこれを用いた半導体装置を提供することを
目的とする。
め、本発明の化合物半導体層含有基板は、基板と、前記
基板上に形成された第1の半導体層と、前記第1の半導
体層上に形成された第2の半導体層とを備え、前記第1
の半導体層が複数の細孔を有し、前記第2の半導体層が
III族窒化物系化合物半導体(III−V族化合物半導体で
あり、V族元素として主に窒素を含む化合物半導体。た
とえば、V族元素中の窒素の割合は90原子%以上であ
る。)からなることを特徴とする。上記化合物半導体層
含有基板では、基板上に複数の細孔を有する第1の半導
体層が形成されているため、基板とIII族窒化物系化合
物半導体との間の格子不整合による歪みや、熱膨張係数
の差による歪みを第1の半導体層に吸収させることがで
きる。したがって、上記化合物半導体層含有基板によれ
ば、結晶性および表面平坦性が良好なIII族窒化物系化
合物半導体を備える化合物半導体層含有基板が得られ
る。特に、上記本発明の化合物半導体基板では、第2の
半導体層に歪みが生ずることを抑制できるため、III族
窒化物系化合物半導体の硬度が大きいことによるクラッ
クの発生を抑制することができる。
は、前記第1の半導体層がバッファ層であり、前記第2
の半導体層がエピタキシャル層であることが好ましい。
板では、前記基板がSi単結晶からなり、前記第1の半
導体層が複数の細孔を有するSi単結晶からなることが
好ましい。上記構成によって、その上に形成されるIII
族窒化物系化合物半導体の結晶方位を揃えることができ
る。また、Siは放熱性に優れているため、上記構成に
よって、放熱性に優れた化合物半導体層含有基板が得ら
れる。また、上記構成によってエピタキシャル層に歪み
が生じることを抑制できるため、III族窒化物系化合物
半導体の硬度はSiの硬度よりも大きい場合でも、エピ
タキシャル層におけるクラックの数を減少させることが
できる。
は、前記基板がSi単結晶からなり、前記第1の半導体
層が、複数の細孔を有するSi単結晶層と、前記Si単
結晶層上に形成されたIII族窒化物系化合物半導体層と
を備えることが好ましい。上記構成によれば、複数の細
孔を有するSi単結晶層とIII族窒化物系化合物半導体
層とを備える第1の半導体層がバッファ層として機能す
るため、エピタキシャル層であるIII族窒化物系化合物
半導体の結晶方位をさらに揃えることができる。また、
複数の細孔を有するSiに由来する基板表面の凹凸を、
III族窒化物系化合物半導体によって緩和することがで
きる。
は、前記第1の半導体層がIII族窒化物系化合物半導体
からなることが好ましい。上記構成によって、結晶性が
さらに良好な化合物半導体層含有基板が得られる。
は、前記第1の半導体層がドーパントを含むことが好ま
しい。上記構成によって、複数の細孔の形成が容易な化
合物半導体層含有基板が得られる。
は、前記細孔の平均直径が、3nm以上10nm以下で
あることが好ましい。細孔の平均直径を3nm以上とす
ることによって、基板と第2の半導体層との格子不整合
を効果的に緩和することができる。また、細孔の平均直
径を10nm以下とすることによって、細孔によって第
2の半導体層の表面モフォロジが悪化することを抑制で
きる。
製造方法は、複数の細孔を有する半導体層が形成された
基板を形成する第1の工程と、前記半導体層上にIII族
窒化物系化合物半導体をエピタキシャル成長させること
によってIII族窒化物系化合物半導体層を形成する第2
の工程とを含むことを特徴とする。上記製造方法では、
複数の細孔を有する半導体層がバッファ層として機能
し、結晶性よくIII族窒化物系化合物半導体をエピタキ
シャル成長させることができる。したがって、上記製造
方法によれば、結晶性および表面平坦性が良好なIII族
窒化物系化合物半導体層を備える化合物半導体層含有基
板を製造できる。特に、III族窒化物系化合物半導体層
に生じる歪みを抑制することができる。
i単結晶基板であり、前記半導体層は複数の細孔を有す
るSi単結晶層を含み、前記第1の工程はSi単結晶を
陽極酸化する工程を含むことが好ましい。基板にSi単
結晶基板を用いることによって、基板の裏面に電極を形
成することができるため、半導体装置に好適な化合物半
導体層含有基板を製造できる。また、第1の工程がSi
単結晶を陽極酸化する工程を含むことによって、複数の
細孔を有するSi単結晶層を容易に製造することができ
る。
は、前記複数の細孔を有するSi単結晶層上に形成され
たIII族窒化物系化合物半導体からなるバッファ層をさ
らに含み、前記第1の工程は、前記陽極酸化ののち前記
複数の細孔を有するSi単結晶層上に前記バッファ層を
形成する工程を含むことが好ましい。上記構成によっ
て、細孔によって生じる凹凸を緩和することができ、表
面平坦性および結晶性がさらによいIII族窒化物系化合
物半導体をエピタキシャル成長させることができる。
がIII族窒化物系化合物半導体からなることが好まし
い。上記構成によって、結晶性が特によいIII族窒化物
系化合物半導体層をエピタキシャル成長させることがで
きる。
程は、前記基板上にIII族窒化物系化合物半導体からな
る半導体膜を形成したのち、前記半導体膜を酸性または
アルカリ性の水溶液中でエッチングすることによって前
記半導体膜に複数の細孔を形成する工程を含むことが好
ましい。上記構成によって、複数の細孔を有する半導体
層を容易に形成することができる。
がドーパントを含み、前記第1の工程において前記半導
体膜をエッチングする際に、前記半導体膜に電圧を印加
することが好ましい。上記構成によって、複数の細孔を
有する半導体層をさらに容易に形成することができる。
程ののち、前記基板と前記半導体層とを除去することに
よってIII族窒化物系化合物半導体からなる基板を形成
する第3の工程をさらに含んでもよい。上記構成によれ
ば、III族窒化物系化合物半導体からなる基板を形成す
ることができる。
本発明の化合物半導体層含有基板を含むことを特徴とす
る。
本発明の化合物半導体層含有基板の製造方法によって製
造された化合物半導体層含有基板を含むことを特徴とす
る。
て、図面を参照しながら説明する。
化合物半導体層含有基板について、一例を説明する。
について、断面図を図1に示す。図1を参照して、実施
形態1の化合物半導体層含有基板10は、基板11と、
基板11上に形成された半導体層(第1の半導体層)1
2と、半導体層12上に形成されたIII族窒化物系化合
物半導体(III−V族化合物半導体であり、V族元素と
して主に窒素を含む化合物半導体。たとえば、V族元素
中の窒素の割合は90原子%以上である。)からなる半
導体層(第2の半導体層。以下、エピタキシャル層とい
う)13とを備える。
できる。たとえば、基板11には、Si(111)基
板、SiC(0001)基板またはGaAs(111)
基板などの半導体基板や、サファイア(0001)基板
またはスピネル基板などの絶縁性基板を用いることがで
きる。基板11に半導体基板を用いる場合には、半導体
基板がドーパントを含んでもよい。
細孔14を有する。半導体層12に形成される複数の細
孔14は、平均直径が3nm以上10nm以下であるこ
とが好ましい。細孔14の平均直径を3nm以上とする
ことによって、エピタキシャル層13の結晶性を向上さ
せることができる。また、細孔14の平均直径を10n
m以下とすることによって、エピタキシャル層13の表
面モフォロジが悪化することを抑制できる。また、半導
体層12の膜厚は、0.1μm以上10μm以下である
ことが好ましい。また、半導体層12は、その多孔度
(多孔度=細孔14の体積/半導体層12の全体積)
が、たとえば、0より大きく0.7以下である。
ャル層13との格子定数の差や熱膨張係数の差を緩和す
る半導体が用いられる。たとえば、半導体層12には、
SiやIII族窒化物系化合物半導体を用いることができ
る。基板11にSi単結晶を用いた場合には、基板11
を陽極酸化することによって、ポーラスSiと呼ばれる
Siからなる半導体層12を容易に形成できる。半導体
層12に用いるIII族窒化物系化合物半導体には、たと
えば、一般式GaxAlyInzN(ただし、0≦x≦
1、0≦y≦1、0≦z≦1、x+y+z=1)で表さ
れるIII族窒化物化合物半導体を用いることができる。
化合物半導体層含有基板10を製造する際には、半導体
層12は、バッファ層として機能する。なお、半導体層
12は少なくとも一部に複数の細孔14を有するもので
あればよい。
化合物半導体結晶からなる。エピタキシャル層13であ
るIII族窒化物系化合物半導体としては、たとえば、一
般式GaxAlyInzN(ただし、0≦x≦1、0≦y
≦1、0≦z≦1、x+y+z=1)で表されるIII族
窒化物化合物半導体を用いることができる。なお、エピ
タキシャル層13は、III族窒化物系化合物半導体から
なる複数の半導体層を備えてもよい。
10では、III族窒化物系化合物半導体からなるエピタ
キシャル層13が、複数の細孔を有する半導体層12上
に形成されている。したがって、実施形態1の化合物半
導体層含有基板によれば、基板11とエピタキシャル層
13との格子不整合を緩和することができるため、結晶
性および表面平坦性がよいIII族窒化物系化合物半導体
を備える化合物半導体層含有基板が得られる。
有基板10では、半導体層12が複数の半導体層を含ん
でもよい。この場合の化合物半導体層含有基板10につ
いて、一例である化合物半導体層含有基板10aを図2
(a)に、他の一例である化合物半導体層含有基板10
bを図2(b)に示す。
有基板10aは、基板11と、半導体層12aと、エピ
タキシャル層13とを備える。半導体層12aは、基板
11側から半導体層15と半導体層16とを備え、半導
体層15は複数の細孔14を有する。化合物半導体層含
有基板10aでは、たとえば、基板11にSi単結晶を
用い、半導体層15に複数の細孔を有するSi単結晶
(たとえば、ポーラスSiと呼ばれるSiである)を用
い、半導体層16にIII族窒化物系化合物半導体を用い
ることができる。
基板11と、半導体層12bと、エピタキシャル層13
とを備える。半導体層12bは、基板11側から半導体
層16と半導体層15とを備え、半導体層15は複数の
細孔14を有する。化合物半導体層含有基板10bで
は、たとえば、半導体層15および16に、たとえばII
I族窒化物系化合物半導体を用いることができる。この
場合、半導体層15をp型またはn型とし、半導体層1
6をアンドープとすることによって、半導体層15のみ
に細孔14を容易に形成できる。
1で説明した化合物半導体層含有基板10を製造する方
法について、一例を説明する。なお、実施形態1で説明
した部分については、重複する説明を省略する。
法は、複数の細孔を有する半導体層が形成された基板を
形成する第1の工程と、半導体層上にIII族窒化物系化
合物半導体をエピタキシャル成長させることによってII
I族窒化物系化合物半導体層を形成する第2の工程とを
含む。なお、本発明の化合物半導体層含有基板の製造方
法は、III族窒化物系化合物半導体のみからなる化合物
半導体層含有基板を製造する方法も含む。
含有基板の製造方法のうち、特に、基板11がSi単結
晶基板であり、半導体層12が複数の細孔14を有する
Si単結晶(以下、ポーラスSiという)からなる層で
あり、上記第1の工程がSi単結晶を陽極酸化する工程
を含む場合について説明する。
(a)に示すように、Si単結晶からなる基板31を用
意し基板31を陽極酸化する。陽極酸化の方法を図4に
模式的に示す。陽極酸化は、基板31を溶液41に浸漬
したのち、基板31と電極42とに電圧を印加して直流
電流を流すことによって行う。このとき、基板31がア
ノード(陽極)、電極42がカソード(陰極)となるよ
うに電圧を印加する。陽極酸化では、Si単結晶の表面
が酸化されることによって形成されたSiO2がフッ酸
中に溶出し、複数の細孔14が形成される。このとき形
成される細孔14の平均直径は、たとえば、3nm〜1
0nmである。
ールとを含む水溶液を用いることができる。溶液41の
温度は、たとえば、5℃〜70℃である。電極42に
は、たとえば白金電極を用いることができる。また、基
板31に流す電流は、たとえば、5mA/cm2〜30
0mA/cm2である。なお、陽極酸化の際には、細孔
14を形成しない部分を、保護膜43で覆うことが好ま
しい。これによって、所望の部分にのみ、細孔14を形
成することができる。
がポーラスSiからなる半導体層12となるため、図3
(b)に示すように、Si単結晶からなる基板11およ
び半導体層12が得られる。
層12上にIII族窒化物系化合物半導体をエピタキシャ
ル成長させることによって、III族窒化物系化合物半導
体からなるエピタキシャル層13を形成する。エピタキ
シャル層13を形成する際には、半導体層12がバッフ
ァ層として機能する。III族窒化物系化合物半導体をエ
ピタキシャル成長させる方法としては、たとえば、MO
CVD(MetalOrganic Chemical
Vapor Deposition)法(有機金属気
相エピタキシャル成長法)やHVPE(Hydride
VaperPhase Epitaxy)法を用いる
ことができる。エピタキシャル層13は、たとえば、6
50℃〜1150℃の結晶成長温度で形成される。
導体からなるエピタキシャル層13を備える化合物半導
体層含有基板10を製造できる。
板10aを製造する場合の製造方法について、図5を参
照しながら一例を説明する。
同様の方法で陽極酸化を行い、図5(a)に示すよう
に、Si単結晶からなる基板11と基板11上に形成さ
れたポーラスSiからなる半導体層15とを形成する。
層15上にIII族窒化物系化合物半導体からなる半導体
層16を形成する。半導体層16は、たとえばMOCV
D法で形成することができる。半導体層16はバッファ
層として機能するものであり、400℃〜900℃の基
板温度で形成することが好ましい。半導体層16を40
0℃〜900℃で形成した場合、エピタキシャル層13
を形成する際に、半導体層16のIII族窒化物系化合物
半導体が単結晶化され、結晶方位が特に揃ったエピタキ
シャル層13が得られる。
層16上にIII族窒化物系化合物半導体からなるエピタ
キシャル層13を結晶成長させる。エピタキシャル層1
3を形成する方法は、図4(c)で説明した方法と同様
であるため、重複する説明は省略する。
孔を有する半導体層12上にIII族窒化物系化合物半導
体をエピタキシャル成長させる。したがって、実施形態
2の化合物半導体層含有基板の製造方法によれば、半導
体層12によって基板11とエピタキシャル層13との
格子不整合が緩和され、結晶性および表面平坦性がよい
III族窒化物系化合物半導体を備える化合物半導体層含
有基板が得られる。
1にSi単結晶基板を用いているため、半導体装置に好
適な化合物半導体層含有基板が得られる。たとえば、サ
ファイア基板のような絶縁性基板を用いて半導体レーザ
などの半導体装置を形成する場合には、p側電極とn側
電極とを半導体層側に形成しなければならず、工程が複
雑になるという問題があった。また、サファイア基板は
熱伝導性が低いため、装置から発生する熱を基板を通し
て放熱することが困難であるという問題があった。ま
た、サファイア基板は劈開性が乏しいため、半導体装置
を製造する際の歩留まりが低いという問題があった。こ
れにたいして、Si単結晶基板を用いた場合には上記の
ような問題がないため、実施形態2の製造方法によれ
ば、半導体装置に好適な化合物半導体層含有基板が得ら
れる。また、Si単結晶基板は安価で大口径化が可能で
あるため、実施形態2の製造方法によれば、安価に化合
物半導体層含有基板を製造することができる。
体層12に、Si単結晶基板を陽極酸化することによっ
て形成されたポーラスSiを用いている。したがって、
バッファ層に多結晶SiやアモルファスSiを用いる従
来の方法とは異なり、結晶性および表面平坦性が特によ
いエピタキシャル層13を形成することができる。
半導体層含有基板10を製造したのち、基板11と半導
体層12とを除去することによって、III族窒化物系化
合物半導体のみからなる化合物半導体層含有基板を製造
してもよい(以下の実施形態において同様である)。基
板11および半導体層12は、たとえば、機械的な研磨
法やエッチング法を用いて除去することができる。
化合物半導体層含有基板の製造方法について、他の一例
を説明する。実施形態3では、本発明の化合物半導体層
含有基板の製造方法のうち、特に、半導体層12が複数
の細孔14を有するIII族窒化物系化合物半導体からな
る層である場合について説明する。なお、上記実施形態
と同様の部分については、重複する説明を省略する。
方法では、まず、基板11上にIII族窒化物系化合物半
導体からなる半導体膜61を形成する。半導体膜61に
は、たとえば一般式GaxAlyInzN(ただし、0≦
x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、x+y+z=1)で
表されるIII族窒化物化合物半導体を用いることができ
る。
膜61に複数の細孔14を形成することによって、半導
体層12を形成する。
層12上にIII族窒化物系化合物半導体をエピタキシャ
ル成長させることによって、III族窒化物系化合物半導
体からなるエピタキシャル層13を形成する。エピタキ
シャル層13を形成する際には、半導体層12がバッフ
ァ層として機能する。このようにして、化合物半導体層
含有基板10を製造できる。
に複数の細孔14を形成する工程は、半導体膜61が形
成された基板11を、酸性またはアルカリ性の水溶液中
でエッチングすることによって行うことができる。この
ときの水溶液には、たとえば、水酸化カリウム、硫酸、
燐酸、特に濃燐酸を含む水溶液を用いることができる。
このとき、図4で説明した陽極酸化と同様に、半導体膜
61がアノード(陽極)となるように電圧を印加するこ
とが好ましい。
を図7に示す。図7を参照して、細孔14の形成は、半
導体膜61が形成された基板11を溶液71に浸漬し、
半導体膜61と電極72とに電圧を印加して電流を流す
ことによって行うことができる。ここで、溶液71に
は、たとえば、水酸化カリウム水溶液を用いることがで
きる。また、電極72には、白金を用いることができ
る。なお、半導体膜61に電圧を印加する場合には、必
要に応じて、基板11または半導体膜61上に、電極を
形成する。また、細孔14を形成しない部分には、保護
膜73を形成することが好ましい。上記工程によって、
複数の細孔14を半導体膜61に容易に形成することが
できる。
体膜と導電性を有する半導体膜とを積層したものでもよ
い。この場合、導電性を有する半導体膜に電圧を印加し
てエッチングすることによって、導電性を有する半導体
膜のみに複数の細孔を形成することができる。これによ
って、図2(b)に示した化合物半導体層含有基板10
bを容易に製造することができる。
に、上記図6(c)の工程ののち、基板11と半導体層
12とを除去してもよい。これによって、III族窒化物
系化合物半導体のみからなる化合物半導体層含有基板を
製造することができる。
12によって基板11とエピタキシャル層13との格子
不整合が緩和されるため、結晶性および表面平坦性がよ
いIII族窒化物系化合物半導体を備える化合物半導体層
含有基板が得られる。特に、実施形態3の製造方法で
は、III族窒化物系化合物半導体からなり複数の細孔を
備える半導体層12をバッファ層に用いているため、バ
ッファ層に通常のIII族窒化物系化合物半導体を用いる
従来の製造方法に比べて、特に結晶性がよいエピタキシ
ャル層13を形成することができる。
半導体装置について、一例を説明する。
明した本発明の化合物半導体層含有基板、または本発明
の化合物半導体層含有基板の製造方法で製造された化合
物半導体層含有基板を含む。
合物半導体からなる半導体層を含むものであればいかな
る半導体装置でもよい。本発明の半導体装置としては、
たとえば、半導体レーザや発光ダイオードなどの発光素
子、電界効果トランジスタ(FET)などのトランジス
タ、または受光素子などが挙げられる。
例を図8に示す。実施形態4の発光素子は、基板11
と、基板11上に積層された半導体層12、エピタキシ
ャル層13、p型半導体層81、発光層82およびn型
半導体層83と、基板11およびn型半導体層83に形
成されたp側電極84およびn側電極85とを備える。
すなわち、実施形態4の発光素子は、基板11と半導体
層12とエピタキシャル層13とを備える化合物半導体
層含有基板10を含む。そして、p型半導体層81、発
光層82およびn型半導体層83は、エピタキシャル層
13上にエピタキシャル成長されたIII族窒化物系化合
物半導体からなる。
物半導体層含有基板10は、上記実施形態2または3で
説明した方法で製造できる。p型半導体層81、発光層
82およびn型半導体層83は、MOCVD法やHVP
E法によって形成できる。p側電極84とn側電極85
とは、蒸着法やスパッタリング法によって形成できる。
導体層12およびエピタキシャル層13がp型の半導体
である場合である。これらがn型の半導体である場合に
は、化合物半導体層含有基板10上に、n型半導体層、
活性層、p型半導体層の順で半導体層が積層される。ま
た、発光素子が発光ダイオードである場合には、n側電
極85は、n型半導体層83の一部にのみ形成される。
さらに、基板11が絶縁物からなる場合には、p側電極
84は、半導体層側から取り出す必要がある。
発明の製造方法によって製造された化合物半導体層含有
基板は、III族窒化物系化合物半導体からなるエピタキ
シャル層の表面平坦性および結晶性が良好である。した
がって、本発明の半導体装置が半導体レーザまたは発光
ダイオードである場合には、短波長域の光を発光し、特
性が高い発光素子が得られる。また、本発明の半導体装
置がFETの場合には、特性が高いFETが得られる。
説明する。
物半導体層含有基板およびその製造方法について、実施
した一例を説明する。
i単結晶からなる基板11と、複数の細孔14が形成さ
れたSiからなる半導体層12(厚さ3μm)と、アン
ドープの窒化ガリウム(GaN)からなるエピタキシャ
ル層13(厚さ1μm)とを備える。
上にバッファ層として機能するポーラスSi(半導体層
12)が形成されているため、GaNからなるエピタキ
シャル層13の結晶方位を揃えることができるととも
に、基板11とエピタキシャル層13との間の格子不整
合や熱膨張係数の差による歪みを半導体層12に吸収さ
せることができる。その結果、エピタキシャル層13の
結晶性が従来よりも向上し、エピタキシャル層13の表
面が従来よりも均一かつ平坦なものになった。
を、実施形態2で説明した製造方法で製造した一例につ
いて以下に説明する。
晶基板(基板31)を陽極酸化することによって、Si
単結晶からなる基板11と基板11上に形成されたポー
ラスSiからなる半導体層12とを形成した(図3
(b)参照)。陽極酸化は、図4で説明した方法で行っ
た。このとき、溶液41には、20wt%のフッ酸と2
0wt%のエタノールとを含む水溶液を用いた。そし
て、室温で、Si単結晶基板に20mA/cm2の電流
を5分間流すことによって陽極酸化を行った。このよう
にして、ポーラスSiからなる半導体層12を形成し
た。
し、MOCVD法によって、半導体層12上にアンドー
プのGaNからなるエピタキシャル層13を1μmの厚
さになるまで結晶成長させた(図3(c)参照)。この
とき、エピタキシャル層13は、結晶成長温度を100
0℃にして結晶成長させた。また、反応ガスとしてトリ
メチルガリウム((CH3)3Ga)とアンモニア(NH
3)とを用いた。
成されたポーラスSiがバッファ層として機能するた
め、GaNエピタキシャル層の結晶方位を揃えることが
でき、エピタキシャル層の2次元成長を促進させること
ができた。また、ポーラスSiは複数の細孔を有するた
め、Si単結晶とIII族窒化物系化合物半導体との格子
不整合が緩和され、結晶性よくIII族窒化物系化合物半
導体をエピタキシャル成長させることができた。その結
果、従来の製造方法と比較して、結晶性および表面平坦
性が良好なGaNエピタキシャル層が得られた。
形成する際に、陽極酸化法を用いているため、Si単結
晶基板にダメージを与えることなく簡単にポーラスSi
を形成することができる。したがって、上記製造方法に
よれば、安価かつ歩留まりよく、GaNエピタキシャル
層を含む基板を製造することができた。
層と、従来の製造方法で製造したGaNエピタキシャル
層について、77Kにおけるフォトフミネッセンス(P
hotoluminescence)の強度(以下、P
L強度という)を測定した。なお、従来の製造方法は、
Si基板に、細孔を有しないAlNバッファ層を形成
し、AlNバッファ層上にGaNエピタキシャル層を結
晶成長させたものである。
aN層のPL強度を図9に、従来の製造方法によって形
成されたGaN層のPL強度を図15に示す。図9に示
すように、実施例1の製造方法によって形成されたGa
N層では、波長550nmを中心とする、深い準位から
の発光と呼ばれるブロードな発光(以下ディープ発光と
いう)は弱く、波長354nmに位置するバンド端発光
が強いという結果が得られた。一方、従来の製造方法で
形成されたGaN層では、図15に示すように、ディー
プ発光が強くバンド端発光が弱かった。バンド端発光の
強度に関し、実施例1のGaN層は、従来のものに比べ
て約5倍であった。
おいて、バンド端発光の強度およびバンド端発光とディ
ープ発光との強度比は、その半導体の結晶性の良否に関
係しており、バンド端発光の強度が大きく、かつバンド
端発光のディープ発光に対する強度比が大きい程結晶性
がよいことが知られている。したがって、実施例1のG
aN層は、従来のものと比較して結晶性が良好であるこ
とがわかった。
施例1のGaN層の表面は均一でかつ平坦であることが
わかった。一方、従来の製造方法で製造されたGaN層
の表面は凹凸が激しく不均一であった。このことから、
従来のIII族窒化物系化合物半導体の製造方法では3次
元成長が起こり、表面モフォロジを悪化させていたのに
対し、本発明のIII族窒化物系化合物半導体の製造方法
では2次元成長が起こっており、良好な表面モフォロジ
が得られたものと考えられる。この2次元成長の起こる
理由は、III族窒化物系化合物半導体を半導体層12の
上に結晶成長させる際の成長初期過程において、窒素原
子とIII族原子の基板の表面における拡散長を小さくす
ることができ、それによりIII族窒化物系化合物半導体
の成長核を基板の表面に多く形成させることができるた
めであると考えられる。
物半導体層含有基板およびその製造方法について、実施
した他の一例を説明する。
2(a)で説明した化合物半導体層含有基板10aの一
例である。実施例2の化合物半導体層含有基板は、Si
単結晶からなる基板(基板11)と、ポーラスSiから
なる半導体層15(厚さ3μm)と、窒化アルミニウム
(AlN)からなる半導体層16(厚さ50nm)と、
アンドープのGaNからなるエピタキシャル層13(厚
さ1μm)とを備える。
5)の上にバッファ層として機能するAlN(半導体層
16)が形成されているため、GaNからなるエピタキ
シャル層13の結晶方位を揃えることができるととも
に、基板11とエピタキシャル層13との間の格子不整
合や熱膨張係数の差による歪みを半導体層12(半導体
層15および16)に吸収させることができる。その結
果、エピタキシャル層13の結晶性が従来よりも向上
し、エピタキシャル層13の表面が従来よりも均一かつ
平坦なものになった。
を、図5で説明した製造方法で製造した一例について以
下に説明する。
晶基板を陽極酸化することによって、Si単結晶基板
(基板11)と、Si単結晶基板上に形成されたポーラ
スSi層(半導体層15)とを形成した(図5(a)参
照)。陽極酸化は、実施例1で説明した条件で行った。
法によって、AlNからなるバッファ層(半導体層1
6)を形成した(図5(b)参照)。このとき、基板温
度を800℃にしてAlN層を形成した。また、反応ガ
スとしては、トリメチルアルミニウム((CH3)3A
l)とアンモニア(NH3)とを用いた。
MOCVD法によって、AlNバッファ層(半導体層1
6)上に、アンドープのGaNからなるエピタキシャル
層13を1μmの厚さになるまで結晶成長させた(図5
(c)参照)。このとき、エピタキシャル層13は、実
施例1と同様の方法で結晶成長させた。
ァ層を、ポーラスSi層上に均一に形成することができ
た。形成されたAlNバッファ層は、GaNエピタキシ
ャル層を結晶成長する際の昇温過程において、単結晶化
される。したがって、上記製造方法によれば、実施例1
よりもさらに表面の均一性および平坦性が高く、結晶方
位が揃ったGaNエピタキシャル層が得られた。
ピタキシャル層について、77KでのPL強度を測定し
た。測定結果を図10に示す。図10から明らかなよう
に、実施例2のGaNエピタキシャル層では、ディープ
発光がほとんど見られず、強いバンド端発光が観測さ
れ、実施例1の場合と比べてバンド端発光の強度が約2
倍であった。このことから、実施例2で得られたGaN
エピタキシャル層は、実施例1で得られたGaNエピタ
キシャル層よりも、さらに結晶性がよいことがわかっ
た。
物半導体層含有基板およびその製造方法について、実施
したその他の一例を説明する。
1で説明した化合物半導体層含有基板10の一例であ
る。実施例3の化合物半導体層含有基板は、p型のSi
単結晶からなる基板11と、複数の細孔14を有しp型
のGaNからなる半導体層12(厚さ50nm)と、G
aNからなるエピタキシャル層13(厚さ2μm)とを
備える。ここで、半導体層12は、ドーパントとしてM
gを含み、Mgの添加量は1018cm-3〜1021c
m-3、好ましくは1020cm-3程度である。また、細孔
14の平均直径は3nm程度であり、面密度は1010c
m-2程度である。
る半導体層12がバッファ層として機能する。したがっ
て、半導体層12上にエピタキシャル層13を形成する
際に、p型Siからなる基板11とIII族窒化物系化合
物半導体との格子不整合による歪みを半導体層12によ
って緩和することができ、エピタキシャル層13の欠陥
を著しく減少させることができる。また、細孔14の直
径が3nm程度と小さいため、細孔14によってエピタ
キシャル層13の表面モフォロジが悪化することを抑制
できる。
について、図6で説明した方法で製造した一例を説明す
る。
板11)をMOVPE(MetalOrganic V
apor Phase Epitaxy)装置内に配置
した。
rrの水素で満たし、水素雰囲気中でアンモニアを流し
ながらp型Si単結晶基板を1090℃まで加熱するこ
とによって、p型Si単結晶基板の表面に付着している
吸着ガスや酸化物、水分子等を取り除いた。
0℃まで下げ、トリメチルガリウム、アンモニアおよび
ビスシクロペンタジエニルマグネシウム(Cp2Mg)
を原料として、p型Si単結晶基板上に、p型GaNか
らなる半導体膜61(厚さ50nm)を形成した(図6
(a)参照)。このとき、半導体膜61におけるMgの
添加量が1018cm-3〜1021cm-3、好ましくは10
20cm-3程度となるようにCp2Mgを供給することが
好ましい。
置から基板を取り出した。そして、p型Si単結晶基板
のうち半導体膜61が形成された側とは反対側の面にエ
ッチング用の電極を形成した。
が形成された基板11を溶液71に浸漬し、半導体膜6
1がアノード(陽極)、電極72がカソード(陰極)と
なるように電流を流した。このとき、溶液71には、濃
度が0.1mol/lである塩酸水溶液を用いた。ま
た、電極72には、白金を用いた。このようにして、G
aNからなる半導体膜61に複数の細孔14を形成し、
半導体層12が形成された基板11を得た(図6(b)
参照)。このとき、半導体膜61の膜厚やMgの添加
量、電流の大きさおよび電流を流す時間によって、細孔
14の大きさおよび個数が変化する。半導体膜61の膜
厚が50nmでMgの添加量が1020cm-3である場
合、100mA程度の電流を2時間程度流すことによっ
て、平均直径が3nm程度、面密度が1010cm-2程度
の細孔14が形成された。
成された基板11を、再びMOVPE装置内に配置し
た。そして、MOVPE装置内を圧力70Torrの水
素で満たし、水素雰囲気中でアンモニアを流しながら基
板11を1050℃まで加熱することによって、半導体
層12の表面に付着している吸着ガスや酸化物、水分子
等を取り除いた。
し、トリメチルガリウムおよびアンモニアを原料とし
て、GaNからなるエピタキシャル層13(厚さ2μ
m)を半導体層12上に形成した(図6(c)参照)。
このようにして、化合物半導体層含有基板を製造した。
として電流を流すことによって、半導体膜61に細孔1
4を効率よく形成することができた。
シャル層の断面を透過電子顕微鏡により観察したとこ
ろ、GaNエピタキシャル層における欠陥密度が108
cm-2程度であり、従来の製造方法と比べて、エピタキ
シャル層の欠陥密度が100分の1程度になっているこ
とがわかった。
ピタキシャル層の表面を光学顕微鏡で観察したところ、
平坦で、かつクラックがほとんど発生していないことが
わかった。
の代わりにp型SiC基板、p型GaAs基板等、p型
半導体基板を用いても同様の効果が得られる。
物半導体層含有基板およびその製造方法について、実施
したその他の一例を説明する。
2(b)で説明した化合物半導体層含有基板10bの一
例である。実施例4の化合物半導体層含有基板は、サフ
ァイアからなる基板11と、アンドープGaNからなる
半導体層16(厚さ50nm)と、p型のGaNからな
る半導体層15(厚さ0.5μm)と、アンドープGa
Nからなるエピタキシャル層13(厚さ2μm)とを備
える。ここで、半導体層15は、ドーパントとしてMg
を含み、複数の細孔14を備える。半導体層15のMg
の添加量は1018cm-3〜1021cm-3、好ましくは1
020cm-3程度である。また、細孔14の平均直径は3
nm程度であり、面密度は1010cm-2程度である。
導体層15がバッファ層として機能するため、GaNか
らなるエピタキシャル層13とサファイアからなる基板
11との間の格子不整合による歪みを緩和することがで
きる。したがって、上記構成によれば、エピタキシャル
層12における欠陥の数を著しく減少させることができ
る。また、細孔14の平均直径が3nm程度と小さいた
め、細孔14によってエピタキシャル層13の表面モフ
ォロジが悪化することを抑制できる。
について、実施形態3で説明した方法で製造した一例を
説明する。
11をMOVPE装置内に配置した。
rの水素で満たし、水素雰囲気中でアンモニアを流しな
がら基板11を1090℃まで加熱することによって、
基板11の表面に付着している吸着ガスや酸化物、水分
子等を取り除いた。
度を550℃まで下げ、トリメチルガリウムおよびアン
モニアを原料として、基板11上に、アンドープGaN
からなる半導体層16(層厚50nm)を形成した。
て、トリメチルガリウム、アンモニア、Cp2Mgを原
料として、半導体層16上にp型GaNからなる半導体
層(層厚0.5μm)を形成した。このようにして、ア
ンドープGaNからなる半導体層とp型GaNからなる
半導体層とを備える半導体膜61を形成した(図6
(a)参照)。なお、p型GaNからなる半導体層を形
成する際には、Mgの添加量を1018cm-3〜1021c
m-3、好ましくは1020cm-3程度となるようにCp2
Mgを供給することが好ましい。
後、MOVPE装置より基板11を取り出した。そし
て、p型GaNからなる半導体層の表面に、電極を形成
した。
が形成された基板11を溶液71に浸漬し、半導体膜6
1がアノード(陽極)、電極72がカソード(陰極)と
なるように電流を流した。このときの条件は、実施例3
の場合と同様とした。上記工程によって、半導体膜61
のうち、導電性を有するp型GaN層のみに複数の細孔
が形成され、複数の細孔14を有する半導体層15(図
2(b)参照)が形成された。このとき、p型GaN層
の層厚やMgの添加量、電流の大きさおよび電流を流す
時間によって、細孔14の大きさおよび個数が変化す
る。p型GaN層の層厚が0.5μmでMgの添加量が
1020cm-3である場合、100mA程度の電流を30
分程度流すことによって、平均直径が3nm程度、面密
度が1010cm-2程度の細孔14が形成された。
に配置し、MOVPE装置内を圧力70Torrの水素
で満たし、水素雰囲気中でアンモニアを流しながら基板
11を1050℃まで加熱することによって、p型Ga
N層の表面に付着している吸着ガスや酸化物、水分子等
を取り除いた。
てトリメチルガリウムおよびアンモニアを原料として、
p型GaN層(半導体層15)上に、GaNからなるエ
ピタキシャル層13を結晶成長させた。このようにし
て、化合物半導体層含有基板10bを製造した。
として電流を流すことによって、p型GaN層に効率よ
く細孔14を形成することができた。
ピタキシャル層の断面を透過電子顕微鏡により観察した
ところ、GaNエピタキシャル層における欠陥密度が1
08cm-2程度であり、従来の製造方法で形成したもの
と比較して欠陥密度が100分の1程度になっているこ
とがわかった。
aNエピタキシャル層の表面を光学顕微鏡で観察したと
ころ、平坦で、かつクラックがほとんど発生していない
ことがわかった。
なる基板を用いる場合を示したが、サファイアの代わり
にスピネル基板などの絶縁性基板、あるいはn型SiC
基板、n型Si基板またはn型GaAs基板などのn型
半導体基板、あるいはp型SiC基板、p型Si基板ま
たはp型GaAs基板などのp型半導体基板を用いても
同様の効果が得られる。
物半導体層含有基板およびその製造方法について、実施
したその他の一例を説明する。
さ150μmのアンドープGaN結晶からなる。実施例
5の化合物半導体層含有基板は、実施形態2または3で
説明した方法で化合物半導体層含有基板10、10aま
たは10bを形成した後、エピタキシャル層13以外の
部分を除去することによって形成できる。
した一例について、図11を参照しながら説明する。
イアからなる基板11上に、アンドープGaNからなる
半導体層16(厚さ50nm)と、p型のGaNからな
る半導体層15(厚さ0.5μm)とを形成した。この
ようにして、半導体層16および15からなる半導体層
12bを形成した。このときの工程は、実施例4で説明
した工程と同一であるため、重複する説明は省略する。
し、HVPE装置内を圧力70Torrの水素で満た
し、水素雰囲気中でアンモニアを流しながら基板を10
50℃まで加熱することによって、半導体層15の表面
に付着している吸着ガスや酸化物、水分子等を取り除い
た。
PE法によって半導体層12b上にエピタキシャル層1
3を形成した。具体的には、基板11の温度を1030
℃にして塩化ガリウム(GaCl3)およびアンモニア
を原料として、アンドープGaNよりなるエピタキシャ
ル層13(厚さ150μm)を半導体層12b上に形成
した。このようにして、化合物半導体層含有基板10b
を製造した。
出した。そして、基板11および半導体層12bを研磨
によって除去することによって、図11(c)に示すよ
うに、アンドープGaN結晶からなる基板を得た。
うにエピタキシャル層13の欠陥を減少させることがで
きるため、欠陥が少なく、かつ良好な結晶性を有するア
ンドープGaN結晶からなる半導体基板を得ることがで
きた。
N基板の断面を透過電子顕微鏡により観察したところ、
アンドープGaN基板における欠陥密度が108cm-2
程度であり、従来の製造方法で製造されたGaN基板と
比較して、欠陥密度が100分の1程度になっているこ
とがわかった。
プGaN基板の表面を光学顕微鏡で観察したところ、平
坦で、かつクラックがほとんど発生していないことがわ
かった。
ァイア基板を用いる場合を示したが、サファイア基板の
代わりに、スピネル基板などの絶縁性基板、あるいはn
型SiC基板、n型Si基板またはn型GaAs基板な
どのn型半導体基板、あるいはp型SiC基板、p型S
i基板またはp型GaAs基板などのp型半導体基板を
用いても同様の効果が得られる。
体装置について、実施した一例を説明する。実施例6の
半導体装置は、半導体レーザを製造した一例である。
ザは、p型Si単結晶からなる基板11と、基板11上
に順次積層されたポーラスSiからなる半導体層12、
p型GaNからなるエピタキシャル層13、p型Al
0.1Ga0.9Nからなるp型クラッド層131、p型Ga
Nからなるp型ガイド層132、InGaNからなる活
性層133、n型GaNからなるp型ガイド層134、
n型Al0.1Ga0.9Nからなるn型クラッド層135、
SiO2からなる電流狭窄層136、n型Al0.1Ga
0.9Nからなるn型クラッド層137およびn型GaN
からなるn型コンタクト層138と、半導体装置の両端
に形成されたp側電極139およびn側電極140とを
備える。ここで、エピタキシャル層13は、コンタクト
層として機能する。また、活性層133は、In0.15G
a0.85Nからなる井戸層(厚さ3nm)とIn0.05Ga
0.95Nからなる障壁層(厚さ5nm)からなり、3層の
井戸層と4層の障壁層とを交互に積層したものである。
半導体層12と、エピタキシャル層13とを備える化合
物半導体層含有基板10を含む。
について説明する。
法で、化合物半導体層含有基板10を製造した。ただ
し、実施例6の場合には、エピタキシャル層13を形成
する際に、Mgを添加することによって、p型のGaN
エピタキシャル層を形成した。
ラッド層135までをMOCVD法によって形成した。
6を形成した。電流狭窄層136は、SiO2層をn型
クラッド層135の表面に形成した後、レジストマスク
を形成し、不要な部分をエッチングすることによって形
成した。
コンタクト層138をMOCVD法によって形成した。
およびn型GaNコンタクト層138の表面に、p側電
極139およびn側電極140を蒸着法によって形成し
た。このようにして、実施例6の半導体レーザを形成し
た。
げて説明したが、本発明は上記実施の形態に限定され
ず、本発明の技術的思想に基づき、他の実施形態に適用
することができる。
の半導体装置は一例であり、他のさまざまな半導体装置
に本発明を適用することができる。
導体層含有基板では、III族窒化物系化合物半導体から
なる半導体層が、複数の細孔を有する半導体層上に形成
されている。したがって、本発明の化合物半導体層含有
基板によれば、基板とIII族窒化物系化合物半導体との
格子不整合を緩和することができるため、結晶性および
表面平坦性がよいIII族窒化物系化合物半導体を備える
化合物半導体層含有基板が得られる。
製造方法では、複数の細孔を有する半導体層上にIII族
窒化物系化合物半導体をエピタキシャル成長させる。し
たがって、本発明の化合物半導体層含有基板の製造方法
によれば、基板とIII族窒化物系化合物半導体との格子
不整合が緩和され、結晶性および表面平坦性がよいIII
族窒化物系化合物半導体を備える化合物半導体層含有基
板を製造できる。
合物半導体層含有基板、または本発明の化合物半導体層
含有基板の製造方法によって製造された化合物半導体層
含有基板を含む。したがって、本発明の半導体装置によ
れば、性能がよい半導体装置が得られる。
一例を示す断面図である。
他の例を示す断面図である。
について、一例を示す工程図である。
について、一工程の一例を示す模式図である。
について、他の一例を示す工程図である。
について、その他の一例を示す工程図である。
について、一工程の一例を示す模式図である。
面図である。
PL強度の測定結果の一例を示す図である。
て、PL強度の測定結果の他の一例を示す図である。
法について、その他の一例を示す工程図である。
示す断面図である。
一例を示す断面図である。
について、一例を示す工程図である。
PL強度の測定結果の一例を示す図である。
Claims (16)
- 【請求項1】 基板と、前記基板上に形成された第1の
半導体層と、前記第1の半導体層上に形成された第2の
半導体層とを備え、 前記第1の半導体層が複数の細孔を有し、 前記第2の半導体層がIII族窒化物系化合物半導体から
なることを特徴とする化合物半導体層含有基板。 - 【請求項2】 前記第1の半導体層がバッファ層であ
り、前記第2の半導体層がエピタキシャル層である請求
項1に記載の化合物半導体層含有基板。 - 【請求項3】 前記基板がSi単結晶からなり、前記第
1の半導体層が複数の細孔を有するSi単結晶からなる
請求項1または2に記載の化合物半導体層含有基板。 - 【請求項4】 前記基板がSi単結晶からなり、 前記第1の半導体層が、複数の細孔を有するSi単結晶
層と、前記Si単結晶層上に形成されたIII族窒化物系
化合物半導体層とを備える請求項1または2に記載の化
合物半導体層含有基板。 - 【請求項5】 前記第1の半導体層がIII族窒化物系化
合物半導体からなる請求項1または2に記載の化合物半
導体層含有基板。 - 【請求項6】 前記第1の半導体層がドーパントを含む
請求項5に記載の化合物半導体層含有基板。 - 【請求項7】 前記細孔の平均直径が、3nm以上10
nm以下である請求項1ないし6のいずれかに記載の化
合物半導体層含有基板。 - 【請求項8】 複数の細孔を有する半導体層が形成され
た基板を形成する第1の工程と、 前記半導体層上にIII族窒化物系化合物半導体をエピタ
キシャル成長させることによってIII族窒化物系化合物
半導体層を形成する第2の工程とを含むことを特徴とす
る化合物半導体層含有基板の製造方法。 - 【請求項9】 前記基板はSi単結晶基板であり、前記
半導体層は複数の細孔を有するSi単結晶層を含み、前
記第1の工程はSi単結晶を陽極酸化する工程を含む請
求項8に記載の化合物半導体層含有基板の製造方法。 - 【請求項10】 前記半導体層は、前記複数の細孔を有
するSi単結晶層上に形成されたIII族窒化物系化合物
半導体からなるバッファ層をさらに含み、 前記第1の工程は、前記陽極酸化ののち前記複数の細孔
を有するSi単結晶層上に前記バッファ層を形成する工
程を含む請求項9に記載の化合物半導体層含有基板の製
造方法。 - 【請求項11】 前記半導体層がIII族窒化物系化合物
半導体からなる請求項8に記載の化合物半導体層含有基
板の製造方法。 - 【請求項12】 前記第1の工程は、前記基板上にIII
族窒化物系化合物半導体からなる半導体膜を形成したの
ち、前記半導体膜を酸性またはアルカリ性の水溶液中で
エッチングすることによって前記半導体膜に複数の細孔
を形成する工程を含む請求項11に記載の化合物半導体
層含有基板の製造方法。 - 【請求項13】 前記半導体膜がドーパントを含み、 前記第1の工程において前記半導体膜をエッチングする
際に、前記半導体膜に電圧を印加する請求項12に記載
の化合物半導体層含有基板の製造方法。 - 【請求項14】 前記第2の工程ののち、前記基板と前
記半導体層とを除去することによってIII族窒化物系化
合物半導体からなる基板を形成する第3の工程をさらに
含む請求項8ないし13のいずれかに記載の化合物半導
体層含有基板の製造方法。 - 【請求項15】 請求項1ないし7のいずれかに記載の
化合物半導体層含有基板を含むことを特徴とする半導体
装置。 - 【請求項16】 請求項8ないし14のいずれかに記載
の製造方法で製造された化合物半導体層含有基板を含む
ことを特徴とする半導体装置。
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JP21215798 | 1998-07-28 | ||
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- 1999-07-22 JP JP20763299A patent/JP2000106348A/ja not_active Withdrawn
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