JP2000105681A - 音声情報利用システム - Google Patents

音声情報利用システム

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JP2000105681A
JP2000105681A JP10275497A JP27549798A JP2000105681A JP 2000105681 A JP2000105681 A JP 2000105681A JP 10275497 A JP10275497 A JP 10275497A JP 27549798 A JP27549798 A JP 27549798A JP 2000105681 A JP2000105681 A JP 2000105681A
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Tsutomu Tomita
力 富田
Masato Maruoka
正人 丸岡
Shigefumi Kirino
成史 桐野
Toshitaka Yamato
俊孝 大和
Hideki Kitao
英樹 北尾
Hiroaki Sekiyama
博昭 関山
Satoru Yamada
哲 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に車載用情報端末に適した音声情報利用シ
ステムを提供する。 【解決手段】 情報センターと通信手段によりデータを
やり取りできる車載用情報端末を有し、この情報端末に
は音声入力手段、入力された音声を識別しコード化する
音声認識手段、コード化された音声情報と音声コマンド
を照合し、その音声情報に対応する情報コードを選択し
て出力する音声認識用テーブル、音声合成手段、表示手
段、及びCPUを有している。一方、情報センターには
通信手段、音声認識用テーブル、情報提供メニューテー
ブル、及びCPUを有する。そして、前記音声情報に対
応する情報コードがセンターに送信され、センターは情
報コードに対応する情報を情報提供メニューテーブルか
ら取り出して端末に送信する。前記端末が有する音声コ
マンド、情報コード等を含む音声認識用テーブルのデー
タは、通信手段を介して情報センターの音声認識用テー
ブルから入手する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車等の移動体に
備えた情報端末装置の音声情報利用システムに関し、特
に通信機能を介して行われる音声情報の利用システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のナビゲーション装置等におい
て、地名検索や目的地の設定等に音声認識を用いること
が行われている。例えば、特開平7−222248号公
報には、携帯型情報端末が通信できるネットワーク上
に、音声認識手段を有する大規模なハードウエアをもつ
サーバを設け、携帯型情報端末から入力した音声情報を
通信手段によりサーバに送り、サーバ内で音声認識を行
い、認識結果を文字情報として表現し、携帯情報端末に
送り返すようにした音声情報を利用したシステムが記載
されている。このシステムにおいては、携帯型情報端末
では音声を入力し符号化して記録し、記録された音声情
報は通信機能によりサーバに送られる。サーバでは音声
認識手段により、送られてきた音声情報を認識し文字情
報に変換している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来の音声情報利用システムを、特に車載用情報端末
として、使い勝手を向上させた音声情報利用システムを
提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明音声情報利用システムは、情報センターと通
信手段によりデータをやり取りできる車載用情報端末を
有し、この情報端末には音声入力手段、入力された音声
を識別して音声情報としてコード化する音声認識手段、
コード化された音声情報と音声コマンドを照合し、その
音声情報に対応する情報コードを選択して出力する音声
認識用テーブル、音声合成手段、表示手段、及びCPU
を有している。一方、情報センターには通信手段、音声
認識用テーブル、情報提供メニューテーブルDB(デー
タベース)、及びCPUを有する。そして、前記音声情
報に対応する情報コードがセンターに送信され、センタ
ーは情報コードに対応する情報を情報提供メニューテー
ブルDBから取り出して端末に送信する。
【0005】前記端末が有する音声コマンド、情報コー
ド等を含む音声認識用テーブルのデータは、通信手段を
介して情報センターの音声認識用テーブルから入手す
る。この音声認識用テーブルは情報センターにおいて構
築され、また適宜更新されるため、端末側の音声認識用
テーブルも端末側がセンター側からデータを入手する際
に新しいデータを送信してもらって更新する。また、音
声認識された音声情報は表示または音声出力されて発声
者が確認できるようになっている。
【0006】その他、本発明の実施の形態については以
下に説明する。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明システムの構成の概
要を示した図である。情報端末1側は、CPU17の周
辺に、マイク等の音声入力手段11、入力された音声を
認識する音声認識手段12、音声コマンドを有する音声
認識辞書14を含んだ音声認識用テーブル13、音声合
成手段15、音声出力手段19、液晶ディスプレイ等の
表示手段18、及び情報センター2が接続されているネ
ットワーク3に無線又は有線により接続可能な通信手段
16を有する。
【0008】一方、情報センター(以下、センターと記
す)2側は、CPU22の周辺に、ネットワークに接続
するための通信手段21、音声コマンドを有する音声認
識辞書24を含んだ音声認識用テーブル23、及び情報
提供メニューテーブルDB25を有する。図1に示され
た構成の動作の概要を以下に説明する。端末1側におい
て、ユーザが入手したい情報のコマンドを音声入力手段
11に発する。入力された音声は、音声認識手段12に
よってコードに変換される。音声認識用テーブル13の
音声認識辞書14に発した音声から変換されたコードに
対応する音声コマンドが含まれていれば、その音声コマ
ンドが選択され、通信手段16によりネットワーク3を
介してセンター2側にその音声コマンドに対応する情報
コードが送信される。なお、音声コマンドと該音声コマ
ンドに対応する情報コードを共通にすること、つまり音
声コマンドの文字コード自体を情報コードとすることも
可能である。センター2側では通信手段21がこの情報
コードを受信し、情報提供メニューテーブルDB25の
データベースからこの情報コードに対応したデータを取
り出し、通信手段21、ネットワーク3、及び通信手段
16を介して端末1側に送信する。
【0009】上記のように、本発明では端末1側に音声
認識用テーブル13を備え、端末1側で音声の認識を行
うようにしているので、従来の手法のように音声認識の
ために端末1とセンター2の間で通信を行う必要がな
い。端末側は表示手段18を有しているが、ユーザが音
声入力手段11に対して発し、音声認識されたコマンド
名がこの表示手段18に表示されるようになっている。
これにより、ユーザが発した音声によるコマンド名がど
のように認識されたか確認できる。
【0010】音声認識用テーブル24のデータはセンタ
ー2側において構築される。端末1側はこのデータを通
信手段21、ネットワーク3、及び通信手段16を介し
てデータ通信により入手し、端末1側にも音声認識用テ
ーブル13を構築する。なおセンター2側の音声認識用
テーブル23は常に更新されているので、端末1側は常
に最新のデータを得るため、例えばユーザが端末1から
情報提供要求コードをセンター2側に要求したとき、同
時に端末1側の音声認識用テーブルのバージョン番号を
送信する。そして、端末1が有する音声認識用テーブル
13のバージョン番号とセンター2側が有する同テーブ
ル23のバージョン番号とが一致しているかどうか判別
し、一致していなければ音声認識用テーブルをセンター
2側から送信し、端末1側の音声認識用テーブルを最新
のバージョンに書き換える。
【0011】図2は上記構成のうち音声認識用テーブル
13(又は23)の内容を示した表である。表はデータ
形式とその内容を示しており、総件数n件のデータが含
まれている。各データにつき、 サービスメニューコード 音声認識表示のサイズ 音声コマンドのサイズ 検索条件のサイズ 音声認識結果表示データ 音声コマンド 検索条件 を有しており、1番目からn番目まで各々について同じ
項目のデータを有している。
【0012】この表において、例えば1番目のデータは
コンビニエンスストアに関するデータであり、2番目の
データはファミリーレストランに関するデータである。
そして、上記音声認識用テーブル13のデータは情報セ
ンター2において構築される。図2の〜のデータの
内、「サービスメニューコード」はセンター2への情
報リクエストコードといえる情報コードであり、例え
ば、コンビニエンスストアのコードを「FF007A8
E」のような情報コードで表すことができる。この「
サービスメニューコード」をセンター2へ送信すること
により、センタ2からコンビニエンスストアに関する情
報が端末1に送信され、ユーザは希望の情報を得ること
ができる。
【0013】「音声コマンド」は音声認識した情報の
呼び方のデータを表しており、音声認識辞書として用い
る。音声認識する情報が、例えば「コンビニエンススト
ア」の場合、音声コマンドの音声認識用データとして
「コンビニエンスストア」、「コンビニ」、「コンビニ
エンス」等の複数のデータを設定することができる。従
って、ユーザが「コンビニエンスストア」と発声せず、
「コンビニ」と発声した場合も、「コンビニエンススト
ア」と認識されるようになっている。なお、図2のテー
ブル上では「音声コマンド」のデータが複数ある場
合、〔コンビニエンスストア;コンビニ;コンビニエン
ス〕のように、区切り記号として例えば「;」が用いら
れており、この音声コマンドを使用するソフトウエアは
この記号を検出することにより、音声認識用データがい
くつ含まれているか判断することができる。また、「
音声コマンド」は、音声コマンドデータにアクセントを
つけることによって音声合成にも用いることができる。
【0014】図3は音声認識及び音声合成の両者に用い
ることができる音声コマンドデータの例を示したもので
ある。この音声コマンドデータは、図3(a)に示した
〔コンビ’ニエンスストア;コンビ’ニ;コンビ’ニエ
ンス〕のように音声で発する場合のアクセントを付けた
ものであり、このデータから(b)の音声合成用データ
と(c)の音声認識用データを得ることができる。
【0015】そして、ユーザが発した音声によるコマン
ド名がどのように音声認識されたかを、図3(b)の音
声合成用データを用いてその結果を音声で発して知らせ
ることができる。一方、「音声認識結果表示データ」
は、先に述べたように、ユーザが発した音声によるコマ
ンド名がどのように音声認識されたか、その結果を文字
で表示するためのデータである。
【0016】「検索条件」は、検索条件を設定する領
域である。この領域に検索条件を設定することにより、
ユーザが得たい情報に対する細かな設定、例えば入手す
るコンビニの件数を現在地から近い順に10に設定し、
不要に多くの情報を得ないようにすることができる。ま
た、各コンビニに関する情報の文字数を一定の範囲に制
限することもできる。このようにするこにより、ユーザ
の手間を省き、またセンターが管理するデータの量に合
わせた制御を行うことができる。
【0017】「音声認識表示のサイズ」は、表示のた
めの容量を1バイトで表わしたものであり、「音声コ
マンドのサイズ」は、コマンドのための容量を1バイト
で表したものである。また、「検索条件のサイズ」
は、検索条件のための容量を1バイトで表したものであ
る。図4は、情報提供メニューテーブル25の階層構造
を示したものである。例えば、タウンサーチを行って現
在地付近のコンビニエンスストアを探したいとする。従
来のようにキーボードにより選択する場合、まずタウン
サーチを選択し、次に順次、現在地付近の施設、施設ジ
ャンル、買物のコードをキーボードで選択し、最後にコ
ンビニエンスストアを選択する。コンビニエンスストア
には、例えばその位置及び番地、名称、電話番号等のデ
ータベース(DB)が付随しており、これらのデータに
基づいて表示装置に地図と共にコンビニエンスストアの
位置が表示される。
【0018】本発明では、従来のようにキーボード等に
より選択せず、ユーザが発声することにより得た音声認
識用テーブル13のコンビニエンスストアに相当する情
報コードである「サービスメニューコード」をセンタ
ー2へ送信する。するとセンタ2から上記コンビニエン
スストアに関する情報が上記データベース(DB)から
取り出されて端末1に送信され、ユーザは希望の情報を
得ることができる。
【0019】なお、図5に示すように、端末1側に情報
提供メニューテーブル(DBを含まない)01とキーボ
ード等の入力手段02を設ければ、従来のようにメニュ
ーテーブル01を用いてコンビニエンスストアを選択
し、そのコードをセンター2側に送信して情報を得るこ
ともできる。次に本発明音声情報利用システムの動作の
詳細について説明する。なお、以下の動作はCPU17
と22により制御される。まず、本発明システムを動作
させるために端末1の電源を投入すると、通信手段1
6、ネットワーク3、及び通信手段21を介して、端末
1はセンター2の音声認識用テーブル23のデータをデ
ータ通信によって入手し、端末1側の音声認識用テーブ
ル13に格納する。次に、音声認識システムの動作を開
始させる。ユーザがコンビニで買物をしたい場合、図1
の音声入力手段11に対して、例えば「コンビニ」と発
声すると、「コンビニ」という音声が音声認識手段12
によりコードに変換される。このコードが音声認識用テ
ーブルに入力する。図2は先に説明したように音声認識
用テーブルのデータ内容を示しており、音声認識辞書と
して用いられる「音声コマンド」を含んでいる。音声
認識用テーブルの第1番目のデータの「音声コマン
ド」に、先に記載したように〔コンビニエンスストア;
コンビニ;コンビニエンス〕が含まれていたとすると、
先の音声から変換されたコードと音声認識用テーブルの
第1番目のデータの「音声コマンド」のコードが一致
するため、コンビニが選択され、表示手段18に「コン
ビニ」と表示される。また、音声合成手段15により
「コンビニ」と音声合成され、音声出力手段19から
「コンビニ」と発声される。
【0020】上記のように「コンビニ」と音声認識され
ると、「コンビニ」に対応した情報コードである「サ
ービスメニューコード」、例えば「FF007A8E」
というコードデータが端末1の通信手段16、ネットワ
ーク3、センター2の通信手段21を介してセンター2
側に送信される。センター2では、CPU22により上
記「FF007A8E」というコードに対応したデータ
が情報提供メニューテーブルDB25から取り出され、
通信手段21、ネットワーク3、及び通信手段16を介
して端末1に送信され、CPU17により表示手段18
にコンビニに関する情報が表示される。また、音声出力
手段19により必要に応じて音声によって情報をユーザ
に伝える。
【0021】先に述べたように、音声認識用テーブル2
3のデータはセンター2側において構築され、また常に
更新されている。そのため、端末1側は常に最新のデー
タを有した音声認識用テーブル13を得る必要がある。
例えばユーザが端末1から情報提供要求コードをセンタ
ー2に送信したとき、同時に端末の音声認識用テーブル
13のバージョン番号を送信する。そして、端末1が有
する音声認識用テーブル13のバージョン番号とセンタ
ー2が有する音声認識用テーブル23のバージョン番号
が一致しているかどうか判別し、一致していなければ音
声認識用テーブル23のデータをセンター2側から送信
し、端末1側の音声認識用テーブル13を最新のバージ
ョンに書き換える。
【0022】図6及び図7は音声認識用テーブルの容量
に関する実施の形態を示したものである。音声認識用テ
ーブルには、センターが提供する情報に関して、音声コ
マンド、音声認識結果表示データ、検索条件等が設定さ
れたデータ群が集合体として構成されている。これらの
データは個々のデータが可変長に設定できるようになっ
ており、音声認識用テーブル全体の容量も提供する情報
量により可変長となる。一方、センター2側から送信さ
れたデータ量に対して、端末1側の受信容量には制限が
ある。そのため、予め送信されるデータの容量を定める
ことにより、端末1側のデータを保持するメモリがオー
バフローするのを防止することができる。
【0023】図6において、端末1側で音声認識用テー
ブルで現在使用可能なメモリの総容量をaとすると、こ
の総容量aを予めセンター2側に知らせておく。こうす
ることにより、センター2側は端末1側に送信するデー
タの量を調整するので、支障なくデータを送信すること
ができる。図7は、端末1側ですでにメモリの一部を使
用済であり、音声認識用テーブルで現在使用可能な残り
のメモリの容量をbとすると、この使用可能容量bを予
めセンタ2側に知らせておく。こうすることにより、同
様にセンター2側は端末1側に送信するデータの量を調
整するので、支障なくデータを送信することができる。
【0024】図8は本発明音声情報利用システムを実施
する場合のメッセージの発声内容に関する実施の形態を
示したものである。本発明システムにおいては、発声を
促すメッセージや発声したコマンドに対する結果を音声
で知らせている。ユーザはこのシステムを何回も利用す
ると、発声を促すメッセージ等を覚えてしまい、一々メ
ッセージを聞くことが煩わしくなってくる。本発明にお
いてはそのような場合のために、メッセージ等のレベル
を例えば「詳細」、「標準」、「シンプル」の3つに分
け、これを選択できるようにしてある。図8に示したボ
ードにおいて、このシステムを最初に利用するユーザは
「詳細」を選択する。すると本発明システムがオンする
と同時に「詳細」レベルのメッセージが提供される。本
システムに慣れたユーザが利用するときは「シンプル」
を選択すれば、必要最小限のメッセージのみが提供され
る。また、「標準」を選択すると、「詳細」より簡潔な
メッセージが提供される。なお、「認識OFF」を選択
すると、音声認識システムがOFFとなる。
【0025】図9は本発明音声認識システムの動作を示
すフローチャートであり、特に間違って音声認識がされ
た場合、間違いの原因となった音声コマンドを辞書から
削除して再度音声認識を行うようにした場合のフローチ
ャートを示したものである。システムの端末1の電源が
投入されると、端末1側は通信手段によって音声認識用
テーブルをセンター2側から入手する(S1)。次に、
スイッチをオンして音声認識動作を開始させ(S2)、
ユーザは得たい情報のコマンドを発声できる状態にす
る。その後、発声があったかどうか判断される(S
3)。発声された場合(Yes)、音声は音声認識によ
りコード化され、音声認識用テーブル13の音声認識辞
書14の音声コマンドと照合される(S4)。そして次
に照合の結果が表示あるいは音声により報知され(S
5)、結果を見て音声認識をやり直すかどうか判断する
(S6)。間違って音声認識されていれば(Yes)、
誤りと判定された音声コマンドを音声認識辞書から削除
し(S9)、削除された音声認識辞書を用いて再度音声
認識を行う(S2)。正しく音声認識がされており、S
6において音声認識をやり直す必要がない場合(N
o)、音声情報利用システムは先に述べたような情報入
手の動作を開始する(S7)。S3で発声がされなかっ
た場合(No)、タイムアウトかどうか判断される(S
8)。Yesであれば、即ち所定時間経過しても発声が
されなかった場合(Yes)、動作は終了する。S8で
Noの場合、即ち発声はされていないが所定時間経過し
ていない場合、再度S3に戻って発声があるかどうか判
断される。そしてこの動作は、発声がされるまで、ある
いは所定時間経過するまで繰り返される。なお、S9に
おいて削除された音声コマンドは、S7の音声認識シス
テムの動作が開始された時点で削除から回復されて辞書
に復活する。
【0026】上記のように間違いの原因となった単語を
削除して音声認識を行うので、再度同じ間違が生じなく
なる。図10は音声認識用テーブルの音声コマンドを表
示したものである。音声認識用テーブルは適宜更新され
ており、それに伴って音声コマンドも変化している。従
って、ある情報を入手したい場合、現在どのような音声
コマンドが含まれているかを知っておけば、どのように
発声したらよいか知ることができる。そのために本発明
では、例えば、現在地の交通情報を知りたい場合、ある
いは現在地付近のタウン施設を知りたい場合、どのよう
に発声したらよいかを表示させることができるようにし
てある。コンビニエンスストアで買物をしたい場合、こ
の表示を見て「コンビニ」、あるいは「コンビニエン
ス」と発声すれば、コンビニエンスストアに関する情報
を入手できるできることがわかる。
【0027】
【発明の効果】本発明の音声情報利用システムでは、車
載用情報端末側に音声認識手段、音声認識用テーブルを
備えて音声認識をしているので、音声認識のために端末
とセンター間で通信を行う必要がない。そのため音声認
識のための時間が短縮でき、また通信に要する費用を軽
減できる。また、発声した波形データをセンターには送
信しないため、波形データとセンターから受信するデー
タを区別する回路が不要となる。さらに、音声認識用テ
ーブルが端末側に備えられていても、適宜センター側か
らデータを入手して更新できるので、常に最新のデータ
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明システムの構成の概要を示した図であ
る。
【図2】音声認識用テーブルの内容を示した表である。
【図3】音声認識及び音声合成の両者に用いることので
きる音声コマンドの例を示した図である。
【図4】情報メニューテーブルの階層構造を示した図で
ある。
【図5】入力手段によっても必要な情報名を選択できる
ように構成した、本発明システムの構成の概要を示した
図である。
【図6】音声認識用テーブルの容量に関する実施の形態
を示した図である。
【図7】音声認識用テーブルの容量に関する別の実施の
形態を示した図である。
【図8】本発明音声情報利用システムを実施する場合の
メッセージの発声内容に関する実施の形態を示した図で
ある。
【図9】本発明音声情報利用システムの動作を示すフロ
ーチャートであり、特に間違って音声認識がされた場
合、間違いの原因となった音声コマンドを辞書から削除
して再度音声認識を行うようにした場合のフローチャー
トを示した図である。
【図10】音声認識用テーブルの音声コマンドを表示し
た図である。
【符号の説明】
1…情報端末 11…音声入力手段 12…音声認識手段 13…音声認識用テーブル 14…音声認識辞書 15…音声合成手段 16…通信手段 17…CPU 18…表示手段 19…音声出力手段 2…情報センター 21…通信手段 22…CPU 23…音声認識用テーブル 24…音声認識辞書 25…情報提供メニューテーブル&DB 3…ネットワーク 01…情報提供メニューテーブル 02…入力手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 草野 俊明 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内 (72)発明者 富田 力 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内 (72)発明者 丸岡 正人 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内 (72)発明者 桐野 成史 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内 (72)発明者 大和 俊孝 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内 (72)発明者 北尾 英樹 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内 (72)発明者 関山 博昭 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 山田 哲 愛知県名古屋市中区栄4丁目14番2号 株 式会社トヨタメディアステーション内 Fターム(参考) 5B089 GA12 GA25 HA11 JB05 JB10 KA03 KC29 KC32 KC44 5D015 KK02 LL05 LL10 9A001 CZ05 FZ03 HH17 HH18 JJ11 JJ77

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声入力手段と通信手段を有する車載用
    情報端末であって、該端末は、情報センターから前記通
    信手段によって入手した音声コマンドと情報コードを有
    する音声認識用テーブルを備え、前記音声入力手段によ
    り入力され認識された音声情報に該当する前記音声コマ
    ンドに対応する前記情報コードを前記情報センターに送
    信し、前記情報コードに対応する情報を該情報センター
    から入手する音声情報利用システム。
  2. 【請求項2】 前記音声認識用テーブルは、前記端末が
    センターに情報を要求した時に適宜更新される、請求項
    1に記載の音声情報利用システム。
  3. 【請求項3】 前記音声認識用テーブルの音声コマンド
    は、対応する情報コードを有している、請求項1に記載
    の音声情報利用システム。
  4. 【請求項4】 前記車載用情報端末は、前記認識された
    音声情報を表示する手段を有している、請求項1に記載
    の音声情報利用システム。
  5. 【請求項5】 前記認識された音声情報を表示するた
    め、前記音声認識用テーブルは音声認識結果表示データ
    を有している、請求項4に記載の音声情報利用システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記音声認識用テーブルは、1つの情報
    に対して複数の音声コマンドを有する、請求項1に記載
    の音声情報利用システム。
  7. 【請求項7】 前記音声認識用テーブルは、1つの情報
    に対して含まれている音声コマンドの数が判別できる構
    成となっている、請求項6に記載の音声情報利用システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記車載用情報端末は、前記認識された
    音声情報を音声出力する手段を有している、請求項1に
    記載の音声情報利用システム。
  9. 【請求項9】 前記認識された音声情報を音声出力する
    ため、前記音声コマンドデータは音声合成データを有し
    ている、請求項8に記載の音声情報利用システム。
  10. 【請求項10】 前記音声認識用テーブルは、ユーザが
    得たい情報に対する検索条件を設定する領域を有する、
    請求項1に記載の音声情報利用システム。
  11. 【請求項11】 前記車載用情報端末の音声認識用テー
    ブルの総容量を予め前記センターに発信しておき、該セ
    ンターは前記総容量の範囲で前記端末に前記音声認識用
    テーブルのデータを送信する、請求項1に記載の音声情
    報利用システム。
  12. 【請求項12】 前記車載用情報端末の音声認識用テー
    ブルの使用可能な容量を随時前記センターに発信し、該
    センターは前記使用可能な容量の範囲で前記端末に前記
    音声認識用テーブルのデータを送信する、請求項1に記
    載の音声情報利用システム。
  13. 【請求項13】 前記音声情報利用システムを実行する
    際に発せられる音声メッセージの内容をレベル分けし、
    ユーザが選択できるようにした、請求項1に記載の音声
    情報利用システム。
  14. 【請求項14】 ユーザは前記音声入力手段に対して発
    声した音声が誤って認識された場合、誤認識の結果選択
    された音声コマンドを削除し、再度音声認識する手段を
    有した、請求項1に記載の音声情報利用システム。
  15. 【請求項15】 前記削除された音声コマンドを、音声
    認識が正しくされた後、音声コマンドに含めるようにし
    た、請求項14に記載の音声情報利用システム。
  16. 【請求項16】 前記音声認識用テーブルの音声コマン
    ドに含まれている単語を表示できるようにした、請求項
    1に記載の音声情報利用システム。
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