JP2000105411A - フィルム撮影ならびに電子撮像兼用カメラ - Google Patents
フィルム撮影ならびに電子撮像兼用カメラInfo
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- JP2000105411A JP2000105411A JP10275905A JP27590598A JP2000105411A JP 2000105411 A JP2000105411 A JP 2000105411A JP 10275905 A JP10275905 A JP 10275905A JP 27590598 A JP27590598 A JP 27590598A JP 2000105411 A JP2000105411 A JP 2000105411A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】従来のフィルム撮影装置と電子撮像装置を一体
的に搭載したカメラにおいては、いずれかの装置に異常
が発生した場合、自動的に正常な装置側に切り替えたた
め、故障に気付かずに撮影を続けてしまった。故障表示
を行っても撮影中の撮影者が見落とせば、意図しない装
置側で撮影を継続してしまった。 【解決手段】本発明は、電子撮像装置とフィルム撮影装
置が一体的に構成されたカメラであって、フィルム撮影
装置の異常(故障)によりフィルム露光が不可能な場合
には、その旨をLCDモニタ24に表示し、その際に電
子撮像装置側で撮像するが取り込まれた画像をLCDモ
ニタ24に表示することを禁止して、撮影操作者に異常
を告知するカメラである。
的に搭載したカメラにおいては、いずれかの装置に異常
が発生した場合、自動的に正常な装置側に切り替えたた
め、故障に気付かずに撮影を続けてしまった。故障表示
を行っても撮影中の撮影者が見落とせば、意図しない装
置側で撮影を継続してしまった。 【解決手段】本発明は、電子撮像装置とフィルム撮影装
置が一体的に構成されたカメラであって、フィルム撮影
装置の異常(故障)によりフィルム露光が不可能な場合
には、その旨をLCDモニタ24に表示し、その際に電
子撮像装置側で撮像するが取り込まれた画像をLCDモ
ニタ24に表示することを禁止して、撮影操作者に異常
を告知するカメラである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体像を電気信
号に変換するための電子撮像素子を有する電子撮像装置
と、被写体像を銀塩フィルムに写し込むフィルム撮影装
置の両方の機能を有する、フィルム撮影ならびに電子撮
像兼用カメラの改良に関する。
号に変換するための電子撮像素子を有する電子撮像装置
と、被写体像を銀塩フィルムに写し込むフィルム撮影装
置の両方の機能を有する、フィルム撮影ならびに電子撮
像兼用カメラの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、被写体像を電気信号に変換して記
録媒体に記憶する電子撮像装置と、被写体像を光学的に
銀塩フィルムに撮影するフィルム撮影装置とを1つの本
体内に一体的に搭載した電子撮像とフィルム撮影の兼用
カメラが種々提案されている。
録媒体に記憶する電子撮像装置と、被写体像を光学的に
銀塩フィルムに撮影するフィルム撮影装置とを1つの本
体内に一体的に搭載した電子撮像とフィルム撮影の兼用
カメラが種々提案されている。
【0003】例えば、特開平1−114169号公報に
おいては、カメラ本体内に設けられたハーフミラーの回
動による切替動作により、銀塩フィルムに撮影したと同
等の画像を電気変換する撮像素子に入力して、撮影直後
であってもモニタに映し出すことによりフィルムに露光
された被写体像を確認することができるカメラが提案さ
れている。
おいては、カメラ本体内に設けられたハーフミラーの回
動による切替動作により、銀塩フィルムに撮影したと同
等の画像を電気変換する撮像素子に入力して、撮影直後
であってもモニタに映し出すことによりフィルムに露光
された被写体像を確認することができるカメラが提案さ
れている。
【0004】また、特開平5−113599号公報にお
いては、電子撮像装置とフィルム撮影装置が一体的に搭
載されるカメラが提案されており、このカメラは、2つ
の検出手段を備え、同時撮影モードの選択時に、フィル
ム撮影装置若しくは電子撮像装置のいずれかの作動が不
可能と判断された場合は、正常に作動する装置側に自動
的に切り替え、撮影を許可している。また、作動が可能
な状態若しくは作動が不可能な状態を表示する表示手段
を備えている。
いては、電子撮像装置とフィルム撮影装置が一体的に搭
載されるカメラが提案されており、このカメラは、2つ
の検出手段を備え、同時撮影モードの選択時に、フィル
ム撮影装置若しくは電子撮像装置のいずれかの作動が不
可能と判断された場合は、正常に作動する装置側に自動
的に切り替え、撮影を許可している。また、作動が可能
な状態若しくは作動が不可能な状態を表示する表示手段
を備えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術とし
て前述した特開平1−114169号公報には、フィル
ム撮影装置に故障等の作動異常が発生した場合のカメラ
動作については、言及されていない。
て前述した特開平1−114169号公報には、フィル
ム撮影装置に故障等の作動異常が発生した場合のカメラ
動作については、言及されていない。
【0006】また、特開平5−113599号公報にお
いては、例えばフィルム撮影装置に異常が発生した場
合、自動的に電子撮像装置に切り替わっているため、撮
影操作者は、フィルム撮影装置の故障に気付かずに撮影
を続けてしまい、フィルムを現像して初めてカメラに故
障があったことに気付く場合もあり、非常に不便であ
る。
いては、例えばフィルム撮影装置に異常が発生した場
合、自動的に電子撮像装置に切り替わっているため、撮
影操作者は、フィルム撮影装置の故障に気付かずに撮影
を続けてしまい、フィルムを現像して初めてカメラに故
障があったことに気付く場合もあり、非常に不便であ
る。
【0007】さらに、カメラに搭載される作動状態を示
す表示手段は、撮影された画像を表示することには言及
されていない。また、フィルム撮影装置若しくは電子撮
像装置のいずれかに故障が発生した場合、故障した旨を
表示手段に表示しても、撮影中のファインダを覗いてい
る撮影者が見落とせば、作動が不可能状態となっている
ことに気がつかずに、意図しない装置側で撮影を継続し
てしまうという事態が発生する。
す表示手段は、撮影された画像を表示することには言及
されていない。また、フィルム撮影装置若しくは電子撮
像装置のいずれかに故障が発生した場合、故障した旨を
表示手段に表示しても、撮影中のファインダを覗いてい
る撮影者が見落とせば、作動が不可能状態となっている
ことに気がつかずに、意図しない装置側で撮影を継続し
てしまうという事態が発生する。
【0008】そこで本発明は、被写体像を電気信号に変
換するための電子撮像素子を有する電子撮像装置と、被
写体像を銀塩フィルムに写し込むフィルム撮影装置の両
方の機能を有し、電子撮像装置若しくはフィルム撮影装
置に故障が発生した場合、その旨を確実に撮影操作者に
告知できるカメラを提供することを目的とする。
換するための電子撮像素子を有する電子撮像装置と、被
写体像を銀塩フィルムに写し込むフィルム撮影装置の両
方の機能を有し、電子撮像装置若しくはフィルム撮影装
置に故障が発生した場合、その旨を確実に撮影操作者に
告知できるカメラを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、フィルム露光手段と電子撮像手段とを含む
フィルム撮影ならびに電子撮像兼用カメラであって、上
記電子撮像手段により撮像された被写体イメージを表示
するモニタ手段と、上記フィルム露光手段の作動状態に
異常があるか否かを判定する判定手段とを備え、上記判
定手段により上記フィルム露光手段の作動状態に異常が
あると判定された場合、上記電子撮像手段から出力され
る被写体イメージを上記モニタ手段に表示することを禁
止するフィルム撮影ならびに電子撮像兼用カメラを提供
する。
するために、フィルム露光手段と電子撮像手段とを含む
フィルム撮影ならびに電子撮像兼用カメラであって、上
記電子撮像手段により撮像された被写体イメージを表示
するモニタ手段と、上記フィルム露光手段の作動状態に
異常があるか否かを判定する判定手段とを備え、上記判
定手段により上記フィルム露光手段の作動状態に異常が
あると判定された場合、上記電子撮像手段から出力され
る被写体イメージを上記モニタ手段に表示することを禁
止するフィルム撮影ならびに電子撮像兼用カメラを提供
する。
【0010】また上記フィルム撮影ならびに電子撮像兼
用カメラは、判定手段がフィルム露光手段および電子撮
像手段のうちいずれか一方に作動異常があると判定した
場合、当該手段の作動を禁止すると共に、他方の手段の
みを用いた撮影動作を行う。
用カメラは、判定手段がフィルム露光手段および電子撮
像手段のうちいずれか一方に作動異常があると判定した
場合、当該手段の作動を禁止すると共に、他方の手段の
みを用いた撮影動作を行う。
【0011】以上のような構成のフィルム撮影ならびに
電子撮像兼用カメラは、銀塩フィルムへの露光の作動が
不可能な状態(故障)であることを検出すると、モニタ
手段にその旨の表示を行い、撮影操作者に告知しつつ、
その際の撮影する被写体像は、電子撮像装置側に取り込
むが、取り込まれた画像のモニタ表示を禁止して、撮影
操作者が撮影中若しくは撮影直後に気づかせ、以降の撮
影に対して故障があることを認知させる。
電子撮像兼用カメラは、銀塩フィルムへの露光の作動が
不可能な状態(故障)であることを検出すると、モニタ
手段にその旨の表示を行い、撮影操作者に告知しつつ、
その際の撮影する被写体像は、電子撮像装置側に取り込
むが、取り込まれた画像のモニタ表示を禁止して、撮影
操作者が撮影中若しくは撮影直後に気づかせ、以降の撮
影に対して故障があることを認知させる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について詳細に説明する。図1は、本発明による
実施形態に係るフィルム撮影ならびに電子撮像兼用カメ
ラの構成を示すブロック図である。
施形態について詳細に説明する。図1は、本発明による
実施形態に係るフィルム撮影ならびに電子撮像兼用カメ
ラの構成を示すブロック図である。
【0013】本実施形態のカメラにおいて、撮影する被
写体像を銀塩フィルム面上に結像させるための撮影レン
ズ1は、正レンズ1aと負レンズ1bで構成され、これ
らの正、負レンズ間に絞り機構2が配置される。この絞
り機構2は、絞り駆動回路17によって駆動制御されて
いる。
写体像を銀塩フィルム面上に結像させるための撮影レン
ズ1は、正レンズ1aと負レンズ1bで構成され、これ
らの正、負レンズ間に絞り機構2が配置される。この絞
り機構2は、絞り駆動回路17によって駆動制御されて
いる。
【0014】この負レンズ1bの後方には、固定される
ハーフミラー3が設けられており、上記ハーフミラー3
で反射した被写体光の一部は、結像レンズ系4を通りエ
リアセンサ5上に結像する。上記ハーフミラーの代わり
に、プリズムやビームスプリッタを用いてもよい。
ハーフミラー3が設けられており、上記ハーフミラー3
で反射した被写体光の一部は、結像レンズ系4を通りエ
リアセンサ5上に結像する。上記ハーフミラーの代わり
に、プリズムやビームスプリッタを用いてもよい。
【0015】このエリアセンサ5は、エリアセンサ駆動
回路18によって制御されており、結像された被写体像
をアナログ映像信号に変換し、データバス35を介して
信号処理回路23に出力する。
回路18によって制御されており、結像された被写体像
をアナログ映像信号に変換し、データバス35を介して
信号処理回路23に出力する。
【0016】この信号処理回路23は、入力したアナロ
グ映像信号をデジタル信号へ変換する処理を含む所定の
信号処理を行う。この信号処理回路23は、揮発性メモ
リ22、LCDモニタ24及び不揮発性メモリ32等
に、データバス35を介して接続されている。
グ映像信号をデジタル信号へ変換する処理を含む所定の
信号処理を行う。この信号処理回路23は、揮発性メモ
リ22、LCDモニタ24及び不揮発性メモリ32等
に、データバス35を介して接続されている。
【0017】そして信号処理回路23により処理された
信号は、揮発性メモリ22および不揮発性メモリ32に
データバス35を介して転送され、記憶される。揮発性
メモリ22に記憶された電子画像は、所定の指示により
読み出され、LCDモニタ24に表示される。
信号は、揮発性メモリ22および不揮発性メモリ32に
データバス35を介して転送され、記憶される。揮発性
メモリ22に記憶された電子画像は、所定の指示により
読み出され、LCDモニタ24に表示される。
【0018】不揮発性メモリ32は、カメラ本体に着脱
自在であり、EEPROM等のように電気的に書き換え
可能な記憶媒体であり、カメラ本体の電源がオフしても
書き込まれた電子画像は保持される。さらに不揮発性メ
モリ32は、他にも種々の調整データ、カメラの作動状
態及び、シャッタ異常検出回路36で検出される後述す
るシャッタ10の異常状態の情報も記憶する。
自在であり、EEPROM等のように電気的に書き換え
可能な記憶媒体であり、カメラ本体の電源がオフしても
書き込まれた電子画像は保持される。さらに不揮発性メ
モリ32は、他にも種々の調整データ、カメラの作動状
態及び、シャッタ異常検出回路36で検出される後述す
るシャッタ10の異常状態の情報も記憶する。
【0019】そして信号処理回路23は、エリアセンサ
5から出力されるアナログ映像信号を利用して被写体の
輝度を演算し、デジタル化した後、データバス35を介
してCPU33に送出する。
5から出力されるアナログ映像信号を利用して被写体の
輝度を演算し、デジタル化した後、データバス35を介
してCPU33に送出する。
【0020】さらに、ハーフミラー3の後方には、ほぼ
中央部分のみがハーフミラーとなっている可動ミラー6
が設けられており、この可動ミラー6の中央背面部分に
サブミラー7が、下方に被写体光を反射するように設け
られている。
中央部分のみがハーフミラーとなっている可動ミラー6
が設けられており、この可動ミラー6の中央背面部分に
サブミラー7が、下方に被写体光を反射するように設け
られている。
【0021】このサブミラー7の反射光軸方向であっ
て、図面垂直方向に2つの光学系からなる、2像分離の
ためのセパレータ光学系8が配置されている。このセパ
レータ光学系8による被写体像の結像位置にラインセン
サ9が配置され、このラインセンサ9は、ラインセンサ
駆動回路20に接続されている。
て、図面垂直方向に2つの光学系からなる、2像分離の
ためのセパレータ光学系8が配置されている。このセパ
レータ光学系8による被写体像の結像位置にラインセン
サ9が配置され、このラインセンサ9は、ラインセンサ
駆動回路20に接続されている。
【0022】これらのサブミラー7、セパレータ光学系
8及びラインセンサ9等によって、公知の位相差法によ
る焦点検出装置が構成される。CPU33は、ラインセ
ンサ駆動回路20を介して入力した信号に基づいて、ラ
インセンサ9上に結像した2像の間隔を求め、その間隔
から被写体までの距離を測距して、合焦位置までの撮影
レンズの駆動量を演算する。
8及びラインセンサ9等によって、公知の位相差法によ
る焦点検出装置が構成される。CPU33は、ラインセ
ンサ駆動回路20を介して入力した信号に基づいて、ラ
インセンサ9上に結像した2像の間隔を求め、その間隔
から被写体までの距離を測距して、合焦位置までの撮影
レンズの駆動量を演算する。
【0023】上記撮影レンズ1には、それぞれピント調
節動作用及びズーミング動作用のモータ等の駆動源(図
示せず)を制御するズーム・ピント駆動回路16が設け
られている。
節動作用及びズーミング動作用のモータ等の駆動源(図
示せず)を制御するズーム・ピント駆動回路16が設け
られている。
【0024】そして、このズーム・ピント駆動回路16
は、上記撮影レンズ1の移動に応じて信号を発生する図
示しないエンコーダをそれぞれ有し、上記CPU33
は、上記演算された駆動量とエンコーダ出力とに基づい
て、ピント調節を行う。
は、上記撮影レンズ1の移動に応じて信号を発生する図
示しないエンコーダをそれぞれ有し、上記CPU33
は、上記演算された駆動量とエンコーダ出力とに基づい
て、ピント調節を行う。
【0025】上記可動ミラー6の反射光路上には、焦点
板13、ペンタプリズム14及びファインダ接眼光学系
(光学ファインダと称する)15が配置されている。前
述した可動ミラー6は、ミラー駆動回路19によって駆
動され、また、シャッタ10は、シャッタ駆動回路21
によって駆動される。この可動ミラー6が上昇し、シャ
ッタ10が開放状態となると、銀塩フィルム11上に被
写体像が投射され露光される。なお、本実施形態では、
シャッタ10として、先幕と後幕の走行によって、フィ
ルムヘの露光時間を制御する公知のフォーカルプレーン
シャッタを想定しているが、勿論これに限定されるもの
ではない。
板13、ペンタプリズム14及びファインダ接眼光学系
(光学ファインダと称する)15が配置されている。前
述した可動ミラー6は、ミラー駆動回路19によって駆
動され、また、シャッタ10は、シャッタ駆動回路21
によって駆動される。この可動ミラー6が上昇し、シャ
ッタ10が開放状態となると、銀塩フィルム11上に被
写体像が投射され露光される。なお、本実施形態では、
シャッタ10として、先幕と後幕の走行によって、フィ
ルムヘの露光時間を制御する公知のフォーカルプレーン
シャッタを想定しているが、勿論これに限定されるもの
ではない。
【0026】また信号処理回路23から出力される被写
体輝度値、図示しないフィルム感度検出回路によって検
出されたフィルム感度に基づいて、適正露光の得られる
絞り2の絞り値およびシャッタ速度をCPU33が演算
する。シャッタ10は、演算されたシャッタ速度で走行
するように駆動制御される。
体輝度値、図示しないフィルム感度検出回路によって検
出されたフィルム感度に基づいて、適正露光の得られる
絞り2の絞り値およびシャッタ速度をCPU33が演算
する。シャッタ10は、演算されたシャッタ速度で走行
するように駆動制御される。
【0027】銀塩フィルム11上には、磁気記録層が形
成されており、この磁気記録層と接するように磁気ヘッ
ド12が配置されている。この磁気ヘッド12は、磁気
ヘッド駆動回路25によって駆動され、撮影に関する種
々の情報を銀塩フィルムに設けられた磁気記録層に記録
する。
成されており、この磁気記録層と接するように磁気ヘッ
ド12が配置されている。この磁気ヘッド12は、磁気
ヘッド駆動回路25によって駆動され、撮影に関する種
々の情報を銀塩フィルムに設けられた磁気記録層に記録
する。
【0028】また、カメラ本体内には、フィルム駆動回
路26が設けられており、1駒の撮影が終了すると上記
フィルム11の巻き上げ動作を行う。上記磁気ヘッド1
2による磁気記録は、この巻き上げ動作中に実行され
る。
路26が設けられており、1駒の撮影が終了すると上記
フィルム11の巻き上げ動作を行う。上記磁気ヘッド1
2による磁気記録は、この巻き上げ動作中に実行され
る。
【0029】カメラには、被写体照明用のストロボ回路
31が設けられており、CPU33により被写体輝度が
所定輝度より低いと判定されて指示された場合に、補助
光を発光するストロボを動作させる。
31が設けられており、CPU33により被写体輝度が
所定輝度より低いと判定されて指示された場合に、補助
光を発光するストロボを動作させる。
【0030】またスイッチ入力回路34は、不図示のモ
ード設定等の操作スイッチやメカニカル機構動作の検出
スイッチなどの複数のスイッチが接続される。本実施形
態におけるシャッタ作動状態を検出するスイッチとして
は、ミラー6の作動状態を検出するMUSW27、シャ
ッタ10のばねチャージ状態を検出するSCSW28、
シャッタ10の先幕の作動状態を検出するXSW29、
及びシャッタ10の後幕の作動状態を検出するACSW
30が設けられている。
ード設定等の操作スイッチやメカニカル機構動作の検出
スイッチなどの複数のスイッチが接続される。本実施形
態におけるシャッタ作動状態を検出するスイッチとして
は、ミラー6の作動状態を検出するMUSW27、シャ
ッタ10のばねチャージ状態を検出するSCSW28、
シャッタ10の先幕の作動状態を検出するXSW29、
及びシャッタ10の後幕の作動状態を検出するACSW
30が設けられている。
【0031】これまでに説明した信号処理回路23、L
CDモニタ24、ストロボ回路31、不揮発性メモリ3
2、揮発性メモリ22、CPU33、スイッチ入力回路
34、磁気ヘッド駆動回路25、フイルム駆動回路2
6、シャッタ駆動回路21、ラインセンサ駆動回路2
0、ミラー駆動回路19、エリアセンサ駆動回路18、
絞り駆動回路17、ズーム・ピント駆動回路16、シャ
ッタ異常検出回路36は、データバス35によって接続
され、データの授受を行っており、これらの回路及びメ
モりの動作は、データバス35を介してCPU33によ
り統括的に制御される。 図2乃至図6に示すタイミン
グチャートを参照して、このように構成されたフィルム
撮影ならびに電子撮像兼用カメラにおけるフィルム撮影
装置側のシャッタ10の作動について説明する。
CDモニタ24、ストロボ回路31、不揮発性メモリ3
2、揮発性メモリ22、CPU33、スイッチ入力回路
34、磁気ヘッド駆動回路25、フイルム駆動回路2
6、シャッタ駆動回路21、ラインセンサ駆動回路2
0、ミラー駆動回路19、エリアセンサ駆動回路18、
絞り駆動回路17、ズーム・ピント駆動回路16、シャ
ッタ異常検出回路36は、データバス35によって接続
され、データの授受を行っており、これらの回路及びメ
モりの動作は、データバス35を介してCPU33によ
り統括的に制御される。 図2乃至図6に示すタイミン
グチャートを参照して、このように構成されたフィルム
撮影ならびに電子撮像兼用カメラにおけるフィルム撮影
装置側のシャッタ10の作動について説明する。
【0032】図2は、シャッタ10が正常に動作してい
る場合のタイムチャートである。ここで、シャッタ10
に内蔵されているシャッタ幕を走行させるばねは、既に
チャージ状態にあるものとする。
る場合のタイムチャートである。ここで、シャッタ10
に内蔵されているシャッタ幕を走行させるばねは、既に
チャージ状態にあるものとする。
【0033】まず、例えば、電磁石からなる先幕保持用
の先幕マグネット(Mg)と後幕保持用の後幕マグネッ
ト(Mg)が励磁状態(オン)にされ先幕及び後幕が保
持され、且つ可動ミラー6のミラーアップと共に演算さ
れた絞り値になるように絞り機構2が駆動される。
の先幕マグネット(Mg)と後幕保持用の後幕マグネッ
ト(Mg)が励磁状態(オン)にされ先幕及び後幕が保
持され、且つ可動ミラー6のミラーアップと共に演算さ
れた絞り値になるように絞り機構2が駆動される。
【0034】そして可動ミラー6の作動開始によって、
先幕マグネット、後幕マグネットがオン状態のまま、先
幕と後幕の機械的な係止部(ストッパ等)が開放され
る。従って、先幕マグネット及び後幕マグネットに印加
される電源がそれぞれオフされれば、順次幕が走行する
ことが可能な状態になる。
先幕マグネット、後幕マグネットがオン状態のまま、先
幕と後幕の機械的な係止部(ストッパ等)が開放され
る。従って、先幕マグネット及び後幕マグネットに印加
される電源がそれぞれオフされれば、順次幕が走行する
ことが可能な状態になる。
【0035】可動ミラー6の作動状態を検出するMUS
W27は、可動ミラー6がアップして、”H”から”
L”レベルに変化した時に、ミラー駆動が完了する。こ
の時、撮影レンズ1の正負レンズ1a,1b、絞り機構
2及びハーフミラー3を通過してきた被写体像は、シャ
ッタ10で遮断されている。
W27は、可動ミラー6がアップして、”H”から”
L”レベルに変化した時に、ミラー駆動が完了する。こ
の時、撮影レンズ1の正負レンズ1a,1b、絞り機構
2及びハーフミラー3を通過してきた被写体像は、シャ
ッタ10で遮断されている。
【0036】その後、まず、先幕マグネットをオフして
先幕を走行させ、フィルム11への露光が開始される。
先幕の走行が完了すると、スイッチXSW29がオ
フ(”H”レベル)からオン(”L”レベル)に変化す
る。更に、後幕マグネットをオフして後幕が走行され、
フィルムヘの露光が遮断される。後幕の走行が完了する
と、ACSW30がオン(”L”レベル)からオフ(”
H”レベル)へ変化する。
先幕を走行させ、フィルム11への露光が開始される。
先幕の走行が完了すると、スイッチXSW29がオ
フ(”H”レベル)からオン(”L”レベル)に変化す
る。更に、後幕マグネットをオフして後幕が走行され、
フィルムヘの露光が遮断される。後幕の走行が完了する
と、ACSW30がオン(”L”レベル)からオフ(”
H”レベル)へ変化する。
【0037】そして、可動ミラー6がダウンされると共
に、絞り機構2が開放位置に駆動される。次に先幕若し
くは後幕マグネットの吸着面にゴミが付着する等が発生
して、先幕若しくは後幕が吸着不良を起こした場合のカ
メラ動作について説明する。
に、絞り機構2が開放位置に駆動される。次に先幕若し
くは後幕マグネットの吸着面にゴミが付着する等が発生
して、先幕若しくは後幕が吸着不良を起こした場合のカ
メラ動作について説明する。
【0038】図3に示すタイミングチャートを参照し
て、先幕マグネットの吸着面にゴミが付着する等が発生
して、先幕マグネットが吸着不良を起こした例について
説明する。
て、先幕マグネットの吸着面にゴミが付着する等が発生
して、先幕マグネットが吸着不良を起こした例について
説明する。
【0039】この状態が発生すると、可動ミラー6のミ
ラーアップと共に、先幕を係止しているストッパが解除
されることとなり、本来、先幕マグネットにより保持さ
れているべき先幕が、その解除と同時に走行してしま
い、後幕が定められた時間に走行を行うと、シャッタ1
0の解放時間が長くなり、予め定めた露光量をオーバー
する。この状態が発生したことは、XSW29が通常よ
りも早めにオフからオンに変化する。
ラーアップと共に、先幕を係止しているストッパが解除
されることとなり、本来、先幕マグネットにより保持さ
れているべき先幕が、その解除と同時に走行してしま
い、後幕が定められた時間に走行を行うと、シャッタ1
0の解放時間が長くなり、予め定めた露光量をオーバー
する。この状態が発生したことは、XSW29が通常よ
りも早めにオフからオンに変化する。
【0040】また図4に示すタイムチャートは、後幕マ
グネットの吸着面に同様にゴミが付着して、後幕マグネ
ットが吸着不良を起こした例である。この状態が発生す
ると、可動ミラー6のミラーアップと共に、後幕を係止
しているストッパが解除されることとなり、本来、後幕
マグネットにより保持されているべき後幕が、その解除
と同時に走行してしまい、先幕よりも先に走行が終了し
ており、銀塩フィルムは未露光状態となる。
グネットの吸着面に同様にゴミが付着して、後幕マグネ
ットが吸着不良を起こした例である。この状態が発生す
ると、可動ミラー6のミラーアップと共に、後幕を係止
しているストッパが解除されることとなり、本来、後幕
マグネットにより保持されているべき後幕が、その解除
と同時に走行してしまい、先幕よりも先に走行が終了し
ており、銀塩フィルムは未露光状態となる。
【0041】この状態が発生すると、ACSW30がX
SW29よりも前にオンからオフに変化する。次に、何
らかの原因で先幕または後幕が走行完了できない場合の
カメラ動作について説明する。
SW29よりも前にオンからオフに変化する。次に、何
らかの原因で先幕または後幕が走行完了できない場合の
カメラ動作について説明する。
【0042】図5に示すタイミングチャートを参照し
て、先幕が走行完了できない例について説明する。この
状態においては、可動ミラー6のミラーアップと共に、
先幕を係止しているストッパが解除される。所定時間の
後、先幕マグネットがオフされ、保持されている先幕の
走行が開始され、その後、後幕が走行する。しかし、先
幕が途中で止まり走行を完了しないため、XSW29が
オフのまま変化しない。
て、先幕が走行完了できない例について説明する。この
状態においては、可動ミラー6のミラーアップと共に、
先幕を係止しているストッパが解除される。所定時間の
後、先幕マグネットがオフされ、保持されている先幕の
走行が開始され、その後、後幕が走行する。しかし、先
幕が途中で止まり走行を完了しないため、XSW29が
オフのまま変化しない。
【0043】図6に示すタイミングチャートを参照し
て、後幕が走行完了できない例について説明する。この
状態においては、可動ミラー6のミラーアップと共に、
先幕を係止しているストッパが解除される。所定時間の
後、先幕マグネットがオフされ、保持されている先幕の
走行が開始され、その後、後幕が走行する。しかし、後
幕が途中で停止して走行が完了しないため、ACSW3
0がオンしたまま変化しない。
て、後幕が走行完了できない例について説明する。この
状態においては、可動ミラー6のミラーアップと共に、
先幕を係止しているストッパが解除される。所定時間の
後、先幕マグネットがオフされ、保持されている先幕の
走行が開始され、その後、後幕が走行する。しかし、後
幕が途中で停止して走行が完了しないため、ACSW3
0がオンしたまま変化しない。
【0044】次に図7に示すフローチャートを参照し
て、本発明のフィルム撮影および電子撮像兼用カメラの
撮影動作について説明する。まず、カメラ本体に設けら
れた不図示の第1レリーズSWが挿下されると、通常の
露光動作の図7に示すような1R処理のサブルーチンに
移行する。なお、本実施形態においては、レリーズSW
は、2段構成の押圧式ボタンからなり、挿下の度合いに
より、順に第1レリーズSW、第2レリーズSWとな
る。
て、本発明のフィルム撮影および電子撮像兼用カメラの
撮影動作について説明する。まず、カメラ本体に設けら
れた不図示の第1レリーズSWが挿下されると、通常の
露光動作の図7に示すような1R処理のサブルーチンに
移行する。なお、本実施形態においては、レリーズSW
は、2段構成の押圧式ボタンからなり、挿下の度合いに
より、順に第1レリーズSW、第2レリーズSWとな
る。
【0045】まず、測光が行われる(ステップS1)。
これは、エリアセンサ5が検出したアナログ映像信号に
基づいて、被写体の輝度が計測される。ここで計測され
た測光値と、図示しないフィルム感度検出回路によって
検出されたフィルム感度とに基づいて、銀塩フィルムに
露出する際のフィルム撮影装置で適正露光を得るための
シャッタ速度と絞り値が演算される(ステップS2)。
これは、エリアセンサ5が検出したアナログ映像信号に
基づいて、被写体の輝度が計測される。ここで計測され
た測光値と、図示しないフィルム感度検出回路によって
検出されたフィルム感度とに基づいて、銀塩フィルムに
露出する際のフィルム撮影装置で適正露光を得るための
シャッタ速度と絞り値が演算される(ステップS2)。
【0046】次に、測距を行う(ステップS3)。この
測距は、ラインセンサ9の出力信号に基づいて、得られ
た2像の間隔より、撮影レンズの合焦位置までの駆動量
を演算する。この時、撮影レンズの基準位置(例えば無
限遠位置)からのエンコーダパルス信号数に基づいて、
被写体までの絶対距離も算出される。
測距は、ラインセンサ9の出力信号に基づいて、得られ
た2像の間隔より、撮影レンズの合焦位置までの駆動量
を演算する。この時、撮影レンズの基準位置(例えば無
限遠位置)からのエンコーダパルス信号数に基づいて、
被写体までの絶対距離も算出される。
【0047】そして算出された合焦位置までの駆動量分
だけ、撮影レンズ1を駆動する(ステップS4)。次に
シャッタ異常検出回路36によりシャッタ10が故障し
ているか否か判断する(ステップS5)。この判断で、
シャッタ10が故障している場合は(YES)、LCD
モニタ24及び光学ファインダ系15にその旨を文字や
マークを用いて表示させる。表示する際に、文字やマー
クを点滅してもよいし、さらに表示だけでなく例えば、
ブザー音等により故障の発生を撮影操作者に知らせても
よい。本実施形態においては、シャッタ10が故障して
いることを撮影操作者に明確に告知するため、故障の表
示をしただけで自動的に電子撮像装置側に切り替えるこ
とをせず、シャッタ10を挿下してその際の電子映像の
取り込んでも、取り込まれた画像のモニタ表示を禁止し
ている。
だけ、撮影レンズ1を駆動する(ステップS4)。次に
シャッタ異常検出回路36によりシャッタ10が故障し
ているか否か判断する(ステップS5)。この判断で、
シャッタ10が故障している場合は(YES)、LCD
モニタ24及び光学ファインダ系15にその旨を文字や
マークを用いて表示させる。表示する際に、文字やマー
クを点滅してもよいし、さらに表示だけでなく例えば、
ブザー音等により故障の発生を撮影操作者に知らせても
よい。本実施形態においては、シャッタ10が故障して
いることを撮影操作者に明確に告知するため、故障の表
示をしただけで自動的に電子撮像装置側に切り替えるこ
とをせず、シャッタ10を挿下してその際の電子映像の
取り込んでも、取り込まれた画像のモニタ表示を禁止し
ている。
【0048】従って、撮影操作者が撮影中若しくは撮影
直後に気がつくためカメラに故障があった場合には、以
降の撮影に対して、故障を認知した上で行うことができ
る。また本実施形態において、シャッタ故障とは、後述
する図9に示すフローチャートで説明するフラグF_ X
DMG1、F_ SCDMG1,F_ XDMG2、F_ S
CDMG2のいずれかがセットされた状態であるものと
する。
直後に気がつくためカメラに故障があった場合には、以
降の撮影に対して、故障を認知した上で行うことができ
る。また本実施形態において、シャッタ故障とは、後述
する図9に示すフローチャートで説明するフラグF_ X
DMG1、F_ SCDMG1,F_ XDMG2、F_ S
CDMG2のいずれかがセットされた状態であるものと
する。
【0049】しかしステップS5の判断で、シャッタ1
0が故障していなかった場合には(NO)、通常のルー
チンで、エリアセンサ5からイメージ信号が取り込まれ
る(ステップS6)。
0が故障していなかった場合には(NO)、通常のルー
チンで、エリアセンサ5からイメージ信号が取り込まれ
る(ステップS6)。
【0050】次に信号処理回路23は、取り込んだイメ
ージ信号に対して、所定の信号処理を行い、デジタルデ
ータ化した電子画像に変換して、揮発性メモリ22に転
送、記憶される(ステップS7)。
ージ信号に対して、所定の信号処理を行い、デジタルデ
ータ化した電子画像に変換して、揮発性メモリ22に転
送、記憶される(ステップS7)。
【0051】そして、揮発性メモリ22に記憶されたと
同等の画像がLCDモニタ24に表示される(ステップ
S8)。その後、不図示の通常のメインルーチンにリタ
ーンする。
同等の画像がLCDモニタ24に表示される(ステップ
S8)。その後、不図示の通常のメインルーチンにリタ
ーンする。
【0052】以上の作動により、シャッタ10が故障し
た場合、第1レリーズSWの挿下中に、LCDモニタ2
4や光学ファインダ系15には、その故障した旨が表示
されるため、シャッタ故障を速やかに撮影操作者に知ら
しめることが可能になる。
た場合、第1レリーズSWの挿下中に、LCDモニタ2
4や光学ファインダ系15には、その故障した旨が表示
されるため、シャッタ故障を速やかに撮影操作者に知ら
しめることが可能になる。
【0053】次に、不図示の第1レリーズSWの挿下に
続いて、第2レリーズが挿下されると、不図示のメイン
ルーチンから図8に示す2R処理サブルーチンがコール
される。
続いて、第2レリーズが挿下されると、不図示のメイン
ルーチンから図8に示す2R処理サブルーチンがコール
される。
【0054】まず、シャッタ異常検出回路36によりシ
ャッタ10が故障しているか否か判断する(ステップS
11)。この判断で故障していない場合は(NO)、先
幕マグネットと後幕マグネットをそれぞれオンして、先
幕と後幕とを係止する(ステップS12)。
ャッタ10が故障しているか否か判断する(ステップS
11)。この判断で故障していない場合は(NO)、先
幕マグネットと後幕マグネットをそれぞれオンして、先
幕と後幕とを係止する(ステップS12)。
【0055】しかし、シャッタ10が故障している場合
には(YES)、ミラーアップ駆動と、図7に示したス
テップS2における演算から得られた絞り値になるよう
に絞り込み駆動を行う(ステップS13)。
には(YES)、ミラーアップ駆動と、図7に示したス
テップS2における演算から得られた絞り値になるよう
に絞り込み駆動を行う(ステップS13)。
【0056】次に、エリアセンサ5から電子画像を取り
込む(ステップS14)。そして信号処理回路23は、
取り込んだイメージ信号に対して、所定の信号処理を行
い、デジタルデータ化した電子画像に変換して、揮発性
メモリ22に記憶する(ステップS15)。この時、取
り込まれた電子画像は、LCDモニタ24には、表示さ
れない。
込む(ステップS14)。そして信号処理回路23は、
取り込んだイメージ信号に対して、所定の信号処理を行
い、デジタルデータ化した電子画像に変換して、揮発性
メモリ22に記憶する(ステップS15)。この時、取
り込まれた電子画像は、LCDモニタ24には、表示さ
れない。
【0057】さらに、シャッタ10が故障しているか否
か判断する(ステップS16)。この判断で、故障して
いない場合は(NO)、図7に示したステップS2にお
いて算出したシャッタ速度値になるように、シャッタ駆
動回路21によってシャッタ10を制御し、銀塩フィル
ム11に被写体像の露光を行う(ステップS17)。こ
の露光のサブルーチンについては図9において詳細に説
明する。
か判断する(ステップS16)。この判断で、故障して
いない場合は(NO)、図7に示したステップS2にお
いて算出したシャッタ速度値になるように、シャッタ駆
動回路21によってシャッタ10を制御し、銀塩フィル
ム11に被写体像の露光を行う(ステップS17)。こ
の露光のサブルーチンについては図9において詳細に説
明する。
【0058】しかし、シャッタ10が故障していた場合
(YES)、及び銀塩フィルム11への被写体像の露光
が終了した場合には、絞りを初期位置(通常は開放絞り
値)に駆動するとともに、退避していた可動ミラー6を
元の位置に復帰させる(ステップS18)。
(YES)、及び銀塩フィルム11への被写体像の露光
が終了した場合には、絞りを初期位置(通常は開放絞り
値)に駆動するとともに、退避していた可動ミラー6を
元の位置に復帰させる(ステップS18)。
【0059】次に再度、シャッタ10が故障しているか
否か判断する(ステップS19)。この判断で、故障し
ていない場合は(NO)、フィルム駆動回路26によっ
て、フイルム11を1駒分巻き上げる(ステップS2
0)。この時、磁気ヘッド12によって、日付け情報な
どがフィルム上の磁気記録トラックに磁気記録される。
否か判断する(ステップS19)。この判断で、故障し
ていない場合は(NO)、フィルム駆動回路26によっ
て、フイルム11を1駒分巻き上げる(ステップS2
0)。この時、磁気ヘッド12によって、日付け情報な
どがフィルム上の磁気記録トラックに磁気記録される。
【0060】この撮影され銀塩フィルム11へ露光され
た被写体像と同等の画像をLCDモニタ24に表示する
(ステップS21)。しかし、シャッタ10が故障して
いた場合(YES)、その旨をLCDモニタ24及び光
学ファインダ15に表示する(ステップS22)。
た被写体像と同等の画像をLCDモニタ24に表示する
(ステップS21)。しかし、シャッタ10が故障して
いた場合(YES)、その旨をLCDモニタ24及び光
学ファインダ15に表示する(ステップS22)。
【0061】そしてステップS15において、揮発性メ
モリ22に記憶された電子画像をデータバス35を介し
て転送し、不揮発性メモリ32に記憶する(ステップS
23)。この記憶処理の後、不図示のメインルーチンに
リターンする。
モリ22に記憶された電子画像をデータバス35を介し
て転送し、不揮発性メモリ32に記憶する(ステップS
23)。この記憶処理の後、不図示のメインルーチンに
リターンする。
【0062】以上説明したように、シャッタ10が故障
した場合、第2レリーズSWを挿下中若しくは挿下後
に、LCDモニタ24や光学ファインダ15にシャッタ
故障の旨を示す文字やマークが表示され、シャッタ故障
を速やかに撮影操作者に知らしめることが可能になる。
した場合、第2レリーズSWを挿下中若しくは挿下後
に、LCDモニタ24や光学ファインダ15にシャッタ
故障の旨を示す文字やマークが表示され、シャッタ故障
を速やかに撮影操作者に知らしめることが可能になる。
【0063】また、シャッタ10が故障していても、電
子撮像装置による撮像は行われ、不揮発性メモリ32に
電子画像として記憶される。従って、撮影操作者が後
に、不揮発性メモリの内容を参照すれば、銀塩フィルム
11に露光できなかった画像を確認することも可能であ
る。
子撮像装置による撮像は行われ、不揮発性メモリ32に
電子画像として記憶される。従って、撮影操作者が後
に、不揮発性メモリの内容を参照すれば、銀塩フィルム
11に露光できなかった画像を確認することも可能であ
る。
【0064】次に、図9に示すフローチャートを参照し
て、銀塩フィルムヘの露光を行う際のシャッタ10の故
障を検出するルーチンについて説明する。まず、ミラー
アップ駆動が終了した後、XSW29のオン・オフ状態
を判断する(ステップS25)。これは、先幕マグネッ
トが吸着不良を起こしていた場合、ミラーアップと共に
先幕が走行されており、図3に示すようにXSW29は
すでにオン状態となっている。また、オフ状態であれ
ば、先幕がまだ走行せず、正常であると想定できる。
て、銀塩フィルムヘの露光を行う際のシャッタ10の故
障を検出するルーチンについて説明する。まず、ミラー
アップ駆動が終了した後、XSW29のオン・オフ状態
を判断する(ステップS25)。これは、先幕マグネッ
トが吸着不良を起こしていた場合、ミラーアップと共に
先幕が走行されており、図3に示すようにXSW29は
すでにオン状態となっている。また、オフ状態であれ
ば、先幕がまだ走行せず、正常であると想定できる。
【0065】この判断で、XSW29がオフ状態であっ
た場合には(NO)、後幕マグネットの吸着状態の良否
について、SCSW28のオン・オフ状態を判断する
(ステップS26)。これは、後幕マグネットが吸着不
良を起こしていた場合、ミラーアップと共に後幕が走行
してしまい、図4に示すようにSCSW28がオフ状態
となっている。オン状態であれば、後幕はまだ走行して
おらず、正常であると想定できる。この後幕が先幕の走
行よりも前に走行をしてしまうと、銀塩フィルム11は
未露光状態となる。
た場合には(NO)、後幕マグネットの吸着状態の良否
について、SCSW28のオン・オフ状態を判断する
(ステップS26)。これは、後幕マグネットが吸着不
良を起こしていた場合、ミラーアップと共に後幕が走行
してしまい、図4に示すようにSCSW28がオフ状態
となっている。オン状態であれば、後幕はまだ走行して
おらず、正常であると想定できる。この後幕が先幕の走
行よりも前に走行をしてしまうと、銀塩フィルム11は
未露光状態となる。
【0066】また上記ステップS25の判断において、
XSW29がすでにオン状態であった場合(NO)、先
幕吸着不良であるため、シャッタ故障状態を示すフラグ
F_XDMG1がセットされる(ステップS27)。
XSW29がすでにオン状態であった場合(NO)、先
幕吸着不良であるため、シャッタ故障状態を示すフラグ
F_XDMG1がセットされる(ステップS27)。
【0067】そして、先幕吸着不良であるため、撮影を
行ったフィルム駒は露出オーバーで露光されており、巻
き上げ要求のフラグF_ OWINDがセットされる(ス
テップS28)。
行ったフィルム駒は露出オーバーで露光されており、巻
き上げ要求のフラグF_ OWINDがセットされる(ス
テップS28)。
【0068】さらに、先幕吸着不良に加えて、後幕マグ
ネットにおいても吸着状態の良否をSCSW28のオン
・オフ状態で判断する(ステップS29)。このステッ
プS29及び上記ステップS26において、SCSW2
8がオフ状態であれば(NO)、後幕が吸着不良である
ため、シャッタ故障状態を示すフラグF_ SCDMG1
をセットする(ステップS30)。しかしSCSW28
がオン状態であった場合(YES)、後幕の吸着は正常
であると想定する。
ネットにおいても吸着状態の良否をSCSW28のオン
・オフ状態で判断する(ステップS29)。このステッ
プS29及び上記ステップS26において、SCSW2
8がオフ状態であれば(NO)、後幕が吸着不良である
ため、シャッタ故障状態を示すフラグF_ SCDMG1
をセットする(ステップS30)。しかしSCSW28
がオン状態であった場合(YES)、後幕の吸着は正常
であると想定する。
【0069】次に、シャッタ故障が検出されたので、先
幕マグネットと後幕マグネットの磁化がオフされ(ステ
ップS31)、可動ミラーがダウン方向に駆動される
(ステップS32)。さらにシャッタチャージが行われ
る(ステップS33)。その後、シャッタ故障なので、
異常処理ルーチンに移行する(ステップS34)。
幕マグネットと後幕マグネットの磁化がオフされ(ステ
ップS31)、可動ミラーがダウン方向に駆動される
(ステップS32)。さらにシャッタチャージが行われ
る(ステップS33)。その後、シャッタ故障なので、
異常処理ルーチンに移行する(ステップS34)。
【0070】また、ステップS26の判断でSCSW2
8がオン状態であれば(YES)、先幕と後幕の吸着状
態は良好であり、通常の銀塩フィルムヘの露光が行われ
る(ステップS35)。
8がオン状態であれば(YES)、先幕と後幕の吸着状
態は良好であり、通常の銀塩フィルムヘの露光が行われ
る(ステップS35)。
【0071】そして、露光が終了した後、XSW29の
オン・オフ状態を確認する(ステップS36)。この判
断で、XSW29がオン状態であれば(YES)、先幕
が正しく走行しており、さらにSCSW28のオン・オ
フ状態を確認する(ステップS37)。ここでSCSW
28のオフ状態であれば(YES)、後幕が正しく走行
しており、正常に露光が終了したので、不図示のメイン
ルーチンにリターンする(ステップS38)。
オン・オフ状態を確認する(ステップS36)。この判
断で、XSW29がオン状態であれば(YES)、先幕
が正しく走行しており、さらにSCSW28のオン・オ
フ状態を確認する(ステップS37)。ここでSCSW
28のオフ状態であれば(YES)、後幕が正しく走行
しており、正常に露光が終了したので、不図示のメイン
ルーチンにリターンする(ステップS38)。
【0072】上記ステップS36の判断で、XSW29
がオフ状態であれば(NO)、先幕が走行過程で何らか
の原因で途中で引っかかったことが想定される。そこ
で、シャッタ故障状態を示すフラグF_ XDMG2をセ
ットする(ステップS39)。その後、後幕の走行状態
においても判断する即ち、SCSW28のオン・オフ状
態を確認する(ステップS40)。ここでSCSW28
のオフ状態であれば(YES)、後幕は正しく走行して
いる。
がオフ状態であれば(NO)、先幕が走行過程で何らか
の原因で途中で引っかかったことが想定される。そこ
で、シャッタ故障状態を示すフラグF_ XDMG2をセ
ットする(ステップS39)。その後、後幕の走行状態
においても判断する即ち、SCSW28のオン・オフ状
態を確認する(ステップS40)。ここでSCSW28
のオフ状態であれば(YES)、後幕は正しく走行して
いる。
【0073】しかし、上記ステップS37の判断及びス
テップS40の判断で、SCSW28がオン状態であれ
ば(NO)、後幕が走行過程で何らかの原因で途中で引
っかかったことが想定される。そこで、シャッタ故障状
態を示すフラグF_ XDMG2をセットする(ステップ
S41)。
テップS40の判断で、SCSW28がオン状態であれ
ば(NO)、後幕が走行過程で何らかの原因で途中で引
っかかったことが想定される。そこで、シャッタ故障状
態を示すフラグF_ XDMG2をセットする(ステップ
S41)。
【0074】そして、銀塩フィルム11への露光後に行
った判断から、先幕が先行して走行しているため、現在
のフィルム駒は露光されているため、1駒巻き上げ要求
を示すフラグF_ OWINDがセットされる(ステップ
S42)。
った判断から、先幕が先行して走行しているため、現在
のフィルム駒は露光されているため、1駒巻き上げ要求
を示すフラグF_ OWINDがセットされる(ステップ
S42)。
【0075】その後、可動ミラー6がダウン方向に駆動
され(ステップS43)、シャッタチャージが行われ
(ステップS44)、その後、シャッタ故障なので、異
常処理ルーチンに移行する。
され(ステップS43)、シャッタチャージが行われ
(ステップS44)、その後、シャッタ故障なので、異
常処理ルーチンに移行する。
【0076】以上本実施形態を説明したように、銀塩フ
ィルムヘの露光シーケンスにおいて、シャッタの故障を
検出することが可能になる。その故障が検出されると、
故障が検出された次の撮影(銀塩フィルムの駒)から、
図7に示した1R(ファストレリーズ)処理、図8に示
す2R(セカンドレリーズ)処理により、LCDモニタ
24には、その時に電子撮像装置側で撮像された画像の
表示はなく、シャッタの故障表示のみ表示される。
ィルムヘの露光シーケンスにおいて、シャッタの故障を
検出することが可能になる。その故障が検出されると、
故障が検出された次の撮影(銀塩フィルムの駒)から、
図7に示した1R(ファストレリーズ)処理、図8に示
す2R(セカンドレリーズ)処理により、LCDモニタ
24には、その時に電子撮像装置側で撮像された画像の
表示はなく、シャッタの故障表示のみ表示される。
【0077】なお、本実施例では、シャッタの故障を一
例として、異常検出時に撮像された電子画像をモニタに
表示することを禁止したが、勿論これに限定されず、銀
塩フィルムヘの露光に問題を発生されるすべての異常
(故障)に適応することは容易にできる。例えば、フィ
ルム撮影装置におけるピント調節機構、絞り機構、ミラ
ー駆動機構、フィルムの給送機構などの故障の場合、電
子撮像装置側によりその時に撮像された電子画像をモニ
タに表示することを禁止し、さらにモニタや光学ファイ
ンダに故障した旨を表示すれば、撮影操作者に確実に故
障したことを告知できる。
例として、異常検出時に撮像された電子画像をモニタに
表示することを禁止したが、勿論これに限定されず、銀
塩フィルムヘの露光に問題を発生されるすべての異常
(故障)に適応することは容易にできる。例えば、フィ
ルム撮影装置におけるピント調節機構、絞り機構、ミラ
ー駆動機構、フィルムの給送機構などの故障の場合、電
子撮像装置側によりその時に撮像された電子画像をモニ
タに表示することを禁止し、さらにモニタや光学ファイ
ンダに故障した旨を表示すれば、撮影操作者に確実に故
障したことを告知できる。
【0078】以上の実施形態について説明したが、本明
細書には以下のような発明も含まれている。 (1) 被写体像を電気信号に変換する電子撮像素子を
備えた電子撮像装置と、上記電子撮像装置から出力され
たイメージ信号に基いて表示を行うモニタ手段と、上記
被写体像を銀塩フィルムに露光するフィルム撮影装置
と、フィルム露光が可能であるか否かを判定する判定手
段と、を有し、上記判定手段によりフィルム露光不可能
と判定された際に、上記電子撮像装置から出力されたイ
メージ信号を上記モニタ手段に表示することを禁止する
ことを特徴とするフィルム撮影ならびに電子撮像兼用カ
メラ。 (2) 上記判定手段によって、上記フィルム撮影装置
によるフィルム露光が不能であると判定された場合、上
記電子撮像装置から出力されたイメージ信号を上記モニ
タ手段に表示することを禁止すると共に、上記モニタ手
段に故障発生の告知表示を行うことを特徴とする上記
(1)記載のフィルム撮影ならびに電子撮像兼用カメ
ラ。 (3) 被写体像を電気信号に変換する電子撮像素子を
備えた電子撮像装置と、上記電子撮像装置から出力され
たイメージ信号に基づいて表示を行うモニタ手段と、フ
ィルム露光時間を確定するシャッタ装置と、上記シャッ
タ装置の故障を検出する故障検出手段とを含み、被写体
像を銀塩フィルムに露光するフィルム撮影装置と、を有
し、上記故障検出手段によって上記シャッタ装置の故障
を検出した場合、上記電子撮像装置から出力されるイメ
ージ信号を上記モニタ手段に表示することを禁止するこ
とを特徴とするフィルム撮影ならびに電子撮像兼用カメ
ラ。 (4) フィルム露光手段と電子撮像手段とを含むフィ
ルム撮影ならびに電子撮像兼用カメラであって、フィル
ム雷光手段と電子撮像手段との作動状態を検知して、故
障を判定する手段を有し、フィルム露光手段と電子撮像
手段とのいずれか一方に故障が検出された場合、当該手
段の作動を禁止すると共に、他方の手段による撮影動作
を行うようにしたことを特徴とするフィルム撮影ならび
に電子撮像兼用カメラ。
細書には以下のような発明も含まれている。 (1) 被写体像を電気信号に変換する電子撮像素子を
備えた電子撮像装置と、上記電子撮像装置から出力され
たイメージ信号に基いて表示を行うモニタ手段と、上記
被写体像を銀塩フィルムに露光するフィルム撮影装置
と、フィルム露光が可能であるか否かを判定する判定手
段と、を有し、上記判定手段によりフィルム露光不可能
と判定された際に、上記電子撮像装置から出力されたイ
メージ信号を上記モニタ手段に表示することを禁止する
ことを特徴とするフィルム撮影ならびに電子撮像兼用カ
メラ。 (2) 上記判定手段によって、上記フィルム撮影装置
によるフィルム露光が不能であると判定された場合、上
記電子撮像装置から出力されたイメージ信号を上記モニ
タ手段に表示することを禁止すると共に、上記モニタ手
段に故障発生の告知表示を行うことを特徴とする上記
(1)記載のフィルム撮影ならびに電子撮像兼用カメ
ラ。 (3) 被写体像を電気信号に変換する電子撮像素子を
備えた電子撮像装置と、上記電子撮像装置から出力され
たイメージ信号に基づいて表示を行うモニタ手段と、フ
ィルム露光時間を確定するシャッタ装置と、上記シャッ
タ装置の故障を検出する故障検出手段とを含み、被写体
像を銀塩フィルムに露光するフィルム撮影装置と、を有
し、上記故障検出手段によって上記シャッタ装置の故障
を検出した場合、上記電子撮像装置から出力されるイメ
ージ信号を上記モニタ手段に表示することを禁止するこ
とを特徴とするフィルム撮影ならびに電子撮像兼用カメ
ラ。 (4) フィルム露光手段と電子撮像手段とを含むフィ
ルム撮影ならびに電子撮像兼用カメラであって、フィル
ム雷光手段と電子撮像手段との作動状態を検知して、故
障を判定する手段を有し、フィルム露光手段と電子撮像
手段とのいずれか一方に故障が検出された場合、当該手
段の作動を禁止すると共に、他方の手段による撮影動作
を行うようにしたことを特徴とするフィルム撮影ならび
に電子撮像兼用カメラ。
【0079】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、被
写体像を電気信号に変換するための電子撮像素子を有す
る電子撮像装置と、被写体像を銀塩フィルムに写し込む
フィルム撮影装置の両方の機能を有する銀塩フィルム撮
影および電子撮像兼用カメラにおいて、銀塩塀影装置に
故障が発生した場合、モニタに撮像画像を表示せず故障
表示のみを行うため、フィルム撮影装置に故障が発生し
た旨を確実に撮影操作者に告知できるカメラを提供する
ことができる。
写体像を電気信号に変換するための電子撮像素子を有す
る電子撮像装置と、被写体像を銀塩フィルムに写し込む
フィルム撮影装置の両方の機能を有する銀塩フィルム撮
影および電子撮像兼用カメラにおいて、銀塩塀影装置に
故障が発生した場合、モニタに撮像画像を表示せず故障
表示のみを行うため、フィルム撮影装置に故障が発生し
た旨を確実に撮影操作者に告知できるカメラを提供する
ことができる。
【図1】本発明による実施形態に係るフィルム撮影なら
びに電子撮像兼用カメラの構成を示すブロック図であ
る。
びに電子撮像兼用カメラの構成を示すブロック図であ
る。
【図2】シャッタが正常に動作している場合のタイムチ
ャートである。
ャートである。
【図3】先幕マグネットが吸着不良を起こした例につい
て説明するためのタイミングチャートである。
て説明するためのタイミングチャートである。
【図4】後幕マグネットが吸着不良を起こした例につい
て説明するためのタイミングチャートである。
て説明するためのタイミングチャートである。
【図5】先幕が走行完了しなかった例について説明する
ためのタイミングチャートである。
ためのタイミングチャートである。
【図6】後幕が走行完了しなかった例について説明する
ためのタイミングチャートである。
ためのタイミングチャートである。
【図7】本発明のフィルム撮影および電子撮像兼用カメ
ラの撮影動作(1R)について説明するためのフローチ
ャートである。
ラの撮影動作(1R)について説明するためのフローチ
ャートである。
【図8】本発明のフィルム撮影および電子撮像兼用カメ
ラの撮影動作(2R)について説明するためのフローチ
ャートである。
ラの撮影動作(2R)について説明するためのフローチ
ャートである。
【図9】銀塩フィルムヘの露光際のシャッタの故障を検
出するルーチンについて説明するためのフローチャート
である。
出するルーチンについて説明するためのフローチャート
である。
1…撮影レンズ 1a…正レンズ 1b…負レンズ 2…絞り機構 3…ハーフミラー 4…結像レンズ系 5…エリアセンサ 6…可動ミラー 7…サブミラー 8…セパレータ光学系 9…ラインセンサ 10…シャッタ 11…銀塩フィルム 12…磁気ヘッド 13…焦点板 14…ペンタプリズム 15…ファインダ接眼光学系(光学ファインダ) 16…ズーム・ピント駆動回路 17…絞り駆動回路 18…エリアセンサ駆動回路 19…ミラー駆動回路 20…ラインセンサ駆動回路 21…シャッタ駆動回路 22…揮発性メモリ 23…信号処理回路 24…LCDモニタ 25…磁気ヘッド駆動回路 26…フィルム駆動回路 27…MUSW 28…SCSW 29…XSW 30…ACSW 31…ストロボ回路 32…不揮発性メモリ 33…CPU 34…スイッチ回路 35…データバス 36…シャッタ異常検出回路
Claims (3)
- 【請求項1】 フィルム露光手段と電子撮像手段とを含
むフィルム撮影ならびに電子撮像兼用カメラであって、 上記電子撮像手段により撮像された被写体イメージを表
示するモニタ手段と、 上記フィルム露光手段の作動状態に異常があるか否かを
判定する判定手段と、を具備し、 上記判定手段により上記フィルム露光手段の作動状態に
異常があると判定された場合、上記電子撮像手段から出
力される被写体イメージを上記モニタ手段に表示するこ
とを禁止するようにしたことを特徴とするフィルム撮影
ならびに電子撮像兼用カメラ。 - 【請求項2】 上記判定手段は、上記フィルム露光手段
に含まれるシャッタ装置の作動状態を監視して、上記判
定を行うことを特徴とする請求項1記載のフィルム撮影
ならびに電子撮像兼用カメラ。 - 【請求項3】 フィルム露光手段と電子撮像手段とを含
むフィルム撮影ならびに電子撮像兼用カメラであって、 フィルム露光手段および電子撮像手段の作動状態を検知
して、これら手段の作動状態に異常があるか否かを判定
する判定手段を有し、 この判定手段が、フィルム露光手段および電子撮像手段
のうちいずれか一方に異常があると判定した場合、当該
手段の作動を禁止すると共に、他方の手段のみを用いた
撮影動作を行うようにしたことを特徴とするフィルム撮
影ならびに電子撮像兼用カメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10275905A JP2000105411A (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | フィルム撮影ならびに電子撮像兼用カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10275905A JP2000105411A (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | フィルム撮影ならびに電子撮像兼用カメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000105411A true JP2000105411A (ja) | 2000-04-11 |
Family
ID=17562076
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10275905A Pending JP2000105411A (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | フィルム撮影ならびに電子撮像兼用カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000105411A (ja) |
-
1998
- 1998-09-29 JP JP10275905A patent/JP2000105411A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20031021 |