JP2000105236A - 分析方法および自動分析装置 - Google Patents

分析方法および自動分析装置

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JP2000105236A
JP2000105236A JP10274606A JP27460698A JP2000105236A JP 2000105236 A JP2000105236 A JP 2000105236A JP 10274606 A JP10274606 A JP 10274606A JP 27460698 A JP27460698 A JP 27460698A JP 2000105236 A JP2000105236 A JP 2000105236A
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Jiyunko Momose
潤子 百瀬
Kyoko Imai
恭子 今井
Shigeki Matsubara
茂樹 松原
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】標識された物質と固定化された物質を利用して
試料液中の目的物質を測定する方法において、より高感
度な測定方法とその測定方法を使用する自動分析装置を
提供する。 【解決手段】反応容器20に試料液と固定化抗体35と
標識抗体34を分注し反応させ結合体38を生成させた
のち、反応容器20に磁石39を接近させ、結合体38
を未反応の標識抗体34と分離した後、遊離剤14を作
用させ結合体38から標識抗体36を遊離させる。遊離
してきた標識抗体36の標識37の量を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は試料液中の目的物質
を検出するための方法と自動分析装置に関わり、特に固
相に固定化された物質を使用して高感度に目的物質の検
出を行う方法と該方法を使用するための自動分析装置に
関わる。
【0002】
【従来の技術】従来から液中の目的物質を測定する方法
は種々存在するが、このうち標識された物質と固定化さ
れた物質を利用して測定する方法は、抗原抗体反応やD
NAプローブを使用して血漿または血清中の化学物質を
測定する分野において特に発達してきた。抗原抗体反応
を使用する方法としてはたとえば“臨床検査技術学13
「臨床免疫学」(1994.5.1 医学書院発行)”
の第63頁から第67頁に述べられているような標識物
に放射性同位元素を使用した放射免疫測定法(RIA
法)や、酵素を用いた酵素免疫測定法(EIA法),蛍
光色素を使用した蛍光免疫測定法(FIA法)等が広く
知られている。
【0003】これらは主に標識抗体と固相に固定化され
た抗体をそれに対する血清中の抗原を結合させた後、未
反応の標識抗体を洗い流し(B/F分離)、反応により
生成した結合体の標識抗体の標識物の濃度を測定するこ
とにより試料液中の目的物質の濃度を測定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の方法では通常、
反応により固相に捕捉された標識されている物質(上記
例の場合は標識抗体)の標識物をそのまま測定してい
る。この方法では標識物を測定する時に固相も一緒に測
定されるため、測定液中に存在する固相が標識物の検出
反応を阻害したり、また固相の混在が検出時のブランク
レベルの不安定化の要因となり、測定の感度が低下する
という問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる問題点を解決する
ために発明者らは未反応の標識物質を洗い流した後、固
相に捕捉された標識物または標識物結合体を遊離させ固
相を除去し、遊離してきた標識物または標識物結合体の
みを検出することによって、固相の混在により発生する
検出反応の阻害を防ぎ、また、検出時のブランクを安定
にかつ低レベルにおさえることで、より高感度な測定方
法と該測定方法を適用するのに最適な自動分析装置を発
明するに至った。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例に基づいて
説明する。図1は本発明の分析方法を実施するのにもっ
とも最適な一実施例の装置の構成図である。図2は本発
明の一実施例を示す反応系の模式図である。図1を用い
て実際の装置の動作を説明する。図1においてピペッタ
8は先端にディスポーザブルなピペッタチップ9が接続
されており、ピペッタチップ9はトレイ18上に複数個
セットされており、グリッパ17により必要に応じてピ
ペッタチップ装着位置191まで運ばれる。サンプルカ
ップ1に分注されている試料はサンプルディスク2にセ
ットされている。
【0007】サンプルディスク2は図示されていないパ
ルスモータにより任意に回転できるようになっており、
サンプル吸引時にはサンプル吸引ポジション10までサ
ンプルカップ1を移動させることができる。また反応に
必要な試薬はすべて試薬ボトル3に入って試薬ディスク
4上にセットされている。試薬ボトル3は複数個のより
小さなボトルから構成されており、小さなボトル内には
それぞれ反応に必要な複数種類の試薬が収納されてい
る。
【0008】試薬ディスク4は図示されないパルスモー
タにより任意に回転することが可能であり、必要に応じ
て試薬ボトル3を試薬吸引ポジション11に移動させる
ことが可能である。また、使い捨ての反応容器20はト
レイ7上に複数個セットされており必要に応じてグリッ
パ17にてサンプル−試薬分注ポジション19に運ば
れ、反応に必要な試薬とサンプルを分注される。
【0009】試薬とサンプルが分注された反応容器20
はグリッパ17にてインキュベータ5上に運ばれ、図2
に示されるような反応に必要な時間だけ恒温された後、
グリッパ17にてB/F分離部13に移動後、未反応の
標識結合物質を除去し、遊離剤14が分注される。その
後、遊離してきた標識物または標識結合物質をシッパー
12にて吸引し、フロー液15にて検出部16に導入さ
れる。検出部に導入された遊離した標識物または標識結
合物質の標識量を検出,測定し、測定結果をデータ処理
部32にて処理後、データ出力部33に出力される。
【0010】本発明の分析方法による反応過程の一実施
例を図2を用いて説明する。図2の反応例は抗原抗体反
応を利用して目的物の検出を行う実施例の一つである。
図2において34は磁性体粒子に固定化された固定化抗
体、35は試料液中の目的抗原、36は標識物により標
識された標識抗体、37は標識抗体に使用されている標
識物、14は反応により生成した固定化抗体−目的抗原
−標識抗体から標識抗体を特異的に遊離させるための遊
離剤である。固定化抗体34,標識抗体36は図1に示
された試薬ボトル3にそれぞれ収納されており、目的抗
原35は図1に示されたサンプルカップ1に収納されて
いる試料中に存在する。
【0011】図2において、反応は以下のように進行す
る。まず、a)反応容器20に試料と固定化抗体34を
分注し、試料中の目的抗原35と固定化抗体34を反応
させ結合体を生成させる。b)標識抗体34を加え反応
させ固定化抗体34と目的抗原35と標識抗体34の結
合体38を生成させる。c)反応容器20に磁石39を
接近させ、結合体38を未反応の標識抗体34と分離す
る。この後、図示されていないが緩衝液にて結合体38
を洗浄してもよい。d)遊離剤14を作用させ結合体3
8から標識抗体36を遊離させる。e)遊離してきた標
識抗体36の標識37の量を測定する。本実施例におい
て遊離剤14としてはたとえば各種のプロテアーゼが最
適である。また標識物37としてはローダミンなどの蛍
光色素が最適である。
【0012】図3に本方法を用いて甲状腺刺激ホルモン
(TSH)の検出を行った際の希釈系列の直線性のグラ
フを従来法であるFIA法で測定した場合のものと比較
して示した。図3において実線40は本方法を用いて測
定を行った場合の希釈系列の直線性を、波線41は従来
法であるFIA法を用いて測定を行った場合の希釈系列
の直線を示している。
【0013】また、本実施例において標識物としてルテ
ニウム(II)トリスビピリジルなどの金属錯体やグルコ
ース−6−リン酸脱水素酵素やリンゴ酸脱水素酵素等の
酵素を使用してもかまわない。酵素を使用した場合には
遊離してきた酵素に基質を加えて反応させ検出する工程
が必要となる。
【0014】また、本実施例では抗体,抗原を例として
あげたがこれらはDNAプローブやRNAプローブを使
用しても有効である。この場合は標識物34としてはロ
ーダミンなどの蛍光色素,ルテニウム(II)トリスビピ
リジルなどの金属錯体も最適であるが、グルコース−6
−リン酸脱水素酵素やリンゴ酸脱水素酵素を用いること
も有効である。また、この場合、遊離剤14としては使
用したプローブの塩基配列により選択性の高いHaeII
I 等の制限酵素を用いることが有効である。
【0015】また、標識物を遊離させる工程としては遊
離剤を使用するほかに反応液のpHを変化させたり、温
度を変化させることも有効である。また、結合体38に
対して超音波を作用させ、結合体の架橋を切断し標識物
37を遊離させてもよい。
【0016】また、固定化する固相としては磁性体粒子
の他にポリスチレンビーズなどを使用してもかまわな
い。固相としてポリスチレンビーズを用いた場合にはB
/F分離に磁石の代わりにメンブレンフィルターを用い
ることが望ましい。
【0017】また、図2では目的抗原35−固定化抗体
34−標識抗体36の結合体38を生成させるサンドウ
ィッチ法を例にしたが、もちろん競合法を用いて固定化
抗体34−標識抗体36と固定化抗体34−目的抗原3
5の2種類の結合体を生成させその後、固定化抗体34
−標識抗体36から標識抗体36または標識物37を遊
離させて測定してもかまわない。その場合も標識物37
としてルテニウム(II)トリスビピリジルなどの金属錯体
やグルコース−6−リン酸脱水素酵素やリンゴ酸脱水素
酵素等の酵素標識が有効であるのは同様である。
【0018】また、遊離剤14としてはたとえばプロテ
アーゼ等が最適であることも同様であり、結合体から標
識抗体36または標識物37を遊離させる工程として、
遊離剤を使用するほかに反応液のpHを変化させたり、
温度を変化させることも有効であるのは同様である。ま
た、固定化抗体34−標識抗体36の結合体に対して超
音波を作用させ、結合体の架橋を切断し標識抗体36を
遊離させてもよいのも同様である。また、固相としてア
ビジンでコーティングされた磁性体粒子を使用してもよ
い。
【0019】この場合の反応過程を図4を用いて説明す
る。図4において42はアビジンコートされた磁性体粒
子、43はビオチン化された抗体、44は試料液中の目
的抗原、45は標識抗体、14は遊離剤、20は反応容
器、39は磁性体粒子を捕捉するための磁石である。ア
ビジンコートされた磁性体粒子42,ビオチン化抗体4
3,標識抗体45はそれぞれ図1に示される試薬ボトル
3に収納されており、目的抗原44は同じく図1のサン
プルカップ1に収納されているものとする。
【0020】まず、a)反応容器20にアビジンコート
された磁性体粒子42,ビオチン化抗体43,目的抗原
44,標識抗体45を分注し、反応させて磁性体粒子4
2−ビオチン化抗体43−目的抗原44−標識抗体45
の結合体を生成させる。b)反応後、磁石を用いて未反
応のビオチン化抗体43,標識抗体45を除去し、c)遊
離剤14を作用させて結合体のアビジン−ビオチン結合
を切断し、d)遊離してきたビオチン化抗体43−目的
抗原44−標識抗体45結合体の標識物46の量を測定
する。
【0021】この場合、遊離剤14としては塩酸グアニ
ジンを用いることが望ましい。しかし図2の例で示した
通りプロテアーゼなどを遊離剤と使用して目的抗原44
−標識抗体45のあいだの結合を切断し、標識抗体45
のみを遊離させてもかまわない。また、標識物46とし
て図2の例と同様にローダミンなどの蛍光色素,ルテニ
ウム(II)トリスビピリジルなどの金属錯体やグルコー
ス−6−リン酸脱水素酵素やリンゴ酸脱水素酵素等の酵
素標識が有効であるのはいうまでもない。
【0022】また、本実施例でも抗体,抗原を例として
あげたがこれらはDNAプローブやRNAプローブを使
用しても有効であるのは図2の例と同様である。この場
合も標識物46としてはローダミンなどの蛍光色素,ル
テニウム(II)トリスビピリジルなどの金属錯体も最適
であるがグルコース−6−リン酸脱水素酵素やリンゴ酸
脱水素酵素を用いることも有効である。また、この場
合、遊離剤14としては使用したプローブの塩基配列に
より選択性の高いHaeIII 等の制限酵素を用いること
がより有効である。
【0023】また、標識物を遊離させる工程としては遊
離剤を使用するほかに反応液のpHを変化させたり、温
度を変化させることも有効である。また、結合体に対し
て超音波を作用させ、結合体の架橋を切断し標識物44
を遊離させてもよい。
【0024】また、固定化する固相としてはアビジンコ
ートの磁性体粒子の他にアビジンコートのポリスチレン
ビーズなどを使用してもかまわない。固相としてアビジ
ンコートのポリスチレンビーズを用いた場合にはB/F
分離に磁石の代わりにメンブレンフィルターを用いるこ
とが望ましい。
【0025】また、図4では磁性体粒子42−ビオチン
化抗体43−目的抗原44−標識抗体45の結合体を生
成させるサンドウィッチ法を例にしたが、もちろん競合
法を用いて磁性体粒子42−ビオチン化抗体43−標識
抗体45の結合体を磁性体粒子42−ビオチン化抗体4
3−目的抗原44の結合体と競合的に生成させその後、
遊離剤を作用させてビオチン化抗体43−標識抗体45
を遊離させて測定してもかまわない。その場合も標識物
46としてローダミンなどの蛍光色素、ルテニウム(I
I)トリスビピリジルなどの金属錯体やグルコース−6
−リン酸脱水素酵素やリンゴ酸脱水素酵素等の酵素標識
が有効であるのは同様である。
【0026】また、遊離剤としてはたとえば塩酸グアニ
ジン,プロテアーゼ等が最適であることも同様であり、
標識物を遊離させる工程として、遊離剤を使用するほか
に反応液のpHを変化させたり、温度を変化させること
も有効であるのは図2の例と同様である。また、結合体
に対して超音波を作用させ、結合体の架橋を切断し標識
物46を遊離させてもよいのも同様である。もちろん本
発明は以上に述べた実施例にのみ限定されないことは言
うまでもない。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、未反応の標識物質を洗
い流した後、固相に捕捉された標識物または標識物結合
体を遊離させ固相を除去し、遊離してきた標識物または
標識物結合体のみを検出するために固相の混在により発
生する検出反応の阻害を防ぐことが可能であり、また、
検出時のブランクを安定にかつ低レベルにおさえること
が可能であるので、より高感度な測定方法と該測定方法
を適用するのに最適な自動分析装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の自動分析装置の該略図。
【図2】本発明の一実施例の反応過程を示す該略図。
【図3】図2の実施例で測定を行ったTSHの直線性と
FIA法で測定を行ったTSHの直線性の違いを示す特
性図。
【図4】本発明の別の一実施例の反応過程を示す該略
図。
【符号の説明】
1…サンプルカップ、2…サンプルディスク、3…試薬
ボトル、4…試薬ディスク、5…インキュベータ、6…
シッピングポジション、7…反応容器トレイ、8…ピペ
ッタ、9…ピペットチップ、10…サンプル吸引ポジシ
ョン、11…試薬吸引ポジション、12…シッパー、1
3…B/F分離部、14…遊離剤、15…フロー液、1
6…検出部、17…グリッパー、18…ピペッタチップ
トレイ、19…試薬・サンプル分注部、20…反応容
器、191…ピペッタチップ装着位置、32…データ処
理部、33…データ出力部、34…固定化抗体、35…
試料中の目的抗原、36,45…標識抗体、37,46
…標識物、38…固定化抗体−目的抗原−標識抗体結合
体、39…磁石、40…本発明の測定方法で測定した場
合のTSHの希釈系列の直線、41…FIA法で測定し
た場合のTSHの希釈系列の直線、42…アビジンコー
ト磁性体粒子、43…ビオチン化抗体、44…目的抗
原、191…ピペッタチップ装着位置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 33/543 525 G01N 33/543 525W 525Z 33/53 33/53 U

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】試料中の目的物質を測定するための方法に
    おいて、a)固相に固定化されている物質Xと、b)標
    識物によって標識されている物質Yを、c)試料中の目
    的物質と物質Xと物質Yの特異的な結合反応により物質
    X−目的物質−物質Yの結合体を生成させ、d)未反応
    の物質Yを除去し、e)物質X−目的物質−物質Yの結
    合体から物質Yの標識物を遊離させた後に検出すること
    で試料中の目的物質を検出することを特徴とする分析方
    法。
  2. 【請求項2】試料中の目的物質を測定するための方法に
    おいて、a)固相に固定化されている物質Xと、b)標
    識物によって標識されている物質Yを、c)試料中の目
    的物質と物質Xと物質Yの競合的な結合反応により物質
    X−目的物質結合体と物質X−物質Y結合体の2種類の
    結合体を生成させ、d)未反応の物質Yを除去し、e)物
    質X−物質Yの結合体から物質Yの標識物を遊離させた
    後に検出することで試料中の目的物質を検出することを
    特徴とする分析方法。
  3. 【請求項3】試料中の目的物質を測定するための方法に
    おいて、a)表面に反応基がコーティングされている固
    相と、b)該固相の反応基と特異的に反応する反応基を
    もつ物質Xと、c)標識物によって標識されている物質
    Yを、d)試料中の目的物質と該固相と物質Xと物質Y
    の特異的な結合反応により固相−物質X−目的物質−物
    質Y結合体の結合体を生成させ、e)未反応の物質Yを
    除去し、e)固相−物質X−目的物質−物質Y結合体か
    ら物質Yの標識物を遊離させた後に検出することで試料
    中の目的物質を検出することを特徴とする分析方法。
  4. 【請求項4】試料中の目的物質を測定するための方法に
    おいて、a)表面に反応基がコーティングされている固
    相と、b)該固相の反応基と特異的に反応する反応基を
    もつ物質Xと、c)標識物によって標識されている物質
    Yをd)該固相と物質Xを特異的な反応により結合させ
    た後、試料中の目的物質と固相−物質Xと物質Yの競合
    的な結合反応により固相−物質X−目的物質結合体と固
    相−物質X−物質Y結合体の2種類の結合体を生成さ
    せ、e)未反応の物質Yを除去し、e)固相−物質X−
    物質Yの結合体から物質Yの標識物を遊離させた後に検
    出することで試料中の目的物質を検出することを特徴と
    する分析方法。
  5. 【請求項5】上記請求項1から4のいずれか1項記載の
    分析方法において、結合体から標識物を遊離させる際に
    標識物を含む結合体を固相から遊離させてから標識物を
    検出することを特徴とした分析方法。
  6. 【請求項6】上記請求項3又は4の分析方法において、
    固相の反応基と物質Xの反応基の代わりにアビジンとビ
    オチンを使用することを特徴とする分析方法。
  7. 【請求項7】上記請求項1から6のいずれか1項記載の
    分析方法において、物質X,Yが抗原または抗体である
    ことを特徴とする分析方法。
  8. 【請求項8】上記請求項1と3から6のいずれか1項記
    載の分析方法において、物質X,YがDNAプローブま
    たはRNAプローブであることを特徴とする分析方法。
  9. 【請求項9】上記請求項1から8のいずれか1項記載の
    分析方法において、固相がポリスチレンビーズまたは磁
    性体粒子であることを特徴とする分析方法。
  10. 【請求項10】上記請求項1から8のいずれか1項記載
    の分析方法において、物質Yの標識物が酵素であること
    を特徴とする分析方法。
  11. 【請求項11】上記請求項1から8のいずれか1項記載
    の分析方法において、物質Yの標識物が金属錯体である
    ことを特徴とする分析方法。
  12. 【請求項12】上記請求項1から8のいずれか1項記載
    の分析方法において、物質Yの標識物が蛍光色素である
    ことを特徴とする分析方法。
  13. 【請求項13】上記請求項1から12のいずれか1項記
    載の分析方法において、物質Yの標識物を遊離させる手
    段として各種のプロテアーゼを用いることを特徴とする
    分析方法。
  14. 【請求項14】上記請求項1から12のいずれか1項記
    載の分析方法において、物質Yの標識物を遊離させる手
    段として各種のヌクレアーゼを用いることを特徴とする
    分析方法。
  15. 【請求項15】上記請求項1から12のいずれか1項記
    載の分析方法において、物質Yの標識物を遊離させる手
    段として超音波を用いることを特徴とする分析方法。
  16. 【請求項16】上記請求項1から12のいずれか1項記
    載の分析方法において、物質Yの標識物を遊離させる手
    段として反応液のpHを変化させることを特徴とする分
    析方法。
  17. 【請求項17】上記請求項1から12のいずれか1項記
    載の分析方法において、物質Yの標識物を遊離させる手
    段として温度変化を用いることを特徴とする分析方法。
  18. 【請求項18】上記請求項1から12のいずれか1項記
    載の分析方法において、物質Yの標識物を遊離させる手
    段として蛋白変性剤を用いることを特徴とする分析方
    法。
  19. 【請求項19】試料中の目的物質を検出するための自動
    分析装置において、試料分注する工程と分注された試料
    に標識試薬と固定化試薬を分注し反応させる工程と、未
    反応の標識試薬と固相に反応した標識試薬を分離する工
    程と、固相に反応した標識試薬から標識物または標識物
    を含む結合体を遊離させる工程と、遊離してきた標識物
    または標識物を含む結合体を測定する工程と、測定した
    標識物の量から試料中の目的物質の量を計算する工程を
    有することを特徴とした自動分析装置。
  20. 【請求項20】試料中の目的物質を検出するための自動
    分析装置において、試料分注する工程と、分注された試
    料に標識試薬と反応基付きの固相と該固相と特異的に結
    合する反応基をもつ試薬を分注し反応させる工程と、未
    反応の標識試薬と固相に反応した標識試薬を分離する工
    程と、固相に反応した標識試薬から標識物または標識物
    を含む結合体を遊離させる工程と、遊離してきた標識物
    または標識物を含む結合体を測定する工程と、測定した
    標識物の量から試料中の目的物質の量を計算する工程を
    有することを特徴とした自動分析装置。
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Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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