JP2000104924A - コンベクションオーブン - Google Patents

コンベクションオーブン

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JP2000104924A
JP2000104924A JP10340588A JP34058898A JP2000104924A JP 2000104924 A JP2000104924 A JP 2000104924A JP 10340588 A JP10340588 A JP 10340588A JP 34058898 A JP34058898 A JP 34058898A JP 2000104924 A JP2000104924 A JP 2000104924A
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JP
Japan
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hot air
firing chamber
convection oven
suction
fan
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JP10340588A
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English (en)
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Masaharu Ogawa
正治 小川
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KYUDENSHA KK
Original Assignee
KYUDENSHA KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は被焼成物を熱風を用いて焼成処理する
コンベクションオーブンに関し、焼きむらの発生を防止
し被焼成物を均一に焼成することを課題とする。 【解決手段】被焼成物を焼成する焼成室7と、ヒーター
15と共に焼成室7内に送り込む熱風36を生成するフ
ァン12と、焼成室7の内壁8に形成された熱風36を
吹き出す第1の吹き出し孔9と、焼成室7内の熱風がフ
ァン12に向け吸引される吸引開口10に設けられると
共に熱風36が通過する複数の吸引孔21,22が形成
された吸引用パネル20とを具備するコンベクションオ
ーブンにおいて、焼成室7内の温度分布を均一化するた
め、吸引用パネル20に異なる径寸法を有する吸引孔2
1,22を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンベクションオー
ブンに係り、特に被焼成物を熱風を用いて焼成処理する
コンベクションオーブンに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、製菓用あるいは製パン用のオー
ブンは種々のタイプが提供されているが、その一種とし
てコンベクションオーブンが知られている。このコンベ
クションオーブンは、被焼成物となるパン等の生地が置
かれたプレートを焼成室内に複数同時に装着して焼成処
理が行なえるため、特にオーブンの設置スペースが小さ
い店舗で、かつ多くの被焼成物を焼成する必要がある場
合に適している。
【0003】また、上記のようにコンベクションオーブ
ンは複数のプレートを焼成室に装着して焼成処理を行な
うため、各プレートに置かれた被焼成物をなるべく均一
に焼成するために、熱風を用いて焼成処理を行なう構成
とされている。具体的には、コンベクションオーブンの
内部には、ヒーターとファンが設けられており、このヒ
ーターとファンとにより生成された熱風を焼成室の内壁
に設けられた吹き出し孔から焼成室内に吹き出し、これ
により被焼成物を焼成する構成となっている。
【0004】また、焼成室内に吹き込まれた熱風は、焼
成室の最奥部(これは、ファンと対向する位置となる)
に設けられた吸引開口から吸引され、再びヒーターで加
熱されると共にファンにより焼成室に送り込まれる構成
となっていた。一方、例えばフランスパン等を焼成する
コンベクションオーブンでは、パン生地に水蒸気を吹き
付ける必要があるため、水蒸気を生成する水蒸気発生装
置が設けられたものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、コンベ
クションオーブンは設置スペースが小さくて済み、かつ
一度に多数の被焼成物を焼成することができるという利
点を有している。しかるに、焼成手段として熱風を用い
るコンベクションオーブンでは、被焼成物を均一に焼成
することができず、焼きむらが発生してしまうという問
題点があった。
【0006】即ち、焼成室内に複数のプレートを装着す
る構成では、このプレート自体が熱風の流れを妨げる作
用を奏するため、熱風の流れは複雑となる。しかるに、
従来のコンベクションオーブンでは、この熱風の流れを
均一化する手段は設けられていなかった。このため、焼
成室内に熱風が強く流れる部位と弱く流れる部位が存在
するようになり、よって被焼成物に焼きむらが発生して
いた。
【0007】また、従来の水蒸気発生装置を有したコン
ベクションオーブンでは、被焼成物を焼成するヒータ
と、水蒸気を生成するのに用いる加熱装置とが別個に設
けられた構成となっていた。このため、二つの熱源に対
して電力供給を行なう必要が生じ、消費電力が大きくな
ってしまうという問題点があった。また、コンベクショ
ンオーブンは小型化を図れることが利点の一つである
が、熱源を二つ設けることによりコンベクションオーブ
ンが大型化してしまうという問題点もあった。
【0008】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、焼きむらの発生を防止し被焼成物を均一に焼成す
ることができるコンベクションオーブンを提供すること
を目的とする。更には、省電力化を図れると共に小型化
を図りうるコンベクションオーブンを提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では、次に述べる手段を講じたことを特徴とす
るものである。請求項1記載の発明は、被焼成物を焼成
する焼成室と、ヒーターと共に前記焼成室内に送り込む
熱風を生成するファンと、前記焼成室の内壁に形成され
ており、前記熱風を前記焼成室内に吹き出す吹き出し孔
と、前記焼成室内の熱風が前記ファンに向け吸引される
吸引開口に設けられており、前記熱風が通過する複数の
吸引孔が形成された吸引用パネルとを具備するコンベク
ションオーブンにおいて、前記吸引用パネルに複数形成
された前記吸引孔の孔径を、前記焼成室内の温度分布が
均一化するよう異ならせたことを特徴とするものであ
る。
【0010】また、請求項2記載の発明は、前記請求項
1記載のコンベクションオーブンにおいて、前記吸引用
パネルを取り換え可能な構成としたことを特徴とするも
のである。また、請求項3記載の発明は、前記請求項1
または2記載のコンベクションオーブンにおいて、前記
吸引開口は、前記焼成室から前記ファンに向け断面積が
順次狭くなる形状とされた空間部分を有することを特徴
とするものである。
【0011】また、請求項4記載の発明は、被焼成物を
焼成する焼成室と、ヒーターと共に前記焼成室内に送り
込む熱風を生成するファンと、前記焼成室の内壁に形成
されており、前記熱風を前記焼成室内に吹き出す吹き出
し孔と、前記焼成室内の熱風が前記ファンに向け吸引さ
れる吸引開口に設けられており、前記熱風が通過する複
数の吸引孔が形成された吸引用パネルとを具備するコン
ベクションオーブンにおいて、前記吹き出し孔の開口面
積を可変することにより前記熱風の吹き出し量を調整す
る調整機構を設けたことを特徴とするものである。
【0012】また、請求項5記載の発明は、前記請求項
4記載のコンベクションオーブンにおいて、前記調整機
構を、前記焼成室の内壁と、該内壁にスライド可能に配
設されており、前記吹き出し孔と対向するよう形成され
た調整用孔を有したスライドプレートとにより構成した
ことを特徴とするものである。
【0013】また、請求項6記載の発明は、被焼成物を
焼成する焼成室と、ヒーターと共に前記焼成室内に送り
込む熱風を生成するファンと、前記焼成室の内壁に形成
されており、前記熱風を前記焼成室内に吹き出す吹き出
し孔と、前記焼成室内の熱風が前記ファンに向け吸引さ
れる吸引開口に設けられており、前記熱風が通過する複
数の吸引孔が形成された吸引用パネルと、前記燃焼室内
に供給される蒸気を生成する蒸気発生装置とを具備する
コンベクションオーブンにおいて、前記蒸気発生装置の
熱源として、前記ヒータを用いたことを特徴とするもの
である。
【0014】更に、請求項7記載の発明は、前記請求項
7記載のコンベクションオーブンにおいて、前記蒸気発
生装置を、内部に水が供給されると共に該水が吐出され
る第1の孔が形成された内管と、前記内管より大きな径
寸法を有することにより前記内管を内部に内包するよう
構成されると共に、水蒸気或いは加熱された水を吐出す
る第2の孔が形成された外管と、前記内管と前記外管と
の間に介装されており、前記内管を囲繞するよう配設さ
れた蓄熱部材とを具備する構成とし、前記ヒータにより
少なくとも前記蓄熱部材を加熱し、この蓄熱部材に蓄成
された熱により前記内管の第1の孔から吐出された水を
加熱し、前記外管の第2の孔から水蒸気或いは加熱され
た水が吐出されるよう構成したことを特徴とするもので
ある。
【0015】上記した各手段は、次のように作用する。
請求項1記載の発明によれば、ヒーター及びファンによ
り生成された熱風は、焼成室の内壁に形成された吹き出
し孔を介して焼成室内に吹き出される。焼成室内には被
焼成物が装着されており、よってこの被焼成物は熱風に
より焼成される。
【0016】また、熱風は吸引開口を介してファンに吸
引され、よって熱風は焼成室内を循環する構成となる。
この際、焼成室内の熱風は、複数の吸引孔が形成された
吸引用パネルを通り吸引開口に吸引される。この際、吸
引用パネルに複数形成された吸引孔の孔径は同一孔径で
はなく、焼成室内の温度分布が均一化するよう異ならせ
た構成とされているため、被焼成物に焼きむらが発生す
ることを防止することができる。
【0017】即ち、吸引孔の孔径を小さくすると、熱風
が通過する時の抵抗が大きくなり、熱風が通過しにくく
なる。逆に、吸引孔の孔径を小さくすると、熱風が通過
する時の抵抗が小さくなり、熱風は通過し易くなる。よ
って、吸引孔の孔径を調整することにより、焼成室内の
熱風の流れ、即ち温度分布を調整することが可能とな
る。
【0018】従って、吸引孔の孔径を適宜調整し、焼成
室内の温度分布が均一化するよう吸引孔の孔径を異なら
せることにより、被焼成物に焼きむらが発生することを
防止することができる。また、請求項2記載の発明によ
れば、吸引用パネルを取り換え可能な構成としたことに
より、被焼成物に対応した吸引用パネルを選択して使用
することが可能となる。即ち、被焼成物は全て同一の形
状をしているわけではなく、例えばクッキーのような小
さい被焼成物もあり、またフランスパンのように大きな
被焼成物もある。
【0019】焼成室内における熱風の流れは、この被焼
成物の形状によっても影響を受け、例えば上記したクッ
キーのような小さい被焼成物では熱風の流れはさほど妨
げられないが、フランスパンのように大きな被焼成物の
場合は熱風の流れが妨げられる。このように、焼成室内
の熱風の流れは被焼成物の形状によって変化するもので
ある。
【0020】よって、吸引用パネルを取り換え可能とす
ることにより、予め被焼成物の形状に対応した複数の吸
引用パネルを形成しておき、焼成しようとする被焼成物
に適合した吸引用パネルを選択し焼成室に装着すること
により、被焼成物に焼きむらが発生することにより確実
に防止することができる。また、請求項3記載の発明に
よれば、吸引開口が焼成室からファンに向け断面積が順
次狭くなる形状を有した空間部分を有するため、焼成室
と接する部分における吸引開口の開口面積は広くなる。
よって、焼成室の奥部の広い面積から熱風を吸引するこ
とが可能となり、焼成室内に熱風の淀みが発生すること
を防止することができる。この淀みが発生した部分は被
焼成物を過剰に焼成する部分となるため、吸引開口の形
状を淀みが発生しない構成とすることにより、被焼成物
に焼きむらが発生することを防止することができる。
【0021】また、請求項4記載の発明によれば、ヒー
ター及びファンにより生成された熱風は、焼成室の内壁
に形成された吹き出し孔を介して焼成室内に吹き出され
る。焼成室内には被焼成物が装着されており、よってこ
の被焼成物は熱風により焼成される。また、熱風は吸引
開口を介してファンに吸引され、よって熱風は焼成室内
を循環する構成となる。この際、焼成室内の熱風は、複
数の吸引孔が形成された吸引用パネルを通り吸引開口に
吸引される。
【0022】この際、吹き出し孔の開口面積を可変しう
る調整機構を設け、吹き出し孔からの熱風の吹き出し量
を調整可能な構成としたことにより、被焼成物に焼きむ
らが発生することを防止することができる。即ち、調整
機構を用いて吹き出し孔の孔径を小さくすると、熱風の
吹き出し量は少なくなる。逆に、調整機構を用いて吹き
出し孔の孔径を大きくすると、熱風の吹き出し量は増大
する。このように、調整機構により焼成室内への熱風の
吹き出し量を調整できるため、焼成室内の温度分布を調
整することが可能となる。
【0023】従って、調整機構により焼成室内の温度分
布が均一化するよう熱風の吹き出し量を調整することに
より、被焼成物に焼きむらが発生することを防止するこ
とができる。また、請求項5記載の発明によれば、焼成
室の内壁と、この内壁にスライド可能に配設されると共
に吹き出し孔と対向するよう形成された調整用孔を有し
たスライドプレートとにより調整機構を構成したことに
より、単にスライドプレートを内壁に対してスライドさ
せるだけの簡単な操作により熱風の吹き出し量を調整す
ることができる。
【0024】また、請求項6記載の発明によれば、ヒー
ター及びファンにより生成された熱風は、焼成室の内壁
に形成された吹き出し孔を介して焼成室内に吹き出され
る。焼成室内には被焼成物が装着されており、よってこ
の被焼成物は熱風により焼成される。また、熱風は吸引
開口を介してファンに吸引され、よって熱風は焼成室内
を循環する構成となる。この際、焼成室内の熱風は、複
数の吸引孔が形成された吸引用パネルを通り吸引開口に
吸引される。
【0025】また、被焼成物の焼成中、蒸気発生装置は
燃焼室内に蒸気を供給する。この際、蒸気発生装置は被
焼成物を生成するヒータを熱源として水蒸気を生成す
る。即ち、ヒータは被焼成物の焼成する熱風を生成する
と共に、水蒸気を生成する熱源としても機能する。よっ
て、従来のようにコンベクションオーブン内に二つの熱
源を設ける必要はなくなり、一つのヒータを配設するの
みでよく、よってコンベクションオーブンの省電力化及
び小型化を図ることができる。
【0026】更に、請求項7記載の発明によれば、内管
と外管との間に介装された蓄熱部材はヒータにより加熱
された状態となっているため、内管の第1の孔から吐出
された水は蓄熱部材により加熱され、外管の第2の孔か
ら水蒸気或いは熱湯の状態で吐出される。このように内
管の第1の孔から吐出された水は、第1の孔から第2の
孔へ移動する間、即ち内管と外管との間で蓄熱部材によ
り確実に加熱されるため、第2の孔から焼成処理に必要
とする十分な量の水蒸気を生成することができる。
【0027】また、第1の孔から吐出された水の一部は
水蒸気とならず熱湯の状態で第2の孔から吐出される
が、この熱湯は蓄熱部材により沸騰温度に近い状態まで
加熱されているため、ヒータにより加熱された熱風によ
り直ちに水蒸気となる。よって、水蒸気とはならず熱湯
の状態で第2の孔から吐出された水も効率よく水蒸気と
することができ、これによっても焼成処理に必要とする
十分な量の水蒸気を生成することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1及び図2は、本発明の一実
施例であるコンベクションオーブン1を示している。図
1はコンベクションオーブン1の内部構成を示す断面図
であり、図2はコンベクションオーブン1の外観を示す
図である。
【0029】図2に示すように、コンベクションオーブ
ン1は本体部2とドア3を有しており、ドアノブ4を把
持してドア3を開くことにより焼成室7内に被焼成物と
なるパンやクッキー等の生地を装着する。この際、生地
はプレート(図示せず)に載置した状態で焼成室7内に
装着される。また、本実施例に係るコンベクションオー
ブン1は、複数のプレートを同時に焼成室7内に装着で
きる構成となっており、よって多数の被焼成物を一括的
に焼成処理できる構成となっている。
【0030】また、本体部2の前面には操作パネル6が
設けられており、この操作パネル6を操作することによ
り焼成のための各種設定を行なう。尚、ドア3には二重
ガラス構造とされた窓5が設けられており、焼成状態が
外部から見ることができる構成となっている。また、窓
5を二重ガラス構造とすることにより、焼成時における
気密性の向上が図られている。
【0031】続いて、コンベクションオーブン1の内部
構成について、主に図1,図3乃至図10を用いて説明
する。コンベクションオーブン1を構成する本体部2の
内部には、前記した焼成室7の他に、吸引開口10,熱
風通路11,ファン12,モータ14,ヒーター15,
断熱材16,スチーム装置17(蒸気発生装置),制御
部18,吸引用パネル20,及び調整機構30A等が設
けられている。
【0032】焼成室7を構成する内壁の内、左右側部に
位置する内壁8には、図4に拡大して示すように、多数
の第1の吹き出し孔9が設けられている。熱風36(図
中、熱風36の流れ方向を矢印で示している)は、この
第1の吹き出し孔9から焼成室7内に吹き出される構成
となっている。また、焼成室7の奥壁には吸引開口10
が設けられており、この吸引開口10は焼成室7に対し
て窪んだ形状(図1に矢印Aで示す寸法だけ窪んでい
る)とされている。具体的には、吸引開口10は、焼成
室7からファン12に向け断面積が順次狭くなる形状と
された空間部分を有した構成とされている。この吸引開
口10は、後述するファン12により生成される熱風3
6の空気取り入れ口となるものである。
【0033】熱風通路11は、焼成室7の外周を取り囲
むよう形成されている。この熱風通路11の奥部中央位
置にはファン12が設けられており、このファン12は
モータ14のシャフト13に接続されている。よって、
モータ12が回転することによりファン12は回転す
る。この際、ファン12の回転方向は常に一定方向とす
る必要はなく、逆転可能な構成としてもよい。
【0034】また、ファン12の外周位置には、リング
状の複数のヒーター15が配設されている。よって、通
電することによりヒーター15を加熱し、かつファン1
2を回転させることにより、熱風36が生成される。こ
の際、ファン12は焼成室7内の熱風(空気)を吸引開
口10から吸い込み、生成された熱風36は熱風通路1
1に送り込まれる。
【0035】これにより、ファン12及びヒーター15
により生成された熱風36は、熱風通路11を通り前記
した内壁8に至り、第1の吹き出し孔9から焼成室7内
に吹き出される。この第1の吹き出し孔9から吹き出さ
れた熱風36は、焼成室7内において被焼成物を焼成
し、その後吸引開口10からファン12に向け吸引され
る。このように、熱風36は、焼成室7及び熱風通路1
1内を循環する構成となっており、これにより熱風36
の冷却を防止しヒーター15の消費電力の低減を図って
いる。
【0036】また、熱風通路11の内部には、前記した
ヒーター15と対向する位置にスチーム装置17が並設
されている。このスチーム装置17はスチーム(蒸気)
を発生させるものであり、これにより例えば製パン時
(特に、フランスパン等のハード系パンの製パン時)に
おいて上質な焼き上げを実現することができる。図9は
スチーム装置17を拡大して示す図であり、また図10
は図9(A)におけるA−A線に沿う断面を示してい
る。各図に示すように、スチーム装置17は、大略する
と内管40,外管41,及び蓄熱部材44等により構成
されている。内管40はパイプ状の部材であり、水供給
装置(図示せず)から内部に水が供給される構成とされ
ている。また、図9(B)に示すように、その外周位置
には所定のピッチで第1の孔42が形成されている。
【0037】また、水供給装置から内管40に供給され
る水の量は、制御部18により制御される構成とされて
いる。具体的には、水供給装置から内管40に至る配管
には流量制御弁(図示せず)が配設されており、制御部
18はこの流量制御弁を駆動制御することにより内管4
0に供給される水の量を制御する構成とされている。一
方、外管41は内管40と同様にパイプ状の部材である
が、その径寸法は内管40よりも大きな径寸法とされて
いる。よって、内管40は外管41の内部に位置するよ
う、即ち外管41は内管40を内部に内包するよう構成
されている。この外管41の外周位置には所定のピッチ
で第2の孔43が形成されており、この第2の孔43か
らは、後述するように水蒸気或いは加熱された水(以
下、熱湯という)が吐出される。
【0038】更に、前記した内管40と外管41との間
に形成された空間部分には、複数の蓄熱部材44が内管
40を囲繞するよう介装されている。この蓄熱部材44
は熱容量(比熱)の高い金属材料が選定されており、本
実施例では蓄熱部材44として円柱形状を有した丸鋼を
用いてる。しかるに、蓄熱部材44の材料はこれに限定
されるものではなく、蓄熱性(熱を蓄える特性)を有す
るものであれば他の金属材料を用いても、また金属以外
の材料を用いても構わない。
【0039】続いて、上記構成とされたスチーム装置1
7の動作について説明する。前記したように、スチーム
装置17はヒータ15の近傍位置に配設されている(図
1参照)。よって、スチーム装置17は、ヒータ15が
発生する熱により加熱される。即ち、本実施例ではスチ
ーム装置17の熱源として、熱風36を生成するヒータ
15を利用している。
【0040】前記したように、内管40と外管41との
間には複数の蓄熱部材44が内設されている。よって、
ヒータ15の熱は外管41を介して蓄熱部材44に熱伝
達され、この蓄熱部材44に蓄えられる(蓄熱され
る)。一方、内管40は前記のように水供給手段から水
が供給されており、よってこの水は内管40に形成され
た第1の孔42から吐出される。内管40と外管41と
の間には蓄熱部材44が介在するため、第1の孔42か
ら吐出された水は、直ちに外管41の第2の孔43から
吐出されることはなく、先ず蓄熱部材44に吐出され
る。
【0041】前記のように、蓄熱部材44はヒータ15
の熱を蓄熱しているため、内管40の第1の孔42から
吐出された水は蓄熱部材44により加熱される。これに
より、第1の孔42から吐出された水はその大部分が水
蒸気となり、また水蒸気とならなかった水もその温度は
沸騰温度に近い温度となる。このようにして生成された
水蒸気或いは熱湯は外管41の第2の孔43から吸引開
口10及び熱風通路11に吐出される。
【0042】よって、第2の孔43から吐出された水蒸
気は、熱風36と共に熱風通路11を通り燃焼室7に供
給される。一方、図1に示されるようにスチーム装置1
7と対向する位置にはファン12が配設されているた
め、第2の孔43から吐出された熱湯は吸引された熱風
に流されてファン12に吸い込まれる。このファン12
は、ヒータ15に囲繞された構成であるため高温となっ
ている。よって、高温のファン12に上記熱湯が触れる
ことにより、この熱湯は直ちに水蒸気に変化する。従っ
て、このようにファン12で生成された水蒸気も、上記
した第2の孔43から直接吐出された水蒸気と同様に、
熱風36と共に熱風通路11を通り燃焼室7に供給され
る。これにより、被焼成物の焼成するのに必要とする十
分な量の水蒸気を確実に生成することができる。
【0043】また、本実施例のスチーム装置17は、前
記のように被焼成物を生成するヒータ15を熱源として
水蒸気を生成する構成とされているため(即ち、ヒータ
15は被焼成物の焼成する熱風を生成すると共に、水蒸
気を生成する熱源としても機能する)、従来のようにコ
ンベクションオーブン1に二つの熱源を設ける必要はな
くなり、一つのヒータ15を配設するのみでよいため、
コンベクションオーブン1の省電力化及び小型化を図る
ことができる。
【0044】ここで、再び図1に戻り、コンベクション
オーブン1の構成説明を続ける。上記したモータ14,
ヒーター15,及びスチーム装置17(具体的には、前
記した流量制御弁)は、本体部18の側部空間に配設さ
れた制御部18に接続されている。この制御部18はマ
イクロコンピュータを有した構成とされており、前記し
た操作パネル6から入力された焼成条件に対応するよ
う、モータ14,ヒーター15,スチーム装置17等を
制御し、これにより最適な焼成処理を実現する構成とな
っている。更に、熱風通路11の外周位置には断熱材1
6が配設されており、モータ14及び制御部18を熱か
ら保護する構成となっている。
【0045】吸引用パネル20は、前記した吸引開口1
0の前面部に焼成室7の奥内壁と面一となるよう配設さ
れている。この吸引用パネル20は、図3に拡大して示
すように複数の吸引孔21,22が形成されている。よ
って、焼成室7内の熱風(空気)は、この吸引孔21,
22を通過することによりファン12に吸引される構成
となっている。
【0046】本実施例では、この吸引用パネル20に形
成された吸引孔21,22の大きさを異ならせたことを
第1の特徴とする。具体的には、図3に示す例では、吸
引用パネル20の中央位置には小径の吸引孔22(以
下、小径吸引孔22という)が集約的に配設されている
(この領域を小径領域24という)。また、この小径領
域24を挟んだ上下の領域(この領域を大径領域23と
いう)には大径の吸引孔21(以下、大径吸引孔21と
いう)が集約的に配設されている。この大径領域23及
び小径領域24の配設位置は、焼成室7内の温度分布が
均一化するよう設定されている。
【0047】尚、吸引用パネル20はプレス型を用いて
プレス加工により形成されるため、プレス型を予め適宜
設定しておくことにより、大小の径寸法を有する吸引孔
21,22を吸引用パネル20に容易に形成することが
できる。上記のように、焼成室7内の温度分布が均一化
するよう、吸引用パネル20に形成される吸引孔21,
22の大きさを異ならせた構成することにより、被焼成
物に焼きむらが発生することを防止することができる。
【0048】即ち、小径吸引孔22では熱風36が通過
する時の抵抗が大きくなり、熱風36が通過しにくくな
る。逆に、大径吸引孔21では熱風36が通過する時の
抵抗が小さくなり、熱風36は通過し易くなる。よっ
て、吸引孔21,22の孔径を焼成物の大きさ,プレー
トの枚数と鵜に応じて調整することにより、焼成室7内
の熱風36の流れ、即ち温度分布を調整することが可能
となる。従って、吸引孔21,22の孔径を適宜調整
し、焼成室7内の温度分布が均一化することにより、被
焼成物に焼きむらが発生することを防止することができ
る。
【0049】また、吸引用パネル20は、取り付けネジ
(図示せず)により焼成室7に取り付けられる構成とな
っている。具体的には、吸引用パネル20の外周位置に
は複数の取り付け用凹部25が形成されており、この取
り付け用凹部25に取り付けネジ(図示せず)を装着し
た上で焼成室7に螺着することにより、吸引用パネル2
0は焼成室7に装着される構成とにっている。即ち、こ
の取り付けネジを着脱することにより、吸引用パネル2
0は焼成室7に対して取り換え可能な構成となってい
る。
【0050】このように、吸引用パネル20を焼成室7
に対して取り換え可能な構成としたことにより、被焼成
物に対応した吸引用パネル20を選択して使用すること
が可能となる。即ち、被焼成物は全て同一の形状をして
いるわけではなく、例えばクッキーのような小さい被焼
成物もあり、またフランスパンのように大きな被焼成物
もある。焼成室7内における熱風の流れは、この被焼成
物の形状によっても影響を受け、例えば上記したクッキ
ーのような小さい被焼成物では熱風の流れはさほど妨げ
られないが、フランスパンのように大きな被焼成物の場
合は熱風の流れが妨げられる。
【0051】また、前記のようにコンベクションオーブ
ン1は、複数(本実施例では4枚)のプレートを同時に
装着できるものではあるが、必ずしも4枚全てのプレー
トを装着するものではない。よって、焼成室7内に装着
するプレートの数によっても焼成室7内の熱風の流れは
変化する。このように、焼成室7内の熱風の流れは被焼
成物の形状及びプレート数によって変化するものであ
る。
【0052】よって、予め被焼成物の形状やプレートの
装着枚数に対応した複数の吸引用パネル20を形成して
おき、焼成しようとする被焼成物等に適合した吸引用パ
ネル20を選択し焼成室7に装着することにより、被焼
成物に焼きむらが発生することにより確実に防止するこ
とが可能となる。更に、上記のように本実施例では、吸
引開口10が焼成室7からファン12に向け断面積が順
次狭くなる形状とされた空間部分を有した構成とされて
いるため、焼成室7と接する部分における吸引開口10
の開口面積は広くなっている。よって、ファン12は焼
成室7の奥部の広い面積から熱風36を吸引することが
可能となり、焼成室7内に熱風36の淀みが発生するこ
とを防止することができる(特に、燃焼室7のコーナー
部分で淀みが発生しやすい)。
【0053】この淀みが発生した部分は、被焼成物を過
剰に焼成する部分となる。このため、上記のように吸引
開口10の形状を淀みが発生しない構成とすることによ
り、被焼成物に焼きむらが発生することを防止すること
ができる。尚、上記した吸引用パネル20は、2種類の
孔径を有した吸引孔21,22を設けた構成を示した
が、吸引孔の径寸法の種類は2種類に限定されるもので
はなく、3種類以上の孔径を有する構成としてもよい。
また、上記した例では、吸引用パネル20を取り付けネ
ジを用いて焼成室7に着脱可能な構成としたが、ワンタ
ッチで着脱を行いうるような着脱機構を設けた構成とし
てもよい。
【0054】続いて、調整機構30Aについて説明す
る。調整機構30Aは、前記した焼成室7の内壁8に設
けられている。この調整機構30Aは、焼成室7の内壁
8とスライドプレート31とにより構成されている。ス
ライドプレート31は、図4乃至図6に示すように、内
壁8に図中矢印X1,X2方向にスライド可能に配設さ
れており、また配設状態において第1の吹き出し孔9と
対向するよう、第2の吹き出し孔32(調整用孔)が形
成された構成とされている。
【0055】内壁8に形成された第1の吹き出し孔9
と、スライドプレート31に形成された第2の吹き出し
孔32は略同一の開口面積を有している。よって、図5
に示すように、スライドプレート31の位置調整を行な
うことにより、第1の吹き出し孔9と第2の吹き出し孔
32を一致させることができる(以下、この位置を一致
位置という)。
【0056】また、この一致位置よりスライドプレート
31をスライドさせると、図6に示されるように(図6
は、スライドプレート31を矢印X1方向にスライドさ
せた状態を示している)、第1の吹き出し孔9と第2の
吹き出し孔32とはずれた状態となり、第1の吹き出し
孔9と第2の吹き出し孔32とが協働して形成する熱風
36の通過面積(以下、熱風通過面積という)は小さく
なる。即ち、調整機構30Aを設けることにより、熱風
通過面積を可変することが可能となる。
【0057】このように、熱風通過面積を可変しうる調
整機構30Aを設け、第1及び第2の吹き出し孔9,3
2からの熱風36の吹き出し量を調整可能な構成とした
ことにより、被焼成物に焼きむらが発生することを防止
することができる。即ち、調整機構30Aを用いて第1
及び第2の吹き出し孔9,32が形成する熱風通過面積
を小さくすると、熱風36の吹き出し量は少なくなる。
逆に、調整機構30Aを用いて熱風通過面積大きくする
と、熱風36の吹き出し量は増大する。このように、調
整機構30Aにより焼成室7内への熱風の吹き出し量を
調整できるため、焼成室7内の温度分布を調整すること
が可能となり、よって被焼成物に焼きむらが発生するこ
とを防止することができる。
【0058】また、この調整機構30Aを用いた熱風の
吹き出し量の調整処理は、単にスライドプレート31を
内壁8に対してスライドさせるだけの簡単な操作でよい
ため、熱風の吹き出し量を容易に調整することができ
る。図7は、上記した調整機構30Aの第1の変形例で
ある調整機構30Bを示している。本変形例に係る調整
機構30Bは、焼成室7内に同時に装着しうるプレート
(被焼成物であるパン生地等を載せるもの)数に対応し
た数(図7では3枚)のスライドプレート31Bを配設
すると共に、各スライドプレート31Bが内壁8に対し
て上下方向(図中、矢印Z1,Z2で示す方向)にスラ
イド可能としたものである。
【0059】本変形例のように、焼成室7内に装着され
るプレートに対応して各スライドプレート31Bを独自
にスライド調整可能としたことにより、各プレートに異
なる種類の被焼成物を置いた場合においても、各プレー
ト毎に熱風通過面積を可変でき熱風36の吹き出し量を
調整できる。このため、各プレート毎に異なる種類の被
焼成物を置いた場合でも、各プレート上の被焼成物に焼
きむらが発生することを防止することができる。
【0060】また、図8は調整機構30Aの第2の変形
例である調整機構30Cを示している。前記した第1の
変形例では、3枚のスライドプレート31Bを上下方向
(Z1,Z2方向)に3枚列設し、各スライドプレート
31Bが夫々上下方向にスライド可能とした。これに対
して本変形例では、複数(本変形例では3枚)のスライ
ドプレート31Cを横方向(X1,X2方向)に列設
し、各スライドプレート31Cが上下方向(Z1,Z2
方向)及び横方向(X1,X2方向)に夫々独自にスラ
イド調整可能な構成としたことを特徴とするものであ
る。
【0061】本変形例のように、各スライドプレート3
1Cを上下方向及び横方向に独自にスライド調整可能な
構成としたことにより、熱風36の吹き出し調整をより
きめ細やかに制御することができ、各プレート上の被焼
成物に焼きむらが発生することをより確実に防止するこ
とができる。尚、上記した変形例では、一つの内壁8に
対して1枚或いは3枚のスライドプレート31B,31
Cを配設した構成を示したが、スライドプレートの数は
これに限定されるものではない。
【0062】また、上記した調整機構30A〜30Cで
は、スライドプレート31A〜31Cを内壁8に対して
スライドさせることにより熱風36の吹き出し量を調整
可能とする構成を示したが、熱風36の焼成室7内への
吹き出し量を調整可能な機構であれば、他の構成の調整
機構を適用することも可能である。また、本実施例では
スライドプレートをスライドすることにより熱風36の
吹き出し量を調整可能な構成としたが、前記した吸引用
パネル20と同様に、予め内壁8に形成される吹き出し
孔の形状を場所に応じて可変させておく構成としてもよ
い。この場合、被焼成物が常に一定であり、またプレー
ト数も常に一定である場合に効果がある。
【0063】更に、上記した実施例では、吸引用パネル
20に形成された各孔21,22の面積は可変できない
構成であったが、吸引用パネル20に形成される孔の面
積を可変しうる可変機構を設けた構成としてもよい。
【0064】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、次に述べる
種々の効果を実現することができる。請求項1記載の発
明によれば、吸引孔の孔径を調整することにより、焼成
室内の熱風の流れ(温度分布)を調整することが可能と
なり、焼成室内の温度分布が均一化するよう吸引孔の孔
径を異ならせることにより、被焼成物に焼きむらが発生
することを防止することができる。
【0065】また、請求項2記載の発明によれば、予め
被焼成物の形状に対応した複数の吸引用パネルを形成し
ておき、焼成しようとする被焼成物に適合した吸引用パ
ネルを選択し焼成室に装着することが可能となり、よっ
て被焼成物に焼きむらが発生することをより確実に防止
することができる。また、請求項3記載の発明によれ
ば、焼成室と接する部分における吸引開口の開口面積は
広くなるため、焼成室の奥部の広い面積から熱風を吸引
することが可能となり焼成室内に熱風の淀みが発生する
ことを防止することができるため、被焼成物に焼きむら
が発生することを防止することができる。
【0066】また、請求項4記載の発明によれば、調整
機構により焼成室内への熱風の吹き出し量を調整できる
ため焼成室内の温度分布を調整することが可能となり、
よって調整機構により焼成室内の温度分布が均一化する
よう熱風の吹き出し量を調整することにより、被焼成物
に焼きむらが発生することを防止することができる。ま
た、請求項5記載の発明によれば、スライドプレートを
内壁に対してスライドさせるだけの簡単な操作により熱
風の吹き出し量を調整することができる。
【0067】また、請求項6記載の発明によれば、ヒー
タは被焼成物の焼成する熱風を生成すると共に水蒸気を
生成する熱源としても機能するため、従来のようにコン
ベクションオーブン内に二つの熱源を設ける必要はなく
なり、一つのヒータを配設するのみでよく、よってコン
ベクションオーブンの省電力化及び小型化を図ることが
できる。
【0068】更に、請求項7記載の発明によれば、内管
の第1の孔から吐出された水は、第1の孔から第2の孔
へ移動する間、即ち内管と外管との間で蓄熱部材により
確実に加熱されるため、第2の孔から焼成処理に必要と
する十分な量の水蒸気を生成することができる。また、
水蒸気とはならず熱湯の状態で第2の孔から吐出された
水も効率よく水蒸気とすることができ、これによっても
焼成処理に必要とする十分な量の水蒸気を生成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるコンベクションオーブ
ンの内部構成を説明するための断面図である。
【図2】本発明の一実施例であるコンベクションオーブ
ンの外観を示す図である。
【図3】本発明の一実施例であるコンベクションオーブ
ンに設けられる吸引用パネルを拡大して示す図である。
【図4】本発明の一実施例であるコンベクションオーブ
ンに設けられる調整機構を拡大して示す図である。
【図5】調整機構の操作を説明するための図である(そ
の1)。
【図6】調整機構の操作を説明するための図である(そ
の2)。
【図7】調整機構の変形例を説明するための図である
(その1)。
【図8】調整機構の変形例を説明するための図である
(その2)。
【図9】本発明の一実施例であるコンベクションオーブ
ンに設けられるスチーム装置を拡大して示す図である。
【図10】図10(A)におけるA−A線に沿う断面図
である。
【符号の説明】
1 コンベクションオーブン 2 本体部 7 焼成室 8 内壁 9 第1の吹き出し孔 10 吸引開口 11 熱風通路 12 ファン 14 モータ 15 ヒーター 16 断熱材 17 スチーム装置 20 吸引用パネル 21 大径吸引孔 22 小計吸引孔 23 大径領域 24 小径領域 30A〜30C 調整機構 31A〜31C スライドプレート 32 第2の吹き出し孔 36 熱風 40 内管 41 外管 42 第1の孔 43 第2の孔 44 蓄熱部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被焼成物を焼成する焼成室と、 ヒーターと共に前記焼成室内に送り込む熱風を生成する
    ファンと、 前記焼成室の内壁に形成されており、前記熱風を前記焼
    成室内に吹き出す吹き出し孔と、 前記焼成室内の熱風が前記ファンに向け吸引される吸引
    開口に設けられており、前記熱風が通過する複数の吸引
    孔が形成された吸引用パネルとを具備するコンベクショ
    ンオーブンにおいて、 前記吸引用パネルに複数形成された前記吸引孔の孔径
    を、前記焼成室内の温度分布が均一化するよう異ならせ
    たことを特徴とするコンベクションオーブン。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコンベクションオーブン
    において、 前記吸引用パネルを取り換え可能な構成としたことを特
    徴とするコンベクションオーブン。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のコンベクション
    オーブンにおいて、 前記吸引開口は、前記焼成室から前記ファンに向け断面
    積が順次狭くなる形状とされた空間部分を有することを
    特徴とするコンベクションオーブン。
  4. 【請求項4】 被焼成物を焼成する焼成室と、 ヒーターと共に前記焼成室内に送り込む熱風を生成する
    ファンと、 前記焼成室の内壁に形成されており、前記熱風を前記焼
    成室内に吹き出す吹き出し孔と、 前記焼成室内の熱風が前記ファンに向け吸引される吸引
    開口に設けられており、前記熱風が通過する複数の吸引
    孔が形成された吸引用パネルとを具備するコンベクショ
    ンオーブンにおいて、 前記吹き出し孔の開口面積を可変することにより前記熱
    風の吹き出し量を調整する調整機構を設けたことを特徴
    とするコンベクションオーブン。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のコンベクションオーブン
    において、 前記調整機構を、 前記焼成室の内壁と、 該内壁にスライド可能に配設されており、前記吹き出し
    孔と対向するよう形成された調整用孔を有したスライド
    プレートとにより構成したことを特徴とするコンベクシ
    ョンオーブン。
  6. 【請求項6】 被焼成物を焼成する焼成室と、 ヒーターと共に前記焼成室内に送り込む熱風を生成する
    ファンと、 前記焼成室の内壁に形成されており、前記熱風を前記焼
    成室内に吹き出す吹き出し孔と、 前記焼成室内の熱風が前記ファンに向け吸引される吸引
    開口に設けられており、前記熱風が通過する複数の吸引
    孔が形成された吸引用パネルと、 前記燃焼室内に供給される蒸気を生成する蒸気発生装置
    とを具備するコンベクションオーブンにおいて、 前記蒸気発生装置の熱源として、前記ヒータを用いたこ
    とを特徴とするコンベクションオーブン。
  7. 【請求項7】 請求項7記載のコンベクションオーブン
    において、 前記蒸気発生装置を、 内部に水が供給されると共に該水が吐出される第1の孔
    が形成された内管と、 前記内管より大きな径寸法を有することにより前記内管
    を内部に内包するよう構成されると共に、水蒸気或いは
    加熱された水を吐出する第2の孔が形成された外管と、 前記内管と前記外管との間に介装されており、前記内管
    を囲繞するよう配設された蓄熱部材とを具備する構成と
    し、 前記ヒータにより少なくとも前記蓄熱部材を加熱し、該
    蓄熱部材に蓄成された熱により前記内管の第1の孔から
    吐出された水を加熱し、前記外管の第2の孔から水蒸気
    或いは加熱された水が吐出されるよう構成したことを特
    徴とするコンベクションオーブン。
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