JPH1118669A - ベーキングオーブン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サイズ的にフレキシブルで色々なレシピに応
じたベーキングプロセスで非常に色々なベーキング品を
焼くことが可能なマルチステージベーキングオーブンを
案出する。 【解決手段】 ベーキングオーブンは、長手方向（１
０）に相前後して配置された多数のオーブンモジュール
（１〜４）を有する。当該モジュールはそれぞれ固有の
制御可能な加熱装置と、かまど（６ａ〜６ｅ）に案内さ
れる、少なくとも１つの蒸気及び／又は新鮮空気のため
の供給導管と、各かまど（６ａ〜６ｅ）から別のところ
へ通じる、少なくとも１つの蒸気及び／又は排気のため
の搬出導管（４６）とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ベーキングオーブ
ン又は焼きがま、詳しく言うと所謂マルチステージ（多
層）オーブンに関する。

【０００２】

【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】長く伸
びた炉体を通り抜けるかまどが形成され、当該かまどに
ベーキングベルトが配置されるようなマルチステージ・
循環式オーブンが公知である。この循環式オーブンは仕
込み運転、即ち、少しずつの運転用に、又は連続運転よ
うに設計可能である。このオーブンの装填及び抜き取り
は、必要とされる生産量を実際に実現可能とするため
に、自動化可能である。このオーブンでもって、様々な
ベーキングベルト上で、非常に制限され同時にまちまち
なベーキング物（パンや焼き菓子など）がその都度レシ
ピに応じたベーキングプロセスで焼かれる。更にこのオ
ーブンは少量での特有のパン種にとって効率的に用いる
ことができない。結局、このオーブンはその性能におい
て、即ち、その容量乃至生産能力において相当に融通が
きかない。

【０００３】本発明は、サイズ的にフレキシブルで色々
なレシピに応じたベーキングプロセスで非常に色々なベ
ーキング品を焼くことが可能なマルチステージベーキン
グオーブンを案出することを課題とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】この課題は、本発明にし
たがい、特許請求の範囲請求項第１項の特徴部分の記載
構成によって解決される。本発明の本質は、任意の拡張
を可能とするオーブンのモジュール構造にある。容量を
増大すべき場合、１つ又は２つの更なるオーブンモジュ
ールが嵌め込まれ、場合によっては単にベーキングベル
トのみを延長する必要がある。各モジュールが固有の調
節可能な加熱装置を有することによって、色々なベーキ
ング品にとって様々である非常に正確な色々なベーキン
グプロセスを実施することができる。

【０００５】請求項２に係る更なる構成によって、個々
のオーブンモジュールにおける個々のベーキング域の分
離が更に強められる。請求項３及び４は、ベーキングベ
ルトを導くように、述べられる。

【０００６】本発明に係るモジュール構造様式は、加熱
の各様式にとり、要するに電気加熱、サーモオイル加熱
及び燃料ガス乃至熱ガス加熱にとって可能であるが、と
りわけ各オーブンモジュールにおいて明らかに互いに分
離された燃料ガス乃至熱ガス循環を備えた特に廉価な燃
料ガス乃至熱ガス加熱の使用を可能にする。オーブンの
長手方向に対して横向きで且つこの際に直線的な加熱レ
ジスタ乃至ダンパーレジスタ乃至吸引レジスタの貫流を
実現することによって、オーブンにおけるそれぞれの伝
熱面を介した熱移行が一様であり、その結果、ベーキン
グ空間内で自ら温度勾配が発生しない。

【０００７】本発明の特徴、利点及び詳細は図面に基づ
く２つの実施例の以下の記載から明らかとなろう。

【０００８】

【発明の実施の形態】図１に示されたベーキングオーブ
ンは所謂マルチステージ循環式オーブンであり、これは
相前後して配置され互いに結合した多数のオーブンモジ
ュール１，２，３，４からなる。各モジュールは、多数
の、図１〜４にしたがう実施例では５つのかまど乃至火
床６ａ，６ｂ，６ｃ，６ｄ，６ｅが階層状に重なり合っ
て配置された炉体５を有する。各かまどは、その上面を
主として熱放射によってのみ熱を出すようになった薄い
金属板でなる上伝熱面８によって画定されたベーキング
空間７を有する。この伝熱面８は、オーブンの長手方向
１０に対し横向きに且つ水平に延びる熱ガス乃至燃料ガ
ス経路乃至管路１１を有する上ヒート・加熱レジスタ９
の一部である。各ベーキング空間７はその下面に原則的
には同種乃至同質に加熱レジスタ９と共に組み立てられ
た下ヒート・加熱レジスタ１２を有する。当該加熱レジ
スタも同様に長手方向１０に対し横向きに且つ水平に延
びる熱ガス経路乃至管路１３を有し、伝熱面１４によっ
てベーキング空間７に関して画定される。この伝熱面１
４もまた薄い金属板によって形成される。

【０００９】各下ヒート・加熱レジスタ１２の下方で当
該レジスタと間隔をおいて、言い換えれば、すぐ下のか
まど６ｂ〜６ｅの上ヒート・加熱レジスタ９の上方に、
個々のかまど６ａ〜６ｅを熱的にできる限り十分に互い
に分離すべく、中間絶縁部１５が取り付けられる。下ヒ
ート・加熱レジスタ１２とその下にある中間絶縁部１５
の間に、ベーキングベルト１８の下車間部分１７（その
上車間部分１９はかまど６ａ〜６ｅの下ヒート・加熱レ
ジスタ１２の伝熱面１４の上方にある）のための戻り経
路１６がそのベーキング空間７を通って案内される。こ
の際、上記ベーキングベルト乃至車間部分は、下ヒート
・加熱レジスタ１２に支持されたガイド２０上を案内さ
れる。

【００１０】かまど６ａ〜６ｅはそれぞれ垂直な側壁２
１と側壁２２によって画定され、その都度の炉体５にお
いてオーブンの長手方向１０に延び、モジュール１〜４
のその都度の炉体５のカバー２４と底部２３に支持さ
れ、あるいは固定される。

【００１１】最下位のかまど６ａの下方に、本質的に柱
体状の燃焼室２５が配置される。この燃焼室にバーナー
２６がつながっている。当該燃焼室２５に熱ガス混合空
間２７が後続していて、当該混合空間はまた下端に、か
まど６ａ〜６ｅの側壁と炉空体の隣接する外壁との間に
形成される熱ガス供給経路２８をつないでいる。熱ガス
供給経路２８は、側壁２１による他、側壁２１に対して
上方へ傾いた境界壁３０によって限定され、その結果、
熱ガス供給経路２８は上方へ細くなる断面を有する。加
熱レジスタ９，１２の熱ガス経路１１，１３は熱ガス供
給経路２８につながっていて、それぞれ制御弁３１が備
えられ、これによって各熱レジスタ９乃至１２の入口開
口３２の大きさが可変である。

【００１２】かまど６ａ〜６ｅ全ての熱ガス経路１１，
１３は、側壁２２と炉体５の付設した外壁３４の間に配
置された熱ガス収集空間３３に通じている。熱ガス経路
１１乃至１３のそれぞれの入口開口３２での制御弁３１
と二者択一的に又はこれに加えて、同じように形成され
た制御弁３５を熱ガス収集空間３５への熱ガス経路１１
乃至１３の出口開口３６に備えることも可能である。熱
ガス収集空間３３は、モータ３８により駆動する熱ガス
送風機３７に通じている。この送風機３７はまた、燃焼
室２５が後続する熱ガス戻り経路３９に通じている。炉
体の外壁２９，３４、カバー２４及び底部２３が熱的に
絶縁されている。

【００１３】バーナー２６での燃焼によって生じる熱い
煙ガスは流れ方向矢印４０に一致して燃焼室２５から熱
ガス混合空間２７に流れる。そこで煙ガスは、流れ方向
矢印４１に応じて通され冷却された熱ガスと混合され、
それによって対応する混合温度を有した熱ガスを生む。
この熱ガスは流れ方向矢印４１ａに応じて熱ガス供給経
路２８と入口開口３２を通って加熱レジスタ９乃至１２
に供給される。送風機３７の吸引力によって上記ガスは
加熱レジスタ９乃至１２を通って吸い込まれ、出口開口
３６を通って当該レジスタを出る。熱ガス収集空間３３
を通り抜けて流れ、送風機３７によって熱ガス戻り経路
３９に押し込まれ、そこから（既に解説されたように）
燃焼室２５に達する。熱ガスがバーナー２６によって混
合空間２７に新たに供給される限度において、冷却され
た熱ガスは流れ方向矢印４２に応じて煙突４３を通って
出される。熱ガスはオーブンの長手方向１０に対し横向
き直線状に加熱レジスタ９乃至１２を通り抜けて流れ
る。当該ガスはまた良好な伝熱の目的のために、加熱レ
ジスタ９乃至１２内に配置された形状要素によってうず
巻かれ或いは方向転換される。

【００１４】オーブンモジュール１〜４において、それ
ぞれかまど６ａ〜６ｅ当たり熱ガス供給経路２８の領域
で、垂直に延在し上方へ導き出された供給導管４４が配
置される。当該導管は短突出部４５で側壁２１を貫いて
各々のかまど６ａ〜６ｅのベーキング空間７に入る。こ
の供給導管４４を介して各々のかまど６ａ〜６ｅに別々
にベーキング品の蒸気発生のためにガス、即ち、水蒸気
が、或いは蒸気除去のために新鮮空気が供給可能であ
る。熱ガス収集空間３３の領域において、供給導管４４
に対応して同じく上方へ導き出された搬出導管４６が配
置される。当該導管はそれぞれ短突出部４７を用いて側
壁２２を介してそれぞれかまど６ａ〜６ｅにつきベーキ
ング空間７と結合する。

【００１５】オーブンモジュール１において、言い換え
れば積み込み側４８の隣で、供給導管４４を介してオー
ブンの外で生じた蒸気、即ち、水蒸気がベーキング空間
７に供給され、搬出導管４６を介して搬出される。モジ
ュール２〜４において、供給導管４４を介して新鮮空気
が供給される一方、搬出導管４６を介して排気乃至汚れ
た空気が、それぞれのベーキング空間７で生じた蒸気と
共に搬出される。

【００１６】図５にしたがう実施例の場合、第１オーブ
ンモジュール１のための内部蒸気発生が予定される。こ
の際、燃焼室２５の両側に、公知のように水が注入され
る蒸気発生管４９が配置される。注入された水はバーナ
ー２６に由来する熱によって蒸発する。この管４９は、
この場合には炉体５から外へと案内されない供給導管４
４’に接続している。

【００１７】積み込み側４８でヘッド要素５０が第１オ
ーブンモジュール１に前置され、そこでエンドレスベー
キングベルト１８用の転向ローラ５１が支承される。最
後のオーブンモジュール４に完結要素５２が後続し、こ
こで同様にベーキングベルト１８用の転向ローラ５３が
支承される。転向ローラ５１乃至５３は概略だけを示さ
れた駆動モータ５４によって駆動可能である。オーブン
の長手方向１０はベーキングベルト１８の搬送方向に一
致する。各ベーキングベルト１８は一列に合い前後して
並んで配置されたこの点では互いにそれぞれ付設された
かまど６ａ，６ｂ，６ｃ，６ｄ，６ｅのベーキング空間
７を通って延びている。これで各モジュール１乃至２乃
至３乃至４の個々のベーキング空間７において種々のベ
ーキング環境が調節可能であり、各モジュール１〜４の
ベーキング空間は弁５５で閉鎖可能である。オーブンモ
ジュール１〜４が存在する以上、弁５５が存在しなけれ
ばならないので、対応して１式の弁５５がヘッド要素５
０か完結要素５２のいずれかに存在しなければならな
い。これら弁５５は概略されただけの制御モータ５６に
よって操作される。当該弁は閉じ状態で、ベーキング空
間７を通って煙突状の通風が生じることを阻止する。

【００１８】完全に独立のモジュール１〜４はそれぞれ
図面で単に概略されただけのフランジ５７にネジ５８を
用いて互いに結合される。ヘッド要素５０は同じように
して第１モジュール１と、完結要素５２は対応して最終
のモジュール４と連結される。ヘッド要素５０はまた第
１モジュール１に一体化されることも可能である。最終
のモジュール４への完結要素５２の一体化も相応する。
オーブンの所望の出力乃至性能に応じて、１５個までの
モジュール１〜４が相前後して配置することが可能であ
る。ベーキングベルト１８の長さのみに合わせられなけ
ればならない。

【００１９】ヘッド要素５０を介した積み込み側４８で
のベーキング品の積み込みと完結要素５２を介した積み
下ろし側５９での積み下ろしは、通例で公知のマルチス
テージ循環オーブンでのように普通一般に行われている
ようになされる。各モジュール１〜４の各かまど６ａ〜
６ｅにおいて、一定のベーキング環境、特に同じく一定
の温度が調整でき、その際、種々のベーキング品を個々
のベーキングベルト１８上で焼く場合にはモジュール１
〜４のかまど６ａ〜６ｅについての温度を異ならせるこ
とができる。上記積み込みは、ベーキング品がヘッド要
素５０を越えてベーキングベルト上に送り込まれ、第１
モジュール１の対応ベーキング空間７に詰まれるように
してなされる。弁５５の閉鎖によってモジュール１にお
けるそれぞれのベーキング空間７は所定時間の間、蒸さ
れ(beschwadet)、ベーキング品は所定時間にわたって所
定の一定温度で焼かれる。次いでベーキングベルト１８
に付設した弁５５の全てが開けられ、ベーキングベルト
１８が駆動され、その結果、現在言及しているベーキン
グ品が第１モジュール１のベーキング空間７から後続す
るモジュール２のベーキング空間７に搬送される。同時
に新しいベーキング品が第１モジュールのベーキング空
間７のために送り込まれる。次いで弁５５が再び閉じら
れ、第２モジュール２のベーキング空間に搬送されたベ
ーキング品が別の、普通は低めの温度で焼かれ、その
際、蒸気除去(Entschwaden)のために供給導管４４を通
って新鮮空気が供給される。この作用ステップは、始め
に言及されたベーキング品が最後のモジュール４で仕上
がり的に焼かれて完結要素５２を通って積み下ろし側５
９で再び取り出されるまで、ずっと進行する。重なり合
って存在するベーキングベルト１８の積み込みと積み下
ろしの同期化は、全オーブンに対するベーキングプログ
ラムに対応してなされる。

【００２０】制御弁３１及び／又は３５の閉鎖によって
全てのモジュール１〜４での個々のかまど６ａ〜６ｅの
運転を中止することができ、その結果、対応するベーキ
ングベルト１８上で蓄積エネルギーでのみ焼くことがで
きる。それによってこのベルトに熱も供給されない。

【００２１】図６は、本発明に係るモジュール構造様式
で、ヘッド要素５０での積み込み・積み下ろしを行う可
逆な運転も可能であることを具体的に説明する。この場
合、絶縁された背後壁６０で閉ざされた閉鎖完結要素５
２’が備えられる。具体的な説明のために、ベーキング
ベルト１８の搬送方向のための矢印１０が両方向に描か
れる。それぞれの駆動モータ５４は対応して可逆に駆動
可能でなければならない。

【００２２】図７によれば、オーブンは連続的に運転す
るマルチステージ連続加熱炉としても運転可能である。
この場合、モジュール１”，２”，３”，３ａ”，３
ｂ”，４”の数は図示された実施例よりも多い。更に、
この際、ベーキング品の連続的な流れを阻害することに
なるので弁５５を備えないのが目的に適っている。弁５
５はたいていの場合、耐熱性のカーテン６１で代替され
る。その他の点では、図７では、図６でと同じように、
始めに述べられた実施例にしたがって、同じパーツに同
じ参照番号が用いられる。パーツが構造的に等しくない
場合には、匹敵するパーツを同じ参照番号に二重ダッシ
ュを付して示す。

【００２３】図８及び９において、ベーキングオーブン
の別の実施形態が示される。以下に始めに述べられた実
施例に比べた相違点だけを説明する。始めに述べられた
実施例でと同じパーツは同一の参照番号で、機能的に等
しく作用するパーツは、三重ダッシュを付した参照番号
で示す。図８に示されたベーキングオーブンは、相前後
して配置され互いに連結した多数のかまどモジュール６
２ａ，６２ｂ，６２ｃ，６２ｄから構成されている。ヘ
ッド要素と完結要素と必須のベーキングベルトは示され
ていない。それぞれ２つのかまどモジュール６２ａ，６
２ｂと６２ｃ，６２ｄはそれぞれ１つのバーナーモジュ
ール６３ａ乃至６３ｂに配置される。１つのバーナーモ
ジュール６３ａ乃至６３ｂに３つ以上のかまどモジュー
ル６２ａ，６２ｂ，６２ｃ，６２ｄが配置される可能性
もある。これらは図１において各オーブンモジュール
１，２，３，４のバーナー２６の上方にあるパーツのよ
うに組み立てられる。バーナーモジュール６３ａ乃至６
３ｂは、図１に示された実施例のように燃焼室２５を備
えたバーナー２６を有する。当該燃焼室に、その幅に関
しおおよそのところかまどモジュール６２ａ，６２ｂ乃
至６２ｃ，６２ｄの２つにわたって延在する熱ガス混合
室２７'''が後続する。それぞれバーナー２６はこれら
モジュールの下方で中心に配置されている。各バーナー
モジュール６３ａ，６３ｂにおけるかまどモジュール６
２ａ，６２ｂ乃至６２ｃ，６２ｄの熱ガス供給経路２
８'''の下端で、熱ガス弁６４が備えられる。電動機で
ありうる制御駆動装置６５によって回動可能な熱ガス弁
６４が、付属の熱ガス供給経路２８'''を閉鎖する第１
終端位置と、当該熱ガス供給経路２８'''を完全に開け
る第２位置との間で連続的に回動可能であり、その結
果、当該熱ガス弁６４の調節によって設定可能な、バー
ナー２６で加熱される熱ガス流の割り当て分がそれぞれ
のかまどモジュール６２ａ又は６２ｂあるいは６２ｃ又
は６２ｄに到達する。バーナーモジュール６３ａに付属
するかまどモジュール６２ａ，６２ｂ又はバーナーモジ
ュール６３ｂに付属するかまどモジュール６２ｃ，６２
ｄの熱ガス弁６４の相対的調節によって、熱ガス流の分
配が、それぞれのかまどモジュール６２ａ，６２ｂ，６
２ｃ，６２ｄでの所望温度に依存して達成可能である。
熱ガスがそれぞれのベーキング空間７を通り抜けて流れ
た後、当該熱ガスは熱ガス戻り経路３９'''へ、それぞ
れのバーナー２６に供給される。

【００２４】図８及び９において、図１及び２とは対照
的にただ２つのかまど６ａ，６ｂが表示される。更なる
かまどを備えることができることは自明である。

【図面の簡単な説明】

【図１】循環式オーブンとして形成された本発明にした
がうベーキングオーブンの垂直縦断面図である。

【図２】ベーキングオーブンの第１オーブンモジュール
の横断面図である。

【図３】図２でIIIで示された詳細部の拡大図である。

【図４】図２でIVで示された詳細部の拡大図である。

【図５】収縮系の変更実施での図２にしたがう図におけ
るオーブンの横断面図である。

【図６】可逆オーブンとして形成された本発明にしたが
うベーキングオーブンの垂直縦断面図である。

【図７】連続的に動く循環トンネルオーブンとして形成
された本発明にしたがうベーキングオーブンの垂直縦断
面図である。

【図８】別の実施形態にしたがうベーキングオーブンの
斜視図である。

【図９】図８にしたがうベーキングオーブンの第１オー
ブンモジュールの横断面図である。

【符号の説明】

１〜４ オーブンモジュール ７ ベーキング空間 １８ ベーキングベルト ４４ 供給導管 ４６ 搬出導管 ４８ 積み込み側 ５０ ヘッド要素 ５１ 転向ローラ ５２ 完結要素 ５３ 転向ローラ ５４ 駆動モータ

Claims (14)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 長手方向（１０）に相前後して配置され
   た多数のオーブンモジュール（１〜４）を備え、 互いに一直線に並べて配置されたベーキング空間（７）
   を通って延びるベーキングベルト（１８）を備え、 積み込み側（４８）に配置されベーキングベルト（１
   ８）のための転向ローラ（５１）を有したヘッド要素
   （５０）を備え、 当該ヘッド要素（５０）から隔たって配置されベーキン
   グベルト（１８）のための転向ローラ（５３）を有した
   最終要素（５２，５２’）を備え、 ベーキングベルト（１８）のための少なくとも１つの駆
   動モータ（５４）を備えるベーキングオーブンにして、 上記オーブンモジュールがそれぞれ、 多数の互いに重なり合って配置され相前後して存在する
   オーブンモジュール（１〜４）に相互に一直線に並んで
   配置されたベーキング空間（７）を備えるかまど（６ａ
   〜６ｅ）と、 固有の制御可能な加熱装置と、 上記かまど（６ａ〜６ｅ）に案内され、蒸気及び／又は
   新鮮空気のための少なくとも１つの供給導管（４４，４
   ４”）と、 各かまど（６ａ〜６ｅ）から別のところへ通じる蒸気及
   び／又は排気のための少なくとも１つの搬出導管（４
   ６）とを有するようなベーキングオーブン。
2. 【請求項２】 それぞれのオーブンモジュール（１〜
   ４）のベーキング空間（７）が長手方向（１０）に関連
   して少なくとも一端で閉鎖可能であることを特徴とする
   請求項１に記載のベーキングオーブン。
3. 【請求項３】 各ベーキング空間（７）がそれぞれのベ
   ーキングベルト（１８）の上車間部分（１９）の下方に
   配置された上ヒート加熱によって加熱可能であることを
   特徴とする請求項１又は２に記載のベーキングオーブ
   ン。
4. 【請求項４】 各ベーキング空間（７）が、それぞれの
   ベーキングベルト（１８）の上車間部分（１９）の下方
   で下車間部分（１７）の上方にある下ヒート加熱によっ
   て加熱可能であることを特徴とする請求項１〜３のいず
   れか一項に記載のベーキングオーブン。
5. 【請求項５】 各オーブンモジュール（１〜４）がバー
   ナー（２６）を備えた熱ガス加熱装置を有し、 加熱レジスタ（９，１２）として形成された加熱器が水
   平で長手方向（１０）に対し横向きに熱ガスによって貫
   流可能に形成されていることを特徴とする請求項１〜４
   のいずれか一項に記載のベーキングオーブン。
6. 【請求項６】 側方の外壁（２９）に対して隣接してバ
   ーナー（２６）と結合し加熱レジスタ（９，１２）に接
   続する少なくとも１つの熱ガス供給経路（２８）が、対
   向する側方の外壁（３４）に対して隣接して加熱レジス
   タ（９，１２）に接続し且つバーナー（２６）と結合す
   る少なくとも１つの熱ガス収集空間（３３）が備えられ
   ることを特徴とする請求項５に記載のベーキングオーブ
   ン。
7. 【請求項７】 加熱レジスタ（９，１２）がその入口開
   口（３２）及び／又はその出口開口（３６）で制御弁
   （３１，３５）を備えることを特徴とする請求項５又は
   ６に記載のベーキングオーブン。
8. 【請求項８】 熱ガス収集室（３３）に熱ガス送風機
   （３７）が付設されることを特徴とする請求項７に記載
   のベーキングオーブン。
9. 【請求項９】 加熱レジスタ（９，１２）が熱ガスによ
   って一直線に貫流可能であるように形成されることを特
   徴とする請求項５に記載のベーキングオーブン。
10. 【請求項１０】 各オーブンモジュール（１〜４）のベ
    ーキング空間（７）が少なくとも１つの弁（５５）を用
    いて閉鎖可能であることを特徴とする請求項２に記載の
    ベーキングオーブン。
11. 【請求項１１】 各オーブンモジュール（１”，２”，
    ３”，３ａ”，３ｂ”，４”）のベーキング空間（７）
    が少なくとも１つの耐熱性カーテンで閉鎖可能であるこ
    とを特徴とする請求項２に記載のベーキングオーブン。
12. 【請求項１２】 少なくとも２つのオーブンモジュール
    （１'''，２'''，３'''，４'''）の加熱装置が共通のバ
    ーナーモジュール（６３ａ，６３ｂ）と連結しているこ
    とを特徴とする請求項１，２，３，４，１０，１１のい
    ずれか一項に記載のベーキングオーブン。
13. 【請求項１３】 上記バーナーモジュール（６３ａ，６
    ３ｂ）が、組み合わされたオーブンモジュール
    （１'''，２'''，３'''，４'''）の数に対応する数の熱
    ガス弁（６４）を有し、当該熱ガス弁は、それぞれのオ
    ーブンモジュール（１'''，２'''，３'''，４'''）のた
    めの熱ガス供給を遮断する第１位置と、それぞれのオー
    ブンモジュール（１'''，２'''，３'''，４'''）のため
    の熱ガス供給を完全にフリーとする第２位置と、中間位
    置の間で回転可能であることを特徴とする請求項１２に
    記載のベーキングオーブン。
14. 【請求項１４】 熱ガス弁（６４）が制御駆動装置（６
    ５）を用いて調節可能であることを特徴とする請求項１
    ３に記載のベーキングオーブン。