JP2000104887A - 水道管凍結防止装置及び水道管凍結防止方法 - Google Patents

水道管凍結防止装置及び水道管凍結防止方法

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JP2000104887A
JP2000104887A JP10277594A JP27759498A JP2000104887A JP 2000104887 A JP2000104887 A JP 2000104887A JP 10277594 A JP10277594 A JP 10277594A JP 27759498 A JP27759498 A JP 27759498A JP 2000104887 A JP2000104887 A JP 2000104887A
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JP
Japan
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water pipe
heating element
resistance heating
freezing prevention
prevention device
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JP10277594A
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English (en)
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Shotaro Miura
正太郎 三浦
Mitsutoshi Shimazaki
光寿 嶋崎
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Maezawa Kyuso Industries Co Ltd
Original Assignee
Maezawa Kyuso Industries Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L57/00Protection of pipes or objects of similar shape against external or internal damage or wear

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pipe Accessories (AREA)
  • Resistance Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリエチレン等の合成樹脂管にも適用するこ
とができ、かつ、加熱温度の調整が容易で熱効率の良好
な水道管凍結防止装置及び水道管凍結防止方法を提供す
る。 【解決手段】 ポリエチレン管1の一端に接続されたメ
カニカル継手3と、図示しないがポリエチレン管1の他
端に同様に接続された他のメカニカル継手とにそれぞれ
電極を接続して所定の電流を流すことにより、ポリエチ
レン管1内の抵抗発熱体2を発熱させることができる。
この熱によりポリエチレン管1内の水が加熱される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、水道管凍結防止
装置及び水道管凍結防止方法に関し、詳しくは、水道用
配管材料として一般に使用されるポリエチレン管等の合
成樹脂管が寒冷期に凍結することを防止する水道管凍結
防止装置及び水道管凍結防止方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】良く知られるように、昔から特に寒冷地
では寒冷期に水道管が凍結することによって、社会生活
上多大な被害が発生している。水道管が凍結した場合に
は、断水によって水道の使用が制限されるばかりでな
く、水道管及び周辺機器の破損や破壊が発生する場合が
あり、深刻な社会問題となっている。そこで従来から、
水道管の凍結を防止するために、又は凍結した水道管を
解氷するために様々な工夫がなされている。
【0003】例えば図8に示す水道管凍結防止装置は、
金属製水道管に電流を流して金属製水道管を抵抗発熱さ
せるタイプの水道管凍結防止装置である。かかる水道管
凍結防止装置は所定の電流を流すための電源21と、電
源21にその一端が電気的に接続されたコード22、2
3と、コード22、23の他端にそれぞれ電気的に接続
された一対のアーム24、25とから構成される。この
水道管凍結防止装置では、図8に示すように金属製水道
管26において凍結することが予想される部位(図8に
凍結部位として示す)の両端をアーム24、25で挟持
し、電源21から所定量の電流を流すことによって、金
属製水道管26の前記凍結部位が抵抗発熱する。このよ
うにして金属製水道管26を加熱することにより、金属
製水道管26の凍結を防止することができる。なお、図
8に示す水道管凍結防止装置は、金属製水道管26の凍
結を防止することができると共に、凍結してしまった金
属製水道管26の凍結部位の両端をアーム24、25で
挟持し、電源21から所定量の電流を流すことによって
凍結部位を解氷することもできる。
【0004】一方、図9に示す水道管凍結防止装置は、
電熱線等で構成されたヒータを直接水道管に巻き、この
ヒータの熱により凍結を防止するタイプの水道管凍結防
止装置である。かかる水道管凍結防止装置では電熱線3
1が内蔵されたヒータ32を水道管33において凍結す
ることが予想される部位(図9に凍結部位として示す)
にあらかじめ巻いておき、ヒータ32に所定量の電流を
流すことによって電熱線31が抵抗発熱する。このヒー
タ32の熱が水道管33に伝導されることにより、水道
管33の凍結を防止することができる。なお、図9に示
す水道管凍結防止装置は、図8に示す水道管凍結防止装
置と同様水道管33の凍結を防止することができると共
に、凍結してしまった水道管33の凍結部位にヒータ3
2を巻き、ヒータ32を発熱させることによって凍結部
位を解氷することもできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上の図8及
び図9に示した水道管凍結防止装置においては以下のよ
うな問題点があった。近年、金属製の水道管に比べて軽
量なため取り扱いが容易であり、また耐食性及び耐薬品
性にも優れている合成樹脂製の水道管、特にポリエチレ
ン管が多く使用されるようになってきた。しかしながら
図8に示す水道管凍結防止装置は、金属製水道管26に
電流を流して金属製水道管26を抵抗発熱させ、この熱
により金属製水道管26の凍結を防止し又は凍結部位を
解氷する水道管凍結防止装置であるため、金属製の水道
管にのみ使用できるものであって、電流を流しても抵抗
発熱しないポリエチレン管には使用することができなか
った。
【0006】また、図8に示す水道管凍結防止装置は金
属製水道管26自身を抵抗発熱させるため、種類の異な
る金属製水道管に使用する場合には水道管ごとの電気抵
抗等の特性を加味して適量の電流を流す必要がある。従
って、加熱温度の調整が困難なため過剰に金属製水道管
を加熱してしまい、例えば金属製水道管に保温材が巻か
れている場合にはこの過剰な加熱により保温材が溶けて
しまう等の事故が発生する場合があった。
【0007】一方、図9に示す水道管凍結防止装置は、
ヒータ32を直接水道管33に巻いてヒータ32の熱に
より凍結を防止する水道管凍結防止装置であるため、金
属製水道管に限らずポリエチレン管にも使用することが
できる。しかしながら、図9に示す水道管凍結防止装置
はヒータ32を水道管33の外側に巻く煩雑さに加え
て、水道管33を外側から加熱するため、ヒータ32が
外側へ放熱する熱量が無駄になっており、熱効率がよく
なかった。
【0008】本発明は以上の従来技術における問題に鑑
みてなされたものであって、ポリエチレン管等の合成樹
脂管にも適用することができ、かつ加熱温度の調整が容
易で熱効率の良好な水道管凍結防止装置及び水道管凍結
防止方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め提供する本出願第1の発明の水道管凍結防止装置は、
合成樹脂管の内空部に抵抗発熱体を挿通し、この抵抗発
熱体が継手と電気的に接続されてなることを特徴とする
水道管凍結防止装置である。
【0010】合成樹脂管の内空部に抵抗発熱体を挿通
し、この抵抗発熱体を継手と電気的に接続することによ
り、継手から電流を流すことで合成樹脂管内空部の抵抗
発熱体を発熱させることができる。従って、ポリエチレ
ン管等の合成樹脂製水道管においても凍結を防止し、又
は解氷することができる。また、加熱温度は合成樹脂管
内空部の抵抗発熱体の電気抵抗特性に基づいてあらかじ
め決定することができるので、水道管の種類にかかわら
ず、容易に加熱温度の調整をすることができる。さら
に、合成樹脂管の内空部に抵抗発熱体を挿通することに
より、合成樹脂管内の水を直接内部から加熱することが
できるため、無駄が無く熱効率が良好になる。ここで、
抵抗発熱体と継手を電気的に接続する手段としては、半
田付け、コネクター構造によりワンタッチ着脱する方式
等がある。
【0011】また、以上の課題を解決するため提供する
本出願第2の発明の水道管凍結防止装置は、前記抵抗発
熱体を覆う耐熱性樹脂を有することを特徴とする本出願
第1の発明の水道管凍結防止装置である。
【0012】前記抵抗発熱体を耐熱性樹脂で覆うことに
より、抵抗発熱体の耐食性及び耐薬品性の向上を図るこ
とができる。
【0013】また、以上の課題を解決するため提供する
本出願第3の発明の水道管凍結防止装置は、前記抵抗発
熱体を保持するブリッジを有することを特徴とする本出
願第1又は本出願第2の発明の水道管凍結防止装置であ
る。
【0014】前記抵抗発熱体を保持するブリッジを設け
ることにより、合成樹脂管及び抵抗発熱体の剛性を高め
ることができる。
【0015】また、以上の課題を解決するため提供する
本出願第4の発明の水道管凍結防止装置は、合成樹脂管
の管壁部に、抵抗発熱体を挿通し、この抵抗発熱体が継
手と電気的に接続されてなることを特徴とする水道管凍
結防止装置である。
【0016】合成樹脂管が耐熱性樹脂管である場合には
上記のように合成樹脂管の管壁部に抵抗発熱体を挿通す
ることができ、抵抗発熱体の耐食性及び耐薬品性の向上
を図ることができる。そして、この抵抗発熱体を継手と
電気的に接続することにより、継手から電流を流すこと
で合成樹脂管内空部の抵抗発熱体を発熱させることがで
きる。従って、ポリエチレン管等の合成樹脂製水道管に
おいても凍結を防止し、又は解氷することができる。ま
た、加熱温度は合成樹脂管内空部の抵抗発熱体の電気抵
抗特性に基づいてあらかじめ決定することができるの
で、水道管の種類にかかわらず、容易に加熱温度の調整
をすることができる。
【0017】また、以上の課題を解決するため提供する
本出願第5の発明の水道管凍結防止装置は、前記抵抗発
熱体がステンレスからなることを特徴とする本出願第1
乃至本出願第4の発明の水道管凍結防止装置である。
【0018】前記抵抗発熱体をステンレスとすることに
より、抵抗発熱体の耐食性及び耐薬品性の向上を図るこ
とができる。
【0019】また、以上の課題を解決するため提供する
本出願第6の発明の水道管凍結防止装置は、合成樹脂管
の内部表面を導電性樹脂でコーティングして抵抗発熱体
となし、この抵抗発熱体が継手と電気的に接続されてな
ることを特徴とする水道管凍結防止装置である。
【0020】合成樹脂管の内部表面を導電性樹脂でコー
ティングして抵抗発熱体となし、この抵抗発熱体を継手
と電気的に接続することにより、継手から電流を流すこ
とで合成樹脂管内部表面にコーティングした導電性樹脂
を発熱させることができる。従って、ポリエチレン管等
の合成樹脂製水道管においても凍結を防止し、又は解氷
することができる。また、加熱温度は合成樹脂管内部の
抵抗発熱体の電気抵抗特性に基づいてあらかじめ決定す
ることができるので、水道管の種類にかかわらず、容易
に加熱温度の調整をすることができる。
【0021】また、以上の課題を解決するため提供する
本出願第7の発明の水道管凍結防止装置は、合成樹脂管
の内部表面を導電性セラミックでコーティングして抵抗
発熱体となし、この抵抗発熱体が継手と電気的に接続さ
れてなることを特徴とする水道管凍結防止装置である。
【0022】合成樹脂管の内部表面を導電性セラミック
でコーティングしても、上記同様ポリエチレン管等の合
成樹脂製水道管においても凍結を防止し、又は解氷する
ことができる。また、加熱温度は合成樹脂管内部の抵抗
発熱体の電気抵抗特性に基づいてあらかじめ決定するこ
とができるので、水道管の種類にかかわらず、容易に加
熱温度の調整をすることができる。
【0023】また、以上の課題を解決するため提供する
本出願第8の発明の水道管凍結防止装置は、抵抗発熱体
に対する高周波誘導手段を備えることを特徴とする本出
願第1乃至本出願第7の発明の水道管凍結防止装置であ
る。
【0024】抵抗発熱体に対する高周波誘導手段によっ
ても、合成樹脂管内空部の抵抗発熱体を発熱させること
ができる。従って、上記同様ポリエチレン管等の合成樹
脂製水道管においても凍結を防止し、又は解氷すること
ができる。また、加熱温度は合成樹脂管内空部の抵抗発
熱体の電気抵抗特性に基づいてあらかじめ決定すること
ができるので、水道管の種類にかかわらず、容易に加熱
温度の調整をすることができる。
【0025】また、以上の課題を解決するため提供する
本出願第9の発明の水道管凍結防止装置は、高周波分子
振動装置を有することを特徴とする水道管凍結防止装置
である。
【0026】高周波分子振動装置にて、直接水道管内部
の水分子を振動させることにより、水道管内部の水を加
熱することができる。従って、ポリエチレン管等の合成
樹脂製水道管においても凍結を防止し、又は解氷するこ
とができる。また、水道管の種類にかかわらず、容易に
加熱温度の調整をすることができる。
【0027】また、以上の課題を解決するため提供する
本出願第10の発明の水道管凍結防止装置は、使用周波
数が水分子の基準振動数にほぼ同期させた周波数である
ことを特徴とする本出願第9の発明の水道管凍結防止装
置である。
【0028】使用周波数を水分子の基準振動数にほぼ同
期させることにより、最も効率よく水道管内部の水を加
熱することができる。
【0029】また、以上の課題を解決するため提供する
本出願第11の発明の水道管凍結防止方法は、合成樹脂
管に取り付けた抵抗発熱体に電流を通じることにより水
道配管の凍結を防止することを特徴とする水道管凍結防
止方法である。
【0030】合成樹脂管に取り付けた抵抗発熱体に電流
を通じることにより、合成樹脂管に取り付けた抵抗発熱
体を発熱させることができる。従って、ポリエチレン管
等の合成樹脂製水道管においても凍結を防止し、又は解
氷することができる。また、加熱温度は合成樹脂管に取
り付けた抵抗発熱体の電気抵抗特性に基づいてあらかじ
め決定することができるので、水道管の種類にかかわら
ず、容易に加熱温度の調整をすることができる。
【0031】また、以上の課題を解決するため提供する
本出願第12の発明の水道管凍結防止方法は、前記抵抗
発熱体に継手から電流を通じることを特徴とする本出願
第11の発明の水道管凍結防止方法である。
【0032】前記抵抗発熱体と継手を電気的に接続させ
ることにより、継手から電流を通じることができ、上記
本出願第11の発明と同様の効果を奏する。
【0033】また、以上の課題を解決するため提供する
本出願第13の発明の水道管凍結防止方法は、高周波誘
導手段により抵抗発熱体に電流を通じることを特徴とす
る本出願第11の発明の水道管凍結防止方法である。
【0034】高周波誘導手段によっても抵抗発熱体に電
流を通じることができ、上記本出願第11の発明と同様
の効果を奏する。
【0035】また、以上の課題を解決するため提供する
本出願第14の発明の水道管凍結防止方法は、高周波分
子振動装置により合成樹脂管内の水を加熱することを特
徴とする水道管凍結防止方法である。
【0036】高周波分子振動装置にて、直接水道管内部
の水分子を振動させることにより、水道管内部の水を加
熱することができる。従って、ポリエチレン管等の合成
樹脂製水道管においても凍結を防止し、又は解氷するこ
とができる。また、水道管の種類にかかわらず、容易に
加熱温度の調整をすることができる。
【0037】また、以上の課題を解決するため提供する
本出願第15の発明の水道管凍結防止方法は、使用周波
数が水分子の基準振動数にほぼ同期させた周波数である
ことを特徴とする本出願第14の発明の水道管凍結防止
方法である。
【0038】使用周波数を水分子の基準振動数にほぼ同
期させることにより、最も効率よく水道管内部の水を加
熱することができる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる水道管凍結
防止装置及び水道管凍結防止方法の実施の形態を図面を
参照して説明する。 (実施の形態1)図1に示すように本実施の形態にかか
る水道管凍結防止装置は、ポリエチレン管1と、ポリエ
チレン管1の内空部に挿通された抵抗発熱体2と、ポリ
エチレン管同士を連結する役割を果たす金属製のメカニ
カル継手3とから構成される。
【0040】メカニカル継手3は図2に示すように、オ
ネジ部4とフランジ部5とメネジ部6とを有し雄ねじ及
び雌ネジとしての機能を備えた胴本体7と、胴本体7に
挿入されたポリエチレン管1を外側から締め付けること
で水密性を確保する役割を果たす割リング8と、胴本体
7のオネジ部4と螺合して胴本体7、割リング8、ポリ
エチレン管1を締め付けるナット9とから構成される。
胴本体7にはオネジ部4内の凹部に円筒形状の突起部1
0が設けられている。この突起部10はポリエチレン管
1を接合する際の受け口となる。また、胴本体7のオネ
ジ部4はナット9と螺合し、胴本体7のメネジ部6は、
図示しないが他のポリエチレン管と接合された他の継手
のオネジ部と螺合する。
【0041】図2に示すメカニカル継手3を構成する各
部品を、抵抗発熱体2をその内空部に挿通させたポリエ
チレン管1に接合することにより、図1に示す水道管凍
結防止装置が構成される。接合の際、ポリエチレン管1
内の抵抗発熱体2は図1に示すように、突起部10の内
部表面に半田付けされ、抵抗発熱体2とメカニカル継手
3は電気的に接続される。なお、抵抗発熱体2の突起部
10への接続方法及び接続位置は上記方法及び上記位置
に限られるものではなく、抵抗発熱体2とメカニカル継
手3が電気的に接続される接続方法及び接続位置であれ
ばよい。
【0042】以上の構成により本実施の形態にかかる水
道管凍結防止装置は、図1に示すポリエチレン管1の一
端に接続されたメカニカル継手3と、図示しないがポリ
エチレン管1の他端に同様に接続された他のメカニカル
継手とにそれぞれ電極を接続して所定の電流を流すこと
により、ポリエチレン管1内の抵抗発熱体2を発熱させ
ることができる。この熱によりポリエチレン管1内の水
が加熱される。従って、本実施の形態にかかる水道管凍
結防止装置を、水道管の凍結しやすい部位に配置するこ
とにより、ポリエチレン管1の凍結を防止し、又は凍結
してしまったポリエチレン管1を解氷することができ
る。また、抵抗発熱体2の加熱温度は抵抗発熱体2の電
気抵抗特性に基づいてあらかじめ決定することができる
ので、水道管の種類にかかわらず、容易に加熱温度の調
整をすることができる。さらに、本実施の形態にかかる
水道管凍結防止装置はポリエチレン管1内の水を直接内
部から加熱することができるため、熱量の無駄が無く熱
効率が良好である。
【0043】なお、本実施の形態にかかる水道管凍結防
止装置において、図3に示すようにポリエチレン管1内
の抵抗発熱体2の外周を耐熱性樹脂11で覆うこともで
きる。抵抗発熱体2を耐熱性樹脂11で覆うことによ
り、抵抗発熱体2の耐食性及び耐薬品性の向上を図るこ
とができる。また、本実施の形態にかかる水道管凍結防
止装置において、図4に示すようにポリエチレン管1内
に抵抗発熱体2を保持するブリッジ12を設けることも
できる。かかるブリッジ12は抵抗発熱体2がポリエチ
レン管1のほぼ中央を挿通するように、3方向から抵抗
発熱体2を保持する。また、ブリッジ12はポリエチレ
ン管1の強度に応じて図4に示すように所定の間隔をお
いて配置する。このようにポリエチレン管1内に抵抗発
熱体2を保持するブリッジ12を設けることにより、ポ
リエチレン管1及び抵抗発熱体2の剛性を高めることが
できる。
【0044】また、本実施の形態にかかる水道管凍結防
止装置において、図5に示すようにポリエチレン管1の
管壁部に、抵抗発熱体2を挿通することもできる。この
場合、ポリエチレン管1の管壁は抵抗発熱体2を挿通す
ることができるよう、厚み13を設けることが望まし
い。このようにポリエチレン管1の管壁部に抵抗発熱体
2を挿通することにより、抵抗発熱体2の耐食性及び耐
薬品性の向上を図ることができる。
【0045】また、本実施の形態にかかる水道管凍結防
止装置では、抵抗発熱体2はステンレスとすることが望
ましい。抵抗発熱体2をステンレスとすることにより、
抵抗発熱体2の耐食性及び耐薬品性の向上を図ることが
できる。さらに、本実施の形態にかかる水道管凍結防止
装置では棒状の抵抗発熱体2をポリエチレン管1の内空
部に挿通して発熱させたが、ポリエチレン管1の内部表
面を導電性樹脂、導電性セラミックなどでコーティング
して、これらを抵抗発熱体とし、抵抗発熱体を継手と電
気的に接続させてなる水道管凍結防止装置とすることも
できる。このようにすることにより、継手から電流を流
すことでポリエチレン管内部表面にコーティングした導
電性樹脂、導電性セラミックなどを発熱させることがで
き、本実施の形態にかかる水道管凍結防止装置と同様の
効果を得ることができる。
【0046】ところで、以上に述べた水道管凍結防止装
置では、抵抗発熱体に継手から直接電流を流している
が、例えば図6に示すように高周波誘導手段により抵抗
発熱体に間接的に電流を流すこともできる。すなわち、
ポリエチレン管1にコイル14を巻き抵抗発熱体2を高
周波誘導することにより、抵抗発熱体2に電流を流して
発熱させることもできる。
【0047】(実施の形態2)図7に示すように本実施
の形態にかかる水道管凍結防止装置は、ポリエチレン管
1の外周に所定の距離を有してポリエチレン管1を包む
ように配置された円筒形状の金属管15と、金属管15
に取り付けられた高周波分子振動装置16とから構成さ
れる。以上の構成により本実施の形態にかかる水道管凍
結防止装置は、高周波分子振動装置16で発生させたマ
イクロ波17が、金属管15の内部表面で乱反射してポ
リエチレン管1内の水に照射され、水分子が振動するこ
とにより、ポリエチレン管1内の水を発熱させることが
できる。
【0048】また、本実施の形態にかかる水道管凍結防
止装置では、高周波分子振動装置16における使用周波
数を水分子の基準振動数にほぼ同期させた周波数とする
ことが望ましい。これにより効率よく水分子を振動させ
発熱させることができる。
【0049】
【発明の効果】以上に示したように、本願発明にかかる
水道管凍結防止装置では、合成樹脂管の内空部に抵抗発
熱体を挿通し、この抵抗発熱体を継手と電気的に接続す
ることにより、継手から電流を流すことで合成樹脂管内
空部の抵抗発熱体を発熱させることができる。従って、
ポリエチレン管等の合成樹脂製水道管においても凍結を
防止し、又は解氷することができる。また、加熱温度は
合成樹脂管内空部の抵抗発熱体の電気抵抗特性に基づい
てあらかじめ決定することができるので、水道管の種類
にかかわらず、容易に加熱温度の調整をすることができ
る。さらに、合成樹脂管の内空部に抵抗発熱体を挿通す
ることにより、合成樹脂管内の水を直接内部から加熱す
ることができるため、無駄が無く熱効率が良好になる。
【0050】また、本願発明にかかる水道管凍結防止装
置では、高周波分子振動装置にて、直接水道管内部の水
分子を振動させることにより、水道管内部の水を加熱す
ることができる。従って、ポリエチレン管等の合成樹脂
製水道管においても凍結を防止し、又は解氷することが
できる。また、水道管の種類にかかわらず、容易に加熱
温度の調整をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態にかかる水道管凍結防止
装置を示す半分切開正面図である。
【図2】 本発明の一実施形態にかかる水道管凍結防止
装置を構成する各部品を示す正面図である。
【図3】 本発明の他の実施形態にかかる水道管凍結防
止装置を示す断面図である。
【図4】 本発明の他の実施形態にかかる水道管凍結防
止装置を示す断面図である。
【図5】 本発明の他の実施形態にかかる水道管凍結防
止装置を示す断面図である。
【図6】 本発明の他の実施形態にかかる水道管凍結防
止装置を示す正面図である。
【図7】 本発明の他の実施形態にかかる水道管凍結防
止装置を示す正面図である。
【図8】 従来の水道管凍結防止装置を示す正面図であ
る。
【図9】 従来の水道管凍結防止装置を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1 … ポリエチレン管 2 … 抵抗発熱体 3 … メカニカル継手 4 … オネジ部 5 … フランジ部 6 … メネジ部 7 … 胴本体 8 … 割リング 9 … ナット 10 … 突起部 11 … 耐熱性樹脂 12 … ブリッジ 13 … 厚み 14 … コイル 15 … 金属管 16 … 高周波分子
振動装置 17 … マイクロ波 21 … 電源 22 … コード 23 … コード 24 … アーム 25 … アーム 26 … 金属製水道管 31 … 電熱線 32 … ヒータ 33 … 水道管

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂管の内空部に抵抗発熱体を挿通
    し、この抵抗発熱体が継手と電気的に接続されてなるこ
    とを特徴とする水道管凍結防止装置。
  2. 【請求項2】 前記抵抗発熱体を覆う耐熱性樹脂を有す
    ることを特徴とする請求項1に記載の水道管凍結防止装
    置。
  3. 【請求項3】 前記抵抗発熱体を保持するブリッジを有
    することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の水
    道管凍結防止装置
  4. 【請求項4】 合成樹脂管の管壁部に、抵抗発熱体を挿
    通し、この抵抗発熱体が継手と電気的に接続されてなる
    ことを特徴とする水道管凍結防止装置。
  5. 【請求項5】 前記抵抗発熱体がステンレスからなるこ
    とを特徴とする請求項1乃至4に記載の水道管凍結防止
    装置。
  6. 【請求項6】 合成樹脂管の内部表面を導電性樹脂でコ
    ーティングして抵抗発熱体となし、この抵抗発熱体が継
    手と電気的に接続されてなることを特徴とする水道管凍
    結防止装置。
  7. 【請求項7】 合成樹脂管の内部表面を導電性セラミッ
    クでコーティングして抵抗発熱体となし、この抵抗発熱
    体が継手と電気的に接続されてなることを特徴とする水
    道管凍結防止装置。
  8. 【請求項8】 抵抗発熱体に対する高周波誘導手段を備
    えることを特徴とする請求項1乃至請求項7に記載の水
    道管凍結防止装置。
  9. 【請求項9】 高周波分子振動装置を有することを特徴
    とする水道管凍結防止装置。
  10. 【請求項10】 使用周波数が水分子の基準振動数にほ
    ぼ同期させた周波数であることを特徴とする請求項9に
    記載の水道管凍結防止装置。
  11. 【請求項11】 合成樹脂管に取り付けた抵抗発熱体に
    電流を通じることにより水道配管の凍結を防止すること
    を特徴とする水道管凍結防止方法。
  12. 【請求項12】 前記抵抗発熱体に継手から電流を通じ
    ることを特徴とする請求項11に記載の水道管凍結防止
    方法。
  13. 【請求項13】 高周波誘導手段により抵抗発熱体に電
    流を通じることを特徴とする請求項11に記載の水道管
    凍結防止方法。
  14. 【請求項14】 高周波分子振動装置により合成樹脂管
    内の水を加熱することを特徴とする水道管凍結防止方
    法。
  15. 【請求項15】 使用周波数が水分子の基準振動数にほ
    ぼ同期させた周波数であることを特徴とする請求項14
    に記載の水道管凍結防止方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008309296A (ja) * 2007-06-18 2008-12-25 Nitta Moore Co 加熱・保温チューブ
JP2009250271A (ja) * 2008-04-01 2009-10-29 Nitta Moore Co 液体移送用チューブ

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