JP2000104727A - 回動体の取付け構造 - Google Patents

回動体の取付け構造

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JP2000104727A
JP2000104727A JP10290045A JP29004598A JP2000104727A JP 2000104727 A JP2000104727 A JP 2000104727A JP 10290045 A JP10290045 A JP 10290045A JP 29004598 A JP29004598 A JP 29004598A JP 2000104727 A JP2000104727 A JP 2000104727A
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rotating body
projection
shaft
recess
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JP10290045A
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Satoshi Nishizawa
聡 西澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回動体を取付け対象物に対して確実に組付け
得る取付け構造の提供 【解決手段】 回動体Aが、取付け凹部23の向きあっ
た側壁部23bから互いに向き合う軸突起24を備えて
おり、取付け凹部23に組み付けられ且つ取付対象物C
に取り付け用いられる取付体Bが、軸突起24の受入れ
口11aを有し且つ内奥部側で行き止まりの凹部11を
両側部に備えた軸受け部10を有し、且つ凹部11内に
凹部11の行き止まり内奥部側を構成する壁面11cと
の間で軸突起24を回動可能に支持する弾性掛合突起1
2を受入れ口11a側の底部から内奥部側に向けて設け
てあり、前記各軸突起24が各凹部11の弾性掛合突起
12を弾性的に撓めながら弾性掛合突起12の先端から
内奥部方に押し込まれると共に軸突起24による撓み込
みの解放された弾性掛合突起12の先端側と該凹部11
の行き止まり内奥部側を構成する壁面11cとの間に受
け入れ支持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、回動体を取付け
対象物に対して確実に回動可能に組付け得るようにした
回動体の取付け構造の提供に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、折畳み自在なテーブルなどの回動
体をシートバックなどの取付対象物に回動可能に取付け
る場合、図15及び図16で示されるような取付け具1
02による取り付けがなされていた。
【0003】かかる折畳み自在なテーブル100’など
の回動体100のシートバック101’などの取付対象
物101に対する回動可能な取付けに用いられる取付け
具102は、シートバック101’などの背面に沿って
備えられる取付け板状部102aと、この取付け板状部
102aに対して、この取付け板状部102aの上端部
側から前方に向けてほぼ直角に突き出すように屈曲され
た下側板部102bと、該下側板部102bの先端側か
ら上方に向け且つ反転するように備えられる半円弧状の
湾曲板部102cと、該湾曲板部102cから、更に前
記下側板部102bに向き合うように当該下側板部10
2bに平行で、しかも、前記取付け板状部102aの取
付け面の延長面に到るように延設されている上側板部1
02dとによってテーブル100’の軸100’dを受
け入れるU字状の軸受け部102eを備えた構成として
あり、しかも、この上側板部102dから更に掛合突起
102fを突き出し状態に備えた構成としてある。
【0004】また、この取付け具102によってシート
バック101’に取付けられるテーブル100’は、回
動可能に当該テーブル100’に取付けられると共に、
前記シートバック101’に対して起伏自在に装着され
る支持手段、例えば、サポートロッド(図示省略)など
によって、水平の位置に当該テーブル100’面が維持
されるように組み付けられており、前記U字状の軸受け
部102eに対して、その開口側から差し入れられる軸
100’dを、当該テーブル100’に設けられている
前記取付け具102の組み付けられる凹部100’bに
おける各側壁100’c間に亙るように設けてある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる構成からなる回
動体100の取付け構造にあっては、前記取付け具10
2におけるU字状をなす軸受け部102eに対して前記
テーブル100’における各軸100’dを嵌め入れる
ように当該テーブル100’の各凹部100’bに該取
付け具102を備えさせると共に、前記取付け具102
における掛合突起102fをシートバック101’にお
けるパッド101’cと表皮材101’aとの間に備え
られているのフレーム体101’bに設けた孔101’
fに表皮材101’aを介して差し入れ、且つ該フレー
ム体101’bに設けた孔101’eから該フレーム体
101’bに一体に止着されているナット101’dに
対して、該取付け具102の孔102gから前記表皮材
101’aを介して差し入れたボルト103を螺挿し、
この取付け具102をシートバック101’のフレーム
体101’bに止着することによって、テーブル10
0’をシートバック101’に対して回動可能に取付け
るようにしてある。
【0006】かかる構成からなるテーブルの回動可能な
取付け構造にあっては、テーブル100’に対して、軸
100’dが、当該軸100’dを受けている前記取付
け具102におけるU字状軸受け部102eの上側板部
102dを上方に開き出すように力を生じた際に、この
軸100’dに作用する力が、当該上側板部102dに
備えられている掛合突起102fにかかることから当該
軸受けの強度面に不安感があった。
【0007】また、かかる取付け具102に対応して組
み付けられる前記軸100’dが、当該取付け具102
の入れ込まれるテーブル100’の凹部100’bにお
ける各側壁100’c間に亙って設けられた構成として
あり、この軸100’dの構成、特に、当該軸100’
dをテーブル100’と共にプラスチック成形によって
一体に成形する場合、その金型の構成に難があった。
【0008】この発明は、前記従来における回動体の取
付け構造における強度的な不安感をなくし、テーブルな
どの回動体を取付け対象物に対して確実に回動可能に組
付け得るようにした回動体の取付け構造の提供を目的と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に請求項1記載の発明を、取付対象物に回動体を回動可
能に取付ける回動体の取付け構造であって、前記回動体
が、取付け凹部を有し且つ該取付け凹部の開放側から内
奥側に向けて延びる互いに向き合った側壁部の夫々から
互いに向き合うように突き出される同一直線上にある軸
突起を備えていると共に、前記回動体の取付け凹部に対
応して備えられ且つ前記取付対象物に取り付け用いられ
る取付体が、前記回動体の軸突起を受け入れる受入れ口
を有し且つ内奥部側で行き止まりとされる凹部を両側部
に備えた軸受け部を有し、且つ該軸受け部の夫々の凹部
内に該夫々の凹部の前記行き止まり内奥部側を構成する
壁面との間で前記軸突起を回動可能に支持する弾性掛合
突起を該夫々の凹部の受入れ口側の底部から内奥部側に
向けて設けてあると共に、前記回動体の前記取付け凹部
に備えられている対をなす軸突起が前記取付体における
前記軸受け部の両側部に備えられている各凹部の弾性掛
合突起を弾性的に撓めながら該弾性掛合突起の先端から
内奥部方に押し込まれると共に該軸突起による撓み込み
の解放された該弾性掛合突起の先端側と該凹部の行き止
まり内奥部側を構成する壁面との間に受け入れ支持され
るようにしてあることを特徴とする回動体の取付け構造
としてある。
【0010】このように構成される回動体の取付け構造
にあっては、前記回動体の軸突起が、前記取付体におけ
る前記軸受け部の両側部に備えられている各凹部の弾性
掛合突起を弾性的に撓めながら該弾性掛合突起の先端か
ら内奥部方に押し込まれると共に撓み込みの解放された
該弾性掛合突起の先端側と該凹部の行き止まり内奥部側
を構成する壁面との間で支持されることとなり、該回動
体の軸突起は、該軸突起に対して当該凹部の行き止まり
内奥部側を構成する壁面に向けた向きの荷重、衝撃など
を生じた際に、当該壁面によって確実に受けられ、強度
面における不安のない軸受け部を構成することができ
る。
【0011】また、かかる構成からなる回動体の取付け
構造にあっては、前記取付体の凹部に対して、該回動体
の軸突起を押し入れて、該取付体と回動体とを容易に組
み付けることができる。
【0012】また、かかる構成からなる回動体の取付け
構造にあっては、回動体における軸突起を、取付け凹部
の各側壁部間に亙るように設けることなく、当該各側壁
部から互いに突き出し状態に設けることが可能とされ、
当該軸突起の成形が容易な構成とされる。
【0013】次いで、前記の目的を達成するために請求
項2記載の発明を前記請求項1記載の発明にあって、回
動体を取付対象物に回動可能に取り付ける取付体が、取
付対象物に備えられる孔に差込み掛合される凸起を備え
ていることを特徴とする回動体の取付け構造としてあ
る。
【0014】このように構成される回動体の取付け構造
にあっては、回動体に作用する力が前記凸起に作用する
ことがなく、該凸起によって、取付体を取付け対象物の
所定の位置に所定の姿勢を維持した状態に取付け維持す
ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の典型的な一実施の
形態に係る回動体の取付け構造について詳細に説明す
る。
【0016】図1〜図14は本発明の典型的な一実施の
形態に係る回動体Aの取付け構造を示すものであって、
図1は、回動体Aとしてのテーブル20を取付け対象物
Cとしてのシートバック40に取付体Bを用いて回動可
能に備え付けた状態を斜視図で、図2は、当該回動体A
としてのテーブル20と取付体Bとを分離した状態で夫
々斜視図の状態で、図3では、これらを取付対象物Cと
してのシートバック40に取付けた状態の要部を断面し
て、さらに、図4では、取付対象物Cであるシートバッ
ク40に回動体Aとしてのテーブル20の組付けの一例
の要部を断面して示している。図5及び図6は、取付体
Bを回動体Aに組み付けた状態の要部を図5では縦方向
で、図6では水平方向で、夫々断面して示したものであ
る。図7〜図13は取付体Bを示すものであって、図7
では、これを正面側から、図8では、これを背面側か
ら、図9では、これを側面側から、図10では上面側か
ら、図11では下面側から夫々見て示しており、図12
では、図7におけるM−M矢視の向きでの縦断面の状態
で、図13では、図9におけるN−N矢視の向きでの一
部縦断面の状態を示しており、また、図14では、支承
アーム30による回動体Aの支承状態の一例を取付対象
物Cの要部と共に正面側から見て示している。
【0017】この発明の典型的な一実施の形態にかかる
回動体の取付け構造は、取付対象物Cに回動体Aを回動
可能に取付ける回動体Aの取付け構造であって、前記回
動体Aが、取付け凹部23を有し且つ該取付け凹部23
の開放側23cから内奥側に向けて延びる互いに向き合
った側壁部23bの夫々から互いに向き合うように突き
出される同一直線上にある軸突起24を備えていると共
に、前記回動体Aの取付け凹部23に対応して備えられ
且つ前記取付対象物Cに取り付け用いられる取付体B
が、前記回動体Aの軸突起24を受け入れる受入れ口1
1aを有し且つ内奥部側で行き止まりとされる凹部11
を両側部に備えた軸受け部10を有し、且つ該軸受け部
10の夫々の凹部11内に該夫々の凹部11の前記行き
止まり内奥部側を構成する壁面11cとの間で前記軸突
起24を回動可能に支持する弾性掛合突起12を該夫々
の凹部11の受入れ口11a側の底部から内奥部側に向
けて設けてあると共に、前記回動体Aの前記取付け凹部
23に備えられている対をなす軸突起24が前記取付体
Bにおける前記軸受け部10の両側部に備えられている
各凹部11の弾性掛合突起12を弾性的に撓めながら該
弾性掛合突起12の先端から内奥部方に押し込まれると
共に該軸突起24による撓み込みの解放された該弾性掛
合突起12の先端側と該凹部11の行き止まり内奥部側
を構成する壁面11cとの間に受け入れ支持されるよう
にしてある。
【0018】このように構成される回動体Aの取付け構
造にあっては、前記回動体Aの軸突起24が、前記取付
体Bにおける前記軸受け部10の両側部に備えられてい
る各凹部11の弾性掛合突起12を弾性的に撓めながら
該弾性掛合突起12の先端から内奥部方に押し込まれる
と共に撓み込みの解放された該弾性掛合突起12の先端
側と該凹部11の行き止まり内奥部側を構成する壁面1
1cとの間で支持されることとなり、該回動体Aの軸突
起24は、該軸突起24に対して、当該凹部11の行き
止まり内奥部側を構成する壁面11cに向けた向きの荷
重、衝撃などを生じた際に、当該壁面11cによって確
実に受けられ、強度面における不安のない軸受け部を構
成することができる。
【0019】また、かかる構成からなる回動体Aの取付
け構造にあっては、前記取付体Bの凹部11に対して、
該回動体Aの軸突起24を押し入れて、該取付体Bと回
動体Aとを容易に組み付けることができる。
【0020】また、かかる構成からなる回動体Aの取付
け構造にあっては、回動体Aにおける軸突起24を、取
付け凹部23の各側壁部23b間に亙るように設けるこ
となく、当該各側壁部23bから互いに突き出し状態に
設けることが可能とされ、当該軸突起24の成形が容易
な構成とされる。
【0021】また前記の構成に係る回動体Aの取付け構
造にあって、回動体Aを取付対象物Cに回動可能に取り
付ける取付体Bが、取付対象物Cに備えられる孔45に
差込み掛合される凸起18を備えている構成としてある
こともある。
【0022】このように構成される回動体Aの取付け構
造にあっては、該取付け構造を構成する取付体Bを確実
に、安定した状態で取付対象物Cに取り付けることがで
きる。
【0023】以下、図示に係る当該実施の形態に係る回
動体Aの取付け構造について具体的に説明する。先ず、
この実施の形態に係る回動体Aの取付け構造は、回動体
Aの直線状をなす一側縁の側で、この回動体Aを取付対
象物Cに回動可能に取り付けるようにした構成としてあ
り、この一側縁に沿って、一対の取付け凹部23を、こ
の取付け凹部23に備えられる各軸突起24が同一の直
線上に位置するように設けた構成とし、この夫々の取付
け凹部23に対して、夫々取付体Bが組み付けられる構
成としてある。
【0024】この実施の形態に係る回動体Aの取付け構
造は、取付対象物Cに対して回動体Aを回動可能に組み
付け用い得るものであれば如何なるものにも適用可能で
あり、図示例に係る回動体Aの取付け構造は、その典型
的な一例としての自動車に備えられるテーブル20、即
ち、自動車の座席の背面、より具体的には、前部座席の
背面、更に具体的には、シートバック40の背面側に備
えられるテーブル20に適用した事例を示している。
【0025】この図示に係る回動体Aとしてのテーブル
20は、プレート部21及び飲料容器28などの支承手
段などを備えた構成としてあり、典型的には、プラスチ
ック成形品によって構成してあると共に、所定の回動位
置で下方に向けた回動を阻止可能に支承する支承アーム
30などを備えて、取付体Bによって取付け対象物Cで
あるシートバック40に対して回動可能に備え付けてあ
る。
【0026】かかるテーブル20は、より具体的には、
シートバック40に対する取付け側で略直線状をなすよ
うに備えられる取付け側縁21a及び該取付け側縁21
aから前方に向けてやや丸みをもって突き出されると共
に先端側で該取付け側縁21aに略平行となる直線状の
前端縁21bとを備えた比較的横方向に幅広なプレート
部21と、このプレート部21の周側部を取り囲むよう
に備えられる周側縁部22、即ち、前記取付け側縁21
aに沿って備えられる取付け側縁部22’及び該取付け
縁部21aから前方に張り出すように備えられるプレー
ト部21の周側に沿って備えられる前側縁部22”とを
備えた構成としてある。
【0027】このプレート部21の周側部に備えられる
周側縁部22は、該プレート部21から一旦上方に起立
される立ち上がり部22aとされた後、側方に向けやや
外広がり状に湾曲された湾曲縁部22bとされ、更に、
該湾曲縁部22bから該プレート部21の下方に向けて
やや外広がり状に延びる裾部22cを備えた構成として
あり、該プレート部21の上面が、この周側縁部22に
よって周側に立ち上がり部22aを備えた浅い凹部状に
構成されると共に、該プレート部21の周側部方が下方
に幅広状に延びる裾部22cによって覆われた構成とし
てある。
【0028】かかる構成からなるテーブル20の取付け
側縁部22’に所定の間隔を離して2個の取付け凹部2
3を設け、この取付け凹部23の夫々に取付体Bを取付
け備えさせるようにしてある。
【0029】この取付体Bの取付け備えられる取付け凹
部23は、前記取付け側縁部22’の立ち上がり部22
aの途中から裾部22cに亙った部分を一定幅分取り除
いた凹状部23aとしてあり、しかも、この取付け側縁
部22’の該凹状部23aにおける湾曲縁部22bと裾
部22cとの側端部に対して、該湾曲縁部22bと裾部
22cの側方を該取付け側縁部22’の長手側に直交す
る向きで塞ぐように、側板部23b’を該裾部22cの
先端から前記プレート部21に亙るように設けてある。
【0030】かかる取付け凹部23の開放側23cから
内奥側に向けて延びる互いに向き合い、且つ平行な側板
部23b’として構成される各側壁部23bの夫々か
ら、取付体Bに組み付けられる軸突起24を、該軸突起
24が互いに向き合い、しかも、該側板部23b’とし
て構成される側壁部23bから直角に突き出すように同
一直線上に位置付けて設けるようにしてある。
【0031】このようにして構成される軸突起24は、
前記側板部23b’が取付け側縁部22’の長手側に直
交する向きに設けてあることから、該取付け側縁部2
2’の長手方向に軸中心線を揃えた状態で該テーブル2
0に備えられ、該テーブル20の回動中心を構成するよ
うにしてある。
【0032】また、テーブル20の下面、より具体的に
は、前記プレート部21の下面の前部側位置には、該テ
ーブル20を所定の位置、より具体的には、シートバッ
ク40に起伏可能に備えられて、この上方に回動された
当該テーブル20を水平の状態に維持する支承アーム3
0の先端側を移動可能に組み付けるガイドスリット25
aを、このテーブル20の前後方向、即ち、前記プレー
ト部21における前端縁21bから取付け側縁21aの
向きに設けてある。このテーブル20の下面に備えられ
るガイドスリット25aは、前記プレート部21の下面
から所定間隔下方に位置付けられ、且つ、該プレート部
21に平行な帯状板25の屈曲された両端部を当該プレ
ート部21に一体に連接して構成してある。
【0033】また、このテーブル20、特に、該テーブ
ル20のプレート部21の片側に寄った位置には、缶な
どの飲料容器28の差し入れ穴26が上下方向に貫通し
て設けてあると共に、該差し入れ穴26の下方にあっ
て、この差し入れ穴26に差し入れられた飲料容器28
の下面を支いる支承体27を、該プレート部21の下面
側に一端側を枢支27aし、該プレート部21の下面に
対して折畳み可能に設け、テーブル20を水平の向きに
回動支持すると共に該テーブル20の差し入れ穴26に
飲料容器28を差し入れた際に該飲料容器28の下面に
対して都合よく接し得るように下方の所定位置まで回動
するように設けてある。
【0034】次いで、前記回動体Aを取付対象物Cに対
して回動可能に取り付ける典型的な取付体Bについて具
体的に説明する。
【0035】ここで回動体Aの取り付けに用いられる取
付体Bは、両側部に夫々凹部11を備えた軸受け部10
と、当該軸受け部10と一体に構成されている取付け板
状部15と、該取付け板状部15の下端部に備えられて
いる引っ掛け部17などを備えた構成としてあり、前記
軸受け部10の両側部に備えられた凹部11に弾性掛合
突起12を設けてあり、該弾性掛合突起12を乗り越え
て前記回動体Aとしてのテーブル20の軸突起24を該
凹部11における弾性掛合突起12と行き止まり内奥部
側を構成する壁面11cとの間に組付け得る構成として
ある。
【0036】かかる回動体Aの回動可能な組付けに用い
られる取付体Bは、当該回動体Aを回動可能に取付対象
物Cに対して取付け得るものであれば、いかなる形態の
ものであっても良く、また、いかなる素材から構成され
ていても良く、この図示例にあっては、かかる取付体B
の典型例として型成形によるプラスチック成形品を示し
ている。
【0037】この実施の形態に係る取付体Bは、当該取
付体Bが回動体Aを安定に取付対象物Cに対して回動可
能に取付け得る形態、強度を備えたものとして用意され
ており、上部側に前方にブロック状に突き出す態様に軸
受け部10を有すると共に、この軸受け部10から下方
に向けて該軸受け部10と一体に取付け板状部15を設
けてある。
【0038】即ち、上下方向に長い長方形状をなす取付
け板状部15の上部側に、該取付け板状部15の取付け
面側の面の延長面をなす面から、やや前方に傾くように
構成された面から前方に向けてブロック状に突き出すよ
うに該取付け板状部15とほぼ横幅を同一とした態様で
当該軸受け部10を設けてある。
【0039】かかる取付体Bに備えられる軸受け部10
は、前記取付け板状部15の延長面から、やや前方に傾
いた面としての背面側から前部側に向けて設けられた凹
陥部10aによって、当該背面側で開口する中空状の形
態に構成してあり、当該背面側で開口10a’するやや
上下方向に長い長方形状の開口10a’の上下方向にあ
る両側部に沿って互いに平行な状態に一対の側板状部1
0bを前方に向けて突き出し状態に設けてあると共に、
この各側板状部10bの前端縁を塞ぐように、該側板状
部10bの上端部から前方に向けてほぼ水平に突き出す
頂面側板部10dと、この頂面側板部10dから漸次下
方に向けてほぼ半円弧状に湾曲した前面側板部10c
と、この前面側板部10cの半円弧状の湾曲下端から前
記取付け板状部15に直角に連接されるように延設され
ている下面側板部10eとを備えた構成としてある。
【0040】また該側板状部10bは、前記半円弧状の
前面側板部10cの下端側から前記下面側板部10eを
挟むように下方に向けて前記取付け板状部15の両側
縁、特に、第1板状部15’の両側縁に沿って該取付け
板状部15の第2板状部15”に到る位置まで延びる延
設側板部10fを備えた構成としてある。
【0041】なお、この側板状部10bから下方に向け
て延設される延設側板部10fは、前記前面側板部10
cの下端から下方に向け、且つ一旦取付け板状部15に
向けて漸次低くなるように構成されている第1延設側板
部10f’と、この第1延設側板部10f’から一旦前
記取付け板状部15と平行となるようにされた後再度該
取付け板状部15、特に該取付け板状部15における第
1板状部15’の下端位置に連続するように傾斜状に低
くなる第2延設側板部10f”とを備えた構成としてあ
る。
【0042】なお、前記軸受け部10の背面側に設けら
れる凹陥部10aは、その内側奥部に当該凹陥部10a
の内側奥部の前記頂面側板部10dと前面側板部10c
との面から突き出すように上下方向を向いた補強リブ1
4を備えた構成としてある。
【0043】かかる軸受け部10の両側を構成する側板
状部10bには、内奥部側で行き止まりとされる凹部1
1を設けてあり、該凹部11を前記延設側板部10f、
特に前記第1延設側板部10f’から上方に向けて延
び、しかも、前記前面側板部10cよりも下方の当該1
延設側板部10f’の前端縁に構成されている傾斜縁に
おいて開口する受入れ口11aを備えるように該側板状
部10bの外側面から凹むように設けてある。
【0044】すなわち、この側板状部10bの両側に備
えられる凹部11は、内奥部側で行き止まりとされる横
幅をほぼ一定にした浅い溝状の上下方向に長い構成とし
てあり、この図示例にあっては、該側板状部10bの取
付け背面側に立ち上がり凸状縁10h’を残すように該
側板状部10bの背面側に沿って下方から上方に向け、
且つ、内奥部側である上部側で行き止まりとなるように
構成してあり、前記第1延設側板部10f’の前端縁側
に受入れ口11aを、さらに、この受入れ口11aから
背面側に向けて受入側凹部11bを備えた構成とし、該
受入側凹部11bから内奥部側としての上方に向けて伸
びる当該凹部11に弾性掛合突起12を設けると共に、
この凹部11における上端部として構成される行き止ま
り内奥部側を構成する壁面11cと、この弾性掛合突起
12との間に軸突起24の組み込まれる軸受け凹部11
dを構成するようにしてある。
【0045】かかる凹部11の備えられる側板状部10
bから上部側にある部分に、当該凹部11と略同一の深
さとなるように凹部10gを陥設状態に設け、この凹部
10gと前記凹部11との間に前記凸状縁10h’に連
続し、且つ、この凸状縁10h’と共に第1隆起凸条1
0hを構成する凸条を設けてあり、しかも、この凹部1
0gの陥設される側板状部10bにおける頂面側板部1
0dと前面側板部10cの側端縁に沿って当該凹部10
gを取り囲むように前記第1隆起凸条10h,特に前記
凸状縁10h’に連続する部分から第2隆起凸条10i
を設けた構成としてある。
【0046】なお、前記延設側板部10fにおける第2
延設側板部10f”は、その互いに向き合った内側がカ
ットされた薄肉状に構成してあり孔19を用いたボルト
50による取り付けに都合の良い形状に構成してある。
【0047】かかる構成からなる側板状部10bに備え
られる内奥部側で行き止まりとされる凹部11は、当該
側板状部10bの両側面に同一の位置に同一の形態のも
のとして構成されるものであって、前記第1延設側板部
10f’の前端縁に設けられた受入れ口11aから受け
入れた回動体Aであるテーブル20の軸突起24を案内
する受入側凹部11bを当該第1延設側板部10f’に
備えると共に、この受入側凹部11bから上方に伸びる
凹部11部分に弾性掛合突起12を設け、この弾性掛合
突起12と前記第1隆起凸条10hの内側として構成さ
れる行き止まり内奥部側を構成する壁面11cとの間に
軸受け凹部11dを構成するようにしてある。
【0048】かかる凹部11内に備えられる弾性掛合突
起12は、前記第1延設側板部10f’の側から側板状
部10bの側に向けて設けられているコ字状の且つ陥凹
部10aに向けて当該側板状部10bを貫通するスリッ
ト13によって、当該第1延設側板部10f’の側で該
第1延設側板部10f’から一体に延設されて前記行き
止まり内奥部側を構成する壁面11cの方向に伸びるよ
うに当該側板状部10bと区分されて構成してあり、そ
の先端側が、この凹部11の底面から上方に漸次突き出
すように、当該弾性掛合突起12が、その先端側に向け
て漸次厚肉となるように構成してある。
【0049】なお、この凹部11に備えられる弾性掛合
突起12は、当該凹部11内に案内される回動体Aの軸
突起24によって前記凹陥部10aの側に撓み込みが可
能であり、且つ、該軸突起24の通過に伴って、弾性的
に復帰して、当該軸突起24を行き止まり内奥部側を構
成する壁面11cとの間で支持可能な弾性強度を備えた
ものとして構成される。
【0050】また、ここで構成される凹部11は、該弾
性掛合突起12と、この凹部11における行き止まり内
奥部側を構成する壁面11cとの間に、前記軸突起24
を回動可能に取り込み支持可能な軸受け凹部11dを備
えるように構成してあり、この軸突起24を納め入れる
軸受け凹部11dは、当該行き止まり内奥部側を構成す
る壁面11cを下方に開いた半円弧状の形態とし、ま
た、前記弾性掛合突起12の先端を上方に開いた半円弧
状に構成することによってやや上下方向に長い円形状の
形態に構成してある。
【0051】かかる軸受け部10から下方に向けて一体
に延設されている取付け板状部15は補強リブ16を備
えた第1板状部15’と、この第1板状部15’からさ
らに下方に向けて一体に延設される第2板状部15”と
を備えた構成としてある。
【0052】かかる取付体Bを構成する取付け板状部1
5の第1板状部15’は、当該取付体Bをボルト50を
用いて取付対象物Cに取り付ける孔19を略中央に貫設
してあると共に、該第1板状部15’の背面側には、該
孔19の孔縁に備えられる孔縁リブ16aと、この孔縁
リブ16aから離れた位置に備えられる外周リブ16b
とを十字状の連結リブ16cによって連結した二重形状
の環状リブと、前記外周リブ16bから該第1板状部1
5’の側縁に沿って下方に延びるリブ16dなどからな
る補強リブ16を備えた構成としてある。
【0053】また、この取付け板状部15の第1板状部
15’と第2板状部15”との間には、その背面側に向
けて凸起18が設けてあり、シートバック40の孔45
に差し入れ掛合し得るように構成してある。
【0054】次いで、当該取付け板状部15を構成する
第2板状部15”には、その前面側の下端部分に、各種
の袋状物などの引っ掛け手段とされる引っ掛け部17
を、該下端側から前方側の上方に向けて起立するように
突き出し状態に設けてある。
【0055】なお、前記構成からなる取付体Bは、この
取付体Bにおける軸受け部10を前記回動体Aにおける
取付け凹部23に対して、該回動体Aが取付体Bに対し
て回動可能に組付け得るように入れ込まれる大きさを備
えたものとしてあり、該回動体Aにおける各軸突起24
が、この軸受け部10の両側に備えられている凹部11
の夫々の内部に導き入れられると共に、この凹部11に
備えられている夫々の弾性掛合突起12を、該各軸突起
24が押圧し、且つ、該弾性掛合突起12を通り越して
前記軸受け凹部11d内に導き入れられた該軸突起24
を前記軸受け凹部11d内において回動可能に支持し得
る形状、寸法のものとして構成してある。
【0056】かかる構成からなる取付体Bと回動体Aと
は、前記回動体Aにおける各取付凹部23内の各軸突起
24を前記各取付体Bにおける夫々の軸受け部10の両
側部にある一対の凹部11に対して、該凹部11の受入
口11aから軸受け凹部11dに向けて、前記弾性掛合
突起12を撓めながら押し入れ、該軸突起24を該弾性
掛合突起12と前記行き止まり奥部側を構成する壁面1
1cとの間の前記軸受け凹部11dに組み入れることに
よって組み付ける。
【0057】かかる構成からなる取付体Bによって回動
体Aを取付対象物Cに対して回動可能に取り付ける。こ
の取付体Bの回動体Aに対する取付けは、当該取付体B
を回動体Aに対して取り付けた後に、この取付体Bを取
付対象物Cに対して取り付けるようにしても良く、ま
た、当該取付体Bを先に取付対象物Cに対して取り付け
た後に、この取付対象物Cに取り付けられている取付体
Bに対して回動体Aを組み付けるようにしても良い。
【0058】かかる構成からなる取付体Bを、この取付
体Bに回動体Aを組み付けた状態、又は、該取付体Bに
回動体Aを組み付ける前の状態で、この取付体Bを取付
対象物C、例えば、シートバック40の背面側に備えつ
ける。
【0059】このシートバック40などの取付対象物C
に対する当該取付体Bの取り付けは、典型的には図4に
示されるように取付対象物Cとしてのシートバック40
の背側に、該一対の取付体Bが所定の高さ位置に揃うよ
うに取付ける。即ち、該各取付体Bの軸受け部10を上
方にし、且つ、該軸受け部10の位置を同一の水平線上
に夫々揃えるようにして、該夫々の取付体Bを、該取付
体Bにおける主として取付け板状部15の背面側をシー
トバック40に接するように当該一対の取付体Bを添装
すると共に、このシートバック40におけるフレーム体
41に溶着、備えられているナット44に連通備えられ
ている該フレーム体41の孔41aに対して、該夫々の
取付体Bにおける前記孔19を連通状態とし、この孔1
9からワッシャー46を介してボルト50を前記ナット
44に螺挿することによって当該取付体Bを取付け対象
物Cに止めつける。
【0060】なお、このボルト50によるナット46に
対する止め付けに際して、前記各取付体Bにおける凸起
18を、前記シートバック40におけるフレーム体41
の孔45に差し入れ状態に掛合し、この凸起18を該孔
45に掛合させた状態で前記ボルト50による当該取付
体Bの止め付けをなすことによって、このシートバック
40に取り付けられた取付体Bが所期の方向、特に、こ
の図示例におっては、鉛直の向きに確実に取り付けるこ
とができ、しかも、取り付けられた当該取付体Bは、そ
の使用に伴って取り付けの向きに変化を生じないように
することができる。
【0061】なお、この取付対象物Cの一例とされるシ
ートバック40は、いかなる構造からなるものであって
も良く、この図示例にあっては、当該シートバック40
の背面側に備えられたフレーム体41の外面側に表皮材
42を配してあり、且つ、この表皮材42の内側に各種
のプラスッチクフォーム材などのパッド43が詰め込ま
れた構成としてあり、前記のフレーム体41を段差状に
屈曲し、当該取付体B、特に当該取付体Bにおける取付
け板状部15の取り付け部分の前記フレーム体41が当
該取付体Bの取り付け側に突き出すように構成してあ
り、このフレーム体41に対してパッド43を介在させ
ない状態で該取付体Bを取り付け得るように構成してあ
る。
【0062】また、この取付体Bのシートバック40に
対する取り付けにあっては、この取付体Bにおける第1
板状部15’が接する部分のパッド43及び表皮材42
をカットして直接当該第1板状部15’を前記フレーム
体41に添装状態にして、前記ボルト50のナット44
に対する螺着によって取り付ける。また、この取り付け
にあって、前記第2板状部15”の部分を表皮材42を
介して直接前記フレーム体41に添装するように当該取
付体Bのシートバック40に対する取り付けをなす。
【0063】なお、この取付体Bによって回動体Aの取
り付けられるシートバック40は、この回動体A、この
図示例にあっては取り付けられるテーブル20の回動部
分、より具体的には、前記取付け板状部15の上方にあ
ってテーブル20を回動可能に組み付けるやや前方に傾
いた軸受け部10に向き合っているシートバック40部
分を前記フレーム体41における段差状に落ち込んだ段
差部41bを備えた形状とし、このテーブル20の回動
部分を前記段差部41bにおけるパッド43の無い表皮
材42のみの構成として、当該テーブル20における回
動基部側が容易に回動し得るように構成してある。
【0064】このように取付対象物Cに対して回動可能
に備えられる回動体Aは、この回動体Aを所定の位置、
この図示例にあっては、当該回動体Aとしてのテーブル
20がほぼ水平の状態に位置付けられるように、この、
ほぼ水平位置に回動されたテーブル20を当該テーブル
20の下方から支持する支承アーム30によって支持さ
れる構成としてある。
【0065】この回動体Aとしてのテーブル20を支持
する支承アーム30は、先端側をコ字状に屈曲されたコ
字状屈曲部30bとされている鋼材などの金属棒30a
における該コ字状屈曲部30b側と反対の側端を互いに
離れる側に屈曲した短寸状の回動軸30cとしてあり、
しかも、当該コ字状屈曲部30bにおいて屈曲された互
いに向き合っている各金属棒30aにおける該回動軸3
0cの備えられてい側相互間を当該金属棒30aの弾性
に抗して互いに近付ける向きに撓め得るように構成して
ある。
【0066】また前記支承アーム30を前記取付対象物
Cであるシートバック40に取り付ける支承アーム取付
け具31は、前記テーブル20の下方のシートバック4
0面に取付け用いられるものであって、前記支承アーム
30の回動軸30c側が内側から入れ込まれる動作凹部
31dを備えた構成としてあり、その両側部に前記支承
アーム30における回動軸30cを回動可能に軸支する
軸受け孔部31aを備えた構成としてある。また、この
軸受け孔部31aに軸支されている前記支承アーム30
を所定の角度位置、特に、当該支承アーム30によって
前記テーブル20を水平の位置と、当該テーブル20を
下方に回動、垂下状態とした位置とにおいて、この支承
アーム30を掛合支持する掛合凹部31bと掛合凹部3
1cとを前記動作凹部31dの互いに向きあった側縁に
夫々対をなすように備えた構成としてある。
【0067】かかる構成からなる支承アーム取付け具3
1に回動可能に軸支されている前記支承アーム30は、
その互いの金属棒30aを、その弾性に抗して互いに近
付ける向きみ撓めるようにして前記各掛合凹部31b、
31cから取り出すと共に、前記軸受け部10の軸受け
凹部11dに軸突起24で回動可能に組み付けられてい
る回動体Aとしてのテーブル20をほぼ水平の位置に回
動した状態で、該テーブル20を支持するように上方に
向けて回動させ、該金属棒30aを前記掛合凹部31b
に対して前記撓みを解いて弾性復帰させて、これを図3
の状態で掛合位置付けることによって、当該テーブル2
0を水平の位置に支持する。また、該掛合凹部31bに
ある支承アーム30を当該支承アーム30の弾性に抗し
て互いに近づける向きに撓めながら前記掛合凹部31b
から取り出し、これを下方に向けて回動して前記シート
バック40の面に添うようになすと共に、当該撓みを解
いて、その弾性復帰によって該掛合凹部31cに掛合状
態とし、且つ、該支承アーム30の操作と共に前記軸突
起24を前記軸受け凹部11dに回動可能に支持させた
前記テーブル20を該シートバック40の面に添うよう
に回動し当該状態に維持する。
【0068】かかる構成からなる支承アーム取付け具3
1を前記取付対象物Cとしてのシートバック40に取り
付け用意し、次いで、支承アーム30を、前記テーブル
20のガイドスリット25aに対して該支承アーム30
の金属棒30aを挿通し、該支承アーム30のコ字状屈
曲部30bを該ガイドスリット25a部分に位置付け、
該支承アーム30の回動軸30cを前記支承アーム取付
け具31の軸受け孔部31aに組付けると共に、前記態
様で当該支承アーム30を前記の掛合凹部31bに位置
付けるようにして当該テーブル20を水平の状態に位置
付け用い、また、前記掛合凹部31cに当該支承アーム
30を位置付けるようにして当該テーブル20を下方に
回動して垂下状態に維持するように用いるようにしてあ
る。
【0069】かかる構成からなる回動体Aの取付け構造
にあっては、取付対象物Cに備えられる当該回動体Aに
対して、この回動体Aにおける軸突起24に、取付体B
における軸受け部10の凹部11、特に、該凹部11の
行き止まり内奥部側を構成する壁面11cの向きに向け
られた荷重、衝撃などを生じた際に、当該壁面11cに
よって該回動体Aの軸突起24が確実に受けられ、強度
面における不安のない軸受け部を構成することができ
る。
【0070】また、前記のようにテーブル20の回動自
在な組み付けの手段として前記取付体Bが用いられる場
合にあっては、このテーブル20に対して、該テーブル
20の軸突起24を上方に向けて押し上げるように当該
テーブル20に荷重が付加され、あるいは衝撃が付加さ
れた際にあっても、このテーブル20の軸突起24が、
前記下方から上方に向けて設けられ、しかも、この上部
側が行き止まり内奥部側とされた凹部11の当該行き止
まり内奥部側を構成する壁面11cによって確実に受け
られることとなり、当該テーブル20の回動組み付け状
態を維持することができる。
【0071】また、かかる構成からなる回動体Aの取付
け構造にあっては、該回動体Aは、この回動体Aにおけ
る軸突起24を前記取付体Bの凹部11に対して押し入
れることのみによって当該回動体Aを取付体Bに対して
組み付けることが可能とされ、回動体Aと取付体Bとの
容易な組付けをなすことができる。
【0072】また、前記回動体Aとしてのテーブル20
の軸突起24を前記取付け凹部23の開放側23cから
内奥側に向けて延びる互いに向き合い、且つ平行な側板
部23b’として構成される各側壁部23bの夫々から
互いに向き合い、しかも、該側板部23b’として構成
される側壁部23bから直角に突き出すように設ける構
成としてあり、当該回動体Aとしてのテーブル20をプ
ラスチック成形などによる確実且つ容易な型抜きによる
成形提供を可能としている。
【0073】なお、前記の実施の形態に係る回動体Aの
取付け構造にあっては、当該回動体Aにおける取付凹部
23を一対備えた回動体Aの実施の形態について説明し
たが、当該取付凹部23を、この回動体Aに対して3個
以上設け且つ該夫々の取付凹部23に取付体Bを組み付
け且つこれらを取付対象物Cに取付けるようにしてあっ
ても良い。また、この回動体Aに対して一個の取付凹部
23のみを設け、この一個の取付凹部23に取付体Bを
組み付けると共に、これらを取付対象物Cに取付けるよ
うにしてあっても良い。
【0074】また、前記の実施の形態に係る回動体Aの
取付け構造にあっては、この回動体Aの軸突起24を受
ける取付体Bの凹部11が、下部側から上部側に向けて
伸び、且つ、上部側の行き止まり内奥部側を構成する壁
面11cによって当該軸突起24に生ずる主として上方
側に向けた荷重を当該壁面11cによって受ける構成と
してあるが、この凹部11を上部側に受入れ口11aを
備え、且つ下部側に向けて延びるように内奥部側を設け
るようにしてあっても良く、また、当該凹部11を受入
れ口11aから横方向に延びるように内奥部側を設ける
ようにしてあっても良い。
【0075】
【発明の効果】請求項1記載の発明に係る回動体の取付
け構造は、取付対象物に回動体を回動可能に取付ける回
動体の取付け構造であって、前記回動体が、取付け凹部
を有し且つ該取付け凹部の開放側から内奥側に向けて延
びる互いに向き合った側壁部の夫々から互いに向き合う
ように突き出される同一直線上にある軸突起を備えてい
ると共に、前記回動体の取付け凹部に対応して備えられ
且つ前記取付対象物に取り付け用いられる取付体が、前
記回動体の軸突起を受け入れる受入れ口を有し且つ内奥
部側で行き止まりとされる凹部を両側部に備えた軸受け
部を有し、且つ該軸受け部の夫々の凹部内に該夫々の凹
部の前記行き止まり内奥部側を構成する壁面との間で前
記軸突起を回動可能に支持する弾性掛合突起を該夫々の
凹部の受入れ口側の底部から内奥部側に向けて設けてあ
ると共に、前記回動体の前記取付け凹部に備えられてい
る対をなす軸突起が前記取付体における前記軸受け部の
両側部に備えられている各凹部の弾性掛合突起を弾性的
に撓めながら該弾性掛合突起の先端から内奥部方に押し
込まれると共に該軸突起による撓み込みの解放された該
弾性掛合突起の先端側と該凹部の行き止まり内奥部側を
構成する壁面との間に受け入れ支持されるようにしてあ
ることから、前記回動体の軸突起が、前記取付体におけ
る前記軸受け部の両側部に備えられている各凹部の弾性
掛合突起を弾性的に撓めながら該弾性掛合突起の先端か
ら内奥部方に押し込まれると共に撓み込みの解放された
該弾性掛合突起の先端側と該凹部の行き止まり内奥部側
を構成する壁面との間で支持されることとなり、該回動
体の軸突起は、該軸突起に対して、当該凹部の行き止ま
り内奥部側を構成する壁面に向けた向きの荷重、衝撃を
生じた際に、当該壁面によって確実に受けられ、強度面
における不安のない軸受け部を構成することができる特
長を有している。
【0076】また、かかる構成からなる回動体の取付け
構造にあっては、前記取付体の凹部に対して、該回動体
の軸突起を押し入れて、該取付体と回動体とを容易に組
み付けることができる特長を有している。
【0077】また、かかる構成からなる回動体の取付け
構造にあっては、回動体における軸突起を、取付け凹部
の各側壁部間に亙るように設けることなく、当該各側壁
部から互いに突き出し状態に設けることが可能とされ、
当該軸突起の成形が容易な構成とされる特長を有してい
る。
【0078】また、かかる構成からなる回動体の取付け
構造にあっては、前記取付体の凹部に対する該回動体の
軸突起の押し入れによって該取付体と回動体との組付け
がなされることから、当該取付体と回動体との組み付け
が容易とされる特長を有している。
【0079】また、かかる構成からなる回動体の取付け
構造にあっては、回動体における軸突起を、取付け凹部
の各側壁部間に亙るように設ける必要がなく、当該各側
壁部から互いに突き出し状態に設け得ることから、当該
軸突起を容易に成形できる特長を有している。
【0080】また、請求項2記載の発明に係る回動体の
取構造を、前記の構成に係る回動体の取付け構造にあっ
て、回動体を取付対象物に回動可能に取り付ける取付体
が、取付対象物に備えられる孔に差込み掛合される凸起
を備えた構成としたことによって、該凸起によって、前
記取付体を取付け対象物の所定の位置に所定の姿勢を維
持するように確実に組み付け得る特長を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の典型的な一実施の形態に係る回動体の
取付け構造を示す斜視図
【図2】同要部部品の分離斜視図
【図3】同要部の断面図
【図4】同要部部品の組み付け状態を示す要部断面図
【図5】同回動体と取付体との組み付け状態を示す要部
縦断面図
【図6】同要部平断面図
【図7】同取付体の正面図
【図8】同背面図
【図9】同側面図
【図10】同平面図
【図11】同底面図
【図12】図7におけるM−M断面図
【図13】図9におけるN−N断面図
【図14】同支承アームによる支承状態を示す要部正面
【図15】従来例の部品分離斜視図
【図16】同従来例の要部断面図
【符号の説明】
A 回動体 B 取付体 C 取付対象物 10 軸受け部 11 凹部 11a 受入れ口 11c 壁面 12 弾性掛合突起 18 凸起 23 取付け凹部 24 軸突起

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付対象物に回動体を回動可能に取付け
    る回動体の取付け構造であって、 前記回動体が、取付け凹部を有し且つ該取付け凹部の開
    放側から内奥側に向けて延びる互いに向き合った側壁部
    の夫々から互いに向き合うように突き出される同一直線
    上にある軸突起を備えていると共に、 前記回動体の取付け凹部に対応して備えられ且つ前記取
    付対象物に取り付け用いられる取付体が、前記回動体の
    軸突起を受け入れる受入れ口を有し且つ内奥部側で行き
    止まりとされる凹部を両側部に備えた軸受け部を有し、
    且つ該軸受け部の夫々の凹部内に該夫々の凹部の前記行
    き止まり内奥部側を構成する壁面との間で前記軸突起を
    回動可能に支持する弾性掛合突起を該夫々の凹部の受入
    れ口側の底部から内奥部側に向けて設けてあると共に、 前記回動体の前記取付け凹部に備えられている対をなす
    軸突起が前記取付体における前記軸受け部の両側部に備
    えられている各凹部の弾性掛合突起を弾性的に撓めなが
    ら該弾性掛合突起の先端から内奥部方に押し込まれると
    共に該軸突起による撓み込みの解放された該弾性掛合突
    起の先端側と該凹部の行き止まり内奥部側を構成する壁
    面との間に受け入れ支持されるようにしてあることを特
    徴とする回動体の取付け構造。
  2. 【請求項2】 回動体を取付対象物に回動可能に取り付
    ける取付体が、取付対象物に備えられる孔に差込み掛合
    される凸起を備えていることを特徴とする請求項1記載
    の回動体の取付け構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011058795A (ja) * 2010-10-27 2011-03-24 Toshiba Home Technology Corp 除湿機

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