JP2000104059A - 発光材料、交流薄膜エレクトロルミネセンス装置及び薄膜エレクトロルミネセンス発光体 - Google Patents
発光材料、交流薄膜エレクトロルミネセンス装置及び薄膜エレクトロルミネセンス発光体Info
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Abstract
に十分な輝度を有する青色発光性の発光体を得る。 【解決手段】 交流薄膜エレクトロルミネセンス装置1
0に用いられる発光性の発光材料18であって、前記発
光材料18が、一般式、MIIS:D,Hで表され、前
記MIIがカルシウム、ストロンチウム、バリウム及び
マグネシウムからなる群より選ばれており、前記Sが硫
黄であり、前記Dが銅、鉛、金、銀、マグネシウム、ア
ンチモン、ビスマス及び砒素からなる群より選ばれてお
り、かつ、前記Hがフッ素、塩素、臭素及びヨウ素から
なる群より選ばれている、発光材料18。
Description
ミネセンスの発光材料に関し、及び特に、多重コアクチ
ベータドーパントを含有するアルカリ土類硫化物薄膜に
関する。
物、例えば、セリウムをドープした硫化ストロンチウム
の薄膜は、フルカラーの交流薄膜エレクトロルミネセン
ス(ACTFEL)ディスプレイ装置での応用につい
て、詳細に研究されている。かかる装置は、Barro
w等による、米国特許第4,751,427号に開示さ
れている。SrS:Ceの発光スペクトルは、極めて広
く、可視スペクトルの青色部分及び緑色部分の双方、即
ち、500nmの辺りにピークを有する440〜660
nmに及ぶ。フルカラーのACTFELディスプレイ装
置は、赤色発光性の発光体、例えば、CaS:Eu又は
発光スペクトル中に赤色成分を有するものを添加するこ
とによって得ることができる。かかるフィルムの組合せ
を用いて、当業者は、白色発光性の発光体の積層体を構
築することができる。次いで、白色発光体の構造体を、
一次カラーフィルタとラミネートし、カラーディスプレ
イを構築することができ、このディスプレイは、製造に
関する費用に対して、極めて効率がよい。
発光体の積層体によれば、発光スペクトルの青色部分が
かなり弱くなり、特に、従来、青色発光性の発光体の最
も有望なものであった、セリウムをドープした硫化スト
ロンチウム発光体が、そうであった。ほとんど青の色を
得ようとする場合、フィルタリング後に、元の輝度の約
10%だけが得られるに過ぎない。x=0.10、y=
0.13のCIE範囲内の青色の配色のため、透過率
は、更に約4%にまで減少される。したがって、容認で
きる輝度を備えたカラーディスプレイを製造するには、
より一層明るい青色フィルタを用いる必要があるが、こ
のことにより、次に、妥協された青色の色度に導かれ
る。かかる不十分な青色の色度を用いて製造されたディ
スプレイは、いずれも、制限された色の領域を有し、及
びCRT又はLCD技術に有用な色の範囲を発すること
ができない。
ィスプレイを得るために、EL発光薄膜の青色発光効率
を大きく改善しなければならない。Yocom等の、米
国特許第4,725,344号には、加熱した基板上
の、アルカリ土類金属ハロゲン化物と硫化水素との間の
化学反応によって、アルカリ土類硫化物ルミネセンスフ
ィルムを形成する方法が開示されている。Yocom等
は、硫化ストロンチウム薄膜発光体を示し、この発光体
は、フィルタリングしていないSrS:Ce装置よりも
一層青みを帯びた色(CIE x=0.17、y=0.
25)を有している。しかし、Yocom等の装置の発
光性能は実用上十分に高くはない。また、SrS:Cu
装置についての実験も報告されている。これらの装置
は、例えば、Ohnishi等の、SID 31/1,
31(1992)の会報のスパッタリングによって、調
製される。しかし、Ohnishi等の装置は、Yoc
om等の装置よりも一層薄暗い(更に、カラーデータが
得られていない)。このように、現在までのところ、薄
膜エレクトロルミネセンス装置の製造者は、フルカラー
ACTFEL装置に用いるのに十分な輝度を有する青色
発光性の発光体を、いまだ製造していない。
度は、本発明によって十分に改善される。この発光体
は、フロント及びリア電極のセット、これらのフロント
及びリア電極のセットの間にサンドイッチされた一対の
絶縁体、及び薄膜エレクトロルミネセンス薄層積層体を
有するACTFEL装置に含められる。この積層体は、
一般式、MIIS:D,Hで表される発光層を含み、式
中、MIIがカルシウム、ストロンチウム、バリウム及
びマグネシウムからなる群より選ばれており、Sが硫黄
であり、Dが銅、鉛、金、銀、マグネシウム、アンチモ
ン、ビスマス及び砒素からなる群より選ばれており、か
つ、Hがフッ素、塩素、臭素及びヨウ素からなる群より
選ばれている。あるいはまた、この薄層積層体は、一般
式、MIIS:D,H,Fを有することができ、式中、
Fがガリウム、インジウム、アルミニウム、ゲルマニウ
ム、ケイ素、ランタン、スカンジウム及びイットリウム
からなる群より選ばれている。
に先立ち、550〜850℃の温度でアニーリングされ
るのが好ましい。一般式、MIIS:D,H,Fの層
は、以下のような濃度のドーパントが含有される:一次
ドーパントDは、0.05〜5モル%であるべきで;H
は、0.05〜5モル%であるべきで、かつ、Fは、
0.5〜10モル%であるべきである。エレクトロルミ
ネセンス薄層積層体中に添加する発光層は、赤色及び緑
色それぞれを発する材料であることができ、この薄層積
層体は、全体として“白色”光を発する。EL発光体薄
層積層体中のこれらの層は、スパッタリング、原子層エ
ピタクシー、エバポレーション及びMOCVDによって
堆積させることができる。一般式、MIIS:D,H,
Fの層は、SrS:Cu,I,Gaであるのが好まし
い。この装置は、深い青色を発することができる広いバ
ンドの発光スペクトルを有し、かつ、現在までのところ
最も有用な青色発光性の発光体の2倍以上の発光効率を
有する、青色発光性の発光体装置を生成する。
特徴、及び利点を、以下の本発明の詳細な記載の説明に
よって、添付図面とともに考慮して、より一層容易に理
解することができる。
は、ガラス基板12を含み、このガラス基板上に、イン
ジウム−スズ酸化物の層14が堆積されている。次に、
アルミニウム/チタン酸化物を含有する絶縁層16が堆
積される。発光層18は、SrS:Cu,I,Gaの薄
膜を含んでいる。この発光層18は、バリウムタンタル
酸塩(BTO)からなるのが好ましい第2の絶縁体20
によってサンドイッチされている。アルミニウム電極2
2は、このBTO層20の頂上に配置されている。第1
の絶縁層16は、約260nmの厚さが好ましく、及び
原子層エピタクシー(ALE)によって堆積される。エ
レクトロルミネセンス発光層18は、600nm〜2μ
mの厚さで良く、及びこの層は、次のドーピング濃度:
銅、0.05〜5モル%;ヨウ素、0.05〜5モル
%;ガリウム、0.5〜10モル%を用いて調製された
SrSターゲットからのスパッタリングによって堆積さ
れる。フルカラーのパネルを作成するために、例えば、
ZnS:Mn又は他の赤色発光性の発光体(図1には示
していない)のような第2の発光体の層を、この層18
上に堆積することができる。堆積中、この基板温度は、
75〜500℃の温度に維持される。これらの発光フィ
ルムは、次いで、550〜850℃の温度で窒素中でア
ニーリングされる。この後、第2の絶縁層20の堆積を
行い、この絶縁層は、300nmのBTOである。上部
のアルミニウム電極22は、装置の製造を完了させる。
赤色、青色、及び緑色のフィルタを、ボトム電極層14
とビューア(図示していない)との間に挿入し、フィル
タリングされたフルカラーのTFELディスプレイを提
供することができる。
造のエレクトロルミネセンス装置40を示す。この装置
40は、基板44を用いて構成され、この基板44が透
明な場合、基板は、その下側に黒色コーティング46を
有するのが好ましい。この基板44上に、リア電極48
が堆積される。リア電極48とリア誘電層50との間に
は、薄膜吸収層42がある。この吸収層は、多重の勾配
付けされた薄膜層又は任意の適切な方法によって形成さ
れ、連続の勾配付けされた薄膜層のいずれかで構成され
る。ラミネート構造であり得るエレクトロルミネセンス
層52は、一般式、MIIS:D,H,Fを有する少な
くとも1層を含み、リア誘電層50とフロント誘電層5
4との間でサンドイッチされる。他の例においては、誘
電層50又は54のいずれかを除去することができる。
透明電極層56は、フロント誘電層54上に形成され、
及び透明基板58によって封じられる。この基板は、赤
色、青色、及び緑色の光をフィルタリングするカラーフ
ィルタ素子60,62,及び64を、それぞれ含むこと
ができる。
は、極めて広く、400〜670nmにわたる。本発明
の発光体のほとんどの試料は、ピーク位置について、単
一バンド又は二重バンドのいずれかを示し、このピーク
位置は、470〜530nmの間で変わり得る。単一ピ
ーク、例えば、図3に示すようなスペクトル特質を備え
る試料を有する装置は、480nmでのピーク及びCI
E x=0.156、y=0.238の色座標を有す
る。この試料は、1モル%の銅、1モル%のヨウ素及び
5モル%のガリウムをドーピングしたSrSスパッタリ
ングターゲットを用いて調製した。この材料の他の試料
は、530nmの単一ピークを生じ、このピークは、C
IE x=0.268、y=0.547の極めて良好な
緑色を有していた。
I,Ga発光体の輝度及び効率は、ブルーフィルタを通
ったSrS:Ceのものの2倍である。
すように、より一層飽和した青色を有する。しかし、こ
の輝度の効率をヒトのホトオプティック感度に関して標
準化することにより、このチオガレイトの標準化された
効率(表1の最後の欄参照)は、SrS:Cu,I,G
aから測定されたものの半分以下に過ぎない。標準化さ
れた効率は、本発明では、CIEのy座標値によって分
割される発光効率として規定する。さらに、硫化ストロ
ンチウム系発光体のしきい電界は、1cm当たり約1メ
ガボルトであり、この値は、チオガレイトの発光体中で
測定されるものの半分である。この利点は、表に明らか
に示されている。この理由は、0.45μmの厚さの発
光体を備えるチオガレイトの装置のしきい電圧が既に1
85ボルトの実際上の限界に近づいているからであり、
一方、0.7〜1μmの厚さの発光体を有するSrS系
装置のものは、まだ114〜150ボルトに過ぎない。
装置の輝度が発光体の厚さに関してほぼ直線的に変化す
るので、SrS:Cu,I,Gaの輝度は、最も有効な
チオガレイト装置の、少なくとも4倍である。
の理由は、第1に、ガリウムドーピングの使用である。
ガリウムは、SrSと反応し、低温の共融相を形成する
と考えられる。この共融相は、650℃以上の温度でア
ニーリングされた時、液体に変わる。この液相は、薄膜
の堆積に関連する構造的欠陥を劇的に減少させる。アニ
ーリングされたフィルムは、フィルムの厚さの半分に等
しい寸法を有する等軸の結晶粒を提示する。このこと
は、高度に焼結された発光体粉末の微細構造と異なって
いない。低温の共融相の正体は完全には明らかでない
が、Sr−Ga−Sの偽りの三元相であるかもしれな
い。したがって、アルミニウム、インジウム、ケイ素、
ゲルマニウム、ランタン、スカンジウム及びイットリウ
ムを含む元素から形成される他の三元硫化物は、同様の
作用を有することがある。さらに、フッ素、塩素、臭素
及びヨウ素を含むハロゲン化物は、ヨウ化ストロンチウ
ムの融点が515℃に過ぎないので、反応に関与する場
合がある。
の発光機構は、“s”又は“p”及び“d”電子レベル
の間の原子内の遷移らしいと考えられる。その理由は、
何らのコドーパントを含まないSrS:Cuが、530
nmにピーク波長を有する、極めて有効な緑色発光性の
CRT発光体だからである。ヨウ素のドーピングによっ
て誘導される、この発光色のブルーシフトは、正確な機
構はわからないが、一種の結晶の電界効果であろう。さ
らに、硫化カルシウムの銅ドーピングが、著しく高度に
飽和された青色を生成し、従って、本物の青色(CIE
y=0.10〜0.15)を、混合された硫化ストロ
ンチウム/硫化カルシウムホストの銅ドーピングによっ
て、達成することができることを確かめた。さらに、赤
らんだ色を、硫化バリウムの銅又は金のドーピングによ
って得ることができる。上述した発光体の種類におい
て、ハロゲン化物のコドーパントを削除して、緑色発光
性の発光体を製造することができる。例えば、銅及びガ
リウムでドーピングされた硫化ストロンチウムは、53
0nm及びCIE座標、x=0.268、y=0.54
7での緑色のピーク波長を発する。
クトロルミネセンス発光体は、上述の発光体、並びに他
のものの組合せによって達成することができる。概し
て、金属硫化物は、ドーパントとともに、カルシウム、
ストロンチウム、バリウム又はマグネシウムが含まれ、
ドーパントは、銅、鉛、銀、金、マグネシウム、アンチ
モン、ビスマス、及び砒素が含まれ、及び更にハロゲン
化物のコドーパント、並びに、ガリウム、インジウム、
アルミニウム、ゲルマニウム、ケイ素、ランタン、スカ
ンジウム及びイットリウムからなる群より選ばれるコド
ーパントが含まれる。
ーパントを含有しないMIIS:D,Hからなることが
できるという更なる認識に至った。特に、本発明者は、
スパッタリング処理が、概して小さな結晶粒を生じさ
せ、これらの結晶粒が、発光体の潜在的な輝度を妨げる
傾向があるという認識に至った。このF、及び特に、G
aの添加が、より一層大きな結晶の成長を起こし、この
結晶の成長が装置の輝度を主として増加させると思われ
る。選択的な薄膜発光体の堆積技術、例えば、原子層エ
ピタクシー、エバポレーション、及びMOCVDは、G
aを必然的に必要とせず、青色発光を形成する。原子層
エピタクシー、エバポレーション、及びMOCVDによ
って堆積された薄膜は、F(又はGa)が優れた結晶成
長及び増大した結晶粒度のために必要とされないほど、
高品質の結晶構造を形成する傾向がある。
及び表現は、ここでの説明の用語として用いたものであ
り、限定の用語ではなく、さらに、かかる用語及び表現
の使用において、示し及び説明した特徴又はそれらの部
分と均等なものを排除する意図はなく、本発明の範囲
は、前記した特許請求の範囲によって確定され、更に限
定されると認識する必要がある。
の部分的な側面断面図である。
EL装置の部分的な側面断面図である。
ペクトル特質を示すグラフである。
さと効率の特質を示すグラフである。
置 44 基板 46 黒色コーティング 48 リア電極 50 リア誘電層 42 薄膜吸収層 52 エレクトロルミネセンス層 54 フロント誘電層 56 透明電極層 58 透明基板 60,62,64 カラーフィルタ素子
Claims (18)
- 【請求項1】 交流薄膜エレクトロルミネセンス装置に
用いられる発光性の発光材料であって、 前記発光材料が、一般式、MIIS:D,Hで表され、
前記MIIがカルシウム、ストロンチウム、バリウム及
びマグネシウムからなる群より選ばれており、前記Sが
硫黄であり、前記Dが銅、鉛、金、銀、マグネシウム、
アンチモン、ビスマス及び砒素からなる群より選ばれて
おり、かつ、前記Hがフッ素、塩素、臭素及びヨウ素か
らなる群より選ばれていることを特徴とする、発光材
料。 - 【請求項2】 前記発光材料が、更にFを含んでおり、
前記Fがガリウム、インジウム、アルミニウム、ゲルマ
ニウム、ケイ素、ランタン、スカンジウム及びイットリ
ウムからなる群より選ばれていることを特徴とする、請
求項1記載の発光材料。 - 【請求項3】 前記MIISが硫化ストロンチウムと硫
化カルシウムとの混合物であり、かつ、前記Dが銅であ
ることを特徴とする、請求項1記載の発光材料。 - 【請求項4】 前記発光材料が青色光を発光し、かつ、
前記青色光の発光スペクトルが470〜530nmにピ
ーク波長を有することを特徴とする、請求項1記載の発
光材料。 - 【請求項5】 前記発光材料が薄膜であり、前記薄膜が
550〜850℃の温度でアニーリングされていること
を特徴とする、請求項1記載の発光材料。 - 【請求項6】 前記MIIがストロンチウムであり、前
記Dが銅であり、前記Hがヨウ素であり、かつ、前記F
がガリウムであることを特徴とする、請求項2記載の発
光材料。 - 【請求項7】 一対の絶縁体をサンドイッチしているフ
ロント及びリアのセットの電極を備えており、前記一対
の絶縁体が薄膜エレクトロルミネセンスの発光材料をサ
ンドイッチしている、交流薄膜エレクトロルミネセンス
装置であって、 前記発光材料が薄膜層を含んでおり、前記薄膜層が、一
般式、MIIS:D,Hで表され、前記MIIがカルシ
ウム、ストロンチウム、バリウム及びマグネシウムから
なる群より選ばれており、前記Sが硫黄であり、前記D
が銅、鉛、金、銀、マグネシウム、アンチモン、ビスマ
ス及び砒素からなる群より選ばれており、かつ、前記H
がフッ素、塩素、臭素及びヨウ素からなる群より選ばれ
ていることを特徴とする、交流薄膜エレクトロルミネセ
ンス装置。 - 【請求項8】 前記発光材料が、更にFを含んでおり、
前記Fがガリウム、インジウム、アルミニウム、ゲルマ
ニウム、ケイ素、ランタン、スカンジウム及びイットリ
ウムからなる群より選ばれていることを特徴とする、請
求項7記載の交流薄膜エレクトロルミネセンス装置。 - 【請求項9】 前記MIIがストロンチウム及びカルシ
ウムからなる群より選ばれており、かつ、前記Hがヨウ
素であることを特徴とする、請求項7記載の交流薄膜エ
レクトロルミネセンス装置。 - 【請求項10】 前記MIIがストロンチウムであり、
前記Dが銅であり、前記Hがヨウ素であり、かつ、前記
Fがガリウムであることを特徴とする、請求項8記載の
交流薄膜エレクトロルミネセンス装置。 - 【請求項11】 前記Fがガリウムであることを特徴と
する、請求項8記載の交流薄膜エレクトロルミネセンス
装置。 - 【請求項12】 薄膜エレクトロルミネセンス発光体で
あって、次の工程: (a)一般式、MIIS:D,Hで表され、前記MII
がカルシウム、ストロンチウム、バリウム及びマグネシ
ウムからなる群より選ばれており、前記Sが硫黄であ
り、前記Dが銅、鉛、金、銀、マグネシウム、アンチモ
ン、ビスマス及び砒素からなる群より選ばれており、か
つ、前記Hがフッ素、塩素、臭素及びヨウ素からなる群
より選ばれている材料を含有する、スパッタリングター
ゲットを製造し; (b)前記スパッタリングターゲットから前記材料をス
パッタリングすることによって、薄膜発光層を形成し;
及び (c)前記薄膜発光層を550〜850℃の温度でアニ
ーリングすることによって得られていることを特徴とす
る、薄膜エレクトロルミネセンス発光体。 - 【請求項13】 前記工程(c)が窒素雰囲気中で行わ
れていることを特徴とする、請求項12記載の薄膜エレ
クトロルミネセンス発光体。 - 【請求項14】 前記材料が、更にFを含んでおり、前
記Fがガリウム、インジウム、アルミニウム、ゲルマニ
ウム、ケイ素、ランタン、スカンジウム及びイットリウ
ムからなる群より選ばれており、かつ、前記スパッタリ
ングターゲットが、次のドーパント濃度:Dが0.05
〜5モル%、Hが0.05〜5モル%及びFが0.5〜
10モル%で形成されていることを特徴とする、請求項
12記載の薄膜エレクトロルミネセンス発光体。 - 【請求項15】 前記Mがバリウムであり、かつ、前記
Dが銅及び金からなる群より選ばれていることを特徴と
する、請求項12記載の薄膜エレクトロルミネセンス発
光体。 - 【請求項16】 前記薄膜発光層が75〜500℃の温
度に維持された基板によって支持されていることを特徴
とする、請求項13記載の薄膜エレクトロルミネセンス
発光体。 - 【請求項17】 前記Dが銅であり、前記Hがヨウ素で
あり、かつ、前記Fがガリウムであることを特徴とす
る、請求項14記載の薄膜エレクトロルミネセンス発光
体。 - 【請求項18】 前記銅の前記ドーパント濃度が1モル
%であり、前記ヨウ素の前記ドーパント濃度が1モル%
であり、かつ、前記ガリウムの前記ドーパント濃度が5
モル%であることを特徴とする、請求項17記載の薄膜
エレクトロルミネセンス発光体。
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