JP2000103883A - プラスチックスの表面改質方法およびこれを用いた情報記録媒体 - Google Patents

プラスチックスの表面改質方法およびこれを用いた情報記録媒体

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JP2000103883A
JP2000103883A JP10278665A JP27866598A JP2000103883A JP 2000103883 A JP2000103883 A JP 2000103883A JP 10278665 A JP10278665 A JP 10278665A JP 27866598 A JP27866598 A JP 27866598A JP 2000103883 A JP2000103883 A JP 2000103883A
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裕之 沖田
Minehiro Sotozaki
峰広 外崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 均一で表面を劣化させず、多くの工数を必要
としないテクスチュア構造を形成するプラスチックスの
表面改質方法およびこれを用いた情報記録媒体を提供す
る。 【解決手段】 質量分離型のイオン照射装置1aは、ア
ルゴンイオンによるスパッタ式のイオン源2、引き出し
電極3、質量分離用電磁石4、加速管5、走査電極6、
基板7から構成される。照射されるイオンは、アルゴン
イオンによるスパッタ式のイオン源2より発生させ、発
生したイオンは引き出し電極3によりイオン源2から引
き出され、その後質量分離用電磁石4の磁場を通過する
ことにより、同一質量のイオンのみが取り出される。取
り出されたイオンは加速管5で所定のエネルギーまで加
速され、照射室内の基板7に照射される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプラスチックスの表
面改質方法およびこれを用いた情報記録媒体に関し、さ
らに詳しくは、プラスチックスの表面にテクスチュア構
造を形成するプラスチックスの表面改質方法およびこれ
を用いた情報記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチックスの基板を用いる光ディス
ク、光磁気ディスクまたは磁気ディスクなどでフライン
グヘッドを記録再生に使用する用途においては、ディス
クとヘッドが貼り付くおそれがあるために、ディスク表
面にテクスチュア構造を形成している。このような、テ
クスチュア構造の形成方法としては、レーザ加工や機械
的にディスク表面をひっかくことによる方法があるが、
これらは処理に多くの時間を要する。
【0003】また、基板上に微粒子を分散させてから、
磁性層などの記録層の成膜を行うパーティクルテクスチ
ュア、基板上にスパッタ粒子の島状の核を形成してその
上に記録層を成膜を行うスパッタテクスチュアなどの方
法があるが、いずれも均一なテクスチュア構造を得るこ
とは困難であった。また、減圧雰囲気中でプラズマ処理
により表面にテクスチュア構造を形成することも可能で
あるが、基板が高分子のプラスチックスである場合、基
板中に未結合部分が生じ、時間がたつと基板中からガス
が発生するおそれがあった。
【0004】一方、従来から、プラスチックスの表面を
改質することにおいて、摩擦特性、表面硬度、電気抵抗
率などを向上させる目的でイオンの照射が行われてい
る。これらについては、例えば、特開昭62−2564
28号公報、米国特許第4,743,493に上記の目
的が記載されており、さらに第45回応用物理学関係連
合講演会講演予稿集(No.2,p687,29-ZB-10)において
は、ポリマーの表面にイオンを注入して表面にDLCを
形成する試みが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる問題
点に鑑み、均一で表面を劣化させず、多くの工数を必要
としないテクスチュア構造を形成するプラスチックスの
表面改質方法およびこれを用いた情報記録媒体を提供す
ることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の情報記録媒体の
表面改質方法は、イオン源を用いて、プラスチックスに
イオンを照射する工程を有し、プラスチックスの表面に
テクスチュア構造を形成することを特徴とする。イオン
は、炭素イオン、チタンイオン、アルミニウムイオン、
タングステンイオン、アルゴンイオン、窒素イオンおよ
びシリコンイオンのうちの少なくともいずれか1種であ
ることが望ましい。イオン源が、質量分離型イオン源、
カソーディックアークイオン源、ICPイオン源、EC
Rプラズマイオン源およびヘリコン波プラズマイオン源
のうちのいずれか1種を用いることが望ましい。プラス
チックスが、アクリル系樹脂、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリカーボネートおよびアモルファスポリオレフ
ィンのうちのいずれか1種であることが望ましい。イオ
ン照射密度が1017ions/cm2 以上であることが
望ましい。プラスチックスの表面にDLCが形成される
ことが望ましい。プラスチックスが光ディスク、光磁気
ディスクおよび磁気ディスクのうちのいずれか1種の基
体に用いられることが望ましい。
【0007】本発明の情報記録媒体は、請求項1に記載
の情報記録媒体の表面改質方法により改質された基体を
具備することを特徴とする。情報記録媒体が光ディス
ク、光磁気ディスクおよび磁気ディスクのうちのいずれ
か1種であることが望ましい。
【0008】本発明のプラスチックスの表面改質方法お
よびこのプラスチックスを用いた情報録媒体によれば、
質量分離型イオン源、またはカソーディックアークイオ
ン源などの高密度プラズマイオン源を用いるとともに、
イオンを分離、加速、走査することにより、樹脂基板の
表面でイオン密度を大とし、イオン電流密度を大とでき
るので、基板表面に優れた硬度特性のDLCを形成する
とともに、表面粗度の微小なテクスチュア構造を形成す
ることができる。また、このプラスチックスの基板を用
いることにより、記録再生時にヘッドの貼り付きがない
安定な記録記録媒体を得ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のイオン照射によるプラス
チックスの表面改質方法の実施の形態例を、質量分離型
イオン源およびカソーディックアークイオン源を用いる
イオン照射装置によるプラスチックスの表面改質方法の
一例である図1〜図5を参照して説明する。
【0010】実施の形態例1 質量分離型イオン源を用いたイオン照射装置の一例であ
る図1を参照して、プラスチックスへのイオン照射方法
を以下に説明する。質量分離型のイオン照射装置1a
は、図1のように、アルゴンイオンによるスパッタ式の
イオン源2、引き出し電極3、質量分離用電磁石4、加
速管5、走査電極6、基板7から構成される。照射され
るイオンは、アルゴンイオンによるスパッタ式のイオン
源2より発生させ、発生したイオンは引き出し電極3に
よりイオン源2から引き出され、その後質量分離用磁石
4の磁場を通過することにより、同一質量のイオンのみ
が取り出される。取り出されたイオンは加速管5で所定
のエネルギーまで加速され、照射室内の基板7に照射さ
れる。
【0011】この場合、イオンビームは基板の前で静電
的に偏向することができるので、例えばテクスチュア構
造の均一性を得るために照射部をX−Y的に走査するこ
とも可能である。また、X−Y方向の走査と照射エネル
ギーの制御を組み合わせることにより、所望のテクスチ
ュア構造が得られるように照射深さおよび照射量の2次
元分布を得ることも可能である。プラスチックスとして
は、アクリル系樹脂、ポリカーボネート、アモルファス
ポリオレフィンなどを用いることができる。照射するイ
オンの種類は、炭素イオン、チタンイオン、アルミニウ
ムイオン、タングステンイオン、アルゴンイオン、窒素
イオンおよびシリコンイオンなどを用いることができ
る。
【0012】基板7には、プラスチックスとして、例え
ばアモルファスポリオレフィンを用い、高純度で、高真
空におけるイオン照射を達成するために、上記のイオン
照射装置1aにより20keVの炭素正イオンを基板7
表面に1平方cm当たりのイオン量が1016、1017
5×1017の3種類のイオン照射試験を行った。この場
合の背景真空度は、1.33×10-8Paである。アル
ゴンイオンによるスパッタ式のイオン源2を用いて、純
度99.999%の高配向性の炭素ターゲットにより炭
素イオンを発生させ、炭素イオンのみを基板7に到達さ
せるために、上記の質量分離用電磁石4と加速管5およ
び走査電極6からなるイオン搬送系により加速、減速を
行い、基板7には10eV以上100keVまでの炭素
イオンが到達する。ターゲットとしては、純度が99.
999のグラファイトでも可能であった。イオン照射に
よる注入の深さは、コンピュータソフトとしてSIMS
などの使われているトリムソフトでの計算では20ke
Vでは表面から0.1μm程度までの注入が行われた。
【0013】1016ions/cm2 の試料において
は、表面に凹凸を形成することができたが、イオン照射
により、基板7中の高分子結合が切られた不安定な分子
状態が生じ、この基板7を用いて磁気記録層や光記録層
を成膜した磁気ディスクや光ディスクは、時間の経過と
ともに、基板中からのガスの発生による膨れが起こり、
使用不能な状態であった。
【0014】それに対して、1017ions/cm2
上の試料では、照射層はDLC化していた。図2は、こ
の基板の試験結果のラマン分光測定によるスペクトルを
示し、(a)はイオン照射前、(b)はイオン照射後の
スペクトルを示す。(c)は、理解容易のために(b)
の拡大図を示す。(a)のイオン照射前に見られるアモ
ルファスポリオレフィン基板中の5員環に起因する多数
の鋭いピークは、(b)では見られなくなり、ブロード
なピークを有する波形が見られ、これを拡大した(c)
ではDLC構造を示す波形が見られた。(図の波数13
50cm-1のピークを有するA部と、図の波数1530
cm-1にピークを有するB部は上記の波形を分離したも
のである) この場合の、DLC層のEELS(Electron Energy Los
s Spectroscopy) の解析によれば、SP2 結合に比べて
SP3 結合を多く含む構造となっていることがわかっ
た。
【0015】上記の1017ions/cm2 以上の試料
では、照射層はDLC化しており、安定な状態となって
いるため、時間の経過とともにガスの発生がなかった。
そのために、この基板により作製した磁気ディスク、光
ディスクおよび光磁気ディスクなどの情報記録媒体はテ
クスチュア構造が作用して、記録再生ヘッドとの貼り付
きが見られなかった。
【0016】上記の試料について、AFM装置(原子間
力顕微鏡)[米国SPARK 社製]により表面粗度を測定し
た例を図3〜図5に示す。図3は、イオン照射前の表面
のAFM像(10μm×10μm)を、図4は、1017
ions/cm2 以上のイオン照射密度のイオン照射後
の表面のAFM像(10μm×10μm)を、図5は、
図4を拡大したもの(1μm×1μm)を示す。上記の
AFM像から照射後の平均面粗度は、1.5nmから3
nm程度であることがわかった。
【0017】実施の形態例2 図6はカソーディックアークイオン源を用いたイオン照
射装置の一例を示し、図7はカソーディックアークイオ
ン源の一例の拡大図を示す。カソーディックアークイオ
ン源を用いるイオン照射装置を使用して炭素イオンをプ
ラスチックスの基板に照射する事例を説明する。イオン
照射装置1bは、図6のように、カソーディックアーク
イオン源8、引き出し電極3、質量分離用電磁石4、加
速管5、走査電極6およびプラスチックの基板7により
構成される。この装置の到達真空度は1.33×10-6
Paであり、また、プラスチックの基板7の裏側には冷
却水または液体窒素が循環しており、基板温度が50℃
以上に上昇しないようになっている。
【0018】カソーディックアークイオン源8は、図7
のように、高真空に保たれた装置内に設けられ、カソー
ド8aは、例えば炭素をターゲットとし、アノード8b
はコイル状であり双方とも水冷されており、カソード8
a−アノード8b間には、イオン化電圧として例えば5
0Vを供給し、トリガー手段8cによりアーク放電を励
起し、プラズマイオン源9を発生させ、イオンビーム1
0として引き出す。カソード8a部は、コイル8dによ
りイオンが収束されるように制御されている。この炭素
ターゲットからのイオンビームは、図4において、例え
ば中心磁場300Gの質量分離用電磁石4により、中性
粒子や巨大な粒子が除去されて炭素イオンが引き出され
る。さらに、例えば3段の加速管5により、10eV〜
100keVまで加速され、走査電極6により、例えば
プラスチックの基板7面内を一定速度で走査することが
できる。上記のプラズマイオン源9としては、炭素イオ
ンの他に、チタンイオン、アルミニウムイオン、タング
ステンイオン、あるいは導入ガスによりアルゴンイオ
ン、窒素イオンあるいはシリコンイオンなどを用いるこ
とができる。
【0019】この場合、例えば、炭素イオンの照射を2
0keVで1平方センチメートルあたり1017イオン行
うものとして、そのイオン源として、イオンを分離前の
イオン電流が10A/cm2 で、質量分離用電磁石4に
より中心磁場300Gで分離後、3段の加速管5により
10eV〜100keVまで加速されたイオンを、走査
電極6によりビーム走査しながら、基板7面上に照射す
る。その場合、ラングミュアプローブによる測定では、
基板7上で数100mA/cm2 のイオン電流密度を
達成できた。この場合、例えば、16cm2 の面積のポ
リカーボネートやアモルファスポリオレフィンなどのプ
ラスチックスのディスク基板へのイオン照射時間は、ほ
ぼ15秒であった。
【0020】上記のカソーディックアークイオン源を用
いて、基板にイオン照射した場合にも、基板はDLC化
され、また、基板表面は表面粗度の小さいテクスチュア
構造を形成されることがわかった。さらに、この基板を
用いた磁気ディスク、光ディスクおよび光磁気ディスク
などの情報記録媒体では安定な記録再生を行うことがで
きた。
【0021】本発明の実施の形態は、上記の実施の形態
例になんら限定されるものではなく、高密度プラズマイ
オン源として、ICPイオン源、ECRプラズマイオン
源やヘリコン波プラズマイオン源を用いることもでき
る。図8はICPイオン源、図9にECRプラズマイオ
ン源、および図10にヘリコン波プラズマイオン源の発
生装置を示す。
【0022】ICPイオン源11は、図8のように、例
えば炭素イオンのプラズマイオン源9の発生には、容量
結合型のRFコイル11aによる高周波放電を用いてい
る。イオンビーム10の引き出し系は、例えばカウフマ
ン式のグリッド電極11dで構成し、このグリッド電極
11dは水冷されている。イオン源の炭素イオンの導入
ガスとしては、ガス導入管11bにより例えばメタンガ
スなどの炭化水素ガスを用いる。プラズマイオン源9と
しては、炭素イオンの他に、導入ガスによりアルゴンイ
オン、窒素イオンあるいはシリコンイオンなどを用いる
ことができる。このプラズマイオン源9はイオンビーム
10として、不図示のイオン搬送系により基板方向に引
き出される。
【0023】図9のECRプラズマイオン源12におい
て、マイクロ波発生器13から発生し、導波管14に導
入された2.45GHzのマイクロ波15はコイル16
による875Gの磁界と相互作用し、電子サイクロトロ
ン共鳴(ECR)を励起し、マイクロ波導入窓17から
反応室18に導入され、シリンダ状導波管19から供給
されるガス20をプラズマ化してプラズマイオン源9を
発生する。このプラズマイオン源9はコイル21により
プラズマ分布を制御される。このプラズマイオン源9は
イオンビーム10として、不図示のイオン搬送系により
基板方向に引き出される。
【0024】図10のヘリコン波プラズマイオン源22
において、石英チャンバ23に巻かれたループアンテナ
24により供給される13.56MHzの高周波25
が、同様に石英チャンバ23に巻かれた2個のソレノイ
ドコイル26によりヘリコン波を励起し、反応室27に
導入されるとともにガス28をプラズマ化し、プラズマ
イオン源9を発生する。このプラズマイオン源9は磁石
29によりプラズマ分布を制御される。このプラズマイ
オン源9はイオンビーム10として、不図示のイオン搬
送系により基板方向に引き出される。
【0025】
【発明の効果】本発明の情報記録媒体の表面改質方法お
よび情報記録媒体によれば、質量分離型イオン源、また
はカソーディックアークイオン源などの高密度プラズマ
イオン源を用いるとともに、イオンを分離、加速、走査
することにより、プラスチックの表面でイオン密度を大
とし、イオン電流密度を大とできるので、基板表面に優
れた硬度特性のDLCを形成するとともに、表面粗度の
微小なテクスチュア構造を形成することができる。この
ディスク基板を用いることにより、記録再生時にヘッド
の貼り付きがない安定な記録媒体用のプラスチックディ
スク基板を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に用いられる質量分離型イオン源を用
いたイオン照射装置の一例である。
【図2】(a)イオン照射前のプラスチックスのラマン
スペクトルの一例である。 (b)〜(c)本発明の1017ions/cm2 以上の
イオン照射密度のイオン照射後のプラスチックスのラマ
ンスペクトルの一例である。
【図3】 イオン照射前のプラスチックス表面のAFM
像(10μm×10μm)である。
【図4】 本発明の1017ions/cm2 以上のイオ
ン照射密度のイオン照射後のプラスチックス表面のAF
M像(10μm×10μm)である。
【図5】 図4を拡大したもの(1μm×1μm)であ
る。
【図6】 カソーディックアークイオン源を用いたイオ
ン照射装置の一例である。
【図7】 カソーディックアークイオン源の一例であ
る。
【図8】 ICPイオン源の一例である。
【図9】 ECRプラズマイオン源の一例である。
【図10】 ヘリコン波プラズマイオン源の一例であ
る。
【符号の説明】
1a,1b…イオン照射装置、2…イオン源、3…引き
出し電極、4…質量分離用電磁石、5…加速管、6…走
査電極、7…基板、8…カソーディックアークイオン
源、8a…カソード、8b…アノード、8c…トリガー
手段、8d…コイル、9…プラズマイオン源、10…イ
オンビーム、11…ICPイオン源、11a…RFコイ
ル、11b…ガス導入管、11c…石英管、11d…グ
リッド電極、12…ECRプラズマイオン源、13…マ
イクロ波発生器、14…導波管、15…マイクロ波、1
6…コイル、17…マイクロ波導入窓、18…反応室、
19…シリンダ状導波管、20…ガス、21…コイル、
22…ヘリコン波プラズマイオン源、23…石英チャン
バ、24…ループアンテナ、25…高周波、26…ソレ
ノイドコイル、27…反応室、28…ガス、29…磁石

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イオン源を用いて、プラスチックスにイ
    オンを照射する工程を有し、 前記プラスチックス表面にテクスチュア構造を形成する
    ことを特徴とするプラスチックスの表面改質方法。
  2. 【請求項2】 前記イオンは、炭素イオン、チタンイオ
    ン、アルミニウムイオン、タングステンイオン、アルゴ
    ンイオン、窒素イオンおよびシリコンイオンのうちの少
    なくともいずれか1種であることを特徴とする請求項1
    に記載のプラスチックスの表面改質方法。
  3. 【請求項3】 前記イオン源が、質量分離型イオン源、
    カソーディックアークイオン源、ICP(Inductive Cou
    pled Plasma)イオン源、ECR(Electron Cyclotron Re
    sonance)プラズマイオン源およびヘリコン波プラズマイ
    オン源のうちのいずれか1種を用いることを特徴とする
    請求項1に記載のプラスチックスの表面改質方法。
  4. 【請求項4】 前記プラスチックスが、アクリル系樹
    脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネートお
    よびアモルファスポリオレフィンのうちのいずれか1種
    であることを特徴とする請求項1に記載のプラスチック
    スの表面改質方法。
  5. 【請求項5】 イオン照射密度が1017ions/cm
    2 以上であることを特徴とする請求項1に記載のプラス
    チックスの表面改質方法。
  6. 【請求項6】 前記プラスチックスの表面にDLC(Dia
    mond Like Carbon)が形成されることを特徴とする請求
    項1に記載のプラスチックスの表面改質方法。
  7. 【請求項7】 前記プラスチックスが光ディスク、光磁
    気ディスクおよび磁気ディスクのうちのいずれか1種の
    基体に用いられることを特徴とする請求項1に記載のプ
    ラスチックスの表面改質方法。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のプラスチックスの表面
    改質方法により改質された基体を具備することを特徴と
    する情報記録媒体。
  9. 【請求項9】 前記情報記録媒体が光ディスク、光磁気
    ディスクおよび磁気ディスクのうちのいずれか1種であ
    ることを特徴とする請求項8に記載の情報記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10259197B2 (en) 2015-03-31 2019-04-16 Toyoda Gosei Co., Ltd. Decorative product and method of manufacturing decorative product

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US10259197B2 (en) 2015-03-31 2019-04-16 Toyoda Gosei Co., Ltd. Decorative product and method of manufacturing decorative product

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