JPH0645877B2 - 硬質カーボン膜製造方法 - Google Patents
硬質カーボン膜製造方法Info
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- JPH0645877B2 JPH0645877B2 JP1043915A JP4391589A JPH0645877B2 JP H0645877 B2 JPH0645877 B2 JP H0645877B2 JP 1043915 A JP1043915 A JP 1043915A JP 4391589 A JP4391589 A JP 4391589A JP H0645877 B2 JPH0645877 B2 JP H0645877B2
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- Japan
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- film
- plasma
- hard carbon
- carbon film
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、たとえば磁気ディスク,磁気ヘッド,及び
光学部品等の保護膜として用いられる硬質カーボン膜を
製造する方法に関し、特に、ECR(Electron Cyclotr
on Resonance:電子サイクロトロン共鳴)プラズマCV
D法により硬質カーボン膜を生成する技術に関する。
光学部品等の保護膜として用いられる硬質カーボン膜を
製造する方法に関し、特に、ECR(Electron Cyclotr
on Resonance:電子サイクロトロン共鳴)プラズマCV
D法により硬質カーボン膜を生成する技術に関する。
磁気ディスク,磁気ヘッドの保護膜及び光学部品等の保
護膜として、硬質カーボン膜であるダイヤモンド状膜
(以下、DLC膜と記す)が用いられている。
護膜として、硬質カーボン膜であるダイヤモンド状膜
(以下、DLC膜と記す)が用いられている。
このDLC膜の製造方法としては、従来よりイオンビー
ムスパッタ法,イオンプレーティング法,及びプラズマ
CVD法等が用いられている。
ムスパッタ法,イオンプレーティング法,及びプラズマ
CVD法等が用いられている。
一方、最近、プラズマCVD法の一種として、ECRプ
ラズマCVD法が開発され、すでに実用に供されてい
る。このECRプラズマCVD法は、ECRイオン源に
おいて電子サイクロトロン共鳴を起こさせ、これにより
高密度のプラズマを発生させるとともに、発散磁界を利
用して前記プラズマ流を基板等の試料に照射して成膜を
行うものである。
ラズマCVD法が開発され、すでに実用に供されてい
る。このECRプラズマCVD法は、ECRイオン源に
おいて電子サイクロトロン共鳴を起こさせ、これにより
高密度のプラズマを発生させるとともに、発散磁界を利
用して前記プラズマ流を基板等の試料に照射して成膜を
行うものである。
最近、このECRプラズマCVD法を用いてDLC膜を
生成することが考えられている。しかし、ECRプラズ
マCVD法を用いてDLC膜を生成しようとする場合、
成膜条件が非常に重要となる。特に、プラズマ室内部に
導入されるマイクロ波のパワー,基板に発生する自己バ
イアス,及び反応圧力により大きな影響を受ける。
生成することが考えられている。しかし、ECRプラズ
マCVD法を用いてDLC膜を生成しようとする場合、
成膜条件が非常に重要となる。特に、プラズマ室内部に
導入されるマイクロ波のパワー,基板に発生する自己バ
イアス,及び反応圧力により大きな影響を受ける。
これらの条件のうちマイクロ波のパワーについては、反
応ガスを分解する必要からある程度大きくする必要があ
るが、あまり大きくし過ぎると、例えば反応ガスとして
メタンガスを用いた場合には、メタンガスが分解されす
ぎて大量のHラジカルが発生し、これが膜中に取り込ま
れてDLC膜が生成できない。
応ガスを分解する必要からある程度大きくする必要があ
るが、あまり大きくし過ぎると、例えば反応ガスとして
メタンガスを用いた場合には、メタンガスが分解されす
ぎて大量のHラジカルが発生し、これが膜中に取り込ま
れてDLC膜が生成できない。
また、自己バイアスについては、イオンの加速エネルギ
ーを増加させてやる必要からある程度大きくする必要が
あるが、あまり大きくしすぎると膜がグラファイト化し
て黒鉛状になる場合がある。
ーを増加させてやる必要からある程度大きくする必要が
あるが、あまり大きくしすぎると膜がグラファイト化し
て黒鉛状になる場合がある。
さらに反応圧力については、反応を促進させる必要から
ある程度高くする必要があり、低すぎる場合には前記マ
イクロ波のパワーが過大な場合と同様な現象が発生し
て、DLC膜の生成が困難となる。
ある程度高くする必要があり、低すぎる場合には前記マ
イクロ波のパワーが過大な場合と同様な現象が発生し
て、DLC膜の生成が困難となる。
このように、前記条件(マイクロ波パワー,自己バイア
ス,反応圧力)いかんによっては基板上にDLC膜を生
成できず、重合膜やグラファイト膜が生成する場合があ
った。
ス,反応圧力)いかんによっては基板上にDLC膜を生
成できず、重合膜やグラファイト膜が生成する場合があ
った。
この発明の目的は、ECRプラズマCVD法を用い、安
定してDLC膜等の硬質カーボン膜を製造する技術を提
供することにある。
定してDLC膜等の硬質カーボン膜を製造する技術を提
供することにある。
この発明に係る硬質カーボン膜製造方法は、ECRプラ
ズマCVD法を用いて硬質カーボン膜を製造する方法で
あって、プラズマ室に導入するマイクロ波のパワーを2
00W以下にし、基板に発生する自己バイアスが−30
0V以上−100V以下になるよう高周波電圧を基板に
印加し、試料室内の反応圧力を8×10−4Torr以
上にしたものである。
ズマCVD法を用いて硬質カーボン膜を製造する方法で
あって、プラズマ室に導入するマイクロ波のパワーを2
00W以下にし、基板に発生する自己バイアスが−30
0V以上−100V以下になるよう高周波電圧を基板に
印加し、試料室内の反応圧力を8×10−4Torr以
上にしたものである。
この発明に係る硬質カーボン膜製造方法では、電子サイ
クロトロン共鳴によるプラズマがプラズマ室内に発生
し、このプラズマ流が基板上に照射される。
クロトロン共鳴によるプラズマがプラズマ室内に発生
し、このプラズマ流が基板上に照射される。
このとき、マイクロ波のパワーを200W以下とし、反
応圧力を8×10−4Torr以上とするので、たとえ
ば反応ガスとして炭化水素系のガスを用いた場合に、こ
の炭化水素系ガスの過剰分解によるHラジカルの大量発
生が防止される。
応圧力を8×10−4Torr以上とするので、たとえ
ば反応ガスとして炭化水素系のガスを用いた場合に、こ
の炭化水素系ガスの過剰分解によるHラジカルの大量発
生が防止される。
また、基板に発生する自己バイアスを−300V以上−
100V以下になるように高周波電圧を印加するので、
膜のグラファイト化が防止される。
100V以下になるように高周波電圧を印加するので、
膜のグラファイト化が防止される。
まず、本発明が適用されるECRプラズマCVD装置に
ついて図を用いて説明する。図面に示すものは、ECR
プラズマCVD装置の断面構成図である。図において、
1は導入されるマイクロ波(周波数2.45GHz )に対
して空洞共振器となるように構成されたプラズマ室であ
る。プラズマ室1には、石英等で構成されたマイクロ波
導入窓2を介して、マイクロ波導入用の導波管3が接続
されている。またプラズマ室1の周囲には、プラズマ発
生用の磁気回路として電磁コイル4a,4bが配設され
ている。電磁コイル4a,4bによる磁界の強度は、マ
イクロ波による電子サイクロトロン共鳴の条件がプラズ
マ室1の内部で成立するように決定される。この電磁コ
イル4a,4bによって、下方に向けて発散する発散磁
界が形成される。
ついて図を用いて説明する。図面に示すものは、ECR
プラズマCVD装置の断面構成図である。図において、
1は導入されるマイクロ波(周波数2.45GHz )に対
して空洞共振器となるように構成されたプラズマ室であ
る。プラズマ室1には、石英等で構成されたマイクロ波
導入窓2を介して、マイクロ波導入用の導波管3が接続
されている。またプラズマ室1の周囲には、プラズマ発
生用の磁気回路として電磁コイル4a,4bが配設され
ている。電磁コイル4a,4bによる磁界の強度は、マ
イクロ波による電子サイクロトロン共鳴の条件がプラズ
マ室1の内部で成立するように決定される。この電磁コ
イル4a,4bによって、下方に向けて発散する発散磁
界が形成される。
プラズマ室1の下方には、試料室5が設けられている。
試料室5の上部には、反応ガスとして炭化水素系のガ
ス、たとえばメタンガス(CH4)を導入するための円
環状のガス導入管6が設けられている。ガス導入管6に
は複数の孔(図示せず)が形成されており、外部から導
入された反応ガスがこれら複数の孔から噴出するように
なっている。ガス導入管6の下方には、プラズマ室1か
ら引き出されたプラズマ流Mが照射される基板7がホル
ダー8に保持されている。基板ホルダー8には支軸9が
取り付けられている。この支軸9は、装置外部に設けら
れた移動機構12より昇降可能となっている。また基板
ホルダー8には、移動機構10を介して高周波電源(た
とえば周波数13.56MHz )11が接続されており、
これにより基板7に対して所定の高周波電圧が印加され
るようになっている。このため、高周波電源11として
は、電圧を変えられるものを用いる。
試料室5の上部には、反応ガスとして炭化水素系のガ
ス、たとえばメタンガス(CH4)を導入するための円
環状のガス導入管6が設けられている。ガス導入管6に
は複数の孔(図示せず)が形成されており、外部から導
入された反応ガスがこれら複数の孔から噴出するように
なっている。ガス導入管6の下方には、プラズマ室1か
ら引き出されたプラズマ流Mが照射される基板7がホル
ダー8に保持されている。基板ホルダー8には支軸9が
取り付けられている。この支軸9は、装置外部に設けら
れた移動機構12より昇降可能となっている。また基板
ホルダー8には、移動機構10を介して高周波電源(た
とえば周波数13.56MHz )11が接続されており、
これにより基板7に対して所定の高周波電圧が印加され
るようになっている。このため、高周波電源11として
は、電圧を変えられるものを用いる。
なお、基板ホルダー8には、冷却水が循環するジャケッ
ト(図示せず)が装着されている。また、ガス導入管6
と基板ホルダー8との間には、図示しないシャッタが設
けられており、プラズマ流Mの基板7への照射を制限で
きるようになっている。
ト(図示せず)が装着されている。また、ガス導入管6
と基板ホルダー8との間には、図示しないシャッタが設
けられており、プラズマ流Mの基板7への照射を制限で
きるようになっている。
試料室5の下部には排気孔5aが形成されており、この
排気孔5aは図示しない排気系に接続されている。また
試料室5内の真空圧及び反応圧力は、図示しない真空計
により計測されるようになっている。
排気孔5aは図示しない排気系に接続されている。また
試料室5内の真空圧及び反応圧力は、図示しない真空計
により計測されるようになっている。
次に、本装置の作用を説明しながら、硬質カーボン膜、
特にDLC膜の製造方法について説明する。
特にDLC膜の製造方法について説明する。
まず、図示しない排気系により、プラズマ室1及び試料
室5を真空状態にする。次に、ガス導入管6から試料室
5内に反応ガス(CH4)を導入する。そして、プラズ
マ室1の周囲に設けられた電磁コイル4a,4bに通電
して、プラズマ室1内の磁束密度が875ガウスになる
ようにする。次に導波管3を介して周波数2.45GHz
のマイクロ波をプラズマ室1に導入する。このマイクロ
波のパワーは200W以下になるようにする。
室5を真空状態にする。次に、ガス導入管6から試料室
5内に反応ガス(CH4)を導入する。そして、プラズ
マ室1の周囲に設けられた電磁コイル4a,4bに通電
して、プラズマ室1内の磁束密度が875ガウスになる
ようにする。次に導波管3を介して周波数2.45GHz
のマイクロ波をプラズマ室1に導入する。このマイクロ
波のパワーは200W以下になるようにする。
このような条件により、プラズマ室1内においては、8
75ガウスの磁場により回転する電子の周波数と、マイ
クロ波の周波数2.45GHz とが一致し、電子サイクロ
トロン共鳴を起こす。したがって、電子はマイクロ波か
ら効率よくエネルギーを吸収し、低ガス圧にて高密度の
プラズマが発生する。このとき、マイクロ波のパワーを
200W以下にしているので、反応ガスの過剰分解が抑
えられ、Hラジカルの大量発生が防止される。このプラ
ズマ室1内に発生したプラズマは、電磁コイル4a,4
bによって形成される発散磁界の磁力線に沿って引き出
される。このとき、図示しないシャッタを開くと、引き
出されたプラズマ流Mは試料室5内の基板7に照射され
る。
75ガウスの磁場により回転する電子の周波数と、マイ
クロ波の周波数2.45GHz とが一致し、電子サイクロ
トロン共鳴を起こす。したがって、電子はマイクロ波か
ら効率よくエネルギーを吸収し、低ガス圧にて高密度の
プラズマが発生する。このとき、マイクロ波のパワーを
200W以下にしているので、反応ガスの過剰分解が抑
えられ、Hラジカルの大量発生が防止される。このプラ
ズマ室1内に発生したプラズマは、電磁コイル4a,4
bによって形成される発散磁界の磁力線に沿って引き出
される。このとき、図示しないシャッタを開くと、引き
出されたプラズマ流Mは試料室5内の基板7に照射され
る。
このとき、基板7には、移動機構10を介して高周波電
圧が印加されているので、周期的に正,負の電位がかか
る。一方、プラズマ中では電界によるイオンの移動度は
電子に比べて遅い。したがって、この高周波電圧印加中
の電位の振れに対して、電子は追随するが、イオンは追
随できない。このため、基板7に電子が多く照射される
ことになって、基板に負の自己バイアスが発生する。こ
の基板7に発生する負の自己バイアスについては、−3
00V以上−100V以下になるように、高周波電力を
調整する。この基板7に発生した負の自己バイアスによ
って、プラズマ中の正イオンが引き込まれ、基板7上に
膜生成が行われる。また、自己バイアスを前記範囲にし
たことにより、膜表面と膜中での反応が促進されるとと
もに、基板上に生成される膜のグラファイト化が防止さ
れる。
圧が印加されているので、周期的に正,負の電位がかか
る。一方、プラズマ中では電界によるイオンの移動度は
電子に比べて遅い。したがって、この高周波電圧印加中
の電位の振れに対して、電子は追随するが、イオンは追
随できない。このため、基板7に電子が多く照射される
ことになって、基板に負の自己バイアスが発生する。こ
の基板7に発生する負の自己バイアスについては、−3
00V以上−100V以下になるように、高周波電力を
調整する。この基板7に発生した負の自己バイアスによ
って、プラズマ中の正イオンが引き込まれ、基板7上に
膜生成が行われる。また、自己バイアスを前記範囲にし
たことにより、膜表面と膜中での反応が促進されるとと
もに、基板上に生成される膜のグラファイト化が防止さ
れる。
また成膜中においては、試料室内の反応圧力が8×10
−4Torr以上に維持されるように反応ガスを導入す
る。したがって、反応ガスの過剰分解が抑制され、Hラ
ジカルの大量発生が防止される。
−4Torr以上に維持されるように反応ガスを導入す
る。したがって、反応ガスの過剰分解が抑制され、Hラ
ジカルの大量発生が防止される。
なお、成膜中は、移動機構10により基板ホルダー8を
昇降させることによって、基板7上の膜厚分布が良好な
ものになるようにする。
昇降させることによって、基板7上の膜厚分布が良好な
ものになるようにする。
実施例1 前記装置を用いて、メタンガスを20sccm(standa
rd cubic per minutes)の流量で供給し、マイクロ波の
パワーを150W、基板に発生する自己バイアスを−2
00V、反応圧力を2×10−3Torrとした。ま
た、基板として、直径4インチのシリコンウエハを用い
た。
rd cubic per minutes)の流量で供給し、マイクロ波の
パワーを150W、基板に発生する自己バイアスを−2
00V、反応圧力を2×10−3Torrとした。ま
た、基板として、直径4インチのシリコンウエハを用い
た。
50分後、基板全面に厚さ約1μmの膜が堆積した。膜
の硬度は、Hk(ヌープ高度)≒1500Kg/mm2、屈
折率は2.18、H/Cの原子数比は約0.25であっ
た。その他IR(赤外吸収)の測定からDLC膜(硬質
カーボン膜)であると判断した。
の硬度は、Hk(ヌープ高度)≒1500Kg/mm2、屈
折率は2.18、H/Cの原子数比は約0.25であっ
た。その他IR(赤外吸収)の測定からDLC膜(硬質
カーボン膜)であると判断した。
実施例2 前記実施例1の装置を用いて、メタンガスを80scc
mの流量で供給し、マイクロ波のパワーを150W、基
板の自己バイアスを−200V、反応圧力を6×10
−3Torrとした。また前記実施例1と同様に直径4
インチのシリコンウエハを基板として用いた。
mの流量で供給し、マイクロ波のパワーを150W、基
板の自己バイアスを−200V、反応圧力を6×10
−3Torrとした。また前記実施例1と同様に直径4
インチのシリコンウエハを基板として用いた。
約1時間後、基板全面に約0.5μmの膜が堆積した。
膜の硬度は、Hk≒2000Kg/mm2、屈折率は2.
1、H/Cの原子数比は約0.2であった。これらの結
果及びIR(赤外吸収)の測定から、DLC膜であると
判断した。
膜の硬度は、Hk≒2000Kg/mm2、屈折率は2.
1、H/Cの原子数比は約0.2であった。これらの結
果及びIR(赤外吸収)の測定から、DLC膜であると
判断した。
次に、前記実施例1,2と同様の装置を用いて、以下の
比較実験を行った。
比較実験を行った。
比較例1 マイクロ波のパワーを500W、基板の自己バイアスを
−200V、反応圧力を2×10−3Torrとした。
このとき生成した膜の硬度は、(株)島津製作所製 微
小硬度計DUH−50を用いて測定したところ、DH≒
646であった。これらの結果及びヤスリによる傷の有
無等により、生成された膜はDLC膜でないと判断し
た。
−200V、反応圧力を2×10−3Torrとした。
このとき生成した膜の硬度は、(株)島津製作所製 微
小硬度計DUH−50を用いて測定したところ、DH≒
646であった。これらの結果及びヤスリによる傷の有
無等により、生成された膜はDLC膜でないと判断し
た。
比較例2 マイクロ波のパワーを500W、基板の自己バイアスを
0V、反応圧力を2×10−4Torrにしたところ、
前記比較例1の硬度計による測定値は、DH≒100で
あり、アルミ膜程度の硬さのものしか得られなかった。
0V、反応圧力を2×10−4Torrにしたところ、
前記比較例1の硬度計による測定値は、DH≒100で
あり、アルミ膜程度の硬さのものしか得られなかった。
比較例3 マイクロ波パワーを250W、基板の自己バイアスを−
300V、反応圧力を1×10−3Torrにしたとこ
ろ、DH≒630となった。これらの結果及びヤスリに
よる傷の有無等により、生成された膜はDLC膜ではな
いと判断した。
300V、反応圧力を1×10−3Torrにしたとこ
ろ、DH≒630となった。これらの結果及びヤスリに
よる傷の有無等により、生成された膜はDLC膜ではな
いと判断した。
このような本実施例では、ECRプラズマCVD装置を
用い、マイクロ波のパワー、基板の自己バイアス,及び
試料室の反応圧力を所定の条件下にしてDLC膜の製造
するようにしたので、メタンガスが分解されすぎること
によるHラジカルの大量発生が抑えられ、この結果、膜
中にHラジカルが大量に入り込んで膜が柔らかくなると
いうことが防止できる。また膜がグラファイト化するこ
ともない。したがって、安定してDLC膜を製造するこ
とができる。
用い、マイクロ波のパワー、基板の自己バイアス,及び
試料室の反応圧力を所定の条件下にしてDLC膜の製造
するようにしたので、メタンガスが分解されすぎること
によるHラジカルの大量発生が抑えられ、この結果、膜
中にHラジカルが大量に入り込んで膜が柔らかくなると
いうことが防止できる。また膜がグラファイト化するこ
ともない。したがって、安定してDLC膜を製造するこ
とができる。
また、基板ホルダーを昇降可能にしたので、基板上の膜
厚分布を良好なものにすることができる。
厚分布を良好なものにすることができる。
(a) 前記実施例では、ガス導入管6を試料室5内に設
け、反応ガスを試料室5側に導入するようにしたが、こ
れはプラズマ室1側に導入するようにしてもよい。ま
た、高周波電源11の周波数は13.56MHzに限定さ
れるものではない。
け、反応ガスを試料室5側に導入するようにしたが、こ
れはプラズマ室1側に導入するようにしてもよい。ま
た、高周波電源11の周波数は13.56MHzに限定さ
れるものではない。
(b) 反応ガスとしては、メタンガスに限定されるもの
ではなく、硬質カーボン膜を生成することのできるもの
であれば他の炭化水素系ガスであってもよい。
ではなく、硬質カーボン膜を生成することのできるもの
であれば他の炭化水素系ガスであってもよい。
〔発明の効果〕 この発明に係る硬質カーボン膜製造方法によれば、EC
RプラズマCVD装置を用いて、マイクロ波のパワー,
基板の自己バイアス,及び試料室の反応圧力を所定の条
件下にして硬質カーボン膜を生成するようにしたので、
安定して硬質カーボン膜を生成することができる。
RプラズマCVD装置を用いて、マイクロ波のパワー,
基板の自己バイアス,及び試料室の反応圧力を所定の条
件下にして硬質カーボン膜を生成するようにしたので、
安定して硬質カーボン膜を生成することができる。
【図面の簡単な説明】 図面は本発明が適用される硬質カーボン膜製造装置の断
面構成図である。 1……プラズマ室、3……導波管、4a,4b……電磁
コイル、5……試料室、6……反応ガス導入管、7……
基板、8……基板ホルダー、10……移動機構、11…
…高周波電源。
面構成図である。 1……プラズマ室、3……導波管、4a,4b……電磁
コイル、5……試料室、6……反応ガス導入管、7……
基板、8……基板ホルダー、10……移動機構、11…
…高周波電源。
Claims (1)
- 【請求項1】プラズマ室内部にマイクロ波を導入して電
子サイクロトロン共鳴によるプラズマを発生させるとと
もに、試料室内に配置された基板に所定の高周波電圧を
印加し、前記プラズマ中のイオンを前記基板に照射して
該基板上に硬質カーボン膜を形成するようにした硬質カ
ーボン膜製造方法であって、前記マイクロ波のパワーを
200W以下にし、前記基板に発生する自己バイアスが
−300V以上−100V以下になるよう前記高周波電
圧を印加し、前記試料室内の反応圧力を8×10-4To
rr以上にした硬質カーボン膜製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1043915A JPH0645877B2 (ja) | 1989-02-23 | 1989-02-23 | 硬質カーボン膜製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1043915A JPH0645877B2 (ja) | 1989-02-23 | 1989-02-23 | 硬質カーボン膜製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02225671A JPH02225671A (ja) | 1990-09-07 |
| JPH0645877B2 true JPH0645877B2 (ja) | 1994-06-15 |
Family
ID=12677013
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1043915A Expired - Fee Related JPH0645877B2 (ja) | 1989-02-23 | 1989-02-23 | 硬質カーボン膜製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0645877B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5427827A (en) * | 1991-03-29 | 1995-06-27 | The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration | Deposition of diamond-like films by ECR microwave plasma |
| US6447851B1 (en) * | 1999-07-14 | 2002-09-10 | The University Of Chicago | Field emission from bias-grown diamond thin films in a microwave plasma |
| JP4531193B2 (ja) * | 2000-04-10 | 2010-08-25 | 株式会社アルバック | スロットアンテナを用いたカーボンナノチューブ薄膜形成ecrプラズマcvd装置及び該薄膜の形成方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63215596A (ja) * | 1987-02-27 | 1988-09-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ダイヤモンド薄膜又はダイヤモンド状薄膜の製造方法 |
| JPS63241182A (ja) * | 1987-03-27 | 1988-10-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 膜形成装置 |
-
1989
- 1989-02-23 JP JP1043915A patent/JPH0645877B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02225671A (ja) | 1990-09-07 |
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