JP2000103449A - 容器リサイクル用キャップ - Google Patents
容器リサイクル用キャップInfo
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- JP2000103449A JP2000103449A JP27528498A JP27528498A JP2000103449A JP 2000103449 A JP2000103449 A JP 2000103449A JP 27528498 A JP27528498 A JP 27528498A JP 27528498 A JP27528498 A JP 27528498A JP 2000103449 A JP2000103449 A JP 2000103449A
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- Japan
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- lid
- container
- locking portion
- cap
- locking
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/80—Packaging reuse or recycling, e.g. of multilayer packaging
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 筒部の外側に栓抜き係止用の突起を設けずに
すみ、従って外観が簡潔で、商品価値を高めることがで
き、かつ前記突起を筒部外側に設けた場合のように誤っ
て使用してしまう恐れがなく、又そのために、前記突起
に対応する注筒の部分を切欠かずにすみ、更に打栓の際
に整列機上で突起相互が干渉して整列の不良になるのを
防止できる、容器リサイクル用キャップの提供。 【解決手段】 容器に係合して取付ける筒部2と、上壁
3、注筒4、及びスコア5で区画された遮断壁6から成
る注出口7上に、前記注筒4をカバーする蓋体8を装着
し、この装着した蓋体8内の前記注出口7上に栓抜きを
係止する突起状の係止部9を設けた。
すみ、従って外観が簡潔で、商品価値を高めることがで
き、かつ前記突起を筒部外側に設けた場合のように誤っ
て使用してしまう恐れがなく、又そのために、前記突起
に対応する注筒の部分を切欠かずにすみ、更に打栓の際
に整列機上で突起相互が干渉して整列の不良になるのを
防止できる、容器リサイクル用キャップの提供。 【解決手段】 容器に係合して取付ける筒部2と、上壁
3、注筒4、及びスコア5で区画された遮断壁6から成
る注出口7上に、前記注筒4をカバーする蓋体8を装着
し、この装着した蓋体8内の前記注出口7上に栓抜きを
係止する突起状の係止部9を設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は瓶等の容器の口部
に係合して装着し、その容器の回収に際しては容易に前
記口部から外し取ることのできる容器リサイクル用キャ
ップに関するものである。
に係合して装着し、その容器の回収に際しては容易に前
記口部から外し取ることのできる容器リサイクル用キャ
ップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来一般に用いられているこの種の容器
リサイクル用キャップの一例を示せば図8に示すような
ものである。同図において、2は容器に取付ける筒部で
あり、容器に係合する係合部1を有している。4は該筒
部2の上部の上壁3に一体に設けられた注筒であり、そ
の中にスコア5で区画された遮断壁6が設けられてあ
る。12は前記遮断壁5上でスコア4の内側に設けられ
たプルリング状の裂取部材である。9は栓抜きを係止す
る突起状の係止部であり、このキャップを装着した容器
13の口部14から外す場合は、この係止部9に図示し
ない栓抜きを係止して通常の栓抜き動作により回動して
外し取るのである。
リサイクル用キャップの一例を示せば図8に示すような
ものである。同図において、2は容器に取付ける筒部で
あり、容器に係合する係合部1を有している。4は該筒
部2の上部の上壁3に一体に設けられた注筒であり、そ
の中にスコア5で区画された遮断壁6が設けられてあ
る。12は前記遮断壁5上でスコア4の内側に設けられ
たプルリング状の裂取部材である。9は栓抜きを係止す
る突起状の係止部であり、このキャップを装着した容器
13の口部14から外す場合は、この係止部9に図示し
ない栓抜きを係止して通常の栓抜き動作により回動して
外し取るのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記従来の容器
リサイクル用キャップは次に述べるような欠点を有して
いる。それは筒部2に突起状の係止部9を設けると、外
観が悪くなり商品価値が低下するのである。容器のリサ
イクルと打栓形式のキャップの外し取りが問題になる以
前においては、このような突起はなかったのであり、商
品としての外観上このような突起物はなく、簡潔な形状
であることが好ましい。又筒部2に係止部9が設けられ
ていると、容器回収の場合以外に誤ってこれを使用して
しまい、キャップを外してしまう場合がある。次に、前
記のように筒部2に突起物が形成されていると、容器に
打栓する場合に整列機上を進行させられるが、係止部9
としての突起相互が干渉し合い、進行を妨げられる場合
がある。
リサイクル用キャップは次に述べるような欠点を有して
いる。それは筒部2に突起状の係止部9を設けると、外
観が悪くなり商品価値が低下するのである。容器のリサ
イクルと打栓形式のキャップの外し取りが問題になる以
前においては、このような突起はなかったのであり、商
品としての外観上このような突起物はなく、簡潔な形状
であることが好ましい。又筒部2に係止部9が設けられ
ていると、容器回収の場合以外に誤ってこれを使用して
しまい、キャップを外してしまう場合がある。次に、前
記のように筒部2に突起物が形成されていると、容器に
打栓する場合に整列機上を進行させられるが、係止部9
としての突起相互が干渉し合い、進行を妨げられる場合
がある。
【0004】又打栓の際、打栓装置がキャップを保持す
る場合に突起物があればその突起物の方向を判断し、認
識して保持しなければならず、装置がその分複雑となる
ことが避けられない。又図8に示すように、筒部2に突
起状の係止部9を設けて、この係止部9に栓抜きをかけ
ると、その栓抜きの上部は注筒4が障害となり、ほぼ垂
直に近い傾斜状態となってしまい栓抜き動作が全く困難
である。このため注筒4の、係止部9に対応する部分を
切欠いて低く形成することが提案されている。従ってこ
のような面倒な、金型形成が必要となる。
る場合に突起物があればその突起物の方向を判断し、認
識して保持しなければならず、装置がその分複雑となる
ことが避けられない。又図8に示すように、筒部2に突
起状の係止部9を設けて、この係止部9に栓抜きをかけ
ると、その栓抜きの上部は注筒4が障害となり、ほぼ垂
直に近い傾斜状態となってしまい栓抜き動作が全く困難
である。このため注筒4の、係止部9に対応する部分を
切欠いて低く形成することが提案されている。従ってこ
のような面倒な、金型形成が必要となる。
【0005】この発明は、このような種々の問題を解決
するためになされたもので、その目的は突起状の、栓抜
きと係止する係止部を有し、しかも外観が簡潔で商品価
値を高めることができ、容器回収以外の場合に誤って係
止部9を用いてキャップを外してしまうことがなく、又
打栓の際の整列機上で係止部の突起相互が干渉し合って
移動に支障を生じるのを防止することができ、又打栓装
置がキャップの突起の形成方向を認識せずにすみ、従っ
て装置をその分簡単にすることができ、又栓抜きを突起
状の係止部9にかけた際に注筒4が障害となって垂直に
近い傾斜状態となって栓抜き動作が困難となることがな
く、従って係止部9に対応する注筒4の部分を切欠く等
の面倒な金型形成をしないですむところの、容器リサイ
クル用キャップを提供することである。
するためになされたもので、その目的は突起状の、栓抜
きと係止する係止部を有し、しかも外観が簡潔で商品価
値を高めることができ、容器回収以外の場合に誤って係
止部9を用いてキャップを外してしまうことがなく、又
打栓の際の整列機上で係止部の突起相互が干渉し合って
移動に支障を生じるのを防止することができ、又打栓装
置がキャップの突起の形成方向を認識せずにすみ、従っ
て装置をその分簡単にすることができ、又栓抜きを突起
状の係止部9にかけた際に注筒4が障害となって垂直に
近い傾斜状態となって栓抜き動作が困難となることがな
く、従って係止部9に対応する注筒4の部分を切欠く等
の面倒な金型形成をしないですむところの、容器リサイ
クル用キャップを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するこ
の発明について述べるとそれは、合成樹脂により形成さ
れ、容器に係合して取付ける筒部2及びこれと一体に設
けられ上壁3上に注筒4を有し、該注筒4内にスコア5
により区画された遮断壁6から成る注出口7と、該注出
口7上に前記注筒4をカバーして開閉自在に装着される
蓋体8を有し、該蓋体8を前記注出口7に装着した際
に、該蓋体8の内側となる位置で前記注出口7に設けら
れた、栓抜きを係止する突起状の係止部9を具備するこ
とを特徴とする容器リサイクル用キャップである。
の発明について述べるとそれは、合成樹脂により形成さ
れ、容器に係合して取付ける筒部2及びこれと一体に設
けられ上壁3上に注筒4を有し、該注筒4内にスコア5
により区画された遮断壁6から成る注出口7と、該注出
口7上に前記注筒4をカバーして開閉自在に装着される
蓋体8を有し、該蓋体8を前記注出口7に装着した際
に、該蓋体8の内側となる位置で前記注出口7に設けら
れた、栓抜きを係止する突起状の係止部9を具備するこ
とを特徴とする容器リサイクル用キャップである。
【0007】又、係止部9は注筒4外周一部から半径方
向外方に突出して形成されている前記容器リサイクル用
キャップである。又、係止部9は注筒4の外側に、注筒
4と間隔を隔てて設けられている前記容器リサイクル用
キャップである。又、係止部9は蓋体8閉止の際に該蓋
体8の掛合部10と係止する掛止部11を兼ねている前
記容器リサイクル用キャップである。又、注筒4の、係
止部9より下の部分は、他の部分より肉厚に形成されて
いる前記容器リサイクル用キャップである。
向外方に突出して形成されている前記容器リサイクル用
キャップである。又、係止部9は注筒4の外側に、注筒
4と間隔を隔てて設けられている前記容器リサイクル用
キャップである。又、係止部9は蓋体8閉止の際に該蓋
体8の掛合部10と係止する掛止部11を兼ねている前
記容器リサイクル用キャップである。又、注筒4の、係
止部9より下の部分は、他の部分より肉厚に形成されて
いる前記容器リサイクル用キャップである。
【0008】
【作用】請求項1の発明は前記のように構成され、注出
口7に形成された、栓抜きを係止する突起状の係止部9
は蓋体8を注出口7で閉止した際に、蓋体8の内側とな
る位置の注出口7上に設けられているため、蓋体8で注
出口7を閉止した状態で容器に装着されている場合、係
止部9は外部からは見えないので商品についての外観を
簡潔な形状とすることができ、商品価値を上げることが
できる。又係止部9は蓋体8の内側で注出口7に設けら
れていて、外部から見えないため、誤って回収の際以外
にこれを用いてキャップを外してしまう恐れをなくすこ
とができる。
口7に形成された、栓抜きを係止する突起状の係止部9
は蓋体8を注出口7で閉止した際に、蓋体8の内側とな
る位置の注出口7上に設けられているため、蓋体8で注
出口7を閉止した状態で容器に装着されている場合、係
止部9は外部からは見えないので商品についての外観を
簡潔な形状とすることができ、商品価値を上げることが
できる。又係止部9は蓋体8の内側で注出口7に設けら
れていて、外部から見えないため、誤って回収の際以外
にこれを用いてキャップを外してしまう恐れをなくすこ
とができる。
【0009】又このキャップは容器の口部に打栓する場
合、注出口7に蓋体8を装着した状態で行うため、打栓
装置に供給される整列機上では、前記従来例のキャップ
のように外側に突起状の係止部9がなく、係止部9は蓋
体8の内側に形成されているため、係止部9相互が互に
干渉し合って整列を妨げるのを防止できる。又打栓装置
が容器への打栓の際に、前記従来例のように外側に突起
状の係止部9が形成されてなく、蓋体8の内側のため、
突起物の形成方向を判断して認識してから保持するとい
う面倒さがないから、その分装置を簡単にすることがで
きる。
合、注出口7に蓋体8を装着した状態で行うため、打栓
装置に供給される整列機上では、前記従来例のキャップ
のように外側に突起状の係止部9がなく、係止部9は蓋
体8の内側に形成されているため、係止部9相互が互に
干渉し合って整列を妨げるのを防止できる。又打栓装置
が容器への打栓の際に、前記従来例のように外側に突起
状の係止部9が形成されてなく、蓋体8の内側のため、
突起物の形成方向を判断して認識してから保持するとい
う面倒さがないから、その分装置を簡単にすることがで
きる。
【0010】又係止部9は蓋体8の内側で注出口7に設
けられていて、外部から見えないため、誤って回収の際
以外にこれを用いてキャップを外してしまう恐れをなく
すことができる。又係止部9は蓋体8を閉止した際にそ
の内側となる位置に形成されているため、注筒4上端に
近く形成されるから、係止部9に栓抜きをかける際、前
記従来例のキャップのように注筒4が障害となって垂直
に近い傾斜状態となってしまって栓抜き動作が困難とな
ることがなく、栓抜きを、垂直方向よりも大巾に水平方
向に傾斜した状態で係止部9にかけることができ、直ち
に栓抜き動作をすることができる。従って係止部9に対
応する部分の注筒4を切欠くことによるような面倒な金
型形成を省略することができる。
けられていて、外部から見えないため、誤って回収の際
以外にこれを用いてキャップを外してしまう恐れをなく
すことができる。又係止部9は蓋体8を閉止した際にそ
の内側となる位置に形成されているため、注筒4上端に
近く形成されるから、係止部9に栓抜きをかける際、前
記従来例のキャップのように注筒4が障害となって垂直
に近い傾斜状態となってしまって栓抜き動作が困難とな
ることがなく、栓抜きを、垂直方向よりも大巾に水平方
向に傾斜した状態で係止部9にかけることができ、直ち
に栓抜き動作をすることができる。従って係止部9に対
応する部分の注筒4を切欠くことによるような面倒な金
型形成を省略することができる。
【0011】請求項2の発明は前記のように構成された
ことにより、蓋体8を注出口7に装着した際に、蓋体8
によりカバーしてしまうことができる。従って外観を簡
潔に形成できる。又栓抜きを係止部9にかけた際に、栓
抜きは注筒4に対して垂直より水平に近い方の傾斜とす
ることができ、注筒4の係止部9に対応する部分を切欠
くことによる面倒な金型形成を省略できる。又注筒4は
円筒状のため剛性が高められており、このため係止部9
を栓抜きで押し上げた際に直ちに充分な反力を生じ、栓
抜きを容易にすることができる。請求項3の発明は前記
のように構成されたことにより、係止部9に栓抜きをか
けた場合、その係止部9はキャップと容器との係合部1
に近く形成されたことになるため、係止部9と係合部1
間の変形による力の分散が少なくなり、栓抜きを容易に
することができる。
ことにより、蓋体8を注出口7に装着した際に、蓋体8
によりカバーしてしまうことができる。従って外観を簡
潔に形成できる。又栓抜きを係止部9にかけた際に、栓
抜きは注筒4に対して垂直より水平に近い方の傾斜とす
ることができ、注筒4の係止部9に対応する部分を切欠
くことによる面倒な金型形成を省略できる。又注筒4は
円筒状のため剛性が高められており、このため係止部9
を栓抜きで押し上げた際に直ちに充分な反力を生じ、栓
抜きを容易にすることができる。請求項3の発明は前記
のように構成されたことにより、係止部9に栓抜きをか
けた場合、その係止部9はキャップと容器との係合部1
に近く形成されたことになるため、係止部9と係合部1
間の変形による力の分散が少なくなり、栓抜きを容易に
することができる。
【0012】又注筒4と筒部2の間に形成されるため両
者4、2はいずれにも筒状で剛性が高いため、その間の
上壁3に形成された係止部9は栓抜きの際、直ちに反力
が生じて変形が少ないため容易に栓抜きができる。請求
項4の発明は前記のように構成されたことにより、蓋体
8の閉止と栓抜きの両方に役立てることができる。請求
項5の発明は前記のように構成され、注筒4の、係止部
9より下方を他の部分より肉厚に形成したことにより、
注筒4が筒状で剛性が高いことと相まって係止部9の下
方の剛性を二重に高めることができるから、栓抜きをか
けて栓抜きする際の反力を直ち発生させることができ、
従って容易に外し取ることがができる。
者4、2はいずれにも筒状で剛性が高いため、その間の
上壁3に形成された係止部9は栓抜きの際、直ちに反力
が生じて変形が少ないため容易に栓抜きができる。請求
項4の発明は前記のように構成されたことにより、蓋体
8の閉止と栓抜きの両方に役立てることができる。請求
項5の発明は前記のように構成され、注筒4の、係止部
9より下方を他の部分より肉厚に形成したことにより、
注筒4が筒状で剛性が高いことと相まって係止部9の下
方の剛性を二重に高めることができるから、栓抜きをか
けて栓抜きする際の反力を直ち発生させることができ、
従って容易に外し取ることがができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1、図2において、7は容器1
3の口部14に装着する注出口であり、合成樹脂、一例
としてポリエチレンにより形成され、筒部2とその上部
の上壁3及び該上壁3に一体に形成された注筒4を有し
ている、6は注筒4の内側に形成された遮断壁であり、
これに無端状のスコア5が形成されている。8は蓋体で
あり、一例としてヒンジ15により開閉自在に設けられ
ている。9は栓抜き19をかける係止部であり、図1に
おいては注筒4の外周の一部、一例として外周長さの2
0%程度に亘り外方に向けて突出して設けられている。
そしてこの係止部9は図3、図5に示すように前記注筒
4とは別体に、上壁3に設けられていてもよい。又図
1、図2に示すように注筒4に設けられた場合は、注筒
4の係止部9より下方は他の部分より肉厚に形成され
た。そしてこの係止部9は図1、図3等に示されている
ように、蓋体8が注出口7上を閉止した場合には、蓋体
8内に収容され、外から見えないように形成されてい
る。
3の口部14に装着する注出口であり、合成樹脂、一例
としてポリエチレンにより形成され、筒部2とその上部
の上壁3及び該上壁3に一体に形成された注筒4を有し
ている、6は注筒4の内側に形成された遮断壁であり、
これに無端状のスコア5が形成されている。8は蓋体で
あり、一例としてヒンジ15により開閉自在に設けられ
ている。9は栓抜き19をかける係止部であり、図1に
おいては注筒4の外周の一部、一例として外周長さの2
0%程度に亘り外方に向けて突出して設けられている。
そしてこの係止部9は図3、図5に示すように前記注筒
4とは別体に、上壁3に設けられていてもよい。又図
1、図2に示すように注筒4に設けられた場合は、注筒
4の係止部9より下方は他の部分より肉厚に形成され
た。そしてこの係止部9は図1、図3等に示されている
ように、蓋体8が注出口7上を閉止した場合には、蓋体
8内に収容され、外から見えないように形成されてい
る。
【0014】10は蓋体8の掛合部であり、11は注出
口7に形成された掛止部で、この両者10、11は蓋体
8の閉止の際に掛止して蓋体8の閉止を確実にするよう
になっている。そして図1、図2、図3、図4に示す前
記係止部9は前記掛止部11を兼ねて形成されている。
なお図1において、12はプルリング状の裂取部材、1
6は内筒であり、前記筒部2、上壁3と共に協同して容
器13の口部14を内外から圧接挟持して、注出口7を
嵌着させている。17は中足であり、前記注筒4の内側
に圧接してこの部分を閉止している。
口7に形成された掛止部で、この両者10、11は蓋体
8の閉止の際に掛止して蓋体8の閉止を確実にするよう
になっている。そして図1、図2、図3、図4に示す前
記係止部9は前記掛止部11を兼ねて形成されている。
なお図1において、12はプルリング状の裂取部材、1
6は内筒であり、前記筒部2、上壁3と共に協同して容
器13の口部14を内外から圧接挟持して、注出口7を
嵌着させている。17は中足であり、前記注筒4の内側
に圧接してこの部分を閉止している。
【0015】18は前記口部14の外周に設けられた受
部で、前記筒部2の下端部を受け、この部分を閉止させ
ている。消費者等の使用者は蓋体8を開き、裂取り部材
12を上方に引っ張り、スコア5を破断し、遮断壁6に
通口を形成し、容器13内の図示しない内容品を注筒4
から注出して使用する。そして同内容品を消費し、容器
13の回収の際は前記係止部9に栓抜き19をかけ、そ
の上部を注筒4上部に接しさせて矢印A19方向に回動
させて、このキャップを容器13から外し取るのであ
る。なおこの実施例における構成の各部分の作用は、前
記のこの発明の作用における説明と殆ど同様であり、重
複するため省略する。
部で、前記筒部2の下端部を受け、この部分を閉止させ
ている。消費者等の使用者は蓋体8を開き、裂取り部材
12を上方に引っ張り、スコア5を破断し、遮断壁6に
通口を形成し、容器13内の図示しない内容品を注筒4
から注出して使用する。そして同内容品を消費し、容器
13の回収の際は前記係止部9に栓抜き19をかけ、そ
の上部を注筒4上部に接しさせて矢印A19方向に回動
させて、このキャップを容器13から外し取るのであ
る。なおこの実施例における構成の各部分の作用は、前
記のこの発明の作用における説明と殆ど同様であり、重
複するため省略する。
【0016】
【発明の効果】請求項1の発明は前記のように構成さ
れ、注出口7に形成された栓抜きを係止する突起状の係
止部9は注出口7を蓋体8で閉止した際に、蓋体8の内
側となる位置の注出口7上に設けられているため、蓋体
8で注出口7を閉止した状態で容器に装着されている場
合、係止部9は外部からは見えないので商品についての
外観を簡潔な形状とすることができ、商品価値を上げる
ことができる。又係止部9は蓋体8の内側で注出口7に
設けられていて外部から見えないため、誤って回収の際
以外にこれを用いてキャップを外してしまう恐れをなく
すことができる。
れ、注出口7に形成された栓抜きを係止する突起状の係
止部9は注出口7を蓋体8で閉止した際に、蓋体8の内
側となる位置の注出口7上に設けられているため、蓋体
8で注出口7を閉止した状態で容器に装着されている場
合、係止部9は外部からは見えないので商品についての
外観を簡潔な形状とすることができ、商品価値を上げる
ことができる。又係止部9は蓋体8の内側で注出口7に
設けられていて外部から見えないため、誤って回収の際
以外にこれを用いてキャップを外してしまう恐れをなく
すことができる。
【0017】又このキャップは容器の口部に打栓する場
合、注出口7に蓋体8を装着した状態で行うため、打栓
装置に供給される整列機上では、前記従来例のキャップ
のように外側に突起状の係止部9がなく、係止部9は蓋
体8の内側に形成されているため、係止部9相互が互に
干渉し合って整列を妨げるのを防止できる。又打栓装置
が容器への打栓の際に、前記従来例のように外側に突起
状の係止部9が形成されてなく、蓋体8の内側のため、
突起物の形成方向を判断して認識してから保持するとい
う面倒さがないから、その分装置を簡単にすることがで
きる。又係止部9は蓋体8を閉止した際にその内側とな
る位置に形成されているため、注筒4上端に近く形成さ
れるから、係止部9に栓抜きをかける際、前記従来例の
キャップのように注筒4が障害となって垂直に近い傾斜
状態となってしまって栓抜き動作が困難となることがな
く、栓抜きを、垂直方向よりも大幅に水平方向に傾斜し
た状態で係止部9にかけることができ、直ちに栓抜き動
作をすることができる。従って係止部9に対応する部分
の注筒4を切欠くことによるような面倒な金型形成を省
略することができる。
合、注出口7に蓋体8を装着した状態で行うため、打栓
装置に供給される整列機上では、前記従来例のキャップ
のように外側に突起状の係止部9がなく、係止部9は蓋
体8の内側に形成されているため、係止部9相互が互に
干渉し合って整列を妨げるのを防止できる。又打栓装置
が容器への打栓の際に、前記従来例のように外側に突起
状の係止部9が形成されてなく、蓋体8の内側のため、
突起物の形成方向を判断して認識してから保持するとい
う面倒さがないから、その分装置を簡単にすることがで
きる。又係止部9は蓋体8を閉止した際にその内側とな
る位置に形成されているため、注筒4上端に近く形成さ
れるから、係止部9に栓抜きをかける際、前記従来例の
キャップのように注筒4が障害となって垂直に近い傾斜
状態となってしまって栓抜き動作が困難となることがな
く、栓抜きを、垂直方向よりも大幅に水平方向に傾斜し
た状態で係止部9にかけることができ、直ちに栓抜き動
作をすることができる。従って係止部9に対応する部分
の注筒4を切欠くことによるような面倒な金型形成を省
略することができる。
【0018】請求項2の発明は前記のように構成された
ことにより、蓋体8を注出口7に装着した際に、蓋体8
によりカバーしてしまうことができる。従って外観を簡
潔に形成できる。又栓抜きを係止部9にかけた際に、栓
抜きは注筒4に対して垂直より水平に近い方の傾斜とす
ることができ、注筒4の係止部9に対応する部分を切欠
くことによる面倒な金型形成を省略できる。又注筒4は
円筒状のため剛性が高められており、このため係止部9
を栓抜きで押し上げた際に直ちに充分な反力を生じ、栓
抜きを容易にすることができる。
ことにより、蓋体8を注出口7に装着した際に、蓋体8
によりカバーしてしまうことができる。従って外観を簡
潔に形成できる。又栓抜きを係止部9にかけた際に、栓
抜きは注筒4に対して垂直より水平に近い方の傾斜とす
ることができ、注筒4の係止部9に対応する部分を切欠
くことによる面倒な金型形成を省略できる。又注筒4は
円筒状のため剛性が高められており、このため係止部9
を栓抜きで押し上げた際に直ちに充分な反力を生じ、栓
抜きを容易にすることができる。
【0019】請求項3の発明は前記のように構成された
ことにより、係止部9に栓抜きをかけた場合、その係止
部9はキャップと容器との係合部1に近く形成されたこ
とになるため、係止部9と係合部1間の変形による力の
分散が少なくなり、栓抜きを容易にすることができる。
ことにより、係止部9に栓抜きをかけた場合、その係止
部9はキャップと容器との係合部1に近く形成されたこ
とになるため、係止部9と係合部1間の変形による力の
分散が少なくなり、栓抜きを容易にすることができる。
【0020】又注筒4と筒部2の間に形成されるため両
者4、2はいずれにも筒状で剛性が高いため、その間の
上壁3に形成された係止部9は栓抜きの際、直ちに反力
が生じて変形が少ないため容易に栓抜きができる。
者4、2はいずれにも筒状で剛性が高いため、その間の
上壁3に形成された係止部9は栓抜きの際、直ちに反力
が生じて変形が少ないため容易に栓抜きができる。
【0021】請求項4の発明は前記のように構成された
ことにより、蓋体8の閉止と栓抜きの両方に役立てるこ
とができる。
ことにより、蓋体8の閉止と栓抜きの両方に役立てるこ
とができる。
【0022】請求項5の発明は前記のように構成され、
注筒4の、係止部9より下方を他の部分より肉厚に形成
したことにより、注筒4が筒状で剛性が高いことと相ま
って係止部9の下方の剛性を二重に高めることができる
から、栓抜きをかけて栓抜きする際の反力を直ち発生さ
せることができ、従って容易に外し取ることがができ
る。
注筒4の、係止部9より下方を他の部分より肉厚に形成
したことにより、注筒4が筒状で剛性が高いことと相ま
って係止部9の下方の剛性を二重に高めることができる
から、栓抜きをかけて栓抜きする際の反力を直ち発生さ
せることができ、従って容易に外し取ることがができ
る。
【図1】この発明の実施例を示し、容器リサイクル用キ
ャップの容器に装着した場合の断面図である。
ャップの容器に装着した場合の断面図である。
【図2】図1に示すキャップを容器から外す場合の断面
図である。
図である。
【図3】この発明の他の実施例を示し、図1に相当する
図である。
図である。
【図4】図3に示すキャップを容器から外す場合の断面
図である。
図である。
【図5】この発明の更に他の実施例を示し、図1に相当
する図である。
する図である。
【図6】図5に示すキャップを容器から外す場合の断面
図である。
図である。
【図7】この発明の更に他の実施例を示し、図1に相当
する図である。
する図である。
【図8】従来の容器リサイクル用キャップの容器に装着
した場合の断面図である。
した場合の断面図である。
1 係合部 2 筒部 3 上壁 4 注筒 5 スコア 6 遮断壁 7 注出口 8 蓋体 9 係止部 10 掛合部 11 掛止部 12 裂取部材 13 容器 14 口部 15 ヒンジ 16 栓抜き
Claims (5)
- 【請求項1】 合成樹脂により形成され、容器に係合し
て取付ける筒部2及びこれと一体に設けられ上壁3上に
注筒4を有し、該注筒4内にスコア5により区画された
遮断壁6から成る注出口7と、該注出口7上に前記注筒
4をカバーして開閉自在に装着される蓋体8を有し、該
蓋体8を前記注出口7に装着した際に、該蓋体8の内側
となる位置で前記注出口7に設けられた、栓抜きを係止
する突起状の係止部9を具備することを特徴とする容器
リサイクル用キャップ。 - 【請求項2】 係止部9は注筒4外周一部から半径方向
外方に突出して形成されている請求項1記載の容器リサ
イクル用キャップ。 - 【請求項3】 係止部9は注筒4の外側に、注筒4と間
隔を隔てて設けられている請求項1記載の容器リサイク
ル用キャップ。 - 【請求項4】 係止部9は蓋体8閉止の際に該蓋体8の
掛合部10と係止する掛止部11を兼ねている請求項
1、2又は3記載の容器リサイクル用キャップ。 - 【請求項5】 注筒4の、係止部9より下の部分は、他
の部分より肉厚に形成されている請求項2又は4記載の
容器リサイクル用キャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27528498A JP2000103449A (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | 容器リサイクル用キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27528498A JP2000103449A (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | 容器リサイクル用キャップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000103449A true JP2000103449A (ja) | 2000-04-11 |
Family
ID=17553289
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27528498A Pending JP2000103449A (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | 容器リサイクル用キャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000103449A (ja) |
-
1998
- 1998-09-29 JP JP27528498A patent/JP2000103449A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050623 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080710 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080722 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20081209 |