JP2000102364A - スピルリナ機能発現食品 - Google Patents

スピルリナ機能発現食品

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JP2000102364A
JP2000102364A JP10313880A JP31388098A JP2000102364A JP 2000102364 A JP2000102364 A JP 2000102364A JP 10313880 A JP10313880 A JP 10313880A JP 31388098 A JP31388098 A JP 31388098A JP 2000102364 A JP2000102364 A JP 2000102364A
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spirulina
food
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vinegar
green
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JP10313880A
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Minoru Yoneda
實 米田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 栄養と機能にすぐれるとされながら、その
継続摂取によっても保健上の効果があらわれにくく、ま
たその摂取により排泄便が青緑色化するというスピルリ
ナ食品の摂取阻害要因を、二つながら改善することを目
的とする。 【構成】 ながく食用に供されてきたスピルリナに、
食用酢である穀物酢、米酢、果実酢などを配合して、ス
ピルリナの栄養と機能が十分利用でき、かつ排泄便の青
緑色化を軽減できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、藍藻類に属するスピル
リナによる食品に関し、これに食用酢を配合すること
で、その摂取によってスピルリナの機能が体内で十分発
現されるようにしたものである。
【0002】また本発明は、スピルリナ摂取によってし
ばしば経験される排泄便の青緑色化を軽減させ得る機能
をスピルリナに賦与したものである。
【0003】
【従来の技術】近年の健康への志向の高まりのなかで、
その豊富な栄養成分含有量と栄養成分間のバランスのよ
さで利用が増大しつつあるスピルリナは、とくに生理的
諸機能にもすぐれていることが解明され、益々その摂取
人口を拡げつつある。従来技術による利用は、主にその
乾燥粉末の打錠粒子によるが、現実には期待される健康
上の効果があらわれにくい場合も少なくなく、加えてス
ピルリナ含有の色素成分による濃青緑色がそのまま、あ
るいはさらに濃縮されて消化器からの排泄便にあらわ
れ、継続的摂取をためらわせる。栄養を補ない、からだ
の機能の円滑化にスピルリナはきわめて有用なので、そ
の更なる普及に向け、その機能発現を例外ないものと
し、排泄便の色調を改善する必要がある。なおこのこと
を目的としたスピルリナ食品は市場になく、食用酢を配
合したスピルリナ食品の流通もない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、前述のよ
うなスピルリナ継続摂取を妨げる機能発現の不たしかさ
や、排泄便の濃青緑色化の改善について、鋭意検討し研
究を重ねた結果、本発明を為すに至った。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、栄養成分
の量と成分間のバランスのよい、また生理的な諸機能に
もすぐれるスピルリナによる食品の、効果発現をコンス
タントにし、摂取結果の排泄便の色調を正常化するスピ
ルリナ機能発現食品を提供するものである。
【0006】スピルリナ(Spirulina)は、藍
藻類紐子 目ユレモ科スピルリナ属に属する微細ならせ
ん状の藻で、通常の高等植物や、クロレラなどの緑藻そ
れに珪藻、褐藻などの藻類と異り、バクテリアと同じ原
核生物である。元来はアフリカや中南米、東南アジアを
はじめ、高温で光線量多いアルカリ性塩水湖に自生する
ものであったが、繁殖率の高さ、栄養量の多さにより食
品として摂取され続け、近頃は人工培養も盛んに行なわ
れるようになった。
【0007】スピルリナの栄養成分はまず豊富(約60
%)なタンパク質であり、その特徴は必須アミノ酸のバ
ランスのよさである。また含有のビタミンはサイアミン
(ビタミンB)、リボフラビン(ビタミンB)、ピ
リドキシン(ビタミンB)、コバラミン(ビタミンB
12)、ニコチン酸(ビタミンB)イノシトール、葉
酸などのビタミンB群、α、β、γなどのカロチノイド
群、同じくレチノイドグループとしてのゼアキサンチ
ン、カンタキサンチン、クリプトキサンチン、ミキソキ
サンチン、さらにα、β、γ、δ(デルタ)などのトコ
フェロール群などがあり、何れも一般食品群をぬきん出
る量を含む。
【0008】成分的に特徴となし得るのは、その高繁殖
率の由来である光合成に資する色素群であるフイコシア
ニン、アンドシアニン、クロロフィルである。
【0009】豊富なタンパク質とそのアミノ酸のバラン
スのよさはいうまでもなく、例えばスピルリナの特徴で
もあるビタミンB群のうち、Bは「記憶力のビタミ
ン」、Bは「肝臓と粘膜と目のビタミン」、B
「皮膚と美容のビタミン」、B12や葉酸は「造血のビ
タミン」などと別称されるように(ビタミン、ミネラル
の摂り方〜丸善)、またカロチノイド群、トコフェロー
ル群の抗酸化能、さらに色素群の電子易供与性、易受容
性などは、何れもスピルリナの食品としての機能性を示
唆して余りあるが、実際の摂取において、自他覚を問わ
ず、その機能発現が見えにくい場合も少なくない。而し
て本発明者は、スピルリナ機能発現が、継続的(3ヵ
月)摂取によっても見えてこない例の観察を重ね、それ
に基く研究の結果、これらの場合のスピルリナ摂取効果
の発現が、スピルリナに食用酢を配合することで、比較
的容易に得られることを見出した。即ち本発明をなすに
至った所故である。
【0010】本発明のスピルリナとはスピルリナ属に属
する藻類であり、スピルリナ・マキシマ(Spirul
ina maxima)、スピルリナ・プラテンシス
(Spirulinaplatensis)、スピルリ
ナ・ゲイトレリ(Spirulina geitler
i)、スピルリナ・メイヤー(Spirulina m
ajor)、スピルリナ・プリンセプス(Spirul
ina princeps)、スピルリナ・サイアミー
ゼ(Spirulinasiamese)、スピルリナ
・クルタ(Spirulina curta)、 スピ
ルリナ・サブサルサ(Spirulina subsa
lsa)などがあげられるが、スピルリナ・マキシマ、
スピルリナ・プラテンシスなどの使用を好適とする。
【0011】本発明の食用酢は食用に供される全ての酢
類の使用を可とするが、好ましくは食品成分表収載の食
酢である穀物酢、米酢、果実酢などを、酢酸量の数値安
定性から利用する。(食用酢の酢酸量は4.2〜5%)
【0012】スピルリナは乾燥藻体を用いるが、乾燥の
方法は公知の何れの方法を採るもよしとする中で、凍結
乾燥藻体またはスプレー乾燥藻体の使用を好適とする。
【0013】
【実施例】スプレー乾燥したスピルリナ粉末をかくはん
しつつ米酢をスプレーし混合する。この混合物をよく擂
潰し後再びよく乾燥する。この乾燥混合物を一粒0.2
gの素錠に打ち試験に供する。なおスピルリナと米酢
(食用酢)の混合比は、重量で1:1から1:5を適当
とするが、1:2とすることがもっとも望ましい。
【0014】
【試験例1】血圧が収縮期数値160以上、拡張期数値
90以上を継続する成人女性(54才〜67才)3名ず
つ二群に実施例の食用酢配合スピルリナ(Aとする)
と、対照例として食用酢を配合しない従来型のスピルリ
ナ(0.2g素錠〜Bとする)を、一日三回の食事時に
各10粒ずつ摂取させ、試験開始時とA、Bの摂取終了
時の血圧を測定比較する。A、Bの摂取は被験者6名の
うち3名がA(4週間)→B(4週間)。残り3名がB
(4週間)→A(4週間)。結果を表1、2に示す。
【0015】
【試験例2】血液検査により、UV法測定のGOT、G
PT値を比較した。被験者は実施例の食用酢配合スピル
リナ(Aとする)摂取者が4名、対照例のスピルリナ
(Bとする)摂取者が3名。摂取期間は何れも10粒ず
つ1日3回計30粒を7週間。結果を表3に示す。
【0016】
【試験例3】成人(22才〜59才)5名に、実施例の
食用酢配合スピルリナ(Aとする)と、対照例のスピル
リナ(Bとする)を何れも10粒ずつ1日3回計30粒
を3日間(計6日)摂取せしめ、摂取翌日の排泄便の色
調を比較した。結果を表4に示す。
【0017】各表の結果から、本発明のスピルリナに食
用酢を配合した食品は、従来のスピルリナ食品に比べ機
能の発現が顕らかであり、かつまた、スピルリナ食品一
般の通弊である摂食後の排泄便の青緑色化を軽減させる
ことが示された。以上の効果は消化吸収力の低い体質
者、殊に加令による消化能の低下者においてより目にみ
えやすく、高令化時代を健やかに暮すための栄養機能食
品として有為であると考えられる。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】
【表3】
【0021】
【表4】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピルリナに食用酢を配合したスピルリ
    ナ機能発現食品。
JP10313880A 1998-09-29 1998-09-29 スピルリナ機能発現食品 Pending JP2000102364A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006112364A1 (ja) * 2005-04-15 2006-10-26 Dainippon Ink And Chemicals, Inc. 乳酸菌培養により得られる血圧低下剤
CN105455122A (zh) * 2014-12-05 2016-04-06 天津隆顺榕发展制药有限公司 螺旋藻片及其制备方法与应用

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