JP2000101974A - 再生装置及びその方法 - Google Patents

再生装置及びその方法

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JP2000101974A JP10264570A JP26457098A JP2000101974A JP 2000101974 A JP2000101974 A JP 2000101974A JP 10264570 A JP10264570 A JP 10264570A JP 26457098 A JP26457098 A JP 26457098A JP 2000101974 A JP2000101974 A JP 2000101974A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像を再生する際、高精細な補間画像を得
る。 【解決手段】 再生装置は、互いにインタレースした複
数のフィールドで1フレームが構成された画像信号を記
録媒体から再生する再生手段と、前記再生画像信号の1
フレームを構成する複数のフィールド中、基準フィール
ドの画像信号を用いて前記基準フィールド以外の他のフ
ィールドの画像信号を補間する補間手段と、前記複数の
フィールドから前記基準フィールドを選択的に設定する
制御手段とを備えて構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は再生装置及びその方
法に関し、特には、再生画像信号の補間処理に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像信号をデジタル信号とし
て記録再生するデジタルVTRが知られている。
【0003】このようなデジタルVTRにおいて、例え
ば1/2倍速のスロー再生を行う場合について説明す
る。
【0004】この場合には、テープを記録時の1/2の
速度で搬送して画像信号を再生するので、同一の画像信
号が2回繰り返し再生される。そこで、再生された画像
信号をメモリに記憶しておき、メモリから同一のフレー
ムの画像信号を2回繰り返し読み出すことにより1/2
倍速のスロー再生画像を得ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】通常CRTモニタは1
フレームの画像を2フィールドのインタレースした画像
として表示するため、VTRからモニタに出力する際も
インタレース形式に変換して出力する場合が多い。
【0006】そこで、前述のスロー再生時に通常再生と
同様にインタレース変換処理を施すと、出力される画像
の様子は図12の通りとなる。この場合、スロー再生画
像としてフレームFR1の第2フィールドf2が出力さ
れた後で再びFR1の第1フィールドf1が出力され
る。そのため、再生画像の時間経過が不連続になり、再
生画像が不自然になってしまう。
【0007】そこで、メモリから読み出す順序を図13
または図14の通りにすることで、再生画像の時間経過
の不連続を解消することができる。即ち、図13におい
ては、各フレームの第1フィールドf1のみを出力し、
図14においては、各フレームの第1フィールドf1を
2回繰り返し出力した後、第2フィールドf2を2回繰
り返し出力している。
【0008】しかし、図13、図14の例では、一方の
フィールドだけで1フレームの画像を構成するため、再
生される画像の解像度が通常再生時の1/2になってし
まい、また、画面上の斜め線も滑らかに表示できないと
いう問題がある。
【0009】本発明は前述の如き問題を解決することを
目的とする。
【0010】本発明の他の目的は、記録媒体より画像を
再生する際に、高精細な補間画像を得る処にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような目的下におい
て、本発明においては、互いにインタレースした複数の
フィールドで1フレームが構成された画像信号を記録媒
体から再生する再生手段と、前記再生画像信号の1フレ
ームを構成する複数のフィールド中、基準フィールドの
画像信号を用いて前記基準フィールド以外の他のフィー
ルドの画像信号を補間する補間手段と、前記複数のフィ
ールドから前記基準フィールドを選択的に設定する制御
手段とを備える構成とした。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
形態について詳細に説明する。
【0013】図1は本発明が適用されるVTRの構成を
示すブロック図である。
【0014】図1において、通常の記録時においては、
撮像回路101により得られた画像信号はメモリ103
に記憶される。メモリ103は複数フレーム分の画像信
号を記憶可能である。DCT回路105はメモリ103
に書き込まれた画像信号を図2に示した垂直8画素×水
平8画素からなるブロック毎に読み出し、ブロック単位
でDCT処理を施して量子化回路107及び符号量見積
回路109に出力する。なお、このとき、DCT回路1
05は後述の圧縮・符号化に適したシャフリングを行
う。
【0015】符号量見積回路109は符号量を見積り、
所定数のDCTブロック毎に所定の情報となるよう、量
子化回路107で用いる量子化係数を決定して量子化回
路107に出力する。量子化回路107は符号量見積回
路109にて決定された量子化係数を用いてDCT回路
105からの出力を量子化し、可変長符号化回路111
に出力する。可変長符号化回路111は量子化された画
像データを可変長符号化し、記録処理回路113に出力
する。
【0016】記録処理回路113は可変長符号化された
画像データに対して同期、IDの付加、誤り訂正符号
化、デジタル変調等周知の処理を施して記録再生回路1
15に出力する。記録再生回路115は回転ヘッドを用
いて記録処理回路113から出力された画像データを磁
気テープ上に記録する。このとき、制御回路133は記
録再生回路115におけるキャプスタン等を含むメカニ
ズムに対して、所定の速度でテープを搬送するよう制御
信号を出力する。
【0017】次に、このように記録された画像データを
再生する通常再生時の動作について説明する。
【0018】操作部131により通常再生の指示がある
と、制御回路133は記録再生回路115に対し、記録
時に対応した速度でテープを搬送するよう制御信号を出
力する。記録再生回路115は磁気テープ前述の通り圧
縮符号化された画像信号を再生し再生処理回路117に
出力する。再生処理回路117は再生データを復調する
と共に記録時に付加された誤り訂正符号を用いた誤り訂
正処理等周知の処理を施し、更に、同期、IDデータを
検出して可変長符号復号回路119に出力する。
【0019】可変長符号復号回路119は再生処理回路
117からの画像信号に対して記録時に対応した可変長
符号の復号処理を施し、逆量子化回路121に出力す
る。逆量子化回路121は記録時に応じた量子化係数に
従って再生信号を逆量子化し、逆DCT回路123に出
力する。
【0020】前述の通り、本形態における画像信号は、
記録時に1フレームの縦8画素×横8画素毎にDCT処
理されており、逆DCT回路123は逆量子化回路12
1から出力された画像信号に対して逆DCT処理を施
し、DCT係数から通常の画像データに変換する。
【0021】逆DCT回路123からブロック単位で出
力された画像信号は、記録時のシャフリングの順に従っ
てメモリ125に書き込まれる。そして、メモリ125
からラスタスキャンの順に読み出され、出力回路129
より外部モニタ等に出力される。なお、補間処理回路1
27は後述のように、スロー再生時及び静止画再生時に
おいてメモリ125に記憶された画像信号に対して補間
処理を施し、再びメモリ125に書き込む。また、メモ
リ125は少なくとも3フレーム分の画像信号を記憶可
能であり、メモリ103と共用することももちろん可能
である。
【0022】さて、このような構成において、操作部1
31によりスロー再生の指示があったときの動作につい
て説明する。
【0023】以下、本形態では、スロー再生時において
は簡単のためテープを記録時の1/2の速度で搬送して
画像信号を再生するものとする。
【0024】本形態のデジタルVTRにおいては、1フ
レームの画像信号を複数のトラックに記録しているが、
スロー再生時においては、これら各トラックを2回づつ
繰り返しトレースして画像信号を再生する。そして、制
御回路133は補間処理回路127に対して補間処理を
実行させる旨の制御信号を出力すると共に、基準フィー
ルドを切り換えるための制御信号を出力する。
【0025】補間処理回路127はメモリ125から読
み出した画像信号に対して後述の如く補間処理を施し、
再びメモリ125に書き込む。本形態ではメモリ125
を2バンク構成とし、各バンク1フレームの画像信号を
記憶可能とする。そして、制御回路133はメモリ12
5に対して補間処理回路127により1フレーム分の補
間処理済みの画像信号が書き込まれた後、読み出しバン
クを切り換えて補間処理された画像信号を出力回路12
9に出力する。
【0026】図3は補間処理回路127の構成を示すブ
ロック図である。
【0027】図3において、メモリ125より画面の左
上から順に読み出された画像信号はラインメモリ201
及び補間信号生成回路205に出力される。ラインメモ
リ201は入力された画像信号を1ライン期間遅延させ
てラインメモリ203及び補間信号生成回路205に出
力する。ラインメモリ203はラインメモリ201から
出力された画像信号を更に1ライン期間遅延させて補間
信号生成回路205に出力する。
【0028】従って、補間信号生成回路205には画面
上で垂直方向に隣接する3画素の画像信号が同時に供給
されることになる。
【0029】メモリ125より補間処理回路127に出
力される画像信号の様子を図4に示す。
【0030】図4は1フレーム分の画像信号の様子を示
し、メモリ125からは最初のラインAの左端の画素か
ら順に補間処理回路127に読み出され、その後、ライ
ンB、ラインCの順に読み出される。従って、図4にお
いて、例えばラインA、B、Cの垂直方向に隣接する3
画素の画像信号が同時に補間信号生成回路205に入力
される。
【0031】補間信号生成回路205はこれら3画素の
画像信号を用いてフィールド間の動きを検出し、この動
きに基づいて他方のフィールドの画像信号を補間する。
【0032】また、本形態の補間信号生成回路205
は、制御回路133からの制御信号に従い、図5に示し
たようにフィールドf1の画像信号を基準としてフィー
ルドf2の補間画像信号f1dを補間生成する状態と、
図6に示したようにフィールドf2の画像信号を基準と
してフィールドf1の補間画像信号f2dを補間生成す
る状態とを選択的に設定可能である。
【0033】補間信号生成回路205は、図7に示した
ように、連続する3画素の画像信号A、B、Cのうち、
中央の画素Bの画像信号の値と、その上下の画素A、C
の画像信号の値の平均値AVEとの差βを求め、この動
き量βを所定の閾値と比較して3値のデータMOVEを
求める。そして、検出した動きデータMOVEに基づい
て補間画像信号を生成する。なお、動きデータMOVE
は1〜3の値をとり、MOVEが1のときには動画を、
MOVEが3のときには静止画を、MOVEが2のとき
には動画と静止画の中間であることを示す。
【0034】ここで、図5のIや図6のLのように、上
下に隣接する画素が存在する場合の補間画像信号の求め
かたは、A、B、C、Iをそれぞれ各画素の画像信号の
値とすると、 MOVE=1のとき、I=(A+C)/2 MOVE=2のとき、I=(A+B+C)/3 MOVE=3のとき、I=C の通りである。
【0035】また、図5のJのように補間画素が画面の
一番下のラインの場合、動きデータMOVEはその1ラ
イン上の画素に対する動きデータ、即ち図4のラインG
の画素に対する動きデータを用る。そして、その求めか
たは、F、G、H、Jをそれぞれ各画素の画像信号の値
とすると、 MOVE=1のとき、J=G MOVE=2のとき、J=(G+G+H)/3 MOVE=3のとき、J=H の通りである。
【0036】また、図6のKのように補間画素が画面の
一番上のラインの場合、動きデータMOVEはその1ラ
イン下の画素に対するデータ、即ち図4のラインBの画
素に対する動きデータを用いる。そして、その求めかた
は、A、B、C、Kをそれぞれ各画素の画像信号の値と
すると、 MOVE=1のとき、K=B MOVE=2のとき、K=(A+B+B)/3 MOVE=3のとき、K=A の通りである。
【0037】このように、補間信号合成回路205にお
いてはフィールドf1を基準とした補間画像信号f1d
と、フィールドf2を基準とした補間画像信号f2dと
を生成可能なものである。制御回路133は、スロー再
生時において図7に示したように各フィールドの画像信
号を出力するべく補間信号生成回路205に対して基準
フィールドの切り換えを示す制御信号を出力する。
【0038】即ち、スロー再生においては、フレームF
R1の再生画像信号について、まずフィールドf1を基
準フィールドとして第2フィールドの補間画像信号f2
を生成してフィールドf1、f1dの順に出力し、次に
フィールドf2を基準として第1フィールドの補間画像
信号f2dを生成してフィールドf2d、f2の順に出
力する。以下、フレームFR2以降についても同様の制
御を繰り返す。
【0039】このように、本形態においては、スロー再
生時において同一フィールドの画像を繰り返し出力する
のではなく、フィールド間の動きに応じて他方のフィー
ルドの画像を補間して出力している。そのため、スロー
再生において再生画像の解像度の低下を防止することが
できる。
【0040】また、本形態においては、補間の基準フィ
ールドをフレーム毎に切り換えている。そのため、スロ
ー再生時において、動きのある画像を滑らかに表示する
ことができ、且つ、静止している画像については十分な
解像度を得ることができる。
【0041】即ち、本形態では、図8において、フィー
ルドf1の画像を出力した後、フィールドf1を基準と
して生成した補間画像f1dを出力している。フィール
ドf1dはフィールドf1とf2の動きが反映されたフ
ィールドf1を基準とした画像である。そして、次にフ
ィールドf2を基準として生成した補間画像f2dを出
力している。このf2dもフィールドf1とf2との間
の動きが反映されているが、基準となるフィールドをf
2としているので、画像としてはフィールドf2により
近い画像となっている。そして、最後にフィールドf2
の画像をそのまま出力する。
【0042】例えば、フィールドf1とf2との動きが
大きいとき、図14の如く単純にf1とf2とを繰り返
し出力した場合にはフィールド間のぶれが目立ってしま
う。これに対し、本形態では、フレーム毎に基準フィー
ルドを変更しつつ補間画像を出力するので、動きが大き
い場合にもぶれることなく、滑らかな画像を表示するこ
とができる。
【0043】次に、本発明の他の実施形態について説明
する。
【0044】図9は本発明の他の実施形態としてのデジ
タルVTRの構成を示す図である。図9において、図1
と同様の構成については同一番号を付して説明する。
【0045】図1の装置では、逆DCT回路123から
の画像信号を一度メモリ125に書き込んだ後に補間処
理回路127にて補間画像信号を生成したが、本形態で
は、逆DCT回路123からメモリ125へ画像信号を
出力するまでの間に補間処理回路135により補間画像
信号を生成するものである。図9の装置は逆DCT回路
123からメモリ125に画像信号が出力されるまでの
間の処理以外は図1の装置と同じであるので、詳細な説
明は省略する。
【0046】図10は補間処理回路135の構成を示す
ブロック図である。
【0047】本形態では8画素×8画素からなるブロッ
ク毎にDCT処理を施しているので、逆DCT回路12
3からは、図11に示した順で8画素×8画素からなる
ブロック単位で画像信号が出力され、補間処理回路13
5に出力される。
【0048】逆DCT回路123から出力された画像信
号は8画素メモリ301及び補間信号生成回路305に
出力される。8画素メモリ301は入力された画像信号
を8画素分遅延させて8画素メモリ303及び補間信号
生成回路905に出力する。8画素メモリ303は8画
素メモリ301より出力された画像信号を更に8画素分
遅延させて補間信号生成回路305に出力する。
【0049】従って、補間信号生成回路305には同一
ブロックの画面上で垂直方向に隣接する3画素の画像信
号が同時に供給されることになる。
【0050】逆DCT回路123より補間処理回路13
5に出力される画像信号の様子を図2に示す。
【0051】図2(a)は逆DCT回路123より出力
される1ブロック分の画像信号の様子を示し、逆DCT
回路123からは図10に示すように最初のラインaの
左端の画素から順に補間処理回路135に読み出され、
その後、ラインb、ラインcの順に読み出される。従っ
て、図2(a)において、例えばラインa、b、cの垂
直方向に隣接する3画素の画像信号が同時に補間信号生
成回路905に入力される。
【0052】補間信号生成回路305はこれら3画素の
画像信号を用いて前述の実施形態と同様にフィールド間
の動きを検出し、この動きに基づいて他方のフィールド
の画像信号を補間する。
【0053】また、本形態の補間信号生成回路305
は、先の実施形態と同様に、制御回路133からの制御
信号に従い、図2(b)に示したようにフィールドf1
の画像信号を基準としてフィールドf2の補間画像信号
f1dを補間生成する状態と、図2(c)に示したよう
にフィールドf2の画像信号を基準としてフィールドf
1の補間画像信号f2dを補間生成する状態とを選択的
に設定可能である。
【0054】即ち、補間信号生成回路305は、図7に
示したように、連続する3画素の画像信号a、b、cの
うち、中央の画素bの画像信号の値と、その上下の画素
a、cの画像信号の値の平均値AVEとの差βを求め、
この動き量βを所定の閾値と比較して3値のデータMO
VEを求める。そして、検出した動きデータMOVEに
基づいて補間画像信号を生成する。なお、動きデータM
OVEは1〜3の値をとり、MOVEが1のときには動
画を、MOVEが3のときには静止画を、MOVEが2
のときには動画と静止画の中間であることを示す。
【0055】ここで、図2(b)のiや図2(c)のl
のように、上下に隣接する画素が存在する場合の補間画
像信号の求めかたは、a、b、c、iをそれぞれ各画素
の画像信号の値とすると、 MOVE=1のとき、i=(a+c)/2 MOVE=2のとき、i=(a+b+c)/3 MOVE=3のとき、i=c の通りである。
【0056】また、図2(b)のjのように補間画素が
画面の一番下のラインの場合、動きデータMOVEはそ
の1ライン上の画素に対する動きデータ、即ち図2
(a)のラインgの画素に対する動きデータを用る。そ
して、その求めかたは、f、g、h、jをそれぞれ各画
素の画像信号の値とすると、 MOVE=1のとき、j=g MOVE=2のとき、j=(g+g+h)/3 MOVE=3のとき、j=h の通りである。
【0057】また、図2(c)のkのように補間画素が
画面の一番上のラインの場合、動きデータMOVEはそ
の1ライン下の画素に対するデータ、即ち図2(a)の
ラインbの画素に対する動きデータを用いる。そして、
その求めかたは、a、b、c、kをそれぞれ各画素の画
像信号の値とすると、 MOVE=1のとき、k=b MOVE=2のとき、k=(a+b+b)/3 MOVE=3のとき、k=a の通りである。
【0058】このように、補間信号生成回路305にお
いてはフィールドf1を基準とした補間画像信号f1d
と、フィールドf2を基準とした補間画像信号f2dと
を生成可能なものである。そして、制御回路133はス
ロー再生時において図7に示したように各フィールドの
画像信号を出力するべく補間信号生成回路305に対し
て基準フィールドの切り換えを示す制御信号を出力す
る。
【0059】このように処理された各フィールドの画像
信号はメモリ125に書き込まれる。制御回路135は
スロー再生時において、図7に示した通りに各画像信号
を出力するようメモリ125からの画像信号の読み出し
を制御する。
【0060】このように、本形態においても、スロー再
生時において同一フィールドの画像を繰り返し出力する
のではなく、フィールド間の動きに応じて他方のフィー
ルドの画像を補間して出力している。そのため、スロー
再生において再生画像の解像度の低下を防止することが
できる。
【0061】また、本形態においては、補間の基準フィ
ールドをフレーム毎に切り換えている。そのため、スロ
ー再生時において、動きのある画像を滑らかに表示する
ことができ、且つ、静止している画像については十分な
解像度を得ることができる。
【0062】更に、本形態では、逆DCT回路123か
ら出力された画像信号に対して補間処理を施している。
従って、補間処理回路135にはブロック単位で画像信
号が供給されることになり、補間処理回路135は図1
0に示したように、ラインメモリではなく、8画素メモ
リを設けるだけで済む。そのため、回路規模を著しく削
減することが可能となる。
【0063】なお、本形態では画像信号を8画素×8画
素のブロックに分割して符号化したが、これに限らず、
例えば垂直m×水平n画素毎にブロック化して記録再生
する装置に対しても本発明を適用可能である。この場
合、図10の補間処理回路においては、8画素メモリの
代わりにn画素分遅延するメモリを設ければよい。
【0064】また、1フレームが3フィールド以上で構
成されている場合や、1/2倍束以外の速度でスロー再
生を行う場合に対しても、基準フィールドの変更タイミ
ング及び補間画像信号の出力順を適宜設定することで、
本実施例と同様の効果を得ることが可能となる。
【0065】また、図3、図10に示した補間信号生成
回路による動き検出処理及び補間信号の生成処理はマイ
クロコンピュータを用いたソフトウェア処理により実行
可能であり、この場合にも前述の実施形態と同様の効果
を有する。
【0066】また、このときプログラムの各ステップを
記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体も当然本
発明の構成となる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
再生画像の状態に応じた最適な補間画像を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるVTRの構成を示す図であ
る。
【図2】図1の装置で扱う画像信号の構成を示す図であ
る。
【図3】図1の装置における補間処理回路の構成を示す
図である。
【図4】図3の回路の動作を説明するための図である。
【図5】図3の回路による補間画像信号の様子を示す図
である。
【図6】図3の回路による補間画像信号の様子を示す図
である。
【図7】図3の回路の動作を説明するための図である。
【図8】図1の装置より出力される画像の様子を示す図
である。
【図9】本発明が適用されるVTRの他の構成を示す図
である。
【図10】図9における補間処理回路の構成を示す図で
ある。
【図11】図10の回路で扱う画像の様子を示す図であ
る。
【図12】従来のスロー再生時の再生画像の様子を示す
図である。
【図13】従来のスロー再生時の再生画像の様子を示す
図である。
【図14】従来のスロー再生時の再生画像の様子を示す
図である。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いにインタレースした複数のフィール
    ドで1フレームが構成された画像信号を記録媒体から再
    生する再生手段と、 前記再生画像信号の1フレームを構成する複数のフィー
    ルド中、基準フィールドの画像信号を用いて前記基準フ
    ィールド以外の他のフィールドの画像信号を補間する補
    間手段と、 前記複数のフィールドから前記基準フィールドを選択的
    に設定する制御手段とを備える再生装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、スロー再生モードにお
    いて1フレーム毎に順次前記基準フィールドを変更する
    べく前記基準フィールドを設定することを特徴とする請
    求項1記載の再生装置。
  3. 【請求項3】 前記補間手段は前記基準フィールドと他
    のフィールドとの間の動きを検出し、前記動き検出結果
    に従って前記基準フィールドの画像信号と他のフィール
    ドの画像信号とを合成する合成手段を有することを特徴
    とする請求項1記載の再生装置。
  4. 【請求項4】 前記補間手段は前記再生画像信号を所定
    期間保持可能な保持手段を有し、前記保持手段に供給さ
    れるべき画像信号と前記保持手段から出力された画像信
    号とを用いて動きを検出することを特徴とする請求項3
    記載の再生装置。
  5. 【請求項5】 前記補間手段は前記動き検出に用いた画
    像信号を用いて前記補間信号を生成することを特徴とす
    る請求項3または4記載の再生装置。
  6. 【請求項6】 前記補間手段は、前記他のフィールドの
    画像信号及び前記合成画像信号を前記補間画像信号とし
    て選択的に出力することを特徴とする請求項1記載の再
    生装置。
  7. 【請求項7】 前記補間手段は前記基準フィールドの画
    像信号、他のフィールドの画像信号及び前記補間画像信
    号を記憶するメモリを有し、前記メモリより前記前記基
    準フィールドの画像信号、他のフィールドの画像信号及
    び前記補間画像信号を選択的に読み出すことを特徴とす
    る請求項1記載の再生装置。
  8. 【請求項8】 前記再生画像信号は、それぞれ複数の画
    素からなる複数のブロックに分割されており、 前記補間手段は前記再生手段より前記ブロック単位で出
    力された画像信号に対して前記補間処理を施し、前記ブ
    ロック単位で出力することを特徴とする請求項1記載の
    再生装置。
  9. 【請求項9】 前記補間手段は前記基準フィールドと他
    のフィールドとの間の動きを検出し、前記動き検出結果
    に従って前記基準フィールドの画像信号と他のフィール
    ドの画像信号とを合成する合成手段を有することを特徴
    とする請求項8記載の再生装置。
  10. 【請求項10】 前記ブロックは垂直m画素×水平n画
    素で構成されており、前記補間手段は入力手段より出力
    されたn画素分の画像信号を保持する保持手段を有し、
    前記保持手段に供給されるべき画像信号と前記保持手段
    から出力された画像信号とを用いて動きを検出すること
    を特徴とする請求項9記載の再生装置。
  11. 【請求項11】 前記補間手段よりブロック単位に出力
    された画像信号を記憶するメモリを備え、前記制御手段
    は更に、スロー再生モードにおいて、前記前記基準フィ
    ールドの画像信号、他のフィールドの画像信号及び前記
    補間画像信号を所定の順でメモリより選択的に読み出す
    ことを特徴とする請求項8記載の再生装置。
  12. 【請求項12】 前記画像信号は前記ブロック単位で符
    号化されており、前記再生手段は前記画像信号を復号し
    て前記ブロック単位で出力する復号手段を含むことを特
    徴とする請求項1記載の再生装置。
  13. 【請求項13】 前記入力手段は撮像手段と、前記撮像
    手段により得られた画像信号を記憶するメモリとを有
    し、前記メモリより前記ブロック単位に画像信号を読み
    出して出力することを特徴とする請求項1記載の画像処
    理装置。
  14. 【請求項14】 前記補間手段は前記ブロックの最上部
    もしくは最下部とそれ以外の部分とで異なる補間処理を
    行うことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  15. 【請求項15】 互いにインタレースした複数のフィー
    ルドで1フレームが構成された画像信号を記録媒体から
    再生する方法であって、 前記再生画像信号の1フレームを構成する複数のフィー
    ルド中、基準フィールドの画像信号を用いて前記基準フ
    ィールド以外の他のフィールドの画像信号を補間するよ
    うになされ、 前記複数のフィールドから前記基準フィールドを選択的
    に設定することを特徴とする再生方法。
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