JP2841098B2 - 画像処理方法 - Google Patents

画像処理方法

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JP2841098B2
JP2841098B2 JP9074990A JP9074990A JP2841098B2 JP 2841098 B2 JP2841098 B2 JP 2841098B2 JP 9074990 A JP9074990 A JP 9074990A JP 9074990 A JP9074990 A JP 9074990A JP 2841098 B2 JP2841098 B2 JP 2841098B2
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、動画像の記録または伝送に関し、特に符号
化処理システムを簡易化し低コスト化する方式に関す
る。
[従来の技術] 画像をディジタル化すると、情報量が非常に多くなる
ため、符号化により情報圧縮してから記録または伝送を
行うようにしている。
例えば、CD−ROMに画像を記録するには、A/D変換後の
ディジタル画像信号を離散コサイン変換(DCT)、非線
形量子化(Q)によって帯域圧縮し、可変長符号化、動
き補償フレーム間予測符号化によって符号圧縮してか
ら、記録媒体に画像信号を書き込むようにしている。CD
−ROMに記録された画像信号を再生するには、記録系と
逆の処理によって、すなわち可変長符号復号、(VL
D)、逆離散コサイン変換(DCT-1)、逆非線形量子化
(Q-1)、動き補償(MC)等の処理によって、元の画像
信号に戻すようにしている。
[発明が解決しようとする課題] 上述したようなディジタル画像の符号化処理システム
において、再生系のMC回路は、予測符号化されたデータ
を基に、基準となる1フレームのデータから次に続くフ
レームを予測して1つの画像単位を作り出すものである
が、この処理のために制御回路、フレームメモリ、MC用
フィルタ回路、ROM等を必要とし、高価なハードウェア
構成となっている。また、記録系の動き補償フレーム間
予測符号化回路も、動ベクトル制御、可変長フレームメ
モリ、ループ内フィルタ、切替スイッチ等の、高価なハ
ードウェア構成となっている。このような動き補償回路
や動き補償フレーム間予測符号化回路を使わないように
すれば、システムの大幅な簡易化・低コスト化を実現す
ることが可能である。
しかし、従来のシステムにおいて、動き補償フレーム
間予測符号化を行わない場合は、記録または伝送すべき
データ量の増大によって処理時間が著しく増大し、再生
系においては、1フレーム期間中に1つの単位画像を再
生処理することができなくなり、1フレーム周期で切り
替わる通常の動画像を再生することができなかった。
この様子を第14図に示す。本例は、動き補償を行わな
いがために、1コマの画像の再生につき約4/30秒(133m
s)の処理時間を要する場合である。この場合、図のよ
うに、処理周期(4/30秒)毎に画像F0,F1,・・・が切り
替わるストロボ画像の疑似動画を得ることはできるが、
通常の1フレーム毎に切り替わる動画像に比べると、ぎ
こちなく、かなり見ずらい。
また、特開昭63−250291号「ビデオ再生装置」には、
1画面毎に複数の小画面を有する記録画像信号を再生し
て高速撮影画像のスロー再生を可能にした装置が開示さ
れている。しかしながら、このものは、高速撮影された
複数の小画面を含む記録信号を記録媒体から読み出して
メモリに一時収容し、各小画面に相当する信号部分をメ
モリから順次読み出すことにより、時間軸方向の情報密
度の高いスロー再生を行うものであり、高速撮影された
4コマ分の映像信号からトラック横断走査により1コマ
分の映像を再生するに過ぎないものである。すなわち、
ここで扱う高速撮影された映像信号は、そもそもが、垂
直同期信号が通常の4倍の周波数で、水平同期信号が通
の2倍の周波数であるというように、水平方向の解像度
も垂直方向の解像度も通常速度で撮影された映像信号の
1/2しかないものであり、最初から圧縮された形の2×
2の小画面のビデオ信号A,B,C,Dから、4本のビデオト
ラックを磁気ヘッドが横断する形で走査して1コマ分再
生するため、横断走査時に個々のトラックから得られる
再生エンベロープは解像度1/4(=1/2×1/2)にも満た
ないことは明らかであり、仮に信号欠落分を補間再生し
たにしても、原画像に含まれる情報の忠実再生には到底
及ばないといった課題を抱えるものであった。さらにま
た、高速撮影された4本のトラックをジャストトラッキ
ングして個々に忠実再生するようにしたとしても、コマ
単位の再生にはトラックごとの読み取り信号について時
間幅を4倍に伸長して再生しなければならず、そのため
の回路構成が非常に複雑化することは明らかであった。
現に、4本トラックを横断再生した場合の再生信号処理
において、この装置では、4つのビデオ信号A,B,C,D
は、ビデオ信号A,Cを第1の1/2フィールドメモリに書き
込み、ビデオ信号B,Dを第2の1/2フィールドメモリに書
き込み、ビデオ信号Aに関しては、書込開始後1/4フィ
ールド期間が経過した時点で、一部書込動作と並行しな
がら読出すようにし、またビデオ信号Bに関しては、書
込完了後3/4フィールド期間が経過したときに読出を開
始し、またビデオ信号Cに関しては書込完了後5/4フィ
ールド期間が経過したときに読出を開始し、さらにビデ
オ信号Dに関しては、書込完了後9/4フィールド期間が
経過したときに読出を開始するというように、書込タイ
ミングと読出タイミングのずれがビデオ信号A,B,C,Dに
よって複雑に異ならしめる必要があり、書込制御回路と
読出制御回路の構成が複雑化しやすいといった課題を抱
えるものであった。また、トラックTR1に記録されたビ
デオ信号D1を読出すときに、その読出に先行して隣接す
る次のトラックTR2のビデオ信号B2,D2の書込が行われる
ため、既に読出し終えているビデオ信号B1の記録領域に
対するビデオ信号B2の書込と同時並行的にビデオ信号D2
の読出が行われるなど、ビデオ信号Aの読み書き制御同
様、ビデオ信号Dの読み書き制御における読み書きタイ
ミングの間隔に余裕が殆どなく、制御ミスが発生しやす
い等の課題を抱えるものであった。
また、特開昭64−37187号「画像伝送処理方法および
装置」には、画像信号をAD変換してディジタル画像情報
とし、このディジタル画像情報をさらにサブサンプリン
グした後に、離散コサイン変換符号化またはウォルシュ
アダマール変換符号化して伝送するようにした装置が開
示されている。しかしながら、このものは、ただ単にサ
ブサンプリング(間引き)した画像信号を符号圧縮して
記録し伝送するものに過ぎず、伝送すべき情報量を少な
くし、狭い帯域で伝送できることはできるが、間引きし
た画像を1枚に合成して集約するといった画像合成法は
採用されておらず、当然のことながら受信した合成画像
信号から複数の画像を逐次再生する技術とも無縁であ
り、符号化処理系に対する負担をできる限り軽減した上
で伝送効率或いは記録密度を向上させるといった要求に
応えるものでないことは明らかであった。特に、サブサ
ンプリングした画像信号を符号圧縮するだけでは、Nコ
マが連続する1つのシーンを単位に観察したときに、伝
送パケットのシリアル転送不調からコマ切れやコマ乱れ
等を生じたりすることがあり、こうした場合に受信側で
滑らかな動画再生が行えず、また大量のパケットを伝送
する場合は、伝送過程でパケットの送信順が狂うシリア
ル転送不調の可能性が否定できない以上、伝送対象パケ
ット数が増えるほど受信側でのパケット整列に要する手
間或いは再生制御が複雑化しやすく、またそのことが通
信に付帯する通信コストに跳ね返るといった課題を抱え
るものであった。同様にまた、伝送媒体中への伝送系に
限らず記録媒体への記録への応用を考えたときも、例え
ばブロック単位でのフィルムアクセスが要求されたとき
に、頻繁なシーク動作が要求され、記録媒体の駆動制御
系に与える速度制御負担が増えるために、データ転送効
率を低下させやすいといった課題を抱えるものであっ
た。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたもので、動
き補償フレーム間予測符号化を行わずに、1フレーム周
期の動画像を再生するようにした画像処理方法を提供す
ることを目的とする。
[課題を解決するため手段] 上記の目的を達成するために、本発明の画像処理方法
は、Nコマ(Nは2以上の整数)の画像信号をそれぞれ
画像数1/Nに圧縮し、前記圧縮されたNコマの画像信号
を合成して1コマ分の合成画像信号とし、前記合成画像
信号を符号化した上で記録媒体に記録または伝送媒体中
へ伝送し、前記記録媒体または前記伝送媒体より再生ま
たは受信した前記合成画像信号を復号化し、該復号化処
理の途中でまたは終了後にフレームメモリに蓄積し、前
記フレームメモリより前記圧縮されたNコマの画像信号
を所定の順序で1コマずつ1フレーム周期毎に読み出す
ことを特徴とするものである。
[作用] 例えば、再生系において、動き補償を行わないため
に、1コマの再生に約4/30秒の処理時間を要する場合を
考える。この場合、記録系では、連続する4コマの画像
信号を各々画素数1/4に圧縮してから合成して、見かけ
上1コマの画像信号とし、この合成画像信号を、離散コ
サイン変換(DCT)、非線形量子化(Q)、可変長符号
等の符号化処理に通してから動き補償フレーム間予測符
号化を行わずに記録媒体に書き込む。
しかして、再生系では、1コマの再生に約4/30秒の処
理時間を要するが、フレームメモリに通すことにより、
合成画像信号が4つの圧縮(1/4)画像信号に分解さ
れ、各圧縮画像信号が所定の順序で1コマずつ1フレー
ム周期で読み出される。その結果、画面上には、4コマ
の圧縮画像が1フレーム周期毎に入れ替わり表示され、
通常の動画像が得られる。
[実施例] 第1図は、本発明の一実施例によるCD−ROM再生装置
の全体構成を示す。この再生装置において、CD−ROM10
の記録媒体には、第3図に示すように、1フレーム当た
り、例えば240×176ドットの合成画像信号Fが記録され
ている。各1コマ分の合成画像信号Fは、各々が画素数
1/4(120×88ドツト)に圧縮された4コマの画像信号f
A,fB,fC,fDからなり、これらの圧縮画像信号はfA,fB,f
C,fDの順に画像内容が連続し、動画を形成する。記録系
において、各合成画像信号Fは、離散コサイン変換(DC
T)、非線形量子化(Q)および可変長符号化の処理を
受けたのち、動き補償フレーム間予測符号化を施すこと
なく、記録媒体に書き込む。従って、動き補償フレーム
間予測符号化に必要な動ベクトル制御回路や可変長フレ
ームメモリ或いはループ内フィルタや切替スイッチ等の
高価なハードウェア構成は不要となる。
本再生装置において、インタフェース12、バッファメ
モリ14、可変長符号復号器(VLD)16、逆非線形量子化
回路(Q-1)18、逆離散コサイン変換回路(DCT-1)20の
各部は従来と同様の回路構成であって、DCT-120の出力
端子に、4フレーム周期毎に第13図に示すような画像フ
ォーマットの1コマ分の合成画像信号Fが得られる。
第13図において、1コマ(フレーム)の合成画像信号
Fは、サンプリングクロック(周波数)が13.5MHzで、
X(水平)方向の全画素数が858個、Y(垂直)方向の
全ライン数が525本である。X方向において輝度信号Y
および色差信号R−Y、B−Yの画素数はそれぞれ352
個、176個、176個である。Y方向においては、1フレー
ム内にノンインタレース方式で240本(2i+23)の水平
ライン[23],[25],・・・[499],[501]が与え
られ、その中、第1組(4i+23)の各水平ライン[2
3],[27],・・・[499]では画素352個分のYが与
えられるとともに、そのYの後に続けて画素176個分の
R−Yが与えられ、第2組(4i+25)の各水平ライン
[25],[29],・・・[501]では画素352個分のYが
与えられるとともに、そのYの後に続けて画素176個分
のB−Yが与えられる。
DCT-120より出力された上記フォーマットの合成画像
信号Fは、制御回路30の制御によりスイッチ22を介し
て、第12図に示すような4フレーム周期毎に1コマずつ
交互にフレームメモリ24,26に書き込まれる。
第2図は、フレームメモリ24,26のアドレス構成を示
す。図示のように、これらのフレームメモリ24,26の各
々は、Y蓄積用の第1のフィールドメモリMAと、R−Y,
B−Y蓄積用の第2のフィールドメモリMBとからなる。
第1のフィールドメモリMAは、それぞれ(256×256)容
量の2相のフィールドメモリm0,m1からなり、各相は176
個のカラム・アドレスと240個のロー・アドレスを存す
る。第2のフィールドメモリMBは(256×256)容量の単
一メモリで、176個のカラム・アドレスと240個のロー・
アドレスを有する。このようなメモリ構成により、1フ
レームにつき同一水平ラインのYとR−Y、およびYと
B−Yがそれぞれ同一のアドレスで第1および第2フィ
ールドメモリMA,MBに蓄積されるようになっている。
すなわち、第2図のフォーマットによる水平ライン
[23]のY,R−Yが与えらると、それらのY,R−Yのデー
タは第1および第2のフィールドメモリMA,MBの第1行
にそれぞれ書き込まれ、その際に352個分のYのデータ
は1個ずつ交互に2つの相m0,m1に分配される。次に、
水平ライン[25]のY,B−Yが与えられると、それらの
Y,B−Yのデータは第1および第2のフィールドメモリM
A,MBの第2行にそれぞれ書き込まれ、その際にも352個
分のYのデータは1個ずつ交互に2つの相m0,m1に分配
される。
同様にして、水平ライン[27]のY,R−Yは両メモリM
A,MBの第3行にそれぞれ書き込まれ、水平ライン[29]
のY,B−Yは両メモリMA,MBの第4行にそれぞれ書き込ま
れる。このようにして、各水平ライン[4i+23]のYと
R−Yは同一のアドレスで第1および第2フィールドメ
モリMA,MBに蓄積され、各水平ライン[4i+25]のYと
B−Yは同一のアドレスで両フィールドメモリMA,MBに
蓄積される。
第4図は、制御回路30に含まれる書込アドレス発生回
路の具休的回路構成例を示す。この書込アドレス発生回
路は、ロー・アドレス発生用のアドレスカウンタ40とカ
ラム・アドレス発生用のアドレス・カウンタ42とで構成
される。ロー・アドレス・カウンタ40は、プリセット値
入力端子Dに“0"データを定常的に入力し、ロード端子
LDにWYLOADを1フレーム毎に入力しクロック入力端子CK
に制御回路30よりDISPを2水平期間毎に入力し、各フレ
ーム期間内において初期値(“0")から開始して2水平
期間毎に1ずつ増分する書込用のロー・アドレスを発生
する。カラム・アドレス・カウンタ42は、プリセット入
力端子Dに“0"データを定常的に入力し、ロード端子LD
にWXLOADを1水平期間毎に2度入力し、クロック入力端
子CKにデータ入力中にWCKを入力クロック周波数(20.25
MHz)で入力し、各水平期間毎において初期値(“0")
から開始してWCK毎に1つずつ増分する書込用のカラム
・アドレスを2度発生する。
第5図および第6図はフレームメモリ24,26の各々の
書込動作を示す。第5図の水平期間内タイミングにおい
て、水平同期信号の直後、ロード信号WYLOADがイネーブ
ル状態(“L")の下でDISPが“H"に立ち上がることによ
り(第5図(E)、(F))、それに応動してロー・ア
ドレス・カウンタ40は初期値“0"をロードする。次い
で、ロード信号WXLOADがイネーブル状態(“L")の下で
入力データと同期して書込クロック信号WCKが入力する
と(第5図(B),(C),(D))、その最初のクロ
ックの立ち上がりに応動してカラム・アドレス・カウン
タ42は初期値“0"をロードし、この初期値からWCKをカ
ウントし始める。上記のような初期値のロードが終わる
と、ロード信号WYLOAD、WXLOADは“H"になる(第5図
(D),(E))。一方、この時、第1フィールドメモ
リMAが書込モードに切り替えられている。しかして、ロ
ー・アドレス・カウンタ40より第1フィールドメモリMA
の第1行を指示するロー・アドレスが供給され、カラム
・アドレス・カウンタ42よりWCKに同期して初期値A0
(0)からA1(1),A2(2),・・・A176(176)まで
増分するカラム・アドレスが供給され、これにより水平
ライン[23]のYの352個のデータは第1フィールドメ
モリMAの2相m0,m1の第1行に書き込まれる。
このYの書込終了間際に、ロード信号WXLOADがいった
ん“L"に立ち下がり、次いで“H"に立ち上がる(第5図
(D))。これにより、カラム・アドレス・カウンタ42
に再び初期値(“0")がロードされ、カラム・アドレス
は初期値A0(0)に戻り、再びその初期値から1つずつ
増分する。一方、この時、第2フィールドメモリMBが書
込モードに切り替えられる。これにより、水平ライン
[23]のR−Yの176個のデータは第2フィールドメモ
リMBの第1行に書き込まれる。
このようにして、水平ライン[23]のY,R−Yの書込
が終了し、次の水平同期信号が来るとDISPはいったん
“L"に変わり、その次の水平期間が開始すると“H"に立
ち上がる(第6図(C)、(D))。この立ち上がりに
応動してロー・アドレス・カウンタ40がカウント・アッ
プし、ロー・アドレスはフィールドメモリMA,MBの第2
行を指定する値となる。しかして、上記と同様な動作に
より、水平ライン[25]のY,B−Yはそれぞれ第1およ
び第2のフィールドメモリMA,MBの第2行に書き込まれ
る(第6図(B))。このようにして、変換前映像信号
のYは水平ライン毎に第1フィールドメモリMAの各行に
順次書き込まれ、変換前映像信号のR−Y、B−Yは水
平ライン毎に第2フィールドメモリMBの各行に交互に書
き込まれる。
第7図は、制御回路30に含まれる読出アドレス発生回
路の具体的回路構成例を示す。この読出アドレス発生回
路は、ロー・アドレス発生用のアドレス・カウンタ50と
カラム・アドレス発生用のアドレス・カウンタ52とで構
成される。
ロー・アドレス・カウンタ50は、スイッチ54を介して
プリセット入力端子Dにロー・アドレス値[0]もしく
は[120]を入力し、ロード端子LDに各フレーム期間の
開始時にロード信号RYLOADを入力し、クロック入力端子
CKにDISP2を2水平期間毎に入力し、これにより各フレ
ーム期間内において初期値[0]または[120]から開
始して1水平期間毎に1ずつ増分する読出用のロー・ア
ドレスを発生する。
カラム・アドレス・カウンタ52は、スイッチ56を介し
てプリセット値入力端子Dにカラム・アドレス値[0]
もしくは[88]を入力し、ロード端子LDに各水平期間中
にロード信号RXLOADを2度入力し、クロック入力端子CK
にデータ入力中にクロックRCKを入力し、これにより各
水平期間内において初期値[0]または[88]から開始
してRCK毎に1つずつ増分する読出用のカラム・アドレ
スを発生する。
初期値・選択用のスイッチ54,56は、第9図のような
シーケンスでそれぞれ切り替えられる。これにより、第
8図のメモリアドレス構成において、読出期間(4フレ
ーム期間)の最初のフレーム期間はアドレス[0,0]を
初期値としてメモリの左上領域(圧縮画像信号fA)が読
み出され、2番目のフレーム期間はアドレス[0,88]を
初期値としてメモリの右上領域(圧縮画像信号fB)が読
み出され、3番目のフレーム期間はアドレス[120,0]
を初期値としてメモリの左下領域(圧縮画像信号fC)が
読み出され、4番目のフ1レーム期間はアドレス[120,
88]を初期値としてメモリの右下領域(圧縮画像信号f
D)が読み出される。
第10図および第11図は、フレームメモリ24(26)の左
上領域(圧縮画像信号fA)を読み出す動作のタイミング
を示す。
第10図の水平期間内タイミングにおいて、水平同期信
号の直後、ロード信号RYLOADがイネーブル状態(“L")
の下でDISP2が“H"に立ち上がることにより(第10図
(E),(F)、それに応動してロー・アドレス・カウ
ンタ50は初期値“0"をロードする。次いで、ロード信号
RXLOADがイネーブル状態(“L")の下で読出クロック信
号RCKが入力すると(第10図(B),(C),
(D))、その最初のクロックの立ち下がりに応動して
カラム・アドレス・カウンタ52は初期値[0]をロード
し、その初期値からRCKをカウントし始める。上記のよ
うな初期値のロードが終わると、ロード信号RYLOAD、RX
LOADは“H"になる(第10図(D),(E))。一方、こ
の時フレームメモリでは、第1フィールドメモリMAが読
出モードに切り替えられている。しかして、ロー・アド
レス・カウンタ50から第1フィールドメモリMAの第1行
を指示するロー・アドレスが供給され、カラム・アドレ
ス・カウンタ52からRCKに同期して初期値A0(0)からA
1(1),A2(2)・・・A88(88)まで増分するカラム
・アドレスが供給され、これにより第1のフィールドメ
モリMAより水平ライン[23]のYが半分まで読み出され
る。
このYの読出終了間際に、ロード信号RXLOADがいった
ん“L"に立ち下がり、次いで“H"に立ち上がる(第13図
(E))。これにより、カラム・アドレス・カウンタ52
に再び初期値[0]がロードされ、カラム・アドレスは
初期値A0(0)に戻り、再びその初期値から1つずつ増
分する。一方、フレームメモリにおいては第2フィール
ドメモリMBが読出モードに切り替えられる。これによ
り、第2フィールドメモリMBの第1行より水平ライン
[23]のR−Yが半分まで読み出される。
このようにして、水平ライン[23]のY,R−Yの読出
が終了すると、DISP2はいったん“L"に変わり、次の次
の水平期間が開始すると“H"に立ち上がる(第11図
(D))。この立ち上がりに応動してロー・アドレス・
カウンタ32がカウント・アップし、ロー・アドレスはフ
ィールドメモリMA,MBの第2行を指定する値となる。し
かして、上記と同様な動作により第1および第2のフィ
ールドメモリMA,MBより水平ライン[25]のY,B−Yがそ
れぞれ半分まで(アドレス値[88]まで)読み出され
る。このように、1水平期間毎にY、R−YとY,B−Y
が交互に第1および第2のフィールドメモリMA,MBより
読み出される。
フレームメモリの他の領域の読出も、初期値が変わる
だけで、上記と同様なタイミングで行われる。
第12図は、本再生装置の全体的な処理のタイミングを
示す。4フレーム期間(133ms)をかけてVLD16,Q-118、
DCT-120より1コマ分の合成画像信号F0が再生される
と、次の1フレーム期間内にこの合成画像信号Fiがフレ
ームメモリ24に書き込まれ、次の4フレーム期間にわた
ってフレームメモリ24より4つの圧縮画像信号f0A,f0B,
f0C,f0Dが1フレーム周期毎に1コマずつ読み出され
る。そして、フレームメモリ24より最後の圧縮画像信号
f0Dが読み出される時、フレームメモリ26には次の合成
画像信号F1が書き込まれ、次の4フレーム期間にわたっ
て合成画像信号F1を構成する4つの圧縮画像信号F1A,f1
B,f1C,F1Dがフレーム周期毎に1コマずつ読み出され
る。これら一連の圧縮画像信号f0A,f0B,f0C,f0D,f1A,f1
B,f1C,f1D・・・・はこの順序で画像内容が連続してい
る。したがって、1フレーム周期毎に切り替わる通常の
動画が得られる。
なお、フレームメモリ24,26より出力された圧縮画像
信号fは、スイッチ28を介して次段の出力回路(図示せ
ず)のラインメモリにいったん蓄積され、そこからY,R
−Y,B−Yが時間揃えされて同時的に読み出されること
により標準のテレビ信号に変換される。
上記実施例では、フレームメモリ24,26をDCT-120の後
段に設けたが、DCT-120の前、あるいはQ-118の前に設け
ることも可能である。また、VLD16を省くことも可能で
ある。また上記実施例はCD−ROMに係るものであった
が、本発明はこれに限定されるものではなく、他の画像
記録システムや伝送システム等にも適用可能である。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、Nコマ(Nは
2以上の整数)の画像信号をそれぞれ画素数1/Nに圧縮
し、前記圧縮されたNコマの画像信号を合成して1コマ
分の合成画像信号として、前記合成画像信号を符号化し
た上で記録媒体に記録または伝送媒体中へ伝送し、前記
記録媒体または前記伝送媒体より再生または受信した前
記合成画像信号を復号化し、該復号化処理の途中でまた
は終了後にフレームメモリに蓄積し、前記フレームメモ
リより前記圧縮されたNコマの画像信号を所定の順序で
1コマずつ1フレーム周期毎に読み出すようにしたか
ら、1コマごとに原画像を間引いてNコマ分を1フレー
ムに集約した画像を記録単位或いは伝送単位とすること
で、記録媒体の記録容量の有効活用或いは伝送媒体への
伝送負担の軽減が可能であり、しかも合成画像信号を記
録媒体に記録した場合には、記録媒体の再生時に小ブロ
ック単位でのファイルアクセスが要求されたとしても、
シーク動作の頻度は従来の1/Nで済むため、記録媒体の
駆動制御系に与える速度制御負担も少なく、データ転送
効率を低下させることなくNコマが連続する1つのシー
ンを円滑に再生することができ、一方また合成画像信号
を伝送媒体へ伝送した場合は、Nコマが1フレームに集
約された動画をパケットとして伝送できるため、Nコマ
が連続する1つのシーンを単位に観察したときに、コマ
切れやコマ乱れ等を生ずることは絶対に有り得ず、受信
側で滑らかな動画再生が可能であり、また大量のパケッ
トを伝送する場合も、伝送過程でパケットの送信順が狂
う確立が同じであるとすれば、パケット数が1/Nで済む
方伝送方式の方が受信側でのパケット整列に要する手間
或いは再生制御が遥かに容易であり、それだけ通信に付
帯する通信コストの低減が可能であり、さらにまた合成
画像信号の符号化に動き補償フレーム間予測符号化を用
いずに済むため、これまで記録系或いは送信側で用いて
きた動ベクトル制御回路や可変長フレームメモリ或いは
ループ内フィルタや切替スイッチ等といった高価なハー
ドウェアは不要であり、当然のことながら再生系或いは
受信側においてもハードウェア構成の簡略化が可能であ
り、大幅な簡易化・低コスト化を実現することができる
等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例によるCD−ROM再生装置の
主要構成を示すブロック図、第2図は、実施例のフレー
ムメモリのアドレス構成を示す図、第3図は、実施例に
よる合成画像信号のドット構成を示す図、第4図は、実
施例のフレームメモリに対する書き込アドレス回路の構
成を示すブロック図、第5図および第6図は、実施例の
フレームメモリの書込勸作のタイミングを示す図、第7
図は、実施例のフレームメモリに対する読出アドレス回
路の構成を示すブロック図、第8図は、実施例のフレー
ムメモリの各領域の読出順序と読出開始アドレスを示す
図、第9図は、読出アドレス回路の初期値選択スイッチ
の切替動作のタイミングを示す図、第10図および第11図
は、フレームメモリの読出動作のタイミングを示す図、
第12図は、実施例装置の全体の処理動作のタイミングを
示す図、第13図は、実施例のフレームメモリに入力され
る合成画像信号の画像フォーマットを示す図、第14図
は、従来のシステムによる画像再生処理のタイミングを
示す図である。 16……可変長符号復号器(VLD) 18……逆非線形量子化回路(Q-1) 20……逆離散コサイン変換回路(DCT-1) 22,28……切替スイッチ 24,26……フレームメモリ 30……制御回路 40……書込用ロー・アドレス・カウンタ 42……書込用カラム・アドレス・カウンタ 50……読出用ロー・アドレス・カウンタ 52……読出用カラム・アドレス・カウンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 7/24 - 7/68 H04N 7/18 H04N 5/91 - 5/956

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Nコマ(Nは2以上の整数)の画像信号を
    それぞれ画素数1/Nに圧縮し、前記圧縮されたNコマの
    画像信号を合成して1コマ分の合成画像信号とし、前記
    合成画像信号を符号化した上で記録媒体に記録または伝
    送媒体中へ伝送し、前記記録媒体または前記伝送媒体よ
    り再生または受信した前記合成画像信号を復号化し、該
    復号化処理の途中でまたは終了後にフレームメモリに蓄
    積し、前記フレームメモリより前記圧縮されたNコマの
    画像信号を所定の順序で1コマずつ1フレーム周期毎に
    読み出すことを特徴とする画像処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2638799B2 (ja) * 1987-04-06 1997-08-06 キヤノン株式会社 ビデオ再生装置
JPS6437187A (en) * 1987-08-03 1989-02-07 Nippon Telegraph & Telephone Method and equipment for processing image transmission

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