JP3804467B2 - 動画像可変速度再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録された動画像信号を再生して表示装置等に動画像を出力する際に、その動画像本来の再生速度と等速(通常の再生速度)、または異なった速度(可変速度)に設定された再生速度にて動画像を出力する動画像可変速度再生装置に関するものであり、特に飛越し走査画像として出力する動画像可変速度再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
<可変速度再生>
VTRやビデオディスクなどの蓄積メディアの再生においては、通常の等速度再生(その動画像本来の再生速度による再生)のほかに、可変速度再生が行われる。可変速度は静止からスロー(1/10から1/2程度)など通常の再生より速度を落とす場合と、2倍速から高速画像サーチ(5倍から50倍程度)など通常の再生より速度を速める場合とがある。
【0003】
いずれの場合でも、出力される画像信号の形態は通常の等速度再生と同じである必要があり、画像レートは毎秒60フィールドなど所定値であるので、再生速度を落とす場合はその再生速度に応じて同じ画像が繰り返され、速度を上げる場合はその再生速度に応じて画像が間引かれることになる。
【0004】
一般的な動画像は飛越し走査であるが、60分の1秒毎に存在する各フィールドは、等速度再生の場合に、奇数偶数の関係(パリティ)が正常になる(奇数フィールドと偶数フィールドとが交互に並んだ状態となる)ようになっている。従って、可変速度にすると(即ち同じフィールドの繰り返しや、フィールドの間引きが行われると)パリティが崩れることが多く、この場合、本来と逆パリティのフィールドが表示されることになる。
<従来例可変速度再生装置>
図4は可変速度再生装置の従来例構成を示したものである。
【0005】
画像信号記録媒体7から信号読み取り器8で画像信号が読み取られる。読み取りの速度は、速度情報入力端子9より与えられる再生速度に関する情報である速度情報に応じた速度で行われる。通常の等速度再生の場合、得られた画像信号は、復号化器1で飛越し走査画像として再生される。その再生飛越し走査画像は画像選択器41で一時保持された後に、出力用飛越し走査画像に同期してフィールド画像を得て(出力用飛越し走査画像のフォーマットに合わせた画像を得て)、通常の飛越し走査画像として画像出力端子6より出力される。
【0006】
ここで、再生速度が等速度より速い場合は、復号化器1で一部の画像のみが再生され、フィールド単位で画像が間引かれる。一方、スロー再生の場合は、実時間より低速度で復号すればよいので、すべての画像が再生され、画像選択器41で保持され、画像選択器41に供給される速度情報に応じて同じフィールドが繰り返し出力される。
【0007】
1/2倍速及び2倍速再生時の走査線の様子を図5に示す。図5で丸(○)は走査線であるが、破線のものは本来の表示位置と異なる走査線であり、矢印は上下への移動を示す。この走査線は本来とパリティが逆となっている。1/2倍速及び2倍速のいずれの場合も半分のフィールドでパリティが反転する。
【0008】
なお、3倍速、5倍速、7倍速など、ちょうど奇数倍速の場合のみパリティは正常となるが、復号化処理の能力から一部の画像しか再生されないので、必ずしも適切なフィールドの画像が得られない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来の可変速度再生装置は、設定された再生速度によっては飛越し走査画像のパリティが反転して出力されるので、解像度低下、エリアッシング(斜め線が階段状になるなどの画質劣化)、画像の垂直方向の振動が起こっていた。設定可能な再生速度を正しいパリティとなる速度のみとすると、再生可能な速度は極めて限定されることになる。
【0010】
本発明は以上の点に着目してなされたもので、記録された動画像信号から動画像を再生し、その動画像本来の再生速度と異なった速度に設定された再生速度にて動画像(飛越し走査画像)を出力させる場合(即ち可変速度再生時)においても、適正なパリティの飛越し走査画像が得られる動画像可変速度再生装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
そこで、上記課題を解決するために本発明は、以下の装置を提供するものであ。
(1) 記録された動画像信号から動画像を再生し、その動画像本来の再生速度と等速または異なった速度に設定された再生速度にて動画像を出力する動画像可変速度再生装置であって、
前記記録された動画像信号を前記設定された再生速度に応じて再生し、再生飛越し走査画像を得る画像再生手段であり、前記設定された再生速度が前記動画像本来の再生速度よりも速い所定の再生速度までは、すべての画像を再生して連続した再生飛越し走査画像を得る画像再生手段と、
前記再生飛越し走査画像を走査線変換して再生順次走査画像を得る走査線変換手段と、
前記設定された再生速度に応じて、前記再生順次走査画像から表示に用いる動画像をフレーム単位で選択して表示順次走査画像を得る画像選択手段と、
前記表示順次走査画像を、出力させるべき飛越し走査画像の走査線に合わせて走査線間引きし、表示飛越し走査画像を得る走査線間引き手段と、
を備え、
前記設定された再生速度が前記動画像本来の再生速度である場合には、前記再生飛越し走査画像を出力し、前記設定された再生速度が前記動画像本来の再生速度と異なる場合には、前記表示飛越し走査画像を出力する、
ことを特徴とする動画像可変速度再生装置。
(2) 記録された動画像信号から動画像を再生し、その動画像本来の再生速度と等速または異なった速度に設定された再生速度にて動画像を出力する動画像可変速度再生装置であって、
前記記録された動画像信号を前記設定された再生速度に応じて再生し、再生飛越し走査画像を得る画像再生手段であり、前記設定された再生速度が前記動画像本来の再生速度よりも速い所定の再生速度までは、すべての画像を再生して連続した再生飛越し走査画像を得る画像再生手段と、
前記再生飛越し走査画像から、飛越し走査で欠落した位置の走査線を形成し、その形成した走査線により構成される補間飛越し走査画像を得る走査線補間手段と、
出力させるべき飛越し走査画像の走査線と前記設定された再生速度とに応じて、前記再生飛越し走査画像と補間飛越し走査画像とから表示に用いる動画像をフィールド単位で選択して表示飛越し走査画像を得る画像選択手段と、
を備え、
前記設定された再生速度が前記動画像本来の再生速度である場合には、前記再生飛越し走査画像を出力し、前記設定された再生速度が前記動画像本来の再生速度と異なる場合には、前記表示飛越し走査画像を出力する、
ことを特徴とする動画像可変速度再生装置。
(3) 飛越し走査と順次走査のいずれでも再生されうる記録された動画像信号から、動画像を再生し、その動画像本来の再生速度と等速または異なった速度に設定された再生速度にて動画像を出力する動画像可変速度再生装置であって、
前記設定された再生速度が前記動画像本来の再生速度である場合には、前記記録された動画像信号を前記設定された再生速度に応じて再生して再生飛越し走査画像を得、前記設定された再生速度が前記動画像本来の再生速度と異なる場合には、前記記録された動画像信号を再生速度に応じて再生して再生順次走査画像を得る画像再生手段と、
前記設定された再生速度に応じて、前記再生順次走査画像から表示に用いる動画像をフレーム単位で選択して表示順次走査画像を得る画像選択手段と、
前記表示順次走査画像を、出力させるべき飛越し走査画像の走査線に合わせて走査線間引きし、表示飛越し走査画像を得る走査線間引き手段と、
前記設定された再生速度が前記動画像本来の再生速度である場合には、前記再生飛越し走査画像を選択出力し、前記設定された再生速度が前記動画像本来の再生速度と異なる場合には、前記表示飛越し走査画像を選択出力する画像出力手段と、
を備えたことを特徴とする動画像可変速度再生装置。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明は、記録された動画像信号から動画像を再生し、その動画像本来の再生速度と異なった速度に設定された再生速度にて動画像(飛越し走査画像)を出力させる場合(即ち可変速度再生時)において、再生画像を一旦順次走査画像(もしくは順次走査画像と同等の画像)として得る。順次走査画像は飛越し走査画像の両パリティのフィールドを含むことになるので、設定された再生速度にて応じて、その順次走査画像を出力用飛越し走査画像のフォーマットに合うように変換することで、いずれの再生速度でも適正なパリティの飛越し走査画像が得られる。前記動画像本来の再生速度と等速での再生(等速再生)の場合は、通常に再生した再生飛越し走査画像をそのまま出力する。
<第1実施例>
可変速度再生装置の第1実施例について説明する。その構成を図1に示す。図4の従来例と同一構成要素には同一付番を記してある。図1には、図4と比較して、順次走査変換器2、走査線間引き器4、画像スイッチ5が追加されている。また、画像選択器3の動作が異なる。
【0013】
速度情報端子9からは、再生速度に関する情報である速度情報が与えられる。この速度情報は、信号読み取り器8、画像選択器3、画像スイッチ5に供給され、それぞれの動作を制御する。再生速度は静止、スロー(1/10〜1/2倍速)、通常再生(1倍速)、2倍速、高速サーチ(5倍〜50倍速)である。また、正方向のほかに逆方向もある。画像編集を行う場合の再生装置では、1/2〜2倍速もある。編集時間の調整のため等速から数%だけずらされる場合もある。
【0014】
記録媒体7に記録されている信号は飛越し走査画像のものであり、画像フォーマットはNTSC信号や、480i,1080iと呼ばれるディジタル信号である。画像レートはすべて60fps(field per second)であるが、50fps等でも実施可能であることは言うまでもない。記録信号形態はアナログ信号、非圧縮ディジタル信号、フレーム内圧縮符号列、MPEG−2等によるフレーム間圧縮符号列などがあり得る。
【0015】
信号読み取り器8は記録媒体7から信号を読み取り、誤り訂正処理等を行った後に動画像情報の符号列を取り出し、復号化器1に与える。復号化器1は記録形態に適合した復号化処理を行い、再生飛越し走査画像を得て、順次走査変換器2とスイッチ5に与える。
【0016】
等速(1倍速)再生の場合、再生飛越し走査画像は画像スイッチ5を介して、画像出力端子6より出力される。なお、順次走査変換器2、画像選択器3、走査線間引き器4などがスルーになるのなら、画像スイッチ5をなくして、それらを再生飛越し走査が通過するように切り替えても等価である。
【0017】
ここで、信号読み取り器8と復号化器1の処理能力としては、通常再生の2倍速までが可能であるとする。即ち、2倍速まではすべての画像を復号化することが出来るが、2倍より高い速度の場合は、一部のフレームのみ復号化することになる。MPEGの場合は、IピクチャーとPピクチャーまたはIピクチャーのみが復号化される。
【0018】
可変速度再生の場合、復号化器1で得られた再生飛越し走査画像は、順次走査変換器2で走査線補間され、再生順次走査画像となって画像選択器3に与えられる。再生順次走査画像の品質は順次走査変換器2の性能に依存するが、誤補間の少ない動き補償補間処理が行われれば、本来の順次走査とかなり近い画像となる。
【0019】
画像選択器3は、供給される速度情報に応じて、設定される再生速度が等速より遅い時は、再生順次走査画像のフレームの繰り返しを行い、等速より速い時は再生順次走査画像のフレームの間引きを行い、表示順次走査画像を得るものである。フレームの同期を取るために少なくとも1フレーム分の画像は保持できる必要がある。選択された表示順次走査画像は走査線間引き器4で、出力用飛越し走査画像に同期して走査線が間引かれ、表示飛越し走査画像として画像スイッチ5を介して出力される。画像スイッチ5は、供給される速度情報に応じて、可変速度再生時には、走査線間引き器4から出力される表示飛越し走査画像を選択するように切り替わるものである。
【0020】
本実施例における走査線の様子を図6に示す。順次走査化により再生順次走査画像には、元からの円(○)で示された走査線と菱形(◇)で示された補間走査線がある。画像選択は、設定される再生速度が等速より遅い時には、再生順次走査画像における同じフレームが繰り返し選択され、設定される再生速度が等速より速い時には、再生順次走査画像におけるフレームが間引かれて選択される。1/2倍速なら2フレーム連続し、2倍速なら2フレームに1フレームが選択される。この選択された表示順次走査画像が、出力用飛越し走査画像として規則的に走査線が間引かれ表示飛越し走査画像となる。結果として、1/2倍速時は同一フレームの偶数フィールドと奇数フィールドが交互に出力され、2倍速時には偶数フィールドが必ず補間されたものとなっている。
【0021】
このように本実施例では、いずれの再生速度でも、出力用画像として適正なパリティの飛越し走査画像が得られ、解像度低下、エリアッシング、走査線垂直ブレなどの画質劣化のない可変速度再生が可能となる。
<第2実施例>
可変速度再生装置の第2実施例について説明する。その構成を図2に示す。図1の第1の実施例と同一構成要素には同一付番を記してある。図2には、図1と比較して、順次走査変換器2の代わりに走査線補間器21があり、画像選択器3及び走査線間引き器4の代わりに、画像バッファ22及びスイッチ23がある。
【0022】
第2実施例において、第1実施例と異なるのは完全な順次走査画像を作らずに、元画像と補間画像を並列に処理する点である。従って、復号化器1、画像スイッチ5、画像出力端子6、画像信号記録媒体7、信号読取り器8、速度情報入力端子9の動作は第1実施例と同じである。
【0023】
復号化器1は符号列を復号し、再生飛越し走査画像を得て、走査線補間器21、画像バッファ22、画像スイッチ5に与える。
【0024】
走査線補間器21は、再生飛越し走査画像から、飛越し走査で間引かれた位置の走査線に相当する走査線を形成して補間飛越し走査画像を得る。この処理は図1に示す順次走査変換器2の処理の一部である。得られた補間飛越し走査画像は画像バッファ22に与えられる。
【0025】
画像バッファ22及びスイッチ23は供給される速度情報に応じた動作を行う。画像バッファ22は、復号化器1から供給される再生飛越し走査画像と、走査線補間器21から供給される補間飛越し走査画像との両方を保持する。ここで、それぞれの飛越し走査画像は互いに逆パリティである。スイッチ23は、出力用飛越し走査画像となる側のパリティの画像を、バッファ22のふたつの出力より選択する。
【0026】
このように、画像バッファ22及びスイッチ23の動作により、出力用飛越し走査画像の走査線と設定された再生速度とに応じて、再生飛越し走査画像と補間飛越し走査画像とから表示に用いる動画像がフィールド単位で選択されて表示飛越し走査画像が得られる。
【0027】
画像スイッチ5は、供給される速度情報に応じて、可変速度再生時には、スイッチ23から出力される表示飛越し走査画像を選択するように切り替わる。等速(1倍速)再生の場合、復号化器1から出力される再生飛越し走査画像を選択するように切り替わる。
【0028】
この第2実施例においても、可変速度再生時に、出力用画像として適正なパリティの飛越し走査画像が得られ、解像度低下、エリアッシング、走査線垂直ブレなどの画質劣化のない可変速度再生が可能となる。
<第3実施例>
可変速度再生装置の第3実施例について説明する。その構成を図3に示す。図1の第1実施例と同一構成要素には同一付番を記してある。図3には、図1と比較して、順次走査変換器2がなく、復号化器31の動作が異なる。
【0029】
第3実施例において、第1実施例と異なるのは復号化器31で順次走査画像を再生する点である。画像選択器3、走査線間引き器4、スイッチ5、画像出力端子6、画像信号記録媒体7、信号読取り器8、速度情報入力端子9の動作は第1の実施例と同じである。
【0030】
復号化器31及びスイッチ32は供給される速度情報に応じた動作を行う。復号化器31は、符号列を復号し、等速再生の場合は再生飛越し走査画像を得て、スイッチ32を介してスイッチ5に与える。可変速度再生の場合は再生順次走査画像を得て画像選択器3に与える。
【0031】
ここで復号化器31は、所定のタイプの符号列に対し復号処理形態の変更により、飛越し走査画像と順次走査画像との両方を得ることのできるものである。所定のタイプの符号列の具体例としては、MPEG型の高能率符号化で形成された符号列である、IピクチャーとPピクチャーは順次走査の状態で符号化され、Bピクチャーは飛越し走査で符号化されている符号列などが挙げられる。このような符号列を得るための符号化装置、及びその符号列を順次走査画像として再生する復号化装置は、本発明と同一出願人による特開平11−46365号に記載されている。
【0032】
この第3実施例においても、可変速度再生時に、出力用画像として適正なパリティの飛越し走査画像が得られ、解像度低下、エリアッシング、走査線垂直ブレなどの画質劣化のない可変速度再生が可能となる。
【0033】
【発明の効果】
以上の通り、本発明は、記録された動画像信号から動画像を再生し、その動画像本来の再生速度と異なった速度に設定された再生速度にて動画像(飛越し走査画像)を出力させる場合(即ち可変速度再生時)において、再生画像を一旦順次走査画像(もしくは再生飛越し走査画像と補間飛越し走査画像)として得る。順次走査画像は飛越し走査画像の両パリティのフィールドを含むことになるので、設定された再生速度にて応じて、その順次走査画像を出力用飛越し走査画像のフォーマットに合うように変換することで、いずれの再生速度でも適正なパリティの飛越し走査画像が得られる。(もしくは、互いに逆パリティとなる再生飛越し走査画像と補間飛越し走査画像とから、出力用飛越し走査画像となる側のパリティの画像を選択することで、いずれの再生速度でも適正なパリティの飛越し走査画像が得られる。)
もちろん、前記動画像本来の再生速度と等速での再生(等速再生)の場合は、通常に再生した再生飛越し走査画像をそのまま出力する。
【0034】
従って、どのような再生速度においても、出力用画像として適切なパリティの飛越し走査画像が得られ、解像度低下、エリアッシング、走査線垂直ブレなどの画質劣化のない可変速度再生が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例による動画像可変速度再生装置の構成例を示す図である。
【図2】第2実施例による動画像可変速度再生装置の構成例を示す図である。
【図3】第3実施例による動画像可変速度再生装置の構成例を示す図である。
【図4】従来例の動画像可変速度再生装置の構成例を示す図である。
【図5】従来例の動画像可変速度再生での走査線の様子を示す図である。
【図6】実施例の動画像可変速度再生での走査線の様子を示す図である。
【符号の説明】
1、31 復号化器
2 順次走査変換器
3 画像選択器
4 走査線間引き器
5、32 画像スイッチ
6 飛越し走査画像出力端子
7 画像信号記録媒体
8 信号読み取り器
9 速度情報入力端子
21 走査線補間器
22 画像バッファ

Claims (3)

  1. 記録された動画像信号から動画像を再生し、その動画像本来の再生速度と等速または異なった速度に設定された再生速度にて動画像を出力する動画像可変速度再生装置であって、
    前記記録された動画像信号を前記設定された再生速度に応じて再生し、再生飛越し走査画像を得る画像再生手段であり、前記設定された再生速度が前記動画像本来の再生速度よりも速い所定の再生速度までは、すべての画像を再生して連続した再生飛越し走査画像を得る画像再生手段と、
    前記再生飛越し走査画像を走査線変換して再生順次走査画像を得る走査線変換手段と、
    前記設定された再生速度に応じて、前記再生順次走査画像から表示に用いる動画像をフレーム単位で選択して表示順次走査画像を得る画像選択手段と、
    前記表示順次走査画像を、出力させるべき飛越し走査画像の走査線に合わせて走査線間引きし、表示飛越し走査画像を得る走査線間引き手段と、
    を備え、
    前記設定された再生速度が前記動画像本来の再生速度である場合には、前記再生飛越し走査画像を出力し、前記設定された再生速度が前記動画像本来の再生速度と異なる場合には、前記表示飛越し走査画像を出力する、
    ことを特徴とする動画像可変速度再生装置。
  2. 記録された動画像信号から動画像を再生し、その動画像本来の再生速度と等速または異なった速度に設定された再生速度にて動画像を出力する動画像可変速度再生装置であって、
    前記記録された動画像信号を前記設定された再生速度に応じて再生し、再生飛越し走査画像を得る画像再生手段であり、前記設定された再生速度が前記動画像本来の再生速度よりも速い所定の再生速度までは、すべての画像を再生して連続した再生飛越し走査画像を得る画像再生手段と、
    前記再生飛越し走査画像から、飛越し走査で欠落した位置の走査線を形成し、その形成した走査線により構成される補間飛越し走査画像を得る走査線補間手段と、
    出力させるべき飛越し走査画像の走査線と前記設定された再生速度とに応じて、前記再生飛越し走査画像と補間飛越し走査画像とから表示に用いる動画像をフィールド単位で選択して表示飛越し走査画像を得る画像選択手段と、
    を備え、
    前記設定された再生速度が前記動画像本来の再生速度である場合には、前記再生飛越し走査画像を出力し、前記設定された再生速度が前記動画像本来の再生速度と異なる場合には、前記表示飛越し走査画像を出力する、
    ことを特徴とする動画像可変速度再生装置。
  3. 飛越し走査と順次走査のいずれでも再生されうる記録された動画像信号から、動画像を再生し、その動画像本来の再生速度と等速または異なった速度に設定された再生速度にて動画像を出力する動画像可変速度再生装置であって、
    前記設定された再生速度が前記動画像本来の再生速度である場合には、前記記録された動画像信号を前記設定された再生速度に応じて再生して再生飛越し走査画像を得、前記設定された再生速度が前記動画像本来の再生速度と異なる場合には、前記記録された動画像信号を再生速度に応じて再生して再生順次走査画像を得る画像再生手段と、
    前記設定された再生速度に応じて、前記再生順次走査画像から表示に用いる動画像をフレーム単位で選択して表示順次走査画像を得る画像選択手段と、
    前記表示順次走査画像を、出力させるべき飛越し走査画像の走査線に合わせて走査線間引きし、表示飛越し走査画像を得る走査線間引き手段と、
    前記設定された再生速度が前記動画像本来の再生速度である場合には、前記再生飛越し走査画像を選択出力し、前記設定された再生速度が前記動画像本来の再生速度と異なる場合には、前記表示飛越し走査画像を選択出力する画像出力手段と、
    を備えたことを特徴とする動画像可変速度再生装置。
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