JP2000101620A - 無線リング型ネットワークシステム - Google Patents

無線リング型ネットワークシステム

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JP2000101620A
JP2000101620A JP26487298A JP26487298A JP2000101620A JP 2000101620 A JP2000101620 A JP 2000101620A JP 26487298 A JP26487298 A JP 26487298A JP 26487298 A JP26487298 A JP 26487298A JP 2000101620 A JP2000101620 A JP 2000101620A
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Japan
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wireless
communication route
failure
node device
ring
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JP26487298A
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English (en)
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Kazuyoshi Ogura
和芳 小倉
Yoshihisa Nozawa
良寿 野澤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不必要な無線ルートを極力削減することによ
りネットワーク内の干渉雑音を低減し、回線品質を高め
るようにする。 【解決手段】 各ノード装置100a,100b,10
0c,100dは、それぞれ、対向するノード装置との
間で双方向の無線回線を個別に確立可能な無線装置を備
える。伝搬路障害等の無い通常時の通信において、各ノ
ード装置100a,100b,100c,100dは、
それぞれ自装置の無線装置を無線回線211,212,
213,214のみが確立されるように制御する。この
制御によって、リング内には現用通信ルート301が確
保され、例えば、ノード装置100aから送られたデー
タを、該現用通信ルート301を通じてノード装置10
0b→100c→100d→100aの順に伝送するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のノード装置
を該各ノード装置毎に設けられる無線装置を介してリン
グ状に接続して成る無線リング型ネットワークシステム
に係わり、詳しくは、前記無線装置による各ノード装置
間の無線ルート数を減らして干渉雑音を低減するための
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、この種の無線リング型ネットワ
ークシステムの一般的な構成を示す図である。このネッ
トワークシステムは、複数のノード装置100a,10
0b,100c,100dを、これら各ノード装置10
0a,100b,100c,100d毎に設けられる無
線装置によって確立される無線回線によりリング状に接
続し、該リング内で、各ノード装置100a,100
b,100c,100dが中間中継局として動作するこ
とにより通信を行うものである。
【0003】このネットワークシステムにおいて、各ノ
ード装置100a,100b,100c,100dは、
それぞれ自装置の無線装置によって、対向するノード装
置との間で双方向の無線回線を確立できるものである。
【0004】これにより、ネットワーク全体としては、
図5に示す如く、ノード装置100a,100b,10
0c,100d間に、無線回線211,212,21
3,214から成る同図左回りの通信ルート301と、
無線回線221,222,223,224から成る同図
右回りの通信ルート302との双方向の通信ルートが形
成される。
【0005】ここで、通信ルート301は現用の通信ル
ートとして用いられ、通信ルート302は予備の通信ル
ートとして用いられる。すなわち、リング内に伝搬路障
害や装置故障などによる不通区間が発生していない場
合、例えば、ノード装置100aからのデータは現用通
信ルート301を通じてノード装置100b→100c
→100d→100aの順に伝送される。
【0006】これに対し、上記通信中に、例えば図6に
示す如く、ノード装置100dと100a間の伝搬路に
障害(障害発生箇所400として×印で示す)が発生し
た場合、この障害発生箇所400に隣接するノード装置
100dと100aとがそれぞれ現用の通信ルート30
1を予備の通信ルート302に折り返すループバックの
制御が行われる。
【0007】これにより、ノード装置100aと100
d間には、上記障害発生箇所400を迂回した新たな通
信ルート(現用通信ルート301と予備通信ルート30
2のループバック区間)が確立され、該迂回通信ルート
を通じてノード装置100a,100b,100c,1
00d間の通信が維持される。
【0008】このように、この種の従来のネットワーク
システムでは、伝搬路障害や装置故障などによりリング
内に不通区間が発生した場合の迂回通信ルートを確保す
るために、各ノード装置毎に、自装置の無線装置を、現
用通信ルートと予備通信ルートに対応した双方向の無線
ルートが常時利用可能に制御するのが一般的であった。
【0009】このため、リング内に不通区間が発生して
いない場合には必要が無い予備通信ルートに関しても常
時無線送信が行われることになり、その分だけ無線ルー
ト数が増え、ネットワーク内の干渉雑音が増大すること
となった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記従来
の無線リング型ネットワークシステムでは、現用通信ル
ートと予備通信ルートに対応した双方向の無線ルートを
常時利用できるように各ノード装置毎に自装置の無線装
置を制御していたため、無線ルートが多い分だけネット
ワークの干渉雑音が増大し、回線品質を劣化せしめると
いう問題点があった。
【0011】本発明は上記問題点を解消し、不必要な無
線ルートを極力削減することによりネットワーク内の干
渉雑音を低減し、回線品質を高めることのできる無線リ
ング型ネットワークシステムを提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、複数のノード装置を該各ノード
装置毎に設けられる無線装置を介してリング状に接続し
て成る無線リング型ネットワークシステムにおいて、前
記ノード装置は、対向するノード装置との間に双方向の
無線ルートをそれぞれ個別に確立すべく前記無線装置を
制御する制御手段を具備し、通常時、対向するノード装
置間に一方向の無線ルートを確立してリング内通信を行
うことを特徴とする。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、ノード装置は、通信不通による障害の発生を検出す
る障害検出手段と、該障害検出手段の検出結果をリング
内の全ノード装置に通知する通知手段とを具備し、前記
制御手段は、前記通知手段からの通知を基にリング内に
障害が発生したことを認識することにより、既に確立し
ている前記無線ルートに加えて該無線ルートとは逆方向
の無線ルートを確立すべく前記無線装置を制御すること
を特徴とする。
【0014】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、制御手段は、前記通知手段からの通知を基に自装置
が障害発生箇所に隣接していると認識することにより、
前記双方向の無線ルート間を折り返し接続するループバ
ック制御を行うことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明
に係わる無線リング型ネットワークシステムにおける通
常通信ルートの設定例を示す図である。このネットワー
クシステムは、分散配置された複数のノード装置100
a,100b,100c,100dを、これら各ノード
装置100a,100b,100c,100d毎に設け
られる無線装置によって確立される無線回線によりリン
グ状に接続して構成される。
【0016】各ノード装置100a,100b,100
c,100dに設けられる無線装置は、それぞれ、対向
するノード装置との間で双方向の無線回線を確立できる
ものであるが、特に、本発明においては、現用通信ルー
ト301に対応した無線回線と、この現用通信ルート3
01とは逆方向の予備通信ルート(後述する予備通信ル
ート302)に対応した無線回線とをそれぞれ個別に確
立可能な機能構成により実現される。
【0017】そして、本発明のネットワークシステムで
は、図1に示す通常時の通信において、各ノード装置1
00a,100b,100c,100dは、それぞれ自
装置の無線装置を無線回線211,212,213,2
14のみが確立されるように制御する。この制御によっ
て、リング内には現用通信ルート301が確保され、例
えば、ノード装置100aから送られたデータを、該現
用通信ルート301を通じてノード装置100b→10
0c→100d→100aの順に伝送することができ
る。
【0018】この通常時の通信中に、リング内に無線伝
搬路障害または無線装置故障等の通信不通に陥る障害が
発生した場合、該ネットワークシステムでは、当該障害
発生箇所を迂回する迂回通信ルートを確保するための制
御を行う。
【0019】図2は、図1に示す通常時の通信中に、ノ
ード装置100dと100a間に伝搬路障害(障害発生
箇所400として×印で示す)が発生した時の様子を示
している。同図に示す如くの障害の発生時、障害発生箇
所400の下流側に位置するノード装置100aは、例
えば、上流側のノード装置100dからの無線受信出力
が途切れたことを認識することにより、ノード装置10
0dとの間に障害が発生したことを検出する。
【0020】また、このノード装置100aでは、上記
障害発生を検出した後、これまで使用していた現用通信
ルート301を通じて、障害発生箇所400での障害が
発生したことを示す障害通知情報を下流側の各ノード装
置100b,100c、100dに通知する。
【0021】以後、ノード装置100b,100c、1
00dは、上記障害通知情報を受けることにより、これ
まで確立していた現用通信ルートに対応する無線回線に
加えて、更にこれとは逆方向の予備通信ルートに対応す
る無線回線も確立することにより迂回通信ルートを確保
するための制御を行う。
【0022】図3は、図2における障害発生後の迂回通
信ルートの設定例を示す図である。同図において、ノー
ド装置100b,100cは、障害を検出したノード装
置100aから送られてくる上記障害通知情報を受信す
ることにより、これまで使用していた現用通信ルート3
01に対応する無線回線212,213に加えて、該現
用通信ルート301とは逆方向の予備通信ルート302
に対応する無線回線224,223をも確立すべく、自
装置の無線装置をそれぞれ制御する。
【0023】また、障害発生箇所400に隣接するノー
ド装置100dでは、ノード装置100aから送られて
くる上記障害通知情報を受信することにより、これまで
使用していた現用通信ルート301に対応する無線回線
214に加えて、該現用通信ルート301とは逆方向の
予備通信ルート302に対応する無線回線222も確立
すべく自装置の無線装置を制御するとともに、それまで
使用していた現用通信ルート301を新たに確保された
予備通信ルート302に折り返すべく自装置内でのルー
プバックの制御を行う。
【0024】更に、障害発生を検出したノード装置10
0aにおいても、該障害発生を検出した後、これまで使
用していた現用通信ルート301とは逆方向の予備通信
ルート302からのデータ受信にも対処すべく、自装置
内で現用通信ルート301に対して予備通信ルート30
2を折り返すループバックの制御を行う。
【0025】以上の制御によって、このネットワークシ
ステムでは、障害発生箇所400での障害の発生時にお
いても、この障害発生箇所400に隣接するノード装置
100dと100aとで現用通信ルート301が予備通
信ルート302に折り返された迂回通信ルートが確保さ
れる。
【0026】以後、ノード装置100aから送出された
データは、現用通信ルート301を通じてノード装置1
00b→100c→100dと順次伝送された後、該ノ
ード装置100dで予備通信ルート302に折り返さ
れ、更にこの予備通信ルート302を通じて現用通信ル
ート301とは逆の方向に、ノード装置100c→10
0b→100aという順に伝送され、障害発生箇所40
0を迂回した通信の維持が図られる。
【0027】このように、本発明では、伝搬路障害等の
障害が発生していない通常時の通信において、リング内
の各ノード装置100a,100b,100c,100
dが、現用通信ルート301に対応する一方向の無線回
線のみを確立するように自装置の無線装置を制御するよ
うにしたため、現用通信ルート301と予備通信ルート
302に対応した双方向の無線回線を常時確立して通信
を行う従来のネットワークシステムに比べて、ネットワ
ーク内の余分な無線ルートを減らすことができ、その分
だけネットワーク内の干渉雑音を低減して回線品質を良
好に保つことができる。
【0028】次に、本発明に係わるノード装置の構成に
ついて説明する。図4は、本発明に係わるネットワーク
システムに用いられるノード装置100(100a,1
00b,100c,100d)の一実施の形態を示すブ
ロック図である。本実施形態に係わるノード装置100
は、ATM(Asynchronous Transfer Mode:非同期転送
モード)伝送装置11及び無線装置12,13により構
成される。
【0029】ATM伝送装置11は、回線インタフェー
ス(I/F)部111(111-1,111-2,111-
3,111-4)、ATMスイッチ部112、セル分解/
組立部113、端末インタフェース(I/F)部114
及び制御部115を具備して構成される。
【0030】回線インタフェース部111は、収容した
回線との間でATMセルを送受するためのものである。
ATMスイッチ部112は、回線インタフェース部11
1を通じて入力するATMセルを当該入力ポートから所
定の出力ポートへと交換出力するためのスイッチング機
能を備えたものである。
【0031】セル分解/組立部113は、端末インタフ
ェース部114に収容されるローカル通信装置50から
送られてくるデータをATMセルに組み立ててATMス
イッチ部112に送出すると共に、ATMスイッチ部1
12から交換出力されたATMセルを分解し、端末イン
タフェース部114を通じてローカル通信装置50に出
力するものである。
【0032】制御部115は、ATM伝送装置11全体
の動作の制御を行うものである。この制御の1つとし
て、制御部115は、テーブルに記憶されたルーティン
グ情報を参照し、ATMスイッチ部112への入力セル
を、そのセルヘッダ情報に基づき適切な出力ポートへと
ルーティングするATMセル交換処理を行う。
【0033】また、制御部115は、現用通信ルート3
01の受信側の回線インタフェース部111-4の受信信
号の有無により、無線伝搬路障害、または無線装置13
の障害等が発生したか否かを監視し、この結果を基に送
信動作制御部115aからATMスイッチ部112に対
してループバック制御させるように制御する。
【0034】一方、無線装置12,13は、それぞれア
ンテナ121,131、送信制御スイッチ122,13
2、送信回路(TX)123,133、受信回路(R
X)124,134及び障害監視制御部125,135
を具備して構成される。
【0035】また、この無線装置12,13には、それ
ぞれ保守端末60,70が接続可能であり、この保守端
末60,70から、障害監視制御部125,135を介
して送信制御スイッチ132を制御することにより、現
用通信ルート301確立のための設定を行うことができ
る。
【0036】例えば、この保守端末60,70から、図
4に実線で示す如く、無線装置12内で送信制御スイッ
チ122を閉成し、無線装置13内で送信制御スイッチ
132を開成するように設定した場合には、送信回路1
23からスイッチ122を介してアンテナ121より同
図の左側方向に対してのみ無線信号(実線で示す;現用
通信ルート301に対応)を送信可能とすることができ
る。
【0037】この現用通信ルート301が確立された状
態で、無線装置13内の障害監視制御部135は、受信
回路134の受信状態に応じて伝搬路障害等の障害を検
出することにより、送信制御スイッチ132を閉成す
る。これにより、無線装置12内で送信制御スイッチ1
22が閉成され、かつ無線装置13内でも送信制御スイ
ッチ132が閉成(図4に点線で示す位置)された状態
となり、送信回路123からスイッチ122を介してア
ンテナ121より同図の左側方向に対して無線信号を送
信できるのと同時に、同図の右側方向に対しても、送信
回路133からスイッチ132を介してアンテナ131
より無線信号(点線で示す;予備通信ルート302に対
応)を送信可能とすることができる。
【0038】この図4に示す構成を踏まえ、図1におけ
る通常時の通信及び図3における障害発生後の通信にお
ける各ノード装置100a,100b,100c,10
0dの動作について更に詳しく説明する。
【0039】図1における通常時の通信中、各ノード装
置100a,100b,100c,100dでは、現用
通信ルート301に対応する一方向の無線回線211,
212,213,214のみをそれぞれに確立して通信
を行う。
【0040】この通信に際して、リング内の各ノード装
置100a,100b,100c,100dは、それぞ
れ自装置内の無線装置12,13において、障害監視制
御部125,135によりそれぞれ送信制御スイッチ1
22,132を図4に実線で示す如くの態様で切換制御
することで対処できる。この切換制御時、無線装置13
内の送信回路132の無線送信動作が停止されるため、
図4における左側方向への現用通信ルート301に対応
した無線回線のみが確立されることになる。
【0041】この切換制御がなされた状態で、各ノード
装置100a,100b,100c,100dは、それ
ぞれ図4の右側に位置する上流側のノード装置から現用
通信ルート301に対応する無線回線により送られてく
る信号をアンテナ131により受信し、受信回路134
でATMセルとして受信処理した後、回線インタフェー
ス回路111-4を通じてATMスイッチ部112に取り
込む。
【0042】ATMスイッチ部112では、制御部11
5のルーティング制御によって、上記入力セルが回線イ
ンタフェース111-1に対応する出力ポートへと交換出
力される。更に、このATMセルは、送信回路123か
ら送信制御スイッチ122を経てアンテナ121により
同図の左側に位置する下流側のノード装置へと現用通信
ルート301に対応する無線回線を介して中継送信され
る。
【0043】図1における通常時の通信中、例えば図2
に示す如く、ノード装置100dと100a間に例えば
伝搬路障害(障害発生箇所400)が発生した場合、該
ネットワークシステムでは図3に示す如くの迂回通信ル
ートが設定される。
【0044】この図3における迂回通信ルートの設定に
対しては、例えば以下の如くに対処できる。この場合、
まず、障害発生箇所400の下流側に位置するノード装
置100aが当該障害発生を認識する。
【0045】これを、図4に示す構成で説明すると、ノ
ード装置100aにおいては、上述の如く、同図の右側
に位置する上流側のノード装置100dから現用通信ル
ート301に対応した無線回線により送られる無線信号
をアンテナ131,受信回路134を介して受信処理し
ている時、無線装置13内の障害監視制御部135では
この受信回路134の受信出力を監視している。
【0046】そして、上記障害発生箇所400に発生に
よって、この受信回路134の受信出力が消失した場
合、障害監視制御部135ではこれを上流側の伝搬路で
障害が発生したものとして検出し、この検出結果を制御
部115に通知する。なお、本システムにおいて、障害
監視制御部135(125も同様)と制御部115間
を、例えば、RS232C等のインタフェース手段によ
り接続することによって当該通知を実現することができ
る。
【0047】次いで、制御部115では、上記検出結果
に基づき障害が発生したことを認識し、この認識した障
害発生状況を示す障害監視セルを生成した後、該障害監
視セルを、ATMスイッチ部112,回線インタフェー
ス部111-1,送信回路123,送信制御スイッチ12
2,アンテナ121を介して現用通信ルート301に対
応する無線回線により下流側へと送信する。
【0048】一方、ノード装置100aの下流側では、
各ノード装置100b,100c,100dが上記障害
監視セルを受信することにより以下の如く動作する。こ
れを、図4に示す構成で説明すると、ノード装置100
b,100c,100dは、同図の右側に位置する上流
側のノード装置からの無線信号をアンテナ131により
受信し、受信回路134で障害監視セルを受信処理し、
回線インタフェース部111-4、ATMスイッチ部11
2を通じて制御部115に取り込む。
【0049】この時、障害監視制御部135は、受信回
路134からの障害監視セルを受信し、この障害監視セ
ルを基に障害が発生したことを認識し、無線装置13内
の送信制御スイッチ132(送信制御スイッチ122は
既に閉成されている)を閉成するように切換制御する。
【0050】この切換制御により、ノード装置100
b,100c,100dでは、現用通信ルート301に
対応する同図左側方向への無線回線(実線で示す)の他
に、更に予備通信ルート302に対応する同図右側方向
への無線回線(点線で示す)も確立できる。
【0051】従って、この様な切換制御を各ノード装置
100b,100c,100dで行った後には、図3に
示す如く、同図の左回りの各無線回線211,212,
213に加えて、更に右回りの各無線回線222,22
3,224も確立でき、これにより現用通信ルート30
1及び予備通信ルート302から成る迂回通信ルートを
設定できる。
【0052】なお、この迂回通信ルートの設定に際して
は、障害発生箇所400に隣接するノード装置100d
と100aにおいて、現用通信ルート301を予備通信
ルート302に折り返すためのループバックの制御を行
う必要がある。このループバック制御に対しては、例え
ば、ATMスイッチ部112のルーティング制御により
対処できる。
【0053】これを、図4に示す構成で説明すると、例
えば、ノード装置100dにおけるループバックは以下
の如くに実現できる。すなわち、ノード装置100dで
は、障害監視制御部135で障害監視セルを取り込むこ
とにより障害の発生を認識し、送信制御スイッチ132
を閉成する(送信制御スイッチ122は既に閉成されて
いる)ことにより、同図右側の下流側ノード装置100
c間に現用通信ルート301に対応する無線回線(実線
にて示す)に加えて予備通信ルート302に対応する無
線回線(点線にて示す)も確立した後、このノード装置
100cから現用通信ルート301に対応する無線回線
により送られてくる無線信号をアンテナ131で受信
し、受信回路134でATMセルとして受信処理する。
更に、この受信されたATMセルを回線インタフェース
部111-4を通じてATMスイッチ部112に取り込
み、ここで該ATMセルを端末インタフェース部111
-3に対応する出力ポートへと交換出力し、端末インタフ
ェース部111-3、送信回路133、送信制御スイッチ
132を介してアンテナ131より予備通信ルート30
2に対応する無線回線(点線にて示す)に送出すること
でループバックが実現できる。
【0054】また、ノード装置100aでは、上述の如
く障害監視制御部135によって障害発生箇所400で
の障害の発生を検出し、この検出結果を認識した制御部
115から障害監視セルを同図に左側に位置する下流側
ノード装置100bに対して現用通信ルート301に対
応する無線回線により送信した後、この下流側のノード
装置100bから自ノード装置100aに対して送信開
始される予備通信ルート302に対応する無線回線(同
図に点線で示す)により送られてくる信号をアンテナ1
21で受信し、受信回路124で受信処理する。その
後、この受信されたATMセルを回線インタフェース部
111-2を通じてATMスイッチ部112に取り込み、
ここで該ATMセルを端末インタフェース部111-1に
対応する出力ポートに交換出力し、端末インタフェース
部111-1、送信回路123、送信制御スイッチ122
を介してアンテナ121より予備通信ルート302に対
応する無線回線(同図に点線で示す)に送出することで
ループバックが実現できる。
【0055】なお、ネットワーク内の干渉雑音を低減す
るという観点からは、例えば、図3における迂回通信ル
ートの設定後、障害発生箇所400に隣接するノード装
置10dが、使用不能となった無線回線214の送信を
停止するように制御するようにしても良い。この他、本
発明は上記主旨を逸脱しない範囲内で種々の変形あるい
は応用が可能であることは言うまでもない。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ノード装置に、対向するノード装置との間の双方向の無
線ルートをそれぞれ個別に確立すべく無線装置を制御す
る制御手段を設け、通常時、対向するノード装置間に一
方向の無線ルートを確立してリング内通信を行うように
したため、伝搬路障害等による不通区間が無い通常時の
通信に際しては、予備通信ルートに対応する無線ルート
を減らすことによってネットワーク内の干渉雑音を低減
でき、これによって回線品質を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるネットワークシステムの通常通
信ルートの設定例を示す図。
【図2】通常通信ルート上での障害発生状況を示す図。
【図3】障害発生後の迂回通信ルートの設定例を示す
図。
【図4】本発明に係わるノード装置の一実施形態を示す
ブロック図。
【図5】従来のネットワークシステムの通常通信ルート
の設定例を示す図。
【図6】従来のネットワークシステムの障害発生後の迂
回通信ルートの設定例を示す図。
【符号の説明】
100a,100b,100c,100d ノード装置 11 ATM伝送装置 111-1,111-2,111-3,111-4 回線インタ
フェース(I/F)部 112 ATMスイッチ部 113 セル分解/組立部 114 端末インタフェース(I/F)部 115 制御部 115a 送信動作制御部 12,13 無線装置 121,131 アンテナ 122,132 送信制御スイッチ 123,133 送信回路(TX) 124,134 受信回路(RX) 125,135 障害監視制御部 50 ローカル通信端末 60,70 保守端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K030 GA12 JL01 LB08 MB04 MD01 5K031 AA07 AA08 AA10 DA12 DA20 EA01 EB02 EB11 EB15 5K033 AA05 AA06 AA07 DA14 DA17 EA02 EA04 EB02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のノード装置を該各ノード装置毎に
    設けられる無線装置を介してリング状に接続して成る無
    線リング型ネットワークシステムにおいて、 前記ノード装置は、対向するノード装置との間に双方向
    の無線ルートをそれぞれ個別に確立すべく前記無線装置
    を制御する制御手段を具備し、 通常時、対向するノード装置間に一方向の無線ルートを
    確立してリング内通信を行うことを特徴とする無線リン
    グ型ネットワークシステム。
  2. 【請求項2】 ノード装置は、通信不通による障害の発
    生を検出する障害検出手段と、該障害検出手段の検出結
    果をリング内の全ノード装置に通知する通知手段とを具
    備し、 前記制御手段は、前記通知手段からの通知を基にリング
    内に障害が発生したことを認識することにより、既に確
    立している前記無線ルートに加えて該無線ルートとは逆
    方向の無線ルートを確立すべく前記無線装置を制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の無線リング型ネットワ
    ークシステム。
  3. 【請求項3】 制御手段は、前記通知手段からの通知を
    基に自装置が障害発生箇所に隣接していると認識するこ
    とにより、前記双方向の無線ルート間を折り返し接続す
    るループバック制御を行うことを特徴とする請求項2記
    載の無線リング型ネットワークシステム。
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