JP2000101585A - 無線リング型ネットワークシステム - Google Patents

無線リング型ネットワークシステム

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JP2000101585A JP26487198A JP26487198A JP2000101585A JP 2000101585 A JP2000101585 A JP 2000101585A JP 26487198 A JP26487198 A JP 26487198A JP 26487198 A JP26487198 A JP 26487198A JP 2000101585 A JP2000101585 A JP 2000101585A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベースノード装置から制御不能となった孤立
エリア内のノード装置の無用な無線電波送信を規制し、
周辺に対する無線電波干渉を防止する。 【解決手段】 ネットワーク内で、ノード装置100a
の無線装置120aとノード装置100eの無線装置1
10eが故障すると、ノード装置100b,100c,
100dがベースノード装置200の制御下から孤立し
た状態となる。この場合、該孤立エリアの末端のノード
装置100bと100dは、自装置のループバック中
に、他ノード装置からの障害通知セルを受信することに
より、孤立状態となったことを認識し、それぞれ自装置
の無線装置の送信動作を停止する。また、該孤立エリア
内のノード装置100cは、ノード装置100bまたは
ノード装置100dからその送信動作停止前に送出され
る障害通知セル(孤立状態が検出されたことを示す)を
受信し、自装置の無線装置の送信動作を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のノード装置
と、これら各ノード装置を制御するベースノード装置と
を無線装置を介してリング状に接続して成る無線リング
型ネットワークシステムに係わり、詳しくは、前記ベー
スノード装置から制御不能な孤立したエリア内の各ノー
ド装置の無線電波送信による干渉を防止するための改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、この種の無線リング型ネットワ
ークシステムの一般的な構成を示す図である。このネッ
トワークシステムにおいて、ベースノード装置BN(符
号200で示す)は、無線装置210及び220を具備
し、広域網300と有線回線を介して接続されている。
また、リングノード装置RN1(同、100aで示
す),RN2(同、100bで示す),RN3(同、1
00cで示す),RN4(同、100dで示す),RN
5(同、100eで示す)は、それぞれ、無線装置(1
10a,120a)、(110b,120b)、(11
0c,120c)、(110d,120d)、(110
e,120e)を具備している。
【0003】すなわち、このネットワークシステムは、
ベースノード装置200とリングノード装置(以下、単
にノード装置という)100a,100b,100c,
100d,100eが、これら各ノード毎に設けられる
無線装置によりリング状に接続され、加入者系ネットワ
ーク(広域網300)の拠点に設置されたベースノード
装置200が、このリングネットワークの核となって、
各ノード装置100a,100b,100c,100
d,100eを経由した通信を行うべく当該各ノード装
置100a,100b,100c,100d,100e
の制御を行う構成により実現されている。
【0004】ここで、ベースノード装置200に設けら
れる無線装置210,220、及び各ノード装置100
a,100b,100c,100d,100e毎に設け
られる無線装置(110a,120a)、(110b,
120b)、(110c,120c)、(110d,1
20d)、(110e,120e)は、それぞれ対向す
るノード装置との間で、双方向の無線回線を確立できる
ものである。
【0005】これにより、このネットワーク全体として
は、ベースノード装置200,ノード装置100a,1
00b,100c,100d,100eから成るリング
内に、例えば同図右回りの通信ルート及び同図左回りの
通信ルートの双方向の通信ルートが形成される。ここ
で、右回りの通信ルートは例えば現用の通信ルートとし
て用いられ、左回りの通信ルートは予備の通信ルートと
して用いられる。
【0006】これら現用と予備の双方向の通信ルートを
持つことにより、通常は、現用の通信ルートを用いてリ
ング内の通信を行い、この通信中にある無線区間で無線
通信断の障害が発生した場合には、該障害区間に隣接す
る2つのノード装置が共に現用通信ルートを予備通信ル
ートへとループバックを行うことにより、迂回通信ルー
トを形成して通信を維持することができる。
【0007】しかしながら、上記通常時の通信中に、例
えば、図5に示す如く、ノード装置100aの無線装置
120aとノード装置100eの無線装置110eが故
障した場合、リングノード装置200から見てこれらノ
ード装置100a及びノード装置100eの遠方にある
ノード装置100b,100c,100dは、このベー
スノード装置200との間の通信ルートが絶たれ、該ベ
ースノード装置200により制御不能な状態に陥る。
【0008】この種の従来のネットワークシステムで
は、かかる状況下においても、ベースノード装置200
から制御不能となって孤立したエリア内において、例え
ば、該孤立エリアの末端にあるノード装置100bとノ
ード装置100dとがそれぞれ上述したループバックを
行うことにより迂回通信ルートを形成し、この迂回通信
ルートにより通信を行うべく、孤立エリア内の各ノード
装置100b,100c,100dが、正常状態として
それぞれ自装置の無線装置(110b,120b)、
(110c,120c)、(110d,120d)から
無線電波を送信し続けるように動作するようになってい
た。
【0009】この場合、上記孤立エリア内の各ノード装
置100b,100c,100dが、ベースノード装置
200からの制御が行えないままに無線電波の送信を続
ける結果、他の無線装置に対して無線電波干渉を与える
危険性が高く、システム運用上、好ましくなかった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記従来
の無線リング型ネットワークシステムでは、ベースノー
ド装置との通信ルートが絶たれ、該ベースノード装置か
ら制御不能な孤立エリアが生じた場合にも、該孤立エリ
ア内の各ノード装置が、正常状態として無線装置からの
無線電波の送信を続行する構成であったため、上記孤立
エリア内の各ノード装置がベースノード装置からの制御
が行えないままに無線電波の送信を続ける結果、他の無
線装置に対して無線電波干渉を与える危険性が高いとい
う問題点があった。
【0011】本発明は上記問題点を解消し、ベースノー
ド装置から制御不能となった孤立エリア内のノード装置
の無用な無線電波送信を規制し、他の無線装置に対する
無線電波干渉を防止できる無線リング型ネットワークシ
ステムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、複数のノード装置と、これら各
ノード装置を制御するベースノード装置とを無線装置を
介してリング状に接続して成る無線リング型ネットワー
クシステムにおいて、前記ノード装置は、前記ベースノ
ード装置の制御下から孤立した状態となったことを検出
する検出手段と、前記検出手段で前記孤立状態となった
ことが検出されることにより、自装置の無線装置の送信
動作を停止する送信動作制御手段とを具備することを特
徴とする。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、ノード装置は、対向するノード装置との間に無線通
信断となる障害が発生することにより該無線通信断とな
った側の反対側に通信ルートをループバックするループ
バック制御手段と、前記無線通信断となったことを示す
障害通知情報を前記通信ルートを介して送出する障害通
知手段とを具備し、前記検出手段は、自装置がループバ
ック中に、他のノード装置からの前記障害通知情報を受
信することにより前記孤立状態となったことを検出する
ことを特徴とする。
【0014】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、ノード装置は、前記無線装置の送信動作を停止する
のに先立って、前記孤立状態となった旨を示す状態検出
情報を送出する状態検出情報通知手段を具備し、前記検
出手段は、自装置が非ループバック中に、他のノード装
置からの前記状態検出情報を受信することにより前記孤
立状態となったことを検出することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明
に係わる無線リング型ネットワークシステムにおける正
常時の通信ルートの設定例を示す図である。このネット
ワークシステムでは、図5における従来システムと同様
な部分には同一の符号を付している。
【0016】このネットワークシステムは、広域網30
0に接続されるベースノード装置200と、複数のリン
グノード装置100a,100b,100c,100
d,100eとが、これらベースノード装置200及び
各ノード装置100a,100b,100c,100
d,100e毎に設けられる無線装置によって確立され
る無線回線によりリング状に接続して構成されものであ
り、その基本構成は上記従来システムと同様である。
【0017】ベースノード装置200及び各ノード装置
100a,100b,100c,100d,100eに
設けられる無線装置は、それぞれ、対向するノード装置
との間で双方向の無線回線を確立できるものである。
【0018】これにより、このネットワークシステムで
は、例えば同図右回りの現用の通信ルートと同図左回り
の予備の通信ルートによって成る双方向の通信ルートを
持つことになる。
【0019】図1に示す如くの正常時の通信において、
上記現用の通信ルート上では、ベースノード装置200
からのデータがノード装置100a,100b,100
c,100d,100eという順に伝送される。この
時、同図左回りの予備の通信ルート上では、ノード装置
100e,100d,100c,100b,100aと
いう順で、現用ルートと同様のデータあるいは空のデー
タが伝送される。
【0020】ここで、上記現用の通信ルートと予備の通
信ルートを理解し易くするために、本システムに係わる
ノード装置及び該装置に設けられる無線装置の構成につ
いて説明する。
【0021】図2は、本発明に係わるネットワークシス
テムに用いられるノード装置100の構成を説明するた
めの図で、リングノード装置100(100a,100
b,100c,100d,100e)及びこれら各ノー
ド装置に設けられる無線装置110,120〔(110
a,120a),(110b,120b),(110
c,120c),(110d,120d),(110
e,120e)〕から構成されている。
【0022】このシステムにおいては、リングノード装
置100として、ATM(Asynchronous Transfer Mod
e:非同期転送モード)伝送装置が用いられる例につい
て説明するが、これに限られず、同期転送モード(ST
M)の信号を伝送する装置であってもかまわない。
【0023】ATM伝送装置100は、回線インタフェ
ース(I/F)部101(101-1,101-2,101
-3,101-4)、ATMスイッチ部102、セル分解/
組立部103、端末インタフェース(I/F)部104
及び制御部105を具備して構成される。
【0024】回線インタフェース部101は、収容した
回線との間でATMセルを送受するためのものである。
ATMスイッチ部102は、回線インタフェース部10
1を通じて入力するATMセルを当該入力ポートから所
定の出力ポートへと交換出力するためのスイッチング機
能を備えたものである。
【0025】セル分解/組立部103は、端末インタフ
ェース部104に収容されるローカル通信装置50から
送られてくるデータをATMセルに組み立ててATMス
イッチ部102に送出すると共に、ATMスイッチ部1
02から交換出力されたATMセルを分解し、端末イン
タフェース部104を通じてローカル通信装置50に出
力するものである。
【0026】制御部105は、ATM伝送装置100全
体の動作制御を行うものである。この制御の1つとし
て、制御部105は、テーブルに記憶されたルーティン
グ情報を参照し、ATMスイッチ部102への入力セル
を、そのセルヘッダ情報に基づき適切な出力ポートへル
ーティングするATMセル交換処理を行う。
【0027】また、この制御部105は、無線装置11
0及び120内に設けられた障害検出部114,124
の検出結果を受け取ることにより無線通信断となる障害
を認識し、無線通信断となる障害が発生した側の反対側
で現用の通信ルートを予備通信ルートに折り返して接続
するループバックの制御を行う。
【0028】更に、この制御部105は、無線装置11
0の受信回路113、及び無線装置120の受信回路1
23の双方が、受信信号を受信できない状態になったこ
とにより、自装置がベースノード装置200の制御から
孤立した状態となったことを認識すると、送信側の回線
インタフェース部101-1、101-3の出力信号の送出
を停止させることにより、無線装置110及び120の
送信動作を停止させる制御を行う。
【0029】一方、無線装置110,120は、それぞ
れアンテナ111,121、送信回路(TX)112,
122及び受信回路(RX)113,123、障害検出
部114,124を具備して構成される。特に、本発明
において、送信回路112,122は、ATM伝送装置
100の送信側の回線インタフェース部101-1、10
1-3から信号が伝送されない時には、送信を停止させる
機能を有している。
【0030】なお、特に図示はしないが、ベースノード
装置200及びこれに接続される無線装置210,22
0の構成も、それぞれ、図2におけるノード装置100
及び無線装置110,120と基本的には同様のもので
実現できる。
【0031】この図2に示すノード装置100及び無線
装置110,120の構成を踏まえ、図1における正常
時の通信動作について更に詳しく説明する。
【0032】図1における正常時の通信中、各ノード装
置100a,100b,100c,100d,100e
では、現用通信ルート(例えば、同図の右回り方向)に
対応する無線回線及び予備通信ルート(例えば、同図の
左回り方向)に対応する無線回線を確立している。
【0033】この状態での通信における例えばノード装
置100aでの動作を図2の構成で説明すると、同図の
左側に位置するベースノード装置200の無線装置22
0から現用通信ルートに対応する無線回線により送られ
てくる信号はアンテナ111により受信され、受信回路
113でATMセルとして受信処理された後、回線イン
タフェース回路101-2を通じてATMスイッチ部10
2に入力される。
【0034】ATMスイッチ部102では、制御部10
5のルーティング制御によって、上記入力セルが回線イ
ンタフェース101-3に対応する出力ポートへと交換出
力される。更に、このATMセルは、送信回路122か
らアンテナ121により同図の右側に位置するノード装
置100bの無線装置110bへと現用通信ルートに対
応する無線回線を介して中継送信される。
【0035】これに対し、同図の右側に位置するノード
装置100bの無線装置110bから予備通信ルートに
対応する無線回線により送られてくる信号(例えば、空
のセル)はアンテナ121により受信され、受信回路1
23でATMセルとして受信処理された後、回線インタ
フェース回路101-4を通じてATMスイッチ部102
に入力される。
【0036】ATMスイッチ部102では、制御部10
5のルーティング制御によって、上記入力セルが回線イ
ンタフェース101-1に対応する出力ポートへと交換出
力される。更に、このATMセルは、送信回路112か
らアンテナ111により同図の左側に位置するベースノ
ード装置200の無線装置220へと予備通信ルートに
対応する無線回線を介して中継送信される。
【0037】他の、ノード装置100b,100c,1
00d、100e、及びベースノード装置200におい
ても同様の中継送信が行われる。
【0038】さて、図1における正常時の通信中、例え
ば図3に示す如く、ノード装置100aの無線装置12
0aが故障した場合、該ネットワークシステムでは、こ
の故障により無線通信断となった箇所に隣接するノード
装置100aと100bとが現用通信ルートを予備通信
ルートに折り返し接続するループバックを行うことによ
り迂回通信ルートを確立する。
【0039】この場合における例えばノード装置100
bの動作について図2の構成で説明すると、正常時の通
信中、無線装置110(110b)内の障害検出部11
4では受信回路113の受信状況を監視しており、上記
無線通信断によって、この受信回路113の受信出力が
消失した場合、これを無線装置110aとの間の無線区
間が無線通信断となったものとして検出する。
【0040】この検出結果は、制御部105に通知され
る。なお、本システムにおいて、障害検出部114(1
24も同様)と制御部105間を、例えば、RS232
C等のインタフェース手段により接続することによって
当該通知が実現できる。
【0041】制御部105では、この検出結果を基に、
同図左側に位置するノード装置100aとの間が無線通
信断となったことを認識すると、同図右側に位置するノ
ード装置100cから予備通信ルートに対応する無線回
線により送られてくる無線信号を無線装置120(12
0b)のアンテナ121で受信し、受信回路123でA
TMセルとして受信処理する。更に、この受信されたA
TMセルを回線インタフェース部101-4を通じてAT
Mスイッチ部102に取り込み、ここで該ATMセルを
端末インタフェース部101-3に対応する出力ポートへ
と交換出力し、端末インタフェース部101-3、送信回
路122を介してアンテナ121より現用の通信ルート
に対応する無線回線に送出するという動作制御により通
信ルートのループバックを行う。
【0042】この時の無線通信断の区間に隣接するもう
一方のノード装置100aにおいても、同様の制御によ
って、ベースノード装置200からの現用の通信ルート
をベースノード装置200への予備の通信ルートへと折
り返すループバックの制御を行う。
【0043】これにより、図3に示す如くの無線通信断
区間が発生した場合においても、この無線通信断区間に
隣接するノード装置100aと100b間に上記無線通
信断区間を迂回した迂回通信ルートを確立して通信を救
済することができる。
【0044】なお、このループバック制御の実行時、ノ
ード装置100bでは、制御部105において、例えば
どの機能に障害が発生したかを示す機能識別情報とその
機能の障害状況を示す障害検出情報とから成る障害通知
セルを生成し、現用の通信ルートを通じて送信する。こ
の障害通知セルは、ノード装置100c,100d,1
00eを通じてベースノード装置200まで伝送され
る。同様に、ノード装置100aでも障害通知セルを生
成し、ループバックした予備の通信ルートを通じてベー
スノード装置200へ送信する。
【0045】ベースノード装置200では、この障害通
知セルの内容を解析することによりノード装置100a
と100b間が無線通信断となったことを認識し、これ
以降のリングの管理に役立てる。
【0046】次に、図1における正常時の通信中、例え
ば図4に示す如く、ノード装置100aの無線装置12
0aとノード装置100eの無線装置110eが故障し
た場合について考える。
【0047】この場合、本ネットワークシステムでは、
これら無線装置120aと110eの故障により無線通
信断となった各区間に隣接するノード装置100aと1
00eは、それぞれ上述した如くのループバック制御に
よりベースノード装置200側にループバックを行うこ
とにより該ベースノード装置200を経由した迂回通信
ルートを形成し、このベースノード装置200の制御下
で通信を維持できる。
【0048】これに対して、上記無線通信断となった各
区間に隣接するもう一方のノード装置100bと100
dでは、上述したノード装置100a及び100eでの
ベースノード装置200側へのループバックにより該ベ
ースノード装置200との通信ルートが絶たれ、当該ベ
ースノード装置200の制御下から孤立した状態とな
る。
【0049】この場合、ベースノード装置200が制御
不能な孤立エリア内の各ノード装置100b、100
c、100dは、それぞれ自装置がベースノード装置2
00から孤立した状態となったことを認識し、それぞれ
自装置の無線装置(110b,120b),(110
c,120c),(110d,120d)の無線送信動
作を停止させるように制御する。
【0050】以下、この制御の一例について説明する。
まず、上述した如く、ノード装置100aの無線装置1
20aとノード装置100eの無線装置110eが故障
した場合、この故障した無線装置120aと110eに
対向するノード装置100bと100dとは、それぞれ
自装置の無線装置110bと120d内の障害検出部1
14と124から無線通信断となる障害の検出結果を受
けることにより、それぞれ当該無線通信断となった区間
とは反対側のノード装置100c側にループバックを行
う。
【0051】この時のノード装置100bにおける動作
を図2の構成で説明すると、同図の左側に位置するノー
ド装置100aの無線装置120aの故障により該無線
装置120aからの無線信号(現用の通信ルートを通じ
た無線信号)が途切れるのに伴って、自装置の無線装置
110(110b)における受信回路113の受信出力
が消失することにより、障害検出部114でノード装置
100bとの間の無線区間が不通になったことが検出さ
れる。
【0052】この障害検出部114の検出結果は、ノー
ド装置100bの制御部105に通知される。制御部1
05は、この検出結果を基に、同図左側に位置するノー
ド装置100aとの間の無線区間が不通となったことを
認識し、同図の右側に位置するノード装置100c側に
対して通信ルートのループバックを行う。また、このル
ープバック制御時、制御部105は、このループバック
の原因となった障害の内容(障害に発生した機能及びそ
の能の障害状況)を示す障害通知セルを生成し、ノード
装置100c側へと送信する。
【0053】また、この時のノード装置100dにおけ
る動作を図2の構成で説明すると、同図の右側に位置す
るノード装置100eの無線装置110eの故障により
該無線装置110eからの無線信号(予備の通信ルート
を通じた無線信号)が途切れるのに伴って、自装置の無
線装置120(120d)における受信回路123の受
信出力が消失することにより、障害検出部124でノー
ド装置100eとの間の無線区間が不通になったことが
検出される。
【0054】この障害検出部124の検出結果は、ノー
ド装置100dの制御部105に通知される。制御部1
05は、この検出結果を基に、同図右側に位置するノー
ド装置100eとの間の無線区間が不通となったことを
認識し、同図の左側に位置するノード装置100c側に
対して通信ルートのループバックを行う。また、このル
ープバック制御時、制御部105は、このループバック
の原因となった障害の内容(障害に発生した機能及びそ
の能の障害状況)を示す障害通知セルを生成し、ノード
装置100c側へと送信する。
【0055】ところで、上記の如く、例えば、ノード装
置100bでループバックがなされた時、もし、ノード
装置100dと100e間で無線通信断の区間がなかっ
た場合には、このループバックに伴いノード装置100
bより送信された障害通知セルはベースノード装置20
0まで伝送され、以後、当該ループバックにより確保さ
れた迂回通信ルートにより通信を続行できることにな
る。
【0056】しかしながら、図4に示す如くの障害発生
時には、ノード装置100bから見たベースノード装置
200との間の迂回通信ルート中で、ノード装置100
dと100e間も無線通信断の障害を発生しているた
め、ノード装置100bから送出された障害通知セル
は、ベースノード装置200まで伝送されることはな
い。
【0057】しかも、この場合には、ノード装置100
dと100e間における無線通信断の発生によって、ノ
ード装置100dも、対向するノード装置100eと反
対側のノード装置100c側にループバックを行い、か
つこのループバックに伴いノード装置100c側に障害
通知セルを送出する動作を行っている。
【0058】これにより、ノード装置100bは、自装
置におけるループバック時、自装置とベースノード装置
200間の迂回通信ルート中のノード装置100dから
の障害通知セルを受信することになる。
【0059】この動作を利用することで、ノード装置1
00dでは、自装置におけるループバック時、このルー
プバックにより確立された迂回通信ルートを通じて他の
ノード装置(100d)からの障害通知セルを受信した
ことを監視することにより、自装置がベースノード装置
200の制御から孤立した状態となったことを認識する
ことができる。
【0060】同様に、ノード装置100dにおいても、
自装置のループバック時、このループバックにより確立
された迂回通信ルートを通じて他のノード装置(100
b)からの障害通知セルを受信したことを監視すること
により、自装置がベースノード装置200の制御から孤
立した状態となったことを認識することができる。
【0061】上記の如く、ベースノード装置200の制
御から孤立した状態であることを認識した後、ノード装
置100b及び100dでは、この認識結果を孤立エリ
ア内の各ノード装置に通知し、かつ自装置における無線
装置(110b,120b)及び(110d,120
d)の無線送信動作を停止すべく制御する。
【0062】この時のノード装置100bにおける動作
を図2の構成で説明すると、同図の左側に位置するノー
ド装置100aとの間の無線区間が不通となったことに
より同図の右側に位置するノード装置100c側に上記
ループバックを行った後、制御部105は、ノード装置
100dから送出される障害通知セルを無線装置120
(120b)より回線インタフェース部101-4を通じ
て取り込み、自装置がベースノード装置200の制御か
ら孤立した状態であることを認識する。
【0063】次いで、制御部105は、この認識結果を
示す障害通知セルを生成し、該障害通知セルをATMス
イッチ部102、回線インタフェース部101-3、無線
装置120(120b)を通じて、ループバックした側
のノード装置100cに向けて送出する。
【0064】更に、上記孤立した状態となったことを示
す障害通知セルを送出後、制御部105は、送信動作制
御部105aによって、回線インタフェース部101-
1、101-3の出力信号を停止させるように制御するこ
とで、無線装置110(110a)内の送信回路11
2、及び無線装置120(120a)内の送信回路12
2の送信動作を停止させる。
【0065】これと同様の制御が、当該孤立エリア内の
もう一方の末端のノード装置100dにおいても実行さ
れる。この時のノード装置100dにおける動作を図2
の構成で説明すると、同図の右側に位置するノード装置
100eとの間の無線区間が不通となったことにより同
図の左側に位置するノード装置100c側に上記ループ
バックを行った後、制御部105は、ノード装置100
bから送出される障害通知セルを無線装置110(11
0d)より回線インタフェース部101-2を通じて取り
込み、自装置がベースノード装置200の制御から孤立
した状態となったことを認識する。
【0066】次いで、制御部105は、この認識結果を
示す障害通知セルを生成し、該障害通知セルをATMス
イッチ部102、回線インタフェース部101-1、無線
装置110(110d)を通じて、ループバックした側
のノード装置100cに向けて送出する。
【0067】更に、上記孤立した状態となったことを示
す障害通知セルを送出後、制御部105は、送信動作制
御部105aによって、回線インタフェース部101-
1、101-3の出力信号を停止させるように制御するこ
とで、無線装置110(110d)内の送信回路11
2、及び無線装置120(120d)内の送信回路12
2の送信動作を停止させる。
【0068】以上の如く、ベースノード装置200の制
御から孤立したエリア内の末端のノード装置100b、
100dでは、ぞれぞれ自装置の無線装置(110b,
120b),(110d,120d)の無線送信動作を
停止させることができる。
【0069】一方、上記孤立エリア内において、ノード
装置100bとノード装置100d間に挟まれるノード
装置100cは、ノード装置100bまたはノード装置
100dからその送信動作停止前に送出される障害通知
セル(孤立状態となったことを示す)を取り込み、この
障害通知セルの解析結果を基に自装置がベースノード装
置200の制御から孤立した状態となったことを認識
し、この認識結果を基に自装置の無線装置110c及び
120cの無線送信を停止させる制御を行う。
【0070】この時のノード装置100cにおける動作
を図2の構成で説明すると、同図の左側に位置するノー
ド装置100bから送信された上記障害通知セルは、無
線装置110(110c)、回線インタフェース部10
1-2、ATMスイッチ部102を通じて制御部105に
取り込まれる。他方、同図の右側に位置するノード装置
100dから送信された上記障害通知セルは、無線装置
120(120c)、回線インタフェース部101-4、
ATMスイッチ部102を通じて制御部105に取り込
まれる。
【0071】制御部105は、これらノード装置100
bまたは100dから送られてくる障害通知セルの内容
を解析することにより、自装置がベースノード装置20
0の制御から孤立した状態となったことを認識する。更
に、制御部105は、この認識結果を基に送信動作制御
部105aを起動し、この送信動作制御部105aによ
って、回線インタフェース部101-1、101-3の出力
信号を停止させるように制御することで、無線装置11
0(110c)内の送信回路112、及び無線装置12
0(120c)内の送信回路122の送信動作を停止さ
せる。
【0072】なお、上記実施例では、ベースノード装置
200から孤立したエリアの末端のノード装置がベース
ノード装置200から孤立した状態となったことを認識
した後、該孤立エアリア内の各ノード装置にその旨を伝
えることにより、該孤立エリア内の全てのノード装置が
ベースノード装置200から孤立した状態となったこと
を認識する場合について述べたが、本発明の孤立状態の
認識方法はこれに限られるものでは無い。
【0073】例えば、各ノード装置において、単に、無
線装置110の受信回路113、及び無線装置120の
受信回路123の双方が、受信信号を受信できない状態
になったことにより、自装置がベースノード装置200
の制御から孤立した状態となったことを認識するように
しても良い。
【0074】また、上記実施例では、各ノード装置と無
線装置とが独立した構成(図2参照)であることを前提
に説明したが、これらを一体化した無線局をリング状に
接続することによっても本ネットワークシステムが実現
できるものである。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
リング内の各ノード装置において、ベースノード装置の
制御下から孤立した状態となったことを検出し、自装置
の無線装置の送信動作を停止するようにしたため、ベー
スノード装置から制御不能となった孤立エリア内のノー
ド装置がベースノード装置からの制御が行えないままに
暴走状態で無線電波の送信を続けることを規制して、他
の無線装置に対する無線電波干渉を防止できるという利
点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるネットワークシステムの正常時
の通信ルートの設定例を示す図。
【図2】本発明に係わるノード装置及び該装置に設けら
れる無線装置の構成を示す図。
【図3】図1における正常時通信ルート上での障害発生
状況を示す図。
【図4】図3における障害発生後の迂回通信ルートの設
定例を示す図。
【図5】従来のネットワークシステムの障害発生状況を
示す図。
【符号の説明】
100a,100b,100c,100d リングノー
ド装置 100 ATM伝送装置(リングノード装置) 101,101-1,101-2,101-3,101-4 回
線インタフェース(I/F)部 102 ATMスイッチ部 103 セル分解/組立部 104 端末インタフェース(I/F)部 105 制御部 115a 送信動作制御部 110,110a,110b,110c,110d,1
10e,120,120a,120b,120c,12
0d,120e,210,220 無線装置 111,121 アンテナ 112,122 送信回路(TX) 113,123 受信回路(RX) 114,124 障害検出部 50 ローカル通信端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 3/00 H04L 11/20 G

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のノード装置と、これら各ノード装
    置を制御するベースノード装置とを無線装置を介してリ
    ング状に接続して成る無線リング型ネットワークシステ
    ムにおいて、 前記ノード装置は、 前記ベースノード装置の制御下から孤立した状態となっ
    たことを検出する検出手段と、 前記検出手段で前記孤立状態となったことが検出される
    ことにより、自装置の無線装置の送信動作を停止する送
    信動作制御手段とを具備することを特徴とする無線リン
    グ型ネットワークシステム。
  2. 【請求項2】 ノード装置は、対向するノード装置との
    間に無線通信断となる障害が発生することにより該無線
    通信断となった側の反対側に通信ルートをループバック
    するループバック制御手段と、 前記無線通信断となったことを示す障害通知情報を前記
    通信ルートを介して送出する障害通知手段とを具備し、 前記検出手段は、自装置がループバック中に、他のノー
    ド装置からの前記障害通知情報を受信することにより前
    記孤立状態となったことを検出することを特徴とする請
    求項1記載の無線リング型ネットワークシステム。
  3. 【請求項3】 ノード装置は、前記無線装置の送信動作
    を停止するのに先立って、前記孤立状態となった旨を示
    す状態検出情報を送出する状態検出情報通知手段を具備
    し、 前記検出手段は、自装置が非ループバック中に、他のノ
    ード装置からの前記状態検出情報を受信することにより
    前記孤立状態となったことを検出することを特徴とする
    請求項2記載の無線リング型ネットワークシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6728541B2 (en) 2000-02-29 2004-04-27 Hitachi, Ltd. Radio relay system
US7173927B2 (en) * 2000-12-18 2007-02-06 Raza Microelectronics, Inc. Hybrid network to carry synchronous and asynchronous traffic over symmetric and asymmetric links
US8503457B2 (en) 2000-12-18 2013-08-06 Netlogic Microsystems, Inc. Method of forming a digital or analog multiplexing data frame
CN111434051A (zh) * 2017-11-14 2020-07-17 新生组织网络有限公司 无线链路的容错传输

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