JP2000101545A - 干渉電力の測定装置及び方法 - Google Patents

干渉電力の測定装置及び方法

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JP2000101545A
JP2000101545A JP27286498A JP27286498A JP2000101545A JP 2000101545 A JP2000101545 A JP 2000101545A JP 27286498 A JP27286498 A JP 27286498A JP 27286498 A JP27286498 A JP 27286498A JP 2000101545 A JP2000101545 A JP 2000101545A
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JP27286498A
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Takaharu Nakamura
隆治 中村
Kazuo Kawabata
和生 川端
Kazuchika Obuchi
一央 大渕
Kenji Suda
健二 須田
Tetsuya Yano
哲也 矢野
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】逆拡散復調と合成によって得られる主信号系に
対する干渉電力を正確に測定することが出来る装置を提
供する。 【解決手段】移動端末1、2、3・・・から拡散変調さ
れた送信された信号(1)は、複雑な波形となって伝送
される(2)。これを受信した基地局は、受信すべき信
号を拡散するために使用された符号C1を使って、逆拡
散を行い、信号を取り出す。このとき、他の移動端末
2、3・・・からの伝送信号が干渉電力として含まれて
いるので、逆拡散後の信号はきれいな波形とはならない
(3)。システムのパフォーマンスを決定するパラメー
タとしての信号対干渉比を制御するために、干渉電力を
正確に測定する必要がある。そこで、受信した信号
(2)を符号C1とは無相関な符号で拡散し、得られた
信号(4)の電力を測ることにより干渉電力を測定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、拡散変調による通
信を行う通信装置において、受信帯域内の干渉電力を測
定する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】拡散変調を用いた通信方式においては、
受信帯域内の干渉電力と受信信号電力の比率を測定し、
通信相手の送信電力が、通信品質を維持していく上で必
要且つ十分な大きさになる様、常に最適の制御を行うこ
とが必要となる。この電力制御機構によって、システム
全体の伝送容量が左右されることになる。従って、受信
帯域内の干渉電力を正確に測定することが重要となる。
【0003】図8は、一般的移動体通信における伝送信
号の様子を示した図である。今、移動端末から基地局に
信号が送られている場合を想定する。各移動端末80−
1〜80−3では、端末内で生成したベースバンド信号
を拡散符号C1、C2、及びC3それぞれで拡散し、広
帯域の信号として送出する。基地局81では、これら移
動端末80−1〜80−3から送信されてきた信号が重
なり合ったものを受信し、拡散符号C1〜C3の内のい
ずれか(同図の場合、C1)で所定のタイミングで逆拡
散して、ベースバンド信号を得る。このとき、基地局8
1では、他の移動体端末からの信号も合わせて受信して
いるので、拡散符号C2、C3で拡散された広帯域の信
号が干渉電力として受信される。この様子を示したの
が、同図の点線で囲まれた図である。このように、移動
端末80−1からの信号を拡散符号C1を用いて逆拡散
した場合、移動端末80−1からの信号は狭い帯域のベ
ースバンド信号となり、データ受信が可能となるが、他
の移動端末70−2、70−3から送信されてきた信号
は、異なる符号で拡散されるため、ベースバンド信号と
はならず、干渉電力として残ってしまう。システム全体
を考えた場合、信号対干渉比(SIR:Signal-to-Inte
rference Ratio )が大きいほうが特定の移動端末から
の信号をより感度良く受信することが出来る。この信号
対干渉比がどの移動端末からの信号を逆拡散した場合に
もある程度確保できることがシステムパフォーマンスと
して重要であり、基地局81は、SIRが基準値より小
さい場合を発見すると、所定のアルゴリズムにより各移
動端末80−1〜80−3に対し、どのくらいの電力で
信号を送信しなさいという指令を出す。このような操作
をすることにより、どの移動端末80−1〜80−3を
受信したときにも、所定値以上のSIRが得られるよう
に制御しているものである。従って、この制御をするた
めにも、干渉電力を正確に測定することが要求されるも
のである。
【0004】図9は、従来の干渉電力測定装置の構成例
を示すブロック図である。受信された信号は、受信帯域
の信号のみを通過させるフィルタ90を通って逆拡散復
調器91へ接続される。ここで、受信信号は送信側(図
示しない)で拡散されたものと同一の符号系列を使用し
て逆拡散復調され、その後、復調検波器92によって復
調検波されて情報が取り出される。
【0005】一方、受信帯域内の干渉電力を測定するた
めに、フィルタ通過後の信号は、積分器(電力計)93
にも接続され、受信電力として測定される。この場合、
受信すべきチャネルの信号の電力も干渉電力として測定
されてしまうが、これは適当な演算処理を行うことによ
って、補正することが出来る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図10は、従来の装置
の別の構成例を示す図である。受信特性の改善のため、
2系統の相関のない受信系を用意する。すなわち、アン
テナ99−1、フィルタ100−1、及び逆拡散復調器
101−1からなる系と、アンテナ99−2、フィルタ
100−2、及び逆拡散復調器101−2からなる系と
を設ける。各々の受信系で逆拡散復調した後で、合成器
102により受信信号を合成し、フェージングによって
一方の受信系の信号の品質が著しく落ち込んだ瞬間に
は、他方の受信系の受信信号を使って復調検波を行うこ
とで、受信品質を一定の品質に保つことを可能にしてい
る。
【0007】一方、帯域内の干渉電力の測定は、逆拡散
前の信号の積分によって行うため(フィルタ100−2
を通過した信号をそのまま積分器104に入力してい
る。)、コヒーレントな合成を行うことができない。す
なわち、干渉電力は、非同期、無相関の逆拡散を受けた
複数の送信局から送信された信号の合計の信号を受信す
るため、2つの系がそれぞれ受信した信号値の間で信号
の強弱が生じる。一方、主信号は、所定の符号によって
逆拡散されているので、この符号に対する相関値として
の値を持って、2つの受信系の値が加算される。干渉電
力に関しては、2つの受信系の値を、主信号の加算にお
いて、2つの系に与えられた重みと同じ重みをそれぞれ
に与えて、加算しなくては正確な干渉電力、あるいはS
IRの測定ができない。しかし、この重みづけをどのよ
うにするかに関する基準がないので、2つの系で受信さ
れた干渉電力を適切に合成することが出来ない。このた
め、例えば2つの受信系の内の1つからの信号について
のみ、主信号の電力の測定の倍の時間の測定を行い、平
均を取ってから、主信号系の合成による利得分を換算し
て干渉電力を算出する方法等がとられる。あるいは、特
に図示しないが、2系統の受信系各々で測定した干渉電
力の値を算術平均することで干渉電力を算出する方法等
が考えられる。
【0008】本発明は、逆拡散復調と合成によって得ら
れる主信号系に対する干渉電力を正確に測定することが
出来る装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の干渉電力測定装
置は、通信用データを拡散変調し、複数のチャネルを拡
散符号によって識別する通信システムにおいて、該チャ
ネルの識別に使用される拡散符号と無相関な拡散符号を
生成する拡散符号生成手段と、該無相関な拡散符号で受
信信号を逆拡散する逆拡散手段と、該逆拡散手段の出力
の電力値を測定することによって、干渉電力を測定する
干渉電力測定手段とを備えることを特徴とする。
【0010】本発明の干渉電力測定方法は、通信用デー
タを拡散変調し、複数のチャネルを拡散符号によって識
別する通信システムにおいて、該チャネルの識別に使用
される拡散符号と無相関な拡散符号を生成するステップ
と、該無相関な拡散符号で受信信号を逆拡散するステッ
プと、該逆拡散手段の出力の電力値を測定することによ
って、干渉電力を測定するステップとを備えることを特
徴とする。
【0011】本発明の第2の側面の干渉電力測定装置
は、n次(nは整数)のM系列を用いて拡散変復調を行
う通信システムで、通信用データの拡散変調には、2n
−1のM系列の周期の内の予め定める特定の部分のみを
繰り返し使用するシステムにおいて、前記通信用データ
の拡散変調に適用する範囲と重複しない範囲のM系列を
使用して逆拡散を行う逆拡散手段と、該逆拡散手段の出
力の電力を測定することにより干渉電力を測定する測定
手段とを備えることを特徴とする。
【0012】本発明の第3の側面の干渉電力測定装置
は、n次(nは整数)の特性多項式g1(x)により生
成されるM系列a1(t)と、これとは異なる、n次の
特性多項式g2(x)により生成されるM系列a2
(t)との加算により得られるGold符号を用いて拡
散変復調を行う通信システムで、通信用データの拡散変
調には、a1(t)、a2(t)共に2n −1のM系列
の周期の内の予め定める特定の長さの周期m(mは整
数)を繰り返し使用し、a1(t)側は、任意の位相を
通信開始時に送受信側で選択して拡散変調を行い、a2
(t)側は、予め定める特定の初期値a2(0)から拡
散変調を行う通信システムにおいて、前記M系列a1
(t)を生成する第1の拡散符号生成手段と、前記M系
列a2(t)として、符号a2(0)から長さmの範囲
と重複しない範囲の系列を生成する第2の拡散符号生成
手段と、該M系列a1(t)とa2(t)とから生成さ
れるGold符号を使用して逆拡散を行う逆拡散手段
と、該逆拡散手段の出力の電力を測定する測定手段とを
備えることを特徴とする。
【0013】本発明によれば、干渉電力を測定する際
に、受信した信号に、通信用のデータを拡散するために
使用される、チャネルを識別するための拡散符号と無相
関な符号で逆拡散し、その結果得られた出力の電力を測
定する。通信用データは、チャネルの識別するための拡
散符号によって逆拡散された後に検波が行われると共
に、信号電力が測定される。これと同じ処理を干渉電力
の測定の際にも行っていることになるので、信号電力と
干渉電力の測定される環境が同様となり、システムパラ
メータであるSIRを算出する場合に、より信頼性の高
い値を得ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の干渉電力測定装
置の原理を説明する図である。同図は、移動端末1、
2、3・・・から基地局に対して、送信される信号の時
間的変化を模式的に示した図である。複数ある移動端末
1、2、3・・・においては、ベースバンドのデータ信
号u1、u2、u3・・・に対し、各移動端末1、2、
3・・・に固有の拡散符号C1、C2、C3・・・が乗
算されて送信される。拡散符号C1、C2、C3・・・
によって拡散されたデータ信号u1、u2、u3・・・
は、同図(1)に示すように、拡散符号のチップレート
に等しい伝送速度の信号として各移動端末から送出され
る。これら(1)に示すような信号は、各移動端末から
送信され、空間を伝播する内に互いに重ね合わされ、全
体として、同図(2)に示すような複雑な波形をした信
号として送信される。
【0015】基地局では、同図の(2)に示されている
ような複雑な波形の信号を受信し、受信すべき移動端末
が拡散に使用した符号と同じ符号で逆拡散を行う。例え
ば、符号C1で逆拡散すると、移動端末1が送信したデ
ータ信号が復調される。しかし、他の移動端末2、3・
・・からの信号も含まれているので、復調された信号
は、きれいな矩形波形とはならず、同図(3)に示すよ
うに、様々な擾乱が加わったものとなる。同図(3)
で、信号の大きな変化は、移動端末1のデータ信号u1
に対応しており、擾乱は他の移動端末2、3・・・から
送信されてきた信号がノイズのようにデータ信号u1に
上乗せされている。基地局において逆拡散して得られ
た、信号の大きな変化が信号であり、上乗せされた擾乱
が干渉と言うことになる。干渉電力がシステム設計時に
予想された値より大きくなると、データ認識の際に誤り
を生じ易いので、干渉電力を所定値あるいは所定値以下
に抑えておく必要がある。干渉電力を制御するために
は、受信局(基地局とは限らない、移動端末の場合もあ
りうる)において、干渉電力を正確に測定することが必
要である。
【0016】そこで、本発明の実施形態においては、受
信した信号を、移動端末1、2、3・・・が使用してい
る拡散符号と無相関の符号を使って逆拡散し、得られた
信号の電力を測定する。同図の(4)は、移動端末1、
2、3・・・が使用している拡散符号と無相関の符号を
使って受信信号を逆拡散した結果である。このように、
移動端末の使用符号と無相関の符号を使って逆拡散する
と、ノイズのような信号が得られる。このノイズのよう
な信号の電力を測定することによって、干渉電力を得
る。移動端末の使用符号と無相関の符号を使って受信信
号を逆拡散して干渉電力を求めるのは、受信すべきデー
タ信号は、所定の符号によって逆拡散された後の電力を
求めるのに対し、干渉電力を逆拡散という操作を行わな
いままの電力を測定すると、受信すべき信号と同等な処
理を受けておらず、結果として得られるSIRの値の信
頼性が疑わしくなるからである。干渉電力を逆拡散後に
測定することにより、受信すべき信号と同じ条件で処理
することになり、SIRの値をより信頼性の高いものと
することが出来る。
【0017】図2は、主信号系と同等の処理を行い、干
渉電力を正確に測定するための本発明の実施形態の構成
を示すブロック図である。同図の構成において、フェー
ジングの影響を抑制するために、アンテナ8−1、フィ
ルタ1−1、逆拡散復調器2−1からなる系と、アンテ
ナ8−2、フィルタ1−2、逆拡散復調器2−2からな
る系の2系統の受信系が設けられている。受信すべき信
号は、逆拡散復調器2−1、2−2で、所定の拡散符号
を使って逆拡散され、合成器4で合成される。そして、
復調検波器5で検波される。
【0018】干渉測定用の受信系にも、各アンテナ8−
1、8−2からの信号を逆拡散復調するための手段(逆
拡散復調器3−1、3−2)を設け、その出力を主信号
系と同様の合成器6によって合成し、その結果を積分器
(電力計)に入力して干渉電力を測定する。これによっ
て、一方の受信系がフェージングによって受ける影響も
含め、主信号系と同一の処理を行った結果に対する干渉
電力の測定が可能となる。
【0019】なお、ここで、干渉電力測定系の逆拡散復
調は、主信号系で使用している拡散符号とは相関のない
符号を用いて行う必要がある。もし、相関のある符号を
使って逆拡散を行い干渉電力測定を行ってしまうと、逆
拡散に使用した符号と相関の有る符号によって識別され
るチャネルのデータ信号が僅かに表れてしまって、干渉
電力にベースバンドの電力が含まれてしまうので正しい
干渉電力を測定することが出来なくなってしまう。そこ
で、以下の様な逆拡散復調方法を干渉電力測定側に適用
する。 (i)主信号系でM系列が用いられ、且つ、その使用す
る系列の範囲が予め定められた範囲である場合には、そ
れと同一の系列であるが、主信号系では用いられない範
囲の拡散符号系列を用いて逆拡散復調する。ここで、9
個のシフトレジスタからなるM系列生成器によって生成
されるM系列の符号の数は、全てが“0”の符号を除い
て、29 −1個ある。M系列生成器が初期符号から順次
異なる符号を生成していくと、29 −1種類生成したと
ころで、初期符号に戻る。このように順次生成されるM
系列の符号の内、ある符号から所定個連続して生成され
る符号を1つの系列の内のある範囲にある符号系列と呼
ぶ。この場合、1つの系列に含まれる1つ1つの符号は
互いに相関が無い。従って、これらの符号を移動端末に
それぞれ割り振ることにより、移動端末に固有のチャネ
ルを設けることが出来る。1つの系列に属する符号の
内、チャネルの識別のために使用される符号が所定の範
囲に限られている場合には、残りの符号は未使用であ
る。そこで、この残りの符号から干渉電力を測定する際
に逆拡散に使用する符号を選べば、チャネルの識別のた
めの符号とは無相関な符号を用いることができる。 (ii)主信号系で2つのM系列を排他的論理和で演算
することによって得られるGold符号系列が用いら
れ、且つ、その内の一方のM系列の使用する系列の範囲
が予め定められた範囲である場合には、それと同一の系
列であるが、主信号系では用いられない範囲のM系列
と、もう一方の系列の和によって得られる拡散符号系列
を用いて逆拡散復調する。
【0020】図2において、フィルタ1−1、1−2を
通過した受信信号は、各逆拡散復調器2−1、2−2で
逆拡散される。ここで、主信号側の逆拡散に用いる符号
は、送信側と同期した同一系列の符号を用いる。従っ
て、主信号系の逆拡散復調器2−1、2−2の出力に
は、送信側の拡散変調器入力(図示しない)と同一の信
号と、その遅延信号が得られる。主信号系の合成器4で
は、遅延時間の調整を行い、これらの信号を同一位相で
加算した後、復調検波器5へ入力する。復調検波器で
は、いわゆる復調動作によって送信側で変調を行った情
報成分を取り出す。
【0021】一方、干渉電力測定系では、送信側(図示
しない)の拡散符号とは相関の無い符号系列を用いて逆
拡散復調を行う。このため、干渉電力測定系の逆拡散復
調器3−1、3−2の出力には、受信信号内のいかなる
拡散信号とも相関の無い符号で逆拡散(積分ダンプ)し
た出力が得られる。干渉電力測定側の合成器6は、その
出力の中から、一定範囲の時間内で、電力の大きい成分
から所定の値以上の出力を加算して出力する。この出力
を積分器(電力計)で積分することで、受信帯域内の干
渉電力成分を測定する。
【0022】図3は、本発明における逆拡散復調部の構
成例を示す図である。逆拡散復調部は、サーチャ10と
拡散符号生成器11、乗算器12から構成される。サー
チャ10は、送信側で拡散された信号(拡散信号)の拡
散符号タイミングを検出するために、拡散信号中の特定
の既知の拡散パターンを探索し、そのタイミングに従っ
て拡散符号器11の出力の逆拡散符号の符号位相を制御
する。拡散符号生成器11は、M系列やGold符号系
列を生成する部分であり、サーチャ10から入力される
符号位相制御信号に従って、所定の系列の逆拡散符号を
生成する。乗算器12は、逆拡散符号と入力信号を乗算
することで逆拡散復調出力信号を生成する。
【0023】サーチャ10は、受信信号の中から、指定
された特定の逆拡散符号(例えば、PN系列)のパター
ンを探し出し、そのタイミングでパルスを出力するもの
である。パターン検索には、マッチドフィルタ、あるい
は、DLL(Delay LockedLoop )等のチップレベルで
参照パターンと受信信号との相関値を出力する回路が用
いられる。
【0024】サーチャ10には、逆拡散符号の中のある
特定の位相のパターン(例えば、拡散符号生成器11に
設定される初期値(1つの系列の中で最初に出力する符
号パターン))を探索用のパターンとして設定し、入力
信号にそのパターンが来るまで待つ。拡散符号生成器1
1は、サーチャ10が探索しているパターンから逆拡散
符号の生成を開始できる状態で停止する。サーチャ10
が参照パターン(先の例では初期値と同じパターン)を
発見すると、検出信号(符号位相制御信号)が出力され
る。この信号をトリガにして拡散符号生成器11が逆拡
散符号の生成を開始すれば、逆拡散復調動作が行われ
る。
【0025】干渉電力測定時には、拡散符号生成器11
は、主信号系の拡散符号とは無相関の逆拡散符号系列を
発生するので、特に位相制御の必要はなく、拡散符号生
成器11は勝手な位相で生成を行う。従って、サーチャ
10の動作を停止しておいて、拡散符号生成器11が自
走で逆拡散符号を生成し続ける動作を行う。
【0026】図4は、拡散符号生成部の一実施形態を示
す図である。同図の構成例では、拡散符号生成部は、
(i)7次の特性多項式によってM系列を生成するため
のPN発生器20と、(ii)それを構成する7つのシ
フトレジスタ25の各段の状態を「打ち切り値」と比較
するための7個の排他的論理和演算器23と、その出力
すべての論理積をとるためのAND演算器24と、(i
ii)比較結果が一致した時に、PN発生器20の各シ
フトレジスタ25の状態を「初期値」に設定するため
に、「初期値」を保持するための初期値レジスタ22
と、(iv)PN発生器20へ入力されるクロックを符
号位相制御信号の指示によって挿抜しながら発生するク
ロック生成部21とから構成される。
【0027】ここで、前述したように、同図の場合、P
N発生器20で生成可能なPN符号は、全部で27 −1
個あるが、拡散符号として使用するのは、その一部であ
る。PN発生器20は、クロック生成部21から入力さ
れるクロック信号に従って、シフトレジスタ25内に保
持されているビット値を順次シフトしていき、PN符号
を生成する。PN発生器がこのようにして順次生成する
PN符号の内、一部を使用する構成が、同図の構成であ
る。すなわち、PN符号の生成を始める初期値(初期パ
ターン)を初期値レジスタ22に記憶しておき、PN符
号の生成開始時点でシフトレジスタ25に設定するよう
にする。そして、クロック生成部21からクロック信号
がPN発生器20に入力されることによって、シフトレ
ジスタ25内のビット値が順次出力されていく。これに
より、拡散符号、あるいは、逆拡散符号としてのPN符
号が順次生成される。PN発生器20は、クロックの入
力するたびに、シフトレジスタ25内のビット値をシフ
トして、PN符号を生成していくが、各シフトレジスタ
の内容は、排他的論理和演算器23に入力され、「打ち
切り値」との排他的論理和が演算される。排他的論理和
演算器23の出力は、AND演算器24に入力され、全
ての排他的論理和演算器23の出力が“1”となったと
き、初期値レジスタ22に初期値をシフトレジスタ25
に設定すべき指示が与えられる。このように、PN発生
器20では、初期値から順次PN符号を生成し、「打ち
切り値」と同じパターンの符号がシフトレジスタ25に
設定された時点で、初期値が改めて設定されるようにな
っている。従って、同図の構成では、初期値から始まっ
たPN符号生成は、「打ち切り値」になった時点で初期
値に戻るという処理を周期的に行うことになる。すなわ
ち、同図では、7つのシフトレジスタ25を持つPN発
生器20が生成することの出来る27 −1種類の符号の
うち、初期値から始まって、「打ち切り値」で終わる範
囲のPN符号のみを生成する構成となっている。
【0028】ここで、同図の拡散符号生成部を主信号側
の逆拡散復調部として使用する場合には、「初期値」に
は予め定める値を設定し、「打ち切り値」には、「初期
値」から数えて、拡散変調に使用する、予め定められ
た、ある範囲の系列の中の最終値を生成する時のPN発
生器のシフトレジスタの状態を設定する。また、干渉電
力測定用の逆拡散復調部として使用する場合は、その
「初期値」には、例えば、上記主信号系の逆拡散復調部
に設定した「打ち切り値」から更に1クロック分進んだ
状態の値を設定し、その「打ち切り値」には、その「初
期値」から、例えば、主信号系が使用する系列周期と同
じ長さ分だけ進んだ系列を生成する時のPN発生器のシ
フトレジスタの状態を設定する。
【0029】このようにすることで、主信号系と干渉電
力測定系の逆拡散復調部の符号生成部は、互いに相関の
ない逆拡散符号を生成し、結果として、干渉電力測定側
の逆拡散復調部出力には、主信号系で使用されている全
拡散信号と相関のない系列で逆拡散した復調出力を得る
ことが出来る。
【0030】図5は、本発明の実施形態による拡散符号
生成器の生成する系列の範囲を示した図である。同図
は、図2で説明した逆拡散復調方法の(i)に相当す
る。
【0031】主信号側の使用する範囲と干渉電力側で使
用する符号系列の範囲は同一のM系列の中の互いに重複
しない範囲を使用することを示している。同図のM系列
の全周期は、n個のシフトレジスタからなる符号生成回
路が生成可能な符号の全範囲を示している。例えば、主
信号側が使用する範囲において、同図左の初期値からM
系列の符号を生成しはじめたとすると、拡散符号生成器
内で生成されるクロックがシフトレジスタに印加される
たびに、同図右に向かって、M系列符号の生成が進行す
る。そして、打ち切り値にくると、再び初期値に戻って
符号生成を繰り返す。干渉電力測定側が使用する範囲に
ついても同様である。このような動作は、例えば、図4
で説明したような回路によって実現される。
【0032】PN符号の一種であるM系列の各符号は、
互いに無相関であり、たとえ同じ符号であっても、逆拡
散する際のタイミングが異なればやはり無相関である。
従って、逆拡散するタイミングを主信号側と干渉電力測
定側で意図的に異ならせておけば、主信号を復調する際
に使用するM系列の範囲(主信号側が使用する範囲)と
干渉電力を測定する際に使用するM系列の範囲(干渉電
力測定側が使用する範囲)とが重複していても原理的に
は問題はないが、実際の信号の受信においては、送信さ
れてくる信号に主信号側で逆拡散するタイミングが予め
分かっている訳ではないので、そのタイミングを探して
いる間に、干渉電力測定側での逆拡散が主信号側のタイ
ミングで偶然に行われてしまう可能性がある。この場合
には、干渉電力は、正しい値が得られないことになって
しまう。従って、同図に示すように、主信号側と干渉電
力測定側で異なる範囲の符号を使用する様にすることに
よって、干渉電力が常に正しく測定できるようにしてお
く。
【0033】図6は、拡散符号生成部の別の実施形態で
ある。同図の構成は、図2の説明における逆拡散復調方
法の(ii)に相当する。同図の構成例では、拡散符号
生成部は、図4に示したような拡散符号生成器を2つ有
し、その出力を排他的論理和で結合した出力が拡散符号
出力となる構成を取っている。
【0034】拡散符号生成器1では、n次の特性多項式
g1(x)により表されるM系列a1(t)を発生し、
拡散符号器2では、これとは異なる、n次の特性多項式
g2(x)により表されるM系列a2(t)を発生す
る。(ここで、tは時間を示し、a2(t)は時間的に
連続した、ある所定のパターンで連続した符号を示して
いる)この2つを排他的論理和(加算器)で加算するこ
とで、Gold符号を得る。
【0035】ここで、主信号側の逆拡散復調部として使
用する場合には、初期値1にはある適当な値を選択して
送受信両側で設定を行い、2n −1のM系列の周期の内
(nは整数)の予め定める特定の長さの周期m1を繰り
返し使用するために、初期値1の設定値から、m1だけ
進んだ値を打ち切り値1に設定し、初期値2には予め定
める特定の値a2(0)(符号パターン)を設定し、2
n −1のM系列の周期の内の予め定める特定の長さの周
期m1を繰り返し使用するために、初期値2の設定値a
2(0)から、m1だけ進んだ値を打ち切り値2に設定
する。また、干渉電力測定用の逆拡散復調部として使用
する場合は、初期値1にはある適当な値を選択して送受
信両側で設定を行い、2n −1のM系列の周期の内の予
め定める適当な長さの周期m2を繰り返し使用するため
に、初期値1の設定値から、m2だけ進んだ値を打ち切
り値1に設定し、初期値2には、例えば、主信号側の拡
散符号生成器2に設定した予め定める特定の値a2
(0)から定まる打ち切り値2を基に、それを更に1ク
ロック分進んだ状態の値を設定する。主信号側の拡散符
号生成器2の生成する系列の範囲と重複しない範囲の系
列を生成するために、2 n −1のM系列の周期の内の特
定の長さの周期m2を予め定め、干渉電力測定側の拡散
符号生成器2に設定した初期値2の設定値から、m2だ
け進んだ値を打ち切り値2に設定する。
【0036】このようにすることで、主信号系と干渉電
力測定系の逆拡散復調部の符号生成部1及び符号生成部
2の内、特に符号生成器2が生成する系列が、互いに相
関のない逆拡散符号を生成することになる。また、Go
ld符号の性質として、あるM系列の符号a3と、互い
に無相関な2つの符号a4、a5とを排他的論理和で合
成した2つのGold符号(a3、a4)と(a3、a
5)とは、互いに無相関となる。従って、干渉電力測定
側の逆拡散復調部出力には、主信号系で使用されている
全拡散信号と相関のない系列で逆拡散した復調出力を得
ることができる。なお、m1、m2は、整数である。
【0037】図7は、図6の実施形態による拡散符号生
成器の生成する系列の範囲を示した図である。図6の拡
散符号生成器1の生成する符号系列については、主信号
側の使用する範囲と干渉電力側で使用する符号系列の範
囲が重複する場合もあるが、拡散符号生成器2の生成す
る符号系列については、主信号側の使用する符号系列の
範囲と干渉電力測定側が使用する符号系列の範囲は、同
一のM系列の中の互いに重複しない範囲を使用すること
を示している。結果として、これらを加算して(排他的
論理和をとることにより)得られる主信号側、干渉電力
測定側の各々の符号系列は、互いに相関のない系列とな
る。
【0038】すなわち、同図(a)は、図6の拡散符号
生成器1の生成する符号系列を示している。主信号側
は、初期値11から打ち切り値11までを周期的に生成
して使用する。一方、干渉電力測定側は、初期値12か
ら打ち切り値12までを周期的に生成して使用する。こ
の場合、主信号側が使用する範囲と、干渉電力測定側が
使用する範囲とが重複していてもよい。一方、拡散符号
生成器2の生成する符号系列を同図(b)に示す。この
場合、主信号側が使用する範囲は、初期値21から打ち
切り値21までを周期的に生成して使用する。また、干
渉電力測定側は、初期値22から打ち切り値22までを
周期的に生成して使用する。拡散符号生成器1の場合と
は異なり、主信号側が使用する範囲と干渉電力測定側が
使用する範囲とが重複しないようにする。このようにし
ておけば、同図(a)と(b)の主信号側が使用する範
囲に含まれる符号を使って生成されたGold符号と、
同図(a)と(b)の干渉電力測定側が使用する範囲に
含まれる符号を使って生成されたGold符号とは互い
に無相関となり、干渉電力を適切に測定することができ
る。このようにGold符号を使用するのは、M系列と
して十分長い周期のものが使用できない場合に有効であ
る。すなわち、短い周期のM系列符号であっても、異な
る特性方程式で特定されるM系列符号を合成してGol
d符号を作ることにより、実質的により周期の長い符号
系列を生成することが出来るからである。
【0039】なお、上記実施形態の説明においては、1
種類の符号系列を主信号側が使用する範囲と干渉電力測
定側が使用する範囲とに分けて使用することを述べた
が、主信号側が使用する符号系列と干渉電力測定側が使
用する符号系列を異なる特性多項式で特定されるものと
してもよい。この場合、主信号側が使用する符号と干渉
電力測定側が使用する符号が相関を持ってしまわないよ
うに注意する必要がある。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、拡散変調を用いた通信
方式の受信機において、ダイバシチ受信を行う場合にお
いても正確な干渉電力の測定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の干渉電力測定装置の原理を説明する図
である。
【図2】主信号系と同等の処理を行い、干渉電力を正確
に測定するための本発明の実施形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】本発明における逆拡散復調部の構成例を示す図
である。
【図4】拡散符号生成部の一実施形態を示す図である。
【図5】本発明の実施形態による拡散符号生成器の生成
する系列の範囲を示した図である。
【図6】拡散符号生成部の別の実施形態である。
【図7】図6の実施形態による拡散符号生成器の生成す
る系列の範囲を示した図である。
【図8】一般的移動体通信における伝送信号の様子を示
した図である。
【図9】従来の干渉電力測定装置の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図10】従来の装置の別の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1−1、1−2、90、100−1、100−2
フィルタ 2−1、2−2、3−1、3−2、91、101−1、
101−2 逆拡散復調器 4、6、102 合成器 5、92、103 復調検波器 7、93、104 積分器 8−1、8−2、99−1、99−2 アンテナ 10 サーチャ 11 拡散符号生成器 12 乗算器 20 PN発生器 21 クロック生成部 22 初期値レジスタ 23 排他的論理和演算器 24 AND演算器 25 シフトレジスタ 80−1〜80−3 移動端末 81 基地局
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大渕 一央 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 須田 健二 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 矢野 哲也 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】n次(nは整数)のM系列を用いて拡散変
    復調を行う通信システムで、通信用データの拡散変調に
    は、2n −1のM系列の周期の内の予め定める特定の部
    分のみを繰り返し使用するシステムにおいて、 前記通信用データの拡散変調に適用する範囲と重複しな
    い範囲のM系列を使用して逆拡散を行う逆拡散手段と、 該逆拡散手段の出力の電力を測定することにより干渉電
    力を測定する測定手段と、を備えることを特徴とする装
    置。
  2. 【請求項2】n次(nは整数)の特性多項式g1(x)
    により生成されるM系列a1(t)と、これとは異な
    る、n次の特性多項式g2(x)により生成されるM系
    列a2(t)との加算により得られるGold符号を用
    いて拡散変復調を行う通信システムで、通信用データの
    拡散変調には、a1(t)、a2(t)共に2n −1の
    M系列の周期の内の予め定める特定の長さの周期m(m
    は整数)を繰り返し使用し、a1(t)側は、任意の位
    相を通信開始時に送受信側で選択して拡散変調を行い、
    a2(t)側は、予め定める特定の初期値a2(0)か
    ら拡散変調を行う通信システムにおいて、 前記M系列a1(t)を生成する第1の拡散符号生成手
    段と、 前記M系列a2(t)として、符号a2(0)から長さ
    mの範囲と重複しない範囲の系列を生成する第2の拡散
    符号生成手段と、 該M系列a1(t)とa2(t)とから生成されるGo
    ld符号を使用して逆拡散を行う逆拡散手段と、 該逆拡散手段の出力の電力を測定する測定手段と、を備
    えることを特徴とする装置。
  3. 【請求項3】通信用データを拡散変調し、複数のチャネ
    ルを拡散符号によって識別する通信システムにおいて、 該チャネルの識別に使用される拡散符号と無相関な拡散
    符号を生成する拡散符号生成手段と、 該無相関な拡散符号で受信信号を逆拡散する逆拡散手段
    と、 該逆拡散手段の出力の電力値を測定することによって、
    干渉電力を測定する干渉電力測定手段と、を備えること
    を特徴とする干渉電力測定装置。
  4. 【請求項4】前記チャネルの識別に使用される拡散符号
    と、該無相関な拡散符号とは、共にM系列の符号である
    ことを特徴とする請求項3に記載の干渉電力測定装置。
  5. 【請求項5】1つのM系列の周期の内、該チャネルの識
    別に使用される拡散符号に使用される範囲と、該無相関
    な拡散符号に使用される範囲とが重複しないことを特徴
    とする請求項4に記載の干渉電力測定装置。
  6. 【請求項6】前記チャネルの識別に使用される拡散符号
    と、該無相関な拡散符号とは、共に、第1のM系列符号
    と第2のM系列符号とを合成して得られるGold符号
    であることを特徴とする請求項3に記載の干渉電力測定
    装置。
  7. 【請求項7】前記チャネルの識別に使用される拡散符号
    は、第1のM系列符号と、第2のM系列符号の周期のそ
    れぞれ一部の範囲からなる符号を合成して得られるGo
    ld符号を使用することを特徴とする請求項6に記載の
    干渉電力測定装置。
  8. 【請求項8】前記無相関な拡散符号は、前記第1のM系
    列符号の周期の一部の範囲からなる符号と、前記第2の
    M系列符号の周期の内、前記チャネルの識別に使用され
    る拡散符号の生成に使用される範囲と重複しない範囲か
    らなる符号とを合成して得られるGold符号を使用す
    ることを特徴とする請求項7に記載の干渉電力測定装
    置。
  9. 【請求項9】通信用データを拡散変調し、複数のチャネ
    ルを拡散符号によって識別する通信システムにおいて、 該チャネルの識別に使用される拡散符号と無相関な拡散
    符号を生成するステップと、 該無相関な拡散符号で受信信号を逆拡散するステップ
    と、 該逆拡散手段の出力の電力値を測定することによって、
    干渉電力を測定するステップと、を備えることを特徴と
    する干渉電力測定方法。
  10. 【請求項10】前記チャネルの識別に使用される拡散符
    号と、該無相関な拡散符号とは、共にM系列の符号であ
    ることを特徴とする請求項9に記載の干渉電力測定方
    法。
  11. 【請求項11】1つのM系列の周期の内、該チャネルの
    識別に使用される拡散符号に使用される範囲と、該無相
    関な拡散符号に使用される範囲とが重複しないことを特
    徴とする請求項10に記載の干渉電力測定方法。
  12. 【請求項12】前記チャネルの識別に使用される拡散符
    号と、該無相関な拡散符号とは、共に、第1のM系列符
    号と第2のM系列符号とを合成して得られるGold符
    号であることを特徴とする請求項9に記載の干渉電力測
    定方法。
  13. 【請求項13】前記チャネルの識別に使用される拡散符
    号は、第1のM系列符号と、第2のM系列符号の周期の
    それぞれ一部の範囲からなる符号を合成して得られるG
    old符号を使用することを特徴とする請求項12に記
    載の干渉電力測定方法。
  14. 【請求項14】前記無相関な拡散符号は、前記第1のM
    系列符号の周期の一部の範囲からなる符号と、前記第2
    のM系列符号の周期の内、前記チャネルの識別に使用さ
    れる拡散符号の生成に使用される範囲と重複しない範囲
    からなる符号とを合成して得られるGold符号を使用
    することを特徴とする請求項13に記載の干渉電力測定
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011028550A (ja) * 2009-07-27 2011-02-10 Nikon Corp システム同定方法及びシステム同定装置

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