JP2000278177A - 有効パス検出装置 - Google Patents

有効パス検出装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非M系列のPNコードを拡散符号及び逆拡散
符号として使用する場合でも、適切に有効パスを検出す
ることができる有効パス検出装置を提供する。 【解決手段】 自己相関検出部28は、PNコードの自
己相関を検出して、所定のしきい値を越えるサブピーク
の時間情報を制御部36を介して有効パス検出部32に
送る。有効パス検出部32は、その時間情報に対応する
パスを有効パスからは除外して有効パスを検出する。な
お、自己相関検出部28が、該時間情報と、自己相関に
おけるメインピークに対する該サブピークの割合の情報
とを送信して、有効パス検出部32が、対応する遅延時
間の相関電力値についてダイレクトパスの相関電力値に
対する上記割合分減算して、遅延プロファイルを修正す
るようにしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直接スペクトラム
拡散による符号分割多元接続方式(CDMA:Code
Division Multiple Acces
s)におけるRAKE(レイク)受信装置に関するもの
であり、特に、有効パスを検出するための装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近時電話システムとして注目されている
CDMA方式等においては、スペクトラム拡散通信シス
テムが採用されている。このスペクトラム拡散通信シス
テムにおいては、PNコード(疑似ランダム符号)を拡
散符号として用い、送信信号の搬送波をスペクトラム拡
散して送信し、拡散符号の符号系列のパターンや位相を
異ならせることにより多次元接続を可能としたものであ
る。さらに、このスペクトラム拡散通信システムにおい
ては、マルチパスによるフェージングの影響を軽減する
ために、ダイバシティRAKE合成方式を採用してい
る。このダイバシティRAKE合成方式とは、受信信号
に基づき得られた遅延プロファイルから各遅延パスのタ
イミング(遅延時間)を検出して、該タイミングに基づ
いて受信信号の復調(逆拡散)処理を行い、こうして得
たデータに従い各空間パスの位相回転量を検出し、その
量により受信信号から各空間パスを経由してきた信号成
分を取り出して同相合成を行うものである。
【0003】例えば、図7に示すように、従来の送受信
システムQは、送信機B1と、受信機B2とを有し、該
送信機B1は、PNコード発生部110と、搬送波発振
器114と、増幅器118とを有し、受信機B2は、増
幅器120と、PNコード捕捉同期部122と、PNコ
ード発生部124と、復調部128とを有している。
【0004】すなわち、情報信号は、まず、乗算器11
2でPNコード発生部110からのPNコードにより変
調され、次に、乗算器116で搬送波発振器114から
の搬送波により変調されて、増幅器118で増幅されて
出力される。また、受信機B2においては、受信信号が
増幅器120で増幅され、PNコード発生部124、P
Nコード捕捉同期部122により送信側のPNコードと
同期したPNコードが乗算器126で乗算されて逆拡散
が行われた後に、復調部128で通常のデータ復調が行
われる。
【0005】つまり、上記スペクトラム拡散通信におい
ては、送信側において、PNコードを用いて送信信号を
拡散変調して拡散コードとし、この拡散コードを受信側
に送信し、受信側では、同じPNコードを用いて受信信
号を逆拡散して送信信号を得る。
【0006】ここで、拡散符号として使用されるPNコ
ードの発生器としては、通常、M系列発生器が使用され
る。つまり、M系列のPNコードが使用される。このM
系列の自己相関関数においては、M系列1周期に1つの
ピークが存在する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実際に使用さ
れるPNコードとしては、上記M系列以外(非M系列)
のPNコードを使用する場合がある。特に、多元接続を
行う場合には、相互相関のなるべく低いPNコードを選
択する必要があり、M系列以外のPNコードが選択され
る可能性が出てくる。この非M系列のPNコードでは、
その自己相関特性において1周期に複数のピークを有す
ることが知られている。
【0008】すると、受信信号の遅延プロファイルにお
いては、図6(b)に示すように、出現するピークが遅
延パスであるのか、自己相関結果であるのかが判別でき
ず、結果として、自己相関結果を誤って有効パスと検出
してしまうおそれがあった。
【0009】すなわち、例えば、M系列のPNコードの
場合には、図5(a)に示すように、その自己相関特性
は1周期において1つのピークを示し、このM系列のP
Nコードを用いて受信信号との相関を検出し、遅延プロ
ファイルを測定すると、図6(a)に示すように、ダイ
レクトパスと遅延パスが検出される。一方、非M系列の
PNコードの場合には、図5(b)に示すように、その
自己相関特性は1周期において複数のピーク示し、その
遅延プロファイルには、図6(b)に示すように、ダイ
レクトパスと遅延パスのみならず、自己相関のサブピー
クに基づくピークも検出されてしまい、この自己相関の
サブピークに基づくピークが所定の選択範囲に入った場
合には、これを有効パスと誤って検出してしまうことに
なる。
【0010】そこで、本発明は、自己相関を有するPN
コード、すなわち、非M系列のPNコードを用いた場合
にも、適切に有効パスを検出することができる有効パス
検出装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するために創作されたものであって、第1には、拡散
符号によりスペクトラム拡散された信号である受信信号
について有効パスを検出する有効パス検出装置であっ
て、逆拡散符号を出力する逆拡散符号発生部と、該逆拡
散符号発生部が出力する逆拡散符号の自己相関を検出す
る自己相関検出部と、を有することを特徴とする。よっ
て、自己相関におけるサブピークに対応するパスを有効
パスから除外して有効パスを検出するようにすることに
より、非M系列のPNコードを拡散符号及び逆拡散符号
に用いた場合にも、適切に有効パスの検出を行うことが
できる。
【0012】また、第2には、上記第1の構成におい
て、上記有効パス検出装置が、さらに、該受信信号に基
づき遅延プロファイルを生成する遅延プロファイル生成
部と、該遅延プロファイル生成部により生成された遅延
プロファイルと、上記自己相関検出部が検出した自己相
関とに基づき、有効パスを検出する有効パス検出部と、
を有することを特徴とする。
【0013】この第2の構成の有効パス検出装置におい
ては、まず、上記遅延プロファイル生成部が、受信信号
に基づき遅延プロファイルを生成する。一方、上記逆拡
散符号発生部は、逆拡散符号を出力し、上記自己相関検
出部は、該逆拡散符号発生部が出力する逆拡散符号の自
己相関を検出する。そして、有効パス検出部は、該遅延
プロファイル生成部により生成された遅延プロファイル
と、該自己相関検出部が検出した自己相関とに基づき、
有効パスを検出する。よって、検出された自己相関に基
づき自己相関におけるサブピークに対応するパスを有効
パスから除外して有効パスを検出するようにすることに
より、非M系列のPNコードを拡散符号及び逆拡散符号
に用いた場合にも、適切に有効パスの検出を行うことが
できる。
【0014】また、第3には、上記第2の構成におい
て、上記自己相関検出部が、上記逆拡散符号の1周期に
おけるサブピークであって、所定のレベルを越えるサブ
ピークの時間情報を出力し、上記有効パス検出部は、有
効パスの検出に際して、該時間情報に対応するパスを有
効パスから排除して、有効パスの検出を行うことを特徴
とする。これにより、非M系列のPNコードを用いた場
合でも、自己相関に基づくピークを誤って有効パスとし
て検出することがなく、適切に有効パスの検出を行うこ
とができる。
【0015】また、第4には、上記第2の構成におい
て、上記自己相関検出部が、所定のレベルを越えるサブ
ピークの時間情報と、該逆拡散符号の1周期におけるメ
インピークに対する該サブピークの割合の情報を出力
し、上記有効パス検出部は、有効パスの検出に際して、
該時間情報に対応するレベルから、遅延プロファイルに
おけるダイレクトパスのレベルに上記割合を乗算した値
を減算することにより遅延プロファイルの修正を行うこ
とを特徴とする。この場合には、自己相関検出部が、上
記時間情報とともに、該逆拡散符号の1周期におけるメ
インピークに対する該サブピークの割合の情報を出力
し、さらに、上記有効パス検出部が、有効パスの検出に
際して、該時間情報に対応する相関値から、遅延プロフ
ァイルにおけるダイレクトパスのレベルに上記割合を乗
算した値を減算することにより遅延プロファイルの修正
を行うので、自己相関におけるサブピークの影響を排除
した遅延プロファイルを得ることにより適切な有効パス
の検出を行うことができる。
【0016】また、第5には、上記第3又は第4の構成
において、上記自己相関検出部が出力する時間情報が、
自己相関特性におけるメインピークとサブピークとの時
間間隔についての情報であることを特徴とする。
【0017】また、第6には、上記第1から第5までの
いずれかの構成において、上記自己相関検出部が、1組
のシフトレジスタと、各シフトレジスタに格納されたビ
ットごとのデータをパラレルに乗算する複数の乗算器
と、各乗算器の乗算結果を加算する加算器とを有するこ
とを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態としての実施
例を図面を利用して説明する。本発明に基づく送受信シ
ステムPは、図1に示されるように、送信機A1と、受
信機A2とを有している。ここで、送信機A1は、PN
コード発生部10と、乗算器12と、搬送波発振器14
と、乗算器16と、増幅器18とを有している。
【0019】一方、受信機A2は、増幅器20と、AD
変換部22と、PNコード発生部24と、PNコード相
関検出部26と、自己相関検出部28と、遅延プロファ
イル生成部30と、有効パス検出部32と、RAKE合
成部34と、制御部36とを有している。この受信機A
2におけるPNコード発生部24、自己相関検出部2
8、遅延プロファイル生成部30、有効パス検出部32
等は上記有効パス検出装置として機能する。
【0020】ここで、上記増幅器20は、アンテナを介
して受信した受信信号の増幅を行い、AD変換部22
は、A/D変換の処理を行う。また、上記逆拡散符号発
生部としてのPNコード発生部24は、PNコード(逆
拡散符号)を発生するPNコード発生器であり、例え
ば、図3、図4に示す例が挙げられる。この図3、図4
に示す例は、非M系列のPNコードを発生するPNコー
ド発生器である。また、PNコード相関検出部26は、
受信信号とPNコードとの相関を検出するものである。
このPNコード相関検出部26は、例えば、マッチドフ
ィルタにより構成される。
【0021】また、上記自己相関検出部28は、PNコ
ード発生部24から出力されたPNコードの自己相関を
検出するものであり、具体的には、図2に示すように、
PNコードの各ビットデータを順次遅延させるためのシ
フトレジスタ50、52と、シフトレジスタ50、52
内のビットデータをパラレルに乗算する複数の乗算器5
4と、該乗算器54で乗算された値を加算する加算器5
6とから構成されている。つまり、マッチドフィルタと
同様の構成となっている。この各シフトレジスタ50、
52には、ともにPNコードが入力されて自己相関を検
出するようになっている。なお、上記シフトレジスタ5
0、52は、1周期分のPNコードを格納できるように
なっている。
【0022】また、上記遅延プロファイル生成部30
は、PNコード相関検出部26において生成された相関
値に基づき遅延プロファイルを生成する。遅延プロファ
イルは、横軸に遅延時間、縦軸に相関電力値を取り、こ
の遅延プロファイルに表れるピークが各パスを介して到
達した信号を表している。
【0023】また、上記有効パス検出部32は、遅延プ
ロファイルにおいて有効パスの検出を行う。つまり、所
定のしきい値を越えているピーク値を検出するととも
に、該ピーク値の遅延時間を有効パスのタイミング情報
として検出する。なお、上記自己相関検出部28におい
て、自己相関が検出されると、そのサブピークについて
の時間情報が該制御部36を介して有効パス検出部32
に送られるので、該有効パス検出部32は、その時間情
報に応じたピークを有効パスとはみなさない処理を行
う。詳しくは後述する。
【0024】また、上記RAKE合成部34は、上記有
効パス検出部32により検出された有効パスについての
タイミング情報が有効パス検出部32から送られると、
このタイミング情報に応じたタイミングで受信信号に対
して逆拡散処理を行ってそのパス対応の復調信号を出力
する。また、上記制御部36は、受信機A2における各
部の動作を制御するものである。
【0025】上記構成の送受信システムPの動作につい
て説明する。まず、送信機A1の動作について説明す
る。情報信号は、まず、乗算器12でPNコード発生部
10からのPNコードにより変調され、次に、乗算器1
6で搬送波発振器14からの搬送波により変調されて、
増幅器18で増幅されてアンテナを介して出力される。
【0026】一方、受信機A2においては、増幅器20
において受信信号が増幅され、AD変換部22でA/D
変換が行われる。そして、PNコード相関検出部26
は、AD変換部22からの受信信号と、PNコード発生
部24からのPNコードとの相関を検出する。また、遅
延プロファイル生成部30は、PNコード相関検出部2
6において生成された相関値に従い遅延プロファイルを
生成する。
【0027】また、有効パス検出部32は、遅延プロフ
ァイルで生成された遅延プロファイルにおいて所定のし
きい値以上の相関電力を有するピークを検出して有効パ
スを検出する。ここで、自己相関検出部28は、PNコ
ード発生部24により発生するPNコードの自己相関を
検出する。すなわち、図2に示すシフトレジスタ50に
PNコードをセットするとともに、シフトレジスタ52
にもPNコードをセットして、乗算器54で乗算した値
を加算器56で加算し、その後、例えば、シフトレジス
タ52内のデータを1ビットずつスライドさせていきな
がら、該加算処理を繰り返して自己相関を得る。この場
合シフトレジスタ52内のPNコードは巡回するように
構成される。つまり、シフトレジスタ52の右端のデー
タは次にはシフトレジスタ52の左端にくる。ここで、
M系列のPNコードの場合には、図5(a)に示すよう
に、PNコード1周期において1つのピークのみが表
れ、一方、非M系列のPNコードの場合には、図5
(b)に示すように、PNコード1周期において複数の
ピークが表れる。つまり、メインピークMPのみなら
ず、サブピークSP1、SP2も表れる。このメインピ
ークMP及びサブピークSP1、SP2はともにあるし
きい値を越えるレベルのものである。すると、該自己相
関検出部28は、このサブピークについての時間情報を
制御部36を介して有効パス検出部32に送る。つま
り、上記しきい値を越えるサブピークについての上記時
間情報を有効パス検出部32に送る。この時間情報とし
ては、例えば、メインピークからの時間差の情報とす
る。図5(b)の場合には、時間t1,時間t2の情報
が送られる。
【0028】この時間情報を受けた有効パス検出部32
においては、その時間情報に対応する遅延時間のパスを
有効パスからは除外して有効パスの検出を行う。例え
ば、図6(b)の例で、例えば、3つの有効パスを検出
するものとした場合に、ダイレクトパスを示すメインピ
ークから時間t1後の遅延時間T1のレベルが遅延パス
2よりも大きな値を示す場合でも、この遅延時間T1の
パスを有効パスとはみなさずに有効パスの検出を行う。
同様に、メインピークから時間t2後の遅延時間T2の
パスも有効パスとはみなさない。
【0029】そして、有効パス検出部32は、この有効
パスについての遅延時間の情報、すなわち、タイミング
情報をRAKE合成部34に送り、該RAKE合成部3
4は、該タイミング情報に応じたタイミングで受信信号
に対して逆拡散を行って該有効パス対応の復調信号を出
力する。
【0030】以上のように、本発明では、非M系列のP
Nコードを使用した場合でも、自己相関結果に基づくピ
ークを誤って有効パスとして検出することがない。つま
り、従来においては、図6(b)に示すような遅延プロ
ファイルが得られた場合には、自己相関結果に基づくピ
ークであるにも拘わらず、遅延時間T1のパスを有効パ
スとして検出してしまうが、本発明では、適切に有効パ
スを検出することができる。
【0031】なお、上記の説明では、自己相関検出部2
8は、上記時間情報を出力するものとして説明したが、
これには限られず、以下のようにしてもよい。
【0032】つまり、自己相関検出部28は、上記時間
情報とともに、レベル関連情報を有効パス検出部32に
送る。ここで、該時間情報とは、上記と同様に、サブピ
ーク、すなわち、所定のしきい値を越えるピークのうち
メインピーク以外のものについてのメインピークとの時
間差の情報である。また、該レベル関連情報とは、該サ
ブピークのレベルのメインピークのレベルとの割合の情
報である。例えば、図5(b)の例で、サブピークSP
1については、上記時間情報は、時間t1の情報とな
り、上記レベル関連情報とは、該サブピークSP1のレ
ベル(相関電力値)のメインピークMPのレベル(相関
電力値)に対する割合の情報となる。つまり、図5
(b)の例では、β/αとなる。すると、有効パス検出
部32は、遅延プロファイル生成部30から送られた遅
延プロファイルにおいて、その時間情報が示す位置のレ
ベル(相関電力値)から、メインピークに該割合を乗算
した値を減算して、遅延プロファイルを修正する。例え
ば、図6(b)の例では、図6(b)におけるメインピ
ークMPの値をGとした場合に、遅延時間T1のレベル
をG×β/α分減算する。つまり、自己相関結果を排除
した形に遅延プロファイルを修正する。その上で、有効
パスの検出を行うのである。有効パスの検出の方法は、
従来と同様に、所定のしきい値を越えるピークの中から
所定数のピークを有効パスとして選択する。この場合に
も、上記と同様に、非M系列のPNコードを使用した場
合でも、自己相関結果に基づくピークを誤って有効パス
として検出することがない。
【0033】なお、上記時間情報とレベル関連情報とを
制御部36を介して遅延プロファイル30に送り、該遅
延プロファイル30がそれらの情報に基づいて遅延プロ
ファイルを修正し、有効パス検出部32は従来通り有効
パスを検出するようにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】本発明における有効パス検出装置によれ
ば、非M系列のPNコードを拡散符号及び逆拡散符号に
用いた場合にも、自己相関におけるサブピークに基づく
ピークのパスを誤って有効パスとして検出することがな
く、適切に有効パスの検出を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に基づく送受信システムの構成
を示すブロック図である。
【図2】自己相関検出部の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】PNコード発生器の一例を示す回路図である。
【図4】PNコード発生器の他の一例を示す回路図であ
る。
【図5】自己相関特性を示す説明図であり、(a)はM
系列のPNコードの場合を示し、(b)は非M系列のP
Nコードの場合を示す説明図である。
【図6】遅延プロファイルの例を示す説明図であり、
(a)は図5(a)の自己相関特性の場合の遅延プロフ
ァイルを示し、(b)は図5(b)の自己相関特性の場
合の遅延プロファイルを示す説明図である。
【図7】スペクトラム拡散通信における送受信システム
の従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
P 送受信システム A1 送信機 A2 受信機 20 増幅器 22 AD変換部 24 PNコード発生部 26 PNコード相関検出部 28 自己相関検出部 30 遅延プロファイル生成部 32 有効パス検出部 34 RAKE合成部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 拡散符号によりスペクトラム拡散された
    信号である受信信号について有効パスを検出する有効パ
    ス検出装置であって、 逆拡散符号を出力する逆拡散符号発生部と、 該逆拡散符号発生部が出力する逆拡散符号の自己相関を
    検出する自己相関検出部と、を有することを特徴とする
    有効パス検出装置。
  2. 【請求項2】 上記有効パス検出装置が、さらに、 該受信信号に基づき遅延プロファイルを生成する遅延プ
    ロファイル生成部と、 該遅延プロファイル生成部により生成された遅延プロフ
    ァイルと、上記自己相関検出部が検出した自己相関とに
    基づき、有効パスを検出する有効パス検出部と、を有す
    ることを特徴とする請求項1に記載の有効パス検出装
    置。
  3. 【請求項3】 上記自己相関検出部が、上記逆拡散符号
    の1周期におけるサブピークであって、所定のレベルを
    越えるサブピークの時間情報を出力し、上記有効パス検
    出部は、有効パスの検出に際して、該時間情報に対応す
    るパスを有効パスから排除して、有効パスの検出を行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の有効パス検出装置。
  4. 【請求項4】 上記自己相関検出部が、所定のレベルを
    越えるサブピークの時間情報と、該逆拡散符号の1周期
    におけるメインピークに対する該サブピークの割合の情
    報を出力し、上記有効パス検出部は、有効パスの検出に
    際して、該時間情報に対応するレベルから、遅延プロフ
    ァイルにおけるダイレクトパスのレベルに上記割合を乗
    算した値を減算することにより遅延プロファイルの修正
    を行うことを特徴とする請求項2に記載の有効パス検出
    装置。
  5. 【請求項5】 上記自己相関検出部が出力する時間情報
    が、自己相関特性におけるメインピークとサブピークと
    の時間間隔についての情報であることを特徴とする請求
    項3又は4に記載の有効パス検出回路。
  6. 【請求項6】 上記自己相関検出部が、1組のシフトレ
    ジスタと、各シフトレジスタに格納されたビットごとの
    データをパラレルに乗算する複数の乗算器と、各乗算器
    の乗算結果を加算する加算器とを有することを特徴とす
    る請求項1又は2又は3又は4又は5に記載の有効パス
    検出装置。
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