JPH0951289A - スペクトル拡散通信システム - Google Patents

スペクトル拡散通信システム

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JPH0951289A
JPH0951289A JP20264195A JP20264195A JPH0951289A JP H0951289 A JPH0951289 A JP H0951289A JP 20264195 A JP20264195 A JP 20264195A JP 20264195 A JP20264195 A JP 20264195A JP H0951289 A JPH0951289 A JP H0951289A
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スペクトル拡散信号の帯域を増やすことなく
データ転送の高速化を図る。 【解決手段】 並列3ビットの送信データに対して、P
N符号発生器2からのPN符号PN0と、これを遅延す
るシフトレジスタ3の7個の遅延出力PN1〜PN7と
の合計8個を割り当てて送信する。この時、送信データ
の3ビットの組合わせパターンに応じてセレクタ4にて
8個のPN0〜PN7を択一的に送出してSS信号とし
て送信する。受信側では、受信したSS信号と8個のP
N符号との相関積分の最大値を検出し、この最大値のP
N符号に対応した3ビットの組合わせパターンを決定し
て復調データとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスペクトル拡散通信
システムに関し、特に電灯線のような伝送環境が悪い伝
送路を使用して高速のデータ伝送を行うスペクトル拡散
通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、家庭内の情報化に伴い、ホームバ
スシステム(HBS)、ドメスティックディジタルバス
(D2B)等のバス型ネットワークが提案されている。
しかし、これらのネットワークは同軸ケーブルやツイス
トペアケーブル等の専用の伝送路を必要とするため、ケ
ーブルを敷設するのに問題がある。そこで、この問題を
解決する手段として、既に家庭に敷設されている電灯線
を伝送路にした通信システムが考えられている。
【0003】しかし、元々電灯線は電力を搬送するため
の線路であって、各種電気機器からのノイズや伝送特性
の急激な変動、ジッタ等の影響により、情報を伝送する
には適していない。その対策として、従来から、ノイ
ズ,伝送特性の変動に強いスペクトル拡散通信を利用し
た通信システムが提案されており、例えば、特開平4−
252531号公報に開示された「スペクトル拡散通信
方式および装置」がある。
【0004】図8はこの従来のスペクトル拡散通信シス
テムの送信部の構成図である。図8において、送信部
は、拡散符号であるPN(Pseudo Noise)
符号のクロック(以後FCKと呼ぶ)を発生する符号ク
ロック発生器70と、PN符号を発生するPN符号発生
器71と、15段のシフトレジスタ72と、セレクタ7
3とにより構成される。
【0005】PN符号発生器71は、5段の線形帰還シ
フトレジスタより構成され、初期値として「00000
b」(bは2進数を示す)以外のデータが設定され、符
号長31チップのM系列符号を生成する。このM系列符
号は送信データ「0」に対する拡散符号(以後PN0と
呼ぶ)とし、セレクタ73の第1の入力に供給される。
また、このPN0は、15段のシフトレジスタ72に
て、約半周期(15チップ)遅れたM系列符号となる。
このM系列符号は送信データ「1」に対する拡散符号
(以後PN1と呼ぶ)とされ、セレクタ73の第2の入
力に供給される。
【0006】送信データは、拡散符号の1周期(31チ
ップ)を1ビットとし、送信データに応じてセレクタ7
3にてPN0,PN1のいずれかが選択され、スペクト
ル拡散信号(以後SS信号と呼ぶ)として伝送路である
電灯線に出力される。
【0007】次に、このSS信号を受信する受信部の構
成を図9に示す。図9において、PN符号を発生する符
号クロック発生器80と、送信部と同一のPN0を発生
するPN符号発生器81と、15段のシフトレジスタ8
2と、相関積分器83−0,83−1と、比較器84
と、セレクタ85と、ピーク検出器86と、同期制御部
87とにより構成される。
【0008】送信部と同様に、PN符号発生器81より
PN0が、シフトレジスタ82よりPN1が夫々生成さ
れる。SS信号は相関積分器83−0及び83−1に入
力され、夫々PN0とPN1との相関積分が算出され
る。これらの相関積分値を夫々CORR0,CORR1
と呼ぶ。
【0009】そして、CORR0とCORR1を比較器
84にて比較し、大きい方のPN符号に対応するデータ
値を復調データとして出力する。すなわち、CORR0
の方が大きい場合にはデータ「0」を、CORR1が大
きい場合にはデータ「1」を夫々復調データとする。
【0010】また、相関積分値の大きい方をセレクタ8
5を介してピーク検出器86に入力し、このピーク値及
びピーク位置を検出し、それに基づき、同期制御部87
にて符号クロック発生器80を制御して、PN符号の同
期がはずれないように制御するようになっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スペクトル拡散システムでは、データの速度を上げよう
とすると、それに比例して拡散符号の周波数が増大し、
拡散帯域幅が増大となってしまうという欠点がある。例
えば、データ速度9600bpsにて拡散符号チップ3
1のM系列符号にて拡散した場合、符号クロックはその
31倍の297.6kHzとなり、拡散帯域幅はその倍
の600kHz近くとなる。この条件にてデータの転送
速度を倍にすると、拡散帯域幅は1200kHzとなっ
てしまい、電灯線搬送の場合の帯域制限である450k
Hzを大きく越えてしまう。
【0012】本発明の目的は、拡散符号の符号長、拡散
帯域幅を変えることなくデータの転送量を増やすことに
より、データ転送を高速化するようにしたスペクトル拡
散通信システムを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によるスペクトル
拡散通信システムは、並列Nビット(Nは2以上の整
数)の送信データの2N とおりの組合わせパターンに夫
々対応して2N 個の拡散符号を発生する第1の拡散符号
発生手段と、前記送信データの各組合わせパターンに対
応して対応拡散符号を夫々選択して送信出力とする選択
手段とを有する送信部を含むことを特徴とする。
【0014】また、本発明による他のスペクトル拡散通
信システムは、2N 個の拡散符号を発生する第2の拡散
符号発生手段と、並列Nビット(Nは2以上の整数)の
送信データの2N とおりの組合わせパターンに夫々対応
した2N 個の送信拡散符号を受信して前記第2の拡散符
号発生手段の2N 個の拡散符号との相関積分を算出する
N 個の相関積分手段と、これ等相関積分手段の積分値
の最大のものを検出してこの最大のものに対応する並列
nビットの組合わせパターンを復調データとする復調手
段とを有する受信部を含むことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の作用は次の如くである。
すなわち、送信側において、Nビットのデータの2N
の各組合わせパターンに夫々対応して2N 個のPN符号
を用意しておき、送信すべきNビットのデータパターン
に応じて対応するPN符号を択一的に送出するようにす
る。
【0016】受信側においては、この受信信号と2N
のPN符号との相関積分を算出し、それ等の最大値のP
N符号に対応したNビットパターンを復調データとする
ものである。
【0017】次に本発明の実施例について、図面を用い
て説明する。
【0018】図1は本発明のスペクトル拡散通信システ
ムの送信部の構成図である。図1において、送信部は、
拡散符号のクロック(以後FCKと呼ぶ)を発生する符
号クロック発生器1と、PN符号を発生するPN符号発
生器2と、28段のシフトレジスタ3と、セレクタ4と
を備えている。
【0019】符号クロック発生器1の出力は、PN符号
発生器2の入力とシフトレジスタ3のクロック入力に接
続され、PN符号発生器2の出力PN0はシフトレジス
タ3のデータ入力と、セレクタ4のデータ入力に接続さ
れている。シフトレジスタ3の4段目から4段おきに2
8段目までの7つの出力PN1〜PN7はセレクタ4の
データ入力に接続され、セレクタ4の制御入力に3ビッ
トの送信データが接続された構成になっている。
【0020】また、PN符号発生器2は、5段のシフト
レジスタ5と、EXOR6とを備え、シフトレジスタ5
の5段目と2段目との出力がEXOR6を通してシフト
レジスタ5の1段目に入力されており、線形帰還シフト
レジスタを構成する。この線形帰還シフトレジスタから
は、符号長が31チップのM系列符号が出力される。
【0021】次に本発明の送信部の動作について説明す
る。先ず、FCKを基にしてPN符号発生器2よりM系
列符号が発生され、これを3ビットの送信データ「00
0b」に対応した拡散符号(以後PN0と呼ぶ)として
セレクタ4に出力する。また、シフトレジスタ3を介
し、PN0よりFCKの4クロックから28クロックま
で、4クロックおきの7つの信号は、夫々3ビットの送
信データ「001b」から「111b」までに対応した
拡散符号(以後、PN1からPN7と呼ぶ)として、セ
レクタ4に出力される。
【0022】PN0からPN7の8つのPN符号は同一
のM系列符号で、夫々FCKにて遅延された関係にあ
る。M系列符号の自己相関特性から、これ等の各符号は
相互相関特性が小さいので、後で説明する受信部にて夫
々のPN符号に対応したデータ値を検出することができ
る。
【0023】セレクタ4では、3ビットの送信データに
基づきPN0からPN7が択一的に導出されてスペクト
ル拡散信号(SS信号)として伝送路に送出される。こ
の様にして、送信データを一度に複数ビット(本実施例
では3ビット)を拡散して送出することができる。
【0024】次に、図1の送信部からのSS信号を受信
する受信部の構成を図2に示す。図2において、受信部
は、符号クロック発生器10と、PN0を発生するPN
符号生成部11と、28段のシフトレジスタ12と、8
個の相関積分器13−0〜13−7と、比較器14と、
セレクタ15と、ピーク検出器16と、同期制御部17
とを備えている。
【0025】符号クロック発生器1の出力であるFCK
はPN符号生成部11の入力とシフトレジスタ12のク
ロック入力に接続され、PN符号発生器11の出力(P
N0)は相関積分器13−0の第2の入力とシフトレジ
スタ12のデータ入力に接続されている。
【0026】シフトレジスタ12の4段目から28段目
まで4段おきの7つの出力(PN1〜PN7)は相関積
分器13−1〜13−7の第2の入力に接続されてい
る。SS信号は相関積分器13−0〜13−7の第1の
入力に接続されている。相関積分器13−0〜13−7
の出力(以後CORR0〜CORR7と呼ぶ)は比較器
14の入力とセレクタ15のデータ入力に接続されてい
る。
【0027】セレクタ15に出力はピーク検出器16の
入力に接続され、ピーク検出器16の出力は同期制御部
17の入力に接続されている。同期制御部17の第1の
出力は符号クロック発生器10の入力に接続され、第2
の出力はセレクタ15の第1制御入力に接続されてい
る。そして比較器14の出力はセレクタ15の第2の制
御入力に接続された構成となっている。
【0028】次に、受信部の動作について説明する。は
じめに、先の送信部と同様に、符号クロック発生器10
にてFCKが生成され、それに基づき、PN符号発生部
11及びシフトレジスタ12を介して、送信部と同一の
8つの拡散符号PN0からPN7が生成される。
【0029】これらの拡散符号は、SS信号と相関積分
器13−0〜13−7にて相関積分される。相関積分と
は、式1に示すように、SS信号と拡散符号の1周期分
積分した値のことである。
【0030】 相関積分値=(1/T)∫(SS信号)*(拡散信号)dt・・・(式1) 尚、Tは拡散符号の周期であり、∫は0〜Tの積分を示
すものとする。
【0031】図3には、送信データに対する相関積分器
13−0,13−1,…,13−7の相関積分出力(C
ORR0,CORR1,…,CORR7)の関係につい
て示す。図3において、送信データに該当する相関積分
値が最大となり、他の積分値は最小値となる。従って、
CORR0からCORR7を比較器14にて最大のもの
を検出して、この最大のPN符号に対応する3ビットの
データパターンを受信データとして復調することができ
る。こうしてデータ「000b」から「111b」まで
の3ビットのデータを復調することができる。
【0032】尚、この様に正しく復調が行われるために
は、送信部と受信部の拡散符号の同期がとれていること
が前提となる。同期をとるためには、ラフに同期を合わ
せ込む同期補捉と、同期補捉後同期がはずれないように
する同期追跡の2つの工程に分かれる。同期補捉につい
ては、例えば従来より構成の簡単なスライディング・サ
ーチの手法を用いる。
【0033】送信部から送信データを送出する前には、
同期補捉用に特定のデータ、例えば、「000b」を送
出する。この時、受信部は、同期制御17を介し符号ク
ロック発生部10を制御しFCKを徐々に遅らせる。そ
して、セレクタ15を制御し、相関積分器13−0のC
ORR0のピーク位置をピーク検出器16にて検出する
ことにより、同期を補捉する。
【0034】また、同期補捉後の同期追跡については、
比較器14にて最大を示した相関積分値のピーク位置を
ピーク検出器16にて検出し、このピーク検出タイミン
グが同期制御部17にて符号クロック発生部10のFC
Kに対して、遅れているか進んでいるかを判定し、この
判定結果に従って符号クロック発生器10の符号クロッ
クを制御することにより同期を追跡することができる。
【0035】この様にして、本発明によるスペクトル拡
散通信システムでは、従来とSS信号の帯域は変わらな
いにも関わらず、情報量を増やし、データを高速に送る
ことができることになるのである。
【0036】データを高速化するためには、各データ値
に対応した拡散符号を多数用意することが必要となる。
そこで、同一の拡散符号長であれば、拡散符号の遅延量
をできるだけ小さくすれば良い。図3に示したように、
M系列符号の場合、相関積分のピークの幅が±1チップ
となり、原理的には遅延させたM系列符号と識別するた
めには、遅延量を1チップにすれば良い。
【0037】しかし、実際には、伝送路の特性変動ジッ
タ等により相関積分値のピークがずれるため、遅延量の
近接する拡散符号の相関積分値のほうが大きくなってし
まう可能性もあり、相関積分値の大小判断だけでは、デ
ータを誤って復調してしまう可能性がある。そこで、こ
の様な誤りを考慮したスペクトル拡散通信システムにつ
いて説明する。
【0038】図4に、このスペクトル拡散通信システム
の送信部の構成を示す。図1の送信部に比べ、同期をと
るための拡散符号(PNSと呼ぶ)を発生するPN符号
発生器21と、セレクタ24にて送信データ値により選
択されたSS信号とPNSを加算する加算器25が追加
されている。
【0039】更に、送信データが3ビットから4ビット
に拡張され、それに伴い、PN0を遅延するシフトレジ
スタ23が30段となり、2段毎に夫々PN1からPN
15までの15個の拡散符号とPN0を含め、送信デー
タ「0000b」から「1111b」に1対1に対応し
た16個の拡散符号を生成している。
【0040】PN0に対して遅延量を小さくして多くの
PN符号を生成すると、先に説明した状態になると復調
データを誤る可能性があるため、送信データに対応した
拡散符号にて同期をとろうとすると同期が正しくとれな
くなってしまう場合がある。そのため、新たに同期をと
るための拡散符号PNSを追加する。PNSはPN0〜
PN15と相互相関が小さいことが望まれるため、本実
施例では、5段目と3段目との出力のEXOR結果を入
力する線形帰還シフトレジスタより構成されるM系列符
号とする。
【0041】図5に図4の送信部に対応する受信部の構
成を示す。図2の受信部に比べ、PNSを発生するPN
符号発生器31と、その相関積分器35と、データ判定
部40と、データ判定の条件となる閾値設定部39とが
追加されている。
【0042】符号クロックの同期は、PNSの相関積分
値(CORRS)に基づき、ピーク検出器36、同期制
御部37を介して符号クロック発生器30を制御するこ
とにて行われる。
【0043】また、データの復調は、相関積分器34−
0〜34−15の相関積分値CORR0〜CORR15
を比較器38にて比較して最大値を検出し、この最大値
のPN符号に対応する4ビットパターンを生成し、この
4ビットパターンと相関積分値CORR0〜CORR1
5とに応じてデータ判定部40にて行われる。
【0044】図6に比較器38にてデータm(0≦m≦
15,mは整数)に対する相関積分値CORRmが最大
となったときのデータ判定部40の処理フローを示す。
データ判定部40では、同期制御部37より、PNSの
SS信号に対しての位相情報を調べる(ルーチン5
1)。この時、位相が一致していれば、データmを復調
データとして出力する(ルーチン54)。
【0045】また、遅れている場合には、CORRm
と、PNmより2チップ遅れたPN(m+1)の相関積
分CORR(m+1)の差を閾値設定部39の閾値と比
較する(ルーチン52)。小さい場合には、復調データ
をm+1とする(ルーチン55)。小さくない場合には
復調データをmとする(ルーチン54)。
【0046】また、同様に、ルーチン51にて進んでい
る場合には、CORRmとCORR(m−1)の差が閾
値と比較する(ルーチン53)。小さい場合には、復調
データをm−1とし(ルーチン56)、小さくない場合
には、mとする(ルーチン54)。
【0047】図7はPNSに対するSS信号の位相の状
態を示す図であり、(a)は両位相が一致している状態
を、(b)はSS信号の位相が進んでいる状態を、
(c)はSS信号の位相が遅れている状態を夫々示して
いる。
【0048】この様に、データ判定部40にて、比較器
38にて最大を示した相関積分値と、閾値と、更には同
期制御部37の位相情報とに基づき、復調データを判定
することにより、拡散符号であるM系列符号の遅延量を
小さくしても、正しく復調することができ、更にデータ
転送の高速化を図ることができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明のスペクトル
拡散通信システムによれば、Nビットのデータに対し
て、2N 個の相互相関の小さい拡散符号を割り当て拡散
し、拡散した信号と2N 個の拡散符号との相関積分値の
中で最も大きいものの拡散符号に対応するデータを復調
データとすることにより、同一の拡散符号長、拡散帯域
にてデータ転送量を増やすことができ、データを高速に
転送することができるという効果がある。
【0050】そのため、例えば、従来電力線搬送にて、
31チップのM系列符号にて拡散を行った場合には、伝
送帯域の制限から、データ転送速度は9600bpsが
限度であったのに対し、本発明のスペクトル拡散通信シ
ステムを用いると、その3倍若しくは4倍にまでデータ
転送速度を上げることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の送信部のブロック図であ
る。
【図2】本発明の一実施例の受信部のブロック図であ
る。
【図3】本発明の一実施例の受信部における相関積分値
の例を示す図である。
【図4】本発明の他の実施例の送信部のブロック図であ
る。
【図5】本発明の他の実施例の受信部のブロック図であ
る。
【図6】図5のデータ判定部40の動作フロー図であ
る。
【図7】PNSにおけるSS信号の位相状態を示す図で
ある。
【図8】従来のスペクトル拡散通信システムの送信部の
ブロック図である。
【図9】従来のスペクトル拡散通信システムの受信部の
ブロック図である。
【符号の説明】
1,10,30 符号クロック発生器 2,11,32 PN符号発生器 3,12,23,33 シフトレジスタ 4,15,24 セレクタ 13−0〜13−7,34−0〜34−15,35 相
関積分器 14,38 比較器 16,36 ピーク検出器 17,37 同期制御部 21,31 同期用PN符号発生器 39 閾値設定部 40 データ判定部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並列Nビット(Nは2以上の整数)の送
    信データの2N とおりの組合わせパターンに夫々対応し
    て2N 個の拡散符号を発生する第1の拡散符号発生手段
    と、前記送信データの各組合わせパターンに対応して対
    応拡散符号を夫々選択して送信出力とする選択手段とを
    有する送信部を含むことを特徴とするスペクトル拡散通
    信システム。
  2. 【請求項2】 前記送信部は、同期用の拡散符号発生手
    段と、前記選択手段の選択出力に前記同期用の拡散符号
    発生手段の出力を加算して送信する加算手段を更に含む
    ことを特徴とする請求項1記載のスペクトル拡散通信シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 2N 個の拡散符号を発生する第2の拡散
    符号発生手段と、並列Nビット(Nは2以上の整数)の
    送信データの2N とおりの組合わせパターンに夫々対応
    した2N 個の送信拡散符号を受信して前記第2の拡散符
    号発生手段の2N 個の拡散符号との相関積分を算出する
    N 個の相関積分手段と、これ等相関積分手段の積分値
    の最大のものを検出してこの最大のものに対応する並列
    nビットの組合わせパターンを復調データとする復調手
    段とを有する受信部を含むことを特徴とするスペクトル
    拡散通信システム。
  4. 【請求項4】 前記送信拡散符号には同期用の拡散符号
    が加算されており、前記受信部は、受信拡散符号の前記
    同期用の拡散符号に対する位相状態を検出する手段と、
    この位相状態を示す位相情報と前記復調手段の復調デー
    タと応じて実際の復調出力を決定する判定手段とを更に
    有することを特徴する請求項3記載のスペクトル拡散通
    信システム。
  5. 【請求項5】 前記第1の及び第2の拡散符号発生手段
    の各々は、線形帰還シフトレジスタ回路と、この線形帰
    還シフトレジスタ回路の出力を順次遅延して2N −1個
    の遅延出力を導出する遅延シフトレジスタ回路とを有
    し、前記線形帰還シフトレジスタ回路の出力と前記遅延
    シフトレジスタ回路の2N −1個の出力とを前記2N
    の拡散符号とすることを特徴とする請求項1〜4いずれ
    か記載のスペクトル拡散通信システム。
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