JP2823090B2 - 周波数拡散通信における同期補捉装置 - Google Patents

周波数拡散通信における同期補捉装置

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【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、周波数ホッピング周波数拡散通信におけ
る同期捕捉装置に関するものであり、とくには、初期同
期を短時間で得るための技術に関するものである。
【従来の技術】
周波数ホッピング周波数拡散通信においては、予め定
められた時系列のホッピングパターンに基づいて変調さ
れた信号を再現するには、送信機におけるホッピングパ
ターンと同一のパターンを受信機側において発生させる
のみならず、その位相も一致させ(これを同期させると
いう。)る必要がある。そのための受信機として、全て
のパターンを逐次探して同期検出を行うというスライデ
イング相関による同期捕捉を行う通常のスライデイング
受信装置がある。 しかし、この通常のスライデイング方法では、スライ
ディングチップ時間を短くする間隔には限界があること
と、周波数スロット(発生パターン数)が多いほど同期
捕捉に時間がかかるという問題があり、同期捕捉を短時
間で行うための種々の同期捕捉装置や方法が開発されて
いる。 そのような同期捕捉装置として、特公昭64−12141号
公報に開示の技術がある。 これは、ホッピング・パターンを発生する1個の拡散
符号発生器と、該拡散符号発生器により駆動される1個
の周波数ホッピングシンセサイザと、該周波数ホッピン
グシンセサイザの出力信号と、該出力信号に対して1/N
(ただし、Mは2以上の整数)ビットずつ遅延時間を増
加させた(M−1)個の信号とを出力する分配遅延手段
と、同一の受信信号をそれぞれの一方の入力端子に受け
るM個の平衡変調器と、該平衡変調器の各々の出力側に
1個ずつ接続された帯域波器と、該帯域波器の各々
の出力側に1個ずつ接続された検波器と、該検波器の各
々の出力側に1個ずつ接続された低域波器と、該低域
波器の各々の出力側に1個ずつ接続された相関検出器
と、該M個の相関検出器の出力信号を受ける1個の制御
切り替え器とを備え、前記分配遅延手段のM個の出力信
号は、前記M個の平衡変調器の他方の入力端子にそれぞ
れ与えられており、前記制御切り替え器は、前記M個の
相関検出器の出力信号を基に、前記受信信号のホッピン
グパターンの位相と同相になるように、前記拡散符号発
生器のホッピングパターンの位相を制御することを特徴
とする周波数ホッピング周波数拡散通信同期捕捉装置で
ある。
【発明が解決しようとする課題】
本発明も、上述した特公昭64−12141号公報に開示の
技術と同様に、周波数ホッピング周波数拡散通信におけ
る同期捕捉の時間を短縮することを目的としている。 特に、上述した特公昭64−12141号公報に開示の技術
では、遅延素子を用いているために遅延時間のバラツキ
が発生しているという問題があった。 以上の事情から、遅延時間のバラツキがなく短時間で
同期捕捉を取ることのできる同期捕捉装置の提案が待た
れていた。
【課題を解決するための手段】
そのために本発明においては、受信信号をM個の系列
に分配して出力する分配手段と、多段接続された複数の
シフトレジスタ回路をM個備えて、相互にホッピング周
期の1/M周期づつ位相のずれたM個のホッピング・パタ
ーン信号をスライディング用クロックに基づいて発生す
る1個の拡散符号発生器と、前記ホッピングパターン信
号によってそれぞれ駆動されるM個の周波数ホッピング
シンセサイザと、該周波数ホッピングシンセサイザの出
力信号と、前記分配信号がそれぞれ入力されるM個の平
衡変調器と、該平衡変調器の各々の出力側に1個ずつ接
続された帯域ろ波器と、該帯域ろ波器の各々の出力側に
1個ずつ接続された検波器と、該検波器の各々の出力側
に1個ずつ接続された低域ろ波器と、該低域ろ波器の各
々の出力側に1個ずつ接続された相関検出器と、該M個
の相関検出器の出力信号を受け、何れかの相関検出器に
おいて相関が検出されるまで前記スライディング用クロ
ックを出力する1個のクロック発生器と、該M個の相関
検出器の出力信号を受け、何れかの相関検出器において
相関が検出されたときに該系列を選択する系列選択器と
を備えるという手段を講じた。
【作用】
本発明においては、相互にホッピング周期の1/M周期
づつ位相のずれたM個のホッピング・パターン信号をク
ロック発生器から得られるスライディング用クロックに
基づいて発生させ、前記ホッピングパターン信号によっ
てM個の周波数ホッピングシンセサイザをそれそれ駆動
する。 そして、受信信号をM個の系列に分配し、該分配信号
と周波数ホッピングシンセサイザの出力周波数とに基づ
いてそれぞれM個の平衡変調器にて平衡変調し、該平衡
変調器の各々の出力信号を帯域波したのち検波して、
相関検出器で検波信号の相関を監視する。 そこで、M個の相関検出器の何れかにおいて相関が検
出されると、前記スライディング用クロックの出力を停
止するとともに、相関のとれた系列を選択するので、こ
の系列の帯域波器の出力を復調すれば、同期の一致し
た復調信号が得られる。 前記拡散符号発生器は、線型m系列符号発生器やゴー
ルド符号発生器など線型符号発生器である。
【実施例】
以下に本発明の実施例を図面に基づいて詳説する。 第1図において、 1はアンテナ、2は受信器、3は受信信号を2系列に
分配する電力分配器である。 4Aは平衡変調器、5Aは帯域波器、6Aは包絡線検波
器、7Aは積分器、8Aは同期がとれたとき相関検出信号α
を出力する相関検出器、9Aは周波数ホッピングシンセサ
イザであり、これらで第1の系列を構成している。 第2の系列も同様に、平衡変調器4B、帯域波器5B、
包絡線検波器6B、積分器7B、同期がとれたとき相関検出
信号βを出力する相関検出器8B、周波数ホッピングシン
セサイザ9Bで構成している。 10は前記2個の周波数ホッピングシンセサイザ9A,9B
を周波数を制御するホッピングパターンを発生するホッ
ピングパターン発生回路である。 11は前記ホッピングパターン発生回路から出力される
ホッピングパターンをスライディングさせるスライディ
ング用クロックを出力するクロック発生器、14は前記相
関検出信号α,βが入力され前記関検出器8A、8Bのいづ
いれにおいて同期がとれたかを判断する判定器、15は該
判定器14の判断に基づいて後述の選択回路12を制御する
系列選択信号γを出力する制御器である。 12は前記2系列の帯域波器5A,5Bの出力が入力され
前記系列選択信号γの入力によっていずれかの波出力
を選択する選択回路、13は復調信号を得る復調器であ
る。 第2図は、前記ホッピングパターン発生回路10の内部
構成の一例を示すブロック図である。 第2図において、101A,102A,103A,104Aは、相互に直
列接続されたシフトレジスタ、105Aは第1シフトレジス
タ101Aの出力と第4のシフトレジスタ104Aとの排他的論
理和を第1シフトレジスタの入力にフィードバック接続
するEX−OR素子、106Aは前記4つのシフトレジスタから
の4ビットパラレルデータ出力をホッピング周波数シン
セサイザ9Aに出力するための出力バッファ、107Aは各シ
フトレジスタの初期値を設定する初期設定器であり、設
定された初期値はスライディング用クロックの立ち上が
りで各シフトレジスタにラッチされる。以上が第1系列
のシフトレジスタ回路である。 そして、101B,102B,103B,104Bは、上記同様に接続さ
れたシフトレジスタ、105Bは上記同様に接続されたEX−
OR素子、106Bは上記同様に接続された出力バッファ、10
7Bは上記同様の初期設定器である。以上が、第2系列の
シフトレジスタ回路である。 このように2系列のシフトレジスタ回路を備えている
ホッピングパターン発生回路10において、初期設定器10
7Aで〔1111〕なる初期値を設定した場合は、初期設定器
107Bでは〔1111〕なる状態から9クロック目の内部状態
の値を設定する。そこで、スライディング用クロックが
入力される都度、フィードバック接続されたシフトレジ
スタ回路が順次シフトし、スライディング動作をする。 以上の構成の周波数拡散通信における同期捕捉装置に
おいて、 第3図に示したように、1周期が16ビット(16チッ
プ)からなる拡散符号の場合には、前記ホッピングパタ
ーン発生回路10を初期化することによって、8ビット差
のあるホッピングパターンをホッピング周波数シンセサ
イザ9A,9Bへ出力する。 そして、クロック発生器11からのスライディング用ク
ロックによって、位相を1ビットづつシフトさせたホッ
ピングパターンを出力する。即ち、ホッピング周波数シ
ンセサイザ9Aには、第1チップから順次1ビットづつシ
フトしたホッピングパターンが出力され、ホッピング周
波数シンセサイザ9Bには、第9チップから順次1ビット
づつシフトしたホッピングパターンが入力される。 すると、最悪の場合でも8クロック以内で前記相関検
出器8Aもしくは相関検出器8Bのいづれかにおいて相関が
検出されて、相関検出信号α,βが出力される。 この相関検出信号α,βによって、前記制御器15は前
記クロック発生器11を制御してスライディング用クロッ
クの発生を停止させ、同期捕捉の検出モードから同期追
跡のモードへ移行させる。 そして、選択回路12は、前記選択信号γによって前記
相関検出信号α,βの出力された方の系列の波信号を
選択して復調器13へ入力させる。 このようにして、復調器13からは、8クロック以内に
同期のとれた復調信号が得られるのである。 即ち、通常のスライディング方式では、最悪16クロッ
クの同期捕捉時間を要するが、この周波数拡散通信にお
ける同期捕捉装置によれば、最悪でも8クロックの同期
捕捉時間しか要しない。つまり、通常のスライディング
方式の半分の時間で同期捕捉できるので、時間効率の優
れた周波数拡散通信を実現できるという効果が得られる
のである。 当然、上記実施例では第1系列と第2系列の2つの系
列を設けた実施例を示したが、系列数をM個にすれば、
従来の1/Mの時間で同期捕捉を取ることが可能である。 加えて、ホッピングパターン発生回路10は論理回路素
子であるシフトレジスタを使用しているので、集積回路
化することも容易であり、小型化に適しているので、周
波数拡散通信装置を小型化できるという効果も得られ
る。
【発明の効果】
このように、系列数をM個にしたので、従来の1/Mの
時間で同期捕捉を取ることが可能であり、効率の優れた
周波数拡散通信における同期捕捉装置を提供できるとい
う効果が得られる。 加えて、拡散符号発生器としては論理回路素子である
シフトレジスタを用いたので遅延時間のバラツキの発生
を防止できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の周波数拡散通信における同期捕捉装置
の実施例のブロック図、第2図は同周波数拡散通信にお
ける同期捕捉装置の拡散符号発生器の内部構成の実施例
のブロック図、第3図はホッピングパターンのスライデ
ィング動作を説明する図である。 3……(電力分配器)分配手段、10……(ホッピングパ
ターン発生回路)拡散符号発生器、9A,9B……周波数ホ
ッピングシンセサイザ、4A,4B……平衡変調器、5A,5B…
…帯域波器、6A,6B……(包絡線検波器)検波器、7A,
7B……(積分器)低域波器、8A,8B……相関検出器、1
1……クロック発生器、12……(選択回路)系列選択
器。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信信号をM個の系列に分配して出力する
    分配手段と、 多段接続された複数のシフトレジスタ回路をM個備え
    て、相互にホッピング周期の1/M周期づつ位相のずれた
    M個のホッピング・パターン信号をスライディング用ク
    ロックに基づいて発生する1個の拡散符号発生器と、 前記ホッピングパターン信号によってそれぞれ駆動され
    るM個の周波数ホッピングシンセサイザと、 該周波数ホッピングシンセサイザの出力信号と、 前記分配信号がそれぞれ入力されるM個の平衡変調器
    と、 該平衡変調器の各々の出力側に1個ずつ接続された帯域
    ろ波器と、 該帯域ろ波器の各々の出力側に1個ずつ接続された検波
    器と、 該検波器の各々の出力側に1個ずつ接続された低域ろ波
    器と、 該低域ろ波器の各々の出力側に1個ずつ接続された相関
    検出器と、 該M個の相関検出器の出力信号を受け、何れかの相関検
    出器において相関が検出されるまで前記スライディング
    用クロックを出力する1個のクロック発生器と、 該M個の相関検出器の出力信号を受け、何れかの相関検
    出器において相関が検出されたときに該系列を選択する
    系列選択器とを備えたことを特徴とする周波数拡散通信
    における同期捕捉装置。
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