JP2000101268A - プリント基板の支持具 - Google Patents

プリント基板の支持具

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JP2000101268A
JP2000101268A JP10269734A JP26973498A JP2000101268A JP 2000101268 A JP2000101268 A JP 2000101268A JP 10269734 A JP10269734 A JP 10269734A JP 26973498 A JP26973498 A JP 26973498A JP 2000101268 A JP2000101268 A JP 2000101268A
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JP
Japan
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base member
circuit board
printed circuit
screw
screw hole
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JP10269734A
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English (en)
Inventor
Shoichi Nakano
正一 中野
Katsushi Yoshida
克司 吉田
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Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えベース部材のネジ孔に塗料が塗布されて
いても、プリント基板をベース部材に対して簡単に取り
付けることが出来て、しかもプリント基板をベース部材
に対して確実に接地させることが出来るプリント基板の
支持具を提供する。 【解決手段】 プリント基板とベース部材との間に介装
されて、プリント基板をベース部材に対して所定間隔開
けて保持するスペーサー部と、該スペーサー部の長さ方
向一端に一体形成されて、ベース部材に設けたネジ孔に
螺合するネジ軸部とを備え、スペーサー部に、プリント
基板をスペーサー部に固定するネジ体を螺着するための
ネジ孔を設けると共に、ネジ軸部に、前記ベース部材に
おけるネジ孔の内周面に付着する塗料を削り取るための
削り面を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板の支
持具、詳しくは、プリント基板をベース部材に対して所
定間隔開けて支持するための支持具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にプリント基板をベース部材に対し
て所定間隔開けて支持するのに、従来では、例えば図4
に示すように、円筒状のスペーサーAと、ネジ体Bとを
用い、スペーサーAをプリント基板Cとベース部材Dと
の間に介装すると共に、ネジ体Bを、プリント基板Cの
上方から該プリント基板Cに開設した貫通孔E及び前記
スペーサーA内に挿通して、その挿通端部を、ベース部
材Dに設けたネジ孔Fに螺締するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで以上のプリン
ト基板は、プリント配線の不要輻射(EMI)を低減す
る為に、該プリント基板Cの表面に形成したグランドを
接地する必要がある。そのため、従来では、前記グラン
ドをプリント基板Cの表面における前記貫通孔Eの周縁
に形成すると共に、前記ネジ体B及びベース部材Dを導
電性材料から形成し、該ネジ体Bを介して前記グランド
をベース部材Dに接地するようにしている。
【0004】しかしながら、ベース部材Dの表面には、
通常、錆止め及び化粧用の塗料が塗装されるのであっ
て、かかる塗料の塗布時に、該ベース部材Dに設けたネ
ジ孔Fの内周面も塗装されてしまって、前述の接地が確
実に行えない不具合がある。かかる不具合を解消するた
めには、例えば、ベース部材Dの塗装時、ネジ孔Fの開
口をマスキングして、ネジ孔Fの内周面に塗料が付着す
るのを防げばよいが、以上のごとく、ネジ孔Fの開口を
マスキングする方法を採ると、コスト的に高くなる問題
がある。
【0005】また前述のごとく、塗料が塗装されたネジ
孔Fにネジ体Bをネジ込むには大きな力が必要となり、
場合によってはネジが折れるなどの虞もあるし、また更
に以上の方法では、プリント基板Cをベース部材Dに組
み付けるに際し、先ずスペーサーAをプリント基板Cと
ベース部材Dとの間に介装した上で、ネジ体Bをプリン
ト基板Cの上方から該プリント基板Cに開設した貫通孔
E及び前記スペーサーA内に挿通して、その挿通端部
を、ベース部材Dのネジ孔Fに螺締しなければならず、
ネジ体Bの先端を前記ネジ孔Fに合わせるのが困難であ
って、全体として組み付けに手間を要する。
【0006】本発明は以上の実情に鑑みて開発したもの
であって、目的とするところは、例えベース部材のネジ
孔に塗料が塗布されていても、プリント基板をベース部
材に対して簡単に取り付けることが出来て、しかもプリ
ント基板をベース部材に対して確実に接地させることが
出来るプリント基板の支持具を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに請求項1記載の発明は、プリント基板とベース部材
との間に介装されて、プリント基板をベース部材に対し
て所定間隔開けて保持するスペーサー部と、該スペーサ
ー部の長さ方向一端に一体形成されて、ベース部材に設
けたネジ孔に螺合するネジ軸部とを備え、ネジ軸部に、
前記ベース部材におけるネジ孔の内周面に付着する塗料
を削り取るための削り面を設けたのである。
【0008】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の支持具において、スペーサ部の外周面に、該スペーサ
ー部及びネジ軸部を軸回転させるための操作面を設けた
のである。また請求項3記載の発明は、請求項1又は2
記載のプリント基板の支持具において、スペーサー部
に、プリント基板をスペーサー部に固定するネジ体を螺
着するためのネジ孔を設けたのである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるプリント基
板の支持具を図面に基づいて説明する。先ず図3におい
て1は導電性の金属板から形成したベース部材、2はこ
のベース部材1に組み付けるプリント基板であって、前
記ベース部材1にはネジ孔11が形成されており、また
このベース部材1は、前記ネジ孔11の形成後、その表
面に錆止め及び化粧用の塗料を塗布している。
【0010】一方、プリント基板2の端部には、前記ネ
ジ孔11に対応する平面視円形の貫通孔21が形成され
ており、また該プリント基板2の表面で且つ前記貫通孔
21の周囲には、グランド22が周設されている。本発
明にかかる支持具3は、前記プリント基板2を前記ベー
ス部材1に対して所定間隔浮かせた状態で支持するため
のものであって、次にこの支持具3を詳説する。
【0011】この支持具3は、基本的には、プリント基
板2とベース部材1との間に介装されて、プリント基板
2をベース部材1に対して所定間隔開けて保持するため
のスペーサー部4と、このスペーサー部4の長さ方向一
端に一体形成されて、ベース部材1のネジ孔11に螺合
可能なネジ軸部5とを備えて成り、導電性に優れた材
料、即ち、図に示す実施形態では真鍮から形成してい
る。
【0012】スペーサー部4は、正六角柱に形成され
て、その外周面を、該スペーサー部4及びネジ軸部5を
スパナ等の工具により軸回転させるための操作面41と
成しているのであって、またこのスペーサー部4の軸心
部には、該スペーサー部4の先端面に開口するネジ孔4
2が設けられている。一方、ネジ軸部5の外周には、前
記ネジ孔11に螺合可能な雄螺子51が周設されてい
る。
【0013】そして図に示す実施形態では、前記ネジ軸
部5の先端側外周を、図1及び図2に示すごとく、略V
字状に一部切削することで、該ネジ軸部5に、ネジ軸部
5の半径方向に沿う切削面52を形成して、この切削面
52における前記雄螺子51との境界のエッジ部分を、
前記ネジ孔11の内周面に塗布された塗料を削り取るた
めの削取り部53と成し、ネジ軸部5の前記ネジ孔11
への螺締に伴い、前記削取り部53でネジ孔11の内周
面に塗布された塗料を削り取るようにしている。
【0014】尚、図中6は、プリント基板2をスペーサ
ー部4に固定する際に用いるネジ体であって、該ネジ体
6は、前記支持具3と同じく導電性材料から形成されて
いる。以上の構造から成る支持具3により、プリント基
板2をベース部材1に支持するには、先ずネジ軸部5の
先端をベース部材1のネジ孔11の開口部に合わせた上
で、スペーサー部4の操作面41を利用して、支持具3
をベース部材1に対して軸回転させて、ネジ軸部5をネ
ジ孔11に螺締し、支持具3をベース部材1上に立設す
るのであって、該ネジ軸部5のネジ孔11への螺締に伴
い、該ネジ孔11の内周面に付着している塗料が前記削
取り部53で削り取られるのである。
【0015】続いてプリント基板2をスペーサー部4の
上端に載せ、ネジ体6を、プリント基板2の上方から該
プリント基板2に形成した貫通孔21に挿通して、その
挿通端部をスペーサー部のネジ孔42に螺締すること
で、該プリント基板2がスペーサー部4の上端面に固定
されると共に、プリント基板2の上面に設けたグランド
22がネジ体6及び支持具3を介してベース部材1に接
地されるのである。
【0016】斯くして以上の支持具を用いた場合には、
たとえベース部材1のネジ孔11の内周面に塗料が塗布
されていても、前記ネジ軸部5の前記ネジ孔11への螺
締により、該ネジ軸部5に形成した削取り部53により
前記塗料を削り取ることが出来て、プリント基板2をベ
ース部材1に対して確実に接地させることが出来るし、
またネジ軸部5をネジ孔11に螺締する力もそれほど必
要ではなく、全体としてプリント基板をベース部材に対
して容易に取り付けることが出来る。
【0017】以上の実施形態では、プリント基板2の表
面で且つ前記貫通孔21の周囲にグランド22を周設し
たが、プリント基板2の裏面で且つ前記貫通孔21の周
囲にグランド22を周設したものでもよく、かかる場合
には、スペーサー部4の上端面が該グランド22に接触
するので、前記ネジ体6は、必ずしも導電性材料から形
成する必要がない。
【0018】また以上の実施形態では、スペーサーの断
面形状を正六角形としたが、これに限定されるものでは
なく、例えば正四角形としてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上のごとく請求項1記載の発明によれ
ば、プリント基板とベース部材との間に介装されて、プ
リント基板をベース部材に対して所定間隔開けて保持す
るスペーサー部と、該スペーサー部の長さ方向一端に一
体形成されて、ベース部材に設けたネジ孔に螺合するネ
ジ軸部とを備え、ネジ軸部に、前記ベース部材における
ネジ孔の内周面に付着する塗料を削り取るための削り面
を設けたことにより、たとえベース部材のネジ孔の内周
面に塗料が塗布されていても、ネジ軸部を前記ベース部
材におけるネジ孔に螺締するだけで、削取り部にて前記
塗料を確実に削り取ることが出来るので、プリント基板
をベース部材に対して確実に接地させることが出来る
し、またプリント基板のベース部材に対する取り付けも
簡単且つ容易に行える。
【0020】また請求項2記載の発明によれば、請求項
1記載の支持具において、スペーサ部の外周面に、該ス
ペーサー部及びネジ軸部を軸回転させるための操作面を
設けたことにより、請求項1記載の発明の効果に加え
て、前記支持具のベース部材への螺締が前記操作面を介
して容易に行うことが出来る。また請求項3記載の発明
によれば、請求項1又は2記載のプリント基板の支持具
において、スペーサー部に、プリント基板をスペーサー
部に固定するネジ体を螺着するためのネジ孔を設けたこ
とにより、請求項1または2記載の発明の効果に加え
て、ネジ体を介してプリント基板をスペーサー部に確実
に固定することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる支持具を上方から見た斜視
図。
【図2】 本発明にかかる支持具を下方から見た斜視
図。
【図3】 本発明にかかる支持具によりプリント基板を
ベース部材に支持した状態を示す説明図。
【図4】 従来の支持具によりプリント基板をベース部
材に支持した状態を示す説明図。
【符号の説明】
1 ベース部材 11 ネジ孔 2 プリント基板 3 支持具 4 操作面 41 操作面 42 ネジ孔 5 ネジ軸部 53 削取り部 6 ネジ体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリント基板をベース部材に対して所定間
    隔開けて支持するための支持具であって、プリント基板
    とベース部材との間に介装されて、プリント基板をベー
    ス部材に対して所定間隔開けて保持するスペーサー部
    と、該スペーサー部の長さ方向一端に一体形成されて、
    ベース部材に設けたネジ孔に螺合するネジ軸部とを備
    え、ネジ軸部に、前記ベース部材におけるネジ孔の内周
    面に付着する塗料を削り取るための削取り部を設けてい
    ることを特徴とするプリント基板の支持具。
  2. 【請求項2】スペーサ部の外周面に、該スペーサー部及
    びネジ軸部を軸回転させるための操作面を設けている請
    求項1記載のプリント基板の支持具。
  3. 【請求項3】スペーサー部に、プリント基板をスペーサ
    ー部に固定するネジ体を螺着するためのネジ孔を設けて
    いる請求項1又は2記載のプリント基板の支持具。
JP10269734A 1998-09-24 1998-09-24 プリント基板の支持具 Withdrawn JP2000101268A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100767198B1 (ko) 2006-06-24 2007-10-18 오경문 길이 조절이 용이한 전기 전자 기기용 간격유지구
JP2009275867A (ja) * 2008-05-16 2009-11-26 Crops Co Ltd 装着兼締結用ネジユニット及びこれを備える装着兼締結用ネジモジュール
KR100978660B1 (ko) 2008-07-29 2010-08-30 삼성전기주식회사 소성 지그
DE102008038589B4 (de) 2008-08-21 2023-11-16 Lenze Swiss Ag Steckerbuchsenanordnung
JP7435325B2 (ja) 2020-07-06 2024-02-21 株式会社Jvcケンウッド マイクロホン

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KR100978660B1 (ko) 2008-07-29 2010-08-30 삼성전기주식회사 소성 지그
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060110