JP2000100969A - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
- Publication number
- JP2000100969A JP2000100969A JP10265413A JP26541398A JP2000100969A JP 2000100969 A JP2000100969 A JP 2000100969A JP 10265413 A JP10265413 A JP 10265413A JP 26541398 A JP26541398 A JP 26541398A JP 2000100969 A JP2000100969 A JP 2000100969A
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- Japan
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- charge
- active
- active region
- semiconductor device
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- Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】CMOS形成において、拡散層を形成するため
ソース/ドレインの不純物をイオン注入により導入する
ときのチヤージによる、ゲート酸化膜の破壊や、劣化を
防止する。 【解決手段】上述したCMOSにおいて、能動素子領域
近傍にプロセス工程でのチヤージを逃がす能動領域を有
することを特徴とする 【効果】プロセス工程でのチヤージを逃がしてやるため
の能動領域を有することで、ゲート膜のチヤージによる
破壊や劣化を防止出来、歩留まり向上が望める。
ソース/ドレインの不純物をイオン注入により導入する
ときのチヤージによる、ゲート酸化膜の破壊や、劣化を
防止する。 【解決手段】上述したCMOSにおいて、能動素子領域
近傍にプロセス工程でのチヤージを逃がす能動領域を有
することを特徴とする 【効果】プロセス工程でのチヤージを逃がしてやるため
の能動領域を有することで、ゲート膜のチヤージによる
破壊や劣化を防止出来、歩留まり向上が望める。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置のゲー
ト膜の信頼性に関する。
ト膜の信頼性に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、能動素子領域において、拡散層
が形成される領域にのみ能動領域を形成していた。
が形成される領域にのみ能動領域を形成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図1は、従来の半導体
装置の拡散層を、能動素子のソース/ドレインの不純物
導入により形成するときの模式図である。図1の様に、
従来の半導体装置の構造では、拡散層を形成するためソ
ース/ドレインの不純物をイオン注入により導入すると
き、レジストが能動領域に接することなく、ゲート電極
をまたがっているので、フォトレジスト上にのったチヤ
ージがゲート電極を伝わり、ゲート酸化膜の破壊や、劣
化につながっていた。
装置の拡散層を、能動素子のソース/ドレインの不純物
導入により形成するときの模式図である。図1の様に、
従来の半導体装置の構造では、拡散層を形成するためソ
ース/ドレインの不純物をイオン注入により導入すると
き、レジストが能動領域に接することなく、ゲート電極
をまたがっているので、フォトレジスト上にのったチヤ
ージがゲート電極を伝わり、ゲート酸化膜の破壊や、劣
化につながっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】そのため本発明では、能
動素子領域近傍にプロセス工程でのチヤージを逃がす能
動領域を有することで、拡散層を形成するためソース/
ドレインの不純物をイオン注入により導入するとき、能
動素子領域近傍のフォトレジスト端が能動領域に接する
ことで、フォトレジスト上にのったチヤージを能動領域
に逃がしてやり、ゲート膜のチヤージによる破壊や劣化
を防止する。
動素子領域近傍にプロセス工程でのチヤージを逃がす能
動領域を有することで、拡散層を形成するためソース/
ドレインの不純物をイオン注入により導入するとき、能
動素子領域近傍のフォトレジスト端が能動領域に接する
ことで、フォトレジスト上にのったチヤージを能動領域
に逃がしてやり、ゲート膜のチヤージによる破壊や劣化
を防止する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施例につい
て、本発明を詳細に説明する。図面において、1はNW
ELL領域、2はPWELL領域、3はP+型拡散層領
域(P+型能動領域)、4はN+型拡散層領域(N+型能
動領域)、5はソース/ドレインの拡散層形成のための
イオン注入時のチヤージを逃がしてやるための能動領
域、6はゲート電極、7はフォトレジストである。
て、本発明を詳細に説明する。図面において、1はNW
ELL領域、2はPWELL領域、3はP+型拡散層領
域(P+型能動領域)、4はN+型拡散層領域(N+型能
動領域)、5はソース/ドレインの拡散層形成のための
イオン注入時のチヤージを逃がしてやるための能動領
域、6はゲート電極、7はフォトレジストである。
【0006】図2乃至図5は本発明にかかる半導体装置
の製造工程を順次示すものである。
の製造工程を順次示すものである。
【0007】まず、図2に示す如く、第一にNWELL
領域1、PWELL領域を形成後、LOCOSを形成
し、素子分離を行い、ソース/ドレインの拡散層領域を
形成するための能動領域3、4と、ソース/ドレインの
拡散層形成のためのイオン注入時のチヤージを逃がして
やるための能動領域5を形成する。本実施例では、NW
ELLのリン濃度が1.1E13cm-3、イオン注入の
加速エネルギーが120KeV、PWELLのボロン濃
度が、9E12cm-3、イオン注入の加速エネルギーが
60KeVとしている。
領域1、PWELL領域を形成後、LOCOSを形成
し、素子分離を行い、ソース/ドレインの拡散層領域を
形成するための能動領域3、4と、ソース/ドレインの
拡散層形成のためのイオン注入時のチヤージを逃がして
やるための能動領域5を形成する。本実施例では、NW
ELLのリン濃度が1.1E13cm-3、イオン注入の
加速エネルギーが120KeV、PWELLのボロン濃
度が、9E12cm-3、イオン注入の加速エネルギーが
60KeVとしている。
【0008】次に第二工程として、図3に示す如く、そ
の後絶縁膜として、シリコン基板を熱酸化し、ゲート酸
化膜を形成する。そして、しきい値電圧決定のためのイ
オン注入終了後、該絶縁膜上にゲート電極を構成する導
電層を形成する。そして、該導電層にN型不純物を熱拡
散によって導入し、フォトリソグラフィーにより、パタ
ーンエッチ後ドライエッチでエッチ除去し、ゲート電極
4を形成する。本実施例では、しきい値電圧決定のため
のイオン注入はボロン濃度が、1.35E12cm-3、
イオン注入の加速エネルギーが40KeV、ゲート酸化
膜厚は約1.8nm。ゲート電極4は、高濃度のN型に
ドープしたポリシリコンとMoをシリサイドを2層にし
たポリサイドご使用されているが、これは、ポリシリコ
ンのみ、または、Wを用いたWsiなど他のポリサイド
でも良い。また、ゲート電極6の膜厚は0.34〜0.
4μmの範囲で選ばれる。
の後絶縁膜として、シリコン基板を熱酸化し、ゲート酸
化膜を形成する。そして、しきい値電圧決定のためのイ
オン注入終了後、該絶縁膜上にゲート電極を構成する導
電層を形成する。そして、該導電層にN型不純物を熱拡
散によって導入し、フォトリソグラフィーにより、パタ
ーンエッチ後ドライエッチでエッチ除去し、ゲート電極
4を形成する。本実施例では、しきい値電圧決定のため
のイオン注入はボロン濃度が、1.35E12cm-3、
イオン注入の加速エネルギーが40KeV、ゲート酸化
膜厚は約1.8nm。ゲート電極4は、高濃度のN型に
ドープしたポリシリコンとMoをシリサイドを2層にし
たポリサイドご使用されているが、これは、ポリシリコ
ンのみ、または、Wを用いたWsiなど他のポリサイド
でも良い。また、ゲート電極6の膜厚は0.34〜0.
4μmの範囲で選ばれる。
【0009】続いて、第三工程として、ウエハー上にフ
ォトレジストを覆った後、図4に示す如く、N+型拡散
層領域(N+型能動領域)4を開口し、かつ能動素子領
域のフォトレジスト端が能動領域5を横切る如くパター
ンニングし、高濃度N型不純物をイオン注入し、高濃度
N型不純物層4を形成する。その後、アニール工程を通
し、不純物の活性化を行っている。本実施例では、砒素
80Kev、6E15cm-3でイオン注入している。こ
のイオン注入の際、能動素子領域のフォトレジスト端が
能動領域5を横切っているので、フォトレジスト上にの
ったチヤージを能動領域5に逃がしてやり、ゲート膜の
チヤージによる破壊や劣化を防止している。
ォトレジストを覆った後、図4に示す如く、N+型拡散
層領域(N+型能動領域)4を開口し、かつ能動素子領
域のフォトレジスト端が能動領域5を横切る如くパター
ンニングし、高濃度N型不純物をイオン注入し、高濃度
N型不純物層4を形成する。その後、アニール工程を通
し、不純物の活性化を行っている。本実施例では、砒素
80Kev、6E15cm-3でイオン注入している。こ
のイオン注入の際、能動素子領域のフォトレジスト端が
能動領域5を横切っているので、フォトレジスト上にの
ったチヤージを能動領域5に逃がしてやり、ゲート膜の
チヤージによる破壊や劣化を防止している。
【0010】最後に、第四工程として、ウエハー上にフ
ォトレジストを覆った後、 図5に示す如く、今度は、
P+型拡散層領域(P+型能動領域)3を開口し、かつ能
動素子領域のフォトレジスト端が能動領域5を横切る如
くパターンニングし、高濃度P型不純物をイオン注入
し、高濃度P型不純物層3を形成する。本実施例では、
BF2、80Kev、4E15cm-3でイオン注入してい
る。このイオン注入の際も、能動素子領域のフォトレジ
スト端が能動領域5を横切っているので、フォトレジス
ト上にのったチヤージを能動領域5に逃がしてやり、ゲ
ート膜のチヤージによる破壊や劣化を防止している。本
実施例では、P+/N+両方のソース/ドレインの拡散層
領域を形成するために高濃度のP+/N+拡散層を使用し
ているが、これは、LDD構造にするため、最初に低濃
度のP+/N+拡散層を形成し、後に高濃度のP+/N+拡
散層形成しても、本実施例と同様な方法で形成すること
で、イオン注入時のフォトレジスト上にのったチヤージ
を能動領域5に逃がしてやり、ゲート膜のチヤージによ
る破壊や劣化を防止出来る。
ォトレジストを覆った後、 図5に示す如く、今度は、
P+型拡散層領域(P+型能動領域)3を開口し、かつ能
動素子領域のフォトレジスト端が能動領域5を横切る如
くパターンニングし、高濃度P型不純物をイオン注入
し、高濃度P型不純物層3を形成する。本実施例では、
BF2、80Kev、4E15cm-3でイオン注入してい
る。このイオン注入の際も、能動素子領域のフォトレジ
スト端が能動領域5を横切っているので、フォトレジス
ト上にのったチヤージを能動領域5に逃がしてやり、ゲ
ート膜のチヤージによる破壊や劣化を防止している。本
実施例では、P+/N+両方のソース/ドレインの拡散層
領域を形成するために高濃度のP+/N+拡散層を使用し
ているが、これは、LDD構造にするため、最初に低濃
度のP+/N+拡散層を形成し、後に高濃度のP+/N+拡
散層形成しても、本実施例と同様な方法で形成すること
で、イオン注入時のフォトレジスト上にのったチヤージ
を能動領域5に逃がしてやり、ゲート膜のチヤージによ
る破壊や劣化を防止出来る。
【0011】また、プロセス工程におけるチヤージを逃
がす能動領域をそれぞれの能動素子領域より100μm
以内の能動素子領域とは異なった部分に少なくとも一つ
以上有することで、よりゲート膜のチヤージによる破壊
や劣化を防止する効果が上がり、図6に示す如く、能動
素子の拡散層の一部を用いて、チヤージを逃がす能動領
域を形成しても、同様の効果が得られる。
がす能動領域をそれぞれの能動素子領域より100μm
以内の能動素子領域とは異なった部分に少なくとも一つ
以上有することで、よりゲート膜のチヤージによる破壊
や劣化を防止する効果が上がり、図6に示す如く、能動
素子の拡散層の一部を用いて、チヤージを逃がす能動領
域を形成しても、同様の効果が得られる。
【0012】
【発明の効果】上記実施例に示す如く、本発明の半導体
装置は、能動素子領域において、拡散層が形成される領
域にのみ能動領域を形成するのではなく、LOCOSに
よる素子分離を行うときに、ソース/ドレインの拡散層
領域を形成するための能動領域と、ソース/ドレインの
拡散層形成のためのイオン注入時のチヤージを逃がして
やるための能動領域を同時に形成することで、従来の技
術と製造工程数及び、コスト的にも同一条件で容易に製
造出来る。そして、プロセス工程でのチヤージを逃がし
てやるための能動領域を有することで、ゲート膜のチヤ
ージによる破壊や劣化を防止出来、歩留まり向上を望め
るものである。
装置は、能動素子領域において、拡散層が形成される領
域にのみ能動領域を形成するのではなく、LOCOSに
よる素子分離を行うときに、ソース/ドレインの拡散層
領域を形成するための能動領域と、ソース/ドレインの
拡散層形成のためのイオン注入時のチヤージを逃がして
やるための能動領域を同時に形成することで、従来の技
術と製造工程数及び、コスト的にも同一条件で容易に製
造出来る。そして、プロセス工程でのチヤージを逃がし
てやるための能動領域を有することで、ゲート膜のチヤ
ージによる破壊や劣化を防止出来、歩留まり向上を望め
るものである。
【図1】従来の半導体装置の拡散層を、能動素子のソー
ス/ドレインの不純物導入により形成するときの模式図
である。
ス/ドレインの不純物導入により形成するときの模式図
である。
【図2】本発明にかかる製造方法の第一工程を示す模式
図である。
図である。
【図3】図2に続く第二工程を示す模式図である。
【図4】図3に続く第三工程を示す模式図である。
【図5】図4に続く第四工程を示す模式図である。
【図6】能動素子の拡散層の一部を用いて形成したプロ
セス工程でのチヤージを逃がす能動領域を有する半導体
装置における本発明にかかる製造方法の第三工程を示す
模式図である。
セス工程でのチヤージを逃がす能動領域を有する半導体
装置における本発明にかかる製造方法の第三工程を示す
模式図である。
1:NWELL領域 2:PWELL領域 3:P+型拡散層領域(P+型能動領域) 4:N+型拡散層領域(N+型能動領域) 5:ソース/ドレインの拡散層形成のためのイオン注入
時のチヤージを逃がしてやるための能動領域 6:ゲート電極 7:フォトレジスト
時のチヤージを逃がしてやるための能動領域 6:ゲート電極 7:フォトレジスト
Claims (3)
- 【請求項1】能動素子領域近傍にプロセス工程でのチヤ
ージを逃がす能動領域を有することを特徴とする半導体
装置。 - 【請求項2】請求項1に記載の半導体装置において、プ
ロセス工程におけるチヤージを逃がす能動領域をそれぞ
れの能動素子領域より100μm以内の能動素子領域と
は異なった部分に少なくとも一つ以上有することを特徴
とする半導体装置。 - 【請求項3】請求項1に記載の半導体装置において、能
動素子の拡散層の一部を用いて形成したプロセス工程に
おけるチヤージを逃がす能動領域を少なくとも一つ以上
有することを特徴とする半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10265413A JP2000100969A (ja) | 1998-09-18 | 1998-09-18 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10265413A JP2000100969A (ja) | 1998-09-18 | 1998-09-18 | 半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000100969A true JP2000100969A (ja) | 2000-04-07 |
Family
ID=17416826
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10265413A Withdrawn JP2000100969A (ja) | 1998-09-18 | 1998-09-18 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000100969A (ja) |
-
1998
- 1998-09-18 JP JP10265413A patent/JP2000100969A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060110 |