JP2000100103A - ディスクドライブ装置のロード圧可変装置 - Google Patents

ディスクドライブ装置のロード圧可変装置

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JP2000100103A
JP2000100103A JP10266395A JP26639598A JP2000100103A JP 2000100103 A JP2000100103 A JP 2000100103A JP 10266395 A JP10266395 A JP 10266395A JP 26639598 A JP26639598 A JP 26639598A JP 2000100103 A JP2000100103 A JP 2000100103A
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load pressure
floppy disk
arrow
head arm
load
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Mamoru Osato
衛 大里
Hitoshi Saito
仁 斉藤
Yasushi Tomita
保士 富田
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い省電力効果を得ること。 【解決手段】 ヘッドアーム4を押圧するロード圧可変
用板バネ8の押圧力を可変して、フロッピーディスクに
対する磁気ヘッド6のロード圧を可変するもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばフロッピー
ディスク等の磁気ディスクを記録及び/又は再生するフ
ロッピーディスク・ドライブに適用するのに最適なディ
スクドライブ装置のロード圧可変装置の技術分野に属す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば3.5インチのフロッ
ピーディスクを用いるようにした記録容量が1〜2MB
(メガバイト)の現行の小容量(低容量)のフロッピー
ディスク・ドライブでは、ローディングされたフロッピ
ーディスクをスピンドルモータのディスクテーブル上に
チャッキングして300rpmの低速で回転駆動しなが
ら、一対の磁気ヘッドをそのフロッピーディスクの両面
に接触させた状態でシークするようにして、データの記
録、再生を行っている。その際、フロッピーディスクの
センターコアの中心に形成したほぼ正方形状のチャッキ
ング穴をスピンドルモータのスピンドルに挿入し、セン
ターコアの偏心位置に形成したほぼ長方形状の位置決め
穴内にディスクテーブル上の駆動ピンを挿入し、フロッ
ピーディスク・カートリッジ内でのフロッピーディスク
の摩擦トルクを利用する方式で、駆動ピンを位置決め穴
の外周側と回転方向側の直角状の2つのエッジのコーナ
ー部分に相対的に押圧させることによってスピンドルの
中心に対するフロッピーディスクのセンターリングを機
械的に行う独特のセンターリングを行っている。そし
て、フロッピーディスクの摩擦トルクを得るために、フ
ロッピーディスクに対する一対の磁気ヘッドの接触荷重
であるロード圧が10〜30g/cmに設定されてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、本発明の出願人
は、記録容量を100MB以上に増大した大容量(高容
量)フロッピーディスクを既に開発していて、この大容
量フロッピーディスクにデータを100MB以上に高密
度に記録、再生するためには、フロッピーディスクの回
転数を3600rpm以上の高速で回転する必要がある
一方、フロッピーディスクの両面の磁性層の薄膜化も必
要となる。そして、磁性層の薄膜化によりフロッピーデ
ィスクの耐久性が低下するので、高速回転されるフロッ
ピーディスクの薄型化された磁性層のダメージを防止す
るためには、フロッピーディスクに対する一対の磁気ヘ
ッドのロード圧を低く設定、好ましくは浮上型(フライ
ングヘッド)を採用する必要が生じる。
【0004】従って、記録容量が100MB以上の大容
量(高容量)のフロッピーディスク・ドライブを新たに
開発するに際して、現行の小容量フロッピーディスクと
の互換性を考慮すると、その小容量フロッピーディスク
使用時と、大容量フロッピーディスク使用時とで、フロ
ッピーディスクに対する一対の磁気ヘッドのロード圧を
可変する必要が生じる。
【0005】そこで、このロード圧可変装置の従来技術
として、特開平2−210660号公報に記載されてい
るように、一対の電磁石をキャリッジとヘッドアームの
対向面に取り付け、これらの電磁石への通電によって、
これらの電磁石に吸引力又は反発力を発生させて、ロー
ドスプリングによる磁気ヘッドのロード圧を可変するよ
うにしたものが既に公開されている。
【0006】しかし、このロード圧可変機構の従来技術
では、データの記録、再生中、一対の電磁石を終始通電
し続けなければならず、消費電力が多く、著しく不経済
である上に、電磁石の通電による発熱等の問題もあり、
最良の技術とは言い難いものであった。
【0007】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、省電力効果の高いロード圧可変装
置を提供することを目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のディスクドライブ装置のロード圧可変装置
は、キャリッジにヘッドアームを介して磁気ヘッドを搭
載し、そのヘッドアームを弾性的に押圧するロード圧可
変用板バネの押圧力を可変する手段を備えたものであ
る。
【0009】上記のように構成された本発明のディスク
ドライブ装置のロード圧可変装置は、ヘッドアームを押
圧するロード圧可変用板バネの押圧力を可変して、磁気
ディスクに対する磁気ヘッドのロード圧を可変するもの
である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した大容量
(高容量)フロッピーディスク・ドライブにおけるロー
ド圧可変装置の実施の形態について図を参照して説明す
る。
【0011】「第1の実施形態」まず、図1〜図6によ
って、ディスクドライブ装置である大容量フロッピーデ
ィスク・ドライブのロード圧可変装置の第1の実施形態
について説明すると、図1〜図4に示すように、キャリ
ッジ1の上下に第1のロードスプリングを構成している
一対のヘッドアーム支持用板バネ2、3を介して上下一
対のヘッドアーム4、5が上下方向である矢印a、b方
向に昇降自在に取り付けられていて、これら上下一対の
ヘッドアーム4、5の先端の上下対向面に上下一対の磁
気ヘッド6、7が搭載されている。そして、第2のロー
ドスプリングを構成すると共に押圧力調整手段を構成し
ている1本又は上下2本の板バネで構成された上下一対
のロード圧可変用板バネ8、9がキャリッジ1の上下に
取り付けられていて、これらのロード圧可変用板バネ
8、9の先端8a、9aが上下一対のヘッドアーム4、
5の上下両面4a、5aに矢印a方向から弾性的に押圧
されている。
【0012】そして、一方のロード圧可変用板バネであ
る上側ロード圧可変用板バネ8の先端と上側ヘッドアー
ム4の上面4aとの間にロード圧可変手段であるロード
圧可変機構11が組み込まれている。そして、このロー
ド圧可変機構11は、例えば上側ヘッドアーム4の上面
4aの中央部に沿って形成されたU溝12内に転動部材
であるコロ(ボール又はローラ)13を遊嵌し、このコ
ロ13上に上側ロード圧可変用板バネ8の先端8aを矢
印a方向から弾性的に押圧している。そして、U溝12
の底部で、その長さ方向の両端に一対のコロ位置決め用
凹部14、15を形成して、回転レバー16によってコ
ロ13を一対のコロ位置決め用凹部14、15間で前後
方向である矢印c、d方向にU溝12内に沿って移動調
整することにより、上側ロード圧可変用板バネ8による
上側ヘッドアーム4の押圧点を一対のコロ位置決め用凹
部14、15の2箇所P1、P2間で可変するようにした
ものである。なお、回転レバー16は垂直な支点ピン1
7を介して上側ヘッドアーム4の上面4a上に矢印e、
f方向に回転自在に取り付けられていて、その回転レバ
ー16に形成された長穴18内でコロ13を保持してい
る。なお、この際、U溝12及び一対のコロ位置決め用
凹部14、15を上側ロード圧可変用板バネ14の下面
に形成しても良い。
【0013】そして、図5に示すように、回転レバー1
6を矢印e、f方向に回転制御する回転制御機構21に
はトグルバネ22が使用されている。即ち、回転レバー
16の支点ピン17を中心とする矢印e、f方向の回転
角度を規制する一対のストッパー23、24の中間点
で、支点ピン17の中心を通る死点DP上で、上側ヘッ
ドアーム4上に固定ピン25が設けられ、回転レバー1
6に可動ピン26が設けられている。そして、引張りコ
イルスプリングで構成されたトグルバネ22の両端が固
定ピン25と可動ピン26に初期引っ張り応力を与えら
れた状態で係止されている。そして、シャーシ(図示せ
ず)上に固定された前後一対の回転レバー当接部27、
28がキャリッジ1による回転レバー16の矢印c、d
方向の移動軌跡内の前後両側に配置されている。
【0014】次に、図6は磁気ディスクであるフロッピ
ーディスクの記録容量が1〜2MBである現行の小容量
(低容量)フロッピーディスクFDと記録容量を100
MB以上に増大した大容量(高容量)フロッピーディス
クHFDの記録容量検出手段である小容量検出スイッチ
41及び大容量検出スイッチ42からの検出信号に基づ
いてヘッド移動機構43を駆動して、上下一対の磁気ヘ
ッド6、7をこれら小容量フロッピーディスクFD又は
大容量フロッピーディスクHFDの最外周位置又は最内
周位置へ移動制御する制御回路44を示している。な
お、この制御回路44はフロッピーディスクを回転駆動
するスピンドルモータ45の回転速度のコントロール等
も行う。
【0015】この第1の実施形態は、以上のように構成
されていて、まず、図1及び図3に示すように、小容量
フロッピーディスク・カートリッジFDCによって小容
量フロッピーディスクFDがローディングされた場合に
は、図6に示すように、小容量検出スイッチ41がON
され、制御回路44からヘッド移送機構43に制御信号
が出力されて、そのヘッド移送機構43がキャリッジ1
を例えば図5で矢印c方向に駆動して、上下一対の磁気
ヘッド6、7が小容量フロッピーディスクFDの最内周
位置側へ移動される。また、制御回路44はスピンドル
モータ45を300rpmの低速で回転駆動する。
【0016】すると、図5に示すように、一方の回転レ
バー当接部27に回転レバー16が矢印c方向から当接
されて、この回転レバー16が1点鎖線で示す位置から
トグルバネ22に抗して矢印f方向に回転駆動される。
そして、この回転レバー16が死点DPを矢印f方向に
乗り越えた瞬間に、トグルバネ22による回転レバー1
6の回転付勢方向が矢印e方向から矢印f方向に反転さ
れて、この回転レバー16がトグルバネ22によって実
線で示す位置まで矢印f方向に強制的に回転されて、一
方のストッパー23に当接して停止する。
【0017】そして、図1に示すように、その回転レバ
ー16の長穴18によって、コロ13が上側ヘッドアー
ム4のU溝12内で一方のコロ位置決め用凹部14から
他方のコロ位置決め用凹部15まで矢印d方向に移動さ
れて位置決めされる。
【0018】すると、上側ロード可変用板バネ8の矢印
a方向の凹圧力をコロ13を介して上側ヘッドアーム4
に伝達する押圧点がその上側ヘッドアーム4の矢印a方
向の回転中心位置P3(上側ヘッド支持用板バネ2のキ
ャリッジ1に対する固定点)に距離L1に接近された一
方の押圧点P1へ移動されて、この上側ロード可変用板
バネ8による上側ヘッドアーム4の矢印a方向の押圧力
が大きい値に変更される。この結果、上下一対のロード
圧可変用板バネ8、9によって上下一対のヘッドアーム
4、5を介して小容量フロッピーディスクFDの上下両
面に矢印a方向から押圧される上下一対の磁気ヘッド
6、7の小容量フロッピーディスクFDに対する接触荷
重であるロード圧F1が、その小容量フロッピーディス
クFDに最適な大きい値に可変された大ロード圧状態に
自動調整される。そして、スピンドルモータ45によっ
て小容量フロッピーディスクFDを300rpmの低速
で回転駆動して、データの1〜2MBの小容量の記録、
再生を行うためのスピンドルの中心に対する小容量フロ
ッピーディスクFDのセンターリング等を確実に行うこ
とができる。
【0019】次に、図2及び図4に示すように、大容量
フロッピーディスク・カートリッジHFDCによって大
容量フロッピーディスクHFDがローディングされた場
合には、図6に示すように、大容量検出スイッチ42が
ONされ、制御回路44からヘッド移送機構43に制御
信号が出力されて、そのヘッド移送機構43がキャリッ
ジ1を例えば図3で矢印d方向に駆動して、上下一対の
磁気ヘッド6、7が大容量フロッピーディスクHFDの
最外周位置側へ移動される。また、制御回路44はスピ
ンドルモータ45を300rpmの高速で回転駆動す
る。
【0020】すると、図5に示すように、他方の回転レ
バー当接部28に回転レバー16が矢印d方向から当接
されて、この回転レバー16が実線で示す位置からトグ
ルバネ22に抗して矢印e方向に回転駆動される。そし
て、この回転レバー16が死点DPを矢印e方向に乗り
越えた瞬間に、トグルバネ22による回転レバー16の
回転付勢方向が矢印f方向から矢印e方向に反転され
て、この回転レバー16がトグルバネ22によって1点
鎖線で示す位置まで矢印e方向に強制的に回転されて、
他方のストッパー24に当接して停止する。
【0021】そして、図2に示すように、その回転レバ
ー16の長穴18によって、コロ13が上側ヘッドアー
ム4のU溝12内で他方のコロ位置決め用凹部15から
他方のコロ位置決め用凹部14まで矢印c方向に移動さ
れて位置決めされる。
【0022】すると、上側ロード可変用板バネ8の矢印
a方向の押圧力をコロ13を介して上側ヘッドアーム4
に伝達する押圧点がその上側ヘッドアーム4の矢印a方
向の回転中心位置P3(上側ヘッド支持用板バネ2のキ
ャリッジ1に対する固定点)から距離L2に離間された
他方の押圧点P2へ移動されて、この上側ロード可変用
板バネ8による上側ヘッドアーム4の矢印a方向の押圧
力がゼロ又は小さい値に変更される。この結果、上下一
対のロード圧可変用板バネ8、9によって上下一対のヘ
ッドアーム4、5を介して大容量フロッピーディスクH
FDの上下両面に矢印a方向から押圧される上下一対の
磁気ヘッド6、7の大容量フロッピーディスクHFDに
対する接触荷重であるロード圧F2が、その大容量フロ
ッピーディスクHFDに最適な小さい値に可変された小
ロード圧状態に自動調整される。そして、スピンドルモ
ータ45によって大容量フロッピーディスクHFDを3
00rpm以上の高速で回転駆動して、データの100
MB以上の大容量の記録、再生を行う際に、上下一対の
磁気ヘッド6、7をロード圧F2に抗して、その大容量
フロッピーディスクHFDの上下両面からエアフィルム
によって矢印b方向に浮上させることが可能になる。な
お、この大容量フロッピーディスクHFDのセンターリ
ングはトラッキングサーボ方式によって行われる。
【0023】「第2の実施形態」次に、図7〜図11に
よって、この大容量フロッピーディスク・ドライブのロ
ード圧可変装置の第2の実施形態について説明すると、
図7〜図10に示すように、この場合には、押圧力調整
手段に構成されていて、一体に結合した上下一対のロー
ド圧可変用板バネ8、9をキャリッジ1に垂直状のピン
51を中心にしてフロッピーディスクと平行な面内で矢
印i、j方向に回転自在に取り付け、これら上下一対の
ロード圧可変用板バネ8、9の先端を上下一対のヘッド
アーム4、5の上下両面4a、5a上の一対の突起5
2、53に上下から押圧させた動作位置P11と、これら
上下一対の突起52、53から一側方に離脱した非動作
位置P12との間で移動制御するように構成したものであ
る。そして、この場合も、図11に示すように、上下一
対のロード圧可変用板バネ8、9の回動支点側に一体に
形成した回転レバー54を前述した回転制御機構21に
よって回転制御することができる。
【0024】この第2の実施形態は、以上のように構成
されていて、まず、図7及び図9に示すように、小容量
フロッピーディスク・カートリッジFDCによって小容
量フロッピーディスクFDがローディングされた場合に
は、図6に示すように、小容量検出スイッチ41がON
され、制御回路44からヘッド移送機構43に制御信号
が出力されて、そのヘッド移送機構43がキャリッジ1
を例えば図7で矢印c方向に駆動して、上下一対の磁気
ヘッド6、7が小容量フロッピーディスクFDの最内周
位置側へ移動される。また、制御回路44はスピンドル
モータ45を300rpmの低速で回転駆動する。
【0025】すると、図11に示すように、一方の回転
レバー当接部27に回転レバー54が矢印c方向から当
接されて、この回転レバー54が1点鎖線で示す位置か
らトグルバネ22に抗して矢印i方向に回転駆動され
る。そして、この回転レバー54が死点DPを矢印i方
向に乗り越えた瞬間に、トグルバネ22による回転レバ
ー54の回転付勢方向が矢印j方向から矢印i方向に反
転されて、この回転レバー54がトグルバネ22によっ
て実線で示す位置まで矢印i方向に強制的に回転され
て、一方のストッパー23に当接して停止する。
【0026】そして、図11に示すように、この回転レ
バー54と一体に上下一対のロード圧可変用板バネ8、
9が非動作位置P12から動作位置P11まで矢印i方向に
回転されて、これらのロード圧可変用板バネ8、9の先
端8a、9aが上下一対のヘッドアーム4、5の上下一
対の突起52、53に上下両側から押圧される。
【0027】すると、図9に示すように、上下一対の磁
気ヘッド6、7が第1のロードスプリングである上下一
対のヘッドアーム支持用板バネ2、3と、第2のロード
スプリングである上下一対のロード圧可変用板バネ8、
9の総合力の大きな押圧力によって小容量フロッピーデ
ィスクFDの上下両面に矢印a方向から押圧されて、上
下一対の磁気ヘッド6、7の小容量フロッピーディスク
FDに対するロード圧F1が、その小容量フロッピーデ
ィスクFDに最適な大きい値に可変された大ロード圧状
態に自動調整される。そして、スピンドルモータ25に
よって小容量フロッピーディスクFDを300rpmの
低速で回転駆動して、データの1〜2MBの小容量の記
録、再生を行うためのスピンドルの中心に対する小容量
フロッピーディスクFDのセンターリング等を確実に行
うことができる。
【0028】次に、図8及び図10に示すように、大容
量フロッピーディスク・カートリッジHFDCによって
大容量フロッピーディスクHFDがローディングされた
場合には、図6に示すように、大容量検出スイッチ42
がONされ、制御回路44からヘッド移送機構43に制
御信号が出力されて、そのヘッド移送機構43がキャリ
ッジ1を例えば図11で矢印d方向に駆動して、上下一
対の磁気ヘッド6、7が大容量フロッピーディスクHF
Dの最外周位置側へ移動される。また、制御回路44は
スピンドルモータ45を3600rpmの高速で回転駆
動する。
【0029】すると、図11に示すように、他方の回転
レバー当接部28に回転レバー54が矢印d方向から当
接されて、この回転レバー54が実線で示す位置からト
グルバネ22に抗して矢印j方向に回転駆動される。そ
して、この回転レバー54が死点DPを矢印j方向に乗
り越えた瞬間に、トグルバネ22による回転レバー54
の回転付勢方向が矢印i方向から矢印j方向に反転され
て、この回転レバー54がトグルバネ22によって1点
鎖線で示す位置まで矢印j方向に強制的に回転されて、
他方のストッパー24に当接して停止する。
【0030】そして、図11に示すように、この回転レ
バー54と一体に上下一対のロード圧可変用板バネ8、
9が動作位置P11から非動作位置P12まで矢印j方向に
回転されて、これらのロード圧可変用板バネ8、9の先
端8a、9aが上下一対のヘッドアーム4、5の上下一
対の突起52、53から矢印j方向に離脱される。
【0031】すると、図8に示すように、第2のロード
スプリングである上下一対のロード圧可変用板バネ8、
9による上下一対の磁気ヘッド6、7の押圧力が解除さ
れて、これらの磁気ヘッド6、7は第1のロードスプリ
ングである上下一対のヘッドアーム支持用板バネ2、3
の押圧力のみで大容量フロッピーディスクHFDの上下
両面に矢印a方向から押圧されて、上下一対の磁気ヘッ
ド6、7の大容量フロッピーディスクHFDに対するロ
ード圧F2が、その大容量フロッピーディスクHFDに
最適な小さい値に可変された小ロード圧状態に自動調整
される。そして、スピンドルモータ45によって大容量
フロッピーディスクHFDを3600rpm以上の高速
で回転駆動して、データの100MB以上の大容量の記
録、再生を行う際に、上下一対の磁気ヘッド6、7をロ
ード圧F2に抗して大容量フロッピーディスクHFDの
上下両面からエアフィルムによって矢印b方向に浮上さ
せることが可能になる。
【0032】「第3の実施形態」次に、図12及び図1
3によって、この大容量フロッピーディスク・ドライブ
のロード圧可変装置の第3の実施形態について説明する
と、この場合は、図1〜図4に示したロード圧可変手段
をコロ13から偏心カム61に変更したものである。即
ち、上側ヘッドアーム4の上面4aに偏心カム61をカ
ム軸62によって矢印m、n方向にほぼ180°の回転
角度で回転自在に取り付け、上側ロード圧可変用板バネ
8の先端8aとその偏心カム61上に矢印a方向から押
圧させている。そして、上下一対の磁気ヘッド6、7を
フロッピーディスクの最内周位置と最外周位置との間で
矢印c、d方向に移動するキャリッジ1の移動を利用し
て、前述した回転制御機構21等によって偏心カム61
を矢印m、n方向に回転制御することができる。
【0033】従って、前述同様に、小容量フロッピーデ
ィスクFDがローディングされた時には、図12に示す
ように、回転制御機構73によって偏心カム61をカム
軸62を中心に矢印m方向に回転制御して、この偏心カ
ム61で上側ロード圧可変用板バネ8の先端8aを矢印
b方向に押し上げる。すると、その上側ロード圧可変用
板バネ8の矢印a方向の反発力によって、小容量フロッ
ピーディスクFDに対する上下一対の磁気ヘッド6、7
のロード圧F1が大きい値に可変された大ロード圧状態
に自動調整される。
【0034】また、前述同様に、大容量フロッピーディ
スクHFDがローディングされた時には、図13に示す
ように、回転制御機構73によって偏心カム61をカム
軸62を中心に矢印n方向に回転制御して、この偏心カ
ム61を上側ロード圧可変用板バネ8の先端8aから矢
印a方向に逃がす。すると、その上側ロード圧可変用板
バネ8の矢印a方向の反発力が弱められて、大容量フロ
ッピーディスクHFDに対する上下一対の磁気ヘッド
6、7のロード圧F2が小さい値に可変された小ロード
圧状態に自動調整される。
【0035】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上記した実施の形態に限定されることな
く、本発明の技術的思想に基づいて各種の変更が可能で
ある。
【0036】
【発明の効果】以上のように構成された本発明のディス
クドライブ装置のロード圧可変装置は、次のような効果
を奏することができる。
【0037】請求項1は、ヘッドアームを押圧するロー
ド圧可変用板バネの押圧力を可変して、磁気ディスクに
対する磁気ヘッドのロード圧を可変するようにしたの
で、従来技術に記載した一対の電磁石を用いるもののよ
うにデータの記録、再生中、一対の電磁石を終始通電す
る必要がなくなり、省電力性に富み、かつ、発熱等の問
題も解消することができる。
【0038】請求項2は、ヘッドアームを押圧するロー
ド圧可変用板バネを動作位置と非動作位置との間で移動
することにより、磁気ディスクに対する磁気ヘッドのロ
ード圧を可変するようにしたので、省電力性に富み、か
つ、発熱等の問題も解消できる。
【0039】請求項3は、磁気ディスクの記録容量検出
手段で検出される記録容量に応じて、ロード圧可変用板
バネによるヘッドアームの押圧力を可変するようにした
ので、ローディングされる磁気ディスクの記録容量に応
じてロード圧を自動調整することができる。
【0040】請求項4は、磁気ディスクの記録容量検出
手段で検出される記録容量に応じてロード圧可変用板バ
ネを動作位置と非動作位置との間で移動制御するように
したので、ローディングされる磁気ディスクの記録容量
に応じてロード圧を自動調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した大容量フロッピーディスクド
ライブのロード圧可変装置における第1の実施形態の大
ロード圧状態を説明する側面図である。
【図2】同上の第1の実施形態における小ロード圧状態
を説明する側面図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】図2の平面図である。
【図5】同上の第1の実施形態の回転制御機構を説明す
る平面図である。
【図6】同上の第1の実施形態の制御回路を説明するブ
ロック図である。
【図7】同上の第2の実施形態における大ロード圧状態
を説明する側面図である。
【図8】同上の第2の実施形態における小ロード圧状態
を説明する側面図である。
【図9】図7の平面図である。
【図10】図8の平面図である。
【図11】同上の第2の実施形態における回転制御機構
を説明する平面図である。
【図12】同上の第3の実施形態における大ロード圧状
態を説明する側面図である。
【図13】同上の第3の実施形態における小ロード圧状
態を説明する側面図である。
【符号の説明】
1はキャリッジ、4、5はヘッドアーム、8、9はロー
ド圧可変用板バネ、11はロード圧可変機構、13は押
圧力可変手段であるコロ、21はロード圧可変用板バネ
を動作位置と非動作位置との間で移動する手段である回
転制御機構、41、42は容量検出手段である容量検出
スイッチ、44は制御手段である制御回路である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャリッジにヘッドアームを介して搭載さ
    れた磁気ヘッドと、 上記ヘッドアームを弾性的に押圧するロード圧可変用板
    バネと、 上記板バネによる上記ヘッドアームの押圧力を可変する
    手段を備えたことを特徴とするディスクドライブ装置の
    ロード圧可変装置。
  2. 【請求項2】キャリッジにヘッドアームを介して搭載さ
    れた磁気ヘッドと、 上記ヘッドアームを弾性的に押圧するロード圧可変用板
    バネと、 上記板バネを動作位置と非動作位置との間で移動する手
    段を備えたことを特徴とするディスクドライブ装置のロ
    ード圧可変装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載されたディスクドライブ装
    置のロード圧可変装置は、磁気ディスクの記録容量検出
    手段で検出される記録容量に応じて上記板バネによる上
    記ヘッドアームの押圧力を可変する制御手段を備えたこ
    とを特徴とするディスクドライブ装置のロード圧可変装
    置。
  4. 【請求項4】請求項2に記載されたディスクドライブ装
    置のロード圧可変装置は、磁気ディスクの記録容量検出
    手段で検出される記録容量に応じて上記板バネを動作位
    置と非動作位置との間で移動制御する制御手段を備えた
    ことを特徴とするディスクドライブ装置のロード圧可変
    装置。
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