JPH04137282A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気ディスク装置に関し、特に磁気ディスク
が定常回転で回転しているときに磁気ディスク面上の空
気ベアリングにより磁気ディスク上を浮上するスライダ
に支持された磁気ヘッドによって、データの読み出し／
書き込みを行う磁気ディスク装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、この種の磁気ディスク装置にあっては、スライダ
は、サスペンションからの小さな力によって磁気ディス
ク面に対して垂直方向に加圧されている。そして、磁気
ディスク装置の電源オフ時すなわち磁気ディスクが回転
しない時、及び磁気ディスク装置の電源オン後、磁気デ
ィスクがスライダに空気ベアリングによる支持を発生さ
せるのに十分な回転数に磁気ディスクの回転が到達する
まで、スライダは、磁気ディスクの表面に接触している
。磁気ディスク装置の電源オン後、磁気ディスクの回転
数が空気ベアリングを発生するのに必要な回転数以上に
到達すると、スライダは磁気ディスクの表面を浮上する
。この浮上した状態でのスライダをアクチュエータ・ア
ームは磁気ディスフのデータ記憶領域を半径方向に移動
させる。

また、磁気ディスク装置の電源がオンからオフに切換ね
り、磁気ディスクの回転数が空気ベアリングを発生する
のに必要な回転数以下に低下したとき、スライダは再度
磁気ディスクの表面に接触する。また、この種の磁気デ
ィスク装置は始動時及び停止時において、ヘッドの損傷
を防ぐために液体潤滑剤が磁気ディスク面上に塗布され
ている。

（発明が解決しようとする課題〕 上記従来例においては、磁気ディスク装置の有する磁気
ディスクが回転していないとき、スライダと磁気ディス
クとは接触している。このため、従来よりスライダと磁
気ディスク表面とが始動時には吸着する問題や、スライ
ダと磁気ディスクの接触状態から磁気ディスクが回転し
始めて、スライダが磁気ディスクから離れる浮上状態に
換わるときに生じるスライダの微小な振動により、スラ
イダと磁気ディスクの衝突する問題、輸送中などの衝撃
でスライダが磁気ディスク表面を叩いてスライダと磁気
ディスク表面が損傷する問題などがあった。

〔課題を解決するための手段〕

本発明では、回転する磁気ディスクと、磁気ディスクに
接近してデータの読み出し及び書き込みを行うヘッドが
取り付けられた空気ベアリング・スライダと、一端に空
気ベアリング・スライダが取り付けられ、他端はアクチ
ュエータ・アームに取り付けられるサスペンションとを
有している。

さらに、磁気ディスクの回転数に比例した電圧を出力す
る回転数検出器と、回転数検出器の出力信号である回転
数信号を入力とし、回転数信号の値に比例して、サスペ
ンションを磁気ディスクに対して垂直方向に加圧する圧
電素子とを備えている。

これによって前述した目的を達成しようとするものであ
る。

［実施例］ 次に本発明の一実施例を第１図ないし第３図に基づいて
説明する。

この第１図ないし第３図において符号１，２は磁気ディ
スクを示す。本実施例では、この磁気ディスク１．２の
回転数を検出し、回転数に比例した回転数信号１３を出
力する回転数検出器５と、回転数信号１３を入力とし、
回転数信号１３に比例してサスペンション１０．１１を
加圧する圧電素子８．９と、磁気ディスク１．２を回転
させるスピンドル３とスピンドル３に回転力を加えるス
ピンドルモータ４と磁気ディスク１．２に接近してデー
タの読み出し及び書き込みを行う磁気ヘッドを備えた空
気ベアリング型のスライダ６．７とを備えている。さら
に、このスライダ６．７を支持するとともに、圧電素子
８．９からの加圧に応じてスライダ６．７を磁気ディス
ク１．２に対して垂直方向に加圧するサスペンション１
０．１１と、このサスペンション１０．１１を支持する
とともにスライダ６．７を磁気ディスク１．２のデータ
記憶領域を半径方向に移動させるアクチュエータ・アー
ム１２と、このアクチュエータ・アーム１２を移動させ
るための駆動力を発生させる磁気コイル１４及び磁気回
路１５とを備えている。

次に、本発明の動作について説明する。

磁気ディスク装置が電源オフすなわち磁気ディスク１．
２が回転しないときは、回転数検出器５の出力信号であ
る回転数信号１３の値は零であり、圧電素子８．９はサ
スペンション１０．１１を磁気ディスク１．２に対して
垂直方向に加圧しない。

第２図はそのときの磁気ディスク１．２とスライダ６．
７とサスペンション１０．１１と圧電素子８，９との関
係を示した図である。圧電素子８゜９がサスペンション
１０．１１を加圧力しないため、スライダ６．７は磁気
ディスク１，２には接触しない。

次に、磁気ディスク装置が電源オンになると、磁気ディ
スク１，２は回転を始める。回転を始めると回転数検出
器５は回転数に比例した回転数信号１３を出力し、圧電
素子８．９に入力する。圧電素子８．９は回転数信号１
３に比例してサスペンション１０．１１を磁気ディスク
１．２に対して垂直方向に加圧するため、回転数が速く
なるにつれてスライダ６．７は磁気ディスク１，２に接
近してくる。またスライダ６．７は回転数が速くなるに
つれて、磁気ディスク１．２から空気ベアリングによる
力を受ける。回転数が定常回転数に達したとき、圧電素
子８．９がサスペンション１０．１１を加圧する力と、
空気ベアリングによる力とが釣り合い、しかもスライダ
６．７が既定の浮上量になるように圧電素子８．９の加
圧する力を決めておくと、定常回転数に達したときスラ
イダ６．７は既定の浮上量で浮上する。

第３図は定常回転数になったときの磁気ディスク１．２
とスライダ６．７とサスペンション１０゜１１と圧電素
子８．９との関係を示した図である。

圧電素子８．９がサスペンション１０．１１を加圧する
力と空気ベアリングによる力とが釣り合い、スライダ６
．７は既定の浮上量で浮上する。既定の浮上量で浮上し
た状態で、アクチュエータ・アーム１２はデータ記憶領
内を移動し、データの読み出し及び書き込みを行う。

（発明の効果〕 以上説明したように本発明は、磁気ディスクの回転数を
検出し、回転数に比例して圧電素子はサスペンションを
加圧するため、磁気ディスク装置の電源がオフ状態では
スライダと磁気ディスクは接触せず、電源がオン状態に
なると回転数に応じてスライダを磁気ディスクに近づけ
定常回転数に達したとき既定の浮上量になるので、スラ
イダと磁気ディスクとは全く接触することがなく、スラ
イダと磁気ディスクとの吸着問題やスライダと磁気ディ
スクとの衝突問題や、衝撃でスライダが磁気ディスクを
叩いて損傷する問題をほぼ完全に回避できるという効果
を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の磁気ディスク装置のブロッ
ク図、第２図は第１図の一実施例における磁気ディスク
が回転していないときの磁気ディスクとスライダとサス
ペンションと圧電素子との関係を示した図、第３図は第
１図の一実施例における磁気ディスクが定常回転してい
るときの磁気ディスクとスライダとサスペンションと圧
電素子との関係を示した図である。 １．２・・・・・・ｍ気ディスク、３・・・・・・スピ
ンドル、６．７・・・・・・スライダ、８．９・・・・
・・圧電素子、１０゜１１・・・・・・サスペンション
、１２・・・・・・アクチュエータ・アーム、１３・・
・・・・回転数信号、１４・・・・・・磁気コイル、１
５・・・・・・磁気回路。 出願人　　日　本　電　気　株式会社 代理人　　弁理士　　　高　橋　　角 箱 Ｂ女気テ゛イスク スピンドル スつイダ 圧電素子 サス公ンション アクチュエータ・アーム 回転数信号 磁気コイル 磁気回路

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）、スピンドルモータによって回転駆動される磁気
   ディスクと、この磁気ディスクに対向して装備された読
   み出し書き込み用の磁気ヘッドと、この磁気ヘッドを一
   端部で支持すると共に他端部がアクチュエータアームに
   取付けられたサスペンションとを有する磁気ディスク装
   置において、前記磁気ディスクの回転数を検出する回転
   数検出器を前記スピンドルモータに装備すると共に、こ
   の回転数検出器の出力に応じて前記サスペンションを前
   記磁気ディスクに向けて押圧する圧電素子を、前記アク
   チュエータアームに装備したことを特徴とする磁気ディ
   スク装置。