JP2000099454A - バス変換装置 - Google Patents

バス変換装置

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JP2000099454A
JP2000099454A JP11269860A JP26986099A JP2000099454A JP 2000099454 A JP2000099454 A JP 2000099454A JP 11269860 A JP11269860 A JP 11269860A JP 26986099 A JP26986099 A JP 26986099A JP 2000099454 A JP2000099454 A JP 2000099454A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】バス接続部におけるバス変換オーバヘッド等に
よるアクセス速度の低下を防止し、ソース同期転送方式
の優位性を十分活かしきれるバス制御方式およびそのバ
スシステムを提供すること。 【構成】情報処理装置用バスであって、データ転送をデ
ータ出力元が供給するクロック信号に同期したタイミン
グで行うソース同期転送方式の複数バスを、バス変換装
置(バスアダプタ)を介して階層的に接続したバスシス
テムにおいて、バス変換装置に、転送データ出力元のモ
ジュールが接続される第一のバスから取り込んだ転送デ
ータおよびクロック信号を、転送先モジュールが接続さ
れる第二のバス上に直接送出する手段を備えた階層接続
バスのバス変換装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーソナルコンピュー
タ、ワークステーション、オフィスコンピュータ等の情
報処理装置に用いられるバスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報処理装置用バスであって、ア
ドレスとデータとを多重化する方式であり、リード動作
を各々独立に完結するアドレス転送トランザクション及
びデータ転送トランザクションに分割して行なう、いわ
ゆるスプリット転送の手段と、データ転送時に、出力元
が供給するソースクロックに同期したタイミングで転送
を行う、いわゆるソース同期転送の手段を有するバスと
しては、例えばアイ・イー・イー・イー、ドラフトスタ
ンダード P896.1R/D8.5:フューチャーバ
スプラス ロジカル レイヤ スペシフィケーションズ
(1991年)第63頁から第104頁(IEEE D
raft Standard P896.1R/D8.
5:Futurebus+ Logical Laye
r Specifications、IEEE Com
puter Society Press(1991)
PP63−104)に記載されているフューチャーバス
プラスが知られている。
【0003】近年、バスはシステム性能を向上させるた
めの重要な技術になっており、より高い性能が要求され
ている。このバス高速化の課題に応えるための有効な手
法の一つとしてソース同期転送方式が採用されつつあ
る。ソース同期転送方式には、クロック分配スキューが
小さく転送周波数を上げやすい等の利点がある。
【0004】一方、CPU性能への追従と既存IOの互
換性という相反する要求、多回線かつ多様なIO接続要
求等から、CPUバス、システムバス、IOバス等がバ
スアダプタを介して分離される、いわゆるバスの階層化
が進んできている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これらの上記従来技術
を組み合わせたシステム、すなわちソース同期方式のバ
ス(一対一のパスやチャネルも含む)を階層化接続した
バスシステムにおいては、同一バス上のモジュール同志
の転送は、ソース同期転送方式により高速に行われる
が、バス階層渡りの転送は、バスの接続部におけるバス
変換のオーバヘッド等により、ソース同期転送方式本来
の優位性が活かしきれないという問題があった。 本発
明の目的は、ソース同期型バスを階層化接続して用いた
情報処理システムにおいて、バス接続部におけるバス変
換オーバヘッド等によるアクセス速度の低下を防止し、
ソース同期転送方式本来の優位性を十分活かしきれる高
速なバス制御方式、およびそのバスシステムを提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するため、ソース同期転送方式を採用したバス(一
対一のパスやチャネルも含む)同志を階層化接続したバ
スシステムにおいて、以下の(1)から(3)の手段を
設ける。
【0007】(1)データ転送元モジュールにおいて、
アクセスアドレスをデコードすることにより、転送先モ
ジュールおよびそれが接続されているバスを認識し、そ
のバスの転送速度に速度変換して、データおよびクロッ
クを送出できる手段を設ける。
【0008】(2)データ転送元モジュールにおいて、
自モジュールの接続されているバスに加えて、転送経路
として必要な他階層のバス使用権も同時に獲得できる手
段を設ける。
【0009】(3)バス変換装置において、データ転送
元モジュールが供給するデータおよび転送クロック信号
を、バス変換装置内部をスルーで通過させ、別階層のバ
ス上にそのまま流せる手段を設ける。
【0010】
【作用】上記手段によれば、アクセス先が別階層バス上
にあっても、データ転送元モジュールが供給するデータ
および転送クロック信号をスレーブ側のモジュールがそ
のまま受け取ることができるため、バス階層を渡ってソ
ース同期転送方式を適用できることになる。すなわち、
従来、バス変換装置でデータを一旦ラッチし、その後、
次の階層にデータ転送を開始していた処理を、バス変換
装置の内部遅延の分の時間のみ遅れるだけで、同一階層
内バスと同様のソース同期転送として実現することがで
き、転送速度を向上させることができる。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1から図8によっ
て説明する。図1は本発明によるバスシステムのソース
同期型バス同志を接続するバス変換装置および各々のソ
ース同期型バスに接続されるバスマスタモジュールの内
部構成を示すブロック図、図2は本発明をソース同期バ
ス同志を階層化接続したバスシステムに応用した適用例
を示すシステム構成図、図3、図4は本発明をソース同
期バスとソース同期型チャネル(一対一)を階層化接続
したシステムに応用した適用例を示すシステム構成図、
図5は本発明をソース同期チャネル同志を階層化接続し
たシステムに応用した適用例を示すシステム構成図、図
6は本発明によるバスシステムのアクセスタイミングチ
ャート図、図7は本発明によるバスシステムの動作の一
例のフローチャート、図8は転送先モジュール別アクセ
スタイムチャート図である。
【0012】図1において、1は本実施例のソース同期
型バス同志を接続するバス変換装置、2は階層化された
一方のソース同期型バス(Aバス)に接続されるバスマ
スタモジュール、3は階層化されたもう一方のソース同
期型バス(Bバス)に接続されるバスマスタモジュー
ル、4から8はバスマスタモジュール2の構成要素で、
4は入力データバッファ、5は出力データバッファ、6
は送信クロック制御部、7は送信制御部、8はAバスの
バス調停を行うバスアービタ、9および10は双方向入
出力ドライバ、11から24はバス変換装置1内部の構
成要素で、11は入力データバッファ、12は入力デー
タバッファ、13は送信クロック制御部、14はAバス
のバス権制御部、15は送・受信制御部、16はBバス
のバス調停を行うバスアービタ、17,18,19、お
よび20は双方向入出力ドライバ、21,22,23お
よび24はセレクタ、25から31はバスマスタモジュ
ール3の構成要素で、25は入力データバッファ、26
は出力データバッファ、27は送信クロック制御部、2
8は送信制御部、29はBバスのバス権制御部、30お
よび31は双方向入出力ドライバ、32はソース同期型
バスであるAバスのクロック線、33はAバスのデータ
線(アドレスも含む)、34はソース同期型バスである
Bバスのクロック線、35はBバスのデータ線(アドレ
スも含む)、36はAバスのアービトレーション制御信
号、37はBバスのアービトレーション制御信号、38
はバスマスタモジュール2がマスタとなる階層渡りソー
ス同期転送要求信号、37はBバスのアービトレーショ
ン制御信号、39はバスマスタモジュール3がマスタと
なる階層渡りソース同期転送要求信号、40はバス変換
装置1内部のコントロールレジスタ、41はバスマスタ
モジュール2がマスタとなる階層渡りソース同期転許可
信号、42はバスマスタモジュール3がマスタとなる階
層渡りソース同期転送許可信号、43はアクセスアドレ
スデコーダ、44はアクセス先モジュールに対応したク
ロック速度の変換器、45はアクセスアドレスとアクセ
ス先モジュールを対応付けるアドレス別モジュールテー
ブル、46はアクセスアドレスデコーダ、47はアクセ
ス先モジュールに対応したクロック速度の変換器、48
はアクセスアドレスとアクセス先モジュールを対応付け
るアドレス別モジュールテーブルである。図2におい
て、101はプロセッサ、102はプロセッサおよび主
記憶装置インタフェース装置、103は主記憶装置、1
04はソース同期型バスであるシステムバス、105お
よび106はソース同期型バスであるIOバス、111
はシステムバス104およびIOバス105を接続する
ためのバス変換装置、112はシステムバス104およ
びIOバス106を接続するためのバス変換装置、10
7,108,109および110はIOアダプタ装置で
ある。図3において、113はプロセッサおよび主記憶
装置インタフェース装置102とIOバス105の間で
転送を行うチャネル、114はプロセッサおよび主記憶
装置インタフェース装置102とIOバス106の間で
転送を行うチャネル、115はチャネル113とIOバ
ス105を接続するためのバス変換装置、116はチャ
ネル114とIOバス106を接続するためのバス変換
装置である。図4において、117はシステムバス10
4とIOアダプタ107間の転送を行うチャネル、11
8はシステムバス104とIOアダプタ108間の転送
を行うチャネル、119はシステムバス104とIOア
ダプタ109間の転送を行うチャネル、120はシステ
ムバス104とIOアダプタ110間の転送を行うチャ
ネル、121はシステムバス104とチャネル117お
よび118を接続する変換装置、122はシステムバス
104とチャネル119および120を接続する変換装
置である。図5において、123,124はチャネル、
125はチャネル123とIOアダプタ107間の転送
を行うチャネル、126はチャネル123とIOアダプ
タ108間の転送を行うチャネル、127はチャネル1
24とIOアダプタ109間の転送を行うチャネル、1
28はチャネル124とIOアダプタ110間の転送を
行うチャネル、129はチャネル123とチャネル12
5および126を接続する変換装置、130はチャネル
124とチャネル127および128を接続する変換装
置である。図6において、601から608はバスマス
タモジュール2からバスマスタモジュール3へのデータ
転送時のタイムチャートで、601はマスタモジュール
2の端子で観測したAバスのデータ、602はマスタモ
ジュール2の端子で観測したAバスのクロック、603
はバス変換装置1の端子で観測したAバスのデータ、6
04はバス変換装置1の端子で観測したAバスのクロッ
ク、605はバス変換装置1の端子で観測したBバスの
データ、606はバス変換装置1の端子で観測したBバ
スのクロック、607ははマスタモジュール3の端子で
観測したBバスのデータ、608はマスタモジュール3
の端子で観測したBバスのクロックである。図8におい
て、801,802,803および804はプロセッサ
・主記憶インタフェース102からIOバス105上の
モジュールであるIOアダプタ107への転送タイムチ
ャートであり、801はプロセッサ・主記憶インタフェ
ース102の端子で観測したデータの波形、802はプ
ロセッサ・主記憶インタフェース102の端子で観測し
たクロックの波形、803はIOアダプタ107の端子
で観測したデータの波形、804はIOアダプタ107
の端子で観測したクロックの波形、805,806,8
07および808はプロセッサ・主記憶インタフェース
102からIOバス106上のモジュールであるIOア
ダプタ109への転送タイムチャートであり、805は
プロセッサ・主記憶インタフェース102の端子で観測
したデータの波形、806はプロセッサ・主記憶インタ
フェース102の端子で観測したクロックの波形、80
7はIOアダプタ109の端子で観測したデータの波
形、808はIOアダプタ109の端子で観測したクロ
ックの波形である。まず、図2のソース同期型のバス同
志が階層接続されたをシステム構成を考える。プロセッ
サ101がプロセッサ・IOアクセス(PIO)および
ダイレクトメモリアクセス(DMA)を行う場合、どち
らもソース同期型バスが階層接続された経路を通る。こ
こで、図2の構成要素であるプロセッサおよび主記憶装
置インタフェース装置102、ソース同期型バスである
システムバス104、システムバス104およびIOバ
ス105を接続するためのバス変換装置111、ソース
同期型IOバス105、IOアダプタ107をそれぞ
れ、図1のバスマスタモジュール2、ソース同期型バス
(Aバス)、バス変換装置1、ソース同期型バス(Bバ
ス)、バスマスタモジュール3のような構造とする。
【0013】バスマスタモジュール2側から起動がかか
るPIOアクセスを行う場合、バスマスタモジュール2
は、デコーダ43およびアドレス別モジュールテーブル
45により、転送アドレスがどのモジュールに対するア
クセスかを判定する。ここでアドレス別モジュールテー
ブル45の内容は、PIOアクセスにより設定するもの
とする。その結果、階層渡りソース同期転送が可能なB
バス上のモジュールに対するものであることが判明した
時点で、制御信号38を用いて、バス変換装置1に対し
て階層渡りソース同期転送要求を行う。これを受けたバ
ス変換装置1はBバスのバス権を獲得した後、階層渡り
ソース同期転送許可を制御信号41を用いてバスマスタ
モジュール2に伝える。階層渡りソース同期転送許可を
受けたマスタモジュール2は、クロック速度変換器44
により、モジュール3の接続されているBバスの速度に
合わせた転送動作を開始する。出力データバッファ5か
ら送出される出力データは、送信クロック制御部6で生
成されるソースクロックと共に、双方向入出力バッファ
9および10からAバス上に出力される。バス変換装置
1は、双方向入出力バッファ17および18から転送デ
ータおよびクロックを取り込む。階層渡りソース同期転
送モードでは、通常のアクセスと異なり、バス変換装置
1は、内部の入力データバッファ11内にデータを格納
せずに、セレクタ21、双方向入出力バッファ19を通
してそのままBバスに伝える。クロックも同様にセレク
タ23、双方向入出力バッファ20を経由してBバス3
4上に出力される。マスタモジュール3は、階層渡りソ
ース同期転送モードであるか否かによらず、双方向入出
力バッファ30から取り込んだデータを、双方向入出力
バッファ31から取り込んだクロックを用いて、入力デ
ータバッファ25にラッチし、マスタモジュール2から
マスタモジュール3に至る一連の動作を終了する。この
場合、IOバスの性能により、階層渡りソース同期転送
の転送ピッチが異なる。システムバス104とIOバス
105を用いた転送と、システムバス104とIOバス
106を用いた転送との違いを図8に示す。システムバ
ス104とIOバス105を用いた階層渡りソース同期
転送中は、IOバス105上のIOアダプタ同志の転送
が可能である。一方、システムバス104とIOバス1
06を用いた階層渡りソース同期転送中は、IOバス1
05上のIOアダプタ同志の転送が可能である。本動作
をフローチャートで表すと図7のようになる。(開始
後、701:モジュール2内でアクセス要求発生、70
2:バス変換装置1に対して階層渡りソース同期転送を
要求、703:バス変換装置1はBバスアービタに対し
てバス権を要求、704:Bバスバス権獲得までウェイ
ト、705:バス変換装置1からモジュール2に、階層
渡りソース同期転送許可信号送出、706:モジュール
2が送信データおよびクロックを送出、707:バス変
換装置1はモジュール2が送信したデータおよびクロッ
クをBバスに単純通りぬけさせる、708:モジュール
3はBバス上のクロックおよびデータを内部に取り込
み、データをラッチ、終了)逆に、バスマスタモジュー
ル3側から起動がかかるDMAアクセスを行う場合、バ
スマスタモジュール3は、バスマスタモジュール3は、
デコーダ46およびアドレス別モジュールテーブル48
により、転送アドレスがどのモジュールに対するアクセ
スかを判定する。その結果、階層渡りソース同期転送が
可能なBバス上のモジュールに対するものであることが
判明した時点で、制御信号39を用いて、バス変換装置
1に対して階層渡りソース同期転送要求を行う。それを
受けたバス変換装置1は、Aバスのアービトレーション
制御信号36を用いてAバスのバス権を獲得した後、階
層渡りソース同期転送許可を制御信号42を用いてバス
マスタモジュール3に伝える。階層渡りソース同期転送
許可を受けたマスタモジュール3は、クロック速度変換
器47により、モジュール2の接続されるAバスの速度
に合わせた転送動作を開始する。出力データバッファ2
6から送出される出力データは、送信クロック制御部2
8で生成されるソースクロックと共に、双方向入出力バ
ッファ30および31からBバス上に出力される。バス
変換装置1は、双方向入出力バッファ19および20か
ら転送データおよびクロックを取り込む。階層渡りソー
ス同期転送モードでは、通常のアクセスと異なり、バス
変換装置1は、内部の入力データバッファ12内にデー
タを格納せずに、セレクタ22、双方向入出力バッファ
17を通してそのままAバスに伝える。クロックも同様
にセレクタ24、双方向入出力バッファ18を経由して
Aバス32上に出力される。マスタモジュール2は、階
層渡りソース同期転送モードであるか否かによらず、双
方向入出力バッファ9から取り込んだデータを、双方向
入出力バッファ10から取り込んだクロックを用いて、
入力データバッファ4にラッチし、マスタモジュール3
からマスタモジュール2に至る一連の動作を終了する。
なお、PIOおよびDMA共にリードアクセスはリード
の起動サイクルと応答データサイクルがバスアービトレ
ーションにより分割可能なスプリット転送を前提として
いる。そのため、PIOリード応答はバスマスタモジュ
ール3から、DMAリード応答はバスマスタモジュール
2から起動されるアクセスとなる。バスマスタモジュー
ル2からバスマスタモジュール3へのアクセスのタイム
チャートを図6に示す。Bバスのバスマスタモジュール
3の端子で観測したデータおよびクロック信号の波形は
共に、Aバスのマスタモジュール2の端子で観測した波
形から、Aバス伝搬遅延、バス変換装置内部遅延、Bバ
ス伝搬遅延の合計時間だけ遅れて伝えられている。本実
施例では2階層の応用例を示したが、3階層以上の階層
に渡って本発明の階層渡りソース同期方式を適用しても
なんらさしつかえはない。また、システム構成として
は、図3のように上位側がチャネルで下位側がバスにな
る場合、図4のように上位側がバスで下位側がチャネル
になる場合、図4のように上位側、下位側共にチャネル
になる場合が考えられるが、それぞれの動作は、前述の
制御のうち、バス変換装置をはさんで起動バスマスタモ
ジュールの反対側がチャネルの場合、そのバス権を事前
に獲得する処理を省いたものとなる。
【0014】以上のように、本実施例の方式を用いる
と、ソース同期方式を採用したバス、もしくはチャネル
を階層化接続する場合、アクセス先が別階層バス上にあ
っても、データ転送元モジュールが供給するデータおよ
び転送クロック信号を、スレーブ側のモジュールがその
まま受け取ることができるため、バス階層を渡ってソー
ス同期転送方式を適用できる。すなわち、従来、バス変
換装置でデータを一旦ラッチし、その後、次の階層バス
にデータ転送を開始していた処理を、バス変換装置の内
部遅延の分遅れるだけで、同一階層内バスと同様のソー
ス同期転送として実現することができ、転送速度が向上
するという効果がある。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、アクセス先が別階層バ
ス上にあっても、データ転送元モジュールが供給するデ
ータおよび転送クロック信号を、スレーブ側のモジュー
ルがそのまま受け取ることができるため、バス階層を渡
ってソース同期転送方式を適用できる。すなわち、従
来、バス変換装置でデータを一旦ラッチし、その後、次
の階層バスにデータ転送を開始していた処理を、バス変
換装置の内部遅延の分遅れるだけで、同一階層内バスと
同様のソース同期転送として実現することができ、転送
速度が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるバスシステムのソース同期型バス
同志を接続するバス変換装置および各々のソース同期型
バスに接続されるバスマスタモジュールの内部構成を示
すブロック図である。
【図2】本発明をソース同期バス同志を階層化接続した
バスシステムに応用した構成例を示すシステム構成図で
ある。
【図3】本発明をソース同期バスとソース同期チャネル
を階層化接続したシステムに応用した構成例を示すシス
テム構成図である。
【図4】本発明をソース同期バスとソース同期チャネル
を階層化接続したシステムに応用した構成例を示すシス
テム構成図である。
【図5】本発明をソース同期チャネル同志を階層化接続
したシステムに応用した構成例を示すシステム構成図で
ある。
【図6】本発明によるバスシステムのアクセスタイミン
グチャート図である。
【図7】本発明によるバスシステムの動作の一例のフロ
ーチャートである。
【図8】本発明による転送先モジュール別アクセスタイ
ムチャートである。
【符号の説明】
1…ソース同期型バス同志を接続するバス変換装置、 2…階層化された一方のソース同期型バス(Aバス)に
接続されるバスマスタモジュール、 3…階層化されたもう一方のソース同期型バス(Bバ
ス)に接続されるバスマスタモジュール、 4…入力データバッファ、 5…出力データバッファ、 6…送信クロック制御部、 7…送信制御部、 8…Aバスのバス調停を行うバスアービタ、 9,10…双方向入出力ドライバ、 11…入力データバッファ、 12…入力データバッファ、 13…送信クロック制御部、 14…Aバスのバス権制御部、 15…送・受信制御部、 16…Bバスのバス調停を行うバスアービタ、 17,18,19,20…双方向入出力ドライバ、 21,22,23,24…セレクタ、 25…入力データバッファ、 26…出力データバッファ、 27…送信クロック制御部、 28…送信制御部、 29…Bバスのバス権制御部、 30,31…双方向入出力ドライバ、 32…ソース同期型バスであるAバスのクロック線、 33…Aバスのデータ線(アドレスも含む)、 34…ソース同期型バスであるBバスのクロック線、 35…Bバスのデータ線(アドレスも含む)、 36…Aバスのアービトレーション制御信号、 37…Bバスのアービトレーション制御信号、 38…バスマスタモジュール2がマスタとなる階層渡り
ソース同期転送要求および許可信号、 37…Bバスのアービトレーション制御信号、 39…バスマスタモジュール3がマスタとなる階層渡り
ソース同期転送要求および許可信号、 40…バス変換装置1内部のコントロール。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】転送元モジュールに接続された第1のバス
    と、転送先モジュールに接続された第2のバスとに接続
    されたバス変換装置であって、前記転送元モジュールが
    出力したデータ及びソースクロックを前記第1のバスを
    介して入力する入力データバッファと、前記転送元モジ
    ュールが出力したデータ及びソースクロックを、前記入
    力データバッファを迂回する経路で前記第2のバスに転
    送するための信号線とを有することを特徴とするバス変
    換装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のバス変換装置であって、前
    記転送元モジュールからソース同期転送要求信号を受信
    し、前記転送元モジュールへソース同期転送許可信号を
    送信する手段と、前記ソース同期転送要求信号を受信
    後、前記第2のバスのバス使用権を獲得する手段とを有
    することを特徴とするバス変換装置。
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