JP2000098935A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2000098935A
JP2000098935A JP26765798A JP26765798A JP2000098935A JP 2000098935 A JP2000098935 A JP 2000098935A JP 26765798 A JP26765798 A JP 26765798A JP 26765798 A JP26765798 A JP 26765798A JP 2000098935 A JP2000098935 A JP 2000098935A
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JP26765798A
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Daisuke Tsuda
大介 津田
Tomoo Baba
智夫 馬場
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像メモリ性を備え、隣接する画素の電界に
よる画質劣化を防止可能な表示装置を提供する。 【解決手段】 画像情報Sに応じて両電極群30,31
間に直流電圧を印加すると、表示体2の内外に等電位線
4が発生する。等電位線4の張り出しがあった場合でも
粒子20の姿勢としてほとんど影響を受けない領域、す
なわち、横電極30a直下で電極群30,31間の距離
Lの略1/4の領域5に粒子20が密に配置されている
ので、第2層以降の粒子20の配列がいかようであって
も表示側Aから見た画質は安定し、画質劣化を抑えるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気泳動現象を利
用した表示装置に関し、特に、隣接する画素の電界によ
る画質劣化を防止可能な表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のパーソナルコンピュータやPDA
(Personal Digital Assistant)を始めとする情報端末
と、これらを繋ぐネットワーク関連技術の発展は、場所
を問わない情報処理、取り分けディスプレイを媒介とし
て情報を見たり編集したりする機会を大幅に増やしてい
る。これに伴って、ディスプレイには小型化,低消費電
力化,高画質化,低価格化等の機能強化や、さらにユー
ザの知的作業効率を向上させる新機能の付加が求められ
ている。これらのニーズに対して液晶技術を核とした新
規技術によってディスプレイ技術には大きな発展が見ら
れ、従来のCRT技術によっては達成し得なかった機能
が得られるようになりつつあることは言うまでもない。
【0003】新規ディスプレイ技術の中で、液晶を使っ
た各種方式が上述のニーズに合う技術として最も広く開
発され、利用されているのが現実であるが、液晶は数ミ
クロンから数十ミクロンの厚みの液晶層に数ボルトから
数十ボルトの電圧を印加する必要性から、液晶を駆動す
る電極を液晶に直接接して、または非常に薄い絶縁層を
介して配置させる必要がある。このために、液晶表示装
置一台一台に駆動電極、通常は高価な透明電極を備える
必要がある。一方、ユーザの知的作業効率を向上させる
新機能として、薄くなったディスプレイを紙のように取
り扱う形態が提案されている。ディスプレイが薄くな
り、また、特別なエネルギが無くても画像の継続表示が
可能な機能があり、かつ一枚当たりの単価が安くなれ
ば、ディスプレイを紙のように扱えるようになる。これ
によって、ユーザは同時に多くの画面を手に取りながら
見ることができるようになり、また、従来、プリンタを
使って画像を出力し利用していた作業形態の簡素化を図
ることができる。紙の使用量低減による環境保全も図る
ことができる。このような提案に対し、液晶の表示装置
を使うと、上述の理由から液晶と駆動電極の分離が困難
なために、ディスプレイ単価の低減が難しく、こういっ
た利用形態の促進そのものを困難にする欠点がある。
【0004】これに対し、液晶を駆動する際の様々な構
成上の制約が無く、また、一度書き込まれた画像を特別
なエネルギ無しに保持する機能をもつ薄型の表示方式と
して二色粒子の回転を制御する記録方式が提案されてい
る。このような従来の表示装置としては、例えば、US
P4,126,845に示されるものがある。
【0005】図5は、その表示装置1の概念図を示す。
この表示装置1は、二色粒子回転型のものであり、シー
ト状の表示体2と、この表示体2を駆動する駆動装置3
とから構成されている。表示体2は、複数のキャビティ
21a内の透明の液体22中に浮遊するように複数の二
色粒子20を支持する透明支持体21を備えている。二
色粒子20は、表面に半球毎に黒色表示領域20aと白
色表示領域20bが形成され、液体22中で表面が相対
的に正負に帯電し、かつ、粒子20全体として一定の正
味電荷を有するように構成されている。駆動装置3は、
表示体2の表示側Aに横方向(紙面垂直方向)に走るよ
うに複数の透明な横電極30aを配列してなる横電極群
30と、表示体2の非表示側Bに縦方向(紙面上下方
向)に走るように複数の縦電極31aを配列してなる縦
電極群31と、入力される画像情報Sに応じて両電極群
30,31に直流電圧を印加する駆動回路32とを備え
ている。
【0006】上記構成の表示装置1において、駆動回路
32から画像情報Sに応じて両電極群30,31に直流
電圧を印加し、外側から表示体2に電界を印加すると、
二色粒子20はその双極子状の表面電荷分布から電界方
向に対して安定な姿勢をとるように必要に応じて回転運
動を起こす。この結果、表示側Aの画像観察者に対して
画像情報Sに応じた半球を向けることができ、白および
黒からなる画像を表示できる。さらに、二色粒子20
は、粒子20全体として一定の正味電荷を有するため、
回転運動と同時に並進運動を起こし、キャビティ21a
の壁に付着する。一旦キャビティ20aの壁に付着する
と、電界が除去されても二色粒子20は静電力やファン
デルワールス力等の付着力によってキャビティ21aの
壁に留まろうとし、これが無電源画像保持性(メモリ
性)を与えている。また、電界制御のみで画像の書き込
みが可能なため、二次元駆動等によって高速な表示が可
能となり、色素の添加によって高いコントラストが得易
いという特長がある。
【0007】図6および図7は、画像書き込み動作を示
す。なお、ここでは、二色粒子20の特性として黒表示
領域20aが白表示領域20bに対して相対的に負にな
り、かつ粒子20全体として負に帯電しているものとす
る。図5では二色粒子20がランダムに配向している状
態を示しているが、これに対して図6に示すように、全
ての縦電極31aに正の電圧(+V1 )、全ての横電極
30aに0ボルトを印加すると、表示側Aには相対的に
正の極性である白表示領域20bが向く。縦電極群31
をライン選択入力用、横電極群30を画像信号入力用と
し、図7に示すように、縦電極31aに0ボルト(ライ
ン選択状態)、横電極30aに画像信号Sに応じて0ボ
ルトか+V2 ボルトを印加する。すると、横電極30a
に+V2ボルトが印加された箇所は粒子20が反転し、
黒表示領域20a側を表示側Aに向けるようになり、画
像が形成される。この間、ライン選択されていない縦電
極群31には例えば+V1 ボルトが印加されることによ
って表示側Aに白を表示し続ける。順次ラインを選択し
ながら画像信号を入力していくことで2次元の画像を形
成することができる。
【0008】図7は選択されたラインにおいて画像が書
き込まれた後の好ましい粒子配向を示している。配向が
決まった粒子20がキャビティ21aの壁と付着してい
る特性を利用してメモリ性を実現している。この方式は
液晶方式のように薄型等の特性をもつ一方、二色粒子2
0を含む表示体2が必ずしも電極群30,31と接して
いなければならないという制約もなく、画像書き込みに
必要な印加電界も液晶より低い。従って、液晶のような
ディスプレイとして使える機能に加え、メモリ性と表示
体2−電極群30,31の分離機能によって安価で紙の
ような使用形態の実現も可能となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の表示装
置1によると、観察者側から見て第1層の二色粒子20
の間隙から第2層以降の二色粒子20を観察できるた
め、第2層以降の二色粒子20が隣接する画素の電界の
影響によって、第2層以降の二色粒子20が反転するこ
とがあり、画素のエッジのシャープさが低下するという
問題がある。
【0010】従って、本発明の目的は、画像メモリ性を
備え、隣接する画素の電界による画質劣化を防止可能な
表示装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、表示された画像を保持する表示装置におい
て、表面が正負に帯電し、かつ、全体として正あるいは
負の正味電荷を有し、前記表面に複数の色を表示する複
数の表示領域が形成された複数の表示素子と、前記所定
の距離を設けて配置され、一方を画像表示側とする一対
の電極と、前記一対の電極間に設けられ、前記一対の電
極のうち前記画像表示側の前記電極から計って前記所定
の距離の略4分の1の範囲内に前記複数の表示素子を透
光性液体中に浮遊させて二次元状に配置した透明のシー
ト状支持体と、前記一対の電極に直流電圧を印加するこ
とにより前記複数の表示素子に画像情報に応じた方向の
電界を印加して前記複数の表示領域の1つを前記画像表
示側に向ける駆動手段とを備えたことを特徴とする表示
装置を提供する。本発明は、上記目的を達成するため、
画像情報に応じた電界が印加される一対の電極間に配置
され、前記電界に応じて回転して所定の画像を表示する
帯電および着色された複数層の表示素子を有する表示装
置において、前記複数層の表示素子のうち観察者側から
見て第1層の前記表示素子を第2層以降の前記表示素子
より大なる密度で二次元状に配置したシート状支持体を
備えたことを特徴とする表示装置を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施の形
態に係る表示装置を示す。この表示装置1は、シート状
の表示体2と、この表示体2を駆動する駆動装置3とか
ら構成されている。
【0013】表示体2は、複数の二色粒子20を支持す
る透明支持体21を備えており、透明支持体21は、各
二色粒子20の周囲にキャビティ21aを形成し、キャ
ビティ21aを透明の液体22で満たして二色粒子20
を液体22中に浮遊させている。
【0014】透明支持体21には、例えば、シリコーン
ゴム等の透明エラストマーを用いることができる。
【0015】駆動装置3は、表示体2の表示側Aに横方
向(紙面垂直方向)に走るように複数の透明な横電極3
0aを配列してなる横電極群30と、表示体2の非表示
側Bに縦方向(紙面上下方向)に走るように複数の縦電
極31aを配列してなる縦電極群31と、入力される画
像情報Sに応じて両電極群30,31に直流電圧を印加
する駆動回路32とを備えている。透明の横電極30a
は、例えば、インジウム錫酸化物(ITO)等の透明導
電膜を用いることができる。両電極群30,31は、同
一基板あるいは別基板上に設けられた薄膜トランジスタ
等のスイッチング素子によって駆動されるようになって
いる。駆動回路32は、入力される画像情報Sに応じて
両電極群30,31に直流電圧を印加することで複数の
二色粒子20に電界を印加するようになっている。
【0016】二色粒子20は、表面に半球毎に黒色表示
領域20aと白色表示領域20bが形成され、液体22
中で表面が相対的に正負に帯電し、かつ、粒子20全体
として一定の正味電荷を有するように構成されている。
なお、本実施の形態では、二色粒子20の特性として黒
表示領域20aが白表示領域20bに対して相対的に負
になり、かつ粒子20全体として負に帯電しているもの
とする。また、二色粒子20は、表示側Aに配列された
第1層の二色粒子20は、表示側Aの横電極群30から
計って電極群30,31間距離Lの略4分の1の範囲内
に配置され、かつ、稠密に配置され、その他の領域に配
置されている二色粒子20は、ランダムに低充填率で配
置されている。
【0017】次に、表示体2の一製造方法を説明する。
二色粒子20は、ポリエチレンワックスを母材とし、こ
れを溶融した状態でマンガン,銅,鉄等の酸化物からな
る黒顔料と、また、チタンの酸化物からなる白顔料と別
々に混合する。これら混合物を溶融状態で回転ディスク
を用いて二色粒子20を形成する。次に、二色粒子20
と硬化前の透明シリコーンゴムを混合し、脱泡した後、
シート状にコーティングする。表示側Aに配列される第
1層の二色粒子20を極力シート片側に寄せ、かつ密に
配列するために、重力や遠心力を使ったり、予め基板上
に各種の方法で密な二色粒子20層を形成しておき、硬
化前の透明シリコーンゴムをオーバーコートしても良
い。次に、室温または昇温した状態で透明シリコーンゴ
ムを硬化させる。これで二色粒子20が透明エラストマ
ーによって支持され、かつ一方の側に密な二色粒子20
が配置されたシートが形成される。次にこのシートをシ
リコーンオイルに浸漬すると、シリコーンオイルがシリ
コーンゴムの中に浸透してシリコーンゴムを膨潤させ、
各二色粒子20の周囲にシリコーンオイル(22)で満
ちたキャビティ21aを形成する。同時に二色粒子20
はシリコーンオイルと接することによって、白部と黒部
の表面状態の違いから双極子を有することになる。この
ようにして二色粒子20を回転制御して表示するのに必
要な基本機能がシートに付与された表示体2が得られ
る。
【0018】次に、上記第1の実施の形態の動作を説明
する。駆動回路32から画像情報Sに応じて両電極群3
0,31に直流電圧を印加し、外側から表示体2に電界
を印加すると、二色粒子20はその双極子状の表面電荷
分布から電界方向に対して安定な姿勢をとるように必要
に応じて回転運動を起こす。この結果、表示側Aの画像
観察者に対して画像情報Sに応じた半球を向けることが
でき、白および黒からなる画像を表示できる。さらに、
二色粒子20は、粒子20全体として一定の正味電荷を
有するため、回転運動と同時に並進運動を起こし、キャ
ビティ21aの壁に付着する。一旦キャビティ20aの
壁に付着すると、電界が除去されても二色粒子20は静
電力やファンデルワールス力等の付着力によってキャビ
ティ21aの壁に留まろうとし、これが無電源画像保持
性(メモリ性)を与えている。
【0019】図2は、本装置1の表示状態を示す。縦電
極群31をライン選択入力用、横電極群30を画像信号
入力用とし、図2に示すように、縦電極31aに0ボル
ト(ライン選択状態)、横電極30aに画像信号に応じ
て0ボルトか+V2 ボルトを印加する。すると、横電極
30aに+V2 ボルトが印加された箇所は粒子20が反
転し、黒表示領域20a側を表示側Aに向けるようにな
り、画像が形成される。
【0020】一方、表示体2の内外に等電位線4が、図
2に示すように、発生する。表示体2外、すなわち横電
極30aの左側ではほぼ対象な広がりを見せるが、表示
体2内では、2つの横電極30aと0ボルトの縦電極3
1aの影響を受けた曲線の張り出しが見られる。電気力
線は、図示されていないが、+V2 ボルトが印加された
横電極30aから出て等電位線4に垂直に交わる経路を
辿って0ボルトの横電極30aと、同じく0ボルトの縦
電極31aにやはり垂直に入る。二色粒子20は前述の
ように双極子であるため、電界が印加された時の安定な
姿勢は黒表示領域20a,白表示領域20b間の境界
(赤道面と呼ぶ)を等電位線4に重ね、さらに黒表示領
域20aが+V2 ボルト側に向く形態である。従って、
図2のような等電位線4が形成された場合、安定な粒子
20の向きは図7に示すようにはならず、特に白として
留まっているべき0ボルトの横電極30aと縦電極31
aの間に位置する粒子20も影響を受け、斜めを向いた
り、縦電極31aに近い側では同図中20’で示すよう
に、粒子20’が反転して黒を向けてしまうこともあり
得る。
【0021】従来の図5〜図7に示すように粒子20の
充填密度が高くなく、粒子20間のスペースが存在する
状態であると、観察者は表示側Aに最も近い第1層の粒
子20のすき間から第2層以降の画像劣化の大きい部分
まで観察してしまう。
【0022】一方、このような等電位線4の張り出しが
あった場合でも粒子20の姿勢としてほとんど影響を受
けない領域も存在し、その部分を示すと図2において破
線で囲った領域5となる。同図では2本の横電極30a
しか示していないが、実際にはさらに隣接する横電極3
0aからの影響も受けるため、等電位線4が極力横電極
30aと平行な領域、すなわち粒子20の姿勢が画像表
示にとって好ましい領域5は、横電極30a直下で電極
群30,31間の距離Lの略1/4の領域であることが
分かる。この領域5にある粒子20は画像情報に応じた
姿勢をとることができるために、この領域5に表示側A
の粒子20の第1層を密に配置すれば、第2層以降の粒
子20の配列がいかようであっても表示側Aから見た画
質は安定し、画質劣化を抑えることができる。
【0023】上述した第1の実施の形態によれば、表示
側Aの二色粒子20の第1層が、表示側Aの横電極群3
0から計って電極群30,31間距離Lの略4分の1の
範囲E内に配置され、かつ二色粒子20が密に配置され
るため、任意画像を形成する際に隣接電極からの不要な
電界の回り込みによる不都合な画質劣化を抑制し、高品
位な画像を提供することができる。すなわち、第1層の
二色粒子20が密に配置していれば、隙間は最小限にな
るとともに、第2層以降の粒子20が表示体2の表示側
Aの面からより遠ざかるために、第2層以降の粒子20
が観察者に向けている色が観察者に与える影響は小さく
なる。換言すれば、第1層の二色粒子20の配向が観察
者の感知する画像状態のほとんどを決める。また、二色
粒子20は、キャビティ21aの壁に一旦付着した後
は、電界が除去されても二色粒子20は静電力やファン
デルワールス力等の付着力によってキャビティ21aの
壁に留まろうとするので、無電源画像保持性(メモリ
性)を有することができる。また、電界制御のみで画像
の書き込みが可能なため、二次元駆動等によって高速な
表示が可能となり、色素の添加によって高いコントラス
トが得易い。
【0024】図3は、本発明の第2の実施の形態に係る
表示装置を示す。この表示装置1は、表示側Aに配置さ
れた第1層および第2層の二色粒子20を密に配置し、
残りの領域には二色粒子20を配置していないものであ
り、他は第1の実施の形態と同様に構成されている。こ
の第2の実施の形態によれば、第1層の粒子20が表示
側Aの横電極群30から計って電極群30,31間の距
離Lの略4分の1の範囲内に配置され、かつ二色粒子2
0が密に配置されているので、第1の実施の形態と同様
に、画像情報Sに応じて電界を印加した後の第1層の粒
子20の姿勢はほぼ画像情報S通りになり、高品位な画
質を提供することができる。また、第1層の二色粒子2
0と第2層の二色粒子20は、千鳥に配置されているの
で、第1層の二色粒子20間の隙間から第2層の二色粒
子20を見ることができるため、高いコントラストが得
られる。
【0025】図4は、本発明の第3の実施の形態に係る
表示装置を示す。この表示装置1は、表示体2の全領域
に二色粒子20を密に配置したものである。この第3の
実施の形態によれば、表示体2の全領域に配置された二
色粒子20のうち表示側Aの横電極群30から計って電
極群30,31間の距離Lの略4分の1の範囲内に配置
された粒子20が、画像情報S通りになるので、第1の
実施の形態と同様に、高品位な画質を提供することがで
きる。なお、同図では粒子20の直径を表示体2の厚み
に対して1/4弱として描いたが、粒子20の直径が表
示体2の厚みに対して小さくなればなるほど表示側Aの
第1層の粒子20が横電極群30に近づき、画像書き込
み後の粒子20の姿勢がより画像情報Sに対して忠実に
なり、画質が一層改善されることは言うまでもない。
【0026】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れず、種々な実施の形態が可能である。例えば、表示体
2を電極群30,31に対し抜き差し可能な構成にして
もよい。また、上記実施の形態では、電極の組み合わせ
として横電極群30と縦電極群31を用いた場合につい
て説明したが、表示側Aにマトリックス状の個別電極群
を用い、非表示側Bに面状電極を用いてもよく、表示側
A,非表示側Bともに、マトリクス状の個別電極群を用
いてもよい。また、表示素子として、二色粒子について
説明したが、円柱,角柱等の柱状を有し、柱状の周面に
複数の表示領域を均等に形成したものを用いてもよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の表示装置
は、隣接する画素の電界の影響を受け難い領域に複数の
表示素子を配置することにより、隣接する画素の電界に
よる画質劣化を防止することが可能になる。また、観察
者側から見て第1層の表示素子を第2層以降の表示素子
より大なる密度で配置することにより、隣接する画素の
電界の影響によって第2層以降の表示素子が反転して
も、観察者側からその反転した表示素子が認識され難い
ため、隣接する画素の電界による画質劣化を防止するこ
とが可能になる。また、表示素子は、表面が正負に帯電
し、かつ、全体として正あるいは負の正味電荷を有する
ので、印加された電界の方向に応じて表示素子が回転運
動と同時に並進運動を起こし、透光性液体中を移動し、
シート状支持体の壁に付着すると、電界が除去されても
表示素子は静電力やファンデルワールス力等の付着力に
よってシート状支持体の壁に留まろうとする性質を有す
ので、画像メモリ性を備えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る表示装置の概
略構成図である。
【図2】第1の実施の形態に係る表示装置の表示状態を
示す図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る表示装置の概
略構成図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係る表示装置の概
略構成図である。
【図5】従来の表示装置の概略構成図である。
【図6】従来の表示装置の表示状態を示す図である。
【図7】従来の表示装置の表示状態を示す図である。
【符号の説明】
1 表示装置 2 表示体 3 駆動装置 4 等電位線 5 領域 20 二色粒子 20’ 不要な電界の影響で反転した二色粒子 20a 黒色表示領域 20b 白色表示領域 21 透明支持体 21a キャビティ 22 液体 30a 横電極 30 横電極群 31a 縦電極 31 縦電極群 32 駆動回路 A 表示側 B 非表示側 S 画像情報
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C094 AA02 AA06 AA09 AA22 AA45 AA54 BA09 BA52 BA63 BA75 BA84 BA93 BA94 BA95 CA01 CA14 CA19 CA23 DA06 DA11 EA04 EA05 EA07 EB02 FA02 FA10 FB01 FB04 FB06 FB16 JA08

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示された画像を保持する表示装置におい
    て、 表面が正負に帯電し、かつ、全体として正あるいは負の
    正味電荷を有し、前記表面に複数の色を表示する複数の
    表示領域が形成された複数の表示素子と、 前記所定の距離を設けて配置され、一方を画像表示側と
    する一対の電極と、 前記一対の電極間に設けられ、前記一対の電極のうち前
    記画像表示側の前記電極から計って前記所定の距離の略
    4分の1の範囲内に前記複数の表示素子を透光性液体中
    に浮遊させて二次元状に配置した透明のシート状支持体
    と、 前記一対の電極に直流電圧を印加することにより前記複
    数の表示素子に画像情報に応じた方向の電界を印加して
    前記複数の表示領域の1つを前記画像表示側に向ける駆
    動手段とを備えたことを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】前記所定の距離の略4分の1の範囲内に配
    置された前記複数の表示素子は、稠密に配置された構成
    の請求項1記載の表示装置。
  3. 【請求項3】前記シート状支持体は、前記一対の電極に
    対し着脱可能とした構成の請求項1記載の表示装置。
  4. 【請求項4】前記シート状支持体は、所定の厚さを有
    し、前記所定の厚さ方向全体にわたって前記複数の表示
    素子を透光性液体中に浮遊させて稠密に配置した構成の
    請求項1記載の表示装置。
  5. 【請求項5】前記複数の表示素子は、球状を有し、 前記複数の表示領域は、前記球状の表面に半球毎に形成
    され、2色を表示する構成の請求項1記載の表示装置。
  6. 【請求項6】前記複数の表示素子は、円柱,角柱等の柱
    状を有し、 前記複数の表示領域は、前記柱状の周面に均等に形成さ
    れた構成の請求項1記載の表示装置。
  7. 【請求項7】前記一対の電極は、縦方向線状電極群と横
    方向線状電極群との組合せ、面状電極とマトリクス状の
    個別電極群との組合せ、あるいはマトリクス状の個別電
    極群同士の組合せから構成された請求項1記載の表示装
    置。
  8. 【請求項8】画像情報に応じた電界が印加される一対の
    電極間に配置され、前記電界に応じて回転して所定の画
    像を表示する帯電および着色された複数層の表示素子を
    有する表示装置において、 前記複数層の表示素子のうち観察者側から見て第1層の
    前記表示素子を第2層以降の前記表示素子より大なる密
    度で二次元状に配置したシート状支持体を備えたことを
    特徴とする表示装置。
  9. 【請求項9】前記シート状支持体は、前記一対の電極に
    対し着脱可能とした構成の請求項8記載の表示装置。
  10. 【請求項10】前記複数の表示素子は、球状を有し、 前記複数の表示領域は、前記球状の表面に半球毎に形成
    され、2色を表示する構成の請求項8記載の表示装置。
  11. 【請求項11】前記複数の表示素子は、円柱,角柱等の
    柱状を有し、 前記複数の表示領域は、前記柱状の周面に均等に形成さ
    れた構成の請求項8記載の表示装置。
  12. 【請求項12】前記一対の電極は、縦方向線状電極群と
    横方向線状電極群との組合せ、面状電極とマトリクス状
    の個別電極群との組合せ、あるいはマトリクス状の個別
    電極群同士の組合せから構成された請求項8記載の表示
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003216111A (ja) * 2002-01-28 2003-07-30 Sharp Corp 表示装置および表示システム
JP2013225149A (ja) * 2010-12-13 2013-10-31 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 電子ペーパー表示装置及びその製造方法

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